JPH02259802A - Pidコントローラの調整方法 - Google Patents

Pidコントローラの調整方法

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JPH02259802A
JPH02259802A JP7824989A JP7824989A JPH02259802A JP H02259802 A JPH02259802 A JP H02259802A JP 7824989 A JP7824989 A JP 7824989A JP 7824989 A JP7824989 A JP 7824989A JP H02259802 A JPH02259802 A JP H02259802A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、PID (比例、積分、微分)コントローラ
の調整方法に係り、特に制御対象が一次遅れ士無駄時間
系で近似できるプロセスの場合に好適なPIDコントロ
ーラの調整方法に関する。
〔従来の技術〕
PIDコントローラによりプロセスを制御する場合、プ
ロセスの特性に基づいてPIDコントローラの制御パラ
メータを調整する必要がある。その一つの方法として、
「制御対象の部分的知識に基づく制御系の設計法」 (
計測自動制御学会論文集、第5巻、第4号、54915
55.昭54−8)に記載されている部分的モデル・マ
ツチング法がある。以下にその概要を説明する。
第2図は、PIDコントローラによりプロセスを制御す
る場合の制御システムの系統図である。
部分的モデル・マツチング法は、目標値r (s) s
ニラプラス演算子に対する制御量y (s)の閉ループ
伝達関数W(s)が望ましい応答を示す参照モデルの伝
達関数Wr(s)に部分的に一致するようにPIDント
ローラ2の制御パラメータを決定する方法である。プロ
セス1の伝達関数GF(8)が、次式で示す一次遅九十
無駄時間系で近似できる場合について検討する。
ここで、Kニゲイン、T:時定数、L:無駄また、PI
Dコントローラの伝達関数はGc(s)は、 ここで、KP:比例ゲイン、’rt:1分時間、T4:
微分時間 第2図において、目標値r(s)に対する制御量y (
s)の閉ループ伝達関数W(s)は、(1) 、 (2
)式を(3)式に代入すると、・・・(4) 無駄時間伝達関数e−LSは、マクロ−リン展開すると
。
時間 ・・・(5) 一方、参照モデルの伝達関数Wr(s)は、次式で与え
られる。
・・・(6) ここで、αI:係数、σ:時間スケール・フアクタ (5)式を(4)式に代入して得られる目標値r (s
)に対する制御量y(s)の閉ループ伝達関数W (s
 )と(6)式に示す参照モデルの伝達関数W(s)が
部分的に一致するためには、次式が成立たなければなら
ない。
(7)式から次の(8)ないしく11)式が得られ、こ
れらの式によりPIDコントローラの制御パラメータK
p、 Tt+ ”r4及び時間スケール・フアクタσを
決定することができる。
I ・・・(10) f(σ)=(2α2α3−α23−α4)σ’+(L+
T)(α22−α3)σ2ところで、(11)式は三次
方程式であり、この三次方程式を解いて最小の正実根を
時間スケール・フアクタσとして決定するには複雑な計
算が必要となる。マイクロ・コンピュータによりこの計
算をするには、時間が掛かるという問題があった。
このため、簡易計算式が必要となり、北森モデル(αz
=0.5.αa=0.15.αa=0.03.・・・)
について種々の一次遅れ十無駄時間系を対象に(11)
式の最小正実根を計算し、それらの計算結果を整理した
ところ、次式で近似できることが分った。
σ弁1.37 L                ・
・・(12)〔発明が解決しようとする課題〕 ・上記従来技術では、無駄時間りと時定数Tの比L/T
が小さい領域、及び、大きい領域で(12)式の近似精
度が悪くなるという問題があった。
本発明の目的は、(11)式に示す三次方程式の近似解
を無駄時間りと時定数Tの比L/Tの広範囲な領域で精
度良く求め、この近似解を用いてPIDコントローラの
制御パラメータを調整する方法を提供することにある。
また、上記従来技術では、制御応答の立上がり時間を調
整することができなかった。
本発明の他の目的は、(8)、 (9)、 (10)式
により制御パラメータを決定するPIDコントローラの
制御応答の立上がり時間を調整できるPIDコントロー
ラの制御パラメータ調整方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、(11)式で定義したf(
σ)の概略形状を把握し、この概略形状に基づいて(1
1)式の近似解を求め、この近似解を用いてPIDコン
トローラの制御パラメータを決定するようにした。
更に、(8)、 (9)、 (10)式により制御パラ
メータを決定するPIDコントローラの制御応答の立上
がり時間を調整できるPIDコントローラの制御パラメ
ータ調整方法を提供するために、時間スケール・フアク
タσをLの関数で表わし、この関数の係数を増減するこ
とにより制御応答の立上がり時間を遅くしたり早くした
り調整するようにした。
〔作用〕
(11)式の最小正実根の真値は、無駄時間りと時定数
Tの比L/T及び無駄時間りの関数となる。
このため、 (11)式の最小正実根の近似解もL/T
と無駄時間りの関数として求める。これによって、(1
1)式の近似解の精度が向上する。
また、時間スケール・フアクタσが変化すると制御応答
の立上がり時間が変化する。−次遅れ+無駄時間系で近
似できるプロセスに対して、時間スケール・フアクタσ
をこのプロセスの特性を表わす重要なパラメータである
無駄時間りの関数として表わし、この関数の増減により
時間スケール・フアクタσを増減させると制御パラメー
タK p 。
T1、Taに無駄時間りの特性が反映されるので。
安定な制御応答を保ちつつ、応答の立上がり時間を遅く
したり早くしたり調整することができる。
〔実施例〕
第1図に本発明の一実施例を示す。本実施例は、プロセ
ス1の伝達関数Gp(s)を同定するプロセス同定シス
テム3.同定したプロセス1の伝達関数Gp(s)に基
づいてPIDコントローラ2の制御パラメータを決定す
る制御パラメータ決定システム4から構成される。
プロセス同定システム3は、プロセス1の伝達関数Gp
(s)を同定しく1)式に示すように、=−次遅れ十無
駄時間系で近似表現する。制御パラメータ決定システム
4は、−次遅れ十無駄時間系で近似表現されたプロセス
1の伝達関数Gp(s)のパラメータ、すなわち、ゲイ
ンK、時定数T、無駄時間りに基づいて、時間スケール
・フアクタσを求め、このσを用いて(8)、 (9)
、 (10)式によりPIDコントローラの制御パラメ
ータ、すなわち、比例ゲインK p 、積分時間T t
 、微分時間T、を決定する。PIDコントローラ2は
、決定された制御ハラメータKp、T1、Tdを用いて
プロセス1を制御する。
時間スケール・フアクタσは、(11)式の最小正実根
として求められ、計算時間を短縮するために、近似式に
よりこの最小正実根を求める。この根の近似式を求める
には、(11)式で定義したf(σ)の概略形状を把握
することが重要である。ところで、−次遅れ十無駄時間
系の制御特性は、無駄時間りと時定数Tの比L/Tに大
きく依存する。このため、L/Tを次式で定義する。
n = L / T              ・・
・(13)(13)式及び係数α、(北森モデルの場合
、α2=0.5.(!3=0.15.(!4=0.03
.−)の値を(11)式に代入して整理すると。
(14)、 (16)、 (17)式から、f(σ)の
極値及び極値を与えるσの値、また、f(σ)の変曲点
の値、及び、変曲点を与えるσの値を求めて、第3図に
示す、更に、f (0) 及びf’ (0)は、(14
)、 (16)式より、 (”、”L、T)O)   ・・・(18)・・・(1
4) (14)式の三次の係数は負であり、次式に示す関係が
得られる。
また、f’(σ)、f’(σ)は、(14)式より、(
’、”L、T)O)   ・・・(19)(15)、 
(I8)、 (19)式、及び、第3図よりf(σ)の
概略形状は、第4図に示すようになることが分かる。こ
の図から、f(σ)=0の根は、三根共正実根となるこ
とが分かる。また、最小正実根は、0と極小値を与える
σの値との間に、あることが分がる。
したがって、0と極小値を与えるσの値との間のf(σ
)上のいくつかの点を選び、これらの各点でf(σ)を
ティラー展開近似し、この近似式が0・・・(17) となるσの最小歪実根をf(σ)=Oの最小歪実根の近
似式として求めることにする。f(σ)のσ0の近傍の
ティラー展開近似式は、次式で与えられる。
f(σ)=f(σo)+f’(σ)(σ−σ0)・・・
(20) (20)式で、先ず、σの一次の項で打切ると次式が得
られる。
f (cr) = f ((FO)+ f ’ ((F
O)(+7− (FO)  −(21)(14)、 (
16)式でσ=σ0とおき、これらの式を(21)式に
代入すると、 1.4Lの各点における近似式(22)式を求め、(2
2)式が零となるσの値を計算すると、第5図に示す近
似式が導かれる。この図から、f(σ)の最小歪実根の
近似式は、nの関数とLの積で表わされることが分かる
。したがって、f(σ)=Oの最小歪実根の真値も、n
の関数とLの積で表わされるものと推察される。
第5図の近似式の精度を確めるために種々のり。
Tに対して実際にf(σ)=0の最小歪実根を計算機で
求め、この真値がnの関数とLの積で表わされるもどし
て整理した値と第5図の近似式で求めた近似値を第6図
に示す。この図から明らかなように、次式に示すσo=
1.4Lにおけるf(σ)=0の最小歪実根の近似式が
最も精度がよく、実用上十分なn=o〜5の範囲で有効
数字二指まで真値と一致している。
第3図を参考にして、ao=O,L、1.2L。
この式に対して、第6図から分かるように。
(12)式は、n=o〜5の範囲で±1%の誤差があり
、(23)式の方が精度がよい。ただ、(22)式でn
をωに近づけた場合、最小歪実根が第3図のf(σ)の
極小値を示すσ、の値1.3962L より大きくなっ
ている。これは、f(σ)上の点(1,4L。
f (1,4L))の接線がnがある程度以上大きくな
ると正の傾きとなり、(23)式は最小歪実根と最大圧
実根の中間の正実根の近似式となるからである。このた
め、nが10以上になると、σ0=1.3Lにおけるf
(σ)=Oの最小歪実根の近似式である次の(24)式
の方が精度が良くなる。
0.331 0.0196366+ を求める。f(σ)の00の近傍のティラー展開近似式
(20)式において、σの二次の項で打切ると次式が得
られる。
f(σ)=f(σo)+f’ ((FO)(17−σo
)+ −f’ (σo)(σ−170)2・・・(25
) (14)、 (16)、 (17)式でσ=σ0とおき
、これらの式を(25)式に代入すると、 ただ、実用上、nが10以上になることはほとんどない
ので、(23)式で問題ないと思われる。
(14)式のf(σ)=Oの最小歪実根の一次近似式を
先に求めたが、次に、最小歪実根の二次近似式第6図に
示したように、σo=1.3L  とσ0=1.4Lの
場合が、最小歪実根の一次近似式の精度が良かった。従
って、これらの場合について、最小歪実根の二次近似式
を求める。(26)式で。
cr□=1.3L及びσo=1.4Lとおくと、それぞ
れ(17)、 (213)式が得られる。
(σo=1.3L) ・(29) (σo = 1 、3 L ) ・・・(27) (σo=1.4L) (29)、 (30)式の根は、それぞれ、・・・(3
0) (σo=1.4L)    ・・・(28)’(27)
、 (28)式において、f(σ)=Oとおくと、(3
1)式において、n=1及びn=5とおくと、σo=1
.3Lでの最小歪実根の二次近似式は、・・(33) また、(32)式において、n=1及びn=5とおくと
、σo=1.4Lでの最小歪実根の二次近似式は、・・
・(34) (33)、 (34)式で示す最小歪実根の二次近似式
と第6図に示す最小歪実根の真値を比較すると四桁まだ
−・致することが分かる。−次近似式により求めた最小
歪実根が真値と二指まで一致していたのに対して、−折
精度が向上している。また、(31)。
(32)式から分かるように、f(σ)二〇の最小歪実
根の二次近似式も、−次近似式と同様nの関数とLの積
で表わされており、f’(σ)=0の最小歪実根の真値
が、nの関数とLの積で表わされることがより確信をも
って推察される。
次に、三次方程式の根の公式を用いて、(14)式のf
(σ)=0の最小正実根の真値を求める。先ず、三次方
程式の根の公式を示す。三次方程式の一般形は、 a a”+b ty2+a σ+d=o      ”
・(35)三次方程式の標準形が得られる。
に3 + Pに+q=Q           ・・・
(36)(36)式に示す三次方程式の標準形の根の公
式(カルダメの公式)は、次式で与えられる。
また、根の判別式りは、 D= a’(ct −β)z(f3− y)z(y −
a)2=−4p”−27q2        ・・・(
41)(35)式の係数が実数のとき、根の判別式りと
根の関係は、 (a)  D>Oならば、三つの実根。
(b)  D=Oならば、重機(少なくとも二つの実根
が重なる)。
(c)  D<Oならば、一つの実根、二つの共役複素
数。
次に、三次方程式の根の公式を用いて、(14)式のf
(σ)=0の最小正実根の真値を求める。
(14)式のf(σ)=0と(35)式の係数を比べる
と、ω = ・・・(40) (14)式のf(σ)=Oを標準形に変換するために、
d a (46)式から判別式D>Oとなることが分かる。従っ
て、(14)式のf(σ)=0の根は三根共に実根とな
りf(σ)の概略形状から得られた結果と一致する。
(45)式を、(38)、 (39)式に代入すると、
(43)式を(14)式に代入して整理し、f(σ)二
〇とおくと、 ・(47) (36)式と(44)式の係数を比較すると、・・・(
44) ・・・(48) (47)、 (48)式を(37)式に代入すると、(
44)式の根は、 (45)式を(41)式に代入すると根の判別式りは、
d % し−J (49) 、 (so) 、 (sl)式より、(44
)式め根は ここで、gα(n)、gβ(n)、gγ(n)はいずれ
もnの関数 (52)式を(43)式に代入すると、三次方程式(1
4)式のf (σ)=0の三つの根は、 すなわち、三次方程式(14)式のf(σ)=Oの三つ
の根は、nの関数g’ i (n)(i=α、β、γ)
と無駄時間りの積で与えられる。これにより、先に推察
したことが正しいことが明らかになった。
(49) 、 (50) 、 (51)式において、n
=1を代入すると三次方程式の標準形(44)式の三つ
の根は、(54)式を(53)式に代入すると、三次方
程式(14)式のf(σ)=0の三つの根は、 (55)式より、三次方程式(14)式のf(σ)=0
の最小正実根は、(53)式の二番目の式から得られる
次式となる。
a =1.377389L     (n= 1)  
   ・・・(56)また(49) 、 (50) 、
 (51)式において、n=5を代入すると三次方程式
の標準形(44)式の三つの根は、(57)式を(54
)式に代入すると三次方程式(14)式のf(σ)=0
の三つの根は、 (58)式より、三次方程式(14)式のf(σ)=0
の最小歪実根は、(53)式の二番目の式から得られ、
次式となる。
a =1.3608093L     (n= 5) 
   −(59)二次近似式で求めた最小歪実根(33
) 、 (34)式と真の最小歪実根(56) 、 (
59)式を比較すると、1桁まで一致することが分かる
。また、二次近似式で求めた最小歪実根は、σo=1.
4L の方がσ0=1.3Lの場合より精度が良い。こ
のことは−次近似式の場合と同じである。
以上の説明から分かるようK、時間スケール・フアクタ
σの三次方程式f(σ)=0の最小歪実根の一次近似式
及び二次近似式は、無駄時間りと時定数Tの比n(=L
/T)の関数と無駄時間りの積として表わされる。また
、時間スケール・フアクタσの三次方程式f(σ)=O
の最小歪実根の真値も、無駄時間りと時定数Tの比n 
(=L/T)の関数と無駄時間りの積として表わされる
。
このことは、見方を変えれば、時間スケール・フアクタ
σの三次方程式f(σ)=Oの最小歪実根の一次近似式
、二次近似式及び真値は、無駄時間りと時定数Tの比n
 (=L/T)、及び、無駄時f’jlf Lの関数と
して表わされる。
以上で説明したことを整理すると、制御パラメータ決定
システム4は、プロセス同定システム3により得られた
一次遅れ十無駄時間系で近似表現されたプロセス1の伝
達関数Gp(S)のパラメータ、ゲインK、時定数T、
無駄時間りに基づいて、先に説明した近似式により時間
スケール・フアクタσを求め、このびを用いて(8)、
 (9)、(10)式によりPIDコントローラ2の制
御パラメータ、比例ゲインKp 、積分時間TI 、微
分時間Tdを決定する。近似式は、先に求めた一次近似
式((23)式、あるいは、(24)式)あるいは、二
次近似式((31)式あるいは(32)式)を使用する
。
次に、シミュレーションにより、先に得られた結果を評
価する。プロセスの特性は、二次遅れ+無駄時間系で表
わされるものとする。この場合。
二次遅れ十無駄時間系を一次遅れ十無駄時間系で近似す
る必要がある。ここでは、先ず、二次遅れを一次遅れ十
無駄時間系で近似し、これに残りの無駄時間系を追加す
ることにより、全体の一次遅れ十無駄時間系を近似構成
する。
二次遅れ十無駄時間系は、次式で与えられる。
ここで、Ts、Tz:時定数、L′ :無駄時間(60
)式から二次遅れ系を取り出すと。
(62)式と(63)式の分母の係数を二次の項まで一
致させるには、 T 1+ T z = T + L“        
  ・(64)L12 TxTz=TL’+           ・・・(6
5)が成り立つ必要がある。
(61)式は、次式のように変形できる。
一方、−次遅れ十無駄時間系をマイクロ−リン展開する
と。
1+T が成り立たなければならない。
二次遅れ十無駄時間系を対象にして、従来の近似式〇=
1,37L及び−次近似式(23)式、二次近似式(3
4)式、真値(56) 、 (59)式を使用した場合
について、シミュレーションを実施した。その結果を第
7図、第8図に示す、第7図は、n (−L/T)=1
のケース、第8図は、n=5のケースである。第7図、
第8図から分かるように、−次近似式(23)式と二次
近似式(34)式は、真値(56)。
(59)式を使用した場合と応答がほとんど一致してい
る。これに対して、従来の近似式σ=1.37Lを使用
した場合は、近似精度が悪く、真値を使用した場合と比
べて応答に差が生じている。
先に説明した実施例では、制御パラメータ決定システム
4において、時間スケール、ファクタσを近似式(−次
近似式あるいは二次近似式)により求めるようにしてい
たが、他の実施例として真値の式である(53)式の二
番目の式により時間スケール・フアクタσを求め、この
σを用いて(8)。
(9)、(10)式によりPIDコントローラの制御パ
ラメータ、比例ゲインKp 、積分時間T1、微分時間
Taを決定するようにしてもよい。
また、先に説明した実施例では1時間スケール・フアク
タσの近似式を求める場合、f(σ)のσ0の近傍のテ
ィラー展開近似式((22)式、 (26)式)に特定
のσ0(例えばσo= 1.4 L)を代入し、得られ
た近似式が零となるのをf(σ)=Oの近似値として時
間スケール・フアクタσを求めていた。
しかし、より精度を上げるために、他の実施例として、
上で得られたσの近似値を改めてσ0としてf(σ)の
σ0の近傍のティラー展開近似式((22)式、 (2
6)式)に代入し、得られた近似式が零となるσをf(
σ)=0の近似値とし、これを何回か繰返して時間スケ
ール・フアクタσを求めてもよい。
また、先に説明した実施例では、制御パラメータ決定シ
ステム4において、近似式を用いて時間スケール・フア
クタσを求め、このσを用いて(8) 、 (9) 、
 (10)式によりPIDコントローラ2の制御パラメ
ータ、比例ゲインKp、積分時間T1、微分時間Tiを
決定することを主体に説明した。しかし、近似式を求め
る過程も重要である。近似式を求める過程は、第9図に
示すフロー線図で表わすことができる。すなわち、(1
)時間スケール・フアクタσの三次式f (σ)の概略
形状を求める、(2)三次式f(σ)の概略形状から三
次方程式f(σ)=00最小正実根の存在する領域を求
める、(3)三次式f(σ)のσ0の近似ティラー展開
近似式を求める、(4)(2)で得られた最小正実根の
存在する領域にあるσ0を(3)のティラー展開近似式
に代入し、得られた近似式が零となるσの値から時間ス
ケール・フアクタσを求める。なお、先に説明した実施
例では、最小正実根の存在する領域は、極小値を与える
σの値より小さい値となる領域である。
第7図から分かるように、n=1の場合は、従来の近似
式σ=1.37L は、真値σ= 1.377389L
より小さく、近似式σ=1.37L を使用した方が真
値より応答の立上がりが早くなっている。
また、第8図から分かるように、n=5の場合は、従来
の近似式〇=1.37Lは、真値σ=1.360809
3 L より大きく、近似式〇=1.37Lを使用した
方が真値より応答の立上がりが遅くなっている。ところ
が、第7図、第8図共、オーバシュート量は、近似式α
=1.3L の場合も真値の場合もほとんど変化がない
ことが分かる。これらの結果から、時間スケール・フア
クタσをLの関数としてこの関数の係数を増減させるこ
とにより、オーバシュート量を変化させずに応答の立上
がり時間を調整できる可能性があることが分かる。
二次遅れ十無駄時間系を対象にして、時間スケール・フ
ァ、クタσをLの関数として増減させた場合についてシ
ミュレーションを実施した。その結果を第10図、第1
1図に示す。第10図は、n(=L/T)=1のケース
、第11図は、n=5のケースである。第10図、第1
1図から、n=1の場合もn=5の場合も、真値を中心
にして、時間スケール・フアクタσを増減させることに
より、オーバシュート量を変化させずに、応答の立上が
り時間を遅らせたり早めたり調整することができる。
一次遅れ十無駄時間系で近似できるプロセスに対して、
時間スケール・フアクタσを無駄時間りより小さくする
ことはできないので、次式に示す範囲で時間スケール・
フアクタσを調整すれば。
オーバ・シュート量を変化させずに、制御応答の立上が
り時間を遅くしたり早くしたり調整することができる。
σ=kL    (kz1)         ・・・
(68)または、立上がり時間の調整に次式も使用でき
る。
σ=1.37L−K、・ L =(1,37−ki)L  (0<kt<0.37)(
立上がりを早める場合)  ・・・(69)(F=1.
37L−)cz−L =(1,37−kz)L  (0<kz)(立上がりを
遅くする場合) ・・・(70)なお、(69) 、 
(70)式において、立上がり時間の基準として従来の
近似式σ=1.37L を用いたが、立上がり時間の基
準として、三次方程式f(σ)=oの最小正実根の一次
近似式、二次近似式、あるいは、真値の式を用いるよう
にしてもよい。
先に説明した実施例では、参照モデルの伝達関数wr(
s)として、北森モデル(αz=0.5゜αa=0.1
5.αa=0.03.・・・)を用いる場合を中心に説
明した。しかし、参照モデルの伝達関数Wr(s)は、
第12図に示すように、Betteuoorth。
I T A E  minimum、Binonomi
a1等種々のモデルがあり1、これらの参照モデルを用
いることもできる。これは、(11)式の係数α、に各
参照モデルの係数値を代入することにより実施すること
ができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、部分的モデル・マツチジグ法を用いた
PIDコントローラの調整において、制御対象であるプ
ロセスが一次遅れ十無駄時間系で近似できる場合、時間
スケール・フアクタσの三次方程式f(σ)=Oの最小
正実根の近似解を、(1)無駄時間りと時定数Tの比L
/Tと無駄時間りの関係として求め、あるいは (2)無駄時間りと時定数Tの比n(L/T)の関数と
無駄時間りの積として求め、あるいは(3) f (σ
)の概略形状を把握し、この概略形状から最小正実根の
解の範囲を特定して、f(σ)のティラー展開近似式が
零となるσの値として求め、あるいは (4) (3)のσの値を繰り返し演算により求めるの
で 近似解の精度が向上し−この近似解を用いて制御パラメ
ータを調整したPIDコントローラの制御応答と望まし
い制御応答との誤差が小さくなる。
また、前述のf(σ)=0の最小正実根の近似解を、 (5)σをL/TおよびLの関数として表わし、この関
数の係数の増減によりσを増減させ、あるいは (6)σを、Lの関数として表わし、この関数の係数の
増減によりσを増減させるので、 PIDコントローラの制御パラメータに無駄時間りと時
定数Tの特性が反映され、オーバー・シュート量の変化
を抑えて安定な制御応答を保ちつつ、応答の立上がり時
間を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の説明図、第2図は、従来
の技術の説明図、第3図ないし第6図は、本発明の時間
スクール・ファクタσの近似式を求めるときの説明図、
第7図、第8図は、本発明の一実施例の効果を説明する
ためのシミュレーション結果を示す図、第9図は、本発
明の一実施例における時間スケール・フアクタσの近似
式を求める過程のフロー線図、第10図、第11図は、
本発明の他の実施例の効果を説明するためのシミュレー
ション結果を示す図、第12図は、種々の参照モデルの
伝達関数の説明図である。 K・・・ゲイン、T・・・時定数、L・・・無駄時間。 T−曙定詐 高30 第4図 第2図 TI?lε(SεC) 第80 TI?I巳(SECI 帛 ○ 図 TIME(SEcλ 第9図 高 図 TI HE (SEC]

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 比例、積分、微分の各制御動作により、制御量を
    目標値に一致させるように制御対象を制御するPIDコ
    ントローラにおいて、 前記制御対象の特性を一次遅れ+無駄時間系で近似表現
    して求め、求めたプロセス・ゲインK、時定数T、無駄
    時間Lを用いて、部分的モデル・マツチング法における
    時間スケール・フアクタσを無駄時間Lと時定数Tの比
    n(=L/T)及び無駄時間Lの関数として求め、求め
    た時間スケール・フアクタσを用いてPIDコントロー
    ラの比例ゲインK_p、積分時間T_1、微分時間T_
    4を求めることを特徴とするPIDコントローラの調整
    方法。
  2. 2. 請求項1において、 前記スケール・フアクタσを前記無駄時間Lと前記時定
    数Tの比n(=L/T)の関数と前記無駄時間Lの積と
    して求めることを特徴とするPIDコントローラの調整
    方法。
  3. 3. 比例、積分、微分の各制御動作により、制御量を
    目標値に一致させるように制御対象を制御するPIDコ
    ントローラにおいて、 前記制御対象の特性を一次遅れ+無駄時間系で近似表現
    して求め、求めたプロセス・ゲインK、時定数T、無駄
    時間Lを用いて、部分的モデル・マツチング法における
    時間スケール・フアクタσを三次方程式f(σ)=0の
    最小正実根として求める場合、f(σ)の概略形状を把
    握し、この概略形状から最小正実根の解の範囲を特定し
    て、この特定した範囲で三次式f(σ)のテイラー展開
    近似式が零となるσの値として求め、求めた前記時間ス
    ケール・フアクタσを用いてPIDントローラの比例ゲ
    インK_p、積分時間T_1、微分時間T_4を求める
    ことを特徴とするPIDコントローラの調整方法。
  4. 4. 請求項3において、 前記三次式f(σ)のテイラー展開近似式が零となるσ
    の値の近傍での前記三次式f(σ)のテイラー展開近似
    式を求め、この近似式が零となるσの値を求め、この計
    算を何回か繰返すことにより前記スケール・フアクタσ
    を求め、求めた前記時間スケール・フアクタσを用いて
    PIDコントローラの比例ゲインK_p、積分時間T_
    1、微分時間T_4を求めることを特徴とするPIDコ
    ントローラの調整方法。
  5. 5. 比例、積分、微分の各制御動作により、制御量を
    目標値に一致させるように制御対象を制御するPIDコ
    ントローラにおいて、 前記制御対象の特性を一次遅れ+無駄時間系で近似表現
    して求め、求めたプロセス・ゲインK、時定数T、無駄
    時間Lを用いて、部分的モデル・マツチング法における
    時間スケール・フアクタσを求め、制御パラメータK_
    P、T_1、T_dを決定する場合、前記無駄時間Lと
    前記時定数Tの比n(=L/T)及び前記無駄時間Lの
    関数として前記時間スケール・フアクタσを表わし、こ
    の関数の係数の増減により前記時間スケール・フアクタ
    σを増減させることにより、制御応答の立上がり時間を
    遅くしたり早くしたり調整することを特徴とするPID
    コントローラの調整方法。
  6. 6. 請求項5において、 前記無駄時間Lの関数として前記時間スケール・フアク
    タσを表わし、この関数の係数の増減により前記時間ス
    ケール・フアクタを増減させることにより、制御応答の
    立上がり時間を遅くしたり早くしたり調整することを特
    徴とするPIDコントローラの調整方法。
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