JPH02212429A - ヘム鉄含有組成物 - Google Patents

ヘム鉄含有組成物

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JPH02212429A
JPH02212429A JP1032635A JP3263589A JPH02212429A JP H02212429 A JPH02212429 A JP H02212429A JP 1032635 A JP1032635 A JP 1032635A JP 3263589 A JP3263589 A JP 3263589A JP H02212429 A JPH02212429 A JP H02212429A
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hemoferrum
iron
heme iron
cyclodextrin
cyclodextrins
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Mitsukatsu Sato
充克 佐藤
Tomoko Ono
大野 知子
Yoshiaki Yagi
八木 佳明
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は鉄分を摂取させるため、有機酸鉄や無機鉄より
吸収の良いヘム鉄含有物を用いて医薬品や食品、或いは
飼料、餌料を作るに際し、その特有の異味、周臭をマス
キングした服用しゃすいヘム鉄含有物を提供するもので
ある。
[従来の技術] 現在は飽食の時代と言われているにも拘らず、ダイエツ
トブームや食生活の変化も一因と考えられるが、女性の
約22%は貧血で、実に全女性の約3分の1は何等かの
貧血症状を経験しているといわれている。これは鉄分摂
取不足のなめであり、保健食品として鉄含有食品の必要
性が叫ばれている。
ヒト赤血球のヘモグロビンは肺で酸素を受取り全身に酸
素を供給する重要な役割を担っているが、摂取する鉄分
が不足すると、体内でのヘモグロビンの合成ができなく
なり、貧血症状を示すことがある。従来種々の鉄剤が貧
血の治療用に使われていたが、無機鉄(硫酸第一鉄)、
有機酸鉄(乳酸第一鉄、グルコン酸第−鉄、フマール酸
第−鉄等)は炭酸、燐酸、蓚酸、タンニン酸、カフェイ
ン、フィチン酸、食物繊維等による吸収阻害があり、吸
収効率が食事の系にて摂取量の約5〜8%である。一方
、牛、豚等の層血ヘモグロビン由来のヘム鉄はプロトポ
ルフィリンの2価鉄錯塩(フェロプロトポルフィリン)
であり、2価の鉄イオンにイオン化してから吸収される
ことはほとんどなく、ヘムリングの形で腸管粘膜細胞に
吸収されるため、無機鉄や有機酸鉄のような吸収阻害が
みられず、摂取量の15〜35%が吸収される利点があ
る。また、無機鉄および有機酸鉄(以後非ヘム鉄と略す
)は腸管内でイオン化しているため、摂取量によっては
腸管粘膜の蛋白を変性し易く、悪心、胸やけ、消化器障
害、心窩部痛、吐き気、下痢、便秘等の副作用がある。
ヘモグロビン由来のヘム鉄にはこのような副作用がない
ばかりではなく、便通が良くなる利点がある。
以上のごとく、ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて種々の利点が
あるために、現在貧血防止用に多量に用いられるように
なってきた。
ところでヘム鉄含有物は牛や豚の層血を採取後、精製、
加工されるが、原料が動物の血液であることから血液由
来の異味、異臭がある。ヘム鉄含有物の異味、異臭のマ
スキングについては、ヘモグロビンの精製工程の改良(
特開昭63〜276460号)等、ヘム鉄の純度を向上
させることが主としてなされてきた。確かに、純度の高
い製品は低純度のものと比較すると、異味、異臭の度合
いは少なくなっているが、やはりヘモグロビン蛋白質や
血液由来の異味、異臭を満足できる程度には抑えること
ができていない。したがって、ヘム鉄を比較的大量に配
合し、効果が十分期待できる量のヘム鉄を含む食品或い
は錠剤を調製すると、ヘム鉄含有物由来の異味、異臭が
問題となり、スムーズな摂取を妨げているのが現状であ
る。
[本発明が解決しようとする問題点] この異味、異臭をマスキングするために、さらに強いフ
レーバーやスパイスを一緒に配合する方法も考えられる
が、人それぞれの好みの問題もあり、万人に受は入れら
れるものができるとは限らない。そこで、ヘム鉄含有物
特有の異味、異臭を他に強い味や香りをつけることなく
、充分にマスキングする方法が強く望まれている。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、鋭意研究の結果、ヘム鉄含有物にシクロ
デキストリン類を添加し、ヘム鉄含有物特有の異味、異
臭を効率よく包接することによりマスキングが可能であ
ることを見出だし、本発明に到達した。
シクロデキストリン類は疎水性の空洞を分子内に有し、
種々の疎水性物質をその空洞内に包接することにより、
その物質の性質を変えることはよく知られている。本発
明はヘム鉄含有物にシクロデキストリン類を添加し、水
の存在下、攪拌、混練することにより、ヘム鉄含有物と
シクロデキストリン類を含有してなる組成物に関する。
本発明においては、ヘム鉄含有物とは動物(牛、馬、豚
、羊等)の層殺体の血液由来のものを指す。具体的には
血液そのもの(乾燥したもの〉、或いはさらに精製した
ものが使用可能である。これを例示すれば、通常は血液
を採取し、凝固防止剤としてクエン酸すI・リウム、ヘ
パリン、EDTA2ナトリウム等の内の1つを適量添加
後、遠心分離等により赤血球を得、これに水を添加する
等して低張液に晒すと血球が破け、ヘモグロビンが溶液
中に得られるので、残渣を遠心分離等にて除き、上澄液
を乾燥するとヘム鉄含有量の比較的高いヘモグロビン粉
末が得られるので、このもの成るいはこれを増量剤とし
て通常用いられる基材を配合したもの等も使用できる。
ヘモグロビン粉末は、このままでもヘム鉄含有物として
利用できるが、さらに精製することにより、ヘム鉄の含
有量を上げることも可能である。ヘム鉄を高純度で得る
には、牛や豚の血球を溶血したものを、食塩を少量添加
した熱水酢酸中に注ぎ込み、l\モグロビンを分解し、
適量の水を加えて放冷すると、色素部分が結晶として得
られ、本結晶はプロトポルフィリンの3価鉄銘塩でヘミ
ンともいわれるもので、これを還元する方法が有効であ
る。本方法によれば、ヘム鉄をかなりの純度で得ること
が可能となる。本発明においてはヘム鉄含有物とは上記
赤血球そのものや赤血球からのヘモグロビン或いはさら
に高純度のヘム鉄等をも包含する。当然のことながら、
純粋なヘム鉄をヘモグロビン粉末に混合したもの或いは
増量剤をこれらに添加したもの等、各純度のヘム鉄含有
品の混合物も含まれる。これらのうち、好適には検疫中
、豚の血液よりヘモグロビン画分を精製して得られる、
鉄を0.5〜1.5%程度含む粉末ヘム鉄含有物が用い
られる。
本発明にて、シクロデキストリン類とは、澱粉および/
又は澱粉の加水分解物にシクロデキストリングルカノト
ランスフェラーゼ(CGTase)を作用させて精製さ
れる環状デキストリンの総称であり、構成するグルコー
スの数によりα型、β型、γ型が主要なものとして知ら
れており、さらに環状デキストリンの構成グルコースの
6位にグルコース又はマルトース、マルトトリオース等
が付加した分岐シクロデキストリン類が知られている。
また、部分的に置換基(例えばメチル基)を導入したシ
クロデキストリン誘導体も使用可能である。本発明では
α−1β−1γ−シクロデキストリン、分岐シクロデキ
ストリン、上記シクロデキストリン誘導体或いはこれら
の混合物、さらにはこれらとデキストリンの混合物のい
ずれを使用しても良いが、通常はグルコース7個よりな
るβ−シクロデキストリンを主成分として用いるのがよ
い。
本発明はヘム鉄含有物にシクロデキストリンを水の存在
下、混合、混練する方法にて行うものである。ヘム鉄含
有物に対するシクロデキストリン類の添加量は、ヘム鉄
含有物の精製度、血液由来の異味、異臭の程度により限
定的ではないが、ヘム鉄含有物固形分に対して、シクロ
デキストリンを固形分として5%以上の添加量にて、ヘ
ム鉄含有物の異味、異臭成分をマスキング可能である。
ヘム鉄含有物に血液由来の異味、異臭成分が強く残存す
る場合は、比較的多量のシクロデキストリンを必要とす
るが、通常市販されている鉄として1%程度を含有する
ヘム鉄含有物の場合、ヘム鉄含有物固形分に対し、β−
シクロデキストリン10%以上を添加し、水の存在下、
攪拌、混練後、乾燥すると異味、異臭がマスキングされ
なヘム鉄含有粉末が得られる。
このとき添加する水の量は、混合攪拌が充分できればよ
く特に限定されないが、通常はヘム鉄含有物とシクロデ
キストリン類の合計固形分重量に対し、50〜250%
が好適である。攪拌混合時間は、ヘム鉄含有物に存在す
る異味、異臭がシクロデキストリン類に包接されるのに
充分であればよく、攪拌強度が強ければ短時間で済むし
、弱ければ長時間を要する。通常ニーダ−等の比較的攪
拌が弱い攪拌機の場合、異味、異臭の程度によって変動
するが、30分から2時間混合する。攪拌時の温度はヘ
ム鉄が温度に対して安定であるのでとくに限定されない
が、シクロデキストリン類による包接は50℃以上では
効率が下がるので50℃以下にて行うことが望ましい。
通常は常温にて攪拌、混練を行う。かくして得られなヘ
ム鉄含有物とシクロデキストリン類の混合物を適当な乾
燥器にて乾燥することにより、異味、異臭のマスキング
されたヘム鉄含有組成物の粉末が得られる。乾燥方法は
通常用いられる乾燥器であればよく、特に限定されない
が、経済的見地から棚弐通風乾燥器或い噴霧乾燥器が好
適に用いられる。棚式乾燥器の場合は、得られた乾物を
粉砕することが必要となる。得られた粉末に適宜酸味料
、甘味料、増量剤等を配合、製剤化してもよい。
[発明の効果] 本発明の効果について実験例を示して説明する。
実験例 500nJ容ビーカーに表1に示す容量のβ−シクロデ
キストリンく商標名: RINGDEX−B、三楽(I
ル製造)を入れ、水200mgを加え、軽く混合しスラ
リー状にした。これに表1に示す容量のヘム鉄含有物(
商標名:Hem Fe、三菱化成食品11販売〉を添加
し、常温下スターラーにて激しく60分間混合後、凍結
乾燥器にて乾燥し、乳鉢にて破砕、粉末化した。対照と
して、シクロデキストリンの代わりにデキストリン(商
標名:パインデックス#100、松谷化学工業ill製
造)を表1に示す割合にて用い。
β−シクロデキストリンの場合と同様に処理し、粉末を
得た。得られた粉末の評価を20名のパネラ−にておこ
ない、異味、異臭の程度を評価した。結果を表1に示す
(以下、余白) 表1より、β−シクロデキストリンによる、ヘム鉄含有
物の異味、異臭抑制効果は明らかであり、デキストリン
を用いた場合、ヘム鉄含有物の9倍量の添加でも若干、
異味、異臭が弱くなる程度であった。β−シクロデキス
トリンの場合は、粉末乾燥物中の添加量が10%よりほ
とんど異味、異臭が感じられなくなり、それ以上の添加
では全く異味、異臭は感じられなかった。
[実施例] 以下に実施例を示し、本発明を更に具体的に説明するが
、本発明はこの実施例によって何ら制限されるものでは
ない。
実施型上 β−シクロデキストリン(商標名: RINGDEX−
8、三楽■製造>200gを51容ビーカーにとり、こ
れに水を2.01添加、スラリーにしておき、ヘム鉄含
有物(商標名:Hem  Fe、三菱化成食品(珠販売
)1.0kgを添加後、攪拌機にて常温下、激しく(約
750rpm>1時間撹拌した。得られた混合物を凍結
乾燥し、VL鉢にて粉砕後、1.15kgの粉末を得な
。得られた粉末は、ヘム鉄含有物特有の異味、異臭がな
くなっており、β−シクロデキストリンの異味、異臭の
マスキング効果が顕著であった。
実施例2 α−シクロデキストリン(商標名: RINGDEX−
A、三楽■製造)30gを500mN容ビーカーにとり
、これに水を200mIJ添加し軽く混合後、ヘム鉄含
有物(商標名:Hem  Fe、三菱化成食品■販売)
70gを添加後、攪拌機にて常温下、激しく(約750
rpm)1時間攪拌した。得られた混合物を凍結乾燥し
、乳鉢にて粉砕後、99gの粉末を得た。得られた粉末
は、ヘム鉄含有物特有の異味、異臭がなくなっており、
α−シクロデキストリンの異味、異臭のマスキング効果
が顕著であった。
実旌庭旦 γ−シクロデキストリン(商標名: RINGDEX−
C1三楽11製造)30gを500nJ容ビーカーニド
’)、コレに水を200mN添加し軽く混合後、ヘム鉄
含有物(商標名:Hem  Fe、三菱化成食品(II
販売)70gを添加後、攪拌機にて常温下、激しく(約
75Orpm)1時間攪拌した。得られた混合物を凍結
乾燥し、乳鉢にて粉砕後、99gの粉末を得た。得られ
た粉末は、ヘム鉄含有物特有の異味、異臭がなくなって
おり、γ−シクロデキストリンの異味、異臭のマスキン
グ効果が顕著であった。
実旌健ユ 部分メチル化β−シクロデキストリン(商標名: PM
CD、三楽■製造)30gを500mg容ビーカーにと
り、これに水を200m、Il添加し軽く混合後、ヘム
鉄含有物(商標名: He m  F e、三菱化成食
品■販売)70gを添加後、攪拌機にて常温下、激しく
(約750rpm)L時間攪拌した。得られた混合物を
凍結乾燥し、乳鉢にて粉砕後、98gの粉末を得た。得
られた粉末は、ヘム鉄含有物特有の異味、異臭がなくな
っており、部分メチル化βシクロデキストリンの異味、
異臭のマスキング効果が顕著であった。
火旌医旦 シクロデキストリン混合物(商標名:RINGDEXP
、α−1β−1γ−シクロデキストリンおよび澱粉加水
分解物の混合品、シクロデキストリン類含有量50%、
三楽a1製造)50gを500mJ2容ビーカーにとり
、これに水を200m、f)添加し軽く混合後、ヘム鉄
含有物(商標名:Hem  Fe、三菱化成食品■販売
)50gを添加後、撹拌機にて常温下、激しく(約75
0rpm)1時間攪拌した。得られた混合物を凍結乾燥
し、乳鉢にて粉砕後、97gの粉末を得た。得られた粉
末は、ヘム鉄含有物特有の異味、異臭がなくなっており
、シクロデキストリン混合物の異味、異臭のマスキング
効果が顕著であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヘム鉄含有物とシクロデキストリン類を含有して
    なる組成物
  2. (2)ヘム鉄含有物とシクロデキストリン類を水の存在
    下に混合し、ヘム鉄含有物の異味、異臭成分をシクロデ
    キストリン類で包接せしめた特許請求の範囲第一項記載
    のヘム鉄含有組成物
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