JPH0223586B2 - - Google Patents
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- JPH0223586B2 JPH0223586B2 JP13124984A JP13124984A JPH0223586B2 JP H0223586 B2 JPH0223586 B2 JP H0223586B2 JP 13124984 A JP13124984 A JP 13124984A JP 13124984 A JP13124984 A JP 13124984A JP H0223586 B2 JPH0223586 B2 JP H0223586B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- pot life
- solvent
- polyvinyl acetate
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は溶剤型ポリ酢酸ビニル系接着剤の可使
時間延長剤に関するものである。更に詳しくは合
成樹脂、特にポリ塩化ビニル系床材を下地に接着
施工する際に用いられる溶剤型ポリ酢酸ビニル系
接着剤の可使時間を長くし、良好な作業性を付与
する可使時間延長剤に関するものである。尚、本
発明にいう可使時間とは次のようなものである。
すなわち耐水ベニヤかまたは石綿板上に接着剤を
JIS A―5536に規定するクシ目ゴテにて300g/
m2塗布し、この上に10×10cmに切つたJIS A―
5705に規定するタイルを置き、タイルの上に200
gの分銅を10秒間のせた後直ちにタイルを剥し、
目視判定にて接着剤がタイル裏面のグルーライン
(接着剤のクシ山の部分がタイル裏面と接触した
線状の部分)の面積の50%以上に付着しているま
での時間をさす。 合成樹脂、特にポリ塩化ビニルからなる床材を
モルタルなどの下地に貼着するのにポリ酢酸ビニ
ル系の接着剤が使用されている。 この種の接着剤は他のものに比べ比較的安価で
あること、床材の素材であるポリ塩化ビニルなど
に対し良好な親和性を有すること、取扱いが容易
であること等の種々の利点を有するものである。
そして、この種の接着剤は大別してエマルジヨン
と呼ばれる水性タイプと有機溶剤を媒介とする溶
剤タイプの2種に分けられる。前者は環境上好ま
しい反面比較的接着強度が弱く耐水性にも劣つて
いる。したがつて接着強度や耐水性の必要な場所
には溶剤タイプのものが欠かせない存在となつて
いる。 上記溶剤型接着剤はエマルジヨン型の接着剤と
異なり、下地に塗布すると溶剤が揮散することに
より接着剤自体が固化するものである。 そして、この溶剤の揮散はかなり速い速度で行
われるので接着剤を下地に塗布後この上に床材を
貼るまでの時間的余裕(可使時間)が短く、接着
のタイミングが遅れると床材の剥離、反り、ふく
れ等の問題を起し、接着作業にも種々の制約が伴
うなど好ましくなかつた。 この可使時間は夏場の高温時において短かくな
るが、冬場の気温が0℃以下になる低温時におい
ても短かくなることが知られている。この冬場の
現象についてはいかなる理由によるものかは判別
していないが次のように考えられている。すなわ
ち低温になると組成物中に混合されている種々の
添加剤の相溶性が低下し、系のバランスがくずれ
直接溶剤が揮散しやすくなるためと推察されてい
る。 この問題を解決する試みとして、可使時間延長
剤を添加することが、従来から行われている。そ
して、可使時間延長剤としては、過去に次のよう
なものが提案されているが、広い温度範囲にわた
つて要求される可使時間を与えるものはいまだに
見出されていない。 (i) アミン類:ステアリルアミン、ラウリルアミ
ン等 (ii) グリセリンエステル類:グリセリンモノステ
アレート、グリセリンモノベヘネート、ジグリ
セリンモノ(ジ)ステアレート、ポリオキシエ
チレンジグリセリンモノステアレート等 (iii) プロピレングリコールエステル類:プロピレ
ングリコールモノステアレート等 (iv) 一般的界面活性剤類:ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル、ソルビタンエステル、アル
キルサルフエート、アルキルホスフエート等 上記のうち、アミン類およびグリセリンエステ
ル類は室温から夏場の高温域では効果がある。し
かし0℃以下の低温域においては効果がなく可使
時間が短かくなる。したがつて寒冷地に適さな
い。プロピレングリコールエステル類は高温域に
おいてもあまり顕著な効果は示さない。界面活性
剤類は室温から高温域にかけて効果を示さない。
更にこれらの化合物は接着剤の粘度を低下させ、
タツク(粘着性)を低下させる。一般的にいつ
て、接着剤溶液に透明に溶解するものは効果がな
い。また、アルキレンオキサイドを高モル付加し
たものや不飽和基を含有するものも溶解度が高く
効果が少ない。 本発明は前記従来の問題を解決し、夏場から冬
場までの広い温度範囲で、特に低温においても良
好な可使時間延長効果を奏する溶剤型ポリ酢酸ビ
ニル系接着剤用の可使時間延長剤を提供するもの
である。 本発明の可使用時間延長剤は、溶剤型ポリ酢酸
ビニル系接着剤が特に夏場の高温時又は冬場の低
温時に、ポリ酢酸ビニル系接着剤を塗布し、後こ
の上に床材等を貼る場合に、接着剤の溶剤が揮散
したり、接着剤自体が固化したりする傾向が甚だ
しく、接着剤を良好な接着状態で使用する時間が
極めて短時間であるため、接着操作に支障を来
す。本剤を溶剤型ポリ酢酸ビニル系接着剤に加え
ることにより、夏場から冬場にかけて広い温度範
囲において、上記接着剤を長時間良好な接着性の
状態に保持する接着剤添加剤である。 すなわち本発明は、 1 下記一般式()で示される溶剤型ポリ酢酸
ビニル系接着剤組成物用可使時間延長剤。 〔但し、式中Y1,Y2はHまたはCORを表わ
し、Rは炭素数11〜21のアルキル基またはヒド
ロキシアルキル基を表わす。〕 および 2 下記一般式()で示される化合物と平均付
加モル数が0.5〜1.5モルであるステアリルアル
コールエチレンオキサイド付加物(化合物
()と略)とからなり、かつ前者の含有率が
50重量%以上である溶剤型ポリ酢酸ビニル系接
着剤組成物用可使時間延長剤。 〔但し、式中Y1,Y2はHまたはCORを表わ
し、Rは炭素数11〜21のアルキル基またはヒド
ロキシアルキル基を表わす。〕 をその要旨とするものである。 一般式()で示される化合物はホウ酸とグリ
セリンと脂肪酸(または脂肪酸ハライド)とを常
法によりエステル化することから得られる有機ホ
ウ酸エステルであり、好適な具体例としては、
CORにおいてRがC11のラウリル酸残基、C13の
ミリスチン酸残基、C15のパルミチン酸残基、C17
のステアリン酸残基、C17のヒドロキシステアリ
ン酸残基、C21のベヘニン酸残基である化合物が
あげられる。 更に本発明で使用しうる平均付加モル数が0.5
〜1.5モルであるステアリルアルコールエチレン
オキサイド付加物(化合物)とはステアリルア
ルコール1モルにエチレンオキサイドが平均で
0.5〜1.5モル付加した化合物を意味し、未反応ス
テアリルアルコールやエチレンオキサイドの2モ
ル以上付加物等が実質的に含まれていても良い。 ここでいうステアリルアルコールとは、炭素数
が18のステアリルアルコールを主成分とする固型
アルコールの混合物であり、マツコウ鯨油、牛脂
等の動物油、大豆油等の植物油などの天然油脂を
原料とし接触還元あるいは炭素数18のアルキル基
を多量に含む不飽和アルコールの水素添加により
得られる種々の純度のステアリルアルコールを意
味し、該ステアリルアルコールが50重量%以上含
まれる固型アルコールであれば本発明に使用しう
る。 化合物()はエチレンオキサイドの平均付加
モル数が2モル以上になると接着剤との相溶性を
増し、顕著な効果を示さなくなる。また平均付加
モル数が0.4モル以下であると未反応の原料ステ
アリルアルコール分が増加し可使時間延長効果が
少ない。 化合物()のアルキル基の炭素数が16以下で
は接着剤との相溶性を増し好ましくなく、炭素数
が20以上では逆に接着剤との相溶性が悪くなるの
か大きな結晶が析出し効果がない。 一般式()の化合物は広い温度範囲で可使時
間を延長することができる。一般式()の化合
物と化合物()とを併用することにより、より
一層の可使時間を延長することができるとともに
良好なタツク性も保持できる。また一般式()
の化合物と化合物()との混合物を使用する場
合、前者を50重量%以上含有することによりすぐ
れた可使時間延長効果を与えるとともに、タツク
性も良好な接着剤組成物とすることができる。 一般式()の化合物が50重量%以下の時は、
可使時間延長効果は有するもののタツクが不足し
作業性に支障をきたす。 このような化合物は溶剤型ポリ酢酸ビニル系の
接着剤に添加混合される。この種の接着剤に用い
られるポリ酢酸ビニル系樹脂は、酢酸ビニルの単
独重合体のほか、酢酸ビニルとエチレン、プロピ
レン等のオレフイン、あるいはアクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸等の不飽和酸あるいはその
アルキルエステル塩化ビニル等との共重合体で、
この共重合体中酢酸ビニルが50重量%以上含まれ
ているものである。 有機溶剤としては前述のような樹脂を溶解しう
るものであれば特に限定はない。工業的に安価に
入手でき比較的安全であるアルコール類、特にメ
タノール、エタノールが良く用いられる。そのほ
かには酢酸エチル、トルエン、アセトンなどが例
示できる。 またこの種の接着剤には通常炭酸カルシユム、
タルク、クレー、アスベストなどのフイラーやロ
ジン、変性ロジン、石油樹脂などの粘着付与剤な
どのほか、一般に使用されている添加剤類を使用
することもなんらさしつかえない。 本発明の可使時間延長剤は上述のような接着剤
のポリ酢酸ビニル系樹脂に対し0.05〜5重量%を
接着剤の製造時に通常添加する。もちろんこの場
合これに従来公知の可使時間延長剤を併用するこ
ともなんらさしつかえない。そして本発明の可使
時間延長剤は前述のごとく(1)夏場の高温時に可使
時間が延長され良好な作業性を与えること、(2)0
℃以下の低温時においても可使時間が延長され良
好な作業性を与えること、(3)タツクの良好な接着
剤組成物を与えること、等の優れた効果を有する
ものである。 次に実施例について本発明をより具体的に説明
する。 実施例1〜9及び比較例1〜10 まずポリ酢酸ビニルのメタノール溶液(固型分
50%)100gに表―1に示す置換基を変えた式
()の化合物5種、及び式()と化合物()
の混合比を変えた4種の可使時間延長剤をそれぞ
れ2g、メタノール20gを加えて混合する。更に
炭酸カルシウム50g、アスベスト50gを加えて撹
拌混合して接着剤を得た。一方、尚比較のために
表―2及び表―3に示す従来の可使時間延長剤を
用いて同様に接着剤10種を得、これを比較例とし
た。これらの接着剤について最初に定義した要領
で25℃、0℃、−5℃における可使時間を測定し
た。その結果をそれぞれの表に併記した。 これらの表から本発明の可使時間延長剤を用い
たものは高温から低温までの広い温度範囲におい
て良好な可使時間延長効果がみられ、特に式
()の化合物と化合物()とを併用したもの
の効果が顕著であることがわかる。そしてこのも
のはタツク性も良好であつた。 タツク性;0℃における可使時間測定時に、粘着
の強さを官能して判定し、その最良値をもつ
てそれぞれのサンプル間の比較をし、相対的
に良好なものを〇、やや劣るものを△、劣る
ものを×とした。
時間延長剤に関するものである。更に詳しくは合
成樹脂、特にポリ塩化ビニル系床材を下地に接着
施工する際に用いられる溶剤型ポリ酢酸ビニル系
接着剤の可使時間を長くし、良好な作業性を付与
する可使時間延長剤に関するものである。尚、本
発明にいう可使時間とは次のようなものである。
すなわち耐水ベニヤかまたは石綿板上に接着剤を
JIS A―5536に規定するクシ目ゴテにて300g/
m2塗布し、この上に10×10cmに切つたJIS A―
5705に規定するタイルを置き、タイルの上に200
gの分銅を10秒間のせた後直ちにタイルを剥し、
目視判定にて接着剤がタイル裏面のグルーライン
(接着剤のクシ山の部分がタイル裏面と接触した
線状の部分)の面積の50%以上に付着しているま
での時間をさす。 合成樹脂、特にポリ塩化ビニルからなる床材を
モルタルなどの下地に貼着するのにポリ酢酸ビニ
ル系の接着剤が使用されている。 この種の接着剤は他のものに比べ比較的安価で
あること、床材の素材であるポリ塩化ビニルなど
に対し良好な親和性を有すること、取扱いが容易
であること等の種々の利点を有するものである。
そして、この種の接着剤は大別してエマルジヨン
と呼ばれる水性タイプと有機溶剤を媒介とする溶
剤タイプの2種に分けられる。前者は環境上好ま
しい反面比較的接着強度が弱く耐水性にも劣つて
いる。したがつて接着強度や耐水性の必要な場所
には溶剤タイプのものが欠かせない存在となつて
いる。 上記溶剤型接着剤はエマルジヨン型の接着剤と
異なり、下地に塗布すると溶剤が揮散することに
より接着剤自体が固化するものである。 そして、この溶剤の揮散はかなり速い速度で行
われるので接着剤を下地に塗布後この上に床材を
貼るまでの時間的余裕(可使時間)が短く、接着
のタイミングが遅れると床材の剥離、反り、ふく
れ等の問題を起し、接着作業にも種々の制約が伴
うなど好ましくなかつた。 この可使時間は夏場の高温時において短かくな
るが、冬場の気温が0℃以下になる低温時におい
ても短かくなることが知られている。この冬場の
現象についてはいかなる理由によるものかは判別
していないが次のように考えられている。すなわ
ち低温になると組成物中に混合されている種々の
添加剤の相溶性が低下し、系のバランスがくずれ
直接溶剤が揮散しやすくなるためと推察されてい
る。 この問題を解決する試みとして、可使時間延長
剤を添加することが、従来から行われている。そ
して、可使時間延長剤としては、過去に次のよう
なものが提案されているが、広い温度範囲にわた
つて要求される可使時間を与えるものはいまだに
見出されていない。 (i) アミン類:ステアリルアミン、ラウリルアミ
ン等 (ii) グリセリンエステル類:グリセリンモノステ
アレート、グリセリンモノベヘネート、ジグリ
セリンモノ(ジ)ステアレート、ポリオキシエ
チレンジグリセリンモノステアレート等 (iii) プロピレングリコールエステル類:プロピレ
ングリコールモノステアレート等 (iv) 一般的界面活性剤類:ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル、ソルビタンエステル、アル
キルサルフエート、アルキルホスフエート等 上記のうち、アミン類およびグリセリンエステ
ル類は室温から夏場の高温域では効果がある。し
かし0℃以下の低温域においては効果がなく可使
時間が短かくなる。したがつて寒冷地に適さな
い。プロピレングリコールエステル類は高温域に
おいてもあまり顕著な効果は示さない。界面活性
剤類は室温から高温域にかけて効果を示さない。
更にこれらの化合物は接着剤の粘度を低下させ、
タツク(粘着性)を低下させる。一般的にいつ
て、接着剤溶液に透明に溶解するものは効果がな
い。また、アルキレンオキサイドを高モル付加し
たものや不飽和基を含有するものも溶解度が高く
効果が少ない。 本発明は前記従来の問題を解決し、夏場から冬
場までの広い温度範囲で、特に低温においても良
好な可使時間延長効果を奏する溶剤型ポリ酢酸ビ
ニル系接着剤用の可使時間延長剤を提供するもの
である。 本発明の可使用時間延長剤は、溶剤型ポリ酢酸
ビニル系接着剤が特に夏場の高温時又は冬場の低
温時に、ポリ酢酸ビニル系接着剤を塗布し、後こ
の上に床材等を貼る場合に、接着剤の溶剤が揮散
したり、接着剤自体が固化したりする傾向が甚だ
しく、接着剤を良好な接着状態で使用する時間が
極めて短時間であるため、接着操作に支障を来
す。本剤を溶剤型ポリ酢酸ビニル系接着剤に加え
ることにより、夏場から冬場にかけて広い温度範
囲において、上記接着剤を長時間良好な接着性の
状態に保持する接着剤添加剤である。 すなわち本発明は、 1 下記一般式()で示される溶剤型ポリ酢酸
ビニル系接着剤組成物用可使時間延長剤。 〔但し、式中Y1,Y2はHまたはCORを表わ
し、Rは炭素数11〜21のアルキル基またはヒド
ロキシアルキル基を表わす。〕 および 2 下記一般式()で示される化合物と平均付
加モル数が0.5〜1.5モルであるステアリルアル
コールエチレンオキサイド付加物(化合物
()と略)とからなり、かつ前者の含有率が
50重量%以上である溶剤型ポリ酢酸ビニル系接
着剤組成物用可使時間延長剤。 〔但し、式中Y1,Y2はHまたはCORを表わ
し、Rは炭素数11〜21のアルキル基またはヒド
ロキシアルキル基を表わす。〕 をその要旨とするものである。 一般式()で示される化合物はホウ酸とグリ
セリンと脂肪酸(または脂肪酸ハライド)とを常
法によりエステル化することから得られる有機ホ
ウ酸エステルであり、好適な具体例としては、
CORにおいてRがC11のラウリル酸残基、C13の
ミリスチン酸残基、C15のパルミチン酸残基、C17
のステアリン酸残基、C17のヒドロキシステアリ
ン酸残基、C21のベヘニン酸残基である化合物が
あげられる。 更に本発明で使用しうる平均付加モル数が0.5
〜1.5モルであるステアリルアルコールエチレン
オキサイド付加物(化合物)とはステアリルア
ルコール1モルにエチレンオキサイドが平均で
0.5〜1.5モル付加した化合物を意味し、未反応ス
テアリルアルコールやエチレンオキサイドの2モ
ル以上付加物等が実質的に含まれていても良い。 ここでいうステアリルアルコールとは、炭素数
が18のステアリルアルコールを主成分とする固型
アルコールの混合物であり、マツコウ鯨油、牛脂
等の動物油、大豆油等の植物油などの天然油脂を
原料とし接触還元あるいは炭素数18のアルキル基
を多量に含む不飽和アルコールの水素添加により
得られる種々の純度のステアリルアルコールを意
味し、該ステアリルアルコールが50重量%以上含
まれる固型アルコールであれば本発明に使用しう
る。 化合物()はエチレンオキサイドの平均付加
モル数が2モル以上になると接着剤との相溶性を
増し、顕著な効果を示さなくなる。また平均付加
モル数が0.4モル以下であると未反応の原料ステ
アリルアルコール分が増加し可使時間延長効果が
少ない。 化合物()のアルキル基の炭素数が16以下で
は接着剤との相溶性を増し好ましくなく、炭素数
が20以上では逆に接着剤との相溶性が悪くなるの
か大きな結晶が析出し効果がない。 一般式()の化合物は広い温度範囲で可使時
間を延長することができる。一般式()の化合
物と化合物()とを併用することにより、より
一層の可使時間を延長することができるとともに
良好なタツク性も保持できる。また一般式()
の化合物と化合物()との混合物を使用する場
合、前者を50重量%以上含有することによりすぐ
れた可使時間延長効果を与えるとともに、タツク
性も良好な接着剤組成物とすることができる。 一般式()の化合物が50重量%以下の時は、
可使時間延長効果は有するもののタツクが不足し
作業性に支障をきたす。 このような化合物は溶剤型ポリ酢酸ビニル系の
接着剤に添加混合される。この種の接着剤に用い
られるポリ酢酸ビニル系樹脂は、酢酸ビニルの単
独重合体のほか、酢酸ビニルとエチレン、プロピ
レン等のオレフイン、あるいはアクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸等の不飽和酸あるいはその
アルキルエステル塩化ビニル等との共重合体で、
この共重合体中酢酸ビニルが50重量%以上含まれ
ているものである。 有機溶剤としては前述のような樹脂を溶解しう
るものであれば特に限定はない。工業的に安価に
入手でき比較的安全であるアルコール類、特にメ
タノール、エタノールが良く用いられる。そのほ
かには酢酸エチル、トルエン、アセトンなどが例
示できる。 またこの種の接着剤には通常炭酸カルシユム、
タルク、クレー、アスベストなどのフイラーやロ
ジン、変性ロジン、石油樹脂などの粘着付与剤な
どのほか、一般に使用されている添加剤類を使用
することもなんらさしつかえない。 本発明の可使時間延長剤は上述のような接着剤
のポリ酢酸ビニル系樹脂に対し0.05〜5重量%を
接着剤の製造時に通常添加する。もちろんこの場
合これに従来公知の可使時間延長剤を併用するこ
ともなんらさしつかえない。そして本発明の可使
時間延長剤は前述のごとく(1)夏場の高温時に可使
時間が延長され良好な作業性を与えること、(2)0
℃以下の低温時においても可使時間が延長され良
好な作業性を与えること、(3)タツクの良好な接着
剤組成物を与えること、等の優れた効果を有する
ものである。 次に実施例について本発明をより具体的に説明
する。 実施例1〜9及び比較例1〜10 まずポリ酢酸ビニルのメタノール溶液(固型分
50%)100gに表―1に示す置換基を変えた式
()の化合物5種、及び式()と化合物()
の混合比を変えた4種の可使時間延長剤をそれぞ
れ2g、メタノール20gを加えて混合する。更に
炭酸カルシウム50g、アスベスト50gを加えて撹
拌混合して接着剤を得た。一方、尚比較のために
表―2及び表―3に示す従来の可使時間延長剤を
用いて同様に接着剤10種を得、これを比較例とし
た。これらの接着剤について最初に定義した要領
で25℃、0℃、−5℃における可使時間を測定し
た。その結果をそれぞれの表に併記した。 これらの表から本発明の可使時間延長剤を用い
たものは高温から低温までの広い温度範囲におい
て良好な可使時間延長効果がみられ、特に式
()の化合物と化合物()とを併用したもの
の効果が顕著であることがわかる。そしてこのも
のはタツク性も良好であつた。 タツク性;0℃における可使時間測定時に、粘着
の強さを官能して判定し、その最良値をもつ
てそれぞれのサンプル間の比較をし、相対的
に良好なものを〇、やや劣るものを△、劣る
ものを×とした。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式()で示される溶剤型ポリ酢酸
ビニル系接着剤組成物用可使時間延長剤。 〔但し、式中Y1,Y2はHまたはCORを表わ
し、Rは炭素数11〜21のアルキル基またはヒドロ
キシアルキル基を表わす。〕 2 下記一般式()で示される化合物と平均付
加モル数が0.5〜1.5モルであるステアリルアルコ
ールエチレンオキサイド付加物とからなり、かつ
前者の含有率が50重量%以上である溶剤型ポリ酢
酸ビニル系接着剤組成物用可使時間延長剤。 〔但し、式中Y1,Y2はHまたはCORを表わ
し、Rは炭素数11〜21のアルキル基またはヒドロ
キシアルキル基を表わす。〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13124984A JPS619476A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 可使時間延長剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13124984A JPS619476A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 可使時間延長剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS619476A JPS619476A (ja) | 1986-01-17 |
| JPH0223586B2 true JPH0223586B2 (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=15053488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13124984A Granted JPS619476A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 可使時間延長剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS619476A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8617004D0 (en) * | 1986-07-11 | 1986-08-20 | Bp Chem Int Ltd | Polymer composition |
| US4906680A (en) * | 1987-04-14 | 1990-03-06 | Bridgestone Corporation | Rubber composition and steel cord-rubber composite body |
| DE3814466A1 (de) | 1988-04-28 | 1989-11-09 | Busch Dieter & Co Prueftech | Verfahren und vorrichtung zum feststellen der relativen lage einer bezugsachse eines objekts bezueglich eines referenzstrahls, insbesondere eines laserstrahls |
| US6337742B2 (en) | 1988-04-28 | 2002-01-08 | Pruftechnik Dieter Busch Ag | Device for ascertaining the relative position of a reference axis of an object relative to a reference beam, in particular a laser beam |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP13124984A patent/JPS619476A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS619476A (ja) | 1986-01-17 |
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