JPH0224467B2 - - Google Patents
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- JPH0224467B2 JPH0224467B2 JP58006748A JP674883A JPH0224467B2 JP H0224467 B2 JPH0224467 B2 JP H0224467B2 JP 58006748 A JP58006748 A JP 58006748A JP 674883 A JP674883 A JP 674883A JP H0224467 B2 JPH0224467 B2 JP H0224467B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/28—Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
- G01N1/30—Staining; Impregnating ; Fixation; Dehydration; Multistep processes for preparing samples of tissue, cell or nucleic acid material and the like for analysis
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0033—Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0071—Process features in the making of dyestuff preparations; Dehydrating agents; Dispersing agents; Dustfree compositions
- C09B67/0083—Solutions of dyes
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- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、血液染色溶液に関し、更に詳しく
は、ロマノウスキイ(Romanowsky)型染料、
例えば、ライト(Wright)溶液及びギームザ
(Giemsa)溶液の安定化に関する。これらの染料
は、メチレンブルー及びエオシン染料のメタノー
ル溶液を他の類似染料と共に含有している。代表
的な類似染料としては、アズールA、アズールB
及びアズールCが挙げられ、かつフエオシンYが
好ましいエオシン染料であり通常、その二ナトリ
ウム塩の形でメタノール溶液に加えられる。 かかる染料を用いるには、一般に、乾燥染料の
メタノール溶液を調製し、そしてその溶液を血液
塗抹標本等に塗布することが必要である。次に、
顕微鏡で観察すると、細胞染色の相違が血液塗抹
標本上に生じるまで、この染色された塗抹標本
に、緩衝溶液及び洗浄溶液を段階的に加える。 メチレンブルーに加えて、第2の染料、特にエ
オシンYが存在することは、溶液の染色能を高め
るのに望ましい。他の類似染料、すなわちアズー
ルA、アズールB及びアズールCも又血液塗抹標
本を染色するための溶液の性能を高めるのに望ま
しい。かかる染料を用いる標準的な方法は、メタ
ノール溶液を調製し、次にこの溶液を一定時間放
置するものである。染料粉末中のアズール染料類
は、メタノールに溶解しにくく、メチレンブルー
は溶液中で熟成すると、エオシンの存在下で、脱
メチル基反応によつてアズール類に減成する。最
適の染色結果を達成するためには、通常、約2週
間の放置期間を要する。不都合なことには、染料
は減成しつづけ、生じた減成生成物により、溶液
は所定の目的に適さないものになつてしまう。更
に、熟成時に染色溶液中に生じる不特定の沈澱に
より、染色能が低下することになる。かくして、
染料溶液が充分に効果を発揮するようになるに
は、約2週間を要するけれども、その保存寿命は
僅か約3ケ月からおおよそ12ケ月しかない。 ギリランド等(Gilliland et al)は、Stain
Technology,第54巻,第3号,144〜150頁にお
いて、エオシンをプロトン化するために溶液を酸
性にし、それによつて、沈澱の生成を阻止するこ
とにより、ロマノウスキイ型血液染料を安定化で
きることを報告している。使用に際しては、染料
は、特に配合した定着性溶液により中和される。
我々はこの方法が、ある自動染色装置での適正化
に必要な濃度の染料を安定化するためには好適で
ないことを見出した。かかる自動装置において
は、染色時間の短いことが要求されるので、この
濃度は、分光光度計で走査する際、645ナノメー
トル(nm)では230光学濃度単位(optical
density units)、及び525nmでは128光学濃度単
位を吸収する溶液を提供するに少なくとも十分な
ものでなければならない。ここで用いられている
場合光学濃度単位は、稀釈因子の吸光度倍として
定義され、即ち、それは濃度の関数である。例え
ば、400倍に稀釈したのち、分光光度計測定によ
り、645nmの波長において0.575の吸光度を示す
溶液は、0.575×400即ち230の光学濃度単位の吸
収を行うであろう。メチレンブルー及びアズール
類の溶液は645nmで最大吸収を、又、エオシンY
の溶液は525nmで最大吸収を示すので、これらの
波長において、吸収測定が行われる。ギリランド
等(Gilliland et al)は、引用文献において、染
料溶液の濃度については開示していないが、その
文献の第1図に開示された吸光度のデータから判
断すると、染料濃度は、645nmで約162光学濃度
単位、525nmでは約87.5光学濃度単位の光学濃度
程度と推定され、これは上に引用した自動染色装
置に、溶液が適応するのに必要とされる濃度の約
70%である。HCを添加することによつて、所
望濃度の染料溶液を酸性化する際、ギリランド等
によつて開示されているように、PH3.0までの酸
性化では、自動染色装置に有用な、より高い濃度
の染色溶液中に沈澱が生じないようにするには不
十分である。更に、PH1.6まで酸性化すると、沈
澱を防止するが、このPHでは、エオシンYがある
別の種(species)に不可逆的に転換し、染料の
染色能を劣化させる。 マーシヤル等(Marshall et al)は、J.Clin.
Pathd.,28巻:920923頁(1975)に、メチレンブ
ルー、アズールB及びエオシン染料の遊離酸をグ
リセリン及びメタノールの1:1v/v混合物に
溶解して、ロマノウスキイ型染料を製造すること
について開示している。彼らは従来のロマノウス
キイ型染料が同様の安定性を示すと報告している
が、この溶液は極めて安定なものとして述べてい
る。いずれにしても、溶媒の50%がグリセリンで
ある染料溶液は極めて安定なものとして知られて
いるが、高い粘度を有するので、自動染色装置に
用いるには適当でない。 本発明は、メチレンブルーと、アズールA、ア
ズールB及びアズールCから選ばれる1又は2以
上のアズール染料と、エオシンYの遊離酸とのメ
タノール溶液からなり、メチレンブルーとアズー
ル染料が、分光光度計によつて測定した吸収が
645nmにおいて230光学密度単位以上となる濃度
で存在し、エオシンYの遊離酸が、分光光度計に
よつて測定した吸収が525nmにおいて128光学濃
度単位以上となる濃度で存在することを特徴とす
る改善された安定性を有するロマノウスキイ型染
色溶液に関するものである。 改良された安定性特性を有するロマノウスキイ
型染料は、メタノール中で、自動染色装置に用い
るのに必要とされる濃度で、エオシンYの二ナト
リウム塩よりむしろエオシンYの遊離酸を用いて
製造することができることが発見されている。 本発明に含まれる化学反応は、模式図Aの構造
式により図示される。エオシンYは、通常、二ナ
トリウム塩()の形で市販されているが、上式
により示されたように、容易にその遊離酸()
に転化できる。遊離酸のカルボキシル基は、その
ラクトン()と平衡状態で存在し、更に酸性化
すると、このラクトン()は、便宜上EY′とし
て記された種(species)()に不可逆的に転化
する。化合物()は、少なくとも約0.53g/ml
のエオシンY(二ナトリウム塩)を含有する染色
溶液を酸性化することによる生成でき、このエオ
シンYの量は、自動染色装置における効果的性能
にとつて必要であり、かつ染色性能は化合物
()と同等である。しかしながら、この原料は
これらの濃度ではメタノールより沈澱することが
観察された。PH1.6まで更に酸性化すると、沈澱
を防止するが染色性能の不十分な化合物()
(EY′)の生成を引きおこす。染料のメタノール
溶液を直接酸性化すると検討中のエオシンYの濃
度では沈澱生成又は過度な酸性化が避け難いの
で、エオシンYの遊離酸の有用性を検討した。か
くして、メタノール溶液の酸性化により化合物
()をその場で遊離酸()に転化させるより
むしろ、遊離酸を溶液製造に直接用いて、メチレ
ンブルー;エオシンYの遊離酸;及びアズール
A、アズールB又はアズールCからなる改良ライ
ト(Wright)染料を提供する。調製品のPH
(MeOH)は2.5及び3.0の間であることが判明し、
チアジン類が非常に安定であることが判明し、室
温で30日間、メチレンブルー及びアズール類の変
化は全く検出されず、約0.2%のEY′の生成が、
高性能液体クロマトグラフ(HPLC)により測定
された。約2%のエオシンYが、60℃で30日間の
熟成後、EY′に減成したことが判明した。吸収分
光法、HPLC分析又は顕微鏡試験によつて測定さ
れたように60℃、室温及び5℃に保たれた染料試
料中には、沈澱は全く検出されなかつた。 本発明の染色溶液の典型的配合としては、約
0.64〜1.0g/のメチレンブルー、0.49〜1.0g/
のエオシンYの遊離酸及び0.32〜1g/の類似
染料、すなわち、アズールA、アズールB及びア
ズールCを溶解するものがある。メチレンブルー
に加えて、エオシンYの存在は、溶液の染色能を
高めるのに必要である。 本発明の実施方法及び本発明固有の有利性につ
いて、以下の実施例によつて更に説明する。 実施例 1 約1000mlのメタノールに3gの濃度で、市販の
ライト(Wright)染料粉末(メチレンブルー、
エオシンの二ナトリウム塩、及び類似アズール染
料の混合物)を溶解して、メタノール溶液を調製
した。この溶液は、メタノールで400倍に稀釈し
た後には、645nmで0.575、525nmで0.320の吸光
度を有した。したがつてこの溶液は、645nmでは
所望の230光学濃度単位、525nmでは所望の128光
学濃度単位を有した。この溶液を、塩化水素のメ
タノール溶液(0.96N)で酸性化し、PH
(MeOH)3.1とした。ギリランド等(Gilliland
et al)による前述の文献によると、これは、エ
オシンYの二ナトリウム塩をその遊離酸に転化す
るに十分な酸性度である。しかしながら、安定な
溶液を調製する代りに、この方法によると、室
温、5℃及び60℃で、3時間、3日及び60日それ
ぞれ貯蔵すると、実質的な沈澱が認められる溶液
を提供した。 実施例 2 実施例1のように、市販のライト(Wright)
染料粉末を用いてメタノール溶液を調製し、塩化
水素のメタノール溶液(0.96N)で酸性化して、
PH(MeOH)1.6として。60℃で3日間熟成後、
約10%のエオシンYがEY′に減成したことが認め
られ、有効なエオシンYの濃度が低くなるため、
染色性能の低下をきたし、かつ所定の目的に適さ
ないものになつてしまつた。 実施例 3 メチレンブルー(0.71g/に相当する濃度)、
エオシンYの遊離酸(0.55g/に相当する濃度)
及びアズールC(0.36g/に相当する濃度)をメ
タノールに溶解してメタノール溶液を調製した。
この溶液は645nmで230光学濃度単位、525nmで
128光学濃度単位吸収した。吸収は、溶液をメタ
ノールで400倍に稀釈後測定した。60℃で30日間
この溶液を促進した後も、分光光度的な吸収性は
変化しなかつた。観察しうる沈澱及びメチレンブ
ルーの減成は、HPLCによつて、全く検出されな
かつた。これは実施例1に述べたようにして調製
した溶液とは対照的であつた。すなわち、実施例
1では、エオシンYは二ナトリウム塩の形であり
その場合メチレンブルー及びアズール染料の吸収
が645nmで103.5光学濃度単位まで半分以上減成
した。 実施例 4 実施例3に述べたように調製した染色溶液を、
HEMATEK (登録商標,ヘマテツク)自
動組織染色装置及びHEMATEK (ヘマテツ
ク)自動組織染色装置で試験した。この染料
は、645nm及び525nmで、それぞれ230及び128光
学濃度単位の吸収を示す市販のライト(Wright)
染料の溶液と同等であることが判明した。
は、ロマノウスキイ(Romanowsky)型染料、
例えば、ライト(Wright)溶液及びギームザ
(Giemsa)溶液の安定化に関する。これらの染料
は、メチレンブルー及びエオシン染料のメタノー
ル溶液を他の類似染料と共に含有している。代表
的な類似染料としては、アズールA、アズールB
及びアズールCが挙げられ、かつフエオシンYが
好ましいエオシン染料であり通常、その二ナトリ
ウム塩の形でメタノール溶液に加えられる。 かかる染料を用いるには、一般に、乾燥染料の
メタノール溶液を調製し、そしてその溶液を血液
塗抹標本等に塗布することが必要である。次に、
顕微鏡で観察すると、細胞染色の相違が血液塗抹
標本上に生じるまで、この染色された塗抹標本
に、緩衝溶液及び洗浄溶液を段階的に加える。 メチレンブルーに加えて、第2の染料、特にエ
オシンYが存在することは、溶液の染色能を高め
るのに望ましい。他の類似染料、すなわちアズー
ルA、アズールB及びアズールCも又血液塗抹標
本を染色するための溶液の性能を高めるのに望ま
しい。かかる染料を用いる標準的な方法は、メタ
ノール溶液を調製し、次にこの溶液を一定時間放
置するものである。染料粉末中のアズール染料類
は、メタノールに溶解しにくく、メチレンブルー
は溶液中で熟成すると、エオシンの存在下で、脱
メチル基反応によつてアズール類に減成する。最
適の染色結果を達成するためには、通常、約2週
間の放置期間を要する。不都合なことには、染料
は減成しつづけ、生じた減成生成物により、溶液
は所定の目的に適さないものになつてしまう。更
に、熟成時に染色溶液中に生じる不特定の沈澱に
より、染色能が低下することになる。かくして、
染料溶液が充分に効果を発揮するようになるに
は、約2週間を要するけれども、その保存寿命は
僅か約3ケ月からおおよそ12ケ月しかない。 ギリランド等(Gilliland et al)は、Stain
Technology,第54巻,第3号,144〜150頁にお
いて、エオシンをプロトン化するために溶液を酸
性にし、それによつて、沈澱の生成を阻止するこ
とにより、ロマノウスキイ型血液染料を安定化で
きることを報告している。使用に際しては、染料
は、特に配合した定着性溶液により中和される。
我々はこの方法が、ある自動染色装置での適正化
に必要な濃度の染料を安定化するためには好適で
ないことを見出した。かかる自動装置において
は、染色時間の短いことが要求されるので、この
濃度は、分光光度計で走査する際、645ナノメー
トル(nm)では230光学濃度単位(optical
density units)、及び525nmでは128光学濃度単
位を吸収する溶液を提供するに少なくとも十分な
ものでなければならない。ここで用いられている
場合光学濃度単位は、稀釈因子の吸光度倍として
定義され、即ち、それは濃度の関数である。例え
ば、400倍に稀釈したのち、分光光度計測定によ
り、645nmの波長において0.575の吸光度を示す
溶液は、0.575×400即ち230の光学濃度単位の吸
収を行うであろう。メチレンブルー及びアズール
類の溶液は645nmで最大吸収を、又、エオシンY
の溶液は525nmで最大吸収を示すので、これらの
波長において、吸収測定が行われる。ギリランド
等(Gilliland et al)は、引用文献において、染
料溶液の濃度については開示していないが、その
文献の第1図に開示された吸光度のデータから判
断すると、染料濃度は、645nmで約162光学濃度
単位、525nmでは約87.5光学濃度単位の光学濃度
程度と推定され、これは上に引用した自動染色装
置に、溶液が適応するのに必要とされる濃度の約
70%である。HCを添加することによつて、所
望濃度の染料溶液を酸性化する際、ギリランド等
によつて開示されているように、PH3.0までの酸
性化では、自動染色装置に有用な、より高い濃度
の染色溶液中に沈澱が生じないようにするには不
十分である。更に、PH1.6まで酸性化すると、沈
澱を防止するが、このPHでは、エオシンYがある
別の種(species)に不可逆的に転換し、染料の
染色能を劣化させる。 マーシヤル等(Marshall et al)は、J.Clin.
Pathd.,28巻:920923頁(1975)に、メチレンブ
ルー、アズールB及びエオシン染料の遊離酸をグ
リセリン及びメタノールの1:1v/v混合物に
溶解して、ロマノウスキイ型染料を製造すること
について開示している。彼らは従来のロマノウス
キイ型染料が同様の安定性を示すと報告している
が、この溶液は極めて安定なものとして述べてい
る。いずれにしても、溶媒の50%がグリセリンで
ある染料溶液は極めて安定なものとして知られて
いるが、高い粘度を有するので、自動染色装置に
用いるには適当でない。 本発明は、メチレンブルーと、アズールA、ア
ズールB及びアズールCから選ばれる1又は2以
上のアズール染料と、エオシンYの遊離酸とのメ
タノール溶液からなり、メチレンブルーとアズー
ル染料が、分光光度計によつて測定した吸収が
645nmにおいて230光学密度単位以上となる濃度
で存在し、エオシンYの遊離酸が、分光光度計に
よつて測定した吸収が525nmにおいて128光学濃
度単位以上となる濃度で存在することを特徴とす
る改善された安定性を有するロマノウスキイ型染
色溶液に関するものである。 改良された安定性特性を有するロマノウスキイ
型染料は、メタノール中で、自動染色装置に用い
るのに必要とされる濃度で、エオシンYの二ナト
リウム塩よりむしろエオシンYの遊離酸を用いて
製造することができることが発見されている。 本発明に含まれる化学反応は、模式図Aの構造
式により図示される。エオシンYは、通常、二ナ
トリウム塩()の形で市販されているが、上式
により示されたように、容易にその遊離酸()
に転化できる。遊離酸のカルボキシル基は、その
ラクトン()と平衡状態で存在し、更に酸性化
すると、このラクトン()は、便宜上EY′とし
て記された種(species)()に不可逆的に転化
する。化合物()は、少なくとも約0.53g/ml
のエオシンY(二ナトリウム塩)を含有する染色
溶液を酸性化することによる生成でき、このエオ
シンYの量は、自動染色装置における効果的性能
にとつて必要であり、かつ染色性能は化合物
()と同等である。しかしながら、この原料は
これらの濃度ではメタノールより沈澱することが
観察された。PH1.6まで更に酸性化すると、沈澱
を防止するが染色性能の不十分な化合物()
(EY′)の生成を引きおこす。染料のメタノール
溶液を直接酸性化すると検討中のエオシンYの濃
度では沈澱生成又は過度な酸性化が避け難いの
で、エオシンYの遊離酸の有用性を検討した。か
くして、メタノール溶液の酸性化により化合物
()をその場で遊離酸()に転化させるより
むしろ、遊離酸を溶液製造に直接用いて、メチレ
ンブルー;エオシンYの遊離酸;及びアズール
A、アズールB又はアズールCからなる改良ライ
ト(Wright)染料を提供する。調製品のPH
(MeOH)は2.5及び3.0の間であることが判明し、
チアジン類が非常に安定であることが判明し、室
温で30日間、メチレンブルー及びアズール類の変
化は全く検出されず、約0.2%のEY′の生成が、
高性能液体クロマトグラフ(HPLC)により測定
された。約2%のエオシンYが、60℃で30日間の
熟成後、EY′に減成したことが判明した。吸収分
光法、HPLC分析又は顕微鏡試験によつて測定さ
れたように60℃、室温及び5℃に保たれた染料試
料中には、沈澱は全く検出されなかつた。 本発明の染色溶液の典型的配合としては、約
0.64〜1.0g/のメチレンブルー、0.49〜1.0g/
のエオシンYの遊離酸及び0.32〜1g/の類似
染料、すなわち、アズールA、アズールB及びア
ズールCを溶解するものがある。メチレンブルー
に加えて、エオシンYの存在は、溶液の染色能を
高めるのに必要である。 本発明の実施方法及び本発明固有の有利性につ
いて、以下の実施例によつて更に説明する。 実施例 1 約1000mlのメタノールに3gの濃度で、市販の
ライト(Wright)染料粉末(メチレンブルー、
エオシンの二ナトリウム塩、及び類似アズール染
料の混合物)を溶解して、メタノール溶液を調製
した。この溶液は、メタノールで400倍に稀釈し
た後には、645nmで0.575、525nmで0.320の吸光
度を有した。したがつてこの溶液は、645nmでは
所望の230光学濃度単位、525nmでは所望の128光
学濃度単位を有した。この溶液を、塩化水素のメ
タノール溶液(0.96N)で酸性化し、PH
(MeOH)3.1とした。ギリランド等(Gilliland
et al)による前述の文献によると、これは、エ
オシンYの二ナトリウム塩をその遊離酸に転化す
るに十分な酸性度である。しかしながら、安定な
溶液を調製する代りに、この方法によると、室
温、5℃及び60℃で、3時間、3日及び60日それ
ぞれ貯蔵すると、実質的な沈澱が認められる溶液
を提供した。 実施例 2 実施例1のように、市販のライト(Wright)
染料粉末を用いてメタノール溶液を調製し、塩化
水素のメタノール溶液(0.96N)で酸性化して、
PH(MeOH)1.6として。60℃で3日間熟成後、
約10%のエオシンYがEY′に減成したことが認め
られ、有効なエオシンYの濃度が低くなるため、
染色性能の低下をきたし、かつ所定の目的に適さ
ないものになつてしまつた。 実施例 3 メチレンブルー(0.71g/に相当する濃度)、
エオシンYの遊離酸(0.55g/に相当する濃度)
及びアズールC(0.36g/に相当する濃度)をメ
タノールに溶解してメタノール溶液を調製した。
この溶液は645nmで230光学濃度単位、525nmで
128光学濃度単位吸収した。吸収は、溶液をメタ
ノールで400倍に稀釈後測定した。60℃で30日間
この溶液を促進した後も、分光光度的な吸収性は
変化しなかつた。観察しうる沈澱及びメチレンブ
ルーの減成は、HPLCによつて、全く検出されな
かつた。これは実施例1に述べたようにして調製
した溶液とは対照的であつた。すなわち、実施例
1では、エオシンYは二ナトリウム塩の形であり
その場合メチレンブルー及びアズール染料の吸収
が645nmで103.5光学濃度単位まで半分以上減成
した。 実施例 4 実施例3に述べたように調製した染色溶液を、
HEMATEK (登録商標,ヘマテツク)自
動組織染色装置及びHEMATEK (ヘマテツ
ク)自動組織染色装置で試験した。この染料
は、645nm及び525nmで、それぞれ230及び128光
学濃度単位の吸収を示す市販のライト(Wright)
染料の溶液と同等であることが判明した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 メチレンブルーと、アズールA、アズールB
及びアズールCから選ばれる1又は2以上のアズ
ール染料と、エオシンYの遊離酸とのメタノール
溶液からなり、メチレンブルーとアズール染料
が、分光光度計によつて測定した吸収が645nmに
おいて230光学密度単位以上となる濃度で存在し、
エオシンYの遊離酸が、分光光度計によつて測定
した吸収が525nmにおいて128光学濃度単位以上
となる濃度で存在することを特徴とする改善され
た安定性を有するロマノウスキイ型染色溶液。 2 メタノール溶液が、0.64〜1.0g/に相当す
る量のメチレンブルー、0.49〜1.0g/に相当す
る量のエオシンYの遊離酸、及び0.32〜1.0g/
に相当する量のアズール染料を含有する特許請求
の範囲第1項記載のロマノウスキイ型染色溶液。
Applications Claiming Priority (2)
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| US344390 | 1982-02-01 | ||
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