JPH02220895A - カードの製造方法 - Google Patents

カードの製造方法

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JPH02220895A
JPH02220895A JP1043648A JP4364889A JPH02220895A JP H02220895 A JPH02220895 A JP H02220895A JP 1043648 A JP1043648 A JP 1043648A JP 4364889 A JP4364889 A JP 4364889A JP H02220895 A JPH02220895 A JP H02220895A
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JP
Japan
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sheet
embossed
character
filling
card
Prior art date
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JP1043648A
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English (en)
Inventor
Akio Nakamura
昭雄 中村
Katsuhisa Aizawa
相澤 勝久
Osami Hayashi
修身 林
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はICカード、特には多機能ICカード等として
有用なカードの製造方法に関する。
[従来の技術] ICカード、多機能ICカードは、マイクロプロセッサ
、メモリーIC等を搭載した回路基板、太陽電池、リチ
ウム電池等の電子部品を内蔵し、表層部にデータ入出力
用の外部装置接続端子を備えたカード本体の上下両面に
、被覆シートが接着層または粘着層を介して貼り合わさ
れて、全体が構成されている。
このICカード、多機能ICカードは、磁気ストライブ
カードに比べて情報記憶容量が著しく大きく、OA/F
 Aなどのデータファイル、医療カルテ、電子手帳、I
D(個人識別)カード等と広い利用方法が期待され、既
に一部では実用化されつつある。このカード、特には多
機能ICカードは、また既存のキャッシュカード、クレ
ジットカード等のような凹凸背反性のエンボス文字を有
する磁気ストライブカードとの併用性を保つために、カ
ードの表面に凹凸背反性のエンボス文字と磁気ストライ
プが形成され、また、カードに内蔵されたメモリーIC
に記憶されている情報をカード所有者が、居ながらにし
て確認できるように、カードの裏面には液晶表示装置や
指入力キーボードが共存されている。このエンボス文字
はl507810及びJIS  X  6301G:1
m規定されている寸法である、厚さQ、76mmの薄型
で、縦54.0mm、横85.6mmのICカードの所
定の位置で、カード表面より高さが0.48mmとなる
ように、突出して形成されることが必要とされている。
なお、以下、本願でいうエンボス文字とはエンボス加工
によって構成される文字の他に、数字、符号、記号等、
いわゆる前記JISに定義されているものを包含する。
[発明が解決しようとする課題] このようなICカード、多機能ICカードでは、カード
規格で定められたエンボス領域にまでいっばいにプリン
ト基板などの電子部品を配置するため、現行の磁気スト
ライブカード等のようにカード本体に被覆シートを貼り
合わせた後に刻印で表面のエンボス文字加工を行うと、
エンボス文字加工された部分の電子部品が破壊されると
いう問題があった。このため、カード本体製作後にその
片面または両面に予めエンボス文字加工されたエンボス
シートを接着して製品化する方法が必要になるが、得ら
れるICカードは携帯性、収納性の観点から厚さが1m
m以下、特には0.76mm以下という薄さを要求され
るので、このエンボスシートの厚さも50〜100μm
程度以下に止めなければならず、このエンボスシートを
カード本体に接着または粘着一体化するために加圧、熱
圧プレスにかけると、その圧力でエンボス文字がつぶれ
てしまうという問題があった。
この問題を解決するために、エンボス用シートにエンボ
ス文字加工を施して凹凸面を形成した後、この凹部に熱
、紫外線、または電子線で硬化する樹脂を充填して硬化
し、これをカード本体に貼り合わせる方法が提案されて
いる(特開昭63−151496号、実開昭63−14
9771号公報)が、これらの方法では、■樹脂充填用
装置や樹脂硬化装置が必要となり、装置が大型化しコス
ト高になる。■エンボス文字の形成工程が多くなり製造
に長時間を要する。■充填用樹脂を硬化する際に輻射熱
が発生するために、エンボス用シートが熱変形してエン
ボス文字がつぶれたり、磁気ストライプや、エンボス文
字の位置精度が低下する危険がある。■硬化前の充填樹
脂は液状あるいはペースト状であるから、注意して取扱
わないと装置や作業者の衣服等を汚すおそれがある等の
欠点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、内蔵された電子部品を破壊することな
く、表面に強固なエンボス文字部を形成し得るカードの
製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るカードの製造方法における第一の発明は、
エンボス用シートと充填用シート及び離型シートを順次
積層した積層体に、離型シート側よりエンボス用所望文
字雄型で型押して形成した文字形凹部に、上記充填用シ
ートを充填残留させたまま、残りの充填用シートと離型
シートをエンボスシートから剥離し、これをカードに貼
り合わせることであり、また、第二の発明は、エンボス
用シートに形成されたエンボス文字形凹部に、文字体を
嵌入したシートをカードに貼り合わせることであり、さ
らに第三の発明は、所望のエンボス形成用文字体をエン
ボス用シートの裏面側から押し込んで、シートの表面に
同形の突出文字を形成させた後に、該シートをカードに
貼り合せることである。
以下、本発明の詳細を添付図面に基づいて順次説明する
。なお、以下の説明においてシートの状態を明確にする
ために、エンボス文字形成用のエンボス前のシートを「
エンボス用シート」、エンボス文字形成後のシートを「
エンボスシート」、さらにエンボス凹部に充填物を充填
した状態のシートをr文字充填済シート」と略記する。
第1図の(a)〜(e)は、第一の発明によるカードの
製造工程の一例を示す断面図、第2図は本発明に使用さ
れる雄の刻印型の一例を示す斜視図であり、第3図(a
)〜(C)は、第二の発明によるカードの製造工程の一
例を示す断面説明図であり、第4図(a)、(b)は、
本発明で用いる積層体の一実施態様を示す斜視図である
。 第5図(a)、(b)は、第三の発明によるカード
の製造工程の一例を示す断面図、第6図は第三の発明に
使用される雄の刻印型の一例の斜視図であり、第7図は
、本発明による製造工程で作られたカードを示す斜視図
である。
策二辺皿団 第1図(a)はエンボス用シートlと充填用シート2と
、離型シート3とを重ね合せた積層体4を示す、同図(
b)はこの積層体4を雌雄の刻印型5.6に挾みエンボ
ス文字加工を施したときの状態を示すもので、その加工
部分におけるエンボスシート11のエンボス文字状に変
形された凹部7には、充填用シート2の一部(充填部材
)8が打ち抜かれて充填された状態となっている。
同図(C)は、エンボス文字加工を施した後の積層体4
と雌雄の刻印型5.6を示し、充填用シートの残部9の
うち、雄の刻印型6の溝部6bに対応する充填用シート
の残部9aが、離型シート3により溝部6bに付着して
取り残されることなく離型できた状態となっている。
同図(d)はこの積層体4より充填用シート2の残りの
部分9.9aと離型シート3を引き剥して得られる文字
充填済シートlOを示す。
同図(e)はこの文字充填済シートlOをエンボスシー
ト11の底面1bでカード本体15と接着剤等により貼
り合せて目的のカード20とした状態(第7図参照)を
示す。
本発明に使用されるエンボス用シートは、エンボス文字
加工が可能なシートであれば特に制限はなく、通常の磁
気ストライブカード用の材料、例えば、塩化ビニル樹脂
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂などのほかに、ポ
リカーボネート樹脂、ボリアリレート樹脂、ABS樹脂
、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂など
から作られたもの、あるいはこれらのブレンド体、アロ
イやこれら異種の合成樹脂のシートのラミネート体など
が挙げられる。これらエンボス用シートには補強用の粒
状、繊維状、ホイスカー状の充填剤などを添加混合して
もよいが、磁気テープあるいは外部接続端子からの情報
の読取り・書込み装置を汚すおそれがなく、また雄の刻
印型を型押ししても破損することなく所望高さの凹凸変
形が容易に得られるもの、具体的には、炭酸カルシウム
等が好ましい。
ICカードのように薄さが要求される場合は、エンボス
用シートの厚さを2ON150μmの範囲とするのが好
ましく、その理由としては、厚さが150μmをこえる
とエンボスシートをカード本体に貼り合わせたときの全
体の厚さをICカード規定厚さ0.68〜0.80mm
以内に抑えることが困難になり、20μm未満ではエン
ボス文字加工においてエンボス用シートが破れるおそれ
が大きくなるほか、取扱い時にシートが折れたり破れた
りし易く、作業性が悪くなるからである。
例えば、厚さ100μmの塩化ビニル樹脂シート、SP
#307 (信越ポリマー■製、商品名)や、厚さ50
μmのポリカーボネート樹脂シートなどは、エンボス加
工機を用いてエンボス文字加工した場合、刻印型でエン
ボス用シートが破壊することなく、所定の高さのエンボ
ス文字を得ることが可能である。
なお、本願でいうシートには、その厚みが0゜076m
m以下のいわゆるフィルムと呼称されるものをも包含す
る。
また、充填用シートは、エンボス文字加工される際に打
ち抜かれて規定のエンボス文字高さ0゜48mmに対応
する深さの凹部を充分に充填するだけの厚みが必要とさ
れる。充填用シートが薄いと規定のエンボス文字の凹部
に充分に充填できなくなり、カードのインプリント時に
エンボス文字が加圧に耐えられなくてつぶれるという事
態を生ずる。逆に充填用シートが厚すぎる場合には、エ
ンボス文字部分での打ち抜きができないため、充填用シ
ートの残りの部分の剥離作業に支障を来すほか、前述し
た20〜150μmの薄いエンボス用シートを破断する
危険もあるため、0.1〜1.0mm、特には0.2〜
0.7mmの厚さであることが好ましい。
充填用シートは、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、ABS樹脂、MBS樹脂、
ポリスチレン樹脂、ガラス布、紙、銅やアルミニウムな
どの金属薄板などの単体、混合体、または複数のラミネ
ートからなる打ち抜き容易な材料が用いられる。また、
充填用シートの打ち抜き特性、可塑性、伸展性、圧縮特
性、あるいは熱的特性などを改良するために、フィラー
、老化防止剤、可塑剤、安定剤などを添加するのは任意
である0例えば打ち抜き特性を向上させるには、破断さ
れ易いこと(伸び率50%以下、好適には20%以下)
が好ましく、この目的のために添加するフィラーとして
は、黒鉛粉、炭酸カルシウム、タルク等の無機粉末、合
成樹脂製微粉末、ガラス繊維、炭素繊維などが挙げられ
、好ましくはタルク、炭酸カルシウム等が挙げられる。
これらのフィラーを添加すると、合成樹脂の網目構造が
疎になり、フィラーの流動特性と相乗して合成樹脂の分
子鎖が滑りやすくなり、その結果打ち抜き特性が向上す
る。
充填用シートは、このような打ち抜き特性のほかに、耐
熱性を高めて、エンボスシート11の底面1bとカード
本体15との加熱および/または加圧による接着または
粘着一体化工程やカードのインプリント時の熱的あるい
は機械的な負荷でエンボス文字がつぶれないようにする
ものとするのが望ましく、具体的にはASTM  D 
 224OD形ジュロメータ−硬さ30度以上95度以
下、通常40度〜80度のものとされる。このような目
的に合致する材料として具体的には、塩化ビニル樹脂シ
ート: SP#450WH(信越ポリマー■製、商品名
、厚さ0.3mm)などが例示される。
離型シート3は、雌雄の刻印型でエンボス文字加工を施
したときに、雄の刻印型の溝部に充填用シートの残部が
取り残されるのを防止するためのもので、雄の刻印型の
文字部で切断されないもの、具体的には伸び率が100
〜1500%、特には200〜1000%であるものが
好ましいために、伸びや破断強度が大きいといった特性
をもつ材料、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマー
樹脂、等の単体、混合体あるいは複数のラミネート体な
どが好ましく使用できる。
離型シートが厚すぎると充填用シートが打ち抜けなくな
り、逆に薄すぎると雄の刻印型によって切断される危険
が大きくなるために、10〜200gm、特には20〜
150μmの厚さであることが好ましい。
充填用シートと雄の刻印型との間に離、型シートを介在
させないでエンボス文字加工すると、雄の刻印型の溝部
に充填用シートの残部が取り残されるので、離型用シー
トと充填用シートとは接着層あるいは粘着層で所定位置
に固定できるようにすればさらに好ましい。
この積層体4をエンボス文字加工するのは、公知のエン
ボス文字加工機を使用でき、このエンボス文字加工によ
ってカードの所有者の氏名、記号などがエンボス文字と
して形成される。このとき、エンボス文字が型崩れしな
いように補強用シートを積層体のエンボス用シートの上
に重ね合せてもよい。
エンボス用シートl、充填用シート2、および離型シー
ト3が所定の位置に積層されない状態でエンボス文字加
工を施すと、充填用シートの残部が雄の刻印型の溝部に
取り残されたり、所定の文字位置にエンボス文字を形成
できなくなることがあるが、これを防ぐためには積層体
4を構成するエンボス用シート1と充填用シート2と離
型シート3の間に、また補強用シートを使用する場合に
は積層体4と補強用シートとの間に必要に応じて粘着層
を設けて所定位置に積層すればよい。
エンボス用シート1と充填用シート2とが重ね合わされ
る領域全面に粘着層を設けであると、後工程での文字充
填済シート10と残りの充填用シートとの剥離が困難に
なるので、粘着層はエンボス文字形成領域にのみ設ける
のがより好ましい。
なお、エンボス用シートlの底面に粘着剤を塗工してお
くと、第1図(d)に示した文字充填済シート10にお
いてエンボス文字状に充填された充填部材8がエンボス
シートllから離脱するおそれがなくなるという効果を
併せ持つことになる。前述したエンボスシート11を、
その底面1bでカード本体15と貼り合わせるには、そ
の作業を容易にするためエンボス文字加工前に、エンボ
ス用シートlの底面に予め接着剤を塗布しておくのが好
ましいが、エンボス文字加工後にエンボスシートの底面
1bに塗布してもよい、また、カード本体15側に予め
接着剤を塗布しておいてもよいし、さらに両面粘着シー
トによってエンボスシート11とカード本体15とを貼
り合わせるようにしてもよい。
策二退ユ6Lシュ及男 次にまず、第二の発明についての詳細を添付図面に基づ
いて説明する。
第3図(a)はエンボス用シート1を雌雄の刻印型5.
6に挟みエンボス文字加工を施したときの状態を示すも
ので、同図(b)は該加工により形成されたエンボスシ
ート11のエンボス文字状に変形された凹部7には、予
め成形されたエンボス充填用文字体12を嵌入して得ら
れる文字充填済シート10を示す。
同図(C)は、文字充填済シート10をエンボスシート
11の底面1bでカード本体15と接着剤等により貼り
合わせて目的のカード20として状態(第7図参照)を
示す。
本発明に使用されるエンボス用シート1は、前記第一の
発明と同様なものが用いられる。また、エンボス凹部充
填用文字体12は、エンボスシート11の凹部7に嵌入
されてエンボス文字状の凹部な充分に充填するだけの大
きさが必要とされる。エンボス凹部充填用文字体が小さ
いと規定のエンボス文字の凹部に充分に充填できなくな
り、カードのインプリント時にエンボス文字が加圧に耐
えられなくてつぶれるという事態を生ずる。逆に大きす
ぎる場合には、エンボス凹部充填用文字体が、エンボス
シート11の底面1bから出っ張った文字充填済シート
となり、該シートとカード本体とを貼り合わせたときに
エンボス凹部充填用文字体の外周部分に空隙ができ、接
着が不充分となるほか、外観を損ねるという不利を生じ
る。また、エンボス凹部充填用文字体とエンボスシート
が有する凹部との外形が著しく異なる場合には、充填用
文字体と上記シートの凹部とが合致せず、前述した20
〜150μmの薄いエンボス用シートを破断する危険も
あるため、凹部と同等の外形を有し、0.1〜1.om
m、特には0.2〜0.7mmの高さの充填用文字体と
することが好ましい。
エンボス凹部充填用文字体は、射出成形、圧縮成形、切
削加工、打ち抜き加工等で成形すればよく、その成分と
しては、前記第一の発明の充填用シートと同様、塩化ビ
ニル樹脂、紙、アルミニウム等の金属薄板等の単体、混
合体、または複数のラミネートからなるものの中から成
形方法に応じて適宜選択すればよく、例えば射出成形で
は、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等、圧縮成
形では、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等、
切削加工では、ABS樹脂、紙入フェノール樹脂、ポリ
アミド樹脂等、打ち抜き加工では、エポキシ樹脂、塩化
ビニル樹脂等が成形性あるいは加工性の観点から好まし
いものとされる。
また、可塑性、伸展性、圧縮特性あるいは熱的特性など
を改良するために、フィラー等を添加すること、さらに
、打ち抜き加工を向上させるために、材料剪断性を向上
させるための添加物としてのフィラーに、黒鉛粉等を使
用すること、また、カード本体との接着あるいは粘着一
体止の加工時やカードのインプリント時の熱圧あるいは
加圧により、エンボス文字が潰れないことが望ましいた
め、硬さはD形ジュロメータ−硬さで30度〜95度、
さらには40度〜80度が望ましいことは第一の発明の
充填用シートと同様である。
本発明を実施するに当たっては、図3(a)に示すよう
な雌雄刻印型を使用する方法のほかに、例えばシートの
深絞り加工によく用いられている真空成形法を応用して
、シートを加熱し、雌型の凹底部からシートを吸引する
ことで文字を得ることができる。この方法は加熱構造を
持つ文字形成装置が必要であり、装置が大型になり易い
という傾向があるほか、シートが熱変形するために寸法
精度が低下し易いので注意してエンボス文字加工するの
がよい、したがって、本発明を実施するには、真空成形
法よりも雌雄の刻印型でエンボス加工する方法がエンボ
ス文字加工の際、エンボス用シートに熱的負荷がかから
ないために、エンボス用シートが熱変形、すなわち熱収
縮に起因した寸法精度変化を引き起こすことがなく、カ
ード本体との貼り合わせ位置精度も向上するので、より
好ましい方法といえる。
また、エンボス用シートIをエンボス加工する工程でエ
ンボス凹部が型崩れしないように補強用シート13をエ
ンボス用シート1に重ね合わせて積層体14とするのは
任意であり、その実施態様を第4図に示す。
同図(a)は、補強用シート13の縦横寸法がエンボス
用シート1の縦横寸法と同じ場合を示し、エンボス文字
加工時にエンボス用シート1の折れ曲がりを防止する効
果を補強用シート13が併せ持つために取扱いが容易に
なるものである。
同図(b)はエンボス文字形成領域にのみ補強シートを
重ね合わせた例であり、同図(a)に比較してエンボス
用シートlの折れ曲がる危険が若干高くなるが、補強用
シート13が少なくて済むのでコスト安になる。
このような補助用シートの材料としては、エンボス文字
加工が可能であれば特に制限はなく、塩化ビニル樹脂、
アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
スチレン樹脂、紙、アルミニウムや銅などの金属板など
の単体、ブレンド体、ラミネート体等が挙げられる。
補強用シートは薄すぎると所望の補強効果が得られず、
逆に厚すぎるとエンボス用シートに規定の高さのエンボ
ス文字加工を施せなくなるおそれがあるので、0.05
〜1.Omm、特には0゜1〜0.7mmの厚さである
ことが好ましく、具体的には、厚さ0.2mmのポリカ
ーボネート樹脂が例示される。
エンボス用シート1と補強用シート13とが所定の位置
に積層されない状態でエンボス文字加工を施すと、所望
の位置にエンボス文字を形成できなくなったり、エンボ
ス文字状の凹部7が型崩れすることがあるが、これを防
ぐためには積層体14を構成するエンボス用シートlと
補強用シート13との間に必要に応じて粘着層を設けて
所定位置に積層すればより一層好ましいものとなる。粘
着層と積層体が重ね合わせる領域全面に塗布しであると
、後工程でのエンボスシートと補強用シートとの剥離が
困難になるので、粘着層はエンボス文字形成領域にのみ
設けるのがより好ましい。
さらに、エンボス用シートの裏側に粘着剤を塗工してお
けば、第3図(b)に示したエンボスシート11におい
てエンボス凹部充填用文字体12がエンボスシート11
から離脱するおそれがなくなるという効果を併せもっこ
とになる。
エンボス用シート1あるいは積層体14にエンボス文字
を形成するための加工は、公知のエンボス加工機を使用
でき、カードの所有者の氏名、記号などがエンボス文字
加工によって形成される。
このとき、エンボス用シートが破損されないように、エ
ンボス文字を形成するための雌雄型5.6からなる刻印
型のクリアランスを調整する。
第5図は第三の発明の詳細な説明するための縦断面図で
あり、雄の刻印型(第3図(a)参照)のかわりに、予
め形成した所望のエンボス凹部充填用文字体12を上面
に搭載させた保持金型16を使用するものである。
第5図(a)はエンボス凹部充填用文字体12を保持金
型16の上面に搭載した状態であり、同図(b)は雌の
刻印型5と保持金型16とでエンボス凹部充填用文字体
12をエンボス用シートlに押し込み、エンボス文字状
に変形させたエンボスシート11の凹部7にエンボス凹
部充填用文字体12が充填された状態を示す。
エンボス用シートの所定の位置にエンボス文字加工を施
すためには、充填用文字体12を所定の位置に固定でき
るような凹設部Xを保持金型16に設けるのが好ましい
、この場合、充填用文字体12の底部と凹設部Xとは、
はぼ同等の外形を有するようにするのが好ましく、凹設
部Xが充填用文字体12に比べて小さすぎろと充填用文
字体が凹設部に挿入できなくなる不都合を生じるのは勿
論であるが、逆に大きすぎると充填用文字体が凹設部の
中で位置ずれを生じ、所望の位置にエンボス文字加工を
施せなくなったり、エンボス用シートが破れたりするお
それがあるので、充填用文字体の底部と凹設部のクリア
ランスは0.O1〜0.2mm、さらに好ましくは0.
02〜0.1mmとするのがよい。
第6図は保持金型16とエンボス凹部充填用文字体12
とを示す斜視図で、同図(a)は、エンボス凹部充填用
文字体12の文字部12aの底部外周に嵌合部12bを
設け、保持金型16の凹設部Xは充填用文字体12の嵌
合部12bと合致する形状を有する。一方、同図(b)
の充填用文字体12は、文字部分のみから構成され、保
持金型16の凹設部は充填用文字体の外形に合致する形
状をもつ、ここで、嵌合部12bを有する充填用文字体
12は保持金型の凹設部Xへの嵌合が容易になるのみで
なく、嵌合部12bをすべてのエンボス凹部充填用文字
体と共通の形にしておけば保持金型はすべての充填用文
字体で共用できるのでエンボス加工機の小型化、安価が
図れるという効果を併せもつ。
前述したエンボスシート11の底面tbでカード本体と
貼り合わせるには、その作業を容易にするためエンボス
文字加工前に、エンボス用シートlの底面1aに予め接
着剤を塗布しておくのが好ましいが、エンボス凹部充填
用文字体12を充填後にエンボスシートの底面1bに塗
布してもよい、また、カード本体側に予め接着剤を塗布
しておいてもよいし、さらに両面粘着シートによってエ
ンボスシート11とカード本体とを貼り合わせるように
してもよい。
以上述べた第一ないし第三の発明の実施に当たっては、
前述したICカード、多機能ICカードの他に、磁気カ
ード、光カード等にも適用することができ、またICカ
ードのような薄さが要求されないカード、例えばメモリ
ーカードにも適用できる。
[作用] 本発明によって得られるカードは、エンボスシートのエ
ンボス文字状の凹部に、充填用シートまたは文字体が充
填された状態となっているため、耐圧縮力の強いものと
なる。
[実施例] 実施例1(第一発明の実施例) 厚さ0.1mmの塩化ビニル樹脂シート;SP#307
 (信越ポリマー■製、商品名)の−面に変性ナイロン
系接着剤を三本ロールリバースコーターを用いて塗工し
、70℃×10分で乾燥して厚さ10μmの乾燥皮膜を
形成させ、エンボス用シートを得た。このエンボス用シ
ートの接着剤面を充填用シートの厚さ0.3mmの塩化
ビニル樹脂シート、SP#450WH(信越ポリマー味
製、商品名)の上面に、厚さ60μmの離型用の粘着剤
付ポリエチレン樹脂シートの粘着剤面を充填用シートの
下面に重ね合せた後、54.0mmxss、6mmの大
きさに切断し積層体を形成した。この積層体の離型シー
ト側に溝部を有する雄の刻印型を型押しするようにエン
ボス加工機を用いてエンボス文字加工を施した。
エンボス文字加工後は、雄の刻印型の溝部に充填用シー
トの残部が取り残されることなく離型でき、エンボス加
工された積層体からエンボスシートを剥離すると、シー
トの凹部に充填用シートが充填された状態で剥離できた
次に、このようにして得た文字充填済シートの接着剤面
を厚さ0.56mmの塩化ビニル樹脂シート: SP#
450WH(信越ポリマー■製、商品名)を54.0x
85.6mmに切断したカード本体の上にのせ、これら
を125℃、硬度7゜5′″Hs、直径60mmのヒー
トロールを用いて温度125℃、圧力2kg/d、速度
10mm/秒の条件で貼り合わせたところ、エンボス文
字の高さには変化なく、カード規格によるエンボス文字
を有するカードが得られた。なお、このようにして得た
カードをインプリント装置にかけたが、このカードのエ
ンボス文字は消去されず、インプリント文字も鮮明に得
られた。
比較例1 上記実施例1と同様にして得られた、エンボス用シート
の接着剤面を充填用シート;SP#450WH(前出)
と重ね合せ、54.0mmX85.6mmに切断したの
ち、実施例と同様にエンボス文字加工を施した。エンボ
ス文字加工後、雄の刻印型の溝部に充填用シートの残部
が取り残され、この残部を雄の刻印型から除去しようと
試みたが、除去できず、また雄の刻印型の文字部を傷つ
けてしまい再使用できなくなってしまった。
実施例2(第二の発明の実施例) 厚さ50μmのポリカーボネート樹脂シートにエンボス
加工機を用いてエンボス文字加工を施し、エンボス文字
状に変形された凹部に、該凹部と同等の外形を有するジ
アリルフタレート樹脂製充填用文字体を嵌入して文字充
填済シートを得た後、該文字充填済シートとカード本体
(塩化ビニル樹脂シート:SP#450WH1前出)と
を両面粘着シートによって貼り合わせてカードを作製し
た。こうして得たカードをインプリント装置にかけたが
、1万回のインプリント後もエンボス文字の高さは変化
せず鮮明なインプリント文字が得られた。
実施例3(第三の発明の実施例) 第5図に示すような断面を有する刻印型を設置したエン
ボス加工機を用いて、実施例1と同様にして作製したエ
ンボス用シートの接着剤面からABS樹脂を切削加工し
て作製した高さ0.5mmの充填用文字体を押し込んで
文字充填済シートを得た。この文字充填済シートを実施
例1と同様にしてカード本体と貼り合わせて作製したカ
ードは、カード規格に定められた高さのエンボス文字を
有し、このエンボス文字は1万回のインプリント後にお
いても高さが低減することなく鮮明なインプリント文字
が得られた。
[発明の効果] 上記のように本発明によるカードの製造方法によれば、
強固なエンボス文字加工を施したシートをカード本体に
貼り合わせるために、従来のように製造に際し、エンボ
ス文字加工部分に対応するカード本体の部分に内蔵され
た電子部品を破壊することのないエンボス文字を有する
カードを得ることができる。また、本発明ではシートの
エンボス凹部に充填物を形成させているため、耐圧縮力
が強く、カード製造時でのカード本体へのエンボスシー
トの貼り合わせに際し、加熱及び/又は加圧プレスして
も、エンボス文字がつぶれることなく接着あるいは粘着
一体止することができる。さらに、カードをインプリン
ト装置にかけるときもエンボス文字がつぶれることなく
鮮明なインプリント文字を得ることができる。
さらにまた、第一の発明においては、エンボス用シート
のエンボス文字加工と同時に充填用シートの一部をエン
ボスシートの文字形凹部に充填するためにエンボス文字
の形成工程が少なくて済む。それ故、従来のような樹脂
充填装置や樹脂硬化装置が不要となり、設備費の低減と
加工時間の短縮化が可能となる。また、エンボス加工機
を用いてエンボス文字加工をする際に充填用シートと雄
の刻印型との間には離型シートが介在するために、刻印
型に残りの充填用シートが付着して取り残されることな
く、次のエンボス文字加工に支障を来すおそれがない、
さらに、第二および第三の発明では、予め成形されたエ
ンボス凹部充填用文字体を用いる方法であるから、得ら
れる文字充填済シートはエンボス凹部充填用文字体の外
形に合致する形状のエンボス文字を有し、美観に優れた
カードを作製することができろ。
【図面の簡単な説明】
第1図の(a)〜(e)は、第一の発明によるカードの
製造工程の一例を示す断面図、第2図は本発明に使用さ
れる雄の刻印型の一例を示す斜視図であり、第3図(a
)〜(c)は、第二の発明によるカードの製造工程の一
例を示す断面説明図であり、第4図(a)、(b)は、
本発明で用いる積層体の一実施態様を示す斜視図である
。 第5図(a)、(b)は、第三の発明によるカード
の製造工程の一例を示す断面図、第6図は第三の発明に
使用される雄の刻印型の一例の斜視図であり、第7図は
、本発明による製造工程で作られたカードを示す斜視図
である。 (主要な符号の説明) ■・・・・・エンボス用シート 2・・・・・充填用シ
ート3・・・・・離型シート、 4・・・・・・・・積
層体、5.6・・・・・雌雄の刻印型 7・・・・・エンボス凹部5 8・・・・・充填用シートの一部 1b・・・・・エンボスシートの底面 6b・・・・・雄の刻印型溝部 9.9a・・・・・・充填用シートの残部10・・・・
・文字充填済シート 11・・・・・エンボスシート 12・・・・・充填用文字体 12a・・・・・文字充填用文字体の文字部12b・・
・・・文字充填用文字体の嵌合部13・・・・・補強用
シート 14・・・・エンボスシートと補強用シートの積層体1
5・・・・カード本体  16・・・・保持金型20・
・・・カード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. エンボス用シートと充填用シート及び離型シート
    を順次積層し、この積層体の離型シート側よりエンボス
    用所望文字雄型で型押して形成した文字形凹部に、上記
    充填用シートの一部を充填残留させたまま、充填用シー
    トと離型シートをエンボスシートから剥離し、得られた
    文字充填済シートをカードの少なくとも一面に貼り合わ
    せることを特徴とするカードの製造方法。
  2. 2. エンボス用シートに所望のエンボス文字を形成し
    てエンボスシートを得、該シートのエンボス凹部に、こ
    れと同形の予め形成した文字体を嵌入した文字充填済シ
    ートをカードの少なくとも一面に貼り合わせることを特
    徴とするカードの製造方法。
  3. 3. 予め形成した所望のエンボス形成用文字体をエン
    ボス用シートの裏面側から押し込んで、該シートの表面
    に突出文字を形成させて得た文字充填済シートを、カー
    ドの少なくとも一面に貼り合わせることを特徴とするカ
    ードの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009274342A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Toppan Printing Co Ltd カード
JP2012141719A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Toppan Forms Co Ltd 情報媒体およびその製造方法

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