JPH02222802A - 走査型トンネル顕微鏡の試料微小滑動装置 - Google Patents

走査型トンネル顕微鏡の試料微小滑動装置

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JPH02222802A
JPH02222802A JP22420588A JP22420588A JPH02222802A JP H02222802 A JPH02222802 A JP H02222802A JP 22420588 A JP22420588 A JP 22420588A JP 22420588 A JP22420588 A JP 22420588A JP H02222802 A JPH02222802 A JP H02222802A
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sample
actuator
base
mounting base
piezoelectric
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Application number
JP22420588A
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Inventor
Sunao Nishioka
西岡 直
Takao Yasue
孝夫 安江
Hiroshi Koyama
浩 小山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走査型トンネル顕微鏡に供される試料の観測
箇所を変えるために、試料を微小移動させる機能を備え
た走査型トンネル顕微鏡の試料微小滑動装置に関するも
のである。
(従来の技術〕 従来、この種走査型トンネル顕微鏡の試料微小移動装置
としては、例えば次に示すようなものがあった。
(1)  圧電素子の伸縮と電気絶縁膜を介在させた静
電吸着を用いた尺取り虫のような機構(Ch、Gerb
er、G、B1nn1g、H,I’1uchs、0.M
arti、and H,Rohrer:Rev、sci
、 Instrum、 、 Vol、5?、 pp、2
21−224(1982) )(2)  圧電素子の伸
縮で弾性金属板を撓ませこの弾性金属板の端にサポート
を設けた機構CD、W、P。
旧:5urface 5ctence、Vol、181
.pp、174−175(1987) )(3)  圧
電素子の伸縮とずれ変形を用いた機構〔に、Nakaa
oto+and K、Fujioka:Jpn、J、A
ppl、Phys、。
Vol、2?、pp、L123−Ll26(1988)
 )これらは、何れも試料面に垂直な(Z)方向で探針
を移動させ、この探針と試料の間隔をトンネル領域に近
づけるためのものである。
ところで、このような走査型トンネル顕微鏡による試料
の観測においては、試料の装着後に試料に関する観測を
種々行った結果、その観測箇所から少し離間する箇所、
仮に他の観測箇所までの距離や方向が正確に定まらなく
てもよい箇所についても観測したことがしばしば起きる
このため、表面形状等の試料観測のために二次元(XY
)走査させている例えば圧電素子を駆動させるに印加し
ている例えば三角波電圧や、さらにこれに重畳させ加え
ているバイアス電圧を変えて、二次元走査範囲を変更し
、観測箇所の範囲を拡大するか、あるいは一定の観測範
囲そのものの全域を移動させている。
また、圧電素子固有の二次元走査可能範囲を越えて、他
の観測箇所へ変えたい場合には、試料の装着のやり直し
によって探針の下にくる試料の位置を変更し、観測箇所
を変えていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、試料の観測箇所を他の観測箇所へ移したい場
合、従来のように二次元(XY)走査範囲を変更したり
、全域移動したりする手段では次のような欠点がある。
すなわち、例えば円筒形圧電素子や十字構造圧電素子を
使用して、これらの圧電素子に取り付けた探針を二次元
(XY)走査したとしても、二次元走査の可能な範囲は
狭い、最も構造的に簡単で機械的剛性が高(三次元走査
のできる円筒形圧電素子CG、Binnigand D
、P、E、Sm1th:Rev、Sci、Instru
m。
Vol、57. pp、1688−1689(1986
)) 、探針に対し走査の対称性がよいとされる十字構
造圧電素子(S、Qkayama etat:J、Va
c、Sci、Technol、A、Vol、6+I)I
)、440444(198B) )でも、せいぜい1O
xlO(8M)であり、試料の観測箇所をこの範囲以外
に移しての観測は困難である。しかも、二次元走査させ
る探針を取り付けた圧電素子に印加している例えば三角
波電圧の電圧値を大きくして、二次元走査範囲を広くす
ればする程、観測の水平方向の分解能が低下する。
また、観測の分解能を高く維持しつつ、試料の観測箇所
を他の箇所に移すためバイアス電圧を変えるときは、二
次元走査のための電圧にバイアス電圧の重畳したきわめ
て大きい駆動電圧を圧電素子に印加しなければならない
。しかし、圧電素子に印加できる駆動電圧には、圧電素
子を破壊させないための上限があり、この限度を越えて
電圧を与えることはできない、さらに、大きい駆動電圧
を圧電素子に印加する場合には電気絶縁を強化する必要
がある。この他、走査の非対称性、非直線性による試料
表面の観察像の歪み等の欠点が現れる。
そして、試料の装着をやり直すものでは、その装着作業
が走査型トンネル顕微鏡の取り扱う尺度と比較して、あ
まりにもマクロな作業であるため、再装着後の観測箇所
が著しく飛び離れた箇所になり易く、その作業を幾度も
やり直さなければならない煩雑さがある等、観測箇所を
現在位置から少し離間する位置に変えたいときの欠点と
なっていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る走査型トンネル顕微鏡の試料微小滑動装置
は、磁性体によって形成され試料を移動自在に保持する
基台を備え、この基台上に永久磁石からなるアクチュエ
ータ取付台を吸着し、このアクチュエータ取付台に試料
を微小移動させる圧電アクチュエータを取り付けたもの
である。
〔作 用〕
本発明においては、圧電アクチュエータによって基台上
の試料の観測箇所を変更することができる。
〔実施例〕
先ず、本発明の基本構成および作用につき、第1図を用
いて簡略説明する。
第1図は本発明に係る走査型トンネル顕微鏡の試料微小
滑動装置の一実施例を示す斜視図である。
同図において、符号1および2は永久磁石からなるアク
チュエータ取付台と試料台、11はアクチュエータ取付
台1に設けられた切欠き、Haは切欠き11の最外部位
である切欠き始端、llbは切欠き11の最内部位であ
る切欠き終端、12は圧電アクチュエータ、12aは切
欠き始端11a側に位置する圧電アクチュエータ12の
自由端、12bは切欠き終端11b側に位置しこの部位
に取り付けられた圧電アクチュエータ12の固定端、1
21は圧電材料、122は圧電アクチュエータ12を動
作させるための2つの電極、123は圧電アクチュエー
タ12を動作させるための他の電極ともなる弾性金属板
、3は試料、4は磁性体によって形成されアクチヱエー
タ取付台1と試料台2を保持する基台、2aは試料3を
載置する試料台2と圧電アクチュエータ12の自由端1
2aの接触点である。
アクチュエータ取付台1と試料台2は、基台4上に磁力
で吸着させて用いる。これら両部材1゜2は同一の永久
磁石材料を使用し、これらの重量および基台4に対する
接触面積を、アクチュエータ取付台1が試料台2より大
きくし、アクチュエータ取付台1の吸着力を試料台2の
吸着力より強くしである。
切欠き11は、例えば直方体のアクチュエータ取付台l
を変形加工してコ字状に形成されている。
試料3を載置する試料台2の形状は例えば直方体とする
圧電材料121は矩形板状で、面積の大きい両面上には
電極122が形成されている。この圧電材料121は、
電極122面と垂直(Y)方向が電界方向圧電材料12
1の長手(X)方向を歪み方向として分極処理されてい
る。
圧電アクチュエータ12は、画電極122を短絡接続し
て同電位とし、この電位に対し弾性金属板123へ電位
差を与えるバイモルフ型アクチュエータでパラレル型の
動作を行う。電極122に全(電圧を印加しないときの
圧電アクチュエータ12は実線で示すような形状をして
いる。試料台2と圧電アクチュエータ12の自由端12
aを接触点2aで接触させておく。
ここで、電極122に正あるいは負の直流電圧を印加す
ると、破線で示すように圧電アクチュエータ12が変形
し、矢印Pで示すように自由端12aが変位する。した
がって、アクチュエータ取付台1は、この自由端12a
の変位に伴って接触点2aを介して駆動力を受け、矢印
Sで示すように移動して試料台2上の試料も移動する。
第1図に示す片端固定条件において、矩形板状の圧電ア
クチュエータ12の長さをり4幅をW、厚さをT、d2
+を圧電定数1弾性金属板123の厚さをrs、印加電
圧を■としたとき、無負商学の自由端12aの変位量U
0は、 11o=6d!+(L/T)”(1+ Ts /T)V
α(1)となる。ここで、αは非線形補正係数で、α#
lである。
例えば、L = 5 w、 W = 2 w、 T =
0.5 m、d31− 200 XIO”(se/V)
、Ts =0.11m、 α−1トシてときの印加電圧
1■当たりの変位1uoは約0.14μ鰭であり、印加
電圧100Vで動作させると、自由端12aは14μm
で変位する。
自由端12aの変位量を完全拘束状態としたときの発生
力F、は、 F b =6d+(L/T)”(1+ Ts /T)V
α/Sn    (21となる。ここで、S7はバイモ
ルフのコンプライアンス、圧電材料21のヤング率を(
cz) t、電気機械結合係数をに31 とすると、 S、 =(4/W)(L/T)”/ ((C,I) ’
 (1−に+1))  (3)である。
例えば、(Cz) ’ ”6 X 10′。(N/m)
、に3+ =0.35としたときの印加電圧1■当たり
の発生力F、は約0.4gであり、印加電圧100vで
は40gとなる。
これらの変位量u0および発生力F、は、既述の諸定数
を有するバイモルフ型圧電アクチュエータの実験によっ
ても確かめた。
アクチュエータ取付台1の磁性材料として異方性アルニ
コ8を、基台4の材質としてインパールを使用し、両者
の接触する面の表面粗さが何れも0.83(JIS B
 0601)であり、アクチュエータ取付台1の重量が
Ig、その底面積すなわち基台4に対する接触面積が2
5m”であるとき、アクチュエータ取付台1の吸着力は
アクチュエータ取付台lを基台4上を滑動させる方向で
45gであった。
したがって、試料3を含めた試料台2の重量。
底面積をアクチュエータ取付台1の重量、底面積の例え
ば172以下とすれば、圧電アクチュエータ12の印加
電圧O■〜100Vまで増加させる間で、アクチュエー
タ取付台1を動かさずに試料台2(試料3)を滑動させ
ることができる。
すなわち、圧電アクチュエータ12が取り付けられたア
クチュエータ取付台1と、試料3が載置された試料台2
とによって試料微小滑動機構を構成することにより、多
少不正確な距離や方向であっても、試料を成る観測箇所
から他の観測箇所へ移すごとができる。
次に、本発明の構成等を第2図(alおよび(blに示
す実施例によって詳細に説明する。
第2図(a)および(b)は本発明ば係る走査型トンネ
ル顕微鏡の試料微小滑動装置を示す斜視図とその使用例
を示す斜視図で、同図以下において第1図と同一の部材
については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
同図において、符号100で示すものは微小滑動機構、
124は圧電アクチュエータ12の固定端12bをアク
チュエータ取付台1の切欠き終端11bへ固定するため
の接着剤、125は圧電材料121への電圧を印加する
ための電極122の一つと弾性金属板123から取り出
されるリード線、126はリード線125を切欠き11
の空間外に引き出すための貫通孔である。この貫通孔1
26内に接着剤124が充填されリード線125の一端
が固定されている。127は圧電アクチュエータ12を
バイモルフ型アクチュエータとしてパラレル型の動作を
行わせるために2つの電極122を圧電アクチュエータ
の自由端12a側で短絡接続する短絡用金属膜、128
は短絡用金属膜127上に形成された電極絶縁物を材質
とする絶縁キャンプ、129は中性のやに入り半田であ
る。
同図(blにおいて、5は試料3を試料台2上に固定す
ると共に電気的接続する導電性接着剤、6はトンネル電
流を検出するための探針である。
アクチュエータ取付台1と試料台2の材質としては、例
えば異方性アルニコ8(八1 、Ni、Co、Ti、F
e)のような析出硬化磁石合金を使用する。この磁気特
性は、保持力(He)110(kA/m)、残留磁化(
Br)0.9T、最大エネルギ積(814)、、、 4
0(kJ/rrr)であり、圧電アクチュエータ12を
アクチュエータ取付台1を介して基台4に吸着させるこ
とができる。また、アルニコ8は導電性をもつから、導
電性接着剤5を介して試料3と基台4の電気的接続が可
能となり、走査型トンネル顕微鏡の微小滑動機構100
として好適である。
アクチュエータ取付台lの最外形状は直方体である。そ
して、その寸法は例えば高さ5鶴、長さ10鶴、輻8M
であり、重量はアルニコ8(^l 、Ni。
Co、Ti、Fe)の場合では約3gである。切欠き1
1は最外形状が直方体のアクチュエータ取付台lをコ字
状に研削し形成されている。この切欠き11は、アクチ
ュエータ取付台1の長さ方向に例えば幅1鶴、長さ7f
lで切り込まれている。
圧電アクチュエータ12の寸法は、全長10mm、幅2
鶴、厚さ0.5 mで、全長5鶴が可動部分であり、残
りの5Nがアクチュエータ取付台1に取り付ける固定部
分である。したがって、圧電アクチエエータ12は、ア
クチュエータ取付台lの上下2面間に収納するように取
り付けられ、その高さが直方体のアクチュエータ取付台
1の高さより小さく、これを基台4に取り付けたとき間
隙が生じるような寸法となっている。
圧電材料121の材質としては、圧電歪定数dffl=
  200 XIO”(01/V)1 キュリー温度約
200℃のチタン酸ジルコン酸鉛[Pb(Zr−Ti)
Os )を使い、弾性金属板1.を挟んで矩形板状に形
成されている。
電極122は、圧電材料121の面積の大きい両面上に
銀(Ag)の焼き付け1あるいはニッケル(Ni)の無
電解めっきで例えば厚さ3μmの電極122として被覆
したものである。
弾性金属板23は、例えば0.1mの厚さのりん青銅(
Sn、 P、 Cu)のようなばね材料によって形成さ
れている。
接着剤124は、液垂れを防止するために揺変性(Lh
ixotropic)を備えたエポキシ樹脂と芳香族ア
ミン系の硬化剤を使用する。
リード線125は、素線数/素線径が710.05mm
の軟鋼撚線にPTFE(Polytetrafluor
oethylene)の絶縁物を被覆した外径0.3 
fiのものである。このリード線125の1本は電極1
22と、他の1本は弾性金属板123と圧電アクチュエ
ータ12の固定端12b側で中性のやに入り半田129
によって電気接続されている。そして、リード線125
の一端は貫通孔126から切欠き11の空間外に引き出
されており、接着剤124が充填した貫通孔126内に
固定されている。
短絡用金属膜127は、弾性金属板123と接触しない
ように画電極122に跨がって例えば恨(Ag)の焼き
付けやニッケル(Ni)の無電解めっきで被覆したもの
である。
絶縁キャップ128は、圧電アクチュエータ12を動作
させる電圧が短絡用金属膜127.接触点2at試料台
2.導電性接着剤5を経て試料3に電気漏洩しないよう
に、短絡用金属膜127上に形成された電気絶縁物であ
る。これは、例えば電子機器用のエポキシ樹脂のような
電気絶縁性の良い材質を短絡用金属膜127上に被覆さ
れる。
試料台2は、アクチュエータ取付台1と比較して重量、
基台4との接触面積を小さくしている。
例えば直方体の形状でアルニコ8を使い、高さ2鶴、長
さ5鶴2幅4鰭の寸法とし、その重量はアクチュエータ
取付台lのl/9.接触面積は1/3である。アクチュ
エータ取付台1.試料台2および基台4が互いに接触す
る面の表面粗さは、例えば約BS(JIS B 060
1)としである。
試料3は、例えば銀(Ag)粉を分散、混入したエポキ
シ樹脂で体積抵抗104(Ω値)、イオン濃度がNa 
2(ppm)で導電性がよく、かつ剪断力が320(k
g/cj)で接着力が大きい導電性接着剤5によって試
料台2上に固定されている。
基台4の材質としては、熱膨張係数が小さいため走査型
トンネル顕微鏡の構成材料として器用されており、強磁
性体でもある例えば温度30〜100℃で熱膨張係数が
2 xlOh(1/ ’c)以下のインパール(Pa:
64%、Ni:32%、Co:5%)、あるいは温度3
0〜100℃で熱膨張係数が1.3 xlO’(1/ 
’c)以下のスーパ・インパール(Fe:63%、Ni
:32%、Co:5%)とする。
探針6は、直径0.25鶴のタングステン(−)や白金
・イリジウム合金(Pt:90%、 Ir:10%)の
ワイヤの先端を機械加工あるいは電解研磨で尖鋭状に形
成されている。この探針6は、図示しない円筒形圧電素
子の一端に取り付けられており、先端が三次元(XYZ
)走査し得るように構成されている。
このように構成された走査型トンネル顕微鏡の試料微小
滑動装置の走査は次に示すように行われる。
先ず、探針6の先端下方に試料3が位置するように試料
台2を基台4上に吸着させる。
次に、試料台2の方にアクチュエータ取付台1を、両部
材1,2の間隔を実体顕微鏡で観察しながら、例えばピ
ッセットの先によって、精密を期するときは差動マイク
ロメータの先で付き動かしてにしり寄せる。そして、圧
電アクチュエータ12の最先端の絶縁キャップ128と
試料台2を接触させておくか、接触直前の配置状態にし
ておく。
しかる後、走査型トンネル顕微鏡としての通常の走査を
行う。すなわち、試料3と探針6との間にトンネル電流
を得るためのバイアス電圧を印加し、探針6を二次元(
XY)走査しつつ、トンネル電流が一定すなわち探針6
の先端と試料3面間の距離が一定となるように探針6の
先端をZ方向で制御する。これらXY定走査Z方向制御
量によって例えばCRTを用いて凹凸状態を表示し、試
料3の表面形状を観測する。
そして、二次元(XY)走査寸法範囲を越えて試料3の
表面形状を観測したいときには、図では圧電アクチュエ
ータ12の自由端12aが右方向へ変位する電気極性で
リード線125へ直流電圧を印加し、自由端12aと共
に絶縁キャップ128を右方向の矢印P方向に変位させ
る。そうするとアクチュエータ取付台1は動かないが、
試料台2は絶縁キャンプ128との接触点2aを介して
駆動力を受け、基台4上を滑動して試料台2と共に試料
3も移動し、探針6の先端直下の試料3の位置が矢印S
方向に移動する。・すなわち、試料3の観察箇所を移動
させることができる。
ここで、圧電アクチュエータ12への印加電圧を例えば
O〜100vと変えることにより、絶縁キャップ128
を0−14μ曽で変位させることができる。
通常、探針6の先端直下に位置する試料3の移動変位量
は、回転成分があるので、絶縁キャップ128の変位量
そのものとはならない。しかし、仮に1/100の減少
率の変位量となったとしても0〜14μs+(0〜14
0n*)であり、CRT等の表示装置で個々の原子配置
(原子間隔が凡そ十分の数nm)を識別して観察し、こ
の最初の観察位置から少し離れた箇所を観察したいとき
には十分な移動となる。
なお、圧電アクチュエータ12の最先端部の絶縁キャッ
プ128と試料台2を接触させておくか、あるいは接触
直前の配置状態にしておくことが困難なものであれば、
自由端12aが図の左方向へ変位する電気極性でリード
線125に直流電圧を印加し、絶縁キャップ128を矢
印P方向とは反対の左方向へ変位させておいて、両者の
間隔が見極め易い配置状態にしておく。
また、絶縁キャップ128と試料台2を接触させたまま
で、圧電アクチュエータ12のクリープや温度変化に伴
う観察位置のドリフトが入ってくる虞がある場合には、
絶縁キャップ128を右方向へ変位する電気極性でリー
ドvA125に直流電圧を印加し変位させた後、逆の電
気極性でリード線125に直流電圧を印加して絶縁キャ
ップ128を左方向へ変位させ、絶縁キャンプ128と
試料台2の接触を遮断しておけばよい。
さらに、この実施例においては、第3図(alに示すよ
うに試料台2を使用せず、試料3を基台4上に直接に載
置し、基台4に固定点を有する試料押え7によって試料
3を押圧して試料微小滑動の機能を発揮させることがで
きる。この応用例としては、例えば同図価)に示すよう
に上面S1が鏡面加工され、かつ下面S2が平均粒径5
μ層の研磨材によるラップ面である、寸法a =12m
、  b=3u+ 、c=0.7鶴のシリコン片の試料
3を用いる。この試料3は、インパールの基台4の表面
粗さ0.BSの台面S、上に載置される。そして、試料
3の奥端からd=3mのA点を直径0.511のピアノ
線で形成されたヘア・ピン形の試料押え7の先端で約8
0gの力によって押圧し、A点よりe w 3 am離
れたF点にFa =10gの駆動力を与えると、試料3
はA点を中心として容易に滑動した。したがって、例示
の圧電アクチエエータ12を25V以上の印加電圧で動
作させることにより、その発生力が絶縁キャップ128
との接触点3aを介して試料3を十分に滑動・移動させ
ることができる。ここで、F点の変位はA点を中心とし
て試料3を回転させるが、既述のように試料微小滑動機
構100としての効果を妨げるものではない。
さらにまた、試料3の寸法が小さく、探針6の先端周り
の空間が広ければ、第3図(C)に示すように試料台2
上に試料押え7を設け、この試料押え7によって試料3
を試料台2に押圧固定し、試料微小滑動の機能を果たせ
ることができる。この実施例では、試料3を試料台2上
に導電性接着剤5によって固定しなくてもよく、試料押
え7によって試料3を着脱できるから、試料3の交換が
簡単になる。
第4図は他の実施例を示す部分断面図と斜視図である。
この実施例においては、アクチュエータ取付台1の底面
および試料台2の底面と基台4の上面との表面粗さを変
えることにより、動摩擦係数や磁力による吸着力を変え
である。同図(a)の例では、アクチュエータ取付台1
の底面の表面粗さ粗さ2sを蓮えて・ある。同図(a)
では1組を例示しているが、このように底面の表面粗さ
が異なる複数のアクチュエータ取付台1および試料台2
を準備しておき、適宜選択すれば試料3の寸法2重量に
対応した適切な組み合わせを得ることができる。
また、同図(′b)の例では、探針6の直下の周りで基
台4面上に4s I+ 4sz* 4sx+ 4saと
なるように表面粗さが異なる複数のアクチエエータ取付
台lの吸着箇所が設けられている。この実施例では、ア
クチュエータ取付台lと試料台2の底面および基台4の
面上の適切な表面粗さの組を選択することにより、例え
ば試料台2上に載置する試料3の重量が大きい場合、ア
クチュエータ取付台1が基台4上に強固に固定でき、し
かも試料台2が基台4上を滑動し易くなるような最適条
件を得ることができる。
第5図は他の実施例を示す斜視図である。この実施例で
は、アクチュエータ取付台1の切欠きIIが同図(a)
に示すように開口されており、また同図…)に示すよう
に無いものである。圧電アクチュエータ12はアクチュ
エータ取付台lの上下両面間に収納するように取り付け
られており、外径形状はアクチエエータ取付台1を基台
4に吸着させたとき間隙が生じるような寸法に設定され
ている。アクチュエータ取付台1の基台4との接触面積
が小さくなって、アクチュエータ取付台1の基台4への
吸着力が弱まる場合には、アクチュエータ取付台1の材
質を例えば希土類コバルトfa石のような強力な磁性材
料によって形成することが望ましい。
この実施例によれば、アクチュエータ取付台lに対する
圧電アクチュエータ12の取り付けが簡単になる。また
、圧電アクチュエータ12の変位動作を妨げる切欠き始
端11aの近傍や近接部11cのアクチュエータ取付台
1に吸着した磁性体の塵埃を簡単に取り除(ことができ
る。
第6図は他の実施例を示す斜視図である。この実施例で
は、同図+8)に示すように基台4の面側。
圧電アクチュエータ12の可動部切欠き始端11aおよ
び貫通孔1262の付近を除き、アクチュエータ取付台
1にyX磁板14が設けられている。この遮磁板14は
、例えばミューメタル(Mumetal) (Cu、C
r、Ni)のような高透磁率の材質、厚さ0.1〜0.
2fiのものを使用する。また、遮磁板14の下端と基
台4との間には、アクチュエータ取付台1を基台4に吸
着させたときに間隙が形成されるような寸法に設定され
ている。そして、遮磁板14とアクチュエータ取付台1
とは、接着剤124によって隔離・固定されている。こ
の実施例では、遮磁板14によってアクチュエータ取付
台1からの磁力線を遮蔽することができるから、例えば
第3図(a)、 (b)で説明した構成2すなわち試料
台2を使用せず試料3を基台4の面上に直接に載置した
構成と組み合わせることにより、試料3に対する磁場の
影響を避けることができる。また、塵埃のアクチュエー
タ取付台1への吸着を防止することもできる。さらに、
同図由)に示すように、遮磁板■4によって試料台2を
囲繞し、かつ遮磁板14上に試料3を取り付けることに
より、試料台2を使用する場合も磁場の影響を軽減させ
ることができる。
第7図は他の実施例を示す局部平面図である。
この実施例では、同図fa)に示すように、圧電アクチ
ュエータ12に取り付けられた絶縁キャップ128にお
いて、試料台2と接触させる部分の俯観形状で例えばコ
字状、Y字状の凹部128a、が形成されている。この
凹部128a、内に試料台2の角部を入れて使用される
。同図(b)では、試料台2の一部に凹部128a、内
に臨む凸部2a+が形成されている。
同図(C)では、絶縁キャップ12Bであって試料台2
を接触させる部分に円筒形1球形の凹部128a!が形
成されており、試料台2の一部には凹部12Baz内に
臨む円筒形、球形の凸部2atが形成されている。これ
らの実施例では、アクチュエータ取付台lと試料台2と
の間に遊びを小さいものに設定することができる。なお
、これらの実施例においては凸部および凹部を試料台2
と絶縁キャップ128に形成する例を示したが、同図(
d)に示すように入れ替えてもよい。また、絶縁キャッ
プ128の材質として、例えば電気絶縁物で非磁性のマ
コールのように機械加工が可能なセラミックを用いると
、外径寸法2〜3鶴のものに凸部と凹部をtS〜2Sの
表面仕上げで絶縁キャップ128を簡単に製作すること
ができる。さらに、同図(d)に示すように、凸部と凹
部との間に例えばペルフルオロポリエーテル(Perf
 1uoropolyether)のバインダと弗素樹
脂の増稠剤からなる潤滑剤128Lを介在させることに
より、絶縁キャップ128の変位を円滑に試料台2に伝
達することができる。
以上に示す実施例では、圧電アクチエエータ12として
比較的大きい変位を容易に得易い板状のバイモルフ型の
ものを使用したが、本発明は他の積層型の圧電アクチュ
エータ12でもよく、また棒。
円筒形状の圧電材料121を“用いた伸縮の変位方向が
棒1円筒の中心軸方向となる圧電アクチュエータ12で
もよい、これらの場合でも、絶縁キャップ128の変位
によって試料3を微小滑動させることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、磁性体によって形
成され試料を移動自在に保持する基台を備え、この基台
上に永久磁石からなるアクチュエータ取付台を吸着し、
このアクチュエータ取付台に試料を微小移動させる圧電
アクチュエータを取り付けたので、観測の分解能を高く
維持しつつ試料の観測箇所を他の観測箇所に移すことが
できる。また、二次元走査のための圧電素子に印加する
駆動電圧を上限値内の電圧にすることができるから、圧
電素子に対する特別の電気絶縁強化は不必要であり、走
査の非対称、非直線性による試料表面の観察像の歪み等
が現れることがない。さらに、アクチュエータ取付台の
取り付けが吸着によるものであるから、その取り付けを
簡単に行うことができる。さらにまた、圧電素子で微小
滑動させているから、ミクロな試料移動が可能となり、
試料装着のやり直しが少なくて済む。この他′、圧電ア
クチュエータの変位方向を電極極性で変えられるから、
試料と圧電アクチュエータの間隔設定。
機械的な切り離しが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る走査型トンネル顕微鏡の試料微小
滑動装置の一実施例を簡略にして示す斜視図、第2図+
8)および(b)は本発明に係る走査型トンネル顕微鏡
の試料微小滑動装置を示す斜視図とその使用例を示す斜
視図、第3図〜第7図は他の実施例と応用例を示す斜視
図と部分断面図である。 1・・・・アクチュエータ取付台、2・・・・試料台、
3・・・・試料、4・・・・基台、12・・・・圧電ア
クチュエータ。 代   理 人 大岩増雄 第  1 図 ア 第3図(Q) 第 図 (α) (b) 第 図 (a) (b) 第 図 (b) 第 図 手 続 補 正 書 (自発) 1、事件の表示 特願昭 63−224205号 2、発明の名称 走査型トンネル顕微鏡の試料微小滑動装置3、補正をす
る者 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 +11  明細書8頁18行の「無負商学」を「無負荷
時」と補正する。 (2)  同書中、下記の箇所のr−200XIO” 
Jをr−200Xl0−” Jと補正する。 9頁4行、13頁16行。 (3)同書9頁6行の「μ鶴」を「μm」と補正する。 (4)同書13頁18行の「弾性金属板、23」を「弾
性金属板123」と補正する。 (5)同書14頁4行の「弾性金属板23」を「弾性金
属板123」と補正する。 (6)  同書15頁18行の「8S」をro、8sJ
と補正する。 (7)  同書同頁20行のrlO’Jをrlo−’J
と補正する。 (8)  同書16頁1行のrNa 2(ppm) J
をrNa”2(ppm)、 Cj!−3<pps+) 
Jと補正する。 同書同頁7行のr2 XIO’ (1/ ’C) Jを
Xl0−’ (/ ’C) Jと補正する。 同書同頁8行のr (Fe:63%、Ni:32%、C
o:5をr (Fe:64%、Ni:36%)」と補正
する。 同書同頁9行のrl、3 xlO”(1/ ’c) j
をxlO−”(/”c) Jと補正する。 同書18頁17行−器行の「O〜14」を[0〜と補正
する。 「2 αψ %) 」 [1,3 0.14J 以   上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 磁性体によって形成され試料を移動自在に保持する基台
    を備え、この基台上に永久磁石からなるアクチュエータ
    取付台を吸着し、このアクチュエータ取付台に前記試料
    を微小移動させる圧電アクチュエータを取り付けたこと
    を特徴とする走査型トンネル顕微鏡の試料微小滑動装置
JP22420588A 1988-09-07 1988-09-07 走査型トンネル顕微鏡の試料微小滑動装置 Pending JPH02222802A (ja)

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