JPH0219328B2 - - Google Patents
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- JPH0219328B2 JPH0219328B2 JP60138366A JP13836685A JPH0219328B2 JP H0219328 B2 JPH0219328 B2 JP H0219328B2 JP 60138366 A JP60138366 A JP 60138366A JP 13836685 A JP13836685 A JP 13836685A JP H0219328 B2 JPH0219328 B2 JP H0219328B2
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- connecting rod
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Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、内燃機関のピストンとクランク軸と
の連結をなすコンロツドの大端部に取り付けられ
る軸受メタルの位置決め構造に係わり、特に、破
断によつて2分割される大端部を備えたコンロツ
ドに用いて好適な軸受メタルの位置決め構造に関
するものである。
の連結をなすコンロツドの大端部に取り付けられ
る軸受メタルの位置決め構造に係わり、特に、破
断によつて2分割される大端部を備えたコンロツ
ドに用いて好適な軸受メタルの位置決め構造に関
するものである。
「従来の技術」
従来、第1図に示すように、内燃機関のピスト
ンとクランク軸(いずれも図示略)とを連結する
コンロツド1は、クランク軸が取り付けられる大
端部1aと、ピストンが取り付けられる小端部1
bと、両端部1a,1bを連結する幹部1cとに
よつて構成されている。さらに前記大端部1a
は、小端部1bおよび幹部1cが一体化されたロ
ツド側2に、該ロツド側2と別体に形成されたキ
ヤツプ側3をボルトで固定することによつて構成
されていて、内周面に、コンロツド1とクランク
軸との滑りを円滑にするために半円弧状の軸受メ
タル4(4a,4b)が取り付けられている。
ンとクランク軸(いずれも図示略)とを連結する
コンロツド1は、クランク軸が取り付けられる大
端部1aと、ピストンが取り付けられる小端部1
bと、両端部1a,1bを連結する幹部1cとに
よつて構成されている。さらに前記大端部1a
は、小端部1bおよび幹部1cが一体化されたロ
ツド側2に、該ロツド側2と別体に形成されたキ
ヤツプ側3をボルトで固定することによつて構成
されていて、内周面に、コンロツド1とクランク
軸との滑りを円滑にするために半円弧状の軸受メ
タル4(4a,4b)が取り付けられている。
これら軸受メタル4(4a,4b)がコンロツ
ド1にセツトされたときには、軸受メタル双方の
合わせ部に薄肉部のクラツシユリリーフCが形成
されている関係上、第1図中左右位置の内面に凹
所が形成される。この凹所は、運転中においてコ
ンロツド1に慣性力が働き軸受メタル4(4a,
4b)の内面が第1図中上下方向へ長く延びるよ
う変形してしまうときであつても、軸受メタルと
クランク軸との第1図における左右方向のクリア
ランスが「0」となるのを防ぎ、軸受メタルとク
ランク軸との間のオイル潤滑を良好に保つよう機
能するものである。
ド1にセツトされたときには、軸受メタル双方の
合わせ部に薄肉部のクラツシユリリーフCが形成
されている関係上、第1図中左右位置の内面に凹
所が形成される。この凹所は、運転中においてコ
ンロツド1に慣性力が働き軸受メタル4(4a,
4b)の内面が第1図中上下方向へ長く延びるよ
う変形してしまうときであつても、軸受メタルと
クランク軸との第1図における左右方向のクリア
ランスが「0」となるのを防ぎ、軸受メタルとク
ランク軸との間のオイル潤滑を良好に保つよう機
能するものである。
ところで、軸受メタル4は内周面で支持するク
ランク軸から周方向へ回転されるような力を受け
る。仮に、軸受メタル4がそのような力を受けて
周方向へずれると、クラツシユリリーフCの存在
により形成されている凹所の位置が第1図におけ
る左右位置からずれることとなり、所望のオイル
潤滑が行えなくなる。
ランク軸から周方向へ回転されるような力を受け
る。仮に、軸受メタル4がそのような力を受けて
周方向へずれると、クラツシユリリーフCの存在
により形成されている凹所の位置が第1図におけ
る左右位置からずれることとなり、所望のオイル
潤滑が行えなくなる。
また、軸受メタル4は内周面で支持するクラン
ク軸から軸線方向へずらされるような力も受け
る。仮に、軸受メタル4が軸線方向へずれると、
同軸受メタルの端部がクランク軸側に設けた内R
部に乗り上げるおそれが生じ、これまた好ましく
ない。
ク軸から軸線方向へずらされるような力も受け
る。仮に、軸受メタル4が軸線方向へずれると、
同軸受メタルの端部がクランク軸側に設けた内R
部に乗り上げるおそれが生じ、これまた好ましく
ない。
そこで、前記軸受メタル4(4a,4b)と大
端部1aとの間には、両者の相対的な位置ずれ
(周方向並びに軸線方向のずれ)を防止するため
に位置決めのための対策が講じられている。
端部1aとの間には、両者の相対的な位置ずれ
(周方向並びに軸線方向のずれ)を防止するため
に位置決めのための対策が講じられている。
このような位置決めのための一具体例として、
第2図および第3図に示すように、ロツド側2お
よびキヤツプ側3のそれぞれに、内周面2a(3
a)と合わせ面2b(3b)との交差部に凹部5
を形成して、ロツド側2とキヤツプ側3とを突き
合わせた状態おいて一方の合わせ面2b(3b)
の一部が露出するようにしておき、それぞれの内
周面2a(3a)へ軸受メタル4(4a,4b)
を取り付けて両者を連結した際に、第4図に示す
ように各軸受メタル4(4a,4b)の各端部を
突き合わせて環状体を形成するとともに、それぞ
れの一端部に形成した外方へ向かう突出部6(6
a,6b)を前記凹部5内に嵌合させて、該突出
部6(6a,6b)の端面を前記凹部5によつて
露出させられた対向する合わせ面2b(3b)へ
当接させることにより、コンロツド1と軸受メタ
ル4(4a,4b)との位置決めを行なう構造の
ものが知られている。
第2図および第3図に示すように、ロツド側2お
よびキヤツプ側3のそれぞれに、内周面2a(3
a)と合わせ面2b(3b)との交差部に凹部5
を形成して、ロツド側2とキヤツプ側3とを突き
合わせた状態おいて一方の合わせ面2b(3b)
の一部が露出するようにしておき、それぞれの内
周面2a(3a)へ軸受メタル4(4a,4b)
を取り付けて両者を連結した際に、第4図に示す
ように各軸受メタル4(4a,4b)の各端部を
突き合わせて環状体を形成するとともに、それぞ
れの一端部に形成した外方へ向かう突出部6(6
a,6b)を前記凹部5内に嵌合させて、該突出
部6(6a,6b)の端面を前記凹部5によつて
露出させられた対向する合わせ面2b(3b)へ
当接させることにより、コンロツド1と軸受メタ
ル4(4a,4b)との位置決めを行なう構造の
ものが知られている。
「発明が解決しようとする問題点」
本発明は、前述した従来の技術における次のよ
うな問題点を解決せんとするものである。
うな問題点を解決せんとするものである。
すなわち、前述した従来の位置決め構造を破断
分割型の大端部を有するコンロツド、すなわち、
例えば特開昭58−37311号公報に示されるように、
環状に形成された大端部を破断により2分割して
ロツド側とキヤツプ側とを形成したコンロツドで
あつて、ロツド側とキヤツプ側との合わせ面(こ
の場合は分割面)を意図的に粗面化して、大端部
の内面加工時における両者のずれを分割面相互の
引つ掛かりにより防止するようにしたコンロツド
に適用せんとした場合には、分割面が粗面化され
ていることから、軸受メタルと分割面との接触状
態が一定せず、また、分割の際の加工条件等によ
つて分割面の粗面化の状態や分割位置が変化し、
これに起因して、軸受メタルと大端部との位置決
めにばらつきが発生してしまうといつた問題点で
ある。
分割型の大端部を有するコンロツド、すなわち、
例えば特開昭58−37311号公報に示されるように、
環状に形成された大端部を破断により2分割して
ロツド側とキヤツプ側とを形成したコンロツドで
あつて、ロツド側とキヤツプ側との合わせ面(こ
の場合は分割面)を意図的に粗面化して、大端部
の内面加工時における両者のずれを分割面相互の
引つ掛かりにより防止するようにしたコンロツド
に適用せんとした場合には、分割面が粗面化され
ていることから、軸受メタルと分割面との接触状
態が一定せず、また、分割の際の加工条件等によ
つて分割面の粗面化の状態や分割位置が変化し、
これに起因して、軸受メタルと大端部との位置決
めにばらつきが発生してしまうといつた問題点で
ある。
「問題点を解決するための手段」
本発明は前述した従来の問題点を有効に解決し
得る破断分割型コンロツドにおける軸受メタルの
位置決め構造を提供せんとするもので、該位置決
め構造は、軸受メタルの外周に、該軸受メタルの
軸線方向の移動を規制するための第1の突起が軸
線方向の中央部に半径方向外方へ突出して設けら
れるとともに、同軸受メタルの周方向の移動を規
制するための第2の突起が、軸線方向の端部に半
径方向外方へ突出して設けられ、コンロツド大端
部の内面には前記軸受メタルの第1、第2の突起
に対応して、軸線方向の中央部に第1の溝が、ま
た軸線方向の端部に第2の溝がそれぞれ設けられ
ていることを特徴とする。
得る破断分割型コンロツドにおける軸受メタルの
位置決め構造を提供せんとするもので、該位置決
め構造は、軸受メタルの外周に、該軸受メタルの
軸線方向の移動を規制するための第1の突起が軸
線方向の中央部に半径方向外方へ突出して設けら
れるとともに、同軸受メタルの周方向の移動を規
制するための第2の突起が、軸線方向の端部に半
径方向外方へ突出して設けられ、コンロツド大端
部の内面には前記軸受メタルの第1、第2の突起
に対応して、軸線方向の中央部に第1の溝が、ま
た軸線方向の端部に第2の溝がそれぞれ設けられ
ていることを特徴とする。
「作用」
本発明によれば、軸受メタルとコンロツド大端
部に、軸受メタルの軸線方向の移動を規制する一
対の突起と溝を、また、軸受メタルの周方向の移
動を規制する一対の突起と溝を、それぞれ別個に
独立して設けているため、それらを形成する場
合、規制せんとする方向の精度のみ確保すればよ
く、コンロツドおよび軸受メタルの製作が容易と
なり、かつ大端部の分割位置にかかわりなく軸受
メタルの確実な位置決めを行なうことが可能とな
る。
部に、軸受メタルの軸線方向の移動を規制する一
対の突起と溝を、また、軸受メタルの周方向の移
動を規制する一対の突起と溝を、それぞれ別個に
独立して設けているため、それらを形成する場
合、規制せんとする方向の精度のみ確保すればよ
く、コンロツドおよび軸受メタルの製作が容易と
なり、かつ大端部の分割位置にかかわりなく軸受
メタルの確実な位置決めを行なうことが可能とな
る。
「実施例」
以下、本発明を第5図〜第11図に示す好適な
一実施例に基づき詳細に説明する。
一実施例に基づき詳細に説明する。
第5図中、符号7は本実施例が適用されたコン
ロツドを示すもので、大端部8、小端部9および
幹部10によつて構成され、大端部8は図に示す
ように上下に2分割可能な構造とされ、ボルトに
よつて一体的に固定される構造となつている。
ロツドを示すもので、大端部8、小端部9および
幹部10によつて構成され、大端部8は図に示す
ように上下に2分割可能な構造とされ、ボルトに
よつて一体的に固定される構造となつている。
また、符号11は大端部8に取り付けられる軸
受メタルであつて、大端部8と同様上下に2分割
可能な構造とされている。そして、この軸受メタ
ル11を構成する上側軸受メタル半体11aおよ
び下側軸受メタル半体11bは、前記大端部8の
内周面とほぼ同一の曲率を有するように形成さ
れ、かつ、合わせ面を中心として互いに対称な形
状に作られている。
受メタルであつて、大端部8と同様上下に2分割
可能な構造とされている。そして、この軸受メタ
ル11を構成する上側軸受メタル半体11aおよ
び下側軸受メタル半体11bは、前記大端部8の
内周面とほぼ同一の曲率を有するように形成さ
れ、かつ、合わせ面を中心として互いに対称な形
状に作られている。
次に、上記軸受メタル半体11a(11b)に
ついて説明するが、ここでは、説明を簡略化する
ため、下側の軸受メタル半体11bについてのみ
説明し、上側の軸受メタル半体11aについては
同一符号を付し、その説明を省略する。
ついて説明するが、ここでは、説明を簡略化する
ため、下側の軸受メタル半体11bについてのみ
説明し、上側の軸受メタル半体11aについては
同一符号を付し、その説明を省略する。
下側の軸受メタル半体11bは、第7図に示す
ように外周側の裏金12と内側の表金13との2
層構造となつていて、その外周には第6図および
第7図に示すように、一方の合わせ面(図中左側
の合わせ面)上であつて軸線l方向の中央部(端
部を除いた意味の中央部)に、半径方向外方へ突
出する第1の突起14が形成されている。この突
起14は、軸線と平行する線l1を基準に、そこか
ら周方向先端側を半径方向外方へ折曲することに
よつて形成されている。また、同下側軸受メタル
半体11bの外周には、一方の合わせ面上であつ
て軸線方向の一端側に、半径方向外方へ突出する
第2の突起15が形成されている。この突起15
は、合わせ面から若干下方へ下がつた位置に軸線
に平行に延びる切り込みを入れ、この切り込みの
上側部分を軸受メタル半体11a,11b同士の
合わせ面に直交する線l2を基準に、そこから外方
へ折曲することによつて形成されている。すなわ
ち、第1の突起14と第2の突起15とは、それ
ぞれ折曲される方向が90゜ずれている。前記第1
の突起14の外側面には前記軸受メタルの軸線l
に直交する係止面14a,14bが形成され、ま
た、前記第2の突起15の第7図中下側の側面す
なわち軸受メタル合わせ面の反対側の側面には、
該合わせ面に平行な係止面15a,15bが形成
されている。
ように外周側の裏金12と内側の表金13との2
層構造となつていて、その外周には第6図および
第7図に示すように、一方の合わせ面(図中左側
の合わせ面)上であつて軸線l方向の中央部(端
部を除いた意味の中央部)に、半径方向外方へ突
出する第1の突起14が形成されている。この突
起14は、軸線と平行する線l1を基準に、そこか
ら周方向先端側を半径方向外方へ折曲することに
よつて形成されている。また、同下側軸受メタル
半体11bの外周には、一方の合わせ面上であつ
て軸線方向の一端側に、半径方向外方へ突出する
第2の突起15が形成されている。この突起15
は、合わせ面から若干下方へ下がつた位置に軸線
に平行に延びる切り込みを入れ、この切り込みの
上側部分を軸受メタル半体11a,11b同士の
合わせ面に直交する線l2を基準に、そこから外方
へ折曲することによつて形成されている。すなわ
ち、第1の突起14と第2の突起15とは、それ
ぞれ折曲される方向が90゜ずれている。前記第1
の突起14の外側面には前記軸受メタルの軸線l
に直交する係止面14a,14bが形成され、ま
た、前記第2の突起15の第7図中下側の側面す
なわち軸受メタル合わせ面の反対側の側面には、
該合わせ面に平行な係止面15a,15bが形成
されている。
また、軸受メタル半体11bの周方向両端部
(合わせ面近傍)は、第8図に示すように表金1
3が薄肉化されており、クラツシユリリーフCが
形成されている。
(合わせ面近傍)は、第8図に示すように表金1
3が薄肉化されており、クラツシユリリーフCが
形成されている。
一方、前記コンロツド7の大端部8は、第9図
に示すようにその一方の側面に、長さ方向と直交
しかつ大端部8の中心を通る半径方向の線に沿つ
てU字溝21が1組形成され、また、他方の側面
には、前記U字溝21と同一の条件でV字溝22
が1組形成されている(第10図参照)。これら
の両溝21,22は、前記大端部8に設定された
分割ラインLに沿つて応力集中部を形成し、該大
端部8を分割する際に、極力分割ラインLに沿つ
た破断を行なわせるために形成されるものであ
る。
に示すようにその一方の側面に、長さ方向と直交
しかつ大端部8の中心を通る半径方向の線に沿つ
てU字溝21が1組形成され、また、他方の側面
には、前記U字溝21と同一の条件でV字溝22
が1組形成されている(第10図参照)。これら
の両溝21,22は、前記大端部8に設定された
分割ラインLに沿つて応力集中部を形成し、該大
端部8を分割する際に、極力分割ラインLに沿つ
た破断を行なわせるために形成されるものであ
る。
さらに、前記大端部8を構成するロツド側半体
8aおよびキヤツプ側半体8bには、前記軸受メ
タル11の両突起14,15に対応して第1の溝
23、第2の溝24がそれぞれ形成されている。
8aおよびキヤツプ側半体8bには、前記軸受メ
タル11の両突起14,15に対応して第1の溝
23、第2の溝24がそれぞれ形成されている。
すなわち、大端部半体8a(8b)には、第1
0図および第11図に示すように、内周面と一方
の分割面との交差部分であつて軸線方向の中央部
に第1の溝23が形成されている。この溝23
は、軸受メタル11を大端部8に組み付けた際、
軸受メタル11の突起14の両外側面と係合し
て、同軸受メタル11のコンロツド7に対する軸
線方向に相対移動を規制するものである。また、
大端部半体8a(8b)には、内周面と一方の分
割面との交差部分であつて軸線方向の端部に第2
の溝24が形成されている。この溝24は、軸受
メタル11を大端部8に組み付けた際、軸受メタ
ル11の突起15の上下端面と係合して、同軸受
メタル11のコンロツド7に対する周方向の相対
移動を規制するものである。第1の溝23には前
記第1の突起14の係止面14a,14bに対応
する係止面23a,23bがコンロツド大端部の
軸線に直交して形成され、第2の溝24には前記
第2の突起15の係止面15a,15bに対応す
る係止面24a,24bがコンロツド大端部の合
わせ面に平行に形成されている。
0図および第11図に示すように、内周面と一方
の分割面との交差部分であつて軸線方向の中央部
に第1の溝23が形成されている。この溝23
は、軸受メタル11を大端部8に組み付けた際、
軸受メタル11の突起14の両外側面と係合し
て、同軸受メタル11のコンロツド7に対する軸
線方向に相対移動を規制するものである。また、
大端部半体8a(8b)には、内周面と一方の分
割面との交差部分であつて軸線方向の端部に第2
の溝24が形成されている。この溝24は、軸受
メタル11を大端部8に組み付けた際、軸受メタ
ル11の突起15の上下端面と係合して、同軸受
メタル11のコンロツド7に対する周方向の相対
移動を規制するものである。第1の溝23には前
記第1の突起14の係止面14a,14bに対応
する係止面23a,23bがコンロツド大端部の
軸線に直交して形成され、第2の溝24には前記
第2の突起15の係止面15a,15bに対応す
る係止面24a,24bがコンロツド大端部の合
わせ面に平行に形成されている。
次いで、前記軸受メタル11をコンロツド7の
大端部8に取り付ける際の操作について説明すれ
ば、以下の通りである。
大端部8に取り付ける際の操作について説明すれ
ば、以下の通りである。
分割されたコンロツド大端部8のロツド側およ
びキヤツプ側の各半体8a,8bに、それぞれの
内周面に沿わせるように軸受メタル半体11a,
11bを挿入するとともに、各軸受メタル半体の
第1の突起14および第2の突起15を、大端部
8の溝23,24にそれぞれ嵌合させる。
びキヤツプ側の各半体8a,8bに、それぞれの
内周面に沿わせるように軸受メタル半体11a,
11bを挿入するとともに、各軸受メタル半体の
第1の突起14および第2の突起15を、大端部
8の溝23,24にそれぞれ嵌合させる。
しかるのちに、分割した大端部のロツド側8a
とキヤツプ側8bとを再度突き合わせてボルトで
連結することにより取り付けを完了する。
とキヤツプ側8bとを再度突き合わせてボルトで
連結することにより取り付けを完了する。
このような取り付け操作に際し、コンロツド大
端部のロツド側8aとキヤツプ側8bとの突き合
わせに伴つて、両軸受メタル半体11a,11b
の各端面が当接させられ、さらに、ボルトの締め
付け力を増すことによつて、軸受メタル11が大
端部8の内周面に圧接させられてコンロツド7へ
一体化される。
端部のロツド側8aとキヤツプ側8bとの突き合
わせに伴つて、両軸受メタル半体11a,11b
の各端面が当接させられ、さらに、ボルトの締め
付け力を増すことによつて、軸受メタル11が大
端部8の内周面に圧接させられてコンロツド7へ
一体化される。
そして、このようにして取り付けられた前記軸
受メタル11は、第1の突起14の両外側係止面
14a,14bが大端部8の溝23の両内側係止
面23a,23bにそれぞれ係合することで、同
軸受メタル11のコンロツド7に対する軸線方向
の相対的移動が規制され、また、第2の突起15
の上下係止面15a,15bが、大端部8の溝2
4の上下係止面24a,24bにそれぞれ係合す
ることで、コンロツド7に対する周方向の相対移
動が規制される。
受メタル11は、第1の突起14の両外側係止面
14a,14bが大端部8の溝23の両内側係止
面23a,23bにそれぞれ係合することで、同
軸受メタル11のコンロツド7に対する軸線方向
の相対的移動が規制され、また、第2の突起15
の上下係止面15a,15bが、大端部8の溝2
4の上下係止面24a,24bにそれぞれ係合す
ることで、コンロツド7に対する周方向の相対移
動が規制される。
加えて、この実施例では、第1の突起14を軸
受メタル半体11a(11b)の合わせ面に配置
させているから、軸受メタル半体を大端部8にセ
ツトする際、目視によつて確認しながら突起14
を溝23に嵌合させることができ、組み付け作業
性に優れるという利点が得られる。
受メタル半体11a(11b)の合わせ面に配置
させているから、軸受メタル半体を大端部8にセ
ツトする際、目視によつて確認しながら突起14
を溝23に嵌合させることができ、組み付け作業
性に優れるという利点が得られる。
また、突起を設けた際突起の周辺は多少なりと
も板厚が変化して一様な厚さを得にくく成るが、
上述のように配置すれば、両突起を離して配置す
ることができ、軸受メタル11をほぼ一様な厚さ
にすることが可能となる。
も板厚が変化して一様な厚さを得にくく成るが、
上述のように配置すれば、両突起を離して配置す
ることができ、軸受メタル11をほぼ一様な厚さ
にすることが可能となる。
さらに、上記実施例の如く、第1および第2の
突起14,15双方を、軸受メタル半体11a
(11b)の合わせ面上に配置すれば、端部は加
工が行い易いことから、突起を設ける上で加工上
の面でもまた精度の面でも有利となる。
突起14,15双方を、軸受メタル半体11a
(11b)の合わせ面上に配置すれば、端部は加
工が行い易いことから、突起を設ける上で加工上
の面でもまた精度の面でも有利となる。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明に係わる破断分割
型コンロツドにおける軸受メタルの位置決め構造
によれば、軸受メタルとコンロツド大端部に、軸
受メタルの軸線方向の移動を規制する一対の突起
と溝を、また、軸受メタルの周方向の移動を規制
する一対の突起と溝を、それぞれ別個に独立して
設け、それらの突起と溝に軸線に直交する係止面
と合わせ面に平行な係止面をそれぞれ形成してい
るため、それらを形成する場合、規制せんとする
方向の精度のみ確保すれば足り、コンロツドおよ
び軸受メタルを容易に製作することができ、しか
も、大端部の分割面の面粗度や位置が多少変化し
ても、軸受メタルの確実な位置決めを行なうこと
が可能となつた。
型コンロツドにおける軸受メタルの位置決め構造
によれば、軸受メタルとコンロツド大端部に、軸
受メタルの軸線方向の移動を規制する一対の突起
と溝を、また、軸受メタルの周方向の移動を規制
する一対の突起と溝を、それぞれ別個に独立して
設け、それらの突起と溝に軸線に直交する係止面
と合わせ面に平行な係止面をそれぞれ形成してい
るため、それらを形成する場合、規制せんとする
方向の精度のみ確保すれば足り、コンロツドおよ
び軸受メタルを容易に製作することができ、しか
も、大端部の分割面の面粗度や位置が多少変化し
ても、軸受メタルの確実な位置決めを行なうこと
が可能となつた。
第1図〜第4図は従来のコンロツドにおける軸
受メタルの位置決め構造を一例を示すもので、第
1図はコンロツドの正面図、第2図はキヤツプ側
の平面図、第3図はロツド側の底面図、第4図は
大端部の縦断面図、第5図〜第11図は本発明の
一実施例を示すもので、第5図はコンロツドおよ
び軸受メタルの分解斜視図、第6図は下側軸受メ
タル半体の平面図、第7図は第6図の−線に
沿う断面図、第8図は第7図の円部の拡大断面
図、第9図はコンロツドの正面図、第10図はコ
ンロツドの一部を省略した縦断面側面図、第11
図は第9図のXI−XI線に沿う矢視断面図である。 7……コンロツド、8……大端部、8a……大
端部半体、8b……大端部半体、9……小端部、
10……幹部、11……軸受メタル、11a……
軸受メタル半体、11b……軸受メタル半体、1
4……第1の突起、14a,14b,15a,1
5b,23a,23b,24a,24b……係止
面、15……第2の突起、23……第1の溝、2
4……第2の溝、L……分割ライン。
受メタルの位置決め構造を一例を示すもので、第
1図はコンロツドの正面図、第2図はキヤツプ側
の平面図、第3図はロツド側の底面図、第4図は
大端部の縦断面図、第5図〜第11図は本発明の
一実施例を示すもので、第5図はコンロツドおよ
び軸受メタルの分解斜視図、第6図は下側軸受メ
タル半体の平面図、第7図は第6図の−線に
沿う断面図、第8図は第7図の円部の拡大断面
図、第9図はコンロツドの正面図、第10図はコ
ンロツドの一部を省略した縦断面側面図、第11
図は第9図のXI−XI線に沿う矢視断面図である。 7……コンロツド、8……大端部、8a……大
端部半体、8b……大端部半体、9……小端部、
10……幹部、11……軸受メタル、11a……
軸受メタル半体、11b……軸受メタル半体、1
4……第1の突起、14a,14b,15a,1
5b,23a,23b,24a,24b……係止
面、15……第2の突起、23……第1の溝、2
4……第2の溝、L……分割ライン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 破断によつて2分割されるコンロツドの大端
部8(8a,8b)に一対の半円弧状の軸受メタ
ル11(11a,11b)を取り付けるための位
置決め構造であつて、前記軸受メタル同士の合わ
せ面には、それぞれ該軸受メタルの軸線方向の移
動を規制するための第1の突起14が軸線方向の
中央部に半径方向外方へ突出して設けられるとと
もに、同軸受メタルの周方向の移動を規制するた
めの第2の突起15が、軸線方向の端部に半径方
向外方へ突出して設けられ、 前記第1の突起は前記軸受メタルの軸線に平行
な線l1を折曲中心として外方へ折り曲げられて設
けられるとともに、該第1の突起の側面には前記
軸線に直交する係止面14a,14bが形成さ
れ、 前記第2の突起は前記合わせ面に直交する線l2
を折曲中心として外方に切り起こされて設けられ
るとともに、該第2の突起の前記合わせ面の反対
側の側面には該合わせ面に平行な係止面15a,
15bが形成され、 前記コンロツド大端部の内面には前記軸受メタ
ルの第1、第2の突起に対応して、軸線方向の中
央部に第1の溝23が、また軸線方向の端部に第
2の溝24がそれぞれ設けられ、 該第1の溝には前記第1の突起の係止面に対応
する係止面23a,23bが前記コンロツド大端
部の軸線に直交して形成され、第2の溝には前記
第2の突起の係止面に対応する係止面24a,2
4bが前記コンロツド大端部の合わせ面に平行に
形成されていることを特徴とする破断分割型コン
ロツドにおける軸受メタルの位置決め構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13836685A JPS622016A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 破断分割型コンロツドにおける軸受メタルの位置決め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13836685A JPS622016A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 破断分割型コンロツドにおける軸受メタルの位置決め構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS622016A JPS622016A (ja) | 1987-01-08 |
| JPH0219328B2 true JPH0219328B2 (ja) | 1990-05-01 |
Family
ID=15220248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13836685A Granted JPS622016A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 破断分割型コンロツドにおける軸受メタルの位置決め構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS622016A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6312159B1 (en) | 1998-12-16 | 2001-11-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Bearing metal positioning structure in a split connecting rod |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5234705B2 (ja) * | 2006-09-04 | 2013-07-10 | Ntn株式会社 | ころ軸受 |
| JP5133537B2 (ja) * | 2006-09-04 | 2013-01-30 | Ntn株式会社 | ころ軸受、カムシャフト支持構造、内燃機関、およびころ軸受の組み込み方法 |
| EP2060808B1 (en) | 2006-09-04 | 2012-10-10 | NTN Corporation | Roller bearing, cam shaft support structure, internal combustion engine, and method of assembling roller bearing |
| JP5234704B2 (ja) * | 2006-09-04 | 2013-07-10 | Ntn株式会社 | ころ軸受、カムシャフト支持構造および内燃機関 |
| JP2008057737A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Ntn Corp | ころ軸受、カムシャフト支持構造および内燃機関 |
| US8251590B2 (en) * | 2009-05-29 | 2012-08-28 | Cummins Intellectual Properties, Inc. | Anti-rotation bearing assembly and bearing |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5371741A (en) * | 1976-12-08 | 1978-06-26 | Rolls Royce Motors Ltd | Bearing |
| JPS56160315U (ja) * | 1980-04-30 | 1981-11-30 |
-
1985
- 1985-06-25 JP JP13836685A patent/JPS622016A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6312159B1 (en) | 1998-12-16 | 2001-11-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Bearing metal positioning structure in a split connecting rod |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS622016A (ja) | 1987-01-08 |
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