JPH0221787B2 - - Google Patents
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- JPH0221787B2 JPH0221787B2 JP59105880A JP10588084A JPH0221787B2 JP H0221787 B2 JPH0221787 B2 JP H0221787B2 JP 59105880 A JP59105880 A JP 59105880A JP 10588084 A JP10588084 A JP 10588084A JP H0221787 B2 JPH0221787 B2 JP H0221787B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soba
- protein
- noodles
- wheat
- cut
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
- Noodles (AREA)
Description
本発明は、栄養価(プロテインスコア)が高
く、食感、風味、色調に優れた高蛋白蕎麦切の製
造法に関する。 (従来技術) 従来、蛋白質を添加した麺類の製造法が多く知
られている。これら蛋白質の種類としては、鶏卵
卵白の蛋白分解酵素消化物、卵の酵素部分分解
物、熱凝固性ラクトアルブミン、緑豆、無脱脂大
豆微粉末(特開昭54−70446、54−80443、54−
84048)、粉乳や練乳、豆乳(特開昭55−165773)、
ゼラチン、NSI 30以下の水不溶性大豆蛋白(特
開昭56−45168)、牛乳や牛乳製品、不溶化カゼイ
ン分解物、可溶性乳清蛋白や可溶性卵白蛋白、豆
腐類(特開昭57−166954)、醗酵植物蛋白(特開
昭57−202286)、等々が知られている。 蕎麦切は麺の一種であるが、蕎麦を原料に用
い、その種類としては生蕎麦、を乾燥した
干し蕎麦、をゆでたゆで蕎麦、を蒸して
フライした即席蕎麦等が知られ、その製造法は
手打ち法、機械法等がある。 (目的) 本発明者等は、蕎麦切の主原料である蕎麦及び
小麦の蛋白質の第一制限アミノ酸がリジンであ
り、そのプロテインスコアーは蕎麦粉と小麦粉の
使用割合により次表−1のように低いこと、一方
分離大豆蛋白質はリジンを6.4%と大量に含み蕎
麦切原料との組合せによりそのプロテインスコア
ーを高くできることに着目し、蕎麦切原料に分離
大豆蛋白を用いることによりそのプロテインスコ
アーを高くすることを目的とした。
く、食感、風味、色調に優れた高蛋白蕎麦切の製
造法に関する。 (従来技術) 従来、蛋白質を添加した麺類の製造法が多く知
られている。これら蛋白質の種類としては、鶏卵
卵白の蛋白分解酵素消化物、卵の酵素部分分解
物、熱凝固性ラクトアルブミン、緑豆、無脱脂大
豆微粉末(特開昭54−70446、54−80443、54−
84048)、粉乳や練乳、豆乳(特開昭55−165773)、
ゼラチン、NSI 30以下の水不溶性大豆蛋白(特
開昭56−45168)、牛乳や牛乳製品、不溶化カゼイ
ン分解物、可溶性乳清蛋白や可溶性卵白蛋白、豆
腐類(特開昭57−166954)、醗酵植物蛋白(特開
昭57−202286)、等々が知られている。 蕎麦切は麺の一種であるが、蕎麦を原料に用
い、その種類としては生蕎麦、を乾燥した
干し蕎麦、をゆでたゆで蕎麦、を蒸して
フライした即席蕎麦等が知られ、その製造法は
手打ち法、機械法等がある。 (目的) 本発明者等は、蕎麦切の主原料である蕎麦及び
小麦の蛋白質の第一制限アミノ酸がリジンであ
り、そのプロテインスコアーは蕎麦粉と小麦粉の
使用割合により次表−1のように低いこと、一方
分離大豆蛋白質はリジンを6.4%と大量に含み蕎
麦切原料との組合せによりそのプロテインスコア
ーを高くできることに着目し、蕎麦切原料に分離
大豆蛋白を用いることによりそのプロテインスコ
アーを高くすることを目的とした。
【表】
因に、蕎麦粉と小麦粉の割合が20/80の場合、
及び30/70の場合の蕎麦原料に対して分離大豆蛋
白の配合割合を変化させたときのプロテインスコ
アーを、RDA(Recommended Dietary
Allowwances)、Food and Nutrition Board
NRC/NAS1974に基づいて計算すると次の表−
2及び表−3のようになる。
及び30/70の場合の蕎麦原料に対して分離大豆蛋
白の配合割合を変化させたときのプロテインスコ
アーを、RDA(Recommended Dietary
Allowwances)、Food and Nutrition Board
NRC/NAS1974に基づいて計算すると次の表−
2及び表−3のようになる。
【表】
【表】
本発明者等は少なくともプロテインスコアーが
通常の蕎麦切より高い蕎麦切を製造することを目
的とした。このため、まず本発明者等は、大豆蛋
白の内、蛋白含量の高い分離大豆蛋白を単に添加
してみた。しかし、その添加量を増加すると色
調が悪くなる、具体的には蕎麦切が赤みを帯びて
くる、食感が悪くなる、具体的にはゴリゴリし
た硬くて脆い歯応えになる、風味が悪くなる、
具体的には大豆臭やエグ味が発生するという問題
に直面した。又、分離大豆蛋白もその蕎麦切に対
する添加量が3重量%を越えると生地がもろくな
り蕎麦切の麺帯の性状が悪化し、さらに5重量%
を越えるとボロボロの状態の生地になり製麺機に
かかりにくくなるという問題にも直面した。 そこでかかる問題を解決すべく鋭意研究の結
果、分離大豆蛋白の酵素分解したものがある程度
の効果を発揮することを見いだした。しかし、十
分上記問題を解決するには致らなかつた。 そこで更に鋭意研究を重ねた結果、かかる酵素
分解した分離大豆蛋白をO/W型エマルジヨンと
なしこれを乾燥粉末化したものを原料として蕎麦
切の製造に用いることにより、食感、風味、色調
の優れたプロテインスコアーの高い蕎麦切が得ら
れる知見を得た。亦、グルテンを添加して蕎麦切
原料中の小麦蛋白の含量を調節することにより、
蕎麦及び小麦以外の蕎麦切原料の添加により相対
的に小麦蛋白の割合が減少することに因る蕎麦生
地の脆さ発生の防止できる知見を得て本発明を完
成するに到つた。 (構成) 本発明は、(1)蕎麦切を製造するに際し、原料の
一つに、蛋白分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及
び水性溶媒を用いて均質化したO/Wエマルジヨ
ンの乾燥粉末を用いることを特徴とする高蛋白蕎
麦切の製造法である。 一般に、蕎麦切は、原料を混捏→複合→圧延
(麺厚1.5mm程度)→切出(#18角切歯等)→成形
→包装等の工程を経て製造される。 一般に、蕎麦切の原料は、蕎麦粉及び小麦粉を
主原料とし、ツナギとして長薯、ツクイモ、鶏卵
等を使用するが、本発明においては、さらに蛋白
分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及び水性溶媒を
用いて均質化したO/Wエマルジヨンの乾燥粉末
を用いることが特徴である。 蛋白分解酵素処理した大豆蛋白は、脱脂大豆を
用いて水抽出した豆乳から酸沈澱、膜分離等の手
段を用いてホエー成分を除去して調製した大豆蛋
白を水系下に蛋白分解酵素、好ましくはエンドプ
ロテアーゼ、特にに好ましくはアルカリプロテア
ーゼを用い通常分解率(最終濃度が0.2Mトリク
ロル酢酸可溶性窒素の全窒素に対する百分率)6
〜45%とし、公知の乾燥手段を用い乾燥して得る
ことができる。好ましくは分解率8〜25、特に好
ましくは10〜20が適当である。用いるプロテアー
ゼの種類や、蕎麦切の原料中の蛋白分解酵素処理
した大豆蛋白の割合にもよるが分解率が45%を越
えると蕎麦切に苦みがでることがあり好ましくな
い。分解率が6%未満では目的とする効果が少な
い。 油脂は公知の動植物油及びこれらの分別・硬化
油等を1種または2種以上適宜組み合わせて用い
ることが出来る。 水性溶媒は通常の水又は水溶性食品添加物を含
んだ水溶液を用いることができる。 該O/Wエマルジヨンは、蛋白分解酵素処理し
た大豆蛋白100重量部(以下部とする)に対し、
油脂5〜25部(好ましくは10〜20部)、及び通常
水性溶媒700〜900部程度を公知の均質化手段(ホ
モゲナイザー等)をもちい均質化し、公知の乾燥
手段(スプレードライ等)を用いて乾燥・粉末化
して得ることができる。油脂の割合が30部以上で
は得られる該O/Wエマルジヨンの乾燥粉末が均
一の大きさになりにくかつたり、油分が分離する
等の不都合が生じ好ましくない。尤も乳化剤を併
用すればかかる問題はある程度解決することもで
きる。又油脂の割合が5部未満では、色調・風
味・食感に対する効果が弱い。水性溶媒の割合は
乾燥工程の燃料費用の観点から少ない程好まし
い。 本発明において、該O/Wエマルジヨンは、蕎
麦切麺原料中蕎麦及び小麦粉に対する蛋白分解酵
素処理した大豆蛋白の割合が30重量%(以下%と
する)未満、好ましくは5〜20%用いることがで
きる。例えば蕎麦粉20/小麦粉80の蕎麦切原料の
場合、前述したように5%未満でも該麺のプロテ
インスコアを86未満まで高くすることができる
が、その効果は未だ少なく、反面20%を越え25%
以上になると、製麺性が悪くなる、即ち複合・圧
延工程において蕎麦切の麺が切れやすくなつた
り、蕎麦切の色調が赤みを帯びてくる等好ましく
ない。 本発明において、該O/Wエマルジヨン等の蕎
麦切原料以外の原料の添加により、相対的に蕎麦
切原料中の小麦蛋白の含有割合が低くなることか
ら、さらにグルテンを補足することができる。 グルテンを補足する理由は、蕎麦切原料中の小
麦蛋白の割合が下がると蕎麦切がもろくなつた
り、製麺中に蕎麦切の麺帯が切れやすくなつたり
する弊害を防止することにある。 そのグルテンを補足する割合は、蕎麦切の種類
により蕎麦切原料中の小麦蛋白の割合が異なるの
で、その蕎麦切原料中の小麦蛋白の割合をおよそ
維持するように加えることができる。例えば蕎麦
切原料中小麦蛋白の割合が5.5〜7%になるよう
に加えるか、或いは添加O/Wエマルジヨン中の
大豆蛋白に対して30%以下好ましくは25%以下添
加すれば良い。 所望により澱粉を加えたり、可溶性カゼイン
(カゼインのNa塩やK塩)を加えることもでき
る。 澱粉等は公知の澱粉及びその加工物或いは公知
の澱粉含有物を用いることができる。その主な効
果は食感の改善、具体的には滑らかな食感にする
ことができる。即ち、蕎麦切原料に大豆蛋白を加
えることによる蕎麦切の食感のザラツキは、大豆
小麦を酵素分解し更にこれをO/Wエマルジヨン
の形にすることにより解決できる。しかし更に滑
らかな食感とするためには澱粉、特に好ましくは
馬鈴薯澱粉を添加することが適当である。 カゼインは可溶性の例えばNaカゼイネート或
いはKカゼイネート等を用いることができ、その
効果は蕎麦切原料中の大豆蛋白の含有量が増大し
蕎麦切の食感が硬くなる場合にこれを柔らかくす
る作用がある。その添加量は適宜加減して使用す
ることができる。 (実施例) 以下実施例により本発明の実施態様を説明す
る。 実施例 1 (蛋白分解酵素処理した大豆蛋白の調製) 脱脂大豆を水抽出し、オカラ及びホエー成分を
除去して調製した分離大豆蛋白10W/W%(以下
%)溶液を市販アルカリプロテアーゼ(1万
unit/g)を用いE/S比0.3にて30℃でPHを8
に調節しながら加水分解率が20%になるまで反応
させ、加熱殺菌して蛋白分解酵素処理した大豆蛋
白溶液を得た。尚、加水分解率は、最終濃度が
0.2Mトリクロル酢酸可溶性窒素の全窒素に対す
る百分率で表した。 (O/Wエマルジヨンの乾燥粉末の調製) 上記溶液にパーム精製油を10%加え、ホモミキ
サーにて乳化後、加熱殺菌・噴霧乾燥してO/W
エマルジヨンの乾燥粉末を得た。 (蕎麦切の調製) 下記原料を混合・複合して麺厚5mmにし、さら
に圧延して最終1.5mm厚の麺にして#18角切歯を
用いて切り出し、25℃で水分15%まで乾燥して高
蛋白蕎麦切を製造した。
通常の蕎麦切より高い蕎麦切を製造することを目
的とした。このため、まず本発明者等は、大豆蛋
白の内、蛋白含量の高い分離大豆蛋白を単に添加
してみた。しかし、その添加量を増加すると色
調が悪くなる、具体的には蕎麦切が赤みを帯びて
くる、食感が悪くなる、具体的にはゴリゴリし
た硬くて脆い歯応えになる、風味が悪くなる、
具体的には大豆臭やエグ味が発生するという問題
に直面した。又、分離大豆蛋白もその蕎麦切に対
する添加量が3重量%を越えると生地がもろくな
り蕎麦切の麺帯の性状が悪化し、さらに5重量%
を越えるとボロボロの状態の生地になり製麺機に
かかりにくくなるという問題にも直面した。 そこでかかる問題を解決すべく鋭意研究の結
果、分離大豆蛋白の酵素分解したものがある程度
の効果を発揮することを見いだした。しかし、十
分上記問題を解決するには致らなかつた。 そこで更に鋭意研究を重ねた結果、かかる酵素
分解した分離大豆蛋白をO/W型エマルジヨンと
なしこれを乾燥粉末化したものを原料として蕎麦
切の製造に用いることにより、食感、風味、色調
の優れたプロテインスコアーの高い蕎麦切が得ら
れる知見を得た。亦、グルテンを添加して蕎麦切
原料中の小麦蛋白の含量を調節することにより、
蕎麦及び小麦以外の蕎麦切原料の添加により相対
的に小麦蛋白の割合が減少することに因る蕎麦生
地の脆さ発生の防止できる知見を得て本発明を完
成するに到つた。 (構成) 本発明は、(1)蕎麦切を製造するに際し、原料の
一つに、蛋白分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及
び水性溶媒を用いて均質化したO/Wエマルジヨ
ンの乾燥粉末を用いることを特徴とする高蛋白蕎
麦切の製造法である。 一般に、蕎麦切は、原料を混捏→複合→圧延
(麺厚1.5mm程度)→切出(#18角切歯等)→成形
→包装等の工程を経て製造される。 一般に、蕎麦切の原料は、蕎麦粉及び小麦粉を
主原料とし、ツナギとして長薯、ツクイモ、鶏卵
等を使用するが、本発明においては、さらに蛋白
分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及び水性溶媒を
用いて均質化したO/Wエマルジヨンの乾燥粉末
を用いることが特徴である。 蛋白分解酵素処理した大豆蛋白は、脱脂大豆を
用いて水抽出した豆乳から酸沈澱、膜分離等の手
段を用いてホエー成分を除去して調製した大豆蛋
白を水系下に蛋白分解酵素、好ましくはエンドプ
ロテアーゼ、特にに好ましくはアルカリプロテア
ーゼを用い通常分解率(最終濃度が0.2Mトリク
ロル酢酸可溶性窒素の全窒素に対する百分率)6
〜45%とし、公知の乾燥手段を用い乾燥して得る
ことができる。好ましくは分解率8〜25、特に好
ましくは10〜20が適当である。用いるプロテアー
ゼの種類や、蕎麦切の原料中の蛋白分解酵素処理
した大豆蛋白の割合にもよるが分解率が45%を越
えると蕎麦切に苦みがでることがあり好ましくな
い。分解率が6%未満では目的とする効果が少な
い。 油脂は公知の動植物油及びこれらの分別・硬化
油等を1種または2種以上適宜組み合わせて用い
ることが出来る。 水性溶媒は通常の水又は水溶性食品添加物を含
んだ水溶液を用いることができる。 該O/Wエマルジヨンは、蛋白分解酵素処理し
た大豆蛋白100重量部(以下部とする)に対し、
油脂5〜25部(好ましくは10〜20部)、及び通常
水性溶媒700〜900部程度を公知の均質化手段(ホ
モゲナイザー等)をもちい均質化し、公知の乾燥
手段(スプレードライ等)を用いて乾燥・粉末化
して得ることができる。油脂の割合が30部以上で
は得られる該O/Wエマルジヨンの乾燥粉末が均
一の大きさになりにくかつたり、油分が分離する
等の不都合が生じ好ましくない。尤も乳化剤を併
用すればかかる問題はある程度解決することもで
きる。又油脂の割合が5部未満では、色調・風
味・食感に対する効果が弱い。水性溶媒の割合は
乾燥工程の燃料費用の観点から少ない程好まし
い。 本発明において、該O/Wエマルジヨンは、蕎
麦切麺原料中蕎麦及び小麦粉に対する蛋白分解酵
素処理した大豆蛋白の割合が30重量%(以下%と
する)未満、好ましくは5〜20%用いることがで
きる。例えば蕎麦粉20/小麦粉80の蕎麦切原料の
場合、前述したように5%未満でも該麺のプロテ
インスコアを86未満まで高くすることができる
が、その効果は未だ少なく、反面20%を越え25%
以上になると、製麺性が悪くなる、即ち複合・圧
延工程において蕎麦切の麺が切れやすくなつた
り、蕎麦切の色調が赤みを帯びてくる等好ましく
ない。 本発明において、該O/Wエマルジヨン等の蕎
麦切原料以外の原料の添加により、相対的に蕎麦
切原料中の小麦蛋白の含有割合が低くなることか
ら、さらにグルテンを補足することができる。 グルテンを補足する理由は、蕎麦切原料中の小
麦蛋白の割合が下がると蕎麦切がもろくなつた
り、製麺中に蕎麦切の麺帯が切れやすくなつたり
する弊害を防止することにある。 そのグルテンを補足する割合は、蕎麦切の種類
により蕎麦切原料中の小麦蛋白の割合が異なるの
で、その蕎麦切原料中の小麦蛋白の割合をおよそ
維持するように加えることができる。例えば蕎麦
切原料中小麦蛋白の割合が5.5〜7%になるよう
に加えるか、或いは添加O/Wエマルジヨン中の
大豆蛋白に対して30%以下好ましくは25%以下添
加すれば良い。 所望により澱粉を加えたり、可溶性カゼイン
(カゼインのNa塩やK塩)を加えることもでき
る。 澱粉等は公知の澱粉及びその加工物或いは公知
の澱粉含有物を用いることができる。その主な効
果は食感の改善、具体的には滑らかな食感にする
ことができる。即ち、蕎麦切原料に大豆蛋白を加
えることによる蕎麦切の食感のザラツキは、大豆
小麦を酵素分解し更にこれをO/Wエマルジヨン
の形にすることにより解決できる。しかし更に滑
らかな食感とするためには澱粉、特に好ましくは
馬鈴薯澱粉を添加することが適当である。 カゼインは可溶性の例えばNaカゼイネート或
いはKカゼイネート等を用いることができ、その
効果は蕎麦切原料中の大豆蛋白の含有量が増大し
蕎麦切の食感が硬くなる場合にこれを柔らかくす
る作用がある。その添加量は適宜加減して使用す
ることができる。 (実施例) 以下実施例により本発明の実施態様を説明す
る。 実施例 1 (蛋白分解酵素処理した大豆蛋白の調製) 脱脂大豆を水抽出し、オカラ及びホエー成分を
除去して調製した分離大豆蛋白10W/W%(以下
%)溶液を市販アルカリプロテアーゼ(1万
unit/g)を用いE/S比0.3にて30℃でPHを8
に調節しながら加水分解率が20%になるまで反応
させ、加熱殺菌して蛋白分解酵素処理した大豆蛋
白溶液を得た。尚、加水分解率は、最終濃度が
0.2Mトリクロル酢酸可溶性窒素の全窒素に対す
る百分率で表した。 (O/Wエマルジヨンの乾燥粉末の調製) 上記溶液にパーム精製油を10%加え、ホモミキ
サーにて乳化後、加熱殺菌・噴霧乾燥してO/W
エマルジヨンの乾燥粉末を得た。 (蕎麦切の調製) 下記原料を混合・複合して麺厚5mmにし、さら
に圧延して最終1.5mm厚の麺にして#18角切歯を
用いて切り出し、25℃で水分15%まで乾燥して高
蛋白蕎麦切を製造した。
【表】
これは、水分15.0、粗蛋白20.8、粗脂肪2.4、灰
分1.7、炭水化物60.1の各%を示し、該蕎麦切中
リジン含量が1.1%、スレオニン含量が0.72%で
そのプロテインスコアーはRDA(Recommended
Dietary Allowances)、Food and Nutrition
Board NRC/NAS 1974に基づく人間のアミノ
酸パターンHis1.7、Ile4.2、Leu7.0、Lys5.1、含
硫アミノ酸2.6、芳香族アミノ酸7.3、Thr3.5、
Trp1.1、Val4.8から計算すると0.72×(100/
20.8)÷3.5×100=99(%)、即ち約99を示し、栄
養価の高い蕎麦切とすることができた。 比較例 1 蕎麦粉20部及び小麦粉80部、水32部を用い実施
例1と同様にして蕎麦切を製造した。 これは、水分15、粗蛋白8.9、粗脂肪1.2、灰分
0.6、炭水化物74.3の各%を示し、リジン含量が
0.31%でそのプロテインスコアーは68を示し、栄
養価の低い蕎麦切であつた。 (効果) 以上詳述したように、本発明により栄養価(プ
ロテインスコアー)が高く、且つ食感・風味・色
調の優れた高蛋白蕎麦切の製造が可能になつたも
のである。
分1.7、炭水化物60.1の各%を示し、該蕎麦切中
リジン含量が1.1%、スレオニン含量が0.72%で
そのプロテインスコアーはRDA(Recommended
Dietary Allowances)、Food and Nutrition
Board NRC/NAS 1974に基づく人間のアミノ
酸パターンHis1.7、Ile4.2、Leu7.0、Lys5.1、含
硫アミノ酸2.6、芳香族アミノ酸7.3、Thr3.5、
Trp1.1、Val4.8から計算すると0.72×(100/
20.8)÷3.5×100=99(%)、即ち約99を示し、栄
養価の高い蕎麦切とすることができた。 比較例 1 蕎麦粉20部及び小麦粉80部、水32部を用い実施
例1と同様にして蕎麦切を製造した。 これは、水分15、粗蛋白8.9、粗脂肪1.2、灰分
0.6、炭水化物74.3の各%を示し、リジン含量が
0.31%でそのプロテインスコアーは68を示し、栄
養価の低い蕎麦切であつた。 (効果) 以上詳述したように、本発明により栄養価(プ
ロテインスコアー)が高く、且つ食感・風味・色
調の優れた高蛋白蕎麦切の製造が可能になつたも
のである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蕎麦切を製造するに際し、原料の一つに、蛋
白分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及び水性溶媒
を用いて均質化したO/Wエマルジヨンの乾燥粉
末を用いることを特徴とする高蛋白蕎麦切の製造
法。 2 グルテンを用いて蕎麦切原料中の小麦蛋白の
含量を調節する特許請求の範囲第1項記載の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59105880A JPS60248142A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 高蛋白蕎麦切の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59105880A JPS60248142A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 高蛋白蕎麦切の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60248142A JPS60248142A (ja) | 1985-12-07 |
| JPH0221787B2 true JPH0221787B2 (ja) | 1990-05-16 |
Family
ID=14419244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59105880A Granted JPS60248142A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 高蛋白蕎麦切の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60248142A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009112253A (ja) * | 2007-11-07 | 2009-05-28 | Nitsukoku Seifun Kk | ソバ麺における食感・風味を改良できるソバ粉の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1166576A (en) * | 1980-08-19 | 1984-05-01 | Lorna C. Staples | Whey protein containing cosmetic formulations |
| JPS5933336B2 (ja) * | 1982-08-07 | 1984-08-15 | 白麦米株式会社 | 麺類の製造方法 |
-
1984
- 1984-05-24 JP JP59105880A patent/JPS60248142A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60248142A (ja) | 1985-12-07 |
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