JPH0220054B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220054B2 JPH0220054B2 JP57041402A JP4140282A JPH0220054B2 JP H0220054 B2 JPH0220054 B2 JP H0220054B2 JP 57041402 A JP57041402 A JP 57041402A JP 4140282 A JP4140282 A JP 4140282A JP H0220054 B2 JPH0220054 B2 JP H0220054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- road surface
- ratio
- polarization component
- determined
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01W—METEOROLOGY
- G01W1/00—Meteorology
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- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Atmospheric Sciences (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Ecology (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Description
本発明は、自動車用道路などの道路の走行中の
滑りに関する情報の提供を行なつて自動車の交通
を正常に保ち、事故を防ぐために道路の路面の状
態を判別する方法に関する。 路面の滑り摩擦係数は、その路面が乾燥してい
るときには大きいけれども、降雨時において特に
雨の降り始めにおいて小さく変化する。またその
滑り摩擦係数は、路面の融雪、圧雪、凍結などの
状態に応じて変化する。したがつて、このような
路面状態を自動車の走行中に判別することができ
れば好都合であろう。 本発明の目的は、自動車の走行中などにおいて
も路面状態を判別することができる路面状態の判
別方法を提供することである。 本発明は、路面に偏光されない光を照射し、そ
の反射光の水平偏光成分と垂直偏光成分とをサン
プリング検出し、その水平偏光成分と垂直偏光成
分との比が増加傾向にあり、かつ該比がある特定
の範囲内にあるとき、路面が雨の降り始めの状態
であることを判別することを特徴とする路面状態
の判別方法である。 また本発明は、路面を走行中に、その路面に偏
光されない光を照射し、その反射光の水平偏光成
分と垂直偏光成分とを検出し、水平偏光成分と垂
直偏光成分との比の変化率が所定値より大きいと
き、路面が融雪状態であることを判別することを
特徴とする路面状態の判別方法である。 第1図は本発明の一実施例の簡略化した断面図
である。発光装置1は、路面2に向けて偏光され
ていない光を照射する。路面2によつて反射され
た光は、受光装置3によつて受光される。発光装
置1によつて照射される光の光軸は、路面2に垂
直な直線4に関して第1図の左方側にたとえば
50゜傾いており、同様にそれに対向する反射光は
垂直線4に関して第1図の右方側に50゜傾いてい
る。発光装置1は、1個または複数の発光ダイオ
ード5と集光レンズ6とを含む。受光装置3は、
像分割レンズ7と、偏光子8,9と、シリコンホ
トダイオードなどによつて実現される受光素子1
0,11とを含む。 第2図は発光装置1および受光装置3に関連す
る電気回路のブロツク図である。発光ダイオード
5は、発振回路12からの出力を受信する駆動回
路13によつて駆動され、たとえば波長λp=
950nmの1kHzのパルス変調光を発射し、その放
射出力は20mWである。発光装置1から発射され
たパルス変調光は、路面2によつて反射され、受
光装置3の像分割レンズ7に受光される。この受
光された光は、水平偏光成分を検出する偏光子8
と、垂直偏光成分を検出する偏光子9とに分割さ
れ、受光素子10,11にそれぞれ与えられる。
なお、水平偏光成分とは反射面(ここでは路面
2)に入射する光の磁気ベクトルの振動方向が反
射面に平行な偏光成分を言い、垂直偏光成分とは
反射面に入射する光の磁気ベクトルの振動方向が
反射面に垂直な偏光成分を言う。受光素子10,
11からの出力は、増幅回路14,15によつて
増幅され、変調光だけを通過させる狭帯域通路フ
イルタ16,17を介して全波整流・平滑回路1
8,19にそれぞれ与えられる。全波整流・平滑
回路18,19は、ライン20,21に反射光の
水平偏光成分と垂直偏光成分に対応したレベルを
有する信号を導出する。 ライン20,21からの信号は、アナログ/デ
ジタル変換器22を介してマイクロプロセツサな
どによつて実現される処理回路23に与えられ
る。またライン20からの水平偏光成分を表わす
信号は、比較回路24の一方の入力に与えられ
る。比較回路24の他方の入力には、水平偏光成
分基準値を発生する回路25からの信号が与えら
れる。比較回路24は、ライン20からの信号が
回路25から与えられる基準値以上であるとき
に、路面状態の判別が可能であることを表わす信
号を、ライン26を介して処理回路23に与え
る。 また外気温度を検出する検出器27からの信号
は、増幅回路28によつて増幅され、比較回路2
9の一方の入力に与えられる。比較回路29の他
方の入力には、外気温度基準値を発生する回路3
0からの信号が与えられる。比較回路29は、外
気温度が回路30によつて定められた基準値以上
であるとき、そのことを表わす信号をライン31
を介して処理回路23に与える。処理回路23
は、路面状態を表わす信号を制御/表示装置32
に与える。 第3図は処理回路23の動作を説明するための
フローチヤートである。路面2の状態を判別する
にあたり、ステツプn1からステツプn2に移
り、比較回路24からライン26を介する信号を
読み取る。 第4図を参照すると、路面2の状態ならびに水
平偏光出力および垂直偏光出力の関係が示され
る。第4図において、アスフアルトは路面2がア
スフアルトで舗装されていることを表わし、コン
クリートは路面2がコンクリートで舗装されてい
ることを表わす。Aは路面2が乾燥していること
を表わし、Bは濡れた雑布で拭かれた路面である
ことを表わし、Cは水がかけられた状態であるこ
とを表わす。この第4図からわかるように、水平
偏光出力のSN比は垂直偏光出力のSN比に比べて
一般に良好であることがわかる。したがつて比較
回路24では、ライン20を介する水平偏光成分
を表わす信号を回路25からの基準値によつてレ
ベル弁別し、この水平偏光出力が基準値以上であ
るときに、以下に述べる路面状態の判別動作を行
なう。もちろん、垂直偏光成分を使つて判別する
こともできる。このようにして路面からの反射光
が正常に受光されているかどうか判断し、たとえ
ば、水平偏光出力が、充分なレベルを有しないと
き、すなわち基準値未満のとき、ステツプn3に
おいて、処理回路23は前回の路面状態判別結果
を保持したものとし、または本件装置を保守すべ
きことを表わす警報を発する。水平偏光出力が充
分なレベルを有するときには、ステツプn2から
ステツプn4に移り、水平偏光成分の路面反射率
Hと垂直偏光成分の路面反射率Vとの比率を演算
する。なお、この比H/Vは受光素子10,11
が受光する水平偏光成分のレベルと垂直偏光成分
のレベルとの比に等しい。以下の説明において用
いられる記号とその記号の表わす意味とは、第1
表に示されているとおりである。
滑りに関する情報の提供を行なつて自動車の交通
を正常に保ち、事故を防ぐために道路の路面の状
態を判別する方法に関する。 路面の滑り摩擦係数は、その路面が乾燥してい
るときには大きいけれども、降雨時において特に
雨の降り始めにおいて小さく変化する。またその
滑り摩擦係数は、路面の融雪、圧雪、凍結などの
状態に応じて変化する。したがつて、このような
路面状態を自動車の走行中に判別することができ
れば好都合であろう。 本発明の目的は、自動車の走行中などにおいて
も路面状態を判別することができる路面状態の判
別方法を提供することである。 本発明は、路面に偏光されない光を照射し、そ
の反射光の水平偏光成分と垂直偏光成分とをサン
プリング検出し、その水平偏光成分と垂直偏光成
分との比が増加傾向にあり、かつ該比がある特定
の範囲内にあるとき、路面が雨の降り始めの状態
であることを判別することを特徴とする路面状態
の判別方法である。 また本発明は、路面を走行中に、その路面に偏
光されない光を照射し、その反射光の水平偏光成
分と垂直偏光成分とを検出し、水平偏光成分と垂
直偏光成分との比の変化率が所定値より大きいと
き、路面が融雪状態であることを判別することを
特徴とする路面状態の判別方法である。 第1図は本発明の一実施例の簡略化した断面図
である。発光装置1は、路面2に向けて偏光され
ていない光を照射する。路面2によつて反射され
た光は、受光装置3によつて受光される。発光装
置1によつて照射される光の光軸は、路面2に垂
直な直線4に関して第1図の左方側にたとえば
50゜傾いており、同様にそれに対向する反射光は
垂直線4に関して第1図の右方側に50゜傾いてい
る。発光装置1は、1個または複数の発光ダイオ
ード5と集光レンズ6とを含む。受光装置3は、
像分割レンズ7と、偏光子8,9と、シリコンホ
トダイオードなどによつて実現される受光素子1
0,11とを含む。 第2図は発光装置1および受光装置3に関連す
る電気回路のブロツク図である。発光ダイオード
5は、発振回路12からの出力を受信する駆動回
路13によつて駆動され、たとえば波長λp=
950nmの1kHzのパルス変調光を発射し、その放
射出力は20mWである。発光装置1から発射され
たパルス変調光は、路面2によつて反射され、受
光装置3の像分割レンズ7に受光される。この受
光された光は、水平偏光成分を検出する偏光子8
と、垂直偏光成分を検出する偏光子9とに分割さ
れ、受光素子10,11にそれぞれ与えられる。
なお、水平偏光成分とは反射面(ここでは路面
2)に入射する光の磁気ベクトルの振動方向が反
射面に平行な偏光成分を言い、垂直偏光成分とは
反射面に入射する光の磁気ベクトルの振動方向が
反射面に垂直な偏光成分を言う。受光素子10,
11からの出力は、増幅回路14,15によつて
増幅され、変調光だけを通過させる狭帯域通路フ
イルタ16,17を介して全波整流・平滑回路1
8,19にそれぞれ与えられる。全波整流・平滑
回路18,19は、ライン20,21に反射光の
水平偏光成分と垂直偏光成分に対応したレベルを
有する信号を導出する。 ライン20,21からの信号は、アナログ/デ
ジタル変換器22を介してマイクロプロセツサな
どによつて実現される処理回路23に与えられ
る。またライン20からの水平偏光成分を表わす
信号は、比較回路24の一方の入力に与えられ
る。比較回路24の他方の入力には、水平偏光成
分基準値を発生する回路25からの信号が与えら
れる。比較回路24は、ライン20からの信号が
回路25から与えられる基準値以上であるとき
に、路面状態の判別が可能であることを表わす信
号を、ライン26を介して処理回路23に与え
る。 また外気温度を検出する検出器27からの信号
は、増幅回路28によつて増幅され、比較回路2
9の一方の入力に与えられる。比較回路29の他
方の入力には、外気温度基準値を発生する回路3
0からの信号が与えられる。比較回路29は、外
気温度が回路30によつて定められた基準値以上
であるとき、そのことを表わす信号をライン31
を介して処理回路23に与える。処理回路23
は、路面状態を表わす信号を制御/表示装置32
に与える。 第3図は処理回路23の動作を説明するための
フローチヤートである。路面2の状態を判別する
にあたり、ステツプn1からステツプn2に移
り、比較回路24からライン26を介する信号を
読み取る。 第4図を参照すると、路面2の状態ならびに水
平偏光出力および垂直偏光出力の関係が示され
る。第4図において、アスフアルトは路面2がア
スフアルトで舗装されていることを表わし、コン
クリートは路面2がコンクリートで舗装されてい
ることを表わす。Aは路面2が乾燥していること
を表わし、Bは濡れた雑布で拭かれた路面である
ことを表わし、Cは水がかけられた状態であるこ
とを表わす。この第4図からわかるように、水平
偏光出力のSN比は垂直偏光出力のSN比に比べて
一般に良好であることがわかる。したがつて比較
回路24では、ライン20を介する水平偏光成分
を表わす信号を回路25からの基準値によつてレ
ベル弁別し、この水平偏光出力が基準値以上であ
るときに、以下に述べる路面状態の判別動作を行
なう。もちろん、垂直偏光成分を使つて判別する
こともできる。このようにして路面からの反射光
が正常に受光されているかどうか判断し、たとえ
ば、水平偏光出力が、充分なレベルを有しないと
き、すなわち基準値未満のとき、ステツプn3に
おいて、処理回路23は前回の路面状態判別結果
を保持したものとし、または本件装置を保守すべ
きことを表わす警報を発する。水平偏光出力が充
分なレベルを有するときには、ステツプn2から
ステツプn4に移り、水平偏光成分の路面反射率
Hと垂直偏光成分の路面反射率Vとの比率を演算
する。なお、この比H/Vは受光素子10,11
が受光する水平偏光成分のレベルと垂直偏光成分
のレベルとの比に等しい。以下の説明において用
いられる記号とその記号の表わす意味とは、第1
表に示されているとおりである。
【表】
処理回路23は、ライン20,21からの水平
偏光成分を表わす信号と、垂直偏光成分を表わす
信号とを、予め定めた一定の時間毎にサンプリン
グ検出して演算処理を行なう。ここでjは各サン
プリング時における値であることを表わす。前述
のとおり、Hは水平偏光成分の路面反射率を表わ
し、Vは垂直偏光成分の路面反射率を表わす。ま
たγは偏光度を表わし、第1式で表わされる。 γ=H−V/H+V=H/V−1/H/V+1……(1
) 第5図および第6図は、比H/Vと、その累積
頻度との関係を示す。第5図において、ラインl
1は凍結路面を表わし、ラインl2は圧雪路面を
表わし、ラインl3およびラインl4は乾燥路面
を表わす。また第6図において、ラインl5,l
6は融雪路面を表わし、ラインl7,l8は湿潤
路面を表わす。第5図および第6図から比H/V
と路面状態とは大きな相関関係を有することがわ
かる。 ステツプn4において、比H/Vを求めた後、
ステツプn5に移り、比H/Vの変化勾配Skを
求める。 第7図は、アスフアルトで舗装された路面2に
おいて時刻t1において雨が降り始め、その後降
り続いたときにおける偏光度γの時間経過を示
す。この第7図から雨が降り始めるときには、偏
光度γは正の変化勾配を有し、したがつて比H/
Vの時間経過に伴なう差は正であることがわか
る。 第8図は、アスフアルトで舗装された路面2に
おいて、時刻t2において降り続いた雨が小雨と
なり、時刻t3において完全に止み、かつ太陽光
が照射されたときにおける偏光度γの変化を示
す。雨が小雨となつて以降においては、偏光度γ
は時間経過に伴つて負の変化勾配で減少していく
ことがわかる。 ステツプn5において比H/Vの変化勾配Sk
が求められた後、ステツプn6に移り、変化勾配
Skが正であるか否かが判断される。変化勾配Sk
が正であるときにはステツプn7に移り、ここで
比H/Vが第2式を満たすか否かが判断される。 α2<Kj<α3 ……(2) たとえば、α2,α3は第5図および第6図か
らα2=3.4、α3=8.6に選ばれる。このように
して変化勾配Skが正であり、かつ比H/Vが第
2式を満たすとき、ステツプn8では路面が雨の
降り始めた状態であることを表わす。雨の降り始
めにおいては、路面の滑り摩擦係数が特に小さく
なり、このような雨の降り始め状態が判別される
ことによつて自動車の路面走行における危険防止
などに役立つ。 比H/Vの変化勾配Skが正であり、かつ第2
式を満たさないときには、ステツプn9に移り、
比H/Vの時間変化率Rkが算出される。比H/
Vの変化勾配Skが負または零であることが判別
されると、ステツプn10に移り、比H/Vの時
間変化率が演算される。 第9図は、アスフアルトで舗装された路面2を
走行したときにおける比H/Vの時間変化を示
す。ラインl9は乾燥路面を表わし、ラインl1
0は湿潤路面を表わし、ラインl11は時間W1
にわたり融雪路面を走行したときにおける比H/
Vの時間経過を表わす。第9図から明らかなよう
に、融雪路面における比H/Vの時間変化率Rk
は、乾燥路面および湿潤路面に比べて大きいこと
がわかる。 ステツプn11では、比H/Vの時間変化率
Rkが、予め定めたしきい値R1を超えるか否か
が判断される。たとえばR1=3に定める。比
H/Vの時間変化率Rkがしきい値R1を超える
ときには、ステツプn12に移り、路面が融雪状
態であることが判断される。比H/Vの時間変化
率Rkがしきい値R1以下であるときには、ステ
ツプn13に移り、比H/Vが予め定めた値α2
を超えるか否かが判断される。比H/Vがα2を
超えるときには、ステツプn14に移り、外気温
度検出器27によつて検出された外気温度Tが、
予め定めた温度T1未満であるか否かが判断され
る。 鏡面状凍結路面は、第2表のように湿潤路面と
同程度の偏光特性を有することがわかる。
偏光成分を表わす信号と、垂直偏光成分を表わす
信号とを、予め定めた一定の時間毎にサンプリン
グ検出して演算処理を行なう。ここでjは各サン
プリング時における値であることを表わす。前述
のとおり、Hは水平偏光成分の路面反射率を表わ
し、Vは垂直偏光成分の路面反射率を表わす。ま
たγは偏光度を表わし、第1式で表わされる。 γ=H−V/H+V=H/V−1/H/V+1……(1
) 第5図および第6図は、比H/Vと、その累積
頻度との関係を示す。第5図において、ラインl
1は凍結路面を表わし、ラインl2は圧雪路面を
表わし、ラインl3およびラインl4は乾燥路面
を表わす。また第6図において、ラインl5,l
6は融雪路面を表わし、ラインl7,l8は湿潤
路面を表わす。第5図および第6図から比H/V
と路面状態とは大きな相関関係を有することがわ
かる。 ステツプn4において、比H/Vを求めた後、
ステツプn5に移り、比H/Vの変化勾配Skを
求める。 第7図は、アスフアルトで舗装された路面2に
おいて時刻t1において雨が降り始め、その後降
り続いたときにおける偏光度γの時間経過を示
す。この第7図から雨が降り始めるときには、偏
光度γは正の変化勾配を有し、したがつて比H/
Vの時間経過に伴なう差は正であることがわか
る。 第8図は、アスフアルトで舗装された路面2に
おいて、時刻t2において降り続いた雨が小雨と
なり、時刻t3において完全に止み、かつ太陽光
が照射されたときにおける偏光度γの変化を示
す。雨が小雨となつて以降においては、偏光度γ
は時間経過に伴つて負の変化勾配で減少していく
ことがわかる。 ステツプn5において比H/Vの変化勾配Sk
が求められた後、ステツプn6に移り、変化勾配
Skが正であるか否かが判断される。変化勾配Sk
が正であるときにはステツプn7に移り、ここで
比H/Vが第2式を満たすか否かが判断される。 α2<Kj<α3 ……(2) たとえば、α2,α3は第5図および第6図か
らα2=3.4、α3=8.6に選ばれる。このように
して変化勾配Skが正であり、かつ比H/Vが第
2式を満たすとき、ステツプn8では路面が雨の
降り始めた状態であることを表わす。雨の降り始
めにおいては、路面の滑り摩擦係数が特に小さく
なり、このような雨の降り始め状態が判別される
ことによつて自動車の路面走行における危険防止
などに役立つ。 比H/Vの変化勾配Skが正であり、かつ第2
式を満たさないときには、ステツプn9に移り、
比H/Vの時間変化率Rkが算出される。比H/
Vの変化勾配Skが負または零であることが判別
されると、ステツプn10に移り、比H/Vの時
間変化率が演算される。 第9図は、アスフアルトで舗装された路面2を
走行したときにおける比H/Vの時間変化を示
す。ラインl9は乾燥路面を表わし、ラインl1
0は湿潤路面を表わし、ラインl11は時間W1
にわたり融雪路面を走行したときにおける比H/
Vの時間経過を表わす。第9図から明らかなよう
に、融雪路面における比H/Vの時間変化率Rk
は、乾燥路面および湿潤路面に比べて大きいこと
がわかる。 ステツプn11では、比H/Vの時間変化率
Rkが、予め定めたしきい値R1を超えるか否か
が判断される。たとえばR1=3に定める。比
H/Vの時間変化率Rkがしきい値R1を超える
ときには、ステツプn12に移り、路面が融雪状
態であることが判断される。比H/Vの時間変化
率Rkがしきい値R1以下であるときには、ステ
ツプn13に移り、比H/Vが予め定めた値α2
を超えるか否かが判断される。比H/Vがα2を
超えるときには、ステツプn14に移り、外気温
度検出器27によつて検出された外気温度Tが、
予め定めた温度T1未満であるか否かが判断され
る。 鏡面状凍結路面は、第2表のように湿潤路面と
同程度の偏光特性を有することがわかる。
【表】
したがつて本発明では、凍結路面と湿潤路面と
を判別するために、比H/Vだけでなく外気温度
Tをパラメータとして用いている。外気温度Tが
予め定めた温度T1未満であるときには、ステツ
プn15において路面が凍結しているものと判断
し、それ以外のときにはステツプn17,n18
において路面が湿潤状態またはわずかに湿潤して
いる状態であることを判断する。たとえばT1+
5゜Cに定める。 ステツプn14において、外気温度Tが予め定
めた温度T1以上であるときには、ステツプn1
6に移り、比H/Vが予め定めた値α3を超える
か否かが判断され、α3を超える場合には、ステ
ツプn17において路面が湿潤状態であることが
判断される。ステツプn16において、比H/V
がα3以下であることが判断されると、ステツプ
n18に移り、路面がわずかに湿つた状態たとえ
ば小雨から雨が止みつつある状態などであること
が判断される。 ステツプn13において、比H/Vが予め定め
た値α2以下であるときには、ステツプn13か
らステツプn19に移り、この比H/Vが予め定
めた値α1を超えているか否かを判断する。比
H/Vが予め定めた値α1を超えかつ予め定めた
値α2以下であるときには、ステツプn20にお
いて路面は乾燥状態にあることが判断される。た
とえばα1=1.4に定められる。 比H/Vが予め定めた値α1以下であるときに
は、ステツプn21において路面が圧雪または凍
結している状態であることが判断される。 このような第3図に示される路面の状態の判断
動作は、第3表に示された比H/V、Rk、Sk、
Tのパラメータを用いて行なわれる。第3表にお
いて〇印は、路面状態を判別するために用いられ
るパラメータを示す。
を判別するために、比H/Vだけでなく外気温度
Tをパラメータとして用いている。外気温度Tが
予め定めた温度T1未満であるときには、ステツ
プn15において路面が凍結しているものと判断
し、それ以外のときにはステツプn17,n18
において路面が湿潤状態またはわずかに湿潤して
いる状態であることを判断する。たとえばT1+
5゜Cに定める。 ステツプn14において、外気温度Tが予め定
めた温度T1以上であるときには、ステツプn1
6に移り、比H/Vが予め定めた値α3を超える
か否かが判断され、α3を超える場合には、ステ
ツプn17において路面が湿潤状態であることが
判断される。ステツプn16において、比H/V
がα3以下であることが判断されると、ステツプ
n18に移り、路面がわずかに湿つた状態たとえ
ば小雨から雨が止みつつある状態などであること
が判断される。 ステツプn13において、比H/Vが予め定め
た値α2以下であるときには、ステツプn13か
らステツプn19に移り、この比H/Vが予め定
めた値α1を超えているか否かを判断する。比
H/Vが予め定めた値α1を超えかつ予め定めた
値α2以下であるときには、ステツプn20にお
いて路面は乾燥状態にあることが判断される。た
とえばα1=1.4に定められる。 比H/Vが予め定めた値α1以下であるときに
は、ステツプn21において路面が圧雪または凍
結している状態であることが判断される。 このような第3図に示される路面の状態の判断
動作は、第3表に示された比H/V、Rk、Sk、
Tのパラメータを用いて行なわれる。第3表にお
いて〇印は、路面状態を判別するために用いられ
るパラメータを示す。
【表】
上述の実施例では、路面状態の変化に拘わら
ず、しきい値α1〜α3,R1,T1などが設定
されたけれども、本件発明者の実験によれば、路
面状態の変化によつてこれらのしきい値が適宜に
変えられてもよい。 第10図はこのような路面2の状態の変化に従
つて、しきい値をいわばヒステリシスをもたせて
変化する場合における状態を示す。第10図1は
比H/Vのしきい値α1〜α3を示し、添字aは
第10図1の路面2が第10図1の右から左への
状態の変化時におけるしきい値であり、添字bは
路面2が第10図1の左から右へ変化したときに
おける値を示す。第10図2は比H/Vの時間変
化率Rkのしきい値R1a,R1bを示し、第1
0図3は比H/Vの変化勾配Skのしきい値S1
〜S4を示し、第10図4は外気温度Tのしきい
値T1a,T1bを示す。 本発明に従えば、第10図のように路面2の状
態の変化に従つて、しきい値を変化するようにし
てもよい。 以上のように本発明によれば、路面の摩擦係数
に重大な影響を及ぼす路面状態である雨の降り始
め、融雪状態、凍結状態、湿潤状態、乾燥状態、
圧雪状態を路面に接触することなく自動車の走行
中において判断することができる。
ず、しきい値α1〜α3,R1,T1などが設定
されたけれども、本件発明者の実験によれば、路
面状態の変化によつてこれらのしきい値が適宜に
変えられてもよい。 第10図はこのような路面2の状態の変化に従
つて、しきい値をいわばヒステリシスをもたせて
変化する場合における状態を示す。第10図1は
比H/Vのしきい値α1〜α3を示し、添字aは
第10図1の路面2が第10図1の右から左への
状態の変化時におけるしきい値であり、添字bは
路面2が第10図1の左から右へ変化したときに
おける値を示す。第10図2は比H/Vの時間変
化率Rkのしきい値R1a,R1bを示し、第1
0図3は比H/Vの変化勾配Skのしきい値S1
〜S4を示し、第10図4は外気温度Tのしきい
値T1a,T1bを示す。 本発明に従えば、第10図のように路面2の状
態の変化に従つて、しきい値を変化するようにし
てもよい。 以上のように本発明によれば、路面の摩擦係数
に重大な影響を及ぼす路面状態である雨の降り始
め、融雪状態、凍結状態、湿潤状態、乾燥状態、
圧雪状態を路面に接触することなく自動車の走行
中において判断することができる。
第1図は本発明の一実施例の簡略化した断面
図、第2図は本発明の一実施例の全体のブロツク
図、第3図は第2図に示された処理回路23の動
作を説明するためのフローチヤート、第4図は道
路の路面状態に対応した水平偏光出力と垂直偏光
出力のSN比を示す図、第5図および第6図は路
面状態に対応した比H/Vと累積頻度との関係を
示すグラフ、第7図は雨の降り始めたときにおけ
る偏光度γの時間変化を示すグラフ、第8図は雨
が小降りになつて完全に雨が止むまでの偏光度γ
の時間変化を示すグラフ、第9図は比H/Vの時
間変化率を説明するためのグラフ、第10図は路
面状況の変化に対応して設定されるべきしきい値
を示す図である。 1……発光装置、2……路面、3……受光装
置、5……発光ダイオード、6……集光レンズ、
7……像分割レンズ、8……水平偏光子、9……
垂直偏光子、10,11……受光素子、14,1
5……増幅回路、16,17……フイルタ、1
8,19……全波整流・平滑回路、22……アナ
ログ/デジタル変換器、23……処理回路、2
4,29……比較回路、27……外気温度検出
器、32……制御/表示装置。
図、第2図は本発明の一実施例の全体のブロツク
図、第3図は第2図に示された処理回路23の動
作を説明するためのフローチヤート、第4図は道
路の路面状態に対応した水平偏光出力と垂直偏光
出力のSN比を示す図、第5図および第6図は路
面状態に対応した比H/Vと累積頻度との関係を
示すグラフ、第7図は雨の降り始めたときにおけ
る偏光度γの時間変化を示すグラフ、第8図は雨
が小降りになつて完全に雨が止むまでの偏光度γ
の時間変化を示すグラフ、第9図は比H/Vの時
間変化率を説明するためのグラフ、第10図は路
面状況の変化に対応して設定されるべきしきい値
を示す図である。 1……発光装置、2……路面、3……受光装
置、5……発光ダイオード、6……集光レンズ、
7……像分割レンズ、8……水平偏光子、9……
垂直偏光子、10,11……受光素子、14,1
5……増幅回路、16,17……フイルタ、1
8,19……全波整流・平滑回路、22……アナ
ログ/デジタル変換器、23……処理回路、2
4,29……比較回路、27……外気温度検出
器、32……制御/表示装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 路面に偏光されない光を照射し、その反射光
の水平偏光成分と垂直偏光成分とをサンプリング
検出し、その水平偏光成分と垂直偏光成分との比
が増加傾向にあり、かつ該比がある特定の範囲内
にあるとき、路面が雨の降り始めの状態であるこ
とを判別することを特徴とする路面状態の判別方
法。 2 路面を走行中に、その路面に偏光されない光
を照射し、その反射光の水平偏光成分と垂直偏光
成分とを検出し、水平偏光成分と垂直偏光成分と
の比の変化率が所定値より大きいとき、路面が融
雪状態であることを判別することを特徴とする路
面状態の判別方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4140282A JPS58158539A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 路面状態の判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4140282A JPS58158539A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 路面状態の判別方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58158539A JPS58158539A (ja) | 1983-09-20 |
| JPH0220054B2 true JPH0220054B2 (ja) | 1990-05-08 |
Family
ID=12607373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4140282A Granted JPS58158539A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 路面状態の判別方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58158539A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05264441A (ja) * | 1992-03-19 | 1993-10-12 | Niigata Denki Kk | 路面ぬれ状態検出方法及びその装置 |
| JPH06109865A (ja) * | 1992-09-26 | 1994-04-22 | Niigata Denki Kk | 路面ぬれ状態検出方法及びその装置 |
| CN116559169B (zh) * | 2023-07-11 | 2023-10-10 | 中南大学 | 一种路面状态实时检测方法 |
-
1982
- 1982-03-15 JP JP4140282A patent/JPS58158539A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58158539A (ja) | 1983-09-20 |
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