JPH02280122A - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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JPH02280122A
JPH02280122A JP10299789A JP10299789A JPH02280122A JP H02280122 A JPH02280122 A JP H02280122A JP 10299789 A JP10299789 A JP 10299789A JP 10299789 A JP10299789 A JP 10299789A JP H02280122 A JPH02280122 A JP H02280122A
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JP
Japan
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liquid crystal
fine particles
binder
substance
nematic liquid
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JP10299789A
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English (en)
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Hideshi Nomura
秀史 野村
Yoshio Suzuki
祥生 鈴木
Yuji Shin
新 祐治
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液晶装置に関するものであり、さらに詳しく
は表示装置や調光ガラスに好適に使用される液晶装置に
関するものである。
[従来の技術] 液晶を透明電極基板間に挟持した表示装置として、現在
量も広く使用されているのが、TN(ツィステッドネマ
ティック)方式の液晶装置である。
しかし、この方式の装置は偏光膜を2枚使用しなければ
ならないため暗いこと、また液晶分子を2枚の電極間で
90°以上連続的にねじれた配列にするための処理工程
を必要とするなどの欠点を有している。
特開昭54−21859号に、液晶中に透明固体の微粒
子を分散させた装置が開示されている。
この装置で、液晶がp形(誘電率異方性が正)ネマティ
ック液晶であり、その通常光の屈折率が透明固体の微粒
子の屈折率と適合した場合、電圧無印加時には光の散乱
が起こり不透明であり、電圧印加時には、液晶分子が電
界方向に平行に配列し透明となる。この装置は偏光膜を
使用しなくてもよいため明るく、また複雑な液晶分子の
配列をさせるための処理工程を必要としない。
しかしながら、特開昭54−21859号に記載されて
いる装置では、長期間使用した場合、液晶中の透明固体
の粒子が移動し、表示面で局所的な透明固体の粒子の分
散密度のムラおよび液晶層の厚みの不均一が生じる。こ
ため、表示面の光学的性質が一様性をもたないという問
題が起こる。
本発明者らは、このような従来技術の欠点を解消する目
的で、少なくとも一方が透明である2枚の電極間にp形
ネマティック液晶を保持する多孔質膜を挟持してなる液
晶装置において、該多孔質膜を、誘電体である無機物質
からなる微粒子および上記p形ネマティック液晶のネマ
ティック相に不溶な高分子物質からなる微粒子接着用の
バインダーからなるもので構成したものを提案した(特
願平1−26269号)。この装置は、高分子物質から
なるバインダーを用いて液晶と微粒子からなる構造を固
定することによって、長期間の使用においても安定した
性能を発揮するという利点を有する。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らが提案した前記液晶装置は、バインダー用高
分子物質がp形ネマティック液晶の等吉相に溶解する場
合、p形ネマティック液晶のクリアリングポイント(ネ
マティック相−等方相聞の相転移温度)以上の高温下に
置かれると、バインダー用高分子物質が液晶に溶けて液
状になるため、固定されていた微粒子が移動し、膜構造
が破壊されて、装置の表示面で局所的な微粒子の分散密
度のムラおよび液晶の厚みの不均一を生じ、表示面での
光学的性質が一様性をもたなくなるおそれがある。また
、バインダー用高分子物質が熱可塑性の場合、ガラス転
移温度以上の温度もとに置かれると、バインダー用高分
子物質が流動化し、膜構造が破壊されて同様な事態とな
るおそれがある。
本発明は、前期技術の欠点に鑑み創案されたもので、そ
の目的は高温下に置かれても表示面の光学的性質が一様
性を保つ液晶装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる本発明の目的は、少な(とも一方が透明である2
枚の電極間にp形ネマティック液晶を保持した多孔質膜
を挟持してなる液晶装置であって、該多孔質膜は誘電体
である無機物質からなる微粒子および高分子物質からな
る微粒子接着用のバインダーからなり、かつ該バインダ
ー用高分子物質は上記多孔質膜の形成過程または形成後
に架橋されてなるものであることを特徴とする液晶装置
により達成される。
液晶と無機物質の微粒子とからなる構造を架橋した高分
子物質からなるバインダーにより固定することによって
、高温下に置かれても表示面の光学的性質か一様性を保
つものになる。
本発明において使用される無機物質からなる微粒子は、
誘電体であることが重要である。もし、無機物質からな
る微粒子が伝導体であれば、装置に電圧を印加した場合
、微粒子の接点を通じて電流が流れ、装置は作動しない
誘電体である無機物質の例としては、たとえはアスベス
ト、マイカ、シリカ、アルミナ、チタン酸バリウム、チ
タン酸マグネシウム、チタン酸ジルコニウム、ジルコン
、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸スト
ロンチウムおよびケイ酸バリウムなどが挙げられるか、
これらに限定されない。
本発明において使用される無機物質からなる微粒子の比
誘電率は特に限定されないが、好ましくは1以上、より
好ましくは2以上、さらに好ましくは3以上である。無
機物質からなる微粒子の比誘電率が大きいほど、装置に
電圧を印加したとき、液晶に分配される電圧の割合か大
きくなるため、装置の駆動に要する電圧が低くなり好ま
しい。
無機物質からなる微粒子の屈折率は、特に限定されない
が、好ましくは1.46〜1.56の範囲であり、これ
により本発明で使用するp形ネマティック液晶の通常光
の屈折率と適合させることができる。
無機物質からなる微粒子の粒径は、特に限定されないが
、好ましくは0. 5〜20μm1より好ましくは1〜
10μm1さらに好ましくは2〜6μmである。粒径が
小さすぎる場合、粒子1個によって散乱される光の量が
少なすぎ、装置の電圧無印加時の不透明度が不良となる
。粒径が大きすぎる場合は、粒子1個によって散乱され
る光の量は多いが、単位体積中に含まれる粒子の個数が
少なくなりすぎ、同様に装置の電圧無印加時の不透明度
が不良となる。
無機物質からなる微粒子は単独で使用してもよいが、た
とえば屈折率が近い微粒子の場合には、2種以上を混合
して使用することもできる。
本発明において使用されるp形ネマティック液晶として
は、公知のものが使用可能であり、特に限定されないが
、電圧印加時の透明度、電圧無印加時の不透明度を良好
にするために、通常光の屈折率が無機物質からなる微粒
子の屈折率と近似で、かつ誘電率異方性が大きいものを
選択することが好ましい。
本発明で使用可能な市販のp形ネマティック液晶として
は、特に制限はないが、たとえばロシュ社製RO−TN
−403およびRO−TN−623、メルク社製ZLI
−2061およびZLI−2144、BDH社製E−3
7およびE−44などが挙げられる。
バインダー用高分子物質は、その屈折率が無機物質から
なる微粒子の屈折率と近似していることが望ましいが、
使用する量が少ないため、実際には屈折率にかなりの差
があってもそれほど問題ではない。
本発明において無機物質からなる微粒子を接着させるた
めのバインダーとして使用される高分子物質は架橋でき
るものであることが必要である。
熱や紫外線、電子線、X線などにより三次元的に架橋さ
れるものであるとよい。
バインダー用高分子物質は、その屈折率が無機物質から
なる微粒子の屈折率と近似している二とが望ましいが、
使用する量が少ないため、実際には屈折率にかなりの差
があってもそれほど問題ではない。
バインダー用高分子物質は、多孔質膜の骨格となる微粒
子を接着することができ、かつ三次元的に架橋できるも
のであればどのようなものであってもよいが、架橋前に
p形ネマティック液晶のネマティック相に不溶であるこ
とが望ましい。
具体的な例としては、熱によって架橋されるものとして
フェノール樹脂、アルキド樹脂、ユリア樹脂、メラミン
樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、ポリウレタ
ンなど、紫外線によって架橋されるものとして環化ゴム
、ポリケイ皮酸ビニルなど、電子線によって架橋される
ものとしてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチルアクリレート、ポリア
クリルアミド、ポリシロキサンなど、X線により架橋さ
れるものとしてポリクロロプレン、ポリジクロルプロピ
ルアクリレートなどが挙げられるが、これらに限定され
ない。これらのバインダー用高分子物質は単独で使用し
てもよいが、2種以上混合して使用してもよい。
必要に応じて、無機物質からなる微粒子に染料や顔料な
どを添加してもよい。また、p形ネマティック液晶にカ
イラル剤や多色性染料などを添加してもよい。さらにバ
インダー用高分子物質に安定剤、可塑剤、染料、顔料お
よび架橋剤などを添加してもよい。架橋剤の例として、
不飽和ポリエステルや環化ゴムなど炭素不飽和結合をも
つものに対しては、パーオキシドやアジド化合物など、
エポキシ基をもつものに対しては、アミンやカルボン酸
など、ヒドロキシル基をもつものに対してはイソシアナ
ートやアルデヒドなど、イソシアナート基をもつものに
対してはアルコールなどが挙げられるが特にこれらに限
定されない。
p形ネマティック液晶と、これを保持する多孔質膜を形
成する無機物質からなる微粒子とバインダー用高分子物
質の合計量の割合(体積比)は、特に限定されないが、
好ましくは2:8〜7:3、より好ましくは3ニア〜6
:4、さらに好ましくは4:6〜5:5の範囲である。
液晶の割合が少なすぎると、液晶に分配される電圧の割
合が少なくなりすぎ、そのため駆動電圧が高くなりすぎ
て好ましくない。また、無機物質からなる微粒子とバイ
ンダー用高分子物質の合計量の割合が少なすぎると、微
粒子をバンダーで接着することによる多孔質膜の形成が
なされないことがある。
無機物質からなる微粒子とバインダー用高分子物質との
割合(体積比)は、特に限定されないが、好ましくは5
0:1〜2:1、より好ましくは20:1〜5:1、さ
らに好ましくは15:1〜9:1の範囲である。バイン
ダー用高分子物質の割合が少なすぎると、微粒子を接着
させることができず、多孔質膜が形成されないことがあ
る。また、バインダー用高分子物質の割合が多すぎると
、その屈折率が微粒子の屈折率とかなり異なる場合、液
晶装置の電圧印加時の透明度が不良となり好ましくない
無機物質からなる微粒子をバインダー用高分子物質で接
着することによって形成され、バインダー用高分子物質
が形成過程または形成後に三次元的に架橋されるp形ネ
マティック液晶を保持した多孔質膜を作成し、これを少
なくとも一方が透明である2枚の電極間に挟持して液晶
装置を作製するひとつの方法は次のようなものである。
すなわち、p形ネマティック液晶と無機物質からなる微
粒子とバインダー用高分子物質とを混合し、必要に応じ
て架橋剤などを添加して懸濁液を作り、これを脱泡した
のち電極を備えた基板上に滴下し、その上にもう1枚の
電極を備えた基板をのせヒートプレスする方法である。
ここでp形ネマティック液晶と無機物質からなる微粒子
とバインダー用高分子物質とを混合し、必要に応じて架
橋剤などを添加して懸濁液をつくる際、三者および他の
添加剤を混合する順番はどのようなものであってもよく
、これらを同時に混合してもよい。また、あらかじめ、
多孔質膜の骨格となる無機物質からなる微粒子をバイン
ダー用高分子物質で被覆しておいてからp形ネマティッ
ク液晶などと混合してもよい。
さらに、多孔質膜の膜厚を一定にすめために、一般に用
いられるスペーサー粒子を懸濁液に適礒加えてもよい。
バインダー用高分子物質がp形ネマティック液晶の等吉
相に溶解し、ネマティック相に溶解しないものである場
合、ヒートプレスする段階で、p形ネマティック液晶の
クリアリングポイント以上の温度に加熱すると、バイン
ダー用高分子物質かp形ネマティック液晶に溶解する。
そしてヒートプレス終了後、クリアリングポイント以下
の温度に冷却すると、液晶中からバインダー用高分子物
質が析出してきて、無機物質からなる微粒子を接着し、
p形ネマティック液晶を保持した多孔質膜を形成する。
もちろん、ヒートプレスする以前にあらかじめクリアリ
ングポイント以上の温度に懸濁液を加熱して、バインダ
ー用高分子物質をp形ネマティック液晶に溶解させてお
いてもよい。高分子多孔質膜の形成後、熱や紫外線、電
子線、X線などによりバインダー用高分子物質を架橋す
る。
また、バインダー用高分子物質の架橋反応か速い場合、
ヒートプレスの間に熱や紫外線などによる架橋反応が起
こり、それによってバインダー用高分子物質が液晶中よ
り析出してきて、多孔質膜の骨格となる無機物質からな
る微粒子を接着し、p形ネマティック液晶を保持した多
孔質膜を形成する。
バインダー用高分子物質がp形ネマティック液晶のネマ
ティック相および等吉相に溶解しないものである場合、
ヒートプレスする段階で、バインダー用高分子物質の軟
化温度以上の温度に加熱すると、無機物質からなる微粒
子をバインダー用高分子物質が熱融着により接着し、p
形ネマティック液晶を保持した多孔質膜を形成する。高
分子多孔質膜の形成後あるいは形成中に、熱や紫外線、
電子線、X線などによりバインダー用高分子物質を架橋
する。この場合、バインダーとして用いる高分子物質は
、あらかじめ無機物質からなる微粒子を被覆しているか
、微粒子状であることか望ましい。微粒子の粒径は特に
限定されないが、好ましくは6μm以下、より好ましく
は2μm以下である。ヒートプレスの際に、たとえはバ
インダー用高分子物質が大きい粒子であった場合、その
粒子が熱によって軟化、流動化して、無機物質からなる
微粒子の間に入り込みこれらを接着するのに、かなりの
時間を要するため好ましくない。
なお、本発明において熱融着とは高分子物質かある温度
以上で軟化し他の物質(同種の高分子物質を含む)に結
合することをいい、また軟化温度とは、高分子物質が軟
化し他の物質に結合することか可能になる温度をいう。
ところで、p形ネマティック液晶を保持した多孔質膜に
光を入射させ、その光を反射または透過させるためには
、電極を備えた基板のうち少なくとも一方は透明である
必要がある。透明な電極を備えた基板としては、公知の
透明導電膜を被着させたガラスやプラスチックフィルム
などが使用できる。透明導電膜としては酸化スズ膜(い
わゆるネサ膜)や酸化インジウム・スズ膜(いわゆる■
To膜)などが一般に知られている。
液晶装置を作製する他の方法は、p形ネマティック液晶
と無機物質からなる微粒子とバインダー用高分子物質と
からなり、必要に応じて架橋剤などが添加されている懸
濁液を脱泡したのち、電極を備えた基板上にアプリケー
タ、リバースロールコータ、ホエラーなどの公知の塗布
装置を用いて塗布する。
バインダー用高分子物質がp形ネマティック液晶の等吉
相に溶解し、ネマティック相に溶解しない場合は、塗布
後、液晶のクリアリングポイント以上の温度に加熱して
バインダー用高分子物質をp形ネマティック液晶に溶解
し、その後冷却することによって液晶から析出させ、無
機物質からなる微粒子を接着し、p形ネマティック液晶
を保持した多孔質膜を形成する。そして、多孔質膜の形
成後、熱や紫外線、電子線、X線などによりバインダー
用高分子物質を架橋する。
バインダー用高分子物質の架橋反応速度が速い場合には
、クリアリングポイント以上の温度に加熱することによ
ってp形ネマティック液晶に溶解し、その後冷却する過
程において、熱や紫外線などによる架橋反応が起こり、
それによってバインダー用高分子物質が液晶中より析出
してきて、多孔質膜の骨格となる無機物質からなる微粒
子を接着し、p形ネマティック液晶を保持した多孔質膜
を形成する。
バインダー用高分子物質がp形ネマティック液晶の等吉
相に溶解しない場合には、塗布後、バインダー用高分子
物質の軟化温度以上の温度に加熱して、無機物質からな
る微粒子をバインダー用高分子物質の熱融着により接着
し、p形ネマティック液晶を保持した多孔質膜を形成す
る。多孔質膜の形成後、熱や紫外線、電子線、X線など
によりバインダー用高分子物質を架橋する。
以上のようにして形成されたp形ネマティック液晶を保
持した多孔質膜上に電極を備えた基板の電極面を接する
ようにかぶせることにより液晶装置が作製される。なお
、懸濁液を電極を備えた基板上に塗布後、もう1枚の電
極を備えた基板をかぶせたのちに加熱し、バインダー用
高分子物質のその後の冷却による析出と架橋、あるいは
架橋反応による析出、または熱融着と架橋を行ってもよ
い。
p形ネマティック液晶と無機物質からなる微粒子とバイ
ンダー用高分子物質とからなる懸濁液の粘度が高く、た
とえばアプリケータを用いるとき、均一な平面になるよ
うに塗布するのがかなり困難である場合には、この懸濁
液に溶媒を加えて粘度を下げてもよい。ただし、ここで
用いる溶媒は、無機物質からなる微粒子を溶解しないも
のである。
無機物質からなる微粒子を溶解するものであれば、微粒
子の形態が失われる。
溶媒の例としては、無機物質からなる微粒子を溶解しな
いものであれば特に限定されないが、ベンゼン、トルエ
ンなどの芳香族炭化水素類、エタノール、プロパツール
などのアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエ
ステル類、アセトン、シクロヘキサノンなどのケトン類
、ジクロロエタン、クロロホルムなどの塩素化炭化水素
類、nペンタン、n−ヘキサンなどの脂肪族炭化水素類
、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、
フルフラールなどのアルデヒド類、ジメチルホルムアミ
ドなどのアミド類および水などが挙げられる。これらの
溶媒は単独で使用してもよいが、2種以上の溶媒を混合
して使用することもできる。
p形ネマティック液晶と無機物質からなる微粒子とバイ
ンダー用高分子物質とからなる懸濁液に混合する溶媒の
量は特に限定されないが、混合液が塗布方法に適した粘
度をもつような量に調整するのがよい。たとえばアプリ
ケータを使用して塗布する場合には混合液の粘度が1〜
10ポイズになるように溶媒の量を調整するのがよい。
p形ネマティック液晶と無機物質からなる微粒子とバイ
ンダー用高分子物質と有機溶媒とを混合し、必要に応じ
て架橋剤などを添加して混合液をつくる際、囲者および
他の添加物を混合する順番はどのようなものであっても
よく、これらを同時に混合してもよい。また、混合の前
にあらかじめ、無機物質からなる微粒子をバインダー用
高分子物質で被覆しておいてもよい。
これらの混合液を脱泡したのち、電極を備えた基板上に
公知の塗布装置を用いて塗布し、溶媒を除去する。溶媒
の除去は、室温に放置することによって行ってもよいし
、高温に加熱することによって行ってもよい。また減圧
処理によって溶媒を除去してもよい。
バインダー用高分子物質が、p形ネマティック液晶のネ
マティック相に溶解せず等吉相に溶解し、かつ溶媒にも
溶解する場合、溶媒除去が液晶のクリアリングポイント
以下の温度で行われるときには、溶媒の除去とともにバ
インダー用高分子物質が析出してきて、無機物質からな
る微粒子を接着してp形ネマティック液晶を保持した多
孔質膜を形成する。多孔質膜の形成後、熱や紫外線、電
子線、X線などによりバインダー用高分子物質を架橋す
る。バインダー用高分子物質の架橋反応速度が速い場合
には、溶媒の除去前後に熱や紫外線などによる架橋反応
によってバインダー用高分子物質が溶媒より析出してき
て、無機物質からなる微粒子を接着し、p形ネマティッ
ク液晶を保持した多孔質膜を形成する。
溶媒除去が液晶のクリアリングポイント以上の温度で行
われるときには、溶媒の除去後、冷却する過程において
バインダー用高分子物質が液晶中より析出してきて、無
機物質からなる微粒子を接着してp形ネマティック液晶
を保持した多孔質膜を形成する。多孔質膜の形成後、熱
や紫外線、電子線、X線などによりバインダー用高分子
物質を架橋する。バインダー用高分子物質の架橋反応速
度が速い場合には、溶媒の除去前後に熱や紫外線などに
よる架橋反応によってバインダー用高分子物質が溶媒ま
たは液晶中より析出してきて、無機物質からなる微粒子
を接着してp形ネマティック液晶を保持した多孔質膜を
形成する。
バインター用高分子物質がp形ネマティック液晶のネマ
ティック相および等吉相に溶解せず、かつ溶媒に溶解す
る場合、溶媒除去とともにバインダー用高分子物質が析
出してきて、無機物質からなる微粒子を接着してp形ネ
マティック液晶を保持した多孔質膜を形成する。多孔質
膜の形成後、熱や紫外線、電子線、X線などによりバイ
ンダー用高分子物質を架橋する。バインダー用高分子物
質の架橋反応速度が速い場合には、溶媒の除去前後に熱
や紫外線などによる架橋反応によってバインダー用高分
子物質が溶媒より析出してきて、無機物質からなる微粒
子を接着してp形ネマティック液晶を保持した多孔質膜
を形成する。
バインダー用高分子物質がp形ネマティック液晶のネマ
ティック相に溶解せず等吉相に溶解し、かつ溶媒に溶解
しない場合、溶媒の除去が液晶のクリアリングポイント
以下の温度で行われるときには、溶媒の除去後、液晶の
クリアリングポイント以上の温度への加熱を行い、バイ
ンダー用高分子物質をp形ネマティック液晶に溶解させ
、その後冷却する過程で液晶中よりバインダー用高分子
物質が析出してきて、無機物質からなる微粒子を接着し
てp形ネマティック液晶を保持した多孔質膜を形成する
。多孔質膜の形成後、熱や紫外線、電子線、X線などに
よりバインダー用高分子物質を架橋する。バインダー用
高分子物質の架橋反応速度か速い場合には、液晶のクリ
アリングポイント以上の温度への加熱を行ない、バイン
ダー用高分子物質をp形ネマティック液晶に溶解させ、
その後冷却する過程で、架橋反応によって液晶中よりバ
インダー用高分子物質が析出してきて、無機物質からな
る微粒♀を接着してp形ネマティック液晶を保持した多
孔質膜を形成する。
溶媒の除去が液晶のクリアリングポイント以上の温度で
行われるときには、p形ネマティック液晶に溶解してい
たバインダー用高分子物質が、その後冷却する過程で液
晶中より析出してきて、無機物質からなる微粒子を接着
してp形ネマティック液晶を保持した多孔質膜を形成す
る。多孔質膜の形成後、熱や紫外線、電子線、X線など
によりバインダー用高分子物質を架橋する。バインダー
用高分子物質の架橋反応速度が速い場合には、液晶の除
去前後に、架橋反応によって液晶中よりバインダー用高
分子物質が析出してきて、無機物質からなる微粒子を接
着してp形ネマティック液晶を保持した多孔質膜を形成
する。
バインダー用高分子物質が、p形ネマティック液晶のネ
マティック相および等吉相に溶解せず、かつ溶媒にも溶
解しない場合、溶媒の除去前後にバインダー用高分子物
質の熱融着によって、無機物質からなる微粒子を接着し
て、p形ネマティック液晶を保持した多孔質膜を形成す
る。多孔質膜の形成後、熱や紫外線、電子線、X線など
によりバインダー用高分子物質を架橋する。
溶媒除去後、以上のような方法で作製されたp形ネマテ
ィック液晶を保持した多孔質膜上に、電極を備えた基板
を電極面に接するようにかぶせることにより、液晶装置
が作製される。
なお、混合液を電極を備えた基板上に塗布し、溶媒を除
去したのちもう1枚の電極を備えた基板をかぶせ、それ
から加熱して、バインダー用高分子物質のその後の冷却
による液晶中からの析出と架橋、あるいは架橋反応によ
る液晶中からの析出、または熱融着と架橋を行ってもよ
い。
液晶装置を作製する別の方法は、p形ネマティック液晶
と無機物質からなる微粒子とバインダー用高分子物質と
からなり、必要に応じて架橋剤などを添加した懸濁液を
所定厚み、所定幅のスリットから膜状に押出し、電極を
備えた基板上にのせ、それにもう1枚の電極を備えた基
板をかぶせる方法である。この場合、バインダー用高分
子物質による無機物質からなる微粒子の接着、およびバ
インダー用高分子物質の架橋は、押出した直後、電極を
備えた基板上にのせた直後に行ってもよいし、あるいは
もう1枚の電極を備えた基板をかぶせたあとに行っても
よい。
また、p形ネマティック液晶と無機物質からなる微粒子
とバインダー用高分子物質と有機溶媒とからなり、必要
に応じて架橋剤などを添加した混合液を同様に所定のス
リットから膜状に押出してもよい。この場合、バインダ
ー用高分子物質による無機物質からなる微粒子の接着、
およびバインダー用高分子物質の架橋ははいずれの時点
に行ってもよいが、溶媒の除去は、もう1枚の電極を備
えた基板をかぶせる前に行うことが好ましい。
前記のヒートプレス、塗布または押出す方法で、p形ネ
マティック液晶と無機物質からなる微粒子とバインダー
用高分子物質などからなる懸濁液、またはこれに有機溶
媒を加えた混合液から、電極を備えた基板上に直接、無
機物質からなる微粒子を架橋されたバインダー用高分子
物質で接着してp形ネマティック液晶を保持した多孔質
膜を形成するのではなく、たとえば、電極を備えていな
い基板上に形成したのち、電極を備えた基板上に移すよ
うにしてもよい。
液晶装置を作製する他の方法として、あらかじめ無機物
質からなる微粒子とバインダー用高分子物質とからなり
、必要に応じて架橋剤などを添加したもの、またはこれ
に有機溶媒を加えた混合液から多孔質膜を形成しておき
、これにp形ネマティック液晶を含浸させ、2枚の電極
間に挟持する方法もある。
本発明における多孔質膜の厚さは、特に限定されないが
、好ましくは3〜100μm1より好ましくは5〜50
μm、さらに好薫しくは10〜30μmである。多孔質
膜の厚さが小さすぎると、電極無印加時の不透明度が不
良となる。また厚さが大きすぎると駆動に要する電圧が
高くなりすぎるため好ましくない。
本発明の液晶装置を駆動する際に、使用する電圧源とし
ては直流電圧でも交流電圧でもよいが、液晶の電気分解
を防ぐ点からは交流電圧であることが好ましい。交流電
圧源としては50Hzまたは60Hzの商用正弦波交流
電圧源を用いてもよいが、矩形波電圧源または1kHz
以上の高周波電圧源を使用すると、電場の反転にともな
う液晶のゆらぎがなくなり、光の平均透過率が上かるた
めコントラストおよび透明度を向上させることができる
本発明によれば、液晶装置が高温下に置かれたあとも、
大面積にわたって表示面の光学的性質が一様性をもちや
すくすることができる。
本発明の装置は、電圧無印加時には不透明、電圧印加時
には透明となる機能を有し、表示装置や調光ガラスなど
に有効に使用できる。
[実施例] 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらに限定されない。
実施例1 東しく株)製アクリルポリオール“コータックス”LH
608(45%トルエン溶液)0.8gにトルエン4.
0g、メルク社製p形ネマティック液晶ZLI−214
41,8gを加えて溶液をつくり、これに日本化学工業
(株)製セオライト微粒子“ゼオスター”C5−250
(平均粒径3μm)3.0g、 住人バイエルウレタン
(株)製ポリイソシアナート“スミジュール″N−75
0,1gを混合し、攪拌して混合液をつくり、静置して
脱泡した。この混合液をギャップ50μmに設定したア
プリケータで、酸化スズ・インジウムからなる透明電極
を備えたガラス基板上に塗布し、90℃に設定したオー
ブン中に5分間放置してトルエンを蒸発させた。オーブ
ンから取り出して室温に冷却する過程で、液晶を保持し
た厚さ約15μmのゼオライト微粒子をアクリルポリオ
ールで接着した多孔質膜が形成された。次いで酸化スズ
・インジウムからなる透明電極を備えたポリエステルフ
ィルムをかぶせたのち、30℃に設定したオーブン中に
24時時間−てから室温に戻し、液晶装置を作製した。
得られた液晶装置を評価して次のような結果を得た。す
なわち、電圧無印加時には光を散乱して不透明であり、
60Hzの正弦波交流電圧10■を印加した状態から散
乱が減少して透明になり始め、電圧120■で透明度は
ほぼ飽和状態に達した。1108Cに設定したオーブン
中に1時間放置してから室温に戻したが、外観にも性能
にも何ら変化は起こらなかった。
実施例2 ポリグリシジルメタクリレート0.1gをジオキサン3
.0gに溶解し、この溶液にメルク社製p形ネマティッ
ク液晶ZLI−20612,0g1昭和電工(株)製シ
リカ微粒子“ショウシリカ”Fl−121(平均粒径5
μm)1.8gを混合し、攪拌して混合液をつくり、東
洋う邊紙(株)製メツシュ“メタリックファインメツシ
ュフィルター (孔径15μm)を用いてン濾過したの
ち静置して脱泡した。この混合液をギャップ50μmに
設定したアプリケータで、酸化スズ・インジウムからな
る透明電極を備えたガラス基板上に塗布し、80℃に設
定したオーブン中に3分間放置してジオキサンを蒸発さ
せ、その後室温まで冷却した、ジオキサンの蒸発の過程
で液晶を保持した厚さ約15μmのシリカ微粒子をポリ
グリシジルメタクリレートで接着した多孔質膜が形成さ
れた。
次いで酸化スズ・インジウムからなる透明電極を備えた
ポリエステルフィルムをかぶせたのち、日新ハイボルテ
ージ(株)製電子線照射装置“キュアトロン”EBC−
200−20−15により5Mradの電子線を照射し
て液晶装置を作製した。
得られた液晶装置を評価して次のような結果を得た。す
なわち、電圧無印加時には光を散乱して不透明であり、
60 Hzの正弦波交流電圧10Vを印加した状態から
散乱か減少して透明になり始め、電圧150Vで透明度
はほぼ飽和状態に達した。110°Cに設定したオーブ
ン中に1時間放置してから室温に戻したが、外観にも性
能にも何ら変化は起こらなかった。
実施例3 環化ポリイソプレン0.4g、メルク社製p形ネマティ
ック液晶ZLI−32813,0gをキシレン5.0g
に溶解し、この溶液を日本化学工業(株)製ゼオライト
微粒子“ゼオスター C32504、Og、2.6−ビ
ス(p−アジドベンジリデン)−シクロへキサノン0.
1gを混合し、攪拌して混合液をつくり、静置して脱泡
した。この混合液をギャップ50μmに設定したアプリ
ケータで、酸化スズ・インジウムからなる透明電極を備
えたガラス基板上に塗布し、120℃に設定したオーブ
ン中に1分間放置してキシレンを蒸発させた。オーブン
から取り出して室温に冷却する過程で、液晶を保持した
厚さ約20μmのゼオライト微粒子を環化ポリイソプレ
ンで接着した多孔質膜が形成された。次いで(株)東芝
製紫外線照射装置“トスキュアー 400により60秒
間紫外線を照射したのち、周囲を厚さ16μmのポリエ
ステルフィルムで囲んでからもう1枚の電極を備えたガ
ラス基板をかぶせて液晶装置を作製した。
得られた液晶装置を評価して次のような結果を得た。す
なわち、電圧無印加時には光を散乱して不透明であり、
60Hzの正弦波交流電圧10Vを印加した状態から散
乱が減少して透明になり始め、電圧180Vで透明度は
ほぼ飽和状態に達した。110°Cに設定したオーブン
中に1時間放置してから室温に戻したか外観にも性能に
も何ら変化は起こらなかった。
[発明の効果] 本発明の液晶装置は上述のごとく構成したので、高温下
に置かれたあとも、表示面の光学的性質が大面積にわた
って一様性をもちやすい利点を有する。
特許出願人    東し株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも一方が透明である2枚の電極間にp形ネ
    マティック液晶を保持した多孔質膜を挟持してなる液晶
    装置であって、該多孔質膜は誘電体である無機物質から
    なる微粒子および高分子物質からなる微粒子接着用のバ
    インダーからなり、かつ該バインダー用高分子物質は上
    記多孔質膜の形成過程または形成後に架橋されてなるも
    のであることを特徴とする液晶装置。
JP10299789A 1989-04-20 1989-04-20 液晶装置 Pending JPH02280122A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5729320A (en) * 1990-10-12 1998-03-17 Rudolf Eidenschink Liquid crystalline medium including closely packed particles and method for generating images using same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5729320A (en) * 1990-10-12 1998-03-17 Rudolf Eidenschink Liquid crystalline medium including closely packed particles and method for generating images using same

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