JPH0225015Y2 - - Google Patents

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JPH0225015Y2
JPH0225015Y2 JP1985130857U JP13085785U JPH0225015Y2 JP H0225015 Y2 JPH0225015 Y2 JP H0225015Y2 JP 1985130857 U JP1985130857 U JP 1985130857U JP 13085785 U JP13085785 U JP 13085785U JP H0225015 Y2 JPH0225015 Y2 JP H0225015Y2
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ring
oil
piston rod
taper angle
crank chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軸封装置の一種であるピストンロツ
ド用シール装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来からこの種シールの一例として第9図ない
し第13図に示すような、船舶用デイーゼル主機
関に使用されるものが知られている。このシール
装置は、デイーゼル主機関のクランク室1と掃気
室2を仕切る隔壁3を縦方向に貫通するピストン
ロツド4を軸封し、クランク室1内の潤滑油のシ
ールと掃気室2の気密保持を主目的とするもの
で、つぎのように構成されている。
すなわち第9図において、符号5は、前記隔壁
3の孔3aに受け台6を介して気密的に取り付け
られるハウジングを示し、上下に2分割された該
ハウジング1の内径に都合8片の環状フランジ7
…と7つの環状空間8…が設けられ、クランク室
1側の3つの空間8内に各2本の油掻リング9,
9が、掃気室2側の3つの空間8内に各2本の気
密リング11,11が装着されている。油掻リン
グ9は、第10図および第11図に示すように、
円周方向に3分割した金属製の円弧状分割体9
a,9a,9aをガータスプリング10により環
状に緊締連結し、各分割体9aの内径面に形成し
た溝9bから外周面に形成した凹み9cにかけて
油抜き孔9dを穿設し、互いに隣接する分割体9
a,9aの接合部切口9e,9eを径方向に延び
る平面に形成してなる。気密リング11は、第1
2図および第13図に示すように、これも円周方
向に3分割した金属製の円弧状分割体11a,1
1a,11aをガータスプリング12により環状
に緊締連結してなり、各分割体11aの内径面に
溝11bを形成し、互いに隣接する分割体11
a,11aの接合部切口11c,11cを径線に
対して斜向する平面に形成してなる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構成のシール装置は、ピストンロツド4の
上下往復動に際し、該ロツド4表面に付着するク
ランク室1内の潤滑油を油掻リング9…で掻き落
とし、前記油抜き孔9dや、空間8…に設定した
油溜り13…、ハウジング5に穿設した油戻し孔
14…を通してクランク室1へ戻し、最上段の油
掻リング9を通過した潤滑油を漏油として回収口
15から機関の外へ取り出す一方、掃気室2の気
密を気密リング11…により保持するものである
が、この従来装置によると、ピストンロツド4の
周面と摺接する各リング9,11内径面の溝9
b,11bを除いた部分がフラツトに形成されて
いること等からシール性能が充分でなく、とくに
潤滑油の漏洩が多く、対策として別途船内に漏油
回収・清浄装置を設けて潤滑油の消費を防いでい
るのが実情である。
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、各
リングのシール性能を高め、さらにこれに伴ない
リング段数を減小して装置全体の小型軽量化を図
るピストンロツド用のシール装置を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案のシール装置
は、油掻リングおよび気密リングを樹脂系材料、
ゴムまたはカーボン材等の非金属材料より製する
とともに、各リングの軸方向両端面の少なくとも
一方にOリング等のシール材を嵌合し、各リング
の内径摺動面に、クランク室側と掃気室側から延
びる互いに逆向きに傾斜したテーパ面で形成され
た断面略V字状の密接尖端を形成し、油掻リング
の密接尖端のクランク室側のテーパ角度βは掃気
室側のテーパ角度αより大きく、また気密リング
の密接尖端の掃気室側のテーパ角度β′はクランク
室側のテーパ角度α′よりも大きいことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
上記シール装置は、各分割体の内径摺動面に形
成した密接尖端をピストンロツドの周面に圧接す
ることにより接触圧を高め、材質の変更により摺
接摩耗を抑えるとともに、リング端面に嵌合した
Oリングにより各リングとハウジングの間を確実
にシールする。油掻リングの密接尖端は両側のテ
ーパ角度がβ>αであり、気密リングの密接尖端
は両側のテーパ角度がβ′>α′であることから、ピ
ストンロツドが掃気室側へ動作するときは、油掻
リングの密接力が大きくなつて該ロツド表面の油
を掻き落す一方、気密リングの摺動抵抗が小さく
なり、またピストンロツドがクランク室側へ動作
するときは、気密リングの密接力が大きくなつて
掃気室に対する気密性を良好に保持する一方、油
掻リングの摺動抵抗が小さくなる。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を図面にしたがつて説明
する。
第1図において、ハウジング16の内径には6
片の環状フランジ17…と5つの環状空間18…
が設けられ、該空間18…内に都合4本の油掻リ
ング19…と3本の気密リング22…が装着され
ている。
油掻リング19は、第2図ないし第4図に示す
ように、円周方向に所要数に分割した非金属材製
の円弧状分割体19a,19a…をガータスプリ
ング20により環状に連結し、各分割体19aの
内径面中央に溝19bを形成し、該溝19bの両
側の摺接部に∠β>∠αになるテーパ面を備えた
断面V字形の密接尖端19c,19cを形成し、
∠β側の端面に溝19dを形成してOリング21
等のシール材を嵌合し、反対側の端面に油抜き用
の切欠19eを形成するとともに、互いに隣接す
る分割体19a,19aの接合部切口19f,1
9fを図示するように円周方向にステツプ状に形
成してなる。気密リング22は、第5図ないし第
7図に示すように、円周方向に所要数に分割した
非金属材製の円弧状分割体22a,22a…をガ
ータスプリング23により環状に連結し、各分割
体22aの内径面中央に溝22bを形成し、該溝
22bの両側の摺接部に∠β′>∠α′になるテーパ
面を備えた断面略V字形の密接尖端22c,22
cを形成し、両端面に溝22d,22dを形成し
てOリング24,24等のシール材を嵌合すると
ともに、互いに隣接する分割体22a,22aの
接合部切口22e,22eを図示するように円周
方向にステツプ状に形成してなり、さらに該接合
部外周に凹み22f,22fを形成して円弧状の
カバーリング25を嵌合してなる。
上記構成によると、ピストンロツド4が掃気室
2側へ動作するときは、油掻リング19の密接尖
端19cの密接力が大きくなつて、ロツド4表面
に付着した潤滑油を掻き落す一方、気密リング2
2の密接尖端22cの摺動抵抗が小さくなり、ま
たピストンロツド4がクランク室1側へ動作する
ときは、気密リング22の密接尖端22cの密接
力が大きくなつて掃気室2に対する気密性を良好
に保持する一方、油掻リング19の密接尖端19
cの摺動抵抗が小さくなることから、全体として
摺動抵抗を増大させることなくシール性を向上さ
せることができる。しかも両リング19,22を
非金属材料製としたため、従来の金属製のものに
比べて摩擦抵抗が減少し、該リング19,22の
摺動摩耗を抑えることができ、端面にOリング2
1,24等のシール材を嵌合したことにより該部
シール力を向上させることが可能となる。また各
リング19,22において、互いに隣接する円弧
状分割体19a,19a,22a,22aの接合
部切口19f,19f,22e,22eを円周方
向にステツプ状に形成し、さらにカバーリング2
5を配したため、該接合部の隙間を狭め、または
これを塞ぐことができ、該部からの漏洩を抑える
ことができる。また各リング19,22にテフロ
ン、ゴム等の弾性の高い材料を用いれば、各リン
グ19,22を環体1本に成形した上、切口を1
箇所設ければよく、シール性能の向上とともに加
工費低減上のメリツトも大きい。第8図は、各リ
ング19,22とハウジング16の間にリング支
持金物26…を設けたことを特徴とし、リング組
立(挿入)の容易化と前記Oリング21,24部
のシール性能の向上を図つたものである。
〔考案の効果〕
本考案のピストンロツド用シール装置は以上説
明したように、それぞれ所要数並設される油掻リ
ングと気密リングの内径摺動面を、角度の異なる
互いに交差したテーパ面で構成された断面略V字
形の密接尖端とすることによつて、全体の摺動抵
抗を増大することなくシール性能を向上させ、こ
れを総じて全体的な性能向上を図り得るもので、
該性能の向上に合わせてリング段数を減じること
が可能となつて小型軽量な装置を提供できる等の
特徴を有するものとなり、本考案の実用的効果は
きわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るピストンロツ
ド用シール装置の断面図、第2図は同実施例に係
る油掻リングの半裁断面図、第3図は同部分側面
図、第4図は同リングを内径方向からみた部分展
開図、第5図は同実施例に係る気密リングの半裁
断面図、第6図は同部分側面図、第7図は同リン
グを内径方向からみた部分展開図、第8図は本考
案の他の実施例に係るピストンロツド用シール装
置の断面図、第9図は従来例に係るピストンロツ
ド用シール装置の断面図、第10図は同従来例に
係る油掻リングの半裁断面図、第11図は同側面
図、第12図は同従来例に係る気密リングの半裁
断面図、第13図は同側面図である。 1……クランク室、2……掃気室、3……隔
壁、4……ピストンロツド、5,16……ハウジ
ング、7,17……フランジ、8,18……環状
空間、9,19……油掻リング、10,12,2
0,23……ガータスプリング、11,22……
気密リング、13……油溜り、14……油戻し
孔、15……回収口、19a,22a……円弧状
分割体、19c,22c……密接尖端、19e…
…切欠、19f,22e……切口、21,24…
…Oリング、25……カバーリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円周方向に複数個に分割した円弧状分割体を環
    状に連結したクランク室側の油掻リングと掃気室
    側の気密リングを各々所要本数備えてなるピスト
    ンロツド用シール装置において、前記各リングを
    樹脂系材料、ゴムまたはカーボン材等の非金属材
    料より製するとともに、各リングの軸方向両端面
    の少なくとも一方にOリング等のシール材を嵌合
    し、各リングの内径摺動面に、クランク室側と掃
    気室側から延びる互いに逆向きに傾斜したテーパ
    面で形成された断面略V字状の密接尖端を形成
    し、油掻リングの密接尖端のクランク室側のテー
    パ角度βは掃気室側のテーパ角度αより大きく、
    また気密リングの密接尖端の掃気室側のテーパ角
    度β′はクランク室側のテーパ角度α′よりも大きい
    ことを特徴とするピストンロツド用シール装置。
JP1985130857U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0225015Y2 (ja)

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JPH072714U (ja) * 1993-06-01 1995-01-17 康弘 高村 携帯コンロ用ガスバーナーの生ガス気化装置

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