JPH0220495Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220495Y2 JPH0220495Y2 JP1984022111U JP2211184U JPH0220495Y2 JP H0220495 Y2 JPH0220495 Y2 JP H0220495Y2 JP 1984022111 U JP1984022111 U JP 1984022111U JP 2211184 U JP2211184 U JP 2211184U JP H0220495 Y2 JPH0220495 Y2 JP H0220495Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- core shaft
- welded
- cast iron
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この考案は部分非熔着型複合ローラに関し、そ
の目的は外層と内層とからなる複合ローラであり
且つこの外層と内層の接触面の全てが熔着されて
おらずローラ部と軸部の境界部分のみが非熔着で
その他の部分は熔着されている部分非熔着型複合
ローラであつて製造が簡易で且つ耐久力の大きい
部分非熔着型複合ローラの提供にある。 (従来技術) 一般に、複合ローラは外層部と内層部にそれぞ
れの異材質を用いてローラを形成して、種々の用
途に供されている。 例えば複合ローラは、搬送ローラ、非金属用圧
延用ローラ、製紙用圧延用ローラ、ゴム用圧延用
ローラとして叉鉄鋼板圧延用ローラ、製管用ロー
ラとして用いられることが多い。 その理由は、内層部に靭性の高い、機械的強度
の強い中実管或いは中空管の芯軸を用い、外層部
に熱容量が大きく耐摩耗性の強い鋳鉄を使用した
複合ローラであれば、熱衝撃が加わり易く摩耗等
の損傷が大きい外層部を、その外層部の損傷に応
じて鋳直すことが可能だからである。 このような、複合ローラあるいはその製造方法
として、特開昭51−98630号公報で開示された
「芯部に空洞を有する鋳鉄ロールの製造法」、或い
はこの考案者らが明らかにした特開昭58−154449
号公報で開示された「鋼製芯軸を有する鋳鉄製ロ
ーラの製造法」等が良く知られている。 更には、これら鋳鉄による複合ローラの従来技
術としてロール軸の軸受部がロール端部の支持体
と同一の材質であつて、該支持体と一体に形成さ
れている環状体の複合ロールとして特公昭50−
37282号公報開示技術が、またロール軸の両端部
から全外層が被覆されているローラとして実公昭
4−2205号公報開示技術がそれぞれ知られてい
る。 (従来技術の欠点) しかしながら、これらの既開示の技術において
は種々の欠点があつた。 実公昭4−2205号公報開示ローラは、外層がエ
ボナイトであるため製鉄所等高熱がローラに負荷
される箇所には使用できず、また特公昭50−
37282号公報開示ローラは、外層が天然物である
ため、摩耗時等の修復が困難であるばかりか、ロ
ーラの作製そのものが容易でない欠点があつた。 これらは、前記の如く鋳鉄製複合ローラの更な
る従来技術に属する。 加えてこれらの改良技術である鋳ぐるみ複合ロ
ーラに関し特開昭51−98630号公報で開示された
「芯部に空洞を有する鋳鉄ロールの製造法」やこ
の考案者らが明らかにした特開昭58−154449号公
報で開示された「鋼製芯軸を有する鋳鉄製ローラ
の製造法」で製造された複合ローラに、重大な欠
点があることがこの考案者らの更なる研究におい
て明らかになつた。 この重大な欠点とは、このような複合ローラの
うち鋳ぐるまれた芯軸である鋼材に外層である鋳
鉄から外部加熱により炭素が熔着部を介して移動
し(所謂浸炭現象)その結果芯軸がもろくなり、
しばしば使用中に内部で亀裂し外層部の鋳鉄の摩
耗等の損傷に依つて、複合ローラ全体が使用不可
能となり、複合ローラの初期目的であるローラ全
体の機械的強度の増大さらには外層部の損傷に応
じて鋳直し複合ローラを再生使用できるというこ
とが完遂できない欠点である。 しかしながら、この炭素鋼製芯軸への浸炭を回
避するため従来の如く、炭素鋼製芯軸を異形断面
として突起を形成し、炭素鋼製芯軸と外層鋳鉄を
嵌合して一体化するという完全非熔着嵌合法によ
る複合ローラでは使用中に、芯軸と外層鋳鉄が分
離して外層鋳鉄のみが空周りし、ローラの目的を
達成しえず、芯軸への浸炭現象を解決する策とし
ては好ましくなかつた。 叉、炭素鋼製芯軸異形断面のものを用い、この
異形断面部のみを外層鋳鉄との接触面で、相互に
熔着させる試案例も存在した。 この異形断面部を持つ炭素鋼製芯軸を使用する
場合には、その熔着部を集中応力が掛ら無い箇所
に設定する必要があるとともに、異形断面の芯軸
の調整が製造上困難であるとともに、初期設計が
集中応力が掛ら無い箇所に熔着部がくるように定
めても、実際の製造に於いてそのコントロールが
難しく、往々にして集中応力が掛かる箇所に熔着
部がくるという製造上の困難性を伴う欠点があつ
た。 (考案の解決手段) この考案はこの様な種々の複合ローラの欠点を
解明する過程で完成されたもので、即ちこの考案
は炭素鋼製芯軸とこの芯軸の両端部から全外層を
被覆する回転自在な所要形状の被覆鋳鉄からな
り、この被覆鋳鉄は軸部とローラ部とが一体とさ
れてなり、この被覆鋳鉄と前記炭素鋼製芯軸との
接触面の内ローラ部と軸部との境界部分のみが相
互にメタルタツチ状の非熔着部とされてなりその
他の接触面は熔着されてなる部分非熔着型複合ロ
ーラに係るものである。 (実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。 第1図A,Bに於いて、1は炭素鋼製芯軸で、
この芯軸1は中空管でも中実管で有つても良く、
靭性の高い、機械的強度の強い炭素鋼からなるも
のが全て好適に使用できる。 2はこの炭素鋼製芯軸1の両端部3,4から全
体の外周を鋳くるむ鋳鉄である。 この鋳鉄は軸部Aとローラ部Rとが一体とされ
ている。 5は炭素鋼製芯軸1と外周を鋳くるむ鋳鉄2の
接触面で、この接触面5の内すくなくともローラ
部Rと軸部Aの境界部分すなわち軸受部の接触端
部6,7,8,9等の主として荷重が掛かりやす
い部分は、相互にメタルタツチ状の非熔着とされ
他の接触面は熔着されている。 この考案において、メタルタツチとは相互に原
材質の特徴をそのまま相互に維持しつまり材質的
変容が無くしかも相互が緊密に(タイトに)密接
している状態のことを言い、即ち相互に冶金学的
に非熔着状に密着している状態をいう。 第1図の実施例においては、この非熔着部を形
成するために、製造時に以下に記載する特定方法
を採用して製造した実施例を図示した。 この特定方法とは、炭素鋼製芯軸1の表面を脱
脂処理後、特定成分からなる特定表面処理剤を、
非熔着部に所要回数塗布し0.4乃至0.5mm厚の膜厚
とし、次いでこの膜を加熱乾燥させた後、外層部
を鋳込み非熔着部をメタルタツチとする方法であ
る。 このようにこの考案で、炭素鋼製芯軸1とその
外周を鋳くるむ鋳鉄2の接触面5の内、集中応力
が掛りやすい荷重部分すなわちローラ部Rと軸部
Aとの境界部分を相互にメタルタツチとする理由
は、この考案者らが複合ローラの芯軸がしばしば
使用中に内部で亀裂して複合ローラ全体の機械的
強度がしく劣化したり、或いは複合ローラの芯材
がしばしば使用中に内部で亀裂しそのことに気付
かず外層部の鋳鉄の摩耗等の損傷で、再び鋳直し
て再使用しようとしても芯材の亀裂破断の為に複
合ローラ全体が使用不可能となる原因解明をした
結果である。 即ち、複合ローラの初期目的であるローラ全体
の機械的強度の増大さらには外層部の損傷に応じ
て鋳直し複合ローラを再生使用できる様にする目
的がしばしば完遂されないことがあつた。 それは炭素鋼製芯軸1と外周を鋳くるむ鋳鉄2
との相互の接触面5を熔着させると、この鋳くる
み時に及び使用中の加熱により鋳鉄中の炭素成分
が炭素鋼製芯軸1中に移行する所謂浸炭現象が生
じ、この浸炭現象が生じた炭素鋼製芯軸1は著し
く耐衝撃性、伸び率の低下等機械的強度が劣化し
結果、複合ロール全体の機械的強度が低下させ、
複合ローラの再生使用を阻害する等の弊害がもた
らされると云う原因をこの考案者らが始めて解明
し、この考案を完成した。 (考案の効果) この考案は以上詳述した如く、炭素鋼製芯軸と
この芯軸の両端部から全外層を被覆する回転自在
な所要形状の被覆鋳鉄からなり、この被覆鋳鉄は
軸部とローラ部とが一体とされてなり、この被覆
鋳鉄と前記炭素鋼製芯軸との接触面の内ローラ部
と軸部の境界部分のみが相互にメタルタツチ状の
非熔着部とされてなりその他の接触面は熔着され
てなる部分非熔着型複合ローラに係るものである
から、複合ローラの主として荷重が掛るローラ部
と軸部の境界部分は非熔着状態即ちメタルタツチ
であるのでその部分の芯軸には外層からの浸炭現
象が生せず、従つて芯軸の耐衝撃性、伸び率の低
下、使用中の損傷という欠点が生せず、従つて複
合ローラとしては長期間使用でき、更に外層と内
層の接合面のこの非熔着部は鋳くるみで外層を形
成する際に簡易な処理でしかも確実にこの部分の
みを非熔着状態とすることができるので極めて製
造しやすい部分非熔着型複合ローラであるという
効果を奏する。 以下実施例、比較例、試験例をそれぞれ述べる
ことにより、この考案の効果をより一層明瞭なも
のとする。 実施例1乃至3及び試験例 直径30mm、長さ500mm、の炭素鋼製中実棒を芯
軸として使用して次の表面処理剤を3回、厚みが
0.4乃至0.5mmと成るよう塗布した。尚、表面処理
剤は芯軸の荷重部全周に塗布した。 実施例 1 Pb3O4(粉体)50wt.%とLSS−35(商品名.性
状液体.(株)日産化学社製)50wt.%との混合物 実施例 2 SiO2(粉体)50wt.%とLSS−35(商品名.性状
液体.(株)日産化学社製)50wt.%との混合物 実施例 3 Pb3O4(粉体)40wt.%とLSS−35(商品名.性
状液体.(株)日産化学社製)50wt.%とSiO(粉体)
10wt.%との混合物 比較例 無処理 この表面処理後、200℃の加熱乾燥炉で乾燥さ
せ、CO2型の上型押し湯2ケ所で、押上方式に依
つて、外層部を鋳ぐるんだ。 鋳込み温度は1200゜乃至1300℃とし、24時間経
過後、表面温度が100℃でとりだした。 尚、外層鋳鉄は複合ローラの最大直径が600mm
となる様に鋳込んだ。 この実施例1乃至3は、冷却後分割したとこ
ろ、芯軸に浸炭層が無く、ローラ部と軸部の境界
部分はメタルタツチ状であつた。比較例は中空パ
イプと鋳ぐるみ層は熔着し全周に渡つて浸炭層が
みられた。 これらの実施例1乃至3及び比較例の複合ロー
ルを用いて、試験した。 結果を第1表に示す。
の目的は外層と内層とからなる複合ローラであり
且つこの外層と内層の接触面の全てが熔着されて
おらずローラ部と軸部の境界部分のみが非熔着で
その他の部分は熔着されている部分非熔着型複合
ローラであつて製造が簡易で且つ耐久力の大きい
部分非熔着型複合ローラの提供にある。 (従来技術) 一般に、複合ローラは外層部と内層部にそれぞ
れの異材質を用いてローラを形成して、種々の用
途に供されている。 例えば複合ローラは、搬送ローラ、非金属用圧
延用ローラ、製紙用圧延用ローラ、ゴム用圧延用
ローラとして叉鉄鋼板圧延用ローラ、製管用ロー
ラとして用いられることが多い。 その理由は、内層部に靭性の高い、機械的強度
の強い中実管或いは中空管の芯軸を用い、外層部
に熱容量が大きく耐摩耗性の強い鋳鉄を使用した
複合ローラであれば、熱衝撃が加わり易く摩耗等
の損傷が大きい外層部を、その外層部の損傷に応
じて鋳直すことが可能だからである。 このような、複合ローラあるいはその製造方法
として、特開昭51−98630号公報で開示された
「芯部に空洞を有する鋳鉄ロールの製造法」、或い
はこの考案者らが明らかにした特開昭58−154449
号公報で開示された「鋼製芯軸を有する鋳鉄製ロ
ーラの製造法」等が良く知られている。 更には、これら鋳鉄による複合ローラの従来技
術としてロール軸の軸受部がロール端部の支持体
と同一の材質であつて、該支持体と一体に形成さ
れている環状体の複合ロールとして特公昭50−
37282号公報開示技術が、またロール軸の両端部
から全外層が被覆されているローラとして実公昭
4−2205号公報開示技術がそれぞれ知られてい
る。 (従来技術の欠点) しかしながら、これらの既開示の技術において
は種々の欠点があつた。 実公昭4−2205号公報開示ローラは、外層がエ
ボナイトであるため製鉄所等高熱がローラに負荷
される箇所には使用できず、また特公昭50−
37282号公報開示ローラは、外層が天然物である
ため、摩耗時等の修復が困難であるばかりか、ロ
ーラの作製そのものが容易でない欠点があつた。 これらは、前記の如く鋳鉄製複合ローラの更な
る従来技術に属する。 加えてこれらの改良技術である鋳ぐるみ複合ロ
ーラに関し特開昭51−98630号公報で開示された
「芯部に空洞を有する鋳鉄ロールの製造法」やこ
の考案者らが明らかにした特開昭58−154449号公
報で開示された「鋼製芯軸を有する鋳鉄製ローラ
の製造法」で製造された複合ローラに、重大な欠
点があることがこの考案者らの更なる研究におい
て明らかになつた。 この重大な欠点とは、このような複合ローラの
うち鋳ぐるまれた芯軸である鋼材に外層である鋳
鉄から外部加熱により炭素が熔着部を介して移動
し(所謂浸炭現象)その結果芯軸がもろくなり、
しばしば使用中に内部で亀裂し外層部の鋳鉄の摩
耗等の損傷に依つて、複合ローラ全体が使用不可
能となり、複合ローラの初期目的であるローラ全
体の機械的強度の増大さらには外層部の損傷に応
じて鋳直し複合ローラを再生使用できるというこ
とが完遂できない欠点である。 しかしながら、この炭素鋼製芯軸への浸炭を回
避するため従来の如く、炭素鋼製芯軸を異形断面
として突起を形成し、炭素鋼製芯軸と外層鋳鉄を
嵌合して一体化するという完全非熔着嵌合法によ
る複合ローラでは使用中に、芯軸と外層鋳鉄が分
離して外層鋳鉄のみが空周りし、ローラの目的を
達成しえず、芯軸への浸炭現象を解決する策とし
ては好ましくなかつた。 叉、炭素鋼製芯軸異形断面のものを用い、この
異形断面部のみを外層鋳鉄との接触面で、相互に
熔着させる試案例も存在した。 この異形断面部を持つ炭素鋼製芯軸を使用する
場合には、その熔着部を集中応力が掛ら無い箇所
に設定する必要があるとともに、異形断面の芯軸
の調整が製造上困難であるとともに、初期設計が
集中応力が掛ら無い箇所に熔着部がくるように定
めても、実際の製造に於いてそのコントロールが
難しく、往々にして集中応力が掛かる箇所に熔着
部がくるという製造上の困難性を伴う欠点があつ
た。 (考案の解決手段) この考案はこの様な種々の複合ローラの欠点を
解明する過程で完成されたもので、即ちこの考案
は炭素鋼製芯軸とこの芯軸の両端部から全外層を
被覆する回転自在な所要形状の被覆鋳鉄からな
り、この被覆鋳鉄は軸部とローラ部とが一体とさ
れてなり、この被覆鋳鉄と前記炭素鋼製芯軸との
接触面の内ローラ部と軸部との境界部分のみが相
互にメタルタツチ状の非熔着部とされてなりその
他の接触面は熔着されてなる部分非熔着型複合ロ
ーラに係るものである。 (実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。 第1図A,Bに於いて、1は炭素鋼製芯軸で、
この芯軸1は中空管でも中実管で有つても良く、
靭性の高い、機械的強度の強い炭素鋼からなるも
のが全て好適に使用できる。 2はこの炭素鋼製芯軸1の両端部3,4から全
体の外周を鋳くるむ鋳鉄である。 この鋳鉄は軸部Aとローラ部Rとが一体とされ
ている。 5は炭素鋼製芯軸1と外周を鋳くるむ鋳鉄2の
接触面で、この接触面5の内すくなくともローラ
部Rと軸部Aの境界部分すなわち軸受部の接触端
部6,7,8,9等の主として荷重が掛かりやす
い部分は、相互にメタルタツチ状の非熔着とされ
他の接触面は熔着されている。 この考案において、メタルタツチとは相互に原
材質の特徴をそのまま相互に維持しつまり材質的
変容が無くしかも相互が緊密に(タイトに)密接
している状態のことを言い、即ち相互に冶金学的
に非熔着状に密着している状態をいう。 第1図の実施例においては、この非熔着部を形
成するために、製造時に以下に記載する特定方法
を採用して製造した実施例を図示した。 この特定方法とは、炭素鋼製芯軸1の表面を脱
脂処理後、特定成分からなる特定表面処理剤を、
非熔着部に所要回数塗布し0.4乃至0.5mm厚の膜厚
とし、次いでこの膜を加熱乾燥させた後、外層部
を鋳込み非熔着部をメタルタツチとする方法であ
る。 このようにこの考案で、炭素鋼製芯軸1とその
外周を鋳くるむ鋳鉄2の接触面5の内、集中応力
が掛りやすい荷重部分すなわちローラ部Rと軸部
Aとの境界部分を相互にメタルタツチとする理由
は、この考案者らが複合ローラの芯軸がしばしば
使用中に内部で亀裂して複合ローラ全体の機械的
強度がしく劣化したり、或いは複合ローラの芯材
がしばしば使用中に内部で亀裂しそのことに気付
かず外層部の鋳鉄の摩耗等の損傷で、再び鋳直し
て再使用しようとしても芯材の亀裂破断の為に複
合ローラ全体が使用不可能となる原因解明をした
結果である。 即ち、複合ローラの初期目的であるローラ全体
の機械的強度の増大さらには外層部の損傷に応じ
て鋳直し複合ローラを再生使用できる様にする目
的がしばしば完遂されないことがあつた。 それは炭素鋼製芯軸1と外周を鋳くるむ鋳鉄2
との相互の接触面5を熔着させると、この鋳くる
み時に及び使用中の加熱により鋳鉄中の炭素成分
が炭素鋼製芯軸1中に移行する所謂浸炭現象が生
じ、この浸炭現象が生じた炭素鋼製芯軸1は著し
く耐衝撃性、伸び率の低下等機械的強度が劣化し
結果、複合ロール全体の機械的強度が低下させ、
複合ローラの再生使用を阻害する等の弊害がもた
らされると云う原因をこの考案者らが始めて解明
し、この考案を完成した。 (考案の効果) この考案は以上詳述した如く、炭素鋼製芯軸と
この芯軸の両端部から全外層を被覆する回転自在
な所要形状の被覆鋳鉄からなり、この被覆鋳鉄は
軸部とローラ部とが一体とされてなり、この被覆
鋳鉄と前記炭素鋼製芯軸との接触面の内ローラ部
と軸部の境界部分のみが相互にメタルタツチ状の
非熔着部とされてなりその他の接触面は熔着され
てなる部分非熔着型複合ローラに係るものである
から、複合ローラの主として荷重が掛るローラ部
と軸部の境界部分は非熔着状態即ちメタルタツチ
であるのでその部分の芯軸には外層からの浸炭現
象が生せず、従つて芯軸の耐衝撃性、伸び率の低
下、使用中の損傷という欠点が生せず、従つて複
合ローラとしては長期間使用でき、更に外層と内
層の接合面のこの非熔着部は鋳くるみで外層を形
成する際に簡易な処理でしかも確実にこの部分の
みを非熔着状態とすることができるので極めて製
造しやすい部分非熔着型複合ローラであるという
効果を奏する。 以下実施例、比較例、試験例をそれぞれ述べる
ことにより、この考案の効果をより一層明瞭なも
のとする。 実施例1乃至3及び試験例 直径30mm、長さ500mm、の炭素鋼製中実棒を芯
軸として使用して次の表面処理剤を3回、厚みが
0.4乃至0.5mmと成るよう塗布した。尚、表面処理
剤は芯軸の荷重部全周に塗布した。 実施例 1 Pb3O4(粉体)50wt.%とLSS−35(商品名.性
状液体.(株)日産化学社製)50wt.%との混合物 実施例 2 SiO2(粉体)50wt.%とLSS−35(商品名.性状
液体.(株)日産化学社製)50wt.%との混合物 実施例 3 Pb3O4(粉体)40wt.%とLSS−35(商品名.性
状液体.(株)日産化学社製)50wt.%とSiO(粉体)
10wt.%との混合物 比較例 無処理 この表面処理後、200℃の加熱乾燥炉で乾燥さ
せ、CO2型の上型押し湯2ケ所で、押上方式に依
つて、外層部を鋳ぐるんだ。 鋳込み温度は1200゜乃至1300℃とし、24時間経
過後、表面温度が100℃でとりだした。 尚、外層鋳鉄は複合ローラの最大直径が600mm
となる様に鋳込んだ。 この実施例1乃至3は、冷却後分割したとこ
ろ、芯軸に浸炭層が無く、ローラ部と軸部の境界
部分はメタルタツチ状であつた。比較例は中空パ
イプと鋳ぐるみ層は熔着し全周に渡つて浸炭層が
みられた。 これらの実施例1乃至3及び比較例の複合ロー
ルを用いて、試験した。 結果を第1表に示す。
【表】
尚、試験は200回転させ、600Kgの負荷を加え、
1時間に140回負荷繰り返しした、結果である。 以上の結果から判る如く、この考案に係る複合
ローラは優れた効果を持つことがわかる。
1時間に140回負荷繰り返しした、結果である。 以上の結果から判る如く、この考案に係る複合
ローラは優れた効果を持つことがわかる。
第1図Aはこの考案の一実施例に係る部分非熔
着型複合ローラの外観図、第1図Bはこの考案の
一実施例に係る部分非熔着型複合ローラの縦断面
図である。 3,4……端部、5……接触面、6,7,8,
9……荷重部、R……ローラ部、A……軸部。
着型複合ローラの外観図、第1図Bはこの考案の
一実施例に係る部分非熔着型複合ローラの縦断面
図である。 3,4……端部、5……接触面、6,7,8,
9……荷重部、R……ローラ部、A……軸部。
Claims (1)
- 炭素鋼製芯軸とこの芯軸の両端部から全外層を
被覆する回転自在な所要形状の被覆鋳鉄からな
り、被覆鋳鉄はローラ部と軸部とが一体とされて
なり、この被覆鋳鉄と前記炭素鋼製芯軸との接触
面の内前記ローラ部と前記軸部との境界部分のみ
が相互にメタルタツチ状の非熔着部とされてなり
その他の接触面は熔着されてなる部分非熔着型複
合ローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2211184U JPS60134921U (ja) | 1984-02-18 | 1984-02-18 | 部分非熔着型複合ロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2211184U JPS60134921U (ja) | 1984-02-18 | 1984-02-18 | 部分非熔着型複合ロ−ラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60134921U JPS60134921U (ja) | 1985-09-07 |
| JPH0220495Y2 true JPH0220495Y2 (ja) | 1990-06-05 |
Family
ID=30514113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2211184U Granted JPS60134921U (ja) | 1984-02-18 | 1984-02-18 | 部分非熔着型複合ロ−ラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60134921U (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5037282A (ja) * | 1973-08-03 | 1975-04-07 | ||
| JP2506084Y2 (ja) * | 1990-04-16 | 1996-08-07 | ヤンマー農機株式会社 | 管理機の耕耘部構造 |
-
1984
- 1984-02-18 JP JP2211184U patent/JPS60134921U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60134921U (ja) | 1985-09-07 |
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