JPH0222172Y2 - - Google Patents

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JPH0222172Y2
JPH0222172Y2 JP4301482U JP4301482U JPH0222172Y2 JP H0222172 Y2 JPH0222172 Y2 JP H0222172Y2 JP 4301482 U JP4301482 U JP 4301482U JP 4301482 U JP4301482 U JP 4301482U JP H0222172 Y2 JPH0222172 Y2 JP H0222172Y2
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cutting edge
edge
drill
straight
straight line
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JP4301482U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、切刃の内端縁を工具本体の回転中
心から回転中心部にコアが生成し始める値より小
さい距離だけ離して設けたドリルに関する。
[従来の技術] 一般に、中心に切刃(チゼル部)を有するドリ
ルにおいては、中心部の切削速度が極端に遅いた
め、チゼル部が欠損し易く、またチゼル部のすく
い角が大きな負の角であるため、スラスト荷重が
増大する等の欠点がある。
そこで、本出願人は切刃の実際に切削に関与す
る部分の内端縁を、工具本体の回転中心から回転
中心部にコアが生成し始める値より小さい距離だ
け離して設けたドリルを先に提案した(特願昭54
−127046号、実願昭54−158628号等)。このドリ
ルによると、切刃の内端縁が切削速度をもつから
その部分の欠損を防止することができ、また中心
に切刃がないからスラスト荷重を大幅に軽減する
ことができる。
ところで、この種のドリルとしては、従来、第
1図および第2図、あるいは第3図にそれぞれ示
すものがある。
第1図および第2図に示すドリルは、工具本体
1の先端部に切刃チツプ2,2をろう付けし、こ
の切刃チツプ2の切刃3を、回転方向に向かつて
膨出する内周側の凸曲線部4と、この凸曲線部4
に接し、かつ芯上りに配置された外周側の直線状
をなす直線部5とによつて構成したものである。
このようなドリルによつて穴明け加工を行つた場
合には、切刃3における切削箇所が切刃3の内端
縁6から外周側へ滑らかに移行し、切刃3によつ
て扇状の切屑が生成されるため、切屑の排出性が
非常に良好である。
しかしながら、このドリルにあつては、切刃3
の内周側を凸曲線部4としているので、逃げ面7
の逃げとの関係上、第4図に示すように、先端角
が外周側から内端縁6に向かうに従つて増大し、
内端縁6付近の範囲でほぼ180゜となるため、求心
性および食い付き性が悪化する。
一方、第3図に示すドリルは、上述したドリル
の凸曲線部4を直線部9に代え、切刃3を、主切
刃部5と、この主切刃部と交叉する内周側の直線
部9とから構成したものである。このものにあつ
ては、切刃3の内周側も直線部9としているか
ら、第5図に示すように、内周側の先端角が外周
側のそれよりも若干大きくはなるが、上述したド
リルよりも小さくなる。従つて、求心性および食
い付き性を向上させることができる。また、切刃
3の内周側に直線部9を形成することにより、第
1図および第2図に示すドリルに比して逃げ面7
の二番当たりを軽減することができる。すなわ
ち、回転中心0を中心とし、直線部9の任意の点
からチツプ2の底面8に至る円弧の長さは、直線
部9に代えて凸曲線部4を形成した第1図および
第2図に示すドリルにおいて描いた同様な円弧の
長さよりも短くなる。従つて、第1図および第2
図に示すものに比して逃げ面7の二番当たりを軽
減することができるのである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このようなドリルによつて穴明
け加工を行つた場合には、両直線部9,5の交叉
部10がエツジとなつているため、切刃3によつ
て生成される切屑の流出方向が交叉部10におい
て急激に変化し、この結果切屑が2つに分離す
る。内周側の直線部9によつて生成された切屑
は、扇状の細かいものであるため問題はないが、
外周側の直線部5によつて生成された切屑は連続
してリボン状となり、このため切屑の排出性が悪
化し、またドリルに巻き付いた切屑が振り回され
るため非常に危険である。さらに、内端縁の端部
6および交叉部10がエツジであるため、これら
の部分の強度が低下し、欠損したり、剥離したり
し易い等の別の欠点がある。
またさらに、内端縁6と直線部9との交叉部も
エツジとなつているため、生成された切屑はこの
エツジで直ちにコアと分離され、コアに与える回
転モーメントが小さく、コアを確実にねじ切るこ
とが困難になるという欠点もあつた。
すなわち、上記ドリルはコアに回転モーメント
を与えてこれをねじ切り、コアの一定以上の成長
を阻止するものである。ここで、コアに与えられ
る回転モーメントは、コアと内端縁6との摩擦抵
抗もさることながら、コアの周囲で生成される切
屑がそれ自身の回転によつてコアから引きちぎら
れる際に生じる力にも大きく依存している。した
がつて、生成された切屑が直ちにコアと分離すれ
ばそれだけコアに与える回転モーメントも小さく
なつてしまうのである。
この考案は、上記の事情を考慮してなされたも
ので、上述した従来の2つのドリルのもつ長所を
取り入れ、同時にこれらの短所を解消することに
より、切屑をを分断することができ、かつ2番当
たりを防止することができ、しかも求心性、食い
付き性および切刃強度の向上を図ることができる
のは勿論のこと、コアに充分な回転モーメントを
与えて確実にねじ切ることができるドリルを提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案の特徴は、切刃を、回転中心を通る直
線と平行で、かつその直線に対して回転方向前方
に配置された直線状をなす主切刃部と、この主切
刃部と前記内端縁との間に形成された少なくとも
1つの直線部とを備えた構成とし、しかも前記主
切刃部と直線部と内端縁とを構成する各部分間に
一方の部分と他方の部分とに滑らかに連続し、か
つ回転方向に膨出する凸曲線部を形成した点にあ
る。
[実施例] 以下、この考案の一実施例について第6図を参
照して説明する。なお、上記従来例と同一部分に
は同一符号を附し、その説明を省略する。第6図
は、この考案に係るドリルの底面視図である。こ
のドリルにあつては、切刃11が、回転中心0を
通る直線と平行で、かつその直線に対して回転方
向前方に位置する状態(このような状態をこの明
細書においては芯上りという。)で形成された外
周側の主切刃部12と、この主切刃部12と内端
縁6との間に形成された内周側の直線部とから構
成されている。しかも、切刃11を構成する各部
分間には、一方の部分と他方の部分とに接する小
さな半径の円弧が形成されている。すなわち、こ
の実施例のドリルにおいては、直線部13と内端
縁6との間にそれらに接する円弧が形成されると
ともに、直線部13と主切刃部12との間にも同
様の円弧が形成されている。この結果、切刃11
はその内端縁6と外端縁14とを結ぶ直線l1に対
して回転方向Aに向かつて膨出するようになつて
いる。なお、図示していないが、切刃チツプ2の
すくい面は切刃11に対応した形状とされて軸線
方向に延びており、単に逃げ面7を再研削するだ
けで、同一形状の新たな切刃11を得ることがで
きるように構成されている。
しかして、このように構成されたドリルによつ
て穴明け加工を行つた場合には、直線部13と主
切刃部12との間に円弧が形成され、それらが滑
らかに連結されているから、その交叉部において
切屑の流出方向が急激に変化することがなく、従
つて切刃12の切削箇所が内端縁6から外端縁1
4に向かつて滑らかに移行してゆき、切刃11に
よつて扇状に細かく分断された切屑が生成され
る。また、切刃11の内周側を直線部13によつ
て形成されているから、回転中心0を中心とし、
直線部13の各部からチツプ底面8に至る円弧の
長さを短かくすることができ、従つて2番当りを
防止することができる。さらに、直線部13は主
切刃部12と内端縁6との間に形成されているの
であるから、直線部13と内端縁6との間の距離
は、主切刃部12と内端縁6との間の距離よりも
短くなる。従つて、直線部13と内端縁6との間
に形成される円弧の半径は、主切刃部12との間
に形成した場合の円弧の半径よりも小さくなる。
それ故、先端角がほぼ180゜になるのは、内端縁6
の近傍の極めて狭い範囲に限られ、ドリルの求心
性および食い付き性が悪化するのを防止すること
ができる。さらにまた、直線部13と内端縁6お
よび直線部13と主切刃部12との交叉部分に円
弧が設けられてそれらが滑らかに連結しているか
ら、切刃11の内端縁6部分および交叉部分の強
度が向上し、切刃11が欠損したり剥離したりす
るのを防止することができる。
さらに、内端縁6と直線部13との交叉部分に
おける切屑の分離を防止することができ、コアに
大きな回転モーメントを与えて確実にねじ切るこ
とができる。
また、第7図はこの考案の他の実施例を示し、
内周側の直線部13と外周側の主切刃部12との
間にさらに他の直線部15を形成し、この直線部
15と直線部13および直線部15と主切刃部1
2をそれぞれ小さな半径の円弧によつて滑らかに
連結したものである。このような構成のドリルに
おいても、上記のドリルと同様な効果が得られ
る。
ところで、上記のように構成されたドリルにあ
つては、切刃11による切削が直線部13におい
て内周側から外周側へと滑らかに移行するように
するために、第8図に示すように、直線部13が
回転中心0から半径方向に延びる線上にあるのが
望ましい。なお、若干のずれであれば、直線部1
3が必ずしもその線上になくともよい。また、こ
の場合、回転中心0と内端縁6とを結ぶ直線l2
直線部13とのなす角θは、30゜ないし70゜である
ことが望ましい。すなわち、θが30゜より小さい
場合には、切刃チツプ2の内端縁6近傍の強度が
低下してその部分が破損するおそれがあり、他方
θが70゜より大きい場合には、先端角が増大して、
求心性、食い付き性が悪化したり、回転中心部の
チツプポケツトが狭くなつて切屑が詰まり、切刃
11が欠損したり、あるいは直線部13と主切刃
部12との切屑の流出方向が急激に変化して切屑
が直線部13と主切刃部12とで分離し、主切刃
部12によつて生成される切屑が長く伸びたりす
るおそれがあるからである。なお、この考案のド
リルは、第9図に示すように、直線部13と内端
縁6との間に形成した別の直線部16が直線l2
90゜で交叉する場合であつても、この直線部16
が上述した求心性の悪化等にはほとんど影響を与
えない極く短いものであれば差し支えない。
また、上記実施例においては、切刃チツプ2を
2箇ろう付けしているが、これに限られることな
く、1箇あるいは3箇以上であつてもよい。ま
た、ろう付けタイプに限られることなく、スロー
アウエイタイプであつてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のドリルによれ
ば、切刃を回転中心を通る直線と平行で、かつそ
の直線に対して回転方向前方に配置された直線状
をなす主切刃部と、この主切刃部と前記内端縁と
の間に形成された少なくとも1つの直線部とを備
えた構成とし、しかも前記主切刃部と直線部と内
端縁とを構成する各部分間に一方の部分と他方の
部分とに滑らかに連続し、かつ回転方向に膨出す
る凸曲線部を形成した構成であるから、次のよう
な効果を得ることができる。
(1) 切屑を細かく分断することができるから、切
屑の排出性がよい。
(2) 逃げ面が被削物に接触する2番当りを防止す
ることができる。
(3) 先端角が過大になる範囲を内端縁の極く近傍
部分だけに止どめることができ、したがつて、
求心性および食い付き性が悪化するのを防止す
ることができる。
(4) 切刃の強度を向上させることができ、切刃の
欠損あるいは剥離を防止することができる。
(5) 内端縁とこれに連続する直線部との交叉部分
における切屑の分離を防止することができ、コ
アに大きな回転モーメントを与えて確実にねじ
切ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のドリルの一例を示
し、第1図はその一部省略正面図、第2図はその
底面視図、第3図は従来のドリルの他の例を示す
底面視図、第4図は第1図および第2図のドリル
の食い付き時における一部省略拡大正面図、第5
図は第3図のドリルの第4図と同様の図、第6図
はこの考案の一実施例を示す底面視図、第7図は
この考案の他の実施例を示す底面視図、第8図お
よび第9図はそれぞれこの考案のさらに他の実施
例の底面視図における回転中心部の拡大図であ
る。 1……工具本体、2……切刃チツプ、6……内
端縁、11……切刃、13……直線部、14……
外端縁、15,16……直線部、0……回転中
心、l1……直線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工具本体の先端部に切刃を有し、この切刃の実
    際に切削に関与する部分の内端縁を工具本体の回
    転中心から回転中心部にコアが生成し始める値よ
    り小さい距離だけ離して設けたドリルにおいて、
    前記切刃は、回転中心を通る直線と平行で、かつ
    その直線に対して回転方向前方に配置された直線
    状をなす主切刃部と、この主切刃部と前記内端縁
    との間に形成された少なくとも1つの直線部とを
    有しており、しかも前記主切刃部と直線部と内端
    縁とを構成する各部分間に一方の部分と他方の部
    分とに滑らかに連続し、かつ回転方向に膨出する
    凸曲線部を形成したことを特徴とするドリル。
JP4301482U 1982-03-26 1982-03-26 ドリル Granted JPS58146613U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4301482U JPS58146613U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 ドリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4301482U JPS58146613U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 ドリル

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Publication Number Publication Date
JPS58146613U JPS58146613U (ja) 1983-10-03
JPH0222172Y2 true JPH0222172Y2 (ja) 1990-06-14

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ID=30054112

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JP4301482U Granted JPS58146613U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 ドリル

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JP (1) JPS58146613U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61270010A (ja) * 1985-05-24 1986-11-29 Toshiba Tungaloy Co Ltd 穴あけ工具

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Publication number Publication date
JPS58146613U (ja) 1983-10-03

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