JPH021933Y2 - - Google Patents
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- JPH021933Y2 JPH021933Y2 JP1984144646U JP14464684U JPH021933Y2 JP H021933 Y2 JPH021933 Y2 JP H021933Y2 JP 1984144646 U JP1984144646 U JP 1984144646U JP 14464684 U JP14464684 U JP 14464684U JP H021933 Y2 JPH021933 Y2 JP H021933Y2
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- metal fitting
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Description
本考案は、携帯用のラジオ、小型テレビ、その
他の電子機器における電波の受信または送信の際
に用いるロツドアンテナの傾動支持装置に関する
ものである。
他の電子機器における電波の受信または送信の際
に用いるロツドアンテナの傾動支持装置に関する
ものである。
従来、前記のようなロツドアンテナの傾動支持
装置として、第12図に示すように、伸縮多段の
アンテナ素子1の基端部に固定した基底金具2に
凸部2aを設け、台金具3に凹溝部3aを設け、
前記凸部2aと凹溝部3aを嵌合させた部分に支
軸4を貫通させ、支軸4を中心としてアンテナ素
子1が傾動可能なように前記基底金具2を台金具
3に枢着したものが一般に用いられている。そし
て、台金具3はラジオなどのセツト側に対し軸回
りに回動可能に取り付け、この回動と前記傾動と
によつて、電波の発信方向に対してアンテナ素子
1が最適の方向を向くようにしている。 ところで、前記凸部2aと凹溝部3aとが嵌合
する摩擦面には燐青銅などからなる平ワツシヤ5
を介在させ、平ワツシヤ5の両面に油を塗着して
摩耗防止を図つている。 しかし、このものでは、平ワツシヤ5と基底金
具2および台金具3との間に油を介在させていて
も、これらの摩擦面に一時的に油膜が形成される
だけであり、アンテナ素子1の傾動保持力を得る
ために、支軸4を締め付けることで、基底金具
2、台金具3および平ワツシヤ5間に圧着状態が
生じて油膜が切れ易く、早期に摩擦面で焼付が生
じたり、アンテナ素子1の傾動状態を維持でき
ず、重力でアンテナ素子1が倒れてしまうなどの
問題が発生する。このため、耐久試験によれば、
300〜500回のアンテナ素子の傾動操作で不良にな
つていた。 これを改善するために、本考案の出願人は、実
願昭55−39641号(実開昭56−142111号公報)、実
願昭56−8630号(実開昭57−122912号公報)で、
ロツドアンテナの傾動支持装置を提案している。 実願昭55−39641号の傾動支持装置は、平ワツ
シヤに代えてボスを有するワツシヤを設け、その
台金具との摩擦面にプレス打出加工による油溜凹
部を形成し、油溜凹部に油を収容すると共に、前
記ボスを基底金具の凸部に設けた支軸貫通孔に嵌
め、ワツシヤを基底金具側にほぼ固定してこれら
のがたつきを防止すると共に、組立を容易しよう
とするものである。 また、実願昭56−8630号の傾動支持装置は、基
底金具の凸部にこれを貫通する複数の油溜を設
け、ワツシヤをなくして組立を容易にすると共
に、基底金具と台金具とを異材質にして、これら
が同材質であると摩擦面に油膜が介在していても
摩耗が激しく傾動または復帰操作時の感触が悪い
ことを解消しようとするものである。
装置として、第12図に示すように、伸縮多段の
アンテナ素子1の基端部に固定した基底金具2に
凸部2aを設け、台金具3に凹溝部3aを設け、
前記凸部2aと凹溝部3aを嵌合させた部分に支
軸4を貫通させ、支軸4を中心としてアンテナ素
子1が傾動可能なように前記基底金具2を台金具
3に枢着したものが一般に用いられている。そし
て、台金具3はラジオなどのセツト側に対し軸回
りに回動可能に取り付け、この回動と前記傾動と
によつて、電波の発信方向に対してアンテナ素子
1が最適の方向を向くようにしている。 ところで、前記凸部2aと凹溝部3aとが嵌合
する摩擦面には燐青銅などからなる平ワツシヤ5
を介在させ、平ワツシヤ5の両面に油を塗着して
摩耗防止を図つている。 しかし、このものでは、平ワツシヤ5と基底金
具2および台金具3との間に油を介在させていて
も、これらの摩擦面に一時的に油膜が形成される
だけであり、アンテナ素子1の傾動保持力を得る
ために、支軸4を締め付けることで、基底金具
2、台金具3および平ワツシヤ5間に圧着状態が
生じて油膜が切れ易く、早期に摩擦面で焼付が生
じたり、アンテナ素子1の傾動状態を維持でき
ず、重力でアンテナ素子1が倒れてしまうなどの
問題が発生する。このため、耐久試験によれば、
300〜500回のアンテナ素子の傾動操作で不良にな
つていた。 これを改善するために、本考案の出願人は、実
願昭55−39641号(実開昭56−142111号公報)、実
願昭56−8630号(実開昭57−122912号公報)で、
ロツドアンテナの傾動支持装置を提案している。 実願昭55−39641号の傾動支持装置は、平ワツ
シヤに代えてボスを有するワツシヤを設け、その
台金具との摩擦面にプレス打出加工による油溜凹
部を形成し、油溜凹部に油を収容すると共に、前
記ボスを基底金具の凸部に設けた支軸貫通孔に嵌
め、ワツシヤを基底金具側にほぼ固定してこれら
のがたつきを防止すると共に、組立を容易しよう
とするものである。 また、実願昭56−8630号の傾動支持装置は、基
底金具の凸部にこれを貫通する複数の油溜を設
け、ワツシヤをなくして組立を容易にすると共
に、基底金具と台金具とを異材質にして、これら
が同材質であると摩擦面に油膜が介在していても
摩耗が激しく傾動または復帰操作時の感触が悪い
ことを解消しようとするものである。
しかし、前者の実願昭55−39641号の傾動支持
装置は、基底金具の凸部と台金具の凹溝部との嵌
合部分の隙間が0.2〜0.3mmずつの微小寸法しかな
く、前記隙間に介在させる燐青銅のワツシヤに打
出加工による油溜凹部を設けても、支軸で前記嵌
合部分を締め付けることで、油溜凹部の反対側に
突出する突起部が潰れてしまい、所期の効果が発
揮できず、また片面のみの給油では給油されない
基底金具側面の摩耗や焼付が激しくなるという問
題点がある。なお、この原因は支軸の締付によつ
て、台金具の凹溝部の両側部分が共に内側に曲げ
られ、ワツシヤへの片当りが生ずることが原因と
考えられる(第13図参照)。 また、後者の実願昭56−8630号の傾動支持装置
は、基底金具の凸部や台金具の凹溝部の機械加工
による粗さが摩耗抵抗を過大にし、さらに基底金
具と台金具とを異材質にしているため、材質の選
択がむずかしく、アンテナ素子の適正な傾動保持
力を得ることが困難である上に、長期間の使用で
摩擦面が摩耗した場合に、ワツシヤがないので、
摩耗前の状態に戻しにくいという問題点がある。 この考案は、前述した問題点を平ワツシヤの改
良によつて解消し、アンテナ素子の傾動または復
帰操作時の感触がよく、適正な傾動摩擦力および
傾動状態での保持力が得られ、さらに耐久性のよ
いロツドアンテナの傾動支持装置を提供すること
を目的としている。
装置は、基底金具の凸部と台金具の凹溝部との嵌
合部分の隙間が0.2〜0.3mmずつの微小寸法しかな
く、前記隙間に介在させる燐青銅のワツシヤに打
出加工による油溜凹部を設けても、支軸で前記嵌
合部分を締め付けることで、油溜凹部の反対側に
突出する突起部が潰れてしまい、所期の効果が発
揮できず、また片面のみの給油では給油されない
基底金具側面の摩耗や焼付が激しくなるという問
題点がある。なお、この原因は支軸の締付によつ
て、台金具の凹溝部の両側部分が共に内側に曲げ
られ、ワツシヤへの片当りが生ずることが原因と
考えられる(第13図参照)。 また、後者の実願昭56−8630号の傾動支持装置
は、基底金具の凸部や台金具の凹溝部の機械加工
による粗さが摩耗抵抗を過大にし、さらに基底金
具と台金具とを異材質にしているため、材質の選
択がむずかしく、アンテナ素子の適正な傾動保持
力を得ることが困難である上に、長期間の使用で
摩擦面が摩耗した場合に、ワツシヤがないので、
摩耗前の状態に戻しにくいという問題点がある。 この考案は、前述した問題点を平ワツシヤの改
良によつて解消し、アンテナ素子の傾動または復
帰操作時の感触がよく、適正な傾動摩擦力および
傾動状態での保持力が得られ、さらに耐久性のよ
いロツドアンテナの傾動支持装置を提供すること
を目的としている。
上記の目的を達成するために本考案は、アンテ
ナ素子の基端部に固定した基底金具と、この基底
金具を枢支する台金具の一方に凸部を、他方に凹
溝部をそれぞれ設け、前記凸部と凹溝部とを嵌合
させた部分に支軸を貫通させ、この支軸を中心と
してアンテナ素子が傾動可能に前記基底金具を台
金具枢着したロツドアンテナの傾動支持装置にお
いて、前記基底金具と台金具との嵌合部分に形成
される摩擦面に平ワツシヤを介在させ、この平ワ
ツシヤの支軸貫通孔より外周側の部分に、平ワツ
シヤを厚さ方向に貫通し、平ワツシヤの円周方向
あるいは半径方向に沿つて複数の油溜孔を設け、
この油溜孔に潤滑油を収容したことを特徴とする
ものである。
ナ素子の基端部に固定した基底金具と、この基底
金具を枢支する台金具の一方に凸部を、他方に凹
溝部をそれぞれ設け、前記凸部と凹溝部とを嵌合
させた部分に支軸を貫通させ、この支軸を中心と
してアンテナ素子が傾動可能に前記基底金具を台
金具枢着したロツドアンテナの傾動支持装置にお
いて、前記基底金具と台金具との嵌合部分に形成
される摩擦面に平ワツシヤを介在させ、この平ワ
ツシヤの支軸貫通孔より外周側の部分に、平ワツ
シヤを厚さ方向に貫通し、平ワツシヤの円周方向
あるいは半径方向に沿つて複数の油溜孔を設け、
この油溜孔に潤滑油を収容したことを特徴とする
ものである。
本考案は、以上のように構成したので、基底金
具と台金具との嵌合部分の摩擦面にワツシヤを介
在させたものの利点を有し、平ワツシヤに厚さ方
向に貫通する油溜孔を設けたことにより、平ワツ
シヤの両側面に油を供給して平ワツシヤと基底金
具および台金具との間の合計4つの摩擦面の潤滑
が良好にでき、また平ワツシヤが潰されることが
ない上に、長期間の使用によつて摩耗しても油溜
孔が失われず、平ワツシヤが破損するまで給油が
できると共に、支軸の締付けによつて凹溝部の両
側部分が内側に曲げられて傾いた場合(第13図
参照)でも、油を必要な個所に適切に供給でき、
さらに、摩擦面の全面に均一に油を散布し易く、
耐久性を向上させることができる。
具と台金具との嵌合部分の摩擦面にワツシヤを介
在させたものの利点を有し、平ワツシヤに厚さ方
向に貫通する油溜孔を設けたことにより、平ワツ
シヤの両側面に油を供給して平ワツシヤと基底金
具および台金具との間の合計4つの摩擦面の潤滑
が良好にでき、また平ワツシヤが潰されることが
ない上に、長期間の使用によつて摩耗しても油溜
孔が失われず、平ワツシヤが破損するまで給油が
できると共に、支軸の締付けによつて凹溝部の両
側部分が内側に曲げられて傾いた場合(第13図
参照)でも、油を必要な個所に適切に供給でき、
さらに、摩擦面の全面に均一に油を散布し易く、
耐久性を向上させることができる。
以下、本考案の実施例につき図面を参照して説
明する。 第1図、第2図は一実施例を示す。本実施例に
よるロツドアンテナの傾動支持装置は、第1図に
示すように、伸縮多段のアンテナ素子1の基端部
に基底金具2が固定され、基底金具2に設けた凸
部2aが台金具3に設けた凹溝部3aに嵌めら
れ、凸部2aの両側面と凹溝部3aの両側面間に
燐青銅からなる後述の平ワツシヤ6がそれぞれ嵌
合され、前記凸部2a、凹溝部3aの両側部分お
よび平ワツシヤ6,6にねじからなる支軸4が貫
通されて、この支軸4を締め付けることで、支軸
4を中心としてアンテナ素子1が傾動可能なよう
に基底金具2が台金具3に枢着されている。 ここで平ワツシヤ6は、第2図にも示すよう
に、平ワツシヤ6の支軸貫通孔9より外周側部分
の半径R1,R2の2つの円の円周方向に沿つてそ
れぞれ4つずつの丸孔からなる油溜孔7が円周方
向に等配して形成され、内周側の油溜孔7と外周
側の油溜孔7とは平ワツシヤ6の回転方向に45゜
の角度だけ位相をずらして配置されている。さら
に、油溜孔7は平ワツシヤ6を厚さ方向に貫通し
てこれらの両面に開口され、油溜孔7には油8が
収容されている。 以上のように構成された実施例の傾動支持装置
は、基底金具2の台金具3に対する傾動摩擦に応
じ、平ワツシヤ6の両面から油溜孔7内の油8が
供給されて、平ワツシヤ6と基底金具2および台
金具3との摩擦面にそれぞれ油膜を形成して潤滑
する。 本実施例によれば、基底金具2の凸部2aと台
金具3の凹溝部3aとの摩擦面の機械加工による
精度の粗さに対し、燐青銅の平ワツシヤ6はプレ
スの打抜加工による0.2〜0.3mmの厚さのリング状
であり、一方の面に若干の返り部が突出して表裏
を選択して使用できないため、平ワツシヤ6と基
底金具2および台金具3との摩擦面には油を供給
する必要があるが、その場合の油の供給が良好に
行なえる。すなわち、平ワツシヤ6には厚さ方向
に貫通する複数の油溜孔7が形成してあり、これ
らに収容された油8が平ワツシヤ6の両面に長期
間にわたつて供給される。また油の流通が自由で
あることで、油を多く必要とする部分に多く供給
できる。そして、油溜孔7の油8は、平ワツシヤ
6が潰されて流失することがない上に、アンテナ
素子1の数多くの傾動および復帰操作によつて摩
擦面が摩耗して来ても失われないので長期間の使
用に耐え、30000回程度の傾動操作が可能である。
さらに、長期間の使用時に平ワツシヤ6が基底金
具2、台金具3よりも先に摩耗し、このような場
合に、支軸4を締め付けると、第13図に示すよ
うに台金具3の凹溝部3aの両側部分が内側に曲
がつて傾くことがあり、このために、偏接触が生
じ圧接力が高い部分と低い部分が生じ、基底金具
2の傾動時に屈折角度によつて、当り面つまり圧
接力の高い部分が移動するが、油溜孔7が平ワツ
シヤ6を貫通しており、油の流れの自由度が大き
いために、油が多量に圧接力の高い部分に供給さ
れると共に、全面に給油され、傾動操作や重力に
よつても油が移動し易く、回転速度が速い部分に
多くの油が供給され、これらによつても、前述の
ような長期間の使用を可能にしている。なお、平
ワツシヤ6は摩耗時に交換できることも勿論であ
る。そして、本実施例では、丸孔の油溜孔7が平
ワツシヤ6の半径方向および円周方向に沿つて複
数ずつ設けられているので、少数の油溜孔7によ
つて摩擦面の全面にわたつて油を拡散させて散布
し潤滑することができ、半径方向の1個所にしか
油溜孔を設けない場合よりも摩擦面の全面へ均一
な分布で油が導かれる。 第3図、第4図に示す実施例は、油溜孔10を
平ワツシヤ6の円周方向に長い弧状孔にした点が
第1図、第2図に示すものと異なり、本実施例で
は、円周方向の摩擦に対し、十分に長い時間油溜
孔10内の油8が摩擦面に触れてこれらに塗布で
きる。 第5図に示す実施例は、油溜孔11を小径にし
て、平ワツシヤ6の支軸貫通孔9より外周側の部
分に多数均一な分布で設け、第2図の油溜孔7の
総孔面積と同一の総孔面積にしたもので、本実施
例では、摩擦面の全面により均一な分布で油を散
布でき、また平ワツシヤ6の機械的な強度も均一
化され、柔軟性に富み、大きな油溜孔に応力が集
中してワツシヤが割れるような不具合を生じるこ
とが少ない。 第6図に示すものは、平ワツシヤ6を3個の扇
形状部に分けて、これらに円周方向および半径方
向に大きい油溜孔12をそれぞれ設けたもので、
孔内の油が円周方向および半径方向に良好に移動
するようにしたものである。 第7図に示すものは、平ワツシヤ6の半径方向
に長い油溜孔13を放射状に設けたもので、平ワ
ツシヤ6の半径方向に内周部から外周部まで、孔
内の油を移動させることができ、平ワツシヤの両
面の全面に良好な油膜を形成できるようにしたも
のである。 第8図に示すものは、平ワツシヤ6に半径方向
に弦をもつ3日月状の油溜孔14を円周方向に3
つ形成したもので、アンテナ素子の矢印方向への
屈折傾動時に生ずる遠心力によつて油溜孔13の
油が回転方向に良好に移動するようにしたもので
ある。 第9図に示すものは、平ワツシヤ6に互いに向
きが異なつた3日月状の油溜孔14,15を2つ
ずつ形成したものでアンテナ素子の操作による回
転方向がいずれの向きでも、油溜孔15内の油が
回転方向に良好に移動するようにしたものであ
る。 第10図に示すものは、大面積の部分16aを
外周側に配置した勾玉状の油溜孔16を円周方向
に3つ形成したもので、遠心力によつて油溜孔1
6の油が周方向に拡散するには回転速度と関係が
あり、回転速度が低速であると油が移動しにくい
のを、大面積の部分16aに溜まつている油が基
底金具2に屈折角度を与えると、重力と油溜孔1
6の形状および中心側が細くなる配置によつて中
心方向に流出させて油を散布を良好にすると共
に、基底金具2を戻すと油が大面積の部分16a
に戻つて溜るようにしたものである。 第11図に示すものは、平ワツシヤ6の半径方
向の内、外2個所に円弧状の長孔部17a,17
bを形成し、これらを半径方向の切溝部17cで
連通させた油溜部17を円周方向の2個所に対向
させて形成したもので、油が長孔部17a,17
bに一時的に溜り、これらの間で切溝部7cによ
つて油が自由に移動することで、油の流れを良好
にしたものである。 なお、第3図および第4図、第5図から第11
図に示す各々の実施例の前述した以外の構成、作
用、効果は第1図、第2図に示すものと同様であ
る。 本考案において、平ワツシヤ6は燐青銅が好適
するが、保持力およびアンテナ素子の傾動または
復帰操作時の感触が良好なものとして、デルリン
などの合成樹脂ワツシヤを一側または両側に用い
ることができる。また、本考案は、基底金具2に
凹溝部を、台金具3に凸部を設けて、凹溝部と凸
部を嵌合させるようにしてもよい。
明する。 第1図、第2図は一実施例を示す。本実施例に
よるロツドアンテナの傾動支持装置は、第1図に
示すように、伸縮多段のアンテナ素子1の基端部
に基底金具2が固定され、基底金具2に設けた凸
部2aが台金具3に設けた凹溝部3aに嵌めら
れ、凸部2aの両側面と凹溝部3aの両側面間に
燐青銅からなる後述の平ワツシヤ6がそれぞれ嵌
合され、前記凸部2a、凹溝部3aの両側部分お
よび平ワツシヤ6,6にねじからなる支軸4が貫
通されて、この支軸4を締め付けることで、支軸
4を中心としてアンテナ素子1が傾動可能なよう
に基底金具2が台金具3に枢着されている。 ここで平ワツシヤ6は、第2図にも示すよう
に、平ワツシヤ6の支軸貫通孔9より外周側部分
の半径R1,R2の2つの円の円周方向に沿つてそ
れぞれ4つずつの丸孔からなる油溜孔7が円周方
向に等配して形成され、内周側の油溜孔7と外周
側の油溜孔7とは平ワツシヤ6の回転方向に45゜
の角度だけ位相をずらして配置されている。さら
に、油溜孔7は平ワツシヤ6を厚さ方向に貫通し
てこれらの両面に開口され、油溜孔7には油8が
収容されている。 以上のように構成された実施例の傾動支持装置
は、基底金具2の台金具3に対する傾動摩擦に応
じ、平ワツシヤ6の両面から油溜孔7内の油8が
供給されて、平ワツシヤ6と基底金具2および台
金具3との摩擦面にそれぞれ油膜を形成して潤滑
する。 本実施例によれば、基底金具2の凸部2aと台
金具3の凹溝部3aとの摩擦面の機械加工による
精度の粗さに対し、燐青銅の平ワツシヤ6はプレ
スの打抜加工による0.2〜0.3mmの厚さのリング状
であり、一方の面に若干の返り部が突出して表裏
を選択して使用できないため、平ワツシヤ6と基
底金具2および台金具3との摩擦面には油を供給
する必要があるが、その場合の油の供給が良好に
行なえる。すなわち、平ワツシヤ6には厚さ方向
に貫通する複数の油溜孔7が形成してあり、これ
らに収容された油8が平ワツシヤ6の両面に長期
間にわたつて供給される。また油の流通が自由で
あることで、油を多く必要とする部分に多く供給
できる。そして、油溜孔7の油8は、平ワツシヤ
6が潰されて流失することがない上に、アンテナ
素子1の数多くの傾動および復帰操作によつて摩
擦面が摩耗して来ても失われないので長期間の使
用に耐え、30000回程度の傾動操作が可能である。
さらに、長期間の使用時に平ワツシヤ6が基底金
具2、台金具3よりも先に摩耗し、このような場
合に、支軸4を締め付けると、第13図に示すよ
うに台金具3の凹溝部3aの両側部分が内側に曲
がつて傾くことがあり、このために、偏接触が生
じ圧接力が高い部分と低い部分が生じ、基底金具
2の傾動時に屈折角度によつて、当り面つまり圧
接力の高い部分が移動するが、油溜孔7が平ワツ
シヤ6を貫通しており、油の流れの自由度が大き
いために、油が多量に圧接力の高い部分に供給さ
れると共に、全面に給油され、傾動操作や重力に
よつても油が移動し易く、回転速度が速い部分に
多くの油が供給され、これらによつても、前述の
ような長期間の使用を可能にしている。なお、平
ワツシヤ6は摩耗時に交換できることも勿論であ
る。そして、本実施例では、丸孔の油溜孔7が平
ワツシヤ6の半径方向および円周方向に沿つて複
数ずつ設けられているので、少数の油溜孔7によ
つて摩擦面の全面にわたつて油を拡散させて散布
し潤滑することができ、半径方向の1個所にしか
油溜孔を設けない場合よりも摩擦面の全面へ均一
な分布で油が導かれる。 第3図、第4図に示す実施例は、油溜孔10を
平ワツシヤ6の円周方向に長い弧状孔にした点が
第1図、第2図に示すものと異なり、本実施例で
は、円周方向の摩擦に対し、十分に長い時間油溜
孔10内の油8が摩擦面に触れてこれらに塗布で
きる。 第5図に示す実施例は、油溜孔11を小径にし
て、平ワツシヤ6の支軸貫通孔9より外周側の部
分に多数均一な分布で設け、第2図の油溜孔7の
総孔面積と同一の総孔面積にしたもので、本実施
例では、摩擦面の全面により均一な分布で油を散
布でき、また平ワツシヤ6の機械的な強度も均一
化され、柔軟性に富み、大きな油溜孔に応力が集
中してワツシヤが割れるような不具合を生じるこ
とが少ない。 第6図に示すものは、平ワツシヤ6を3個の扇
形状部に分けて、これらに円周方向および半径方
向に大きい油溜孔12をそれぞれ設けたもので、
孔内の油が円周方向および半径方向に良好に移動
するようにしたものである。 第7図に示すものは、平ワツシヤ6の半径方向
に長い油溜孔13を放射状に設けたもので、平ワ
ツシヤ6の半径方向に内周部から外周部まで、孔
内の油を移動させることができ、平ワツシヤの両
面の全面に良好な油膜を形成できるようにしたも
のである。 第8図に示すものは、平ワツシヤ6に半径方向
に弦をもつ3日月状の油溜孔14を円周方向に3
つ形成したもので、アンテナ素子の矢印方向への
屈折傾動時に生ずる遠心力によつて油溜孔13の
油が回転方向に良好に移動するようにしたもので
ある。 第9図に示すものは、平ワツシヤ6に互いに向
きが異なつた3日月状の油溜孔14,15を2つ
ずつ形成したものでアンテナ素子の操作による回
転方向がいずれの向きでも、油溜孔15内の油が
回転方向に良好に移動するようにしたものであ
る。 第10図に示すものは、大面積の部分16aを
外周側に配置した勾玉状の油溜孔16を円周方向
に3つ形成したもので、遠心力によつて油溜孔1
6の油が周方向に拡散するには回転速度と関係が
あり、回転速度が低速であると油が移動しにくい
のを、大面積の部分16aに溜まつている油が基
底金具2に屈折角度を与えると、重力と油溜孔1
6の形状および中心側が細くなる配置によつて中
心方向に流出させて油を散布を良好にすると共
に、基底金具2を戻すと油が大面積の部分16a
に戻つて溜るようにしたものである。 第11図に示すものは、平ワツシヤ6の半径方
向の内、外2個所に円弧状の長孔部17a,17
bを形成し、これらを半径方向の切溝部17cで
連通させた油溜部17を円周方向の2個所に対向
させて形成したもので、油が長孔部17a,17
bに一時的に溜り、これらの間で切溝部7cによ
つて油が自由に移動することで、油の流れを良好
にしたものである。 なお、第3図および第4図、第5図から第11
図に示す各々の実施例の前述した以外の構成、作
用、効果は第1図、第2図に示すものと同様であ
る。 本考案において、平ワツシヤ6は燐青銅が好適
するが、保持力およびアンテナ素子の傾動または
復帰操作時の感触が良好なものとして、デルリン
などの合成樹脂ワツシヤを一側または両側に用い
ることができる。また、本考案は、基底金具2に
凹溝部を、台金具3に凸部を設けて、凹溝部と凸
部を嵌合させるようにしてもよい。
以上説明したとおり、本考案によれば、基底金
具および台金具の一方の凸部、他方の凹溝部の機
械加工の粗さを平ワツシヤの材質を適正にして補
うことができ、支軸を締め付けた場合に、容易に
良好な傾動保持力と、滑動性が得られ、とくに、
前記平ワツシヤには厚さ方向に貫通する油溜孔を
円周方向あるいは半径方向に複数個設けたので、
平ワツシヤの両面に潤滑油をムラなく供給して、
平ワツシヤと基底金具および台金具との間の合計
4つの摩擦面の潤滑性が良好となる。また、平ワ
ツシヤが長期間の使用によつて摩耗しても油溜孔
が失われず、平ワツシヤが破損するまで給油でき
ると共に、支軸の締付によつて凹溝部の両側部分
が内側に曲がつて傾いた場合でも、油を必要な個
所に適切に供給できる。さらに、摩擦面の全面に
均一に潤滑油を分布し易く、従来のものと比べて
著しく耐久性を向上させることができる。
具および台金具の一方の凸部、他方の凹溝部の機
械加工の粗さを平ワツシヤの材質を適正にして補
うことができ、支軸を締め付けた場合に、容易に
良好な傾動保持力と、滑動性が得られ、とくに、
前記平ワツシヤには厚さ方向に貫通する油溜孔を
円周方向あるいは半径方向に複数個設けたので、
平ワツシヤの両面に潤滑油をムラなく供給して、
平ワツシヤと基底金具および台金具との間の合計
4つの摩擦面の潤滑性が良好となる。また、平ワ
ツシヤが長期間の使用によつて摩耗しても油溜孔
が失われず、平ワツシヤが破損するまで給油でき
ると共に、支軸の締付によつて凹溝部の両側部分
が内側に曲がつて傾いた場合でも、油を必要な個
所に適切に供給できる。さらに、摩擦面の全面に
均一に潤滑油を分布し易く、従来のものと比べて
著しく耐久性を向上させることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す一部縦断側面
図、第2図は同平ワツシヤの正面図、第3図およ
び第4図は他の実施例による平ワツシヤの正面図
および側断面図、第5図乃至第11図はさらに他
の互いに異なつた実施例による平ワツシヤをそれ
ぞれ示す平面図、第12図は従来例の一部縦断側
面図、第13図は同支軸の締付時の作用説明図で
ある。 1……アンテナ素子、2……基底金具、2a…
…凸部、3……台金具、3a……凹溝部、4……
支軸、5……平ワツシヤ、6……平ワツシヤ、7
……油溜孔、8……油、9……支軸貫通孔、1
0,11,12,13,14,15,16……油
溜孔、16a……大面積の部分、17……油溜
孔、17a,17b……内、外長孔部、17c…
…切溝部。
図、第2図は同平ワツシヤの正面図、第3図およ
び第4図は他の実施例による平ワツシヤの正面図
および側断面図、第5図乃至第11図はさらに他
の互いに異なつた実施例による平ワツシヤをそれ
ぞれ示す平面図、第12図は従来例の一部縦断側
面図、第13図は同支軸の締付時の作用説明図で
ある。 1……アンテナ素子、2……基底金具、2a…
…凸部、3……台金具、3a……凹溝部、4……
支軸、5……平ワツシヤ、6……平ワツシヤ、7
……油溜孔、8……油、9……支軸貫通孔、1
0,11,12,13,14,15,16……油
溜孔、16a……大面積の部分、17……油溜
孔、17a,17b……内、外長孔部、17c…
…切溝部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アンテナ素子の基端部に固定した基底金具
と、この基底金具を枢支する台金具の一方に凸
部を、他方に凹溝部をそれぞれ設け、前記凸部
と凹溝部とを嵌合させた部分に支軸を貫通さ
せ、この支軸を中心としてアンテナ素子が傾動
可能に前記基底金具を台金具枢着したロツドア
ンテナの傾動支持装置において、 前記基底金具と台金具との嵌合部分に形成さ
れる摩擦面に平ワツシヤを介在させ、この平ワ
ツシヤの支軸貫通孔より外周側の部分に、平ワ
ツシヤを厚さ方向に貫通し、平ワツシヤの円周
方向あるいは半径方向に沿つて複数の油溜孔を
設け、この油溜孔に潤滑油を収容したことを特
徴とするロツドアンテナの傾動支持装置。 (2) 油溜孔は、平ワツシヤの半径方向の内、外2
個所に円周方向に沿う長孔部を形成し、これら
長孔部を半径方向の油移動用切溝部で連通させ
てある実用新案登録請求の範囲第1項記載のロ
ツドアンテナの傾動支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984144646U JPH021933Y2 (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984144646U JPH021933Y2 (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6160507U JPS6160507U (ja) | 1986-04-23 |
| JPH021933Y2 true JPH021933Y2 (ja) | 1990-01-18 |
Family
ID=30702915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984144646U Expired JPH021933Y2 (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH021933Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6119527Y2 (ja) * | 1980-03-26 | 1986-06-12 | ||
| JPS6138255Y2 (ja) * | 1981-01-24 | 1986-11-05 | ||
| JPS5821207U (ja) * | 1981-08-01 | 1983-02-09 | 八鹿鉄工株式会社 | 湛水直播機を直進させる為の糸張設装置 |
-
1984
- 1984-09-25 JP JP1984144646U patent/JPH021933Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6160507U (ja) | 1986-04-23 |
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