JPH02286089A - ジヒドロキシアセトンの製造法 - Google Patents
ジヒドロキシアセトンの製造法Info
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- JPH02286089A JPH02286089A JP11108289A JP11108289A JPH02286089A JP H02286089 A JPH02286089 A JP H02286089A JP 11108289 A JP11108289 A JP 11108289A JP 11108289 A JP11108289 A JP 11108289A JP H02286089 A JPH02286089 A JP H02286089A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はバチルス属に属する好熱性微生物を用いて、ジ
ヒドロキシアセトンを生化学的に製造する方法に関する
。
ヒドロキシアセトンを生化学的に製造する方法に関する
。
[従来の技術]
ジヒドロキシアセトンは化粧品、医薬品1界面活性剤な
どの原料として近年重要性を増している。
どの原料として近年重要性を増している。
従来、微生物を用いてジヒドロキシアセトンを製造する
方法としては、アセトバクター属またはグルコノバクタ
−属に属する微生物を用いる方法(特公昭49−114
33.同59−23794)があるが、この方法では微
生物の増殖に1〜3日間、さらにこれに続くジヒドロキ
シアセトンの生産に2〜3日間を必要とする。その他に
微生物を用いてジヒドロキシアセトンを製造する方法と
しては、放線菌ミクロモノスポラ属に属する微生物を用
いる方法(特開昭62−2109414 )があるが、
この方法もジヒドロキシアセトンの生産に3〜7日間を
必要とする。
方法としては、アセトバクター属またはグルコノバクタ
−属に属する微生物を用いる方法(特公昭49−114
33.同59−23794)があるが、この方法では微
生物の増殖に1〜3日間、さらにこれに続くジヒドロキ
シアセトンの生産に2〜3日間を必要とする。その他に
微生物を用いてジヒドロキシアセトンを製造する方法と
しては、放線菌ミクロモノスポラ属に属する微生物を用
いる方法(特開昭62−2109414 )があるが、
この方法もジヒドロキシアセトンの生産に3〜7日間を
必要とする。
[発明が解決しようとする課題]
上記公知方法はいずれもグリセロールをジヒドロキシア
セトンに転換せしめる微生物の増殖及びジヒドロキシア
セトンの生産に3〜7日間という長時間を要し、工業的
生産性を改善するという観点から製造時間の短縮が望ま
れている。
セトンに転換せしめる微生物の増殖及びジヒドロキシア
セトンの生産に3〜7日間という長時間を要し、工業的
生産性を改善するという観点から製造時間の短縮が望ま
れている。
[課題を解決するための手段]
本発明者らは上記の問題点を克服し、短時間に増殖し、
且つグリセロールをジヒドロキシアセトンに効率良く短
時間に転換する能力のある微生物を得るため鋭意研究を
行なった。その結果、新たに土壌より分離したバチルス
属に属する好熱性微生物が目的とする性質を有すること
を見いだし、かかる知見にもとづいて本発明を完成した
。
且つグリセロールをジヒドロキシアセトンに効率良く短
時間に転換する能力のある微生物を得るため鋭意研究を
行なった。その結果、新たに土壌より分離したバチルス
属に属する好熱性微生物が目的とする性質を有すること
を見いだし、かかる知見にもとづいて本発明を完成した
。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明は、バチルス属に属し、グリセロールをジヒドロ
キシアセトンに転換する能力を有する好熱性微生物をグ
リセロールな含有する培地に培養することにより、また
は適当な培地に培養して得られる菌体またはその処理物
をグリセロールを含有する水溶液に好気的に作用させる
ことにより、培養物中または水溶液中にジヒドロキシア
セトンを生成させ、これを採取することを特徴とするジ
ヒドロキシアセトンの製造法を提供するものである。
キシアセトンに転換する能力を有する好熱性微生物をグ
リセロールな含有する培地に培養することにより、また
は適当な培地に培養して得られる菌体またはその処理物
をグリセロールを含有する水溶液に好気的に作用させる
ことにより、培養物中または水溶液中にジヒドロキシア
セトンを生成させ、これを採取することを特徴とするジ
ヒドロキシアセトンの製造法を提供するものである。
本発明に用いる微生物としては、バチルス属に属しグリ
セロールをジヒドロキシアセトンに転換する能力を有す
る好熱性微生物であればいずれでも使用できる。具体的
な例としては、バチルスエスピー(Bacillus
sp、) TB−516(FEBM P−10524)
(以下TB−516菌と称す)、同TB−927(FE
BM P−10525) (以下TB−927菌と称す
)などが挙げられる。バチルス属に属する好熱性微生物
は、グリセロールからジヒドロキシアセトンへ転換能を
有する微生物として知られている゛アセトバクター属。
セロールをジヒドロキシアセトンに転換する能力を有す
る好熱性微生物であればいずれでも使用できる。具体的
な例としては、バチルスエスピー(Bacillus
sp、) TB−516(FEBM P−10524)
(以下TB−516菌と称す)、同TB−927(FE
BM P−10525) (以下TB−927菌と称す
)などが挙げられる。バチルス属に属する好熱性微生物
は、グリセロールからジヒドロキシアセトンへ転換能を
有する微生物として知られている゛アセトバクター属。
グルコノバクタ−属などの細菌と、またミクロモノスポ
ラ属などの放線菌とは分類学上明瞭に区別される微生物
である。
ラ属などの放線菌とは分類学上明瞭に区別される微生物
である。
次に、TB−5113菌及びTB−927菌の菌学的性
質を示す、なお、この菌学的性質の検討には「微生物の
分類と同定」 (長谷用武治編著、東京大学出版会)及
び「微生物同定法」 (衛生技術会)に記載されている
方法、培地組成を用いた。
質を示す、なお、この菌学的性質の検討には「微生物の
分類と同定」 (長谷用武治編著、東京大学出版会)及
び「微生物同定法」 (衛生技術会)に記載されている
方法、培地組成を用いた。
TB−516菌の菌学的性質
[形態的所見](55℃、1〜2日間培養)1、細胞の
形及び大きさ:桿状、0.25〜0.4×0.7〜0.
9μm 2、多形性:なし 3、運動性:なし 4、胞子:円形の内生胞子を細胞の中央乃至先端に形成
する。胞子亦辱ふくれない。
形及び大きさ:桿状、0.25〜0.4×0.7〜0.
9μm 2、多形性:なし 3、運動性:なし 4、胞子:円形の内生胞子を細胞の中央乃至先端に形成
する。胞子亦辱ふくれない。
5、ダラム染色:陽性
6、抗酸性;なし
[生育状態](55℃、1〜2日間培養)1、肉汁寒天
平板培養 形状二円形 周縁:裂片乃至不斉歯芽状 隆起:扁平状 光沢:飾光 表面:粗で圧伏 色調二手透明 2、肉汁寒天斜面培養 生育度:良好 形状二大系状 3、肉汁液体培養 表面生育:皮膜形成 濁度:混濁 沈漬:少量 着色、脱色:なし 4、肉汁ゼラチン穿刺培養(ゼラチンは30%添加、5
5℃で適時培養後、冷却して固化状態を判定) ゼラチンを液化する。
平板培養 形状二円形 周縁:裂片乃至不斉歯芽状 隆起:扁平状 光沢:飾光 表面:粗で圧伏 色調二手透明 2、肉汁寒天斜面培養 生育度:良好 形状二大系状 3、肉汁液体培養 表面生育:皮膜形成 濁度:混濁 沈漬:少量 着色、脱色:なし 4、肉汁ゼラチン穿刺培養(ゼラチンは30%添加、5
5℃で適時培養後、冷却して固化状態を判定) ゼラチンを液化する。
5、肉汁寒天穿刺培養
形状:表面生育のみ
表面生育:旺盛
6、リドマスミルク
リドマス退色なく、pH不変化、ミルクの凝固やや有り
。
。
[生理゛学的性質](55℃、1〜2日間培養)1、硝
酸塩の還元および脱窒反応:硝酸塩の還元、脱窒反応と
もにあり 2、MRテスト:陰性 3、VPテスト:陽性 4、インドールの生成:なし 5、硫化水素の生成:なし 6、デンプンの加水分解:あり 7、クエン酸の利用:あり 8、無機窒素源の利用:硝酸塩、アンモニウム塩ともに
あり 9、色素の生成:なし 10、ウレアーゼ活性・:なし 11、オキシダーゼ活性:あり 12、カタラーゼ活性:あり 13、生育pH: [1,0〜9.5、至適pH範囲=
6.5〜8.0 14、生育温度=18〜58℃、 至適生育温度範囲:33〜50℃ tS、酸素に対する態度:好気性で、良く生育するが、
嫌気下でも生育が見られる。
酸塩の還元および脱窒反応:硝酸塩の還元、脱窒反応と
もにあり 2、MRテスト:陰性 3、VPテスト:陽性 4、インドールの生成:なし 5、硫化水素の生成:なし 6、デンプンの加水分解:あり 7、クエン酸の利用:あり 8、無機窒素源の利用:硝酸塩、アンモニウム塩ともに
あり 9、色素の生成:なし 10、ウレアーゼ活性・:なし 11、オキシダーゼ活性:あり 12、カタラーゼ活性:あり 13、生育pH: [1,0〜9.5、至適pH範囲=
6.5〜8.0 14、生育温度=18〜58℃、 至適生育温度範囲:33〜50℃ tS、酸素に対する態度:好気性で、良く生育するが、
嫌気下でも生育が見られる。
16.0−Fテスト: Fermentation17
、サブロー・デキストロース寒天培地における発育性:
生育する 18、アジ化ナトリウム0,02%含有培地、55℃培
養下における発育性;生育する 19、リゾチーム0.001%存在下における発育性(
45℃で試験):生育する 20、フェニルアラニンの脱アミノ反応:なし21、塩
化ナトリウムの耐性=lO%でも増殖する22、ビタミ
ン要求性の有無:なし 23、チロシンの分解性:なし [炭素源からの酸およびガスの生成] D−キシロース、D−グルコース、D−マンノース、D
−フラクトース、D−ガラクトース。
、サブロー・デキストロース寒天培地における発育性:
生育する 18、アジ化ナトリウム0,02%含有培地、55℃培
養下における発育性;生育する 19、リゾチーム0.001%存在下における発育性(
45℃で試験):生育する 20、フェニルアラニンの脱アミノ反応:なし21、塩
化ナトリウムの耐性=lO%でも増殖する22、ビタミ
ン要求性の有無:なし 23、チロシンの分解性:なし [炭素源からの酸およびガスの生成] D−キシロース、D−グルコース、D−マンノース、D
−フラクトース、D−ガラクトース。
ays、シェークロース、トレハロース、D−マンニト
ール、D−ソルビトール、イノシトール。
ール、D−ソルビトール、イノシトール。
デンプン、グリセリンを資化して増殖し、酸を生成する
が、ガスは生成しない。アラビノース、乳糖の利用性は
微弱またはなし。
が、ガスは生成しない。アラビノース、乳糖の利用性は
微弱またはなし。
以上の微生物の菌学的諸性質から、パージエイズ・マニ
ュアル・オブ・システマティック・バクテリオロジー(
Bargey’s manual of system
aticbacteriology) (1984)
の分類方法にしたがって検索し、TB−516菌をバチ
ルス属と同定した0次に、公知のバチルス属の菌類と比
較するとき、TB−516菌はその生育温度範囲及び嫌
気性培地で生育する点からバチルス・ライケニフォルミ
ス(Bacilluslichentformis)及
びバチルス・コアギユランス(Baciljus co
agulans)のどちらかと考えられるが、TB−5
16菌は運動性がない点で上のどちらとも異なっている
。更に、バチルス・ライケニフオルミスとはアラビノー
スから酸を生成しない点及び0.02%アジ化ナトリウ
ム存在下で生育する点で、バチルス・コアギユランスと
はo、oot%リゾチーム存在下及び5〜10%NaC
j存在下で生育する点、ゼラチンを分解する点でそれぞ
れ異なっている。
ュアル・オブ・システマティック・バクテリオロジー(
Bargey’s manual of system
aticbacteriology) (1984)
の分類方法にしたがって検索し、TB−516菌をバチ
ルス属と同定した0次に、公知のバチルス属の菌類と比
較するとき、TB−516菌はその生育温度範囲及び嫌
気性培地で生育する点からバチルス・ライケニフォルミ
ス(Bacilluslichentformis)及
びバチルス・コアギユランス(Baciljus co
agulans)のどちらかと考えられるが、TB−5
16菌は運動性がない点で上のどちらとも異なっている
。更に、バチルス・ライケニフオルミスとはアラビノー
スから酸を生成しない点及び0.02%アジ化ナトリウ
ム存在下で生育する点で、バチルス・コアギユランスと
はo、oot%リゾチーム存在下及び5〜10%NaC
j存在下で生育する点、ゼラチンを分解する点でそれぞ
れ異なっている。
以上の事項から明らかな通り、TB−516菌は公知の
菌種と区別されるため、これを新菌種として設定するこ
とが適当であると結論された。
菌種と区別されるため、これを新菌種として設定するこ
とが適当であると結論された。
TB−516菌は工業技術院微生物工業技術研究所に徴
工研菌寄第10524号(FEBN P−10524)
として寄託されている。
工研菌寄第10524号(FEBN P−10524)
として寄託されている。
T!−927菌の菌学的性質
[形態的所見](55℃、18時間培養)1、細胞の形
及び大きさ:桿状、0.3〜0.4 X017〜1.3
μm 2、多形性:なし 3、運動性:なし 4、胞子二円形の内生胞子を細胞の中央に形成する。
及び大きさ:桿状、0.3〜0.4 X017〜1.3
μm 2、多形性:なし 3、運動性:なし 4、胞子二円形の内生胞子を細胞の中央に形成する。
5、ダラム染色:陽性
6、抗酸性:なし
[生育状態](55℃、18時間培!り1、肉汁寒天平
板培養 形状:円形 周縁:金縁乃至やや波状 隆起:扁平状 光沢:ややあり 表面:やや粗雑 色調二手透明 2.肉汁寒天斜面培養 生育度:良好 形状1太糸状 3、肉汁液体培養 表面生育:なし 濁度:やや混濁 沈渣:なし 着色、脱色:なし 4、肉汁ゼラチン穿刺培養(ゼラチンは30%添加、5
5℃で適時培養後、冷却して固化状態を判定) 生育不良で沈漬少量、ゼラチンを液化しない。
板培養 形状:円形 周縁:金縁乃至やや波状 隆起:扁平状 光沢:ややあり 表面:やや粗雑 色調二手透明 2.肉汁寒天斜面培養 生育度:良好 形状1太糸状 3、肉汁液体培養 表面生育:なし 濁度:やや混濁 沈渣:なし 着色、脱色:なし 4、肉汁ゼラチン穿刺培養(ゼラチンは30%添加、5
5℃で適時培養後、冷却して固化状態を判定) 生育不良で沈漬少量、ゼラチンを液化しない。
5、肉汁寒天穿刺培養
形状:表面のみ生育
表面生育:旺盛
6、リドマスミルク
リドマス退色なく、pH不変化、ミルクの凝固、液化な
し [生理学的性質](55℃、1〜2日間培養)1、硝酸
塩の還元および脱窒反応:硝酸還元。
し [生理学的性質](55℃、1〜2日間培養)1、硝酸
塩の還元および脱窒反応:硝酸還元。
脱窒反応ともになし
2、MRテスト:陽性
3、VPテストニ陰性
4、インドールの生成:なし
5、硫化水素の生成:なし
6、デンプンの加水分解:あり
7、クエン酸の利用:あり
8、無機窒素源の利用:硝酸塩、アンモニウム塩のどち
らも微弱 9、色素の生成;なし 10、ウレアーゼ活性:なし 11、オキシダーゼ活性:あり 12、カタラーゼ活性:あり 13、生育pH: 4.5〜7,5、 至適pH範囲:5.0〜6,5 14、生育温度:35〜60℃、 至適生育温度範囲:43〜58℃ 15、酸素に対する態度:好気性 1[i、O−Fテスト: Fermentation1
7、サブロー・デキストロース寒天培地における発育性
:良好 18、アジ化ナトリウム0.02%含有培地、55℃培
養下における発育性:なし 19、リゾチーム0.001%存在下における発育性(
45℃で試験):なし 20、フェニルアラニンの脱アミノ反応:なし21、塩
化ナトリウムの耐性:0,5%でも増殖しない 22、ビタミン要求性の有無:なし 23、チロシンの分解性:なし [炭素源からの酸およびガスの生成] D−キシロース、D−グルコース、D−マンノース、D
−フラクトース、D−ガラクトース。
らも微弱 9、色素の生成;なし 10、ウレアーゼ活性:なし 11、オキシダーゼ活性:あり 12、カタラーゼ活性:あり 13、生育pH: 4.5〜7,5、 至適pH範囲:5.0〜6,5 14、生育温度:35〜60℃、 至適生育温度範囲:43〜58℃ 15、酸素に対する態度:好気性 1[i、O−Fテスト: Fermentation1
7、サブロー・デキストロース寒天培地における発育性
:良好 18、アジ化ナトリウム0.02%含有培地、55℃培
養下における発育性:なし 19、リゾチーム0.001%存在下における発育性(
45℃で試験):なし 20、フェニルアラニンの脱アミノ反応:なし21、塩
化ナトリウムの耐性:0,5%でも増殖しない 22、ビタミン要求性の有無:なし 23、チロシンの分解性:なし [炭素源からの酸およびガスの生成] D−キシロース、D−グルコース、D−マンノース、D
−フラクトース、D−ガラクトース。
麦−f” 糖、シュークロース、トレハロース、D−マ
ンニトール、D−ソルビトール、デンプン、グリセリン
を資化して増殖し、酸を生成するが、ガスは生成しない
。アラビノース、乳糖、イノシトールの利用性は微弱ま
たはなし。
ンニトール、D−ソルビトール、デンプン、グリセリン
を資化して増殖し、酸を生成するが、ガスは生成しない
。アラビノース、乳糖、イノシトールの利用性は微弱ま
たはなし。
以上の微生物の菌学的諸性質から、パージエイズ・マニ
ュアル・オブ・システマティック・バクテリオロジ−(
8ergey’s manual of system
aticbacteriology) (1984)
の分類方法にしたがって検索し、前記TB−927菌を
バチルス属と同定した0次に、公知のバチルス属の菌類
と比較するとき、前記TB−927菌はその生育温度範
囲からバチルス・ステアロサーモフィラス(Bacil
lusStearothermo hilus) 、バ
チルス・コアギユランス(Bacillus coag
ulans)及びバチルス・プレビス(Bacillu
s brevis)のいずれかと考えられるが、TB−
927菌は運動性がない点で上のいずれとも異なってい
る。更に、バチルス・ステアロサーモフィラスとはサブ
ロー・デキストロース培地で生育する点、カゼインを加
水分解しない点およびジヒドロキシアセトンを生成する
点で、バチルスコアギユランスとは嫌気寒天培地及び0
.02%アジ化ナトリウム存在下及び2%NaCl存在
下で生育しない点で、またバチルス・プレビスとはキシ
ロースから酸を生成する点、カゼイン、ゼラチン及びチ
ロシンを分解しない点およびジヒドロキシアセトンを生
成する点でそれぞれ異なっている。
ュアル・オブ・システマティック・バクテリオロジ−(
8ergey’s manual of system
aticbacteriology) (1984)
の分類方法にしたがって検索し、前記TB−927菌を
バチルス属と同定した0次に、公知のバチルス属の菌類
と比較するとき、前記TB−927菌はその生育温度範
囲からバチルス・ステアロサーモフィラス(Bacil
lusStearothermo hilus) 、バ
チルス・コアギユランス(Bacillus coag
ulans)及びバチルス・プレビス(Bacillu
s brevis)のいずれかと考えられるが、TB−
927菌は運動性がない点で上のいずれとも異なってい
る。更に、バチルス・ステアロサーモフィラスとはサブ
ロー・デキストロース培地で生育する点、カゼインを加
水分解しない点およびジヒドロキシアセトンを生成する
点で、バチルスコアギユランスとは嫌気寒天培地及び0
.02%アジ化ナトリウム存在下及び2%NaCl存在
下で生育しない点で、またバチルス・プレビスとはキシ
ロースから酸を生成する点、カゼイン、ゼラチン及びチ
ロシンを分解しない点およびジヒドロキシアセトンを生
成する点でそれぞれ異なっている。
以上の事項から明らかな通り、TB−927菌は公知の
菌種と区別されるため、これを新菌種として設定するこ
とが適当であると結論された。
菌種と区別されるため、これを新菌種として設定するこ
とが適当であると結論された。
TB−927菌は工業技術院微生物工業技術研究所に微
工研菌寄第10525号(FERM P−10525)
として寄託されている。
工研菌寄第10525号(FERM P−10525)
として寄託されている。
本発明に使用する栄養培地としては、炭素源。
窒素源、無機物及び必要に応じて微量栄養素を程よく含
有するものであれば天然及び合成培地のいずれでもよい
。
有するものであれば天然及び合成培地のいずれでもよい
。
炭素源としてはグルコース、マンニトール、ソルビトー
ル、デキストリン、+11粉、グリセリンなどが利用で
きる。窒素源としてはペプトン、酵母エキス、肉エキス
、大豆粉、コーンステイープリカーなどの含窒素天然物
や、硫酸アンモニウム。
ル、デキストリン、+11粉、グリセリンなどが利用で
きる。窒素源としてはペプトン、酵母エキス、肉エキス
、大豆粉、コーンステイープリカーなどの含窒素天然物
や、硫酸アンモニウム。
塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム等の有機化成品、
グルタミン酸などのアミノ酸などが利用できる。その他
必要に応じて各種リン酸塩、硫酸マグネシウム、塩化カ
ルシウム、炭酸カルシウム等の無機物を添加する。
グルタミン酸などのアミノ酸などが利用できる。その他
必要に応じて各種リン酸塩、硫酸マグネシウム、塩化カ
ルシウム、炭酸カルシウム等の無機物を添加する。
培養法としては、固体培養、液体培養のいずれも可能で
あるが、工業的には通気攪拌培養法が最も適している。
あるが、工業的には通気攪拌培養法が最も適している。
培養はTB−516菌では15〜58℃、TB−927
菌では35〜60℃の範囲の温度で行なうことができる
が、それぞれ33〜50℃、43〜58℃が好適である
。 pHは中性乃至弱酸性が望ましい。
菌では35〜60℃の範囲の温度で行なうことができる
が、それぞれ33〜50℃、43〜58℃が好適である
。 pHは中性乃至弱酸性が望ましい。
本発明では、0.5〜15%濃度のグリセロールと前記
した窒素源および無機物を適度に含有する培地で当該微
生物を培養することにより、培養物中にジヒドロキシア
セトンが生成蓄積する。
した窒素源および無機物を適度に含有する培地で当該微
生物を培養することにより、培養物中にジヒドロキシア
セトンが生成蓄積する。
また、培養菌体又はその処理物(例えば洗浄菌体、乾燥
菌体、破砕処理物、破砕処理物の蛋白質分画、酵素処理
物、界面活性剤処理物、処理物の固定化物あるいは固定
化菌体)をグリセロールを含む水溶液に好気的に作用さ
せることにより、ジヒドロキシアセトンを水溶液中に生
成する場合には、微生物の培養に前記培地成分及び培養
条件を用いる。グリセロール水溶液の濃度は通常5〜3
0%程度が好ましく、更に微量の無機塩類を添加しても
よい。反応温度は20〜80℃、特に40〜60℃が好
ましい。
菌体、破砕処理物、破砕処理物の蛋白質分画、酵素処理
物、界面活性剤処理物、処理物の固定化物あるいは固定
化菌体)をグリセロールを含む水溶液に好気的に作用さ
せることにより、ジヒドロキシアセトンを水溶液中に生
成する場合には、微生物の培養に前記培地成分及び培養
条件を用いる。グリセロール水溶液の濃度は通常5〜3
0%程度が好ましく、更に微量の無機塩類を添加しても
よい。反応温度は20〜80℃、特に40〜60℃が好
ましい。
培養物中に生成蓄積したジヒドロキシアセトンを分1!
II 精製するには、遠心分離などにより菌体を除去し
た後、酢酸エチルなどの有#1溶剤による抽出また各種
ゲル?濾過クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィ
ーをそれぞれ組み合わせて行なえばよい。
II 精製するには、遠心分離などにより菌体を除去し
た後、酢酸エチルなどの有#1溶剤による抽出また各種
ゲル?濾過クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィ
ーをそれぞれ組み合わせて行なえばよい。
一方、菌体及びその処理物をグリセロール水溶液に作用
させてジヒドロキシアセトンを生成させる場合も、まず
遠心分離などにより菌体及びその処理物を除去した後、
上記同様に溶剤抽出、各種クロマトグラフィーを組み合
わせることにより効率よく分離精製できる。
させてジヒドロキシアセトンを生成させる場合も、まず
遠心分離などにより菌体及びその処理物を除去した後、
上記同様に溶剤抽出、各種クロマトグラフィーを組み合
わせることにより効率よく分離精製できる。
[実施例]
以下実施例を挙げて本発明方法を具体的に説明する。実
施例中ジヒドロキシアセトンの確認及び定量は、塩化ト
リフェニルテトラゾリウムによる呈色を利用した薄層ク
ロマトグラフィー及びガスクロマトグラフィーにより行
なった。
施例中ジヒドロキシアセトンの確認及び定量は、塩化ト
リフェニルテトラゾリウムによる呈色を利用した薄層ク
ロマトグラフィー及びガスクロマトグラフィーにより行
なった。
実施例I
Tト516菌を下記組成の種培地に接種しく 5011
)1500mj容エルレンマイヤーフラスコ)、50℃
にて16時間培養した。
)1500mj容エルレンマイヤーフラスコ)、50℃
にて16時間培養した。
極培地組成:グリセロール0.5%、酵母エキス0.2
5%、ペプトン0.25%、リン酸2カリウム0.1%
、塩化カルシウム0.03%および硫酸マグネシウム0
.01%(殺菌前pH7,0)次に、かくして得られた
培養菌体を下記組成のジヒドロキシアセトン生産培地(
50mf1500mj )に1 mlずつ植菌し、50
℃、8時間好気的に培養を行なった。
5%、ペプトン0.25%、リン酸2カリウム0.1%
、塩化カルシウム0.03%および硫酸マグネシウム0
.01%(殺菌前pH7,0)次に、かくして得られた
培養菌体を下記組成のジヒドロキシアセトン生産培地(
50mf1500mj )に1 mlずつ植菌し、50
℃、8時間好気的に培養を行なった。
ジヒドロキシアセトン生産培地組成:グリセロール2%
、コーンステイープリカー1%、酵母エキス0,5%、
リン酸2カリウム0.1%、塩化カルシウム0.05%
、硫酸マグネシウム0.01%(殺菌前1)H7,0) 培養終了後、遠心分離により菌体を除去した。
、コーンステイープリカー1%、酵母エキス0,5%、
リン酸2カリウム0.1%、塩化カルシウム0.05%
、硫酸マグネシウム0.01%(殺菌前1)H7,0) 培養終了後、遠心分離により菌体を除去した。
その結果、培養液中に生成蓄積したジヒドロキシアセト
ンは約8 g/eであった。
ンは約8 g/eであった。
実施例2
実施例1の種培地で培養したTB−516菌を下記組成
の菌体生産用培地(50mN1500mj)に1 ml
lずつ接種し、50℃で8時間好気的に培養を行なった
。
の菌体生産用培地(50mN1500mj)に1 ml
lずつ接種し、50℃で8時間好気的に培養を行なった
。
菌体生産用培地:グリセロール0.5%、コーンステイ
ープリカー1%、酵母エキス0.5%、リン酸2カリウ
ム0.5%、゛塩化アンモニラ60.5%。
ープリカー1%、酵母エキス0.5%、リン酸2カリウ
ム0.5%、゛塩化アンモニラ60.5%。
塩化カルシウム0.05%、硫酸マグネシウム0.01
%(殺菌前pH7,o ) 培養終了後遠心分列により菌体を集め、50mN(50
0m1l容エルレンマイヤーフラスコ)の10%グリセ
ロール水溶液に懸濁し、50℃で18時間好気的に反応
させ、反応終了後遠心分離により菌体を除去した。その
結果、反応液中に生成蓄積したジヒドロキシアセトンは
約65 g/jであった。
%(殺菌前pH7,o ) 培養終了後遠心分列により菌体を集め、50mN(50
0m1l容エルレンマイヤーフラスコ)の10%グリセ
ロール水溶液に懸濁し、50℃で18時間好気的に反応
させ、反応終了後遠心分離により菌体を除去した。その
結果、反応液中に生成蓄積したジヒドロキシアセトンは
約65 g/jであった。
実施例3
実施例1の種培地で培養したTB−927菌を実施例1
のジヒドロキシアセトン生産用培地に111jずつ植菌
し、52℃で8時間好気的に培養を行なった。
のジヒドロキシアセトン生産用培地に111jずつ植菌
し、52℃で8時間好気的に培養を行なった。
培養終了後、遠心分類1により菌体を除去した。その結
果、培養液中に生成蓄積したジヒドロキシアセトンは約
10g/ffであった。
果、培養液中に生成蓄積したジヒドロキシアセトンは約
10g/ffであった。
実施例4
実施例1の種培地で培地したTB−927菌を実施例2
の菌体生産用培地に1 mRずつ接種し、52℃で8時
間好気的に培養を行なった。
の菌体生産用培地に1 mRずつ接種し、52℃で8時
間好気的に培養を行なった。
培養終了後遠心分離により菌体を集め、50m6(50
hj容エルレンマイヤーフラスコ)の10%グリセロー
ル水溶液に懸濁し、50℃で16時間好気的に反応させ
、反応終了後遠心分離により菌体を除去した。その結果
、反応液中に生成蓄積したジヒドロキシアセトンは約8
9g/Rであった。
hj容エルレンマイヤーフラスコ)の10%グリセロー
ル水溶液に懸濁し、50℃で16時間好気的に反応させ
、反応終了後遠心分離により菌体を除去した。その結果
、反応液中に生成蓄積したジヒドロキシアセトンは約8
9g/Rであった。
[発明の効果]
本発明によれば、バチルス属に属する好熱性微生物を用
いて、短時間にジヒドロキシアセトンを効率よく生産で
きる。
いて、短時間にジヒドロキシアセトンを効率よく生産で
きる。
手続(甫上書(自発)
平成1年6月I6日
Claims (2)
- (1)バチルス属に属し、グリセロールをジヒドロキシ
アセトンに転換せしめる能力を有する好熱性微生物を、
グリセロールを含有する培地に培養することにより、ま
たは適当な培地に培養して得られる菌体またはその処理
物をグリセロールを含む水溶液に好気的に作用させるこ
とにより、培養物中または水溶液中にジヒドロキシアセ
トンを生成させ、これを採取することを特徴とするジヒ
ドロキシアセトンの製造法。 - (2)グリセロールをジヒドロキシアセトンに転換せし
める能力を有するバチルス属に属する好熱性微生物がバ
チルス・エスピーTB516またはバチルス・エスピー
TB927である請求項1記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108289A JPH02286089A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | ジヒドロキシアセトンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108289A JPH02286089A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | ジヒドロキシアセトンの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02286089A true JPH02286089A (ja) | 1990-11-26 |
Family
ID=14551926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11108289A Pending JPH02286089A (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | ジヒドロキシアセトンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02286089A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011147378A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | ジヒドロキシアセトンの製造方法 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP11108289A patent/JPH02286089A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011147378A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | ジヒドロキシアセトンの製造方法 |
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