JPH0228565B2 - - Google Patents
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- JPH0228565B2 JPH0228565B2 JP60018467A JP1846785A JPH0228565B2 JP H0228565 B2 JPH0228565 B2 JP H0228565B2 JP 60018467 A JP60018467 A JP 60018467A JP 1846785 A JP1846785 A JP 1846785A JP H0228565 B2 JPH0228565 B2 JP H0228565B2
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Description
本発明は有機沃素含有組成物を含む医療用殺菌
剤に係り、特に活性沃素を放出するような前記組
成物を含む医療用殺菌剤に関する。 一般に沃素含有組成物の製法は文献等によつて
広く知られている。たとえばフープマン
(Hoopman)の米国特許第1676554号には種々の
グリセリンと共に沃素を含有する薬理効果のある
組成物が開示されている。この組成物は本発明の
方法によつて製造されるものではなくかつ本発明
に用いられる全ての成分を含むものではない。さ
らにブライアント(Bryant)の米国特許第
1596651号は沃素、フエノール、チモールおよび
鉱油を含む粘漿組成物を開示しており、したがつ
て成分の範囲および組成物の沃素含有分の減少の
ために特にチモールを使用する点で本発明と異な
つている。スチーブンス(Stevens)の米国特許
第1719523号には沃素とアルコールとからなる組
成物が開示されている。特許権者はこれによつて
沃化エチレンを含む組成物を得ており、これは本
発明の組成物とは明瞭に区別することができる。 ボンマリト(Bommarito)の米国特許第
1580400号は単体の沃素、沃素カリウム、グアイ
コール、蒸溜水およびグリセリンからなる組成物
に関し、これは患者への注射による甲状線腫の治
療に用いられる。この組成物においては、グリセ
リンは溶媒として作用し、注射処理の場合に生じ
やすい刺激を減少させることを目的としている。
ボンマリトにおける単体の沃素は結晶状態として
認められる純粋な沃素であるものとされており、
この沃素ならびに沃素カリウムの存在によつてボ
ンマリトの発明は本発明から区別される。 グレイ(Gray)の米国特許第1767667号は沃化
亜鉛、再昇華した形態の沃素、メントール、グリ
セリン、アルコールおよび水の各成分を用いる殺
菌性化合物に関する。グレイは40℃以下に保持さ
れた低温下でこれらの成分を結合させることによ
り前記の組成物を製造している。かかる限定によ
り、グレイの組成物は本発明のものとは明確に区
別することができる。 ウエーマ(Wemer)の米国特許第1013913号は
特にタンニン酸のグリセライトと混合された沃素
からなる沃素含有組成物に関する。ウエーマは結
晶性沃素がそれらの特性または性質を変えること
なくタンニンおよびグリセリン中に事実上溶解さ
れるということを主張している。しかし、ウエー
マはその溶液の製造方法に関しては触れていない
し、そしてさらに重要なことは本発明により開示
しているような方法で加熱することを示唆してい
ない。さらにウエーマの組成物はタンニン酸成分
を使用しているので本発明の組成物とは区分され
る。 最後にハーリイ(Harry)の米国特許第
1896171号は沃素をグリセリンおよび/またはグ
リセロールならびにタンニン酸と混合して用いる
沃素含有組成物に関する。ハーリイの開示によれ
ばタンニン酸成分は重要な成分として意図されて
いることが示唆されている(2頁126行〜3頁6
行参照)。さらにより重要なことには、ハーリイ
はその組成物が遊離沃素を含んでいることを開示
し、かつ権利範囲として請求しているがこれは本
発明の教示とは明らかに区別される。 前記各引用特許に加えて本出願人は本発明の主
題に関する引用文献を了知している。特にグリコ
ール―水の溶液中における沃素の溶解度に関する
オソル(Osol)およびパインズ(Pines)による
論文が米国薬学会誌(Journal of American
Pharmaceutical Association)の第41巻、634頁
中に報告されており、その中で著者等は沃素なら
びにエチレンおよびプロピレングリコールを含む
種々のグリコールの溶解度を溶媒中における沃素
の溶液に対して水を加える効果と共に考察してい
る。しかし、これらの試験は全て25℃で行なわれ
ており、そしてこの点で本出願人の組成物の製法
を意図したものではない。さらに三沃化イオンに
類似する錯体の存在を含めて、沃素と夫々のグリ
コールとの間に存在するものとして前記の著者等
によつて提案されている結合は特に以下に述べる
本発明の組成物とは異なつている。 沃素と種々のグリコールとの相互作用について
の最近の研究は1971年にオーバン大学(Auburn
University)のジー・デイ・フエイル(G.D.
Faile)による薬学薄士学位論文(Ph.D.
dissertation)中に発表されている。著者はエチ
レングリコール―沃素系を含めて全て25℃で調製
された種々のグリコール―沃素系について広範囲
にわたる紫外線分光研究を行ない、著者が荷電―
移行錯化合物として述べている複雑な結合が形成
されるものと推測している。特に、エチレングリ
コール―沃素の紫外線分光分析によれば231nmに
おいて最大吸収が示されており、これは著者によ
れば明らかに前記錯化合物を示すものである。し
かし、前記の文献と同じように、フエイルは本発
明および混合に際してはるかに高い温度を用いる
その特定の製造方法を感知するに到つておらず、
さらに以下に述べる理由のためにその研究と本発
明の組成物の予期し得ない性質との差異が顕著で
ある。 本発明によれば、沃素含有組成物は、エチレン
グリコール、そのポリマおよびそれらの混合物か
らなる群より選ばれたグリコール成分と沃素とを
含み、無水条件下で140℃〜180℃の温度で加熱処
理された沃素含有組成物であつて、前記組成物中
に滴定可能な10%以下量の沃素を含み、かつ前記
グリコール成分と沃素との間に紫外線分光光度計
のスペクトルの230nmの吸収帯で同定可能な錯化
合物が存在せず、かつ遊離沃素が存在せず、かつ
水分を含まないことを特徴とする前記沃素含有組
成物を含む医療用殺菌剤である。具体的には、グ
リコールはエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコールおよびそれらの混合物を含み、組成物
の沃素含有分は種々に変化し5〜10%以下の滴定
可能な沃素含有分を含む。好ましい実施例におい
ては、本発明の組成物にはエチレングリコールお
よび約5%以下の沃素、好ましくは約0.5〜5%
の沃素が含まれる。 本発明の組成物はグリコール成分に対して撹拌
しながら適量の沃素を加え、得られた混合物を約
140℃〜180℃に加熱し、次いで得られた溶液を室
温まで冷却させることからなる方法により製造さ
れる。好ましい実施例においては、本発明の方法
は湿気の全くない実質的な無水状態下で行なわ
れ、その後無水状態に維持される。 本発明の組成物は治療用およびその活性を必要
とするあらゆる用途において実用性を有する医療
用殺菌剤等として使用することを含む種々の有用
性を有している。この組成物は湿気に応答して作
用し遊離沃素を分子形態において放出し、一方湿
気のない状態においては、沃素を保持し、この場
合は組成物に対して沃素指示薬を加えると負の結
果が生じる。さらに本発明の組成物の分光的な分
析、特に紫外線スペクトルの観察によれば、沃素
―グリコール鎖化合物が吸収ピークを示すことが
知られている波長においてかかる錯化合物を示す
反応が存在しない。さらに本発明の組成物はその
所望の最終用途の性質に応じて種々の分散剤、展
色剤、粘漿剤等に混入することを含めて種々の製
剤とすることができる。 したがつて本発明の主要な目的は沃素を安定な
溶液として保持し水分を含む環境に接触するとこ
の沃素を非結晶性の分子形態として放出する沃素
含有組成物を含む医療用殺菌剤を提供することに
ある。 本発明の別の目的は分子沃素の迅速な放出を容
易にしかつ人体への局部的な施用に毒性のない前
記の沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤を提供す
ることにある。 本発明のさらに別の目的は好適に増大された貯
蔵安定性を示す前記沃素含有組成物を含む医療用
殺菌剤を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は著しく改善された抗
微生物活性を示す前記沃素含有組成物を含む医療
用殺菌剤を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は沃素を安定な溶液中
に保持する組成物を生成する沃素含有組成物を含
む医療用殺菌剤を製造する方法を提供することに
ある。 本発明のその他の目的ならびに利点は以下添付
図面を参照してなされる詳細な説明によつて当業
者に明らかなものとなろう。 本発明によれば前記の目的および利点が容易に
得られる。 本発明はエチレングリコール、そのポリマおよ
びそれらの混合物を含めたグリコール成分および
沃素からなる組成物を含む医療用殺菌剤に係り、
この組成物はその中にグリコールと沃素との間の
分光的に同定可能な錯化合物が存在しないことお
よび遊離沃素が存在しないことに特徴を有する。
具体的には本発明におけるグリコール成分はエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコールおよ
びそれらの混合物からなる群より選ばれた化合物
を含み、そして好ましい具体例においてはこのグ
リコール成分はエチレングリコールからなる。 本発明の組成物はすでに述べたフエイルの学位
論文によつて従来技術で報告されているようなグ
リコール―沃素錯化合物の存在を示す紫外線分光
分析に対するその負の応答によつて従来の組成物
から区別される。さらに、本発明の方法によつて
調製した場合の組成物は溶液中の遊離沃素につい
ての試験に対して負の反応を示し、沃素が従来の
文献によつて示唆された通常のアルコール―沃素
荷電移行錯化合物とは異なつた形態の錯化合物中
に保持されていることを示す。この組成物の形態
は沃素を長時間にわたつて溶液中にほぼ完全に保
持し、それによつて好ましく増大された貯蔵寿命
を与えるものと考えられる。さらに、沃素を独特
な錯体結合中に効果的に保持できるという本発明
の特色に加えて、この組成物は湿気を含めて水分
のある環境に直接接触した際に非結晶性の分子状
沃素を溶液から放出することができる。最後に、
本発明の組成物は人体に対する刺激性の減少され
た改善された抗微生物活性を有し、したがつて広
範囲な医薬品用途に望ましいものであることが判
明した。 すでに述べたように、本発明の組成物はその中
に含有されている化合物がそれらが本発明による
方法によつて結合された後に相互に反応する点で
反応生成物として特徴付けられる独特な混合物か
らなるものと考えられる。すなわち、沃素成分は
遊離状態では得られず、さらに通常の態様でグリ
コールのアルコール部分と錯化合物を形成しない
ものと考えられる。フエイルの論文についての前
記の考察によれば、著者がアルコール置換体と沃
素との間に存在すると考えられた反応を決定する
ために種々の沃素―アルコール系特にエチレング
リコールと沃素とからなる系について実験をした
ことが示されている。著者はさらに紫外線分光分
析を含む試験を行なつて観察された吸収帯が著者
によつて荷電移行錯化合物と呼ばれるアルコール
と沃素との間における錯化合物の存在を示すもの
であることを決定した。本出願人は本発明の組成
物がフエイルによつて特徴付けられた形式の構造
を有するかどうかあるいは何等からの異なつた構
造が存在するかということを決定するための比較
試験を行なつた。この比較実験を以下に記載す
る。 実験1(フエイル) 硫酸マグネシウムとの接触によつて乾燥され、
次いで蒸溜されたエチレングリコールを含む組成
物を水溶液中に入れると1.0モル以下のアルコー
ル濃度が示された。100mlのこの溶液をHClO4中
で10-4Mとして三沃化物の形成を抑止した。得ら
れた仕込み溶液3mlを次いで紫外線分光光度計の
試料セルにとつてその紫外線スペクトルを観察し
た。仕込み溶液を含むこの試料セルに対して再昇
華された沃素の三つの結晶を加えて撹拌した。こ
の仕込原溶液を比較室中に入れてスペクトルを作
動させた。以上の手順はフエイルによつてその11
〜15頁に記載されたようにして行なわれた前記の
実験にしたがつてなされた。第1図は紫外線波長
(nm)に対する透過率(%)のスペクトルを示
し、曲線1はエチレングリコールで、曲線2は著
者(フエイル)が観察したように231nmの領域に
吸収ピーク(透過率の減少)が生じることを示
し、これはエチレングリコールのアルコール置換
体と沃素との間に荷電―移行錯化合物が存在、す
なわち従来のエチレングリコール―沃素組成物の
存在を示す。 実験2(本発明) 比較のために、市販の反応容器中においてエチ
レングリコールと沃素成分とを水分を存在させず
にこれらの成分を約160℃の温度で加熱すること
により反応させ、次いで得られた溶液を空気およ
び湿気を排除した雰囲気中に保持しながら室温ま
で冷却させることにより本発明の組成物を調製し
た。次いでこの溶液の試料を紫外線分光光度計中
におき、そしてフエイルによつて調製されたエチ
レングリコールを比較試料として用いた。観察さ
れたスペクトルは著者によつて記載された領域中
に吸収しないことを示し、特に230〜240nmの領
域中に著しい透光度の増加が示された。第2図は
紫外線波長(nm)に対する透過率(%)のスペ
クトルを示す。第2図において3%の沃素を含む
本発明の組成物の調製生成物の夫々の二つの曲線
2及び3、ならびにエチレングリコール比較試料
の曲線1のスペクトルが同時につくられた。曲線
2及び3は波長231nmで顕著な透過率を示し、こ
のことから、荷電−移行錯化合物が存在しないこ
とが明らかである。前記のことから本発明の組成
物の正確な構造が、フエイルによつて代表される
ような従来技術において知られておるものでな
く、また予期されているものとは実際上異なつて
いることが明らかである。 すでに考察した構造的な特色に加えて、前記の
実験によれば本発明によつて調製される溶液中に
は遊離沃素が存在しないことが示された。特にフ
エイルがその論文の第67頁に記載しているよう
に、230nmにおける吸収帯の出現はグリコール溶
液中における遊離沃素の存在を示すものであつ
た。しかし、再び第2図の曲線2,3についてみ
ると、前記の波長では試料の透光度に増加がみら
れるので、前記のような吸収は存在しないものと
思われる。したがつて、前記の実験は本発明の組
成物を含む溶液にはグリコールのアルコール置換
体と沃素との間の錯化合物は存在せずかつ遊離沃
素も存在しないことを確定するものと考えられ
る。 すでに述べたように、本発明の組成物はそれに
ついて意図される最終用途に適合させるように
種々の沃素濃度のものとして調製される。すなわ
ち、本発明の組成物の沃素含有分はグリコール成
分中における沃素の飽和点まで変化させることが
でき、たとえば5〜10%までの沃素含有分を含
む。より具体的には約5%の沃素を含有する組成
物が医薬用途に調製され、そしてさらに別の実施
例ではこのような組成物は0.05〜5%の沃素を含
有する。 また本発明によれば、本発明組成物に特色のあ
る性質を付与するものと考えられる製造方法が開
示される。すなわち、本発明の方法の重要な要件
はグリコールと沃素成分と撹拌しながら140℃〜
180℃程度の温度に加熱することである。この温
度に達したところで得られた生成物を加熱源から
取除いて室温まで放冷する。好ましい具体例で
は、グリコール成分は実質的に無水の状態におか
れ、たとえば硫酸マグネシウムによつて全ての湿
分を除去することにより調製される。次いでこの
グリコールを不活性雰囲気または真空中のいずれ
かに保持することによつて実質的に無水の状態に
保持し、そして適量の結晶形態の沃素をこれに加
え、得られた混合物を撹拌して沃素結晶を溶解さ
せる。次いで得られた溶液を無水状態に保持しな
がら前記温度に加熱し、、そして次いで室温まで
冷却して完全な反応生成物を形成させる。 本発明の方法の重要な特色は、その組成物を約
180℃の温度まで加熱することである。本出願人
によれば、グリセロール等のような高級アルコー
ルを含有する組成物がこの温度範囲内での反応に
よつては非加水分解性の化合物を生成するのに対
して、本発明の組成物は水分を含む環境に接触す
ると容易に加水分解して分子形態の遊離沃素を生
じることが認められた。すなわち、本発明の方法
は約140℃ないし約180℃の範囲の温度で実施さ
れ、そして好ましい具体例では160℃の反応温度
が用いられる。 本発明の方法の別の特色は、無水反応条件を用
いて実質的に水分を含まない組成物を生成させる
ことである。無水反応条件を用いることによつて
得られる組成物に対してより大きな安定性の加え
られることが図らずも発見されたが、これは沃素
のグリコールとの結合による保持が沃素指示薬試
験が負性の結果を示しかつ溶液からの遊離沃素の
不存在を示す程度に促進されるためである。無水
反応条件を形成および保持することが好ましい
が、本発明の組成物は空気、したがつて湿気への
接触を許容しながら前記の全ての性質を有する組
成物を生じる条件下でも生成されるから、無水条
件は必らずしも必要なものではない。したがつ
て、本発明は無水反応条件を用いることに限定さ
れるものではなく、このような条件は本発明を実
施する最良の形態の代表的なものであると考えら
れる。 前記のように、本発明の組成物は種々の用途に
具体的に用いられ、したがつてかかる用途に使用
し易いように種々の添加剤、分散剤および担体等
と共に調合される。すなわち、本発明の組成物は
顕著な抗菌性および抗微生物性を有することが判
明しており、人体への局所的な施用形態とする場
合にはこの組成物は液状で施用するためにプロピ
レングリコールのような適当な分散剤と混合され
る。このような混合物は、たとえば本発明の組成
物1容量部とプロピレングリコール3容量部とを
組合せることによつて調製することが好ましい。
また軟膏ないし膏剤とする場合には本発明の組成
物と適量のマンニツトまたは約6000程度の高分子
量のポリエチレングリコールのような適量の賦形
剤または担体とをこれらの各成分が粘稠度がクリ
ームないしは濃いペーストの程度に変わる調合物
を与える範囲で変化するような割合で混合する。
さらに、所望の用途にしたがつて本発明の組成物
を提供するための適当な媒質を与えるように作用
するその他の材料を用いてもよい。本発明の組成
物は夫々の場合においてそれ自体でまたは適当な
添加剤と組合せて用いられる。 本発明の範囲を以下実施例を参照して説明す
る。 実施例 1 2gの沃素の結晶を100gのエチレングリコー
ルに対して500mlビーカ中で室温下に撹拌しなが
ら加えた。次いでこのエチレングリコール―沃素
の混合物を撹拌をつづけながら約160℃の温度ま
で加熱し、この温度になつたところで直ちに熱源
から取り除いて室温まで放冷した。冷却中にはビ
ーカを密封しそれ以上撹拌を行なわなかつた。 実施例 2 9.0gの沃素を緩封した500mlビーカ中に室温で
入れ、次いで450gのエチレングリコールを撹拌
しながら加えた。次いでこのエチレングリコール
―沃素の混合物を撹拌をつづけながら160℃の温
度まで加熱した。160℃になつたところで組成物
を含むビーカを直ちに熱源から取除き、密封した
状態でかつ撹拌しないで溶液を徐々に室温まで放
冷した。次いで前記組成物1容量部をプロピレン
グリコール3容量部と室温で混合した。次いで得
られた混合物の一部にでん粉指示用紙を浸漬して
この混合物について遊離沃素の有無を試験した。
でん粉指示用紙は何等の反応を示さず、この溶液
からの遊離沃素が存在しないことを示した。 実施例 3 本実施例はグリコール成分がジエチレングリコ
ールからなる本発明の組成物の調製製を示す。し
たがつて、緩封した250mlのエルレンマイヤフラ
スコ5.37gの沃素を入れ、次いで263.0gのジエ
チレングリコールを撹拌しながら加えた。約2重
量%の沃素含有分を有する得られた混合物を撹拌
しながら160℃の温度まで加熱した。160℃になつ
たところでフラスコを熱源から取除いて密封状態
でそしてそれ以上撹拌をせずに室温まで徐々に放
冷した。次いで得られた組成物を1N,Na2S2O3
標準液で滴定したところ、1.35%の利用可能な沃
素を含有していることが判明した。 前記の組成物は滴定時に1.30%の利用可能な沃
素を生じるモノエチレングリコールを用いて調製
した比較組成物に充分匹敵するものである。さら
に、実施例3の組成物はその他の全ての点におい
て実施例1および2の組成物と同様な反応を示し
た。 実施例 4 グリコール成分がポリエチレングリコールから
なる本発明の組成物をを調製した。すなわち、3
gの沃素を緩封した500ml容器に室温で入れ次い
で分子量400のエチレングリコール97gを撹拌し
ながら加えた。次いでこのグリコール沃素混合物
を撹拌しながら160℃の温度まで加熱し、その後
容器を熱源から取除き密封状態でかつそれ以上撹
拌しないで溶液を徐々に室温まで放冷した。次い
で前記生成物を1N,Na2S2O3標準溶液で滴定し
たところ、約1.915%の利用可能な沃素を含有し
ていることが判明した。このようにして調製した
組成物は利用可能な沃素についての試験に対して
は負の反応を示したが、水と混合すると沃素指示
薬試験に対して正の反応を示した。 本発明の組成物は水性媒質との接触によつて分
子状の沃素を放出し得るその性質によつて特徴付
けられており、したがつて有機化合物についての
沃素の酸化もしくは局部作用が望まれるような場
合に有用である。またこの組成物は生体組織に対
する毒性がない。したがつて局所的に施用される
医薬調合物として好ましい。 前記の有用性を確認するために次に示す幾つか
の試験を行なつた。 実験3 滴定による利用可能な沃素0.3%を含む本発明
の組成物を調製し、これを遊離I2の一連の濃度が
0.0003〜0.075%にわたるようにトリブチケース
大豆肉汁培地(TBS)中に希釈した。尚、本発
明の組成物は遊離沃素が存在しないがTBS溶液
で希釈すると遊離沃素が放出される。次いで調製
された各培地に下記の微生物を接種してこれらを
35℃で16〜18時間にわたつて培養した。スタフイ
ロコツカス アウレス(Staphylococcus
aureus)#6538、スタフイロコツカス アウレ
ス(Staphylococcus aureus)―グレツグ
(Gregg)株、スタフイロコツカス アルブス
(Staphyloccus albus)914−4−1A、ブソイド
モナス セパシア(Pseudomonas cepacia)
153、サルシナ ルテア(Sarcina lutea)ATCC
#9341RR、エシエリチア コリ
(Escheuricha coli)ATCC#10536、プソイドモ
ナス アエルギノサ(Pseudomonas
aeruginosa)568−18−1Aおよびエンテロバクタ
クロアカエ(Enterobacter cloacae)603−1
−1B。接種は1夜経過した0.05ml(1滴)の肉
汁培地をTBS中の抗微生物剤10mlに加えること
によつて行なつた。滴定化合物の殺菌活性終点を
決定するのに用いられるトランスフア管は中和
剤、ツウイン(Tween登録商標名)(0.5%)、レ
シチン(0.07%)およびチオ硫酸ナトリウム(1
%)をTBSに加えることによつて調製した。 試験化合物の希釈物を含むこれらの接種管を35
℃で48時間培養し、各管についての増殖の存在
(+)を記録した。増殖のないこと(−)を示す
管から1.0mlの溶液を10mlの中和肉汁に移し、次
いでこの中和肉汁を含む管を35℃で48時間培養し
た。これらの管中において増殖が存在しないこと
によつて各試料について殺菌活性終点を決定し
た。これらの試験の結果を表3に示す。
剤に係り、特に活性沃素を放出するような前記組
成物を含む医療用殺菌剤に関する。 一般に沃素含有組成物の製法は文献等によつて
広く知られている。たとえばフープマン
(Hoopman)の米国特許第1676554号には種々の
グリセリンと共に沃素を含有する薬理効果のある
組成物が開示されている。この組成物は本発明の
方法によつて製造されるものではなくかつ本発明
に用いられる全ての成分を含むものではない。さ
らにブライアント(Bryant)の米国特許第
1596651号は沃素、フエノール、チモールおよび
鉱油を含む粘漿組成物を開示しており、したがつ
て成分の範囲および組成物の沃素含有分の減少の
ために特にチモールを使用する点で本発明と異な
つている。スチーブンス(Stevens)の米国特許
第1719523号には沃素とアルコールとからなる組
成物が開示されている。特許権者はこれによつて
沃化エチレンを含む組成物を得ており、これは本
発明の組成物とは明瞭に区別することができる。 ボンマリト(Bommarito)の米国特許第
1580400号は単体の沃素、沃素カリウム、グアイ
コール、蒸溜水およびグリセリンからなる組成物
に関し、これは患者への注射による甲状線腫の治
療に用いられる。この組成物においては、グリセ
リンは溶媒として作用し、注射処理の場合に生じ
やすい刺激を減少させることを目的としている。
ボンマリトにおける単体の沃素は結晶状態として
認められる純粋な沃素であるものとされており、
この沃素ならびに沃素カリウムの存在によつてボ
ンマリトの発明は本発明から区別される。 グレイ(Gray)の米国特許第1767667号は沃化
亜鉛、再昇華した形態の沃素、メントール、グリ
セリン、アルコールおよび水の各成分を用いる殺
菌性化合物に関する。グレイは40℃以下に保持さ
れた低温下でこれらの成分を結合させることによ
り前記の組成物を製造している。かかる限定によ
り、グレイの組成物は本発明のものとは明確に区
別することができる。 ウエーマ(Wemer)の米国特許第1013913号は
特にタンニン酸のグリセライトと混合された沃素
からなる沃素含有組成物に関する。ウエーマは結
晶性沃素がそれらの特性または性質を変えること
なくタンニンおよびグリセリン中に事実上溶解さ
れるということを主張している。しかし、ウエー
マはその溶液の製造方法に関しては触れていない
し、そしてさらに重要なことは本発明により開示
しているような方法で加熱することを示唆してい
ない。さらにウエーマの組成物はタンニン酸成分
を使用しているので本発明の組成物とは区分され
る。 最後にハーリイ(Harry)の米国特許第
1896171号は沃素をグリセリンおよび/またはグ
リセロールならびにタンニン酸と混合して用いる
沃素含有組成物に関する。ハーリイの開示によれ
ばタンニン酸成分は重要な成分として意図されて
いることが示唆されている(2頁126行〜3頁6
行参照)。さらにより重要なことには、ハーリイ
はその組成物が遊離沃素を含んでいることを開示
し、かつ権利範囲として請求しているがこれは本
発明の教示とは明らかに区別される。 前記各引用特許に加えて本出願人は本発明の主
題に関する引用文献を了知している。特にグリコ
ール―水の溶液中における沃素の溶解度に関する
オソル(Osol)およびパインズ(Pines)による
論文が米国薬学会誌(Journal of American
Pharmaceutical Association)の第41巻、634頁
中に報告されており、その中で著者等は沃素なら
びにエチレンおよびプロピレングリコールを含む
種々のグリコールの溶解度を溶媒中における沃素
の溶液に対して水を加える効果と共に考察してい
る。しかし、これらの試験は全て25℃で行なわれ
ており、そしてこの点で本出願人の組成物の製法
を意図したものではない。さらに三沃化イオンに
類似する錯体の存在を含めて、沃素と夫々のグリ
コールとの間に存在するものとして前記の著者等
によつて提案されている結合は特に以下に述べる
本発明の組成物とは異なつている。 沃素と種々のグリコールとの相互作用について
の最近の研究は1971年にオーバン大学(Auburn
University)のジー・デイ・フエイル(G.D.
Faile)による薬学薄士学位論文(Ph.D.
dissertation)中に発表されている。著者はエチ
レングリコール―沃素系を含めて全て25℃で調製
された種々のグリコール―沃素系について広範囲
にわたる紫外線分光研究を行ない、著者が荷電―
移行錯化合物として述べている複雑な結合が形成
されるものと推測している。特に、エチレングリ
コール―沃素の紫外線分光分析によれば231nmに
おいて最大吸収が示されており、これは著者によ
れば明らかに前記錯化合物を示すものである。し
かし、前記の文献と同じように、フエイルは本発
明および混合に際してはるかに高い温度を用いる
その特定の製造方法を感知するに到つておらず、
さらに以下に述べる理由のためにその研究と本発
明の組成物の予期し得ない性質との差異が顕著で
ある。 本発明によれば、沃素含有組成物は、エチレン
グリコール、そのポリマおよびそれらの混合物か
らなる群より選ばれたグリコール成分と沃素とを
含み、無水条件下で140℃〜180℃の温度で加熱処
理された沃素含有組成物であつて、前記組成物中
に滴定可能な10%以下量の沃素を含み、かつ前記
グリコール成分と沃素との間に紫外線分光光度計
のスペクトルの230nmの吸収帯で同定可能な錯化
合物が存在せず、かつ遊離沃素が存在せず、かつ
水分を含まないことを特徴とする前記沃素含有組
成物を含む医療用殺菌剤である。具体的には、グ
リコールはエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコールおよびそれらの混合物を含み、組成物
の沃素含有分は種々に変化し5〜10%以下の滴定
可能な沃素含有分を含む。好ましい実施例におい
ては、本発明の組成物にはエチレングリコールお
よび約5%以下の沃素、好ましくは約0.5〜5%
の沃素が含まれる。 本発明の組成物はグリコール成分に対して撹拌
しながら適量の沃素を加え、得られた混合物を約
140℃〜180℃に加熱し、次いで得られた溶液を室
温まで冷却させることからなる方法により製造さ
れる。好ましい実施例においては、本発明の方法
は湿気の全くない実質的な無水状態下で行なわ
れ、その後無水状態に維持される。 本発明の組成物は治療用およびその活性を必要
とするあらゆる用途において実用性を有する医療
用殺菌剤等として使用することを含む種々の有用
性を有している。この組成物は湿気に応答して作
用し遊離沃素を分子形態において放出し、一方湿
気のない状態においては、沃素を保持し、この場
合は組成物に対して沃素指示薬を加えると負の結
果が生じる。さらに本発明の組成物の分光的な分
析、特に紫外線スペクトルの観察によれば、沃素
―グリコール鎖化合物が吸収ピークを示すことが
知られている波長においてかかる錯化合物を示す
反応が存在しない。さらに本発明の組成物はその
所望の最終用途の性質に応じて種々の分散剤、展
色剤、粘漿剤等に混入することを含めて種々の製
剤とすることができる。 したがつて本発明の主要な目的は沃素を安定な
溶液として保持し水分を含む環境に接触するとこ
の沃素を非結晶性の分子形態として放出する沃素
含有組成物を含む医療用殺菌剤を提供することに
ある。 本発明の別の目的は分子沃素の迅速な放出を容
易にしかつ人体への局部的な施用に毒性のない前
記の沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤を提供す
ることにある。 本発明のさらに別の目的は好適に増大された貯
蔵安定性を示す前記沃素含有組成物を含む医療用
殺菌剤を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は著しく改善された抗
微生物活性を示す前記沃素含有組成物を含む医療
用殺菌剤を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は沃素を安定な溶液中
に保持する組成物を生成する沃素含有組成物を含
む医療用殺菌剤を製造する方法を提供することに
ある。 本発明のその他の目的ならびに利点は以下添付
図面を参照してなされる詳細な説明によつて当業
者に明らかなものとなろう。 本発明によれば前記の目的および利点が容易に
得られる。 本発明はエチレングリコール、そのポリマおよ
びそれらの混合物を含めたグリコール成分および
沃素からなる組成物を含む医療用殺菌剤に係り、
この組成物はその中にグリコールと沃素との間の
分光的に同定可能な錯化合物が存在しないことお
よび遊離沃素が存在しないことに特徴を有する。
具体的には本発明におけるグリコール成分はエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコールおよ
びそれらの混合物からなる群より選ばれた化合物
を含み、そして好ましい具体例においてはこのグ
リコール成分はエチレングリコールからなる。 本発明の組成物はすでに述べたフエイルの学位
論文によつて従来技術で報告されているようなグ
リコール―沃素錯化合物の存在を示す紫外線分光
分析に対するその負の応答によつて従来の組成物
から区別される。さらに、本発明の方法によつて
調製した場合の組成物は溶液中の遊離沃素につい
ての試験に対して負の反応を示し、沃素が従来の
文献によつて示唆された通常のアルコール―沃素
荷電移行錯化合物とは異なつた形態の錯化合物中
に保持されていることを示す。この組成物の形態
は沃素を長時間にわたつて溶液中にほぼ完全に保
持し、それによつて好ましく増大された貯蔵寿命
を与えるものと考えられる。さらに、沃素を独特
な錯体結合中に効果的に保持できるという本発明
の特色に加えて、この組成物は湿気を含めて水分
のある環境に直接接触した際に非結晶性の分子状
沃素を溶液から放出することができる。最後に、
本発明の組成物は人体に対する刺激性の減少され
た改善された抗微生物活性を有し、したがつて広
範囲な医薬品用途に望ましいものであることが判
明した。 すでに述べたように、本発明の組成物はその中
に含有されている化合物がそれらが本発明による
方法によつて結合された後に相互に反応する点で
反応生成物として特徴付けられる独特な混合物か
らなるものと考えられる。すなわち、沃素成分は
遊離状態では得られず、さらに通常の態様でグリ
コールのアルコール部分と錯化合物を形成しない
ものと考えられる。フエイルの論文についての前
記の考察によれば、著者がアルコール置換体と沃
素との間に存在すると考えられた反応を決定する
ために種々の沃素―アルコール系特にエチレング
リコールと沃素とからなる系について実験をした
ことが示されている。著者はさらに紫外線分光分
析を含む試験を行なつて観察された吸収帯が著者
によつて荷電移行錯化合物と呼ばれるアルコール
と沃素との間における錯化合物の存在を示すもの
であることを決定した。本出願人は本発明の組成
物がフエイルによつて特徴付けられた形式の構造
を有するかどうかあるいは何等からの異なつた構
造が存在するかということを決定するための比較
試験を行なつた。この比較実験を以下に記載す
る。 実験1(フエイル) 硫酸マグネシウムとの接触によつて乾燥され、
次いで蒸溜されたエチレングリコールを含む組成
物を水溶液中に入れると1.0モル以下のアルコー
ル濃度が示された。100mlのこの溶液をHClO4中
で10-4Mとして三沃化物の形成を抑止した。得ら
れた仕込み溶液3mlを次いで紫外線分光光度計の
試料セルにとつてその紫外線スペクトルを観察し
た。仕込み溶液を含むこの試料セルに対して再昇
華された沃素の三つの結晶を加えて撹拌した。こ
の仕込原溶液を比較室中に入れてスペクトルを作
動させた。以上の手順はフエイルによつてその11
〜15頁に記載されたようにして行なわれた前記の
実験にしたがつてなされた。第1図は紫外線波長
(nm)に対する透過率(%)のスペクトルを示
し、曲線1はエチレングリコールで、曲線2は著
者(フエイル)が観察したように231nmの領域に
吸収ピーク(透過率の減少)が生じることを示
し、これはエチレングリコールのアルコール置換
体と沃素との間に荷電―移行錯化合物が存在、す
なわち従来のエチレングリコール―沃素組成物の
存在を示す。 実験2(本発明) 比較のために、市販の反応容器中においてエチ
レングリコールと沃素成分とを水分を存在させず
にこれらの成分を約160℃の温度で加熱すること
により反応させ、次いで得られた溶液を空気およ
び湿気を排除した雰囲気中に保持しながら室温ま
で冷却させることにより本発明の組成物を調製し
た。次いでこの溶液の試料を紫外線分光光度計中
におき、そしてフエイルによつて調製されたエチ
レングリコールを比較試料として用いた。観察さ
れたスペクトルは著者によつて記載された領域中
に吸収しないことを示し、特に230〜240nmの領
域中に著しい透光度の増加が示された。第2図は
紫外線波長(nm)に対する透過率(%)のスペ
クトルを示す。第2図において3%の沃素を含む
本発明の組成物の調製生成物の夫々の二つの曲線
2及び3、ならびにエチレングリコール比較試料
の曲線1のスペクトルが同時につくられた。曲線
2及び3は波長231nmで顕著な透過率を示し、こ
のことから、荷電−移行錯化合物が存在しないこ
とが明らかである。前記のことから本発明の組成
物の正確な構造が、フエイルによつて代表される
ような従来技術において知られておるものでな
く、また予期されているものとは実際上異なつて
いることが明らかである。 すでに考察した構造的な特色に加えて、前記の
実験によれば本発明によつて調製される溶液中に
は遊離沃素が存在しないことが示された。特にフ
エイルがその論文の第67頁に記載しているよう
に、230nmにおける吸収帯の出現はグリコール溶
液中における遊離沃素の存在を示すものであつ
た。しかし、再び第2図の曲線2,3についてみ
ると、前記の波長では試料の透光度に増加がみら
れるので、前記のような吸収は存在しないものと
思われる。したがつて、前記の実験は本発明の組
成物を含む溶液にはグリコールのアルコール置換
体と沃素との間の錯化合物は存在せずかつ遊離沃
素も存在しないことを確定するものと考えられ
る。 すでに述べたように、本発明の組成物はそれに
ついて意図される最終用途に適合させるように
種々の沃素濃度のものとして調製される。すなわ
ち、本発明の組成物の沃素含有分はグリコール成
分中における沃素の飽和点まで変化させることが
でき、たとえば5〜10%までの沃素含有分を含
む。より具体的には約5%の沃素を含有する組成
物が医薬用途に調製され、そしてさらに別の実施
例ではこのような組成物は0.05〜5%の沃素を含
有する。 また本発明によれば、本発明組成物に特色のあ
る性質を付与するものと考えられる製造方法が開
示される。すなわち、本発明の方法の重要な要件
はグリコールと沃素成分と撹拌しながら140℃〜
180℃程度の温度に加熱することである。この温
度に達したところで得られた生成物を加熱源から
取除いて室温まで放冷する。好ましい具体例で
は、グリコール成分は実質的に無水の状態におか
れ、たとえば硫酸マグネシウムによつて全ての湿
分を除去することにより調製される。次いでこの
グリコールを不活性雰囲気または真空中のいずれ
かに保持することによつて実質的に無水の状態に
保持し、そして適量の結晶形態の沃素をこれに加
え、得られた混合物を撹拌して沃素結晶を溶解さ
せる。次いで得られた溶液を無水状態に保持しな
がら前記温度に加熱し、、そして次いで室温まで
冷却して完全な反応生成物を形成させる。 本発明の方法の重要な特色は、その組成物を約
180℃の温度まで加熱することである。本出願人
によれば、グリセロール等のような高級アルコー
ルを含有する組成物がこの温度範囲内での反応に
よつては非加水分解性の化合物を生成するのに対
して、本発明の組成物は水分を含む環境に接触す
ると容易に加水分解して分子形態の遊離沃素を生
じることが認められた。すなわち、本発明の方法
は約140℃ないし約180℃の範囲の温度で実施さ
れ、そして好ましい具体例では160℃の反応温度
が用いられる。 本発明の方法の別の特色は、無水反応条件を用
いて実質的に水分を含まない組成物を生成させる
ことである。無水反応条件を用いることによつて
得られる組成物に対してより大きな安定性の加え
られることが図らずも発見されたが、これは沃素
のグリコールとの結合による保持が沃素指示薬試
験が負性の結果を示しかつ溶液からの遊離沃素の
不存在を示す程度に促進されるためである。無水
反応条件を形成および保持することが好ましい
が、本発明の組成物は空気、したがつて湿気への
接触を許容しながら前記の全ての性質を有する組
成物を生じる条件下でも生成されるから、無水条
件は必らずしも必要なものではない。したがつ
て、本発明は無水反応条件を用いることに限定さ
れるものではなく、このような条件は本発明を実
施する最良の形態の代表的なものであると考えら
れる。 前記のように、本発明の組成物は種々の用途に
具体的に用いられ、したがつてかかる用途に使用
し易いように種々の添加剤、分散剤および担体等
と共に調合される。すなわち、本発明の組成物は
顕著な抗菌性および抗微生物性を有することが判
明しており、人体への局所的な施用形態とする場
合にはこの組成物は液状で施用するためにプロピ
レングリコールのような適当な分散剤と混合され
る。このような混合物は、たとえば本発明の組成
物1容量部とプロピレングリコール3容量部とを
組合せることによつて調製することが好ましい。
また軟膏ないし膏剤とする場合には本発明の組成
物と適量のマンニツトまたは約6000程度の高分子
量のポリエチレングリコールのような適量の賦形
剤または担体とをこれらの各成分が粘稠度がクリ
ームないしは濃いペーストの程度に変わる調合物
を与える範囲で変化するような割合で混合する。
さらに、所望の用途にしたがつて本発明の組成物
を提供するための適当な媒質を与えるように作用
するその他の材料を用いてもよい。本発明の組成
物は夫々の場合においてそれ自体でまたは適当な
添加剤と組合せて用いられる。 本発明の範囲を以下実施例を参照して説明す
る。 実施例 1 2gの沃素の結晶を100gのエチレングリコー
ルに対して500mlビーカ中で室温下に撹拌しなが
ら加えた。次いでこのエチレングリコール―沃素
の混合物を撹拌をつづけながら約160℃の温度ま
で加熱し、この温度になつたところで直ちに熱源
から取り除いて室温まで放冷した。冷却中にはビ
ーカを密封しそれ以上撹拌を行なわなかつた。 実施例 2 9.0gの沃素を緩封した500mlビーカ中に室温で
入れ、次いで450gのエチレングリコールを撹拌
しながら加えた。次いでこのエチレングリコール
―沃素の混合物を撹拌をつづけながら160℃の温
度まで加熱した。160℃になつたところで組成物
を含むビーカを直ちに熱源から取除き、密封した
状態でかつ撹拌しないで溶液を徐々に室温まで放
冷した。次いで前記組成物1容量部をプロピレン
グリコール3容量部と室温で混合した。次いで得
られた混合物の一部にでん粉指示用紙を浸漬して
この混合物について遊離沃素の有無を試験した。
でん粉指示用紙は何等の反応を示さず、この溶液
からの遊離沃素が存在しないことを示した。 実施例 3 本実施例はグリコール成分がジエチレングリコ
ールからなる本発明の組成物の調製製を示す。し
たがつて、緩封した250mlのエルレンマイヤフラ
スコ5.37gの沃素を入れ、次いで263.0gのジエ
チレングリコールを撹拌しながら加えた。約2重
量%の沃素含有分を有する得られた混合物を撹拌
しながら160℃の温度まで加熱した。160℃になつ
たところでフラスコを熱源から取除いて密封状態
でそしてそれ以上撹拌をせずに室温まで徐々に放
冷した。次いで得られた組成物を1N,Na2S2O3
標準液で滴定したところ、1.35%の利用可能な沃
素を含有していることが判明した。 前記の組成物は滴定時に1.30%の利用可能な沃
素を生じるモノエチレングリコールを用いて調製
した比較組成物に充分匹敵するものである。さら
に、実施例3の組成物はその他の全ての点におい
て実施例1および2の組成物と同様な反応を示し
た。 実施例 4 グリコール成分がポリエチレングリコールから
なる本発明の組成物をを調製した。すなわち、3
gの沃素を緩封した500ml容器に室温で入れ次い
で分子量400のエチレングリコール97gを撹拌し
ながら加えた。次いでこのグリコール沃素混合物
を撹拌しながら160℃の温度まで加熱し、その後
容器を熱源から取除き密封状態でかつそれ以上撹
拌しないで溶液を徐々に室温まで放冷した。次い
で前記生成物を1N,Na2S2O3標準溶液で滴定し
たところ、約1.915%の利用可能な沃素を含有し
ていることが判明した。このようにして調製した
組成物は利用可能な沃素についての試験に対して
は負の反応を示したが、水と混合すると沃素指示
薬試験に対して正の反応を示した。 本発明の組成物は水性媒質との接触によつて分
子状の沃素を放出し得るその性質によつて特徴付
けられており、したがつて有機化合物についての
沃素の酸化もしくは局部作用が望まれるような場
合に有用である。またこの組成物は生体組織に対
する毒性がない。したがつて局所的に施用される
医薬調合物として好ましい。 前記の有用性を確認するために次に示す幾つか
の試験を行なつた。 実験3 滴定による利用可能な沃素0.3%を含む本発明
の組成物を調製し、これを遊離I2の一連の濃度が
0.0003〜0.075%にわたるようにトリブチケース
大豆肉汁培地(TBS)中に希釈した。尚、本発
明の組成物は遊離沃素が存在しないがTBS溶液
で希釈すると遊離沃素が放出される。次いで調製
された各培地に下記の微生物を接種してこれらを
35℃で16〜18時間にわたつて培養した。スタフイ
ロコツカス アウレス(Staphylococcus
aureus)#6538、スタフイロコツカス アウレ
ス(Staphylococcus aureus)―グレツグ
(Gregg)株、スタフイロコツカス アルブス
(Staphyloccus albus)914−4−1A、ブソイド
モナス セパシア(Pseudomonas cepacia)
153、サルシナ ルテア(Sarcina lutea)ATCC
#9341RR、エシエリチア コリ
(Escheuricha coli)ATCC#10536、プソイドモ
ナス アエルギノサ(Pseudomonas
aeruginosa)568−18−1Aおよびエンテロバクタ
クロアカエ(Enterobacter cloacae)603−1
−1B。接種は1夜経過した0.05ml(1滴)の肉
汁培地をTBS中の抗微生物剤10mlに加えること
によつて行なつた。滴定化合物の殺菌活性終点を
決定するのに用いられるトランスフア管は中和
剤、ツウイン(Tween登録商標名)(0.5%)、レ
シチン(0.07%)およびチオ硫酸ナトリウム(1
%)をTBSに加えることによつて調製した。 試験化合物の希釈物を含むこれらの接種管を35
℃で48時間培養し、各管についての増殖の存在
(+)を記録した。増殖のないこと(−)を示す
管から1.0mlの溶液を10mlの中和肉汁に移し、次
いでこの中和肉汁を含む管を35℃で48時間培養し
た。これらの管中において増殖が存在しないこと
によつて各試料について殺菌活性終点を決定し
た。これらの試験の結果を表3に示す。
【表】
【表】
+=増殖あり
−=増殖なし
前記の試験から本発明の組成物はグラム陽性菌
の殺菌には0.03%濃度の遊離沃素を、またグラム
陰性菌の殺菌には0.05%濃度の遊離沃素を必要と
することが決定された。このように本発明の組成
物の殺菌活性は明らかに実証される。 実験4 本発明の組成物の皮ふ毒性を危険物表示条令規
制(Hazardous Substances Labeling Act
Regulation)第191部、第1章、表題21、連邦規
制コード、第19,1,10項にしたがつて、6匹の
ラビツト被験体の裸皮に対して2.2g/Kgの投与
量をガーゼパツドに含ませて施用しこのガーゼパ
ツドを24時間および72時間の測定時間にわたつて
施用位置に保持することにより試験した。試験結
果によればこの組成物による致死は生ぜず、した
がつてこの組成物は皮ふ毒性のないものと判定さ
れた。 実験5 目に対する刺激試験からなるさらに別の毒性研
究を行なつた。これによれば実験4で試験された
組成物の0.1mlの試料を前記危険物表示条令規制
の第191部、第1章、表題21、連邦規制コード、
第191、12頁に記載された方法にしたがつてアル
ビノラツトの目に施用した。すなわち、この組成
物をラビツトの一方の目に施し、他方の目は対照
のためにそのままにしておいた。次いでこれらの
目を検査して合計7日間にわたつて目の反応を毎
日調べた。この試験には6匹のラビツト被験体を
用いその結果を次の表5に示す。
−=増殖なし
前記の試験から本発明の組成物はグラム陽性菌
の殺菌には0.03%濃度の遊離沃素を、またグラム
陰性菌の殺菌には0.05%濃度の遊離沃素を必要と
することが決定された。このように本発明の組成
物の殺菌活性は明らかに実証される。 実験4 本発明の組成物の皮ふ毒性を危険物表示条令規
制(Hazardous Substances Labeling Act
Regulation)第191部、第1章、表題21、連邦規
制コード、第19,1,10項にしたがつて、6匹の
ラビツト被験体の裸皮に対して2.2g/Kgの投与
量をガーゼパツドに含ませて施用しこのガーゼパ
ツドを24時間および72時間の測定時間にわたつて
施用位置に保持することにより試験した。試験結
果によればこの組成物による致死は生ぜず、した
がつてこの組成物は皮ふ毒性のないものと判定さ
れた。 実験5 目に対する刺激試験からなるさらに別の毒性研
究を行なつた。これによれば実験4で試験された
組成物の0.1mlの試料を前記危険物表示条令規制
の第191部、第1章、表題21、連邦規制コード、
第191、12頁に記載された方法にしたがつてアル
ビノラツトの目に施用した。すなわち、この組成
物をラビツトの一方の目に施し、他方の目は対照
のためにそのままにしておいた。次いでこれらの
目を検査して合計7日間にわたつて目の反応を毎
日調べた。この試験には6匹のラビツト被験体を
用いその結果を次の表5に示す。
【表】
計 0 0 0 0 0 0 0
【表】
計 0 0 0 0 0 0 0
【表】
計 0 0 0 0 0 0 0
前記の試験から、本発明の組成物はラビツトの
目に刺激を生ぜず、したがつてこの点において刺
激性のないものと考えられる。 前記のデータは本発明の組成物が殺菌性を必要
とする医療用途において有用性を有することを示
唆している。前記の組成物は以上具体的に説明し
た用途の他にも種々の有用な用途に用いることが
でき、したがつて本発明の範囲がこれらのみに限
定されないことは明らかであろう。
前記の試験から、本発明の組成物はラビツトの
目に刺激を生ぜず、したがつてこの点において刺
激性のないものと考えられる。 前記のデータは本発明の組成物が殺菌性を必要
とする医療用途において有用性を有することを示
唆している。前記の組成物は以上具体的に説明し
た用途の他にも種々の有用な用途に用いることが
でき、したがつて本発明の範囲がこれらのみに限
定されないことは明らかであろう。
第1図はエチレングリコール(曲線1)及び従
来技術によるエチレングリコールと沃素との混合
物(曲線2)についての紫外線分光曲線、第2図
はエンレングリコール(曲線1)及び本発明組成
物(曲線2,3)についての紫外線分光曲線であ
る。
来技術によるエチレングリコールと沃素との混合
物(曲線2)についての紫外線分光曲線、第2図
はエンレングリコール(曲線1)及び本発明組成
物(曲線2,3)についての紫外線分光曲線であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレングリコール、そのポリマおよびそれ
らの混合物からなる群より選ばれたグリコール成
分と沃素とを含み、無水条件下で140℃〜180℃の
温度で加熱処理された沃素含有組成物において、
前記組成物中に滴定可能な10%以下量の沃素を含
み、かつ前記グリコール成分と沃素との間に紫外
線分光光度計のスペクトルの230nmの吸収帯で同
定可能な錯化合物が存在せず、かつ遊離沃素が存
在せず、かつ水分を含まないことを特徴とする前
記沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤。 2 前記グリコール成分がエチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、およびそれらの混
合物からなる群より選ばれることを特徴とする前
記特許請求の範囲第1項記載の沃素含有組成物を
含む医療用殺菌剤。 3 前記グリコール成分がエチレングリコールか
らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤。 4 前記沃素が約5%以下の範囲の滴定可能な沃
素の量として存在することを特徴とする前記特許
請求の範囲第1項記載の沃素含有組成物を含む医
療用殺菌剤。 5 前記沃素含有分が約0.05%ないし約5%の範
囲にあることを特徴とする前記特許請求の範囲第
4項記載の沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤。 6 前記沃素含有分が約1.5%であることを特徴
とする前記特許請求の範囲第5項記載の沃素含有
組成物を含む医療用殺菌剤。 7 分散剤、担体、賦形剤、香料、粘漿剤および
それらの混合物からなる群より選ばれた添加物を
さらに含むことを特徴とする前記特許請求の範囲
第1項記載の沃素含有組成物を含む医療用殺菌
剤。 8 前記添加物がプロピレングリコールからなる
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第7項記載
の沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤。 9 前記プロピレングリコールが前記組成物に対
して前記プロピレングリコール3容量部に対して
前記組成物1容量部の割合で組み合わされている
ことを特徴とする前記特許請求の範囲第8項記載
の沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤。 10 前記添加物がマンニツトからなることを特
徴とする前記特許請求の範囲第7項記載の沃素含
有組成物を含む医療用殺菌剤。 11 前記添加物が分子量6000のポリエチレング
リコールを含むことを特徴とする前記特許請求の
範囲第7項記載の沃素含有組成物を含む医療用殺
菌剤。 12 遊離沃素が存在しない沃素含有組成物の製
造方法において、エチレングリコール、そのポリ
マおよびそれらの混合物からなる群より選ばれた
グリコール成分の一定量を滴定可能な10%以下量
の沃素と混合し、前記混合物を140℃ないし180℃
の範囲の温度に加熱し、その後前記混合物を室温
まで冷却し、無水条件下に保持することからなる
沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤の製造方法。 13 前記温度が約160℃以下の範囲にあること
を特徴とする前記特許請求の範囲第12項記載の
沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤の製造方法。 14 前記グリコール成分および前記沃素を混合
および加熱の間に攪拌することを特徴とする前記
特許請求の範囲第12項記載の沃素含有組成物を
含む医療用殺菌剤の製造方法。 15 前記グリコール成分がエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、およびそれらの
混合物からなる群より選ばれることを特徴とする
前記特許請求の範囲第12項記載の沃素含有組成
物を含む医療用殺菌剤の製造方法。 16 前記グリコール成分がエチレングリコール
からなることを特徴とする前記特許請求の範囲第
12項記載の沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤
の製造方法。 17 前記沃素成分が約5%以下の範囲にあるこ
とを特徴とする前記特許請求の範囲第12項記載
の沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤の製造方
法。 18 沃素沃素沃素沃素前記沃素含有分が約0.05
%ないし約5%の範囲にあることを特徴とする前
記特許請求の範囲第17項記載の沃素含有組成物
を含む医療用殺菌剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60018467A JPS60185720A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | 沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60018467A JPS60185720A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | 沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60185720A JPS60185720A (ja) | 1985-09-21 |
| JPH0228565B2 true JPH0228565B2 (ja) | 1990-06-25 |
Family
ID=11972443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60018467A Granted JPS60185720A (ja) | 1985-02-01 | 1985-02-01 | 沃素含有組成物を含む医療用殺菌剤およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60185720A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0442265U (ja) * | 1990-08-10 | 1992-04-09 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2017300497A1 (en) * | 2016-07-21 | 2019-03-14 | I2Pure Corp. | Emollient topical disinfectants |
| BR112023001995A2 (pt) | 2020-08-13 | 2023-02-28 | I2Pure Corp | Composições de alta concentração de iodo molecular, formulações farmacêuticas, preparação e usos |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5822007B2 (ja) * | 1975-08-18 | 1983-05-06 | フロウ フア−マシウテイカルズ インコ−ポレイテツド | ヨウソコンゴウブツチユウノ ユウコウヨウソオ シヨウサンサセル アンテイナスイヨウエキ |
| JPS54105200A (en) * | 1978-01-27 | 1979-08-17 | Texaco Development Corp | Preparation of iodine compound |
-
1985
- 1985-02-01 JP JP60018467A patent/JPS60185720A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0442265U (ja) * | 1990-08-10 | 1992-04-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60185720A (ja) | 1985-09-21 |
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