JPH02203788A - 自己複製配列dna - Google Patents
自己複製配列dnaInfo
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- JPH02203788A JPH02203788A JP1024029A JP2402989A JPH02203788A JP H02203788 A JPH02203788 A JP H02203788A JP 1024029 A JP1024029 A JP 1024029A JP 2402989 A JP2402989 A JP 2402989A JP H02203788 A JPH02203788 A JP H02203788A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自己複製配列DNA、特にB細胞系での自己複
製に適した自己複製配列DNAに関するものである。
製に適した自己複製配列DNAに関するものである。
(発明の背景)
自己複製配列(Autonomously Repli
catingSequence、 A RS )は真核
生物の染色体が自己複製する際の複製開始点であり、細
胞内で自律的に複製して増殖するDNA配列である。こ
のAR3を含まないDNA断片は、細胞内に形質導入さ
れた場合宿主細胞の染色体内に組込まれなければ増殖し
ないのに対し、AR3を組込んだDNA断片はエピゾー
ム状態すなわち宿主の染色体に組込まれることなく染色
体外で増殖する。
catingSequence、 A RS )は真核
生物の染色体が自己複製する際の複製開始点であり、細
胞内で自律的に複製して増殖するDNA配列である。こ
のAR3を含まないDNA断片は、細胞内に形質導入さ
れた場合宿主細胞の染色体内に組込まれなければ増殖し
ないのに対し、AR3を組込んだDNA断片はエピゾー
ム状態すなわち宿主の染色体に組込まれることなく染色
体外で増殖する。
このAR5について、近年まで酵母で機能するものが報
告されていたが、(Roth et al、、 Mo
l。
告されていたが、(Roth et al、、 Mo
l。
cell、 Biol5.3.1898−2008.
(1984) ) 、高等補乳動物のAR5は発見さ
れていなかった。
(1984) ) 、高等補乳動物のAR5は発見さ
れていなかった。
本発明者はマウス細胞で機能するマウスDNA由来のA
R5(pAR365)を初めて見出しくAriga e
t al、 Mo1.Ce1l、Biol、、7.
l−6,(1987))、このAR3がラット、ヒト
などの異種細胞でも機能することが報告した(Iguc
hi−Arigaet al。
R5(pAR365)を初めて見出しくAriga e
t al、 Mo1.Ce1l、Biol、、7.
l−6,(1987))、このAR3がラット、ヒト
などの異種細胞でも機能することが報告した(Iguc
hi−Arigaet al。
EMBOJ、、 6.2365−2371. (198
7))。さらに発明者はヒト前骨髄細胞性白血病細胞株
HL−60からもc−myc蛋白と結合するDNA配列
がAR3(pHLmyc)であること、さらにヒトc−
myc遺1云子上流域のHindllr −P st
I領域にAR5が存在し、このAR3がマウスAR3(
pAR365)やヒトAR3(pHLmyc)と相同性
があり、AR3には種特異性の無いことを明らかにして
いる(特開昭63−185386.対応欧州特許出願の
公開公報: E P O,254,315A 2 )。
7))。さらに発明者はヒト前骨髄細胞性白血病細胞株
HL−60からもc−myc蛋白と結合するDNA配列
がAR3(pHLmyc)であること、さらにヒトc−
myc遺1云子上流域のHindllr −P st
I領域にAR5が存在し、このAR3がマウスAR3(
pAR365)やヒトAR3(pHLmyc)と相同性
があり、AR3には種特異性の無いことを明らかにして
いる(特開昭63−185386.対応欧州特許出願の
公開公報: E P O,254,315A 2 )。
また発明者は、このA RS (HindllI −P
stI領域)含有プラスミドを動物胚細胞に1大した
ところ、このプラスミドがエピゾーム状態すなわち染色
体に組込まれることなく自律複製して安定に保持される
ことが見い出し、ウィルスベクターによらないプラスミ
ドによる遺伝子導入動物を作製している(特願昭63−
166992)。
stI領域)含有プラスミドを動物胚細胞に1大した
ところ、このプラスミドがエピゾーム状態すなわち染色
体に組込まれることなく自律複製して安定に保持される
ことが見い出し、ウィルスベクターによらないプラスミ
ドによる遺伝子導入動物を作製している(特願昭63−
166992)。
このようにAR3は導入プラスミドの大量複製、目的ペ
プチドの大量発現を可能とし、しかも宿主染色体DNA
の損傷がない遺伝子導入動物の作製を可能にするもので
ある。
プチドの大量発現を可能とし、しかも宿主染色体DNA
の損傷がない遺伝子導入動物の作製を可能にするもので
ある。
このAR3について、発明者はさらに、ヒトc−myc
遺伝子上流域の旧ndlll −P st I領域の特
定領域にAR3とエンハンサ−機能が存在し、AR3は
自己複製の開始点となるばかりか、エンハンサ−機能と
同−或いは非常に近接した機能を有していることも明ら
かにしている(特願昭63−284641)。
遺伝子上流域の旧ndlll −P st I領域の特
定領域にAR3とエンハンサ−機能が存在し、AR3は
自己複製の開始点となるばかりか、エンハンサ−機能と
同−或いは非常に近接した機能を有していることも明ら
かにしている(特願昭63−284641)。
今回発明者は、エンハンサ−としてよく解析されている
マウスイムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイントロ
ン内に存在するエンハンサー部位について検討した結果
、その特定領域にAR5が存在することを確認した。本
発明はこのような知見に基づきなされたものである。
マウスイムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイントロ
ン内に存在するエンハンサー部位について検討した結果
、その特定領域にAR5が存在することを確認した。本
発明はこのような知見に基づきなされたものである。
(発明の目的)
すなわち本発明は、B細胞系において、宿主染色体外で
の自己複製による導入遺伝子の大量複製を可能とし、そ
れによるイムノグロブリンやその他の目的ペプチドを効
率よく大量生産することができる自己複製配列(AR3
)DNAを提供することを目的とする。
の自己複製による導入遺伝子の大量複製を可能とし、そ
れによるイムノグロブリンやその他の目的ペプチドを効
率よく大量生産することができる自己複製配列(AR3
)DNAを提供することを目的とする。
また本発明は、この自己複製配列DNAにより目的ペプ
チドを発現するプラスミド及び晴乳動物細胞、さらにそ
の使用方法を提供することも目的とする。
チドを発現するプラスミド及び晴乳動物細胞、さらにそ
の使用方法を提供することも目的とする。
(発明の構成)
このような本発明の目的は、イムノグロブリンH鎖遺伝
子中のJ−Cイントロン内のエンハンサー部分に存在す
る自己複製配列DNAにより達成される。
子中のJ−Cイントロン内のエンハンサー部分に存在す
る自己複製配列DNAにより達成される。
このような自己複製配列DNAとして、マウスの場合で
は、マウスイムノグロブリンH鎖中のJ−Cイントロン
内のエンハンサー部分のXbaI−XbaI領域(塩基
数的960)のDNA配列、同じ(エンハンサー部分の
PstI −EcoRI領域(塩基数303)のDNA
配列、同じく、エンハンサー部分のPstI−XbaI
領域(塩基数的600)のDNA配列が挙げられる。
は、マウスイムノグロブリンH鎖中のJ−Cイントロン
内のエンハンサー部分のXbaI−XbaI領域(塩基
数的960)のDNA配列、同じ(エンハンサー部分の
PstI −EcoRI領域(塩基数303)のDNA
配列、同じく、エンハンサー部分のPstI−XbaI
領域(塩基数的600)のDNA配列が挙げられる。
すなわち発明者は、パーキット・リンパ腫細胞BL22
(IgM産生細胞として、またc−myc蛋白の産生が
非常に多いことで知られている)の第14染色体の遺伝
子B L 2214Q”が、第1図に示すようにその後
半部はc−myc遺伝子のエクソン部分と同じであるの
に対し、その前半部はc−myc遺伝子のエンハンサ−
の代わりにIg−H鎖遺伝子のエンハンサ−を備えてい
ること(Battey et al、 Ce1l、 3
4.779−787. (19831)に着目し、I
g−H鎖遺伝子のμスイッチ領域上流のJ−Cイントロ
ン内のエンハンサー部分にAR8が存在することを確認
し、本発明を完成したものである。
(IgM産生細胞として、またc−myc蛋白の産生が
非常に多いことで知られている)の第14染色体の遺伝
子B L 2214Q”が、第1図に示すようにその後
半部はc−myc遺伝子のエクソン部分と同じであるの
に対し、その前半部はc−myc遺伝子のエンハンサ−
の代わりにIg−H鎖遺伝子のエンハンサ−を備えてい
ること(Battey et al、 Ce1l、 3
4.779−787. (19831)に着目し、I
g−H鎖遺伝子のμスイッチ領域上流のJ−Cイントロ
ン内のエンハンサー部分にAR8が存在することを確認
し、本発明を完成したものである。
このAR3はエンハンサ−領域と互いにcisに作用し
く同じ遺伝子に重複して存在し)、イムノグロブリンが
選択的に発現するB細胞系における染色体外での複製を
可能にするものである。
く同じ遺伝子に重複して存在し)、イムノグロブリンが
選択的に発現するB細胞系における染色体外での複製を
可能にするものである。
従って、任意の目的ペプチドをコードする遺伝子、プロ
モーターを選択して本AR3含有プラスミドを構築すれ
ば、トランスフェクトした導入細胞(特にB細胞系)内
でプラスミドの形で増殖し、目的ペプチドを効率よく生
産することができる。
モーターを選択して本AR3含有プラスミドを構築すれ
ば、トランスフェクトした導入細胞(特にB細胞系)内
でプラスミドの形で増殖し、目的ペプチドを効率よく生
産することができる。
生産する目的ペプチドは特に限定されず、任意のものを
選択することができる。例えば、インターフェロンやイ
ンターロイキンなどのリンホカイン類、インシュリン、
成長ホルモン、ヒト組織プラスミノーゲン、その地番種
酵素などのペプチド、蛋白、糖蛋白等の医薬等を挙げる
ことができる。ただし、本発明のAR3はB細胞系の細
胞内での自己複製に適するものであるから、生産ペプチ
ドとしては、IgG、IgM、IgEなどの各種イムノ
グロブリンやB細胞系由来のリンホカイン等がさらに適
している。これらのペプチド遺伝子下流域には翻訳終了
用のポリAシグナルを配列させるのが好ましい。
選択することができる。例えば、インターフェロンやイ
ンターロイキンなどのリンホカイン類、インシュリン、
成長ホルモン、ヒト組織プラスミノーゲン、その地番種
酵素などのペプチド、蛋白、糖蛋白等の医薬等を挙げる
ことができる。ただし、本発明のAR3はB細胞系の細
胞内での自己複製に適するものであるから、生産ペプチ
ドとしては、IgG、IgM、IgEなどの各種イムノ
グロブリンやB細胞系由来のリンホカイン等がさらに適
している。これらのペプチド遺伝子下流域には翻訳終了
用のポリAシグナルを配列させるのが好ましい。
形質転換した細胞内で外来ペプチド遺伝子を発現させる
ためには宿主細胞内に存在する蛋白で発現調節されるこ
とが望ましい。従って、本発明で用いられるプロモータ
ーとしては、宿主細胞内に存在する蛋白によりmRNA
転写レベルを調節するようなプロモーターが好ましい0
本発明のAR8はB細胞系の細胞内での自己複製に適す
るものであるから、イムノグロブリンプロモーターを用
いるのが特に望ましい、但し本発明は種々の細胞由来の
蛋白で外来遺伝子の発現が調節されるものだけでなく、
外部刺激により調節されるプロモーターを用いてもよい
0例えば、メタロチオネインプロモーターを用いて、細
胞外から投与した重金属により発現するようにしてもよ
い。またウィルスプロモーターを用いて、ウィルス感染
により発現するようにしてもよい。
ためには宿主細胞内に存在する蛋白で発現調節されるこ
とが望ましい。従って、本発明で用いられるプロモータ
ーとしては、宿主細胞内に存在する蛋白によりmRNA
転写レベルを調節するようなプロモーターが好ましい0
本発明のAR8はB細胞系の細胞内での自己複製に適す
るものであるから、イムノグロブリンプロモーターを用
いるのが特に望ましい、但し本発明は種々の細胞由来の
蛋白で外来遺伝子の発現が調節されるものだけでなく、
外部刺激により調節されるプロモーターを用いてもよい
0例えば、メタロチオネインプロモーターを用いて、細
胞外から投与した重金属により発現するようにしてもよ
い。またウィルスプロモーターを用いて、ウィルス感染
により発現するようにしてもよい。
このようなAR3、目的ペプチド遺伝子、プロモーター
により構築するプラスミド・ベクターには、シグナル配
列を含めてもよい。この場合、生産ペプチドは細胞外に
分泌されるから、その回収、精製が容易になる。
により構築するプラスミド・ベクターには、シグナル配
列を含めてもよい。この場合、生産ペプチドは細胞外に
分泌されるから、その回収、精製が容易になる。
以上のプラスミド・ベクターを構築するための遺伝子操
作は全て慣用技術により行なえる(例えば、Mania
tis et al、 Mo1ecular Clon
ing:A Laboratory Manual、C
o1d Spring HarborLaborato
ry (1982)参照)。
作は全て慣用技術により行なえる(例えば、Mania
tis et al、 Mo1ecular Clon
ing:A Laboratory Manual、C
o1d Spring HarborLaborato
ry (1982)参照)。
このようにして得られたプラスミド・ベクターは、マイ
クロインジェクション法(Gordon et alP
roc、Natl、Acad、Sci、USA、77、
7380. (1980))、レトロウィルスベクタ
ーを用いる方法(Weiss etat、 Mo1.B
iol、of Tumor Viruses 2nd
ed、: RNATumor Viruses、 C
o1d Spring Harbor Laborat
ory(1982) )やリン酸カルシウム法、リポゾ
ーム法、プロトプラスト融合法などを用いて、種々の哺
乳動物細胞を形質転換することができる。
クロインジェクション法(Gordon et alP
roc、Natl、Acad、Sci、USA、77、
7380. (1980))、レトロウィルスベクタ
ーを用いる方法(Weiss etat、 Mo1.B
iol、of Tumor Viruses 2nd
ed、: RNATumor Viruses、 C
o1d Spring Harbor Laborat
ory(1982) )やリン酸カルシウム法、リポゾ
ーム法、プロトプラスト融合法などを用いて、種々の哺
乳動物細胞を形質転換することができる。
外来遺伝子を導入する宿主細胞は、AR5自体が種特異
性を持たないことから、そのAR3由来の細胞の種と同
じである必要はなく、原理的に全ての哺乳動物種の細胞
を形質転換することができる。例えば、ヒト、マウス、
ラット、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウ
マなどの細胞を形質転換することができるが、遺伝子解
析や細胞培養技術の進んでいるマウス又はヒトの細胞を
用いるのが特に好ましい。
性を持たないことから、そのAR3由来の細胞の種と同
じである必要はなく、原理的に全ての哺乳動物種の細胞
を形質転換することができる。例えば、ヒト、マウス、
ラット、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウ
マなどの細胞を形質転換することができるが、遺伝子解
析や細胞培養技術の進んでいるマウス又はヒトの細胞を
用いるのが特に好ましい。
この形質転換細胞を培養して外来遺伝子を発現させるこ
とにより、目的ペプチドを生産させることができる。な
お動物胚細胞を本発明のプラスミド・ベクターで形質転
換して、遺伝子導入動物を作製すれば、動物体細胞内で
目的ペプチドを産生させることもでき、本発明のペプチ
ド生産方法はこのようなものも含む。
とにより、目的ペプチドを生産させることができる。な
お動物胚細胞を本発明のプラスミド・ベクターで形質転
換して、遺伝子導入動物を作製すれば、動物体細胞内で
目的ペプチドを産生させることもでき、本発明のペプチ
ド生産方法はこのようなものも含む。
(実施例)
プラスミドp24βEに存在するマウスイムノグロブリ
ンH鎖遺伝子中のJ−Cイントロン内に存在するエンハ
ンサー部位からXbaI−XbaI領域(約960bp
)を切り出し、これをプラスミドpUc119(ファル
マシア社製)のX ba I部位に挿入してプラスミド
pIgEを作製した。
ンH鎖遺伝子中のJ−Cイントロン内に存在するエンハ
ンサー部位からXbaI−XbaI領域(約960bp
)を切り出し、これをプラスミドpUc119(ファル
マシア社製)のX ba I部位に挿入してプラスミド
pIgEを作製した。
第2図は当該XbaI −XbaI領域の位置を示す遺
伝子地図である。なおプラスミドp243Eはこの分野
の研究者であれば誰でも自由に入手可能なプラスミドで
ある。またプラスミドpIgEはdam” E、 c
oli JM83内で増殖し、このEcoliは微生
物工業研究所に既に寄託されている。
伝子地図である。なおプラスミドp243Eはこの分野
の研究者であれば誰でも自由に入手可能なプラスミドで
ある。またプラスミドpIgEはdam” E、 c
oli JM83内で増殖し、このEcoliは微生
物工業研究所に既に寄託されている。
その識別表示基はE、coli IGEであり、受託
番号は微工研菌寄第10515号(FERM P−1
0515)である。
番号は微工研菌寄第10515号(FERM P−1
0515)である。
この構築プラスミドpIgEを用いてARSアッセイを
行なった。すなわち、プラスミドpIgEをマウスBリ
ンパ球系細胞N5−1、ヒトBリンパ球系細胞Raj
i、ヒトBリンパ球系細胞Ba1i7、マウス乳ガン細
胞FM3Aにそれぞれトランスフェクトし、40時間培
養後ハート法(Hirt、 J、 Mo1. Biol
、、 26.365−369. (1967))によ
りプラスミドに対応する低分子量DNAを抽出した。
行なった。すなわち、プラスミドpIgEをマウスBリ
ンパ球系細胞N5−1、ヒトBリンパ球系細胞Raj
i、ヒトBリンパ球系細胞Ba1i7、マウス乳ガン細
胞FM3Aにそれぞれトランスフェクトし、40時間培
養後ハート法(Hirt、 J、 Mo1. Biol
、、 26.365−369. (1967))によ
りプラスミドに対応する低分子量DNAを抽出した。
抽出DNAをEcoRI処理(環状プラスミドを直線上
DNAにする)した後、Dpn IまたはMboI処理
し、アガロース電気泳動にがけ、32Pでラベルしたp
Uc119をプローブにしてサザーンプロット(Sou
thern、 J、 Mo1. Biol、、 93゜
503−517. (1975) ) した。
DNAにする)した後、Dpn IまたはMboI処理
し、アガロース電気泳動にがけ、32Pでラベルしたp
Uc119をプローブにしてサザーンプロット(Sou
thern、 J、 Mo1. Biol、、 93゜
503−517. (1975) ) した。
真核細胞に導入した各プラスミドはdam” E。
coli内で増殖されたものであり、この大腸菌内では
GATCサイト内のアデニン残基がメチル化される。し
かし真核細胞内にはりメチラーゼは存在しないから、真
核細胞内で新たに複製されたプラスミドDNAはメチル
化されていないはずである。そこでアデニン残基がメチ
ル化されたGATCサイトを切断部位とするDpn I
と、非メチル化アデニン残基を含むGATCサイトを切
断部位とするMboIとで、それぞれ抽出DNAを処理
した。
GATCサイト内のアデニン残基がメチル化される。し
かし真核細胞内にはりメチラーゼは存在しないから、真
核細胞内で新たに複製されたプラスミドDNAはメチル
化されていないはずである。そこでアデニン残基がメチ
ル化されたGATCサイトを切断部位とするDpn I
と、非メチル化アデニン残基を含むGATCサイトを切
断部位とするMboIとで、それぞれ抽出DNAを処理
した。
第3図に示すように、N5−1、Raji、Ba1i7
などのB細胞系にpIgEをトランスフェクトした場合
には、抽出DNAはDpn I処理しても泳動度に影響
がなく (Dpnl抵抗性)、MboI処理により切断
されており(MboI感受性)、プラスミドpIgEは
エピゾーム状態で複製されていたことを示していた(第
3図第2,4段)。一方非B細胞系のFM3AではMb
oI感受性のプラスミドは存在するものの(同第4段最
下レーン)、細胞内増殖により生じるはずのDpn I
抵抗性のものは検出できなかった(同第2段最下レーン
)。なおXbaI −XbaI領域を含まないpUc1
19はいずれの細胞にトランスフェクトしてもDpn
I感受性、MboI抵抗性を示し自己増殖していないこ
とを示した(第3図第3.5段)。
などのB細胞系にpIgEをトランスフェクトした場合
には、抽出DNAはDpn I処理しても泳動度に影響
がなく (Dpnl抵抗性)、MboI処理により切断
されており(MboI感受性)、プラスミドpIgEは
エピゾーム状態で複製されていたことを示していた(第
3図第2,4段)。一方非B細胞系のFM3AではMb
oI感受性のプラスミドは存在するものの(同第4段最
下レーン)、細胞内増殖により生じるはずのDpn I
抵抗性のものは検出できなかった(同第2段最下レーン
)。なおXbaI −XbaI領域を含まないpUc1
19はいずれの細胞にトランスフェクトしてもDpn
I感受性、MboI抵抗性を示し自己増殖していないこ
とを示した(第3図第3.5段)。
このことからIgエンハンサ−のXbaI −XbaI
領域にはAR3が存在することがわかった。
領域にはAR3が存在することがわかった。
次にこのXbaI −XbaI領域についてさらに詳細
な検討を行なった。
な検討を行なった。
第4図に示すようにXbaI−XbaI領域をPstI
及び(又は)EcoRI処理して各断片を得て、これを
前述と同様にpUc119に挿入して各断片含有プラス
ミドを作製し、N5−1細胞にトランスフェクトしてA
RSアッセイを行なった。
及び(又は)EcoRI処理して各断片を得て、これを
前述と同様にpUc119に挿入して各断片含有プラス
ミドを作製し、N5−1細胞にトランスフェクトしてA
RSアッセイを行なった。
第5図に示すように、PstI −EcoRI領域に対
応するプラスミドpI g (P−E) 、 Ec。
応するプラスミドpI g (P−E) 、 Ec。
RI−XbaI領域に対応するプラスミドpIg(E−
X) 、XbaI−EcoRI領域に対応するプラスミ
ドp I g (X−E) 、 PstI−XbaI領
域に対応するプラスミドpIg(P−X)はいずれもD
pn I処理抵抗性を示し、各DNA領域にはAR3活
性があることがわかった。一方、XbaI−XbaI領
域の最上流部であるXbaI−PstI領域は単独では
AR5活性を示さなかった。以上の結果から、Igエン
ハンサ−のXbar−XbaI領域の内、特にPstI
−EcoRI領域(303bp) 、 EcoRI−X
baI領域(約300bp)、PstI−XbaI領域
(約600bp)がAR5として機能することが明らか
になった。このPstI−EcoRI領域のDNA配列
を第6図に示す。
X) 、XbaI−EcoRI領域に対応するプラスミ
ドp I g (X−E) 、 PstI−XbaI領
域に対応するプラスミドpIg(P−X)はいずれもD
pn I処理抵抗性を示し、各DNA領域にはAR3活
性があることがわかった。一方、XbaI−XbaI領
域の最上流部であるXbaI−PstI領域は単独では
AR5活性を示さなかった。以上の結果から、Igエン
ハンサ−のXbar−XbaI領域の内、特にPstI
−EcoRI領域(303bp) 、 EcoRI−X
baI領域(約300bp)、PstI−XbaI領域
(約600bp)がAR5として機能することが明らか
になった。このPstI−EcoRI領域のDNA配列
を第6図に示す。
なお図中、5゛末端及び3°末端には、P st I及
びEcoRIの認識・切断部位が示されている。
びEcoRIの認識・切断部位が示されている。
以上のAR3はB細胞系において選択的に発現し、しか
もエンハンサ−と同−或いは非常に近接した機能を有し
ているものと推測される。
もエンハンサ−と同−或いは非常に近接した機能を有し
ているものと推測される。
従来よりエンハンサ−として良く知られているSV40
エンハンサ−はB細胞系の細胞内では十分には機能せず
また自己複製機能が無いのに対し、本願のAR5/エン
ハンサ−領域はB細胞系を用いた遺伝子発現、目的ペプ
チドの生産に適し、この点特に有用である。
エンハンサ−はB細胞系の細胞内では十分には機能せず
また自己複製機能が無いのに対し、本願のAR5/エン
ハンサ−領域はB細胞系を用いた遺伝子発現、目的ペプ
チドの生産に適し、この点特に有用である。
従って、任意の目的ペプチドをコードする遺伝子、プロ
モーターを選択してAR3含有プラスミドを構築すれば
、トランスフェクトした導入細胞内でプラスミドの形で
増殖し、目的ペプチドをより効率よく生産することがで
きる。またB細胞系は細胞内で生産された抗体を細胞外
に分泌するから、本願のI g−AR3を用いれば、目
的ペプチドは細胞外に分泌され、効率良い採取が可能と
なる。さらに、このAR5含有プラスミド・ベクターを
用いて特願昭63−166992の方法に従って、遺伝
子導入動物を作製すれば、目的ペプチドは血清内に分泌
されることになるから、目的ペプチドを効率よく採取で
きる。
モーターを選択してAR3含有プラスミドを構築すれば
、トランスフェクトした導入細胞内でプラスミドの形で
増殖し、目的ペプチドをより効率よく生産することがで
きる。またB細胞系は細胞内で生産された抗体を細胞外
に分泌するから、本願のI g−AR3を用いれば、目
的ペプチドは細胞外に分泌され、効率良い採取が可能と
なる。さらに、このAR5含有プラスミド・ベクターを
用いて特願昭63−166992の方法に従って、遺伝
子導入動物を作製すれば、目的ペプチドは血清内に分泌
されることになるから、目的ペプチドを効率よく採取で
きる。
(発明の効果)
以上のように本発明のAR3は、イムノグロブリンのエ
ンハンサ−領域に存在する自己複製配列(AR3)であ
り、エンハンサ−と同−或いは近接した機能を有し、B
細胞系で選択的に機能する。従って、B細胞系の培養細
胞或いは遺伝子導入動物などにおいて、効率よく目的ペ
プチドを生産することができる。
ンハンサ−領域に存在する自己複製配列(AR3)であ
り、エンハンサ−と同−或いは近接した機能を有し、B
細胞系で選択的に機能する。従って、B細胞系の培養細
胞或いは遺伝子導入動物などにおいて、効率よく目的ペ
プチドを生産することができる。
第1図はヒトc−myc遺伝子、BL22のmyc遺伝
子及びイムノグロブリンH鎖遺伝子の制限酵素開裂地図
比較図である。図中、口は非コード・エクソン、園はコ
ード・エクソン、PはPstI、RはEcoRI、Sは
5stI、CはC1aIである。 第2図はイムノグロブリンエンハンサ−領域内にAR3
該当部分の遺伝子地図である。 第3図はpIgEのARSアッセイの結果を示すサザー
ンプロットパターン図である。図中、右端が泳動開始端
である。 第4図はXbaI −XbaI領域内の各断片の相対位
置を示す図である。 第5図はXbaI−XbaI領域内の各断片のARSア
ッセイの結果を示すサザーンプロットパターン図である
。図中、右端が泳動開始端である。 F2マウスのpmyc ()(−P)体内分布を示すサ
ザーンプロットパターン図である。 第6図はPstI −EcoRI領域の全DNA配列図
である。
子及びイムノグロブリンH鎖遺伝子の制限酵素開裂地図
比較図である。図中、口は非コード・エクソン、園はコ
ード・エクソン、PはPstI、RはEcoRI、Sは
5stI、CはC1aIである。 第2図はイムノグロブリンエンハンサ−領域内にAR3
該当部分の遺伝子地図である。 第3図はpIgEのARSアッセイの結果を示すサザー
ンプロットパターン図である。図中、右端が泳動開始端
である。 第4図はXbaI −XbaI領域内の各断片の相対位
置を示す図である。 第5図はXbaI−XbaI領域内の各断片のARSア
ッセイの結果を示すサザーンプロットパターン図である
。図中、右端が泳動開始端である。 F2マウスのpmyc ()(−P)体内分布を示すサ
ザーンプロットパターン図である。 第6図はPstI −EcoRI領域の全DNA配列図
である。
Claims (10)
- (1)イムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイントロ
ン内のエンハンサー部分に存在する自己複製配列DNA
。 - (2)マウスイムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイ
ントロン内のエンハンサー部分より切り出されたXba
I −Xba I 領域(塩基数約960)の自己複製配列
DNA。 - (3)マウスイムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイ
ントロン内のエンハンサー部分のPst I −EcoR
I 領域(塩基数303)の自己複製配列DNA。 - (4)マウスイムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイ
ントロン内のエンハンサー部分のPst I −Xba I
領域(塩基数約600)の自己複製配列DNA。 - (5)イムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイントロ
ン内のエンハンサー部分に存在する自己複製配列と、プ
ロモーター配列と、ペプチド遺伝子とを含有するプラス
ミド。 - (6)前記自己複製配列が、マウスイムノグロブリンH
鎖遺伝子中のJ−Cイントロン内のエンハンサー部分の
、 Xba I −Xba I 領域(塩基数約960)、Pst
I −EcoR I 領域(塩基数303)又はPst I
−Xba I 領域(塩基数約600)のいずれかのDN
A配列であることを特徴とする請求項第5項記載のプラ
スミド。 - (7)イムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイントロ
ン内のエンハンサー部分に存在する自己複製配列と、プ
ロモーター配列と、ペプチド遺伝子とを含有するプラス
ミドで形質転換された哺乳動物のB細胞系細胞。 - (8)前記自己複製配列が、マウスイムノグロブリンH
鎖遺伝子中のJ−Cイントロン内のエンハンサー部分の
、 Xba I −Xba I 領域(塩基数960)、Pst
I −EcoR I 領域(塩基数303)又はPst I −
Xba I 領域(塩基数約600)のいずれかのDNA
配列であることを特徴とする請求項第7項記載の哺乳動
物のB細胞系細胞。 - (9)イムノグロブリンH鎖遺伝子中のJ−Cイントロ
ン内のエンハンサー部分に存在する自己複製配列と、プ
ロモーター配列と、ペプチド遺伝子とを含有するプラス
ミドで哺乳動物B細胞系細胞を形質転換し、形質転換さ
れた哺乳動物B細胞系細胞内で前記ペプチド遺伝子を発
現させることを特徴とするペプチド生産方法。 - (10)前記自己複製配列が、マウスイムノグロブリン
H鎖遺伝子中のJ−Cイントロン内のエンハンサー部分
の、 Xba I −Xba I 領域(塩基数約960)、Pst
I −EcoR I 領域(塩基数303)又はPst I
−Xba I 領域(塩基数約600)のいずれかのDN
A配列であることを特徴とする請求項第9項記載のペプ
チド生産方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1024029A JP2880519B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 自己複製配列dna |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1024029A JP2880519B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 自己複製配列dna |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02203788A true JPH02203788A (ja) | 1990-08-13 |
| JP2880519B2 JP2880519B2 (ja) | 1999-04-12 |
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ID=12127093
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1024029A Expired - Fee Related JP2880519B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 自己複製配列dna |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2880519B2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-03 JP JP1024029A patent/JP2880519B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2880519B2 (ja) | 1999-04-12 |
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