JPS6356789B2 - - Google Patents
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- JPS6356789B2 JPS6356789B2 JP58248373A JP24837383A JPS6356789B2 JP S6356789 B2 JPS6356789 B2 JP S6356789B2 JP 58248373 A JP58248373 A JP 58248373A JP 24837383 A JP24837383 A JP 24837383A JP S6356789 B2 JPS6356789 B2 JP S6356789B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protein
- noodles
- noodle
- raw material
- emulsion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Noodles (AREA)
Description
本発明は、栄養価(プロテインスコア)が高
く、色調、食感、風味に優れた高蛋白即席麺の製
造法に関する。 (従来技術) 従来、蛋白質を添加した麺類の製造法が多く知
られている。これら蛋白質の種類としては、鶏卵
卵白の蛋白分解酵素消化物、卵の酵素部分分解
分、熱凝固性ラクトアルブミン、緑豆、無脱脂大
豆微粉末(特開昭54−70446,54−80443,54−
84048)、粉乳や練乳、豆乳(特開昭55−165773)、
ゼラチン、NSI30以下の水不溶性大豆蛋白(特開
昭56−45168)、牛乳や牛乳製品、不溶化カゼイン
分解物、可溶性乳清蛋白や可溶性卵白蛋白、豆腐
類(特開昭57−166954)、醗酵植物蛋白(特開昭
57−202286)、等々が知られている。 (目的) 本発明者等は、麺の主原料である小麦の蛋白質
の第一制限アミノ酸がリジンであり、そのプロテ
インスコアーが50%以下と低いこと、一方分離大
豆蛋白質はリジンを6.4%と大量に含み小麦蛋白
との組合せによりそのプロテインスコアーを高く
できることに着目し、麺の原料に分離大豆蛋白を
用いることによりそのプロテインスコアーを高く
することを目的とした。 因に、小麦粉と分離大豆蛋白の配合割合の変化
によるプロテインスコアーを、RDA
(Recommended Daily Allowwance),Food of
Nutrition Board NRC NAS1974に基づいて計
算すると次の表―1のようになる。
く、色調、食感、風味に優れた高蛋白即席麺の製
造法に関する。 (従来技術) 従来、蛋白質を添加した麺類の製造法が多く知
られている。これら蛋白質の種類としては、鶏卵
卵白の蛋白分解酵素消化物、卵の酵素部分分解
分、熱凝固性ラクトアルブミン、緑豆、無脱脂大
豆微粉末(特開昭54−70446,54−80443,54−
84048)、粉乳や練乳、豆乳(特開昭55−165773)、
ゼラチン、NSI30以下の水不溶性大豆蛋白(特開
昭56−45168)、牛乳や牛乳製品、不溶化カゼイン
分解物、可溶性乳清蛋白や可溶性卵白蛋白、豆腐
類(特開昭57−166954)、醗酵植物蛋白(特開昭
57−202286)、等々が知られている。 (目的) 本発明者等は、麺の主原料である小麦の蛋白質
の第一制限アミノ酸がリジンであり、そのプロテ
インスコアーが50%以下と低いこと、一方分離大
豆蛋白質はリジンを6.4%と大量に含み小麦蛋白
との組合せによりそのプロテインスコアーを高く
できることに着目し、麺の原料に分離大豆蛋白を
用いることによりそのプロテインスコアーを高く
することを目的とした。 因に、小麦粉と分離大豆蛋白の配合割合の変化
によるプロテインスコアーを、RDA
(Recommended Daily Allowwance),Food of
Nutrition Board NRC NAS1974に基づいて計
算すると次の表―1のようになる。
【表】
本発明者等は少なくともプロテインスコアーが
通常の麺より高い麺を製造することを目的とし
た。 このため、まず本発明者等は、大豆蛋白の内、
蛋白含量の高い分離大豆蛋白を単に添加してみ
た。 しかし、その添加量を増加すると色調が悪く
なる、具体的には麺が赤みを帯びてくる。食感
が悪くなる、具体的にはゴリゴリした硬くて脆い
歯応えになる、風味が悪くなる、具体的には大
豆臭やエグ味が発生するという問題に直面した。
又、分離大豆蛋白もその小麦粉に対する添加量が
7重量%を越えると麺生地がもろくなり麺帯の性
状が悪化し、さらに20重量%を越えるとボロボロ
の状態の生地になり製麺機にかかりにくくなると
いう問題にも直面した。 そこでかかる問題を解決すべく鋭意研究の結
果、分離大豆蛋白の酵素分解したものがある程度
の効果を発揮することを見いだした。しかし、十
分上記問題を解決するには致らなかつた。 そこで更に鋭意研究を重ねた結果、かかる酵素
分解した分離大豆蛋白をO/W型エマルジヨンと
なしこれを乾燥粉末化したものを原料として麺の
製造に用いることにより、色調、食感、風味の優
れたプロテインスコアーの高い麺が得られる知見
を得た。亦、グルテンを添加して麺原料中の小麦
蛋白の含量を調節することにより、小麦以外の麺
原料の添加により相対的に小麦蛋白の割合が減少
することに因る麺生地の脆さ発生の防止できる知
見を得て本発明を完成するに到つた。 (構成) 本発明は、(1)麺を製造するに際し、原料の一つ
に、蛋白分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及び水
性溶媒を用いて均質化したO/Wエマルジヨンの
乾燥粉末を用いることを特徴とする高蛋白即席麺
の製造法である。 一般に、即席麺は、原料を混〓→(ねかし)→
複合→圧延(麺厚1.2mm程度)→切出(#18角切
歯等)→蒸熱→フライ(135〜140℃で1〜2分)
若しくは乾燥→冷却→包装等の工程を経て製造さ
れる。 一般に、麺の原料は、小麦粉、塩かん水(食
塩、かん石、増粘剤、重合リン酸塩、天然色素
等)を主原料とするが、本発明においては、さら
に蛋白分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及び水性
溶媒を用いて均質化したO/Wエマルジヨンの乾
燥粉末を用いることが特徴である。 蛋白分解酵素処理した大豆蛋白は、脱脂大豆を
用いて水抽出した豆乳から酸沈澱、膜分離等の手
段を用いてホエー成分を除去して調製した大豆蛋
白を水系下に蛋白分解酵素、好ましくはエンドプ
ロテアーゼ、特に、好ましくはアルカリプロテア
ーゼを用い通常分解率(最終濃度が0.2Mトリク
ロル酢酸可溶性窒素の全窒素に対する百分率)6
〜45%とし、公知の乾燥手段を用い乾燥して得る
ことができる。好ましくは分解率8〜25、特に好
ましくは10〜20が適当である。用いるプロテアー
ゼの種類や、麺の原料中の蛋白分解酵素処理した
大豆蛋白の割合にもよるが分解率が45%を越える
と麺に苦みがでることがあり好ましくない。分解
率が6%未満では目的とする効果が少ない。 油脂は公知の動植物油及びこれらの分別・硬化
油等を1種または2種以上適宜組み合わせて用い
ることが出来る。 水性溶媒は通常の水又は水溶性食品添加物を含
んだ水溶液を用いることができる。 該O/Wエマルジヨンは、蛋白分解酵素処理し
た大豆蛋白100重量部(以下部とする)に対し、
油脂5〜25部(好ましくは10〜20部)、及び通常
水性溶媒700〜900部程度を公知の均質化手段(ホ
モゲナイザー等)をもちい均質化し、公知の乾燥
手段(スプレードライ等)を用いて乾燥・粉末化
して得ることができる。油脂の割合が30部以上で
は得られる該O/Wエマルジヨンの乾燥粉末が均
一の大きさになりにくかつたり、油分が分離する
等の不都合が生じ好ましくない。尤も乳化剤を併
用すればかかる問題はある程度解決することもで
きる。又油脂の割合が5部未満では、色調・風
味・食感に対する効果が弱い。水性溶媒の割合は
乾燥工程の燃料費用の観点から少ない程好まし
い。 本発明において、該O/Wエマルジヨンは、麺
原料中小麦粉に対する蛋白分解酵素処理した大豆
蛋白の割合が30重量%(以下%とする)未満、好
ましくは6〜26%用いることができる。前述した
ように6%未満でも該麺のプロテインスコアを72
未満まで高くすることができるが、その効果は未
だ少なく、反面26%を越え30%以上になると、製
麺性が悪くなる、即ち複合・圧延工程において麺
が切れやすくなつたり、麺の色調が赤みを帯びて
くる等好ましくない。 本発明において、該O/Wエマルジヨン等の小
麦以外の原料の添加により、相対的に麺原料中の
小麦蛋白の含有割合が低くなることから、さらに
グルテンを補足することができる。 グルテンを補足する理由は、麺原料中の小麦蛋
白の割合が下がると麺がもろくなつたり、製麺中
に麺帯が切れやすくなつたりする弊害を防止する
ことにある。例えば、具体的に該0/Wエマルジ
ヨンを麺原料に加えた場合、麺原料中の小麦粉に
対して大豆蛋白の割合が7%を越えると、換言す
るれ麺原料中の小麦蛋白の含有量が8%を切る
と、麺が段々もろくなる傾向にある。そこで麺の
物性を保つ為、換言すれば製麺中に麺帯が切れた
りしないようにグルテンを補足することができ
る。その割合は、麺の種類により麺原料中の小麦
蛋白の割合が異なるので、その麺の麺原料中の小
麦蛋白の含有割合をおよそ維持するように加える
ことができる。例えば、即席麺の場合、麺原料中
の小麦蛋白の割合がおよそ8〜8.5%になるよう
に加えるか、或いは添加O/Wエマルジヨン中の
大豆蛋白に対して30%以下好ましくは25%以下添
加すれば良い。 所望により澱粉を加えたり、可溶性カゼイン
(カゼインのNa塩やK塩)を加えることもでき
る。 澱粉等は公知の澱粉及びその加工物或いは公知
の澱粉含有物を用いることができる。その主な効
果は食感の改善、具体的には滑らかな食感に対す
ることができる。即ち、麺原料に大豆蛋白を加え
ることによる麺の食感のザラツキは、大豆蛋白を
酵素分解し更にこれをO/Wエマルジヨンの形に
することにより解決できる。しかし更に滑らかな
食感とするためには澱粉、特に好ましくは馬鈴薯
澱粉を添加することが適当である。 カゼインは不溶性ではなく可溶性の例えばNa
カゼイネート或いはKカゼイネート等を用いるこ
とができ、その効果は麺原料中の大豆蛋白の含有
量が増大し麺の食感が硬くなる場合にこれを柔ら
かくする作用がある。しかし、その添加量を2%
を越えると麺が赤くなる欠点を有する為精々2%
以下、好ましくは1%程度が適当である。 (実施例) 以下実施例により本発明の実施態様を説明す
る。 実施例 1 (蛋白分解酵素処理した大豆蛋白の調製) 脱脂大豆を水抽出し、オカラ及びホエー成分を
除去して調製した分離大豆蛋白10w/w%(以下
%)溶液を市販アルカリプロテアーゼ(1万
unit/g)を用いE/S比0.3にて30℃でPHを8
に調節しながら加水分解率が20%になるまで反応
させ、加熱殺菌して蛋白分解酵素処理した大豆蛋
白溶液を得た。尚、加水分解率は、最終濃度が
0.2Mトリクロル酢酸可溶性窒素の全窒素に対す
る百分率で表した。 (O/Wエマルジヨンの乾燥粉末の調製) 上記溶液にパーム精製油を10%加え、ホモミキ
サーにて乳化後、加熱殺菌・噴霧乾燥してO/W
エマルジヨンの乾燥粉末を得た。 (麺の調製) 下記原料を混合・混捏した後約10分間ねかし、
複合して麺厚5mmにし、さらに圧延して最終1.2
mm厚の麺にして#18角切歯を用いて切り出し、2
Kg/cm2で1分蒸熱・冷却後、パーム油を用い135
〜140℃で1.5〜2分フライして高蛋白即席麺を製
造した。
通常の麺より高い麺を製造することを目的とし
た。 このため、まず本発明者等は、大豆蛋白の内、
蛋白含量の高い分離大豆蛋白を単に添加してみ
た。 しかし、その添加量を増加すると色調が悪く
なる、具体的には麺が赤みを帯びてくる。食感
が悪くなる、具体的にはゴリゴリした硬くて脆い
歯応えになる、風味が悪くなる、具体的には大
豆臭やエグ味が発生するという問題に直面した。
又、分離大豆蛋白もその小麦粉に対する添加量が
7重量%を越えると麺生地がもろくなり麺帯の性
状が悪化し、さらに20重量%を越えるとボロボロ
の状態の生地になり製麺機にかかりにくくなると
いう問題にも直面した。 そこでかかる問題を解決すべく鋭意研究の結
果、分離大豆蛋白の酵素分解したものがある程度
の効果を発揮することを見いだした。しかし、十
分上記問題を解決するには致らなかつた。 そこで更に鋭意研究を重ねた結果、かかる酵素
分解した分離大豆蛋白をO/W型エマルジヨンと
なしこれを乾燥粉末化したものを原料として麺の
製造に用いることにより、色調、食感、風味の優
れたプロテインスコアーの高い麺が得られる知見
を得た。亦、グルテンを添加して麺原料中の小麦
蛋白の含量を調節することにより、小麦以外の麺
原料の添加により相対的に小麦蛋白の割合が減少
することに因る麺生地の脆さ発生の防止できる知
見を得て本発明を完成するに到つた。 (構成) 本発明は、(1)麺を製造するに際し、原料の一つ
に、蛋白分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及び水
性溶媒を用いて均質化したO/Wエマルジヨンの
乾燥粉末を用いることを特徴とする高蛋白即席麺
の製造法である。 一般に、即席麺は、原料を混〓→(ねかし)→
複合→圧延(麺厚1.2mm程度)→切出(#18角切
歯等)→蒸熱→フライ(135〜140℃で1〜2分)
若しくは乾燥→冷却→包装等の工程を経て製造さ
れる。 一般に、麺の原料は、小麦粉、塩かん水(食
塩、かん石、増粘剤、重合リン酸塩、天然色素
等)を主原料とするが、本発明においては、さら
に蛋白分解酵素処理した大豆蛋白、油脂及び水性
溶媒を用いて均質化したO/Wエマルジヨンの乾
燥粉末を用いることが特徴である。 蛋白分解酵素処理した大豆蛋白は、脱脂大豆を
用いて水抽出した豆乳から酸沈澱、膜分離等の手
段を用いてホエー成分を除去して調製した大豆蛋
白を水系下に蛋白分解酵素、好ましくはエンドプ
ロテアーゼ、特に、好ましくはアルカリプロテア
ーゼを用い通常分解率(最終濃度が0.2Mトリク
ロル酢酸可溶性窒素の全窒素に対する百分率)6
〜45%とし、公知の乾燥手段を用い乾燥して得る
ことができる。好ましくは分解率8〜25、特に好
ましくは10〜20が適当である。用いるプロテアー
ゼの種類や、麺の原料中の蛋白分解酵素処理した
大豆蛋白の割合にもよるが分解率が45%を越える
と麺に苦みがでることがあり好ましくない。分解
率が6%未満では目的とする効果が少ない。 油脂は公知の動植物油及びこれらの分別・硬化
油等を1種または2種以上適宜組み合わせて用い
ることが出来る。 水性溶媒は通常の水又は水溶性食品添加物を含
んだ水溶液を用いることができる。 該O/Wエマルジヨンは、蛋白分解酵素処理し
た大豆蛋白100重量部(以下部とする)に対し、
油脂5〜25部(好ましくは10〜20部)、及び通常
水性溶媒700〜900部程度を公知の均質化手段(ホ
モゲナイザー等)をもちい均質化し、公知の乾燥
手段(スプレードライ等)を用いて乾燥・粉末化
して得ることができる。油脂の割合が30部以上で
は得られる該O/Wエマルジヨンの乾燥粉末が均
一の大きさになりにくかつたり、油分が分離する
等の不都合が生じ好ましくない。尤も乳化剤を併
用すればかかる問題はある程度解決することもで
きる。又油脂の割合が5部未満では、色調・風
味・食感に対する効果が弱い。水性溶媒の割合は
乾燥工程の燃料費用の観点から少ない程好まし
い。 本発明において、該O/Wエマルジヨンは、麺
原料中小麦粉に対する蛋白分解酵素処理した大豆
蛋白の割合が30重量%(以下%とする)未満、好
ましくは6〜26%用いることができる。前述した
ように6%未満でも該麺のプロテインスコアを72
未満まで高くすることができるが、その効果は未
だ少なく、反面26%を越え30%以上になると、製
麺性が悪くなる、即ち複合・圧延工程において麺
が切れやすくなつたり、麺の色調が赤みを帯びて
くる等好ましくない。 本発明において、該O/Wエマルジヨン等の小
麦以外の原料の添加により、相対的に麺原料中の
小麦蛋白の含有割合が低くなることから、さらに
グルテンを補足することができる。 グルテンを補足する理由は、麺原料中の小麦蛋
白の割合が下がると麺がもろくなつたり、製麺中
に麺帯が切れやすくなつたりする弊害を防止する
ことにある。例えば、具体的に該0/Wエマルジ
ヨンを麺原料に加えた場合、麺原料中の小麦粉に
対して大豆蛋白の割合が7%を越えると、換言す
るれ麺原料中の小麦蛋白の含有量が8%を切る
と、麺が段々もろくなる傾向にある。そこで麺の
物性を保つ為、換言すれば製麺中に麺帯が切れた
りしないようにグルテンを補足することができ
る。その割合は、麺の種類により麺原料中の小麦
蛋白の割合が異なるので、その麺の麺原料中の小
麦蛋白の含有割合をおよそ維持するように加える
ことができる。例えば、即席麺の場合、麺原料中
の小麦蛋白の割合がおよそ8〜8.5%になるよう
に加えるか、或いは添加O/Wエマルジヨン中の
大豆蛋白に対して30%以下好ましくは25%以下添
加すれば良い。 所望により澱粉を加えたり、可溶性カゼイン
(カゼインのNa塩やK塩)を加えることもでき
る。 澱粉等は公知の澱粉及びその加工物或いは公知
の澱粉含有物を用いることができる。その主な効
果は食感の改善、具体的には滑らかな食感に対す
ることができる。即ち、麺原料に大豆蛋白を加え
ることによる麺の食感のザラツキは、大豆蛋白を
酵素分解し更にこれをO/Wエマルジヨンの形に
することにより解決できる。しかし更に滑らかな
食感とするためには澱粉、特に好ましくは馬鈴薯
澱粉を添加することが適当である。 カゼインは不溶性ではなく可溶性の例えばNa
カゼイネート或いはKカゼイネート等を用いるこ
とができ、その効果は麺原料中の大豆蛋白の含有
量が増大し麺の食感が硬くなる場合にこれを柔ら
かくする作用がある。しかし、その添加量を2%
を越えると麺が赤くなる欠点を有する為精々2%
以下、好ましくは1%程度が適当である。 (実施例) 以下実施例により本発明の実施態様を説明す
る。 実施例 1 (蛋白分解酵素処理した大豆蛋白の調製) 脱脂大豆を水抽出し、オカラ及びホエー成分を
除去して調製した分離大豆蛋白10w/w%(以下
%)溶液を市販アルカリプロテアーゼ(1万
unit/g)を用いE/S比0.3にて30℃でPHを8
に調節しながら加水分解率が20%になるまで反応
させ、加熱殺菌して蛋白分解酵素処理した大豆蛋
白溶液を得た。尚、加水分解率は、最終濃度が
0.2Mトリクロル酢酸可溶性窒素の全窒素に対す
る百分率で表した。 (O/Wエマルジヨンの乾燥粉末の調製) 上記溶液にパーム精製油を10%加え、ホモミキ
サーにて乳化後、加熱殺菌・噴霧乾燥してO/W
エマルジヨンの乾燥粉末を得た。 (麺の調製) 下記原料を混合・混捏した後約10分間ねかし、
複合して麺厚5mmにし、さらに圧延して最終1.2
mm厚の麺にして#18角切歯を用いて切り出し、2
Kg/cm2で1分蒸熱・冷却後、パーム油を用い135
〜140℃で1.5〜2分フライして高蛋白即席麺を製
造した。
【表】
これは、水分4.5、粗蛋白25.0、粗脂肪13.8、灰
分2.2、炭水化物54.5の各%を示し、該蛋白中リ
ジン含量が1.2%、スレオニン含量が0.83%でそ
のプロテインスコアーはRDA(Recommended
Daily Allowance)、Food of Nutrition Board
NRC NAS1974に基づく人間のアミノ酸パター
ンHis1.7,Ile4.2,Leu7.0,Lys5.1、含硫アミノ
酸2.6、芳香族アミノ酸7.3,Thr3.5,Trp1.1,
Val4.8から計算すると0.38×(100/25)÷3.5×100
=94.9(%)、即ち約95を示し、栄養価の高い即席
麺とすることができた。 比較例 1 小麦粉100部、塩かん水32部(内天然色素のみ
0.01部追加)を用い実施例1と同様にして即席麺
を製造した。 これは、水分5.5、粗蛋白8.2、粗脂肪14.4、灰
分2.3、炭水化物69.6の各%を示し、リジン含量
が0.24%でそのプロテインスコアーは45を示し栄
養価の低い即席麺であつた。 実施例 2 実施例1のO/Wエマルジヨンの調製に際し、
パーム油の配合を次表に示すように変化させ、実
施例1と同様にして得られた麺の色調、食感を調
べた。
分2.2、炭水化物54.5の各%を示し、該蛋白中リ
ジン含量が1.2%、スレオニン含量が0.83%でそ
のプロテインスコアーはRDA(Recommended
Daily Allowance)、Food of Nutrition Board
NRC NAS1974に基づく人間のアミノ酸パター
ンHis1.7,Ile4.2,Leu7.0,Lys5.1、含硫アミノ
酸2.6、芳香族アミノ酸7.3,Thr3.5,Trp1.1,
Val4.8から計算すると0.38×(100/25)÷3.5×100
=94.9(%)、即ち約95を示し、栄養価の高い即席
麺とすることができた。 比較例 1 小麦粉100部、塩かん水32部(内天然色素のみ
0.01部追加)を用い実施例1と同様にして即席麺
を製造した。 これは、水分5.5、粗蛋白8.2、粗脂肪14.4、灰
分2.3、炭水化物69.6の各%を示し、リジン含量
が0.24%でそのプロテインスコアーは45を示し栄
養価の低い即席麺であつた。 実施例 2 実施例1のO/Wエマルジヨンの調製に際し、
パーム油の配合を次表に示すように変化させ、実
施例1と同様にして得られた麺の色調、食感を調
べた。
【表】
尚、麺原料中の大豆蛋白含量を調整する為、麺
原料中の該エマルジヨン乾燥粉末の配合割合は次
のようにした。即ち、パーム油の割合0,10,
20,30,40のそれぞれのエマルジヨンを、それぞ
れ20,22,24,26,28重量部用いて麺を製造し
た。又グルテン4重量部は概略30重量部の小麦粉
に相当する(小麦粉の蛋白含量とグルテンの蛋白
含量よりみちびいた)として、小麦粉換算し、従
つて小麦粉は約100重量部となり、これに対する
エマルジヨン中の酵素分解大豆蛋白の割合は約20
%に調整されている。 (効果) 以上詳述したように、本発明により栄養価(プ
ロテインスコアー)が高く、且つ色調・食感・風
味の優れた高蛋白即席麺の製造が可能になつたも
のである。
原料中の該エマルジヨン乾燥粉末の配合割合は次
のようにした。即ち、パーム油の割合0,10,
20,30,40のそれぞれのエマルジヨンを、それぞ
れ20,22,24,26,28重量部用いて麺を製造し
た。又グルテン4重量部は概略30重量部の小麦粉
に相当する(小麦粉の蛋白含量とグルテンの蛋白
含量よりみちびいた)として、小麦粉換算し、従
つて小麦粉は約100重量部となり、これに対する
エマルジヨン中の酵素分解大豆蛋白の割合は約20
%に調整されている。 (効果) 以上詳述したように、本発明により栄養価(プ
ロテインスコアー)が高く、且つ色調・食感・風
味の優れた高蛋白即席麺の製造が可能になつたも
のである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 麺を製造するに際し、原料の一つに、蛋白分
解酵素処理した大豆蛋白、油脂及び水性溶媒を用
いて均質化したO/Wエマルジヨンの乾燥粉末を
用いることを特徴とする高蛋白即席麺の製造法。 2 グルテンを用いて麺原料中の小麦蛋白の含量
を調節する特許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58248373A JPS60137256A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 高蛋白即席麺の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58248373A JPS60137256A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 高蛋白即席麺の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60137256A JPS60137256A (ja) | 1985-07-20 |
| JPS6356789B2 true JPS6356789B2 (ja) | 1988-11-09 |
Family
ID=17177131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58248373A Granted JPS60137256A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 高蛋白即席麺の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60137256A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007202519A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Nissin Food Prod Co Ltd | 大豆ペプチド含有即席麺類の製造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008072656A1 (ja) | 2006-12-14 | 2008-06-19 | Fuji Oil Company, Limited | 大豆蛋白質組成物を配合する麺類および麺皮類 |
| JP2019068742A (ja) * | 2016-07-11 | 2019-05-09 | 白澤 菊代 | 高たんぱく麺 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59154951A (ja) * | 1983-02-24 | 1984-09-04 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | めんの製造法 |
-
1983
- 1983-12-23 JP JP58248373A patent/JPS60137256A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007202519A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Nissin Food Prod Co Ltd | 大豆ペプチド含有即席麺類の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60137256A (ja) | 1985-07-20 |
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