JPH02237712A - ツイストドリル - Google Patents
ツイストドリルInfo
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- JPH02237712A JPH02237712A JP5705389A JP5705389A JPH02237712A JP H02237712 A JPH02237712 A JP H02237712A JP 5705389 A JP5705389 A JP 5705389A JP 5705389 A JP5705389 A JP 5705389A JP H02237712 A JPH02237712 A JP H02237712A
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- JP
- Japan
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- drill
- cutting edge
- tip
- angle
- cutting
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
し産業上の利用分野]
この発明は、炭素繊維やケブラー繊維等により構成した
繊維強化複合材料の穴明け加工に用いて好適なツイスト
ドリルに関するものである。
繊維強化複合材料の穴明け加工に用いて好適なツイスト
ドリルに関するものである。
[従来の技術とその課題コ
近年、繊維強化複合材料の開発が急速に進められ、FR
P等で構成した素材を機械加工する場合が多《なってい
る。たとえば、CFRPは、合成樹脂を炭素繊維で強化
したもので、合成樹脂内に織った炭素繊維を介在させる
ことにより合成樹脂の引張り強度を高めたものである。
P等で構成した素材を機械加工する場合が多《なってい
る。たとえば、CFRPは、合成樹脂を炭素繊維で強化
したもので、合成樹脂内に織った炭素繊維を介在させる
ことにより合成樹脂の引張り強度を高めたものである。
ところが、CFRP等の機械加工は、その内部の強化繊
維の存在により極めて困難であった。特に、ツイストド
リル(以下、ドリルと略称する)で穴明け加工をする場
合に、ドリルの入り側と抜け側において強化繊維がばり
やむしれとなって残ってしまう。しかも、合成樹脂は金
属材料と違って粘りかあり摩擦抵抗による発熱で容易に
溶けるため、合成樹脂が切刃に溶着したり切削部が軟化
したりする。このため、繊維強化複合材料の穴明け加工
はほとんど不可能な状態であった。
維の存在により極めて困難であった。特に、ツイストド
リル(以下、ドリルと略称する)で穴明け加工をする場
合に、ドリルの入り側と抜け側において強化繊維がばり
やむしれとなって残ってしまう。しかも、合成樹脂は金
属材料と違って粘りかあり摩擦抵抗による発熱で容易に
溶けるため、合成樹脂が切刃に溶着したり切削部が軟化
したりする。このため、繊維強化複合材料の穴明け加工
はほとんど不可能な状態であった。
[発明の目的]
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、強化繊
維によるぼりやむしれを発生させることな《穴明け加工
を行うことができるドリルを提供することを目的とする
。
維によるぼりやむしれを発生させることな《穴明け加工
を行うことができるドリルを提供することを目的とする
。
[課題を解決するための手段]
この発明のドリルは、第1に、ねじれ溝を先Dirli
側から基端側へ向かうに従って回転方向へ進む螺旋状に
形成し、ドリル本体の先端部に、10’〜45°の逃げ
角が付された平坦な第1逃げ面を切刃に沿って形成し、
この第1逃げ面の後ろ側に、第1逃げ面の逃げ角よりも
5°以上大きな逃げ角が付された平坦な第2逃げ面を形
成し、かつ、第1、第2逃げ面の交叉稜線と切刃との軸
線方向先端視における離間距離をlmm以下としたもの
である。また、第2に、上記第1、第2逃げ面の交叉稜
線を切刃と交叉させたものである。
側から基端側へ向かうに従って回転方向へ進む螺旋状に
形成し、ドリル本体の先端部に、10’〜45°の逃げ
角が付された平坦な第1逃げ面を切刃に沿って形成し、
この第1逃げ面の後ろ側に、第1逃げ面の逃げ角よりも
5°以上大きな逃げ角が付された平坦な第2逃げ面を形
成し、かつ、第1、第2逃げ面の交叉稜線と切刃との軸
線方向先端視における離間距離をlmm以下としたもの
である。また、第2に、上記第1、第2逃げ面の交叉稜
線を切刃と交叉させたものである。
[作用]
たとえば、細い糸を鋏で切断する場合を考えてみると、
鋏の2枚の刃の間に隙間が生じていると糸はうま《切れ
ない。つまり、2枚の刃が互いに強く押し付けられ、こ
れによって、2枚の刃で糸を強く挟まないと糸はうまく
切れず、これは、CFRP等の強化繊維を切刃で切断す
る場合も同じである。上記構成のドリルにあっては、ね
じれ溝のねじれ方向を従来ドリルと逆にしているから、
切刃のアキシャルレーキ角は必然的にマイナスとなる。
鋏の2枚の刃の間に隙間が生じていると糸はうま《切れ
ない。つまり、2枚の刃が互いに強く押し付けられ、こ
れによって、2枚の刃で糸を強く挟まないと糸はうまく
切れず、これは、CFRP等の強化繊維を切刃で切断す
る場合も同じである。上記構成のドリルにあっては、ね
じれ溝のねじれ方向を従来ドリルと逆にしているから、
切刃のアキシャルレーキ角は必然的にマイナスとなる。
このような切刃で例えばCFRPの穴明け加工を行うと
、切刃のアキシャルレーキ角がマイナスであるから強化
繊維はすくい面によって合成樹脂側に強く押し付けられ
る。これによって、強化繊維は合成樹脂とともに合成樹
脂を下刃、切刃を上刃としてあたかも鋏で切断するよう
に断ち切られる。したがって、切刃による加工面に強化
繊維が残るようなことがなく、強化繊維によるばつの発
生を未然に防止することができる。
、切刃のアキシャルレーキ角がマイナスであるから強化
繊維はすくい面によって合成樹脂側に強く押し付けられ
る。これによって、強化繊維は合成樹脂とともに合成樹
脂を下刃、切刃を上刃としてあたかも鋏で切断するよう
に断ち切られる。したがって、切刃による加工面に強化
繊維が残るようなことがなく、強化繊維によるばつの発
生を未然に防止することができる。
さらに、上記第1の特徴を有するドリルでは、逃げ面を
平坦でかつ逃げ角の大きな第1、第2逃げ面で構成し、
第1、第2逃げ面の交叉稜線と切刃との離間距離を1m
m以下としているから、刃先剛性を保持しつつ二番当り
を有効に防止することができ、合成樹脂の溶着などを未
然に防止することができるのは勿論のこと、切削推力の
反力として肢削材に作用する押分け力が小さく、強化繊
維を切れ味良く切断し得ることと相俟ってむしれの発生
をより有効に防止することができる。
平坦でかつ逃げ角の大きな第1、第2逃げ面で構成し、
第1、第2逃げ面の交叉稜線と切刃との離間距離を1m
m以下としているから、刃先剛性を保持しつつ二番当り
を有効に防止することができ、合成樹脂の溶着などを未
然に防止することができるのは勿論のこと、切削推力の
反力として肢削材に作用する押分け力が小さく、強化繊
維を切れ味良く切断し得ることと相俟ってむしれの発生
をより有効に防止することができる。
また、第2の特徴を有するドリルでは、第1、第2逃げ
面の交叉稜線を切刃と交叉させているから、第2逃げ而
の稜線部に構成される切刃の逃げ角が大きく、上述した
押し分け力をさらに小さくすることができる。
面の交叉稜線を切刃と交叉させているから、第2逃げ而
の稜線部に構成される切刃の逃げ角が大きく、上述した
押し分け力をさらに小さくすることができる。
[実施例]
以下、第1図ないし第5図を参照しながら本発明の一実
施例について説明する。第1図は実施例のドリルを示す
側面図である。図において符号lはドリル本体である。
施例について説明する。第1図は実施例のドリルを示す
側面図である。図において符号lはドリル本体である。
ドリル本体1は例えば超硬音金またはサーメノトから構
成されたもので、基端側から見て時計方向、つまり右方
向へ回転させられるようになっている。ドリル本体lの
外周には2つのねじれ溝2が形成され、ね1シれ溝20
回転方向を向《壁面の先端稜線部には切刃3が形成され
ている。以上の点については従来のドリルと同−である
。
成されたもので、基端側から見て時計方向、つまり右方
向へ回転させられるようになっている。ドリル本体lの
外周には2つのねじれ溝2が形成され、ね1シれ溝20
回転方向を向《壁面の先端稜線部には切刃3が形成され
ている。以上の点については従来のドリルと同−である
。
しかし、ねじれ溝2は、先端側から基端側へ向かうに従
って回転方向へ進む螺旋状に形成されている。つまり、
ねじれ溝2は軸線方向先端視において反時計方向へねじ
れる左ねじれとされている。
って回転方向へ進む螺旋状に形成されている。つまり、
ねじれ溝2は軸線方向先端視において反時計方向へねじ
れる左ねじれとされている。
このため、切刃3のアキシャルレーキ角はマイナスとな
っている。ここで、ねじれ溝2のねじれ角は、15°〜
75°に設定され、好ましくは20〜60° より好ま
しくは30°〜50°に設定される。この数値限定の下
限値は、パリやむしれの発生をより有効に防止し得る範
囲であり、上限値は切屑の流出をより円滑に行い、切屑
詰まりを防止し得る範囲である。
っている。ここで、ねじれ溝2のねじれ角は、15°〜
75°に設定され、好ましくは20〜60° より好ま
しくは30°〜50°に設定される。この数値限定の下
限値は、パリやむしれの発生をより有効に防止し得る範
囲であり、上限値は切屑の流出をより円滑に行い、切屑
詰まりを防止し得る範囲である。
また、ドリル本体1の先端部には、第1逃げ而4か切刃
3に沿一〕で形成されている。第1逃げ面4は.)1′
7,坦而とされ、その逃げ角は10’〜45°に設定さ
れている。また、第1逃げ面4の後ろ側には、第2逃げ
面5か形成されている。第2逃げ而5も平坦而とされて
いるが、その逃げ角は第1逃げ而の逃げ角よりも5°以
上大きく設定されている。また、第1、第2逃げ而4.
5の交叉稜線6と切刃3との軸線方向先端視における離
間距離σはl m m以下に設定されている。
3に沿一〕で形成されている。第1逃げ面4は.)1′
7,坦而とされ、その逃げ角は10’〜45°に設定さ
れている。また、第1逃げ面4の後ろ側には、第2逃げ
面5か形成されている。第2逃げ而5も平坦而とされて
いるが、その逃げ角は第1逃げ而の逃げ角よりも5°以
上大きく設定されている。また、第1、第2逃げ而4.
5の交叉稜線6と切刃3との軸線方向先端視における離
間距離σはl m m以下に設定されている。
さらに、ドリル本体lの先端部には、第2逃げ而5の後
ろ側の部分が削り取られてそこにシンニング部7が形成
されている。そして、ドリル本体lの芯厚部には、シン
ニングによって軸線部から外周方向へ直線状に延在し、
切刃3よりも芯上がりに位置するシンニング刃8が形成
されている。
ろ側の部分が削り取られてそこにシンニング部7が形成
されている。そして、ドリル本体lの芯厚部には、シン
ニングによって軸線部から外周方向へ直線状に延在し、
切刃3よりも芯上がりに位置するシンニング刃8が形成
されている。
ンンニング刃8と、軸1i1oと切刃3の外周端部とを
結んだ線分とのなす軸線方向先端視における角度γは0
0〜30’に設定されている。また、シノニング刃8に
沿うずくい而8aと直交する方向する方向から見て(第
4図)、すくい而8aと/ンニング部7の先端研ぎ出し
而7aとの谷線9か輔線0となす角度λは20°〜45
°に設定されている。さらに、シンニング刃8に沿うす
くい而8aと/ンニング部7の先端研ぎ出し而7aとが
なす角度δは95°〜115°に設定されている。
結んだ線分とのなす軸線方向先端視における角度γは0
0〜30’に設定されている。また、シノニング刃8に
沿うずくい而8aと直交する方向する方向から見て(第
4図)、すくい而8aと/ンニング部7の先端研ぎ出し
而7aとの谷線9か輔線0となす角度λは20°〜45
°に設定されている。さらに、シンニング刃8に沿うす
くい而8aと/ンニング部7の先端研ぎ出し而7aとが
なす角度δは95°〜115°に設定されている。
また、ねじれ溝2の回転方向を向く壁面は、軸線Oと直
交する断面における形状が回転方向後方へ凹む凹曲線状
となるように凹曲面に形成されている。このため、ねじ
れ溝2を左ねしれとしたことと相俟って、軸線方向先端
視における切刃3か回転方向後方へ深く入り込んだ形状
となり、これによって、切刃3のランアルレーヰ角は大
きくプラス方向となっている。つまり、切刃3のアキシ
ャルレーキ角がマイナス側に大きくなればなる程ラジア
ルレーキ角がプラス側へ大きくなり、これによって切削
抵抗が極端に増加しないようになっている。ここで、軸
線Oを中心として直径がドリル直径の60%である円と
切刃3との交点と切刃3の外周端部とを結んだ線分と、
軸線Oから切刃3の外周端部へ延ばした線分とのなす角
度φは5°〜60°に設定され、好ましくは10°〜5
0°より好ましくは15°〜400に設定される。
交する断面における形状が回転方向後方へ凹む凹曲線状
となるように凹曲面に形成されている。このため、ねじ
れ溝2を左ねしれとしたことと相俟って、軸線方向先端
視における切刃3か回転方向後方へ深く入り込んだ形状
となり、これによって、切刃3のランアルレーヰ角は大
きくプラス方向となっている。つまり、切刃3のアキシ
ャルレーキ角がマイナス側に大きくなればなる程ラジア
ルレーキ角がプラス側へ大きくなり、これによって切削
抵抗が極端に増加しないようになっている。ここで、軸
線Oを中心として直径がドリル直径の60%である円と
切刃3との交点と切刃3の外周端部とを結んだ線分と、
軸線Oから切刃3の外周端部へ延ばした線分とのなす角
度φは5°〜60°に設定され、好ましくは10°〜5
0°より好ましくは15°〜400に設定される。
また、ねじれ溝2の形状を凹曲面と【7たことにより、
側面視における切刃3(第1図)も基端側へ凹んだ形状
となっている。このような切刃3では、穴の輪郭線から
内周側へと切削加工が進むから、切削推力に起因する穴
縁部のむしれを防1トすることかでき、繊維強化複合材
料の穴明け加工をより−層容易に行うことができる。な
お、上記のような切刀3の形状を得るためには切刃3の
先端角θを150°以上に設定することが望ましいが、
切刃3の外周端部における欠損やチ,ピングを防止する
ために、先端角0は175°以下にする必要かある。
側面視における切刃3(第1図)も基端側へ凹んだ形状
となっている。このような切刃3では、穴の輪郭線から
内周側へと切削加工が進むから、切削推力に起因する穴
縁部のむしれを防1トすることかでき、繊維強化複合材
料の穴明け加工をより−層容易に行うことができる。な
お、上記のような切刀3の形状を得るためには切刃3の
先端角θを150°以上に設定することが望ましいが、
切刃3の外周端部における欠損やチ,ピングを防止する
ために、先端角0は175°以下にする必要かある。
また、切刃3の外周端部Pとドリル本体lの先端中央Q
との軸線方向における離間距ITはドリル直径の15%
とされている。実施例のドリルでは、先端中央Qが外周
端部Pよりも先端側に位置しているため、Tがドリル直
径の15%を上回ると切刃3の先端中央Q側の機械的強
度が低下し、逆に、外周端部Pが先端側に位置する場合
には外周端部P側の機械的強度が低下するからである。
との軸線方向における離間距ITはドリル直径の15%
とされている。実施例のドリルでは、先端中央Qが外周
端部Pよりも先端側に位置しているため、Tがドリル直
径の15%を上回ると切刃3の先端中央Q側の機械的強
度が低下し、逆に、外周端部Pが先端側に位置する場合
には外周端部P側の機械的強度が低下するからである。
さらに、ねじれ溝2の溝幅比(溝幅;ランド幅)は、1
.5〜3:1とされ、従来ドリルのもの(09:1程度
)よりも大きく設定され、ドリル本体1の芯厚はドリル
直径の8%〜20%とされ、従来ドリルのもの(25%
)よりも小さ《設定されている。これは、ねじれ溝2を
左ねじれとしたことにより切屑が流出しにくくなること
から、切屑の流出面積を大きくして排出性を向上させる
ためである。
.5〜3:1とされ、従来ドリルのもの(09:1程度
)よりも大きく設定され、ドリル本体1の芯厚はドリル
直径の8%〜20%とされ、従来ドリルのもの(25%
)よりも小さ《設定されている。これは、ねじれ溝2を
左ねじれとしたことにより切屑が流出しにくくなること
から、切屑の流出面積を大きくして排出性を向上させる
ためである。
またさらに、ドリル本体lの外周全域は円柱状の滑らか
な曲面とされ、従来ドリルのようなマージンは形成され
ず、しかも、ドリル本体1の外周には軸線方向100m
mにつきQ.4mm〜2mmという大きなバックテーパ
が設けられている。
な曲面とされ、従来ドリルのようなマージンは形成され
ず、しかも、ドリル本体1の外周には軸線方向100m
mにつきQ.4mm〜2mmという大きなバックテーパ
が設けられている。
これによって、彼削材内の強化繊維がドリル本体■の外
周で引っ掛けられるようなことかなく、また、穴との摩
擦抵抗を少なくすることができる。
周で引っ掛けられるようなことかなく、また、穴との摩
擦抵抗を少なくすることができる。
次に、上記構成のドリルにより、例えばCFRPの穴明
け加工を行う場合の作用について第6図を参照しながら
説明する。第6図は切刃3と直交する披削材Aの断面を
示すもので、彼削材Aの内.部には無数の強化繊維Fが
平面視において縦横に織り込まれている。第6図から判
るように、切刃3のアキシャルレー牛角がマイナスであ
るから、穴明け加工に際して切刃3に臨む強化繊維Fは
すくい而3aによって彼削材A側に強く押し付けられる
。つまり、強化繊維Fは合成樹脂Mとともに合成樹脂M
を下刃、切刃3を上刃としてあたかも鋏で切断するよう
に断ち切られる。このため、切刃3による加工面Bに強
化繊維Fが残るようなことがない。
け加工を行う場合の作用について第6図を参照しながら
説明する。第6図は切刃3と直交する披削材Aの断面を
示すもので、彼削材Aの内.部には無数の強化繊維Fが
平面視において縦横に織り込まれている。第6図から判
るように、切刃3のアキシャルレー牛角がマイナスであ
るから、穴明け加工に際して切刃3に臨む強化繊維Fは
すくい而3aによって彼削材A側に強く押し付けられる
。つまり、強化繊維Fは合成樹脂Mとともに合成樹脂M
を下刃、切刃3を上刃としてあたかも鋏で切断するよう
に断ち切られる。このため、切刃3による加工面Bに強
化繊維Fが残るようなことがない。
しかも、上記ドリルでは、逃げ面を逃げ角の大きな第1
、第2逃げ面4,5で構成し、第1、第2逃げ面4.5
の交叉稜線6と切刃3との離間距離Qを1mm以下とし
ているから、刃先剛性を保持しつつ二番当りを有効に防
止することができ、合成樹脂の溶着などを未然に防止す
ることができるのは勿論のこと、切削推力の反力として
披削材Aに作用する押分け力が小さく、強化繊維Fを切
れ味良《切断し得ることと相俟ってむしれの発生をより
有効に防止することができる。なお、第11第2逃げ面
4,5を平坦面としているから、再研磨を容易に行うこ
とができ、切刃3に微細な研削欠けが生じないことは勿
論である。
、第2逃げ面4,5で構成し、第1、第2逃げ面4.5
の交叉稜線6と切刃3との離間距離Qを1mm以下とし
ているから、刃先剛性を保持しつつ二番当りを有効に防
止することができ、合成樹脂の溶着などを未然に防止す
ることができるのは勿論のこと、切削推力の反力として
披削材Aに作用する押分け力が小さく、強化繊維Fを切
れ味良《切断し得ることと相俟ってむしれの発生をより
有効に防止することができる。なお、第11第2逃げ面
4,5を平坦面としているから、再研磨を容易に行うこ
とができ、切刃3に微細な研削欠けが生じないことは勿
論である。
さらに、上記ドリルでは、ドリル本体lの先端部に上述
したようなシンニングを施しているから、シンニング刃
8で生成された切屑がねじれ溝2に延出する際の抵抗が
少なく、切屑排出性を向上させることができるのは勿論
のこと、芯厚を8%〜20%としたことと相俟って、切
削抵抗が少ないために切削部の発熱が防止され、合成樹
脂の溶着等をさらに有効に防止することができる。した
がって、繊維強化複合材料の穴明け加工を金属材料の穴
明け加工と同様にスムーズに行うことができる。
したようなシンニングを施しているから、シンニング刃
8で生成された切屑がねじれ溝2に延出する際の抵抗が
少なく、切屑排出性を向上させることができるのは勿論
のこと、芯厚を8%〜20%としたことと相俟って、切
削抵抗が少ないために切削部の発熱が防止され、合成樹
脂の溶着等をさらに有効に防止することができる。した
がって、繊維強化複合材料の穴明け加工を金属材料の穴
明け加工と同様にスムーズに行うことができる。
次に、第7図および第8図は本発明の第2の特徴の実施
例を示すものである。
例を示すものである。
これらの図に示すドリルは、前記ツイストドリルの第1
、第2逃げ面4.5の交叉稜線6を切刃3と交叉させた
ものである。このため、第2逃げ面5の稜線部に構成さ
れる切刃3aの逃げ角が太き《、披削材に作用する押し
分け力をさらに小さくすることができる。また、第8図
に示すように、側面視における切刃3aが基端側へ深く
凹む凹曲線状となるため、切刃3aがより鋭角的に被削
材に食い込む。これによって、切削推力に起因する披削
材の押し分け作用を少なくしてむしれの発生をより有効
に防止することができる。ただし、軸線Oから切刃3a
,3の外周側境界までの距離rは、切刃3の外周端部の
機械的強度を維持するためにドリル半径Rの70%以内
であることが望ましい。
、第2逃げ面4.5の交叉稜線6を切刃3と交叉させた
ものである。このため、第2逃げ面5の稜線部に構成さ
れる切刃3aの逃げ角が太き《、披削材に作用する押し
分け力をさらに小さくすることができる。また、第8図
に示すように、側面視における切刃3aが基端側へ深く
凹む凹曲線状となるため、切刃3aがより鋭角的に被削
材に食い込む。これによって、切削推力に起因する披削
材の押し分け作用を少なくしてむしれの発生をより有効
に防止することができる。ただし、軸線Oから切刃3a
,3の外周側境界までの距離rは、切刃3の外周端部の
機械的強度を維持するためにドリル半径Rの70%以内
であることが望ましい。
なお、上記実施例は本発明をソリッドドリルに適用した
ものであるが、その他、切刃のみを超硬合金等で構成し
たろう付けドリルやスローアウエイ式ドリルに適用して
も同様の効果を奏することができる。また、1一記実施
例は、ドリル本体lを基端側から見て時計方向へ回転さ
せるものであるから、ねじれ溝2を左ねじれと]7てい
るが、ドリル本体1を反時計方向へ回転させる場合には
右ねじれとなることは勿論である。
ものであるが、その他、切刃のみを超硬合金等で構成し
たろう付けドリルやスローアウエイ式ドリルに適用して
も同様の効果を奏することができる。また、1一記実施
例は、ドリル本体lを基端側から見て時計方向へ回転さ
せるものであるから、ねじれ溝2を左ねじれと]7てい
るが、ドリル本体1を反時計方向へ回転させる場合には
右ねじれとなることは勿論である。
[発明の効果]
以上説明したようにこの発明のドリルでは、第1に、,
ねじれ溝を先端側から基端側へ向かうに従って回転方向
へ進む螺旋状に形成し、ドリル本体の先端部に、10°
〜45°の逃げ角が付された平坦な第1逃げ面を切刃に
沿って形成し、この第1逃げ面の後ろ側に、第1逃げ面
の逃げ角よりも50以上大きな逃げ角が付された平坦な
第2逃げ面を形成し、かつ、第1、第2逃げ面の交叉稜
線と切刃との軸線方向先端視における離間距離をl m
m以下どしたものであり、また、第2に、上記第1、第
2逃げ面の交叉稜線を切刃と交叉させたものであるから
、切刃のアキシャルレーキ角がマイナスとなり、強化繊
維をあたかも鋏で切断するように断ち切ることができる
。このため、切刃による加下面に強化繊維か残るような
ことがなく、しかも、ドリル本体と穴との摩擦抵抗か少
ないから、強化繊維を切れ味良く切断し得ることと相俟
って、穴の縁部及び内周でのパリやむしれの発生を有効
に防止することができる。しかも、刃先剛性を保持しつ
つ逃げ面の二番当りを有効に防止することができるので
、合成樹脂の溶青なとを未然に防市ずることができるの
は勿論のこと、切削推力の反力として被削材に作用する
押分け力か小さく、強化繊維を切れ味良く切断し得るこ
とと相俟ってむしれの発生をよりイ了効に防止すること
かできる。
ねじれ溝を先端側から基端側へ向かうに従って回転方向
へ進む螺旋状に形成し、ドリル本体の先端部に、10°
〜45°の逃げ角が付された平坦な第1逃げ面を切刃に
沿って形成し、この第1逃げ面の後ろ側に、第1逃げ面
の逃げ角よりも50以上大きな逃げ角が付された平坦な
第2逃げ面を形成し、かつ、第1、第2逃げ面の交叉稜
線と切刃との軸線方向先端視における離間距離をl m
m以下どしたものであり、また、第2に、上記第1、第
2逃げ面の交叉稜線を切刃と交叉させたものであるから
、切刃のアキシャルレーキ角がマイナスとなり、強化繊
維をあたかも鋏で切断するように断ち切ることができる
。このため、切刃による加下面に強化繊維か残るような
ことがなく、しかも、ドリル本体と穴との摩擦抵抗か少
ないから、強化繊維を切れ味良く切断し得ることと相俟
って、穴の縁部及び内周でのパリやむしれの発生を有効
に防止することができる。しかも、刃先剛性を保持しつ
つ逃げ面の二番当りを有効に防止することができるので
、合成樹脂の溶青なとを未然に防市ずることができるの
は勿論のこと、切削推力の反力として被削材に作用する
押分け力か小さく、強化繊維を切れ味良く切断し得るこ
とと相俟ってむしれの発生をよりイ了効に防止すること
かできる。
第1図ないし第6図は本発明の第1の特徴の実施例を示
す図であって、第1図はドリルを示す側面図、第2図は
第1図の11方向矢視図、第3図は第2図の■方向矢視
図、第4図は第3図の■方向矢視図、第5図は第4図の
■方向矢視図、第6図はFRPの穴明け加工を行ってい
る状態を示す切刃と直交する断面図、第7図および第8
図は本発明の第2の特徴の実施例を示し、第7図はドリ
ルの軸線方向先端視図、第8図はその第4図にお(Jる
■方向矢視図である。 ・・・・1・リル本体、2・・・・・・ねじれ溝、・・
・切刃、4・・・・・第1逃げ面、・・・・・第2逃げ
而、6・・・・・・交叉稜線、a・・・・先端研ぎ出し
而、8・・・・・・ンンニング刃、1・・・・・ずくい
而、9・・・・・谷線、0・・・・軸線。
す図であって、第1図はドリルを示す側面図、第2図は
第1図の11方向矢視図、第3図は第2図の■方向矢視
図、第4図は第3図の■方向矢視図、第5図は第4図の
■方向矢視図、第6図はFRPの穴明け加工を行ってい
る状態を示す切刃と直交する断面図、第7図および第8
図は本発明の第2の特徴の実施例を示し、第7図はドリ
ルの軸線方向先端視図、第8図はその第4図にお(Jる
■方向矢視図である。 ・・・・1・リル本体、2・・・・・・ねじれ溝、・・
・切刃、4・・・・・第1逃げ面、・・・・・第2逃げ
而、6・・・・・・交叉稜線、a・・・・先端研ぎ出し
而、8・・・・・・ンンニング刃、1・・・・・ずくい
而、9・・・・・谷線、0・・・・軸線。
Claims (5)
- (1)軸線回りに回転させられるドリル本体の外周にね
じれ溝が形成され、このねじれ溝の回転方向を向く壁面
の先端稜線部に切刃が形成されたツイストドリルにおい
て、上記ねじれ溝を、先端側から基端側へ向かうに従っ
て回転方向へ進む螺旋状に形成し、ドリル本体の先端部
に、10°〜45°の逃げ角が付された平坦な第1逃げ
面を切刃に沿って形成し、この第1逃げ面の後ろ側に、
第1逃げ面の逃げ角よりも5°以上大きな逃げ角が付さ
れた平坦な第2逃げ面を形成し、かつ、第1、第2逃げ
面の交叉稜線と切刃との軸線方向先端視における離間距
離を1mm以下としたことを特徴とするツイストドリル
。 - (2)前記ツイストドリルの第1、第2逃げ面の交叉稜
線を切刃と交叉させたことを特徴とするツイストドリル
。 - (3)前記ドリル本体の芯厚部に、シンニングによって
軸線部から外周方向へ直線状に延在し、前記切刃よりも
芯上がりに位置するシンニング刃を形成し、このシンニ
ング刃と、軸線と切刃の外周端部とを結んだ線分とのな
す軸線方向先端視における角度を0°〜30°とし、シ
ンニング刃に沿うすくい面と直交する方向から見て、該
すくい面とシンニングによる先端研ぎ出し面との谷線が
軸線となす角度を20°〜45°とし、シンニング刃に
沿うすくい面とシンニングによる先端研ぎ出し面とがな
す角度を95°〜115°としたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項または第2項に記載のツイストドリル
。 - (4)前記ねじれ溝の回転方向を向く壁面を、軸線と直
交する断面における形状が回転方向後方へ凹む凹曲線状
となるように凹曲面に形成したことを特徴とする特許請
求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のツイス
トドリル。 - (5)前記切刃の外周端部とドリル本体の先端中央との
軸線方向における離間距離をドリル直径の15%以内と
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4
項のいずれかに記載のツイストドリル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5705389A JPH02237712A (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | ツイストドリル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5705389A JPH02237712A (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | ツイストドリル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02237712A true JPH02237712A (ja) | 1990-09-20 |
Family
ID=13044703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5705389A Pending JPH02237712A (ja) | 1989-03-09 | 1989-03-09 | ツイストドリル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02237712A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000061719A (ja) * | 1998-08-13 | 2000-02-29 | Sandvik Ab | 切り屑を輸送する螺旋状の溝を有する柄を備えたドリル |
| JP2006088267A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Big Tool Co Ltd | ドリル |
| US20090028654A1 (en) * | 2007-07-26 | 2009-01-29 | Snecma | Ceramic drill bit for high-speed drilling of composites |
| US20090087275A1 (en) * | 2005-08-02 | 2009-04-02 | David Goulbourne | Twist drill |
| US7665935B1 (en) * | 2006-07-27 | 2010-02-23 | Precorp, Inc. | Carbide drill bit for composite materials |
| CN101862846A (zh) * | 2010-03-16 | 2010-10-20 | 沈阳飞机工业(集团)有限公司 | 整体硬质合金鱼鳞钻头 |
| US7988389B2 (en) * | 2004-05-27 | 2011-08-02 | Horst Miebach Gmbh | Twist drill |
| JP2012024852A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Nachi Fujikoshi Corp | ドリル |
| GB2492583A (en) * | 2011-07-06 | 2013-01-09 | Sandvik Intellectual Property | Twist drill for composite materials |
| US20160151842A1 (en) * | 2013-06-28 | 2016-06-02 | Seco Tools Ab | Twist drill for metal machining |
| CN113523365A (zh) * | 2021-08-26 | 2021-10-22 | 蓝鲸科技(深圳)有限公司 | 一种芳纶钻头 |
-
1989
- 1989-03-09 JP JP5705389A patent/JPH02237712A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000061719A (ja) * | 1998-08-13 | 2000-02-29 | Sandvik Ab | 切り屑を輸送する螺旋状の溝を有する柄を備えたドリル |
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| CN113523365A (zh) * | 2021-08-26 | 2021-10-22 | 蓝鲸科技(深圳)有限公司 | 一种芳纶钻头 |
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