JPH0228715B2 - Kahenyoryogatayodoitashikiatsushukuki - Google Patents

Kahenyoryogatayodoitashikiatsushukuki

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JPH0228715B2
JPH0228715B2 JP61137352A JP13735286A JPH0228715B2 JP H0228715 B2 JPH0228715 B2 JP H0228715B2 JP 61137352 A JP61137352 A JP 61137352A JP 13735286 A JP13735286 A JP 13735286A JP H0228715 B2 JPH0228715 B2 JP H0228715B2
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pressure
valve
movable body
spring
chamber
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JP61137352A
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Juetsu Kurosawa
Takeo Iijima
Hiroshi Nomura
Takashi Koike
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Bosch Corp
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Diesel Kiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用空気調和装置の冷媒ガスの圧
縮等に用いる可変容量型揺動板式圧縮機に関す
る。
(従来技術及びその問題点) 従来、揺動板が収容されたクランク室内の圧力
を調整して該揺動板の傾斜角を変化させることに
より、吐出容量を可変し得る如く構成した可変容
量型揺動板式圧縮機として、例えば特開昭58−
158382号が公知である。
この種の圧縮機におけるそのクランク室内の圧
力形成はシリンダとピストンとの間から漏れる圧
力、即ちブローバイガス圧力により行なわれるた
め、クランク室内の圧力は低圧側である吸入圧力
よりも高くなる。そして、高負荷状態、即ち吸入
圧力が所定設定値以上になると、クランク室と吸
入圧室との間の連通路に介装された圧力制御弁が
開弁して、クランク室内の圧力(ブローバイガ
ス)が吸入圧室内に流出することによりクランク
室内の圧力が低下し、これに伴つて揺動板の傾斜
角が大きくなつてピストンのストロークが大きく
なり吐出容量が増加する。熱負荷が減少し(中負
荷状態)、吸入圧力が低下すると、該吸入圧力の
低下に伴つて前記圧力制御弁の開弁度が小さくな
り、これによりクランク室内の圧力が吸入圧室内
に流出する量は減少するため、クランク室内の圧
力が上昇し、これに伴つて揺動板の傾斜角が小さ
くなつてピストンのストロークが小さくなり吐出
容量が減少する。このような作動により吐出容量
が変化するものである。
一方、低負荷状態になると熱負荷が低いにも拘
らず一定量の冷媒を流し続けると低圧側である吸
入圧力が低下し過ぎて冷媒の蒸発温度が低下しエ
バポレータが凍結してしまう。
斯かるエバポレータの凍結を防止するため、ア
ンチ・フリーズ・バルブ(以下、A・Fバルブと
いう。)が設けられている。該A・Fバルブは高
圧側である吐出圧室とクランク室とを連通する連
通路に介装された逆止弁タイプのピストン弁より
なる。そして、吐出圧力が所定設定値以上の非凍
結域においてはA・Fバルブは開弁せず閉弁状態
に保持されている。この状態から吐出圧力が所定
設定値以下の凍結域まで低下すると、A・Fバル
ブは開弁して吐出圧室内の圧力がクランク室内に
流入するため該クランク室内の圧力が高くなり、
これに伴い揺動板の傾斜角が小さくなつて、ピス
トンのストロークが小さくなり、吐出容量が減少
する。該吐出容量が減少することによりエバポレ
ータを通る冷媒の量が少なくなるため、該エバポ
レータの凍結が防止されるものである。
しかし、このようにしてエバポレータを通る冷
媒の量が少なくなつた場合、該エバポレータの熱
交換量が同じと仮定すると、該エバポレータの低
圧側の温度が上がつてしまう。冷媒は温度上昇す
るとその圧力が上昇するものであり、高圧をもた
らして吐出容量を減少させようとすると、低圧側
(吸入圧)も上昇してしまう。すると、低圧側で
ある吸入圧を一定に保つために設けられている圧
力制御弁のベローズが作動してその弁体を開弁し
てしまつて、せつかくA・Fバルブを介してクラ
ンク室内に導入した吐出圧室内の圧力が圧力制御
弁を介して吸入圧室内へ戻つてしまう。その結
果、クランク室内の圧力が低下するので、揺動板
の傾斜角が大きくなつているにも拘らず吐出圧室
の圧力がクランク室を経由して吸入圧室側へ迂回
する状態で戻つてしまうため、動力損失を発生す
る等の問題がある。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
A・Fバルブ機能を備えてエバポレータの凍結を
防止できると共に、圧力制御弁により吸入圧を一
定に保持できるものでありながら、動力損失を生
じないようにした可変容量型揺動板式圧縮機を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明において
は、揺動板が収容されたクランク室内の圧力を該
クランク室と吸入圧室とを連通する連通路に介装
した圧力調整弁により調整して前記揺動板の傾斜
角度を変化させることにより、吐出容量を可変し
得る如く構成した可変容量型揺動板式圧縮機にお
いて、前記圧力調整弁は、吸入圧に応じて伸縮す
るベローズの一端に取り付けられ該吸入圧が所定
設定値以上の時前記連通路を開放し且つ前記吸入
圧が所定設定値以下の時前記連通路を閉塞する弁
体と、前記ベローズの他端に取り付けられた第1
可動体と、該第1可動体と前記弁体との間に介装
され且つ前記弁体を閉弁側に押圧する第1ばね
と、一側面に吐出圧を他側面に吸入圧をそれぞれ
受ける受圧部を有すると共に前記第1可動体に接
離する第2可動体と、前記受圧部と離間対向して
配設されたばね座と、該ばね座と前記第2可動体
との間に介装され且つ吐出圧が所定値以下の時該
吐出圧に抗して前記吸入圧と協同して前記第2可
動体、第1可動体、第1ばね及びベローズを介し
て前記弁体を閉弁側に押圧する第2ばねとよりな
る構成としたものである。
(作用) 吐出圧が所定値以下に下がつてエバポレータが
凍結域になつた場合、第2ばねにより、弁体が閉
弁方向に対してより強く押圧されてその閉弁圧が
高まることにより、クランク室内の圧力が高めら
れて揺動板の傾斜角度がより小さくなつて吐出容
量が減少し、エバポレータを通る冷媒量が減少す
るので、該エバポレータの凍結が防げる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本発明の可変容量型揺動板式圧縮機の
断面図であり、同図中1は圧縮機のハウジング
で、該ハウジング1はシリンダブロツク2と、該
シリンダブロツク2の一端面(図中左端面)にバ
ルブプレート3を介して気密に取り付けられたリ
ヤヘツド4と、前記シリンダブロツク2の他端面
(図中右端面)に気密に取り付けられたフロント
ヘツド5とからなる。前記ハウジング1の内部に
は前記シリンダブロツク2の前記フロントヘツド
5側端面と、該フロントヘツド5の内周面及び内
端面とによつてクランク室6が画成されている。
前記シリンダブロツク2には前記ハウジング1の
略中心線上に沿つて配設された駆動軸7を中心と
して、且つその軸線を該駆動軸7のそれと平行に
して、周方向に所定間隔を存して複数個のシリン
ダ8が配設され、これらの各シリンダ8内にはピ
ストン9がそれぞれ摺動自在に嵌挿されている。
前記リヤヘツド4の一端面(図中左端面)には
圧縮された冷媒ガスが吐出する吐出口4aが穿設
されている。前記リヤヘツド4の内部の略中央部
には吐出圧室10が形成され、該吐出圧室10は
隔壁11により第1室101と第2室102とに仕
切られており、該隔壁11に穿設された絞り孔1
1aによりこれら第1室101と第2室102とが
連通している。従つて、前記吐出ポート3aは前
記第1室101、絞り孔11a及び第2室102
順次介して前記吐出口4aと連通されている。前
記吐出ポート3aは吐出弁12にて開閉されるも
ので、該吐出弁12は吐出弁止め13と共に、前
記バルブプレート3のリヤヘツド4側に止めねじ
14により取り付けられ、該止めねじ14は前記
バルブプレート3の孔3cを気密に介して前記シ
リンダブロツク2のねじ孔2aに螺合されてい
る。前記吐出圧室10の外周側には吸入圧室15
が形成され、該吸入圧室15は前記バルブプレー
ト3に穿設された吸入ポート3bを介して前記シ
リンダ8に連通されている。前記吸入ポート3b
は吸入弁16にて開閉されのもので、該吸入弁1
6は前記バルブプレート3のシリンダブロツク2
側に取り付けられている。
前記吸入圧室15は図示しない吸入口を介して
図示しない空気調和装置のエバポレータの出口
に、また前記吐出圧室10は前記吐出口4aを介
して図示しないコンデンサの入口にそれぞれ接続
されている。
前記シリンダブロツク2とバルブプレート3及
びリヤヘツド4とに亘つて収納室16が形成さ
れ、該収納室16は前記シリンダブロツク2に穿
設された連通路2bを介して前記クランク室6と
連通されている。また、前記収納室16は前記バ
ルブプレート3に穿設された孔3dを介して前記
吸入圧室15と連通されている。前記収納室16
内には本発明の要部である圧力調整弁17が収納
されている。該圧力調整弁17は前記クランク室
6内の圧力を調整するもので、第2図に示す如く
円筒状のケース18を有している。該ケース18
はその一端面(図中右端面)が閉塞され且つ他端
面(図中左端面)が開口されている。前記ケース
18はその一端面がシート部材19を介して前記
収納室16のシリンダブロツク2の部分16aの
内端面に当接され、他端面は、前記収納室16の
バルブプレート3の部分16bをOリング20で
気密を保持して挿通されて、前記収納室16のリ
ヤヘツド4の部分16cの内端面に当接された状
態で、該収納室16内に収納されている。前記ケ
ース18の周側面と前記収納室16のシリンダブ
ロツク2の部分16aの内面との間には間隙を存
している。
前記ケース18の一端側外周面は該一端側に向
かうに従い漸次縮径するテーパ面18aとされ、
該テーパ面18a部には周方向に間隔を存して複
数の孔18bが穿設されている。また、前記ケー
ス18の一端面中央には、前記シリンダブロツク
2の連通路2bと合致連通する弁孔18cが穿設
され、該弁孔18cは前記シート部材19の孔1
9aを介して前記シリンダブロツク2の連通路2
bと連通されている。更に、前記ケース18の他
端開口面は、前記リヤヘツド4に穿設した連通路
21を介して前記吐出圧室10の第2室102
連通されている。前記ケース18の軸方向略中間
部より一端側内部には低圧作動部22が、他端側
内部には高圧作動部23がそれぞれ収納されてい
る。前記低圧作動部22は、ベローズ24と、該
ベローズ24の一端(図中右端)に取り付けられ
た弁体25と、前記ベローズ24の他端(図中左
端)に取り付けられた第1可動体26と、前記弁
体25を閉弁側に押圧する第1ばね27とからな
る。前記ベローズ24は両端面が開口され且つ周
側面が蛇腹状とされた中空円筒状をなし、吸入圧
Psに応じてその軸線方向に伸縮可能となつてい
る。前記弁体25は前記連通路2bを開閉するも
ので、弁本体28と保持部材29とからなる。前
記弁本体28はその外周面が一端側(図中左端
側)に向かうに従い漸次縮径するテーパ面とされ
且つ他端面中央部には嵌合突起30が一体的に突
設されている。前記吸入圧Psが所定設定値以上
の時(吸入圧Ps>第1ばね27のばね力)、前記
ベローズ24は縮んで弁体25は開弁し、前記吸
入圧Psが所定設定値以下の時(吸入圧Ps<第1
ばね27のばね力)、前記ベローズ24は伸びて
弁体25は閉弁する。前記保持部材29は両端面
が開口された中空円筒体31の一端(図中左端)
外周面に円形の鍔32を一体的に突設してなる。
そして、前記中空円筒体31内に前記嵌合突起3
0を嵌合固定して前記弁本体28と保持部材29
とを互いに一体化することにより前記弁体25が
構成されている。この弁体25は前記ケース18
の一端側内部にその軸線方向に摺動可能に嵌装さ
れ、その弁本体28の一端面側は前記ケース18
の弁孔18c、シート部材19の孔19aを摺動
可能に介して前記シリンダブロツク2の連通路2
b内方に延出し、該連通路2bを開閉するように
なつている。前記第1可動体26は、一端面(図
中左端面)が開口され且つ他端面が閉塞された中
空円筒体33の他端外周面に円形の鍔34を一体
的に突設してなる。そして、前記第1可動体26
は前記ケース18の略中間内部にその軸線方向に
摺動自在に嵌装されて、前記弁体25と対向離間
されている。該弁体25の鍔32と前記第1可動
体26の鍔34との対向面間に前記ベローズ24
が介装され、該ベローズ24の両端は前記鍔3
2,34の外周側にそれぞれ気密に取り付けられ
ている。前記第1ばね27はコイル状をなし、そ
の一端側が前記弁体25の中空円筒体31に、且
つ他端側が前記第1可動体26の中空円筒体33
にそれぞれ遊嵌されて、両端面は前記鍔32,3
4の中央部側にそれぞれ当接されている。従つ
て、前記弁体25と第1可動体26は前記第1ば
ね27により相対方向に押圧されている。なお、
前記ケース18の略中間内部には、該内部を2分
する区画壁35が固定されており、該区画壁35
により、前記第1可動体26の他端側(図中左端
側)への移動限界位置が規制される。また、この
区画壁35の固定位置によつて前記弁体25の開
弁圧が決まる。なお、前記ベローズ24と、弁体
25と、第1可動体26とによつて画成される空
間内は真空とされていると共に、該空間容積の70
%〜80%の量のオイル(図示省略)が封入されて
おり、急開閉時に第1ベローズ24の蛇腹部にあ
るオイルの粘性により、該第1ベローズ24の伸
縮動作をやわらげる所謂ダンパ効果を得ることが
できるようになつている。
前記高圧作動部23は、第2可動体37と、可
動ばね座38と、前記第2可動体37を前記第1
可動体26側に押圧する第2ばね39とからな
る。前記第2可動体37は押圧体40と受圧部4
1とからなる。前記押圧体40は両端面が開口す
る中空円柱状をなし、その一端面(図中右端面)
側が前記区画壁35の中心孔35a内を摺動可能
に介して前記第1可動体26に接離するものであ
る。前記受圧部41は一側面(図中右側面)に吐
出圧Pdを、他側面(図中左側面)に吸入部Psを
それぞれ受けるもので中央部に嵌合孔43を有す
る円板状をなしている。そして、前記押圧体40
の他端側を嵌合孔43に嵌合固定して該押圧体4
0と受圧部41とを互いに一体化することによ
り、第2可動体37が構成されている。この第2
可動体37は前記ケース18の略中間内部にその
軸線方向に摺動可能に嵌装されて前記区画壁35
を介して前記第1可動体26と対向されている。
前記可動ばね座38は円板状をなし、前記ケース
18の他端側内部にその軸線方向に摺動可能に嵌
装されて、前記第2可動体37と対向離間されて
いる。前記第2ばね39はコイル状をなし、その
一端面が前記第2可動体37の第2受圧部41の
中央部に、且つ他端面が前記可動ばね座38の中
央部にそれぞれ当接されている。従つて、前記第
2可動体37と可動ばね座38は前記第2ばね3
9により相対方向に押圧されている。前記ケース
18の区画壁35より他端側内部には一端面(図
中右端面)が開口し他端面(図中左端面)が閉塞
された円筒部材44が嵌合固定され、該円筒部材
44の一端面は前記区画壁35に当接し、他端面
の閉塞壁45の中央部には調整ねじ46が螺装さ
れ、該調整ねじ46の内端面は前記可動ばね座3
8の中心部に当接している。従つて、該可動ばね
座38の図中左側(反弁体25側)への移動限界
位置が前記調整螺子46により規制されると共
に、該調整ねじ46により前記第2ばね39のセ
ツト力を調整することができる。前記円筒部材4
4の内部は、前記押圧体40の心孔40aを介し
て、ケース18の略中間部より一端側内部と連通
しており、これにより吸入圧Psが第2受圧部4
1の他側面に作用するようになつている。なお、
前記押圧体40の一端面には切欠部40bが設け
られ、該切欠部40bにより、前記押圧体40の
一端面が第1可動体26に当接した状態において
も中心孔40aとケース18の略中間部より一端
側内部との連通が確保される。前記第2可動体3
7、可動ばね座38及びばね39が内部に位置す
る前記円筒部材44の一端側内部は、該円筒部材
44の周側壁にその軸方向に沿つて穿設された孔
47及び前記リヤヘツド4の連通路21を介して
前記吐出圧室10の第2室102に連通されてい
る。
前記ケース18は波状のスプリング17aによ
り図中右側(シート部材9側)に押圧されてお
り、これにより、シート部材19とシリンダブロ
ツク2との接触面部2c及びシート部材19とケ
ース18との接触面部18dがそれぞれ気密に保
持され、これら接触面部2c及び18dのクラン
ク室圧Pw側から吸入圧Ps側へ冷媒ガスが洩れな
いようになつている。
以上の如くして、圧力調整弁17が構成されて
いる。
前記駆動軸7はその前記リヤヘツド4側端部が
前記シリンダブロツク2の中心孔48に軸受49
を介して回転自在に支承され、且つその前記フロ
ントヘツド5側端部は該フロントヘツド5の中心
孔50に軸受51を介して回転自在に支承されて
いる。前記駆動軸7の前記フロントヘツド5側端
部は、該フロントヘツド5の外端面中央の突出筒
部内に位置し、該フロントヘツド5側端部にはク
ラツチ(図示省略)及びプーリ(図示省略)が接
続される。該プーリは車載エンジン(図示省略)
の出力軸側プーリに駆動ベルト(図示省略)によ
つて連結され、該エンジンの回転が前記駆動軸7
に伝達される。
前記駆動軸7の前記フロントヘツド5側外周面
には前記駆動軸7の回転を揺動板取付部材52に
伝達する回転保持部材53が嵌着され、該回転保
持部材53はスラスト軸受54を介して前記フロ
ントヘツド5に支承されている。前記回転保持部
材53と前記揺動板取付部材52の互いの対向面
の下側部相互間はリンクアーム55を介して回動
自在に結合されている。すなわち該リンクアーム
55の一端はピン56により前記回転保持部材5
3の一側面の下側部に回動自在に、他端はピン5
7により前記揺動板取付部材52の一側面の下側
部に回動自在にそれぞれ結合されている。
前記揺動板取付部材52の中心孔52aは前記
駆動軸7の外周に遊嵌され、且つ該駆動軸7の軸
線方向の略中間部外周に軸線方向に摺動可能に嵌
装されたヒンジボール58の外周に摺接してい
る。該ヒンジボール58と前記回転保持部材53
との間の前記駆動軸7外周には、波板状ばね59
が介装されており、該ばね59により前記ヒンジ
ボール58が前記シリンダブロツク2側(図中左
方)に付勢されている。また、前記ヒンジボール
58により前記シリンダブロツク2側の前記駆動
軸7にはストツパ60が突設され、該ストツパ6
0と前記ヒンジボール58との間の前記駆動軸7
外周には、複数個の板ばね61、コイルばね62
が順次介装され、これらのばね61,62により
前記ヒンジボール58が前記フロントヘツド5側
(図中右方)に付勢されている。
前記揺動板取付部材52にはラジアル軸受6
3、スラスト軸受64,65を介して揺動板66
が回転自在に設けられ、これらスラスト軸受6
4,65は軸受押さえ板67によつて前記揺動板
取付部材52に固定されている。前記揺動板66
の前記ピストン9と対向する先端部66aと該ピ
ストン9とは両端部にボール68a,68bをそ
れぞれ有するピストンロツド68によつて回動自
在に連結され、前記ピストン9は前記揺動板66
の揺動運動に伴い前記ピストンロツド68によつ
て前記シリンダ8内を軸方向に往復摺動し、冷媒
ガスの吸入、圧縮作用を行なうようになつてい
る。
前記揺動板66にはその中心部付近から外端部
にかけてリストラントピン69が1個設けられ、
該リストラントピン69の外端部付近の外周には
板状のスリツパ70が回転自在に設けられてい
る。
前記ハウジング1の前記スリツパ70が対向す
る内周面には前記シリンダブロツク2の前記フロ
ントヘツド5側端面から該フロントヘツド5の内
周面に亘つて、且つ前記駆動軸7の軸方向と平行
に2枚の案内板71が設けられ、前記リストラン
トピン69及びスリツパ70は前記2枚の案内板
71相互間に形成される溝に沿つて動くようにな
つている。従つて、前記揺動板66は前記案内板
71によつて前記駆動軸7の円周方向の動きを拘
束され、該駆動軸7の軸方向と平行な方向に前記
ヒンジボール58を支点として揺動運動を行なう
ようになつている。
次に上記構成の本発明の可変容量型揺動板式圧
縮機の作用を説明する。
図示しない車載エンジンの回転動力が図示しな
い駆動ベルト、プーリ、クラツチ等を順次介して
駆動軸7に伝達されると、該駆動軸7は回転保持
部材53、揺動板取付部材52と共に回転する。
該回転に伴い揺動板66はクランク室6内の圧力
Pwに応じてヒンジボール58を支点として駆動
軸7の軸線と平行な方向に揺動して傾斜角が変化
し、該傾斜角の変化に伴いピストン9に与えるス
トローク運動が変化することにより吐出容量が変
化する。即ち、クランク室6内の圧力Pwが減少
するのに伴い揺動板66の傾斜角は増加し、これ
に伴いピストン9のストローク運動量も増加して
吐出容量が増加する。また、逆にクランク室6内
の圧力Pwが増加するのに伴い揺動板66の傾斜
角は減少し、これに伴いピストン9のストローク
運動量も減少して吐出容量が減少する。
しかして、高負荷状態(吐出圧Pd及び吸入圧
Psが所定設定値以上の状態)においてはリヤヘ
ツド4の連通路21及び円筒部材44の孔47を
介して第2可動体37の受圧部41の一側面に作
用する吐出圧室10の第2室102内の吐出圧Pd
が、バルブプレート3の孔3d、収納室16のシ
リンダブロツク2の部分16a、ケース18のテ
ーパ面18aの孔18b、該ケース18の略中間
部より一端側内部、押圧体40の切欠部40b、
中心孔40aを介して、受圧部41の他側面に作
用する吸入圧室15内の吸入圧Psと第2ばね3
9のばね力との合力より大(Pd>Ps+第2ばね
39のばね力)となることにより、該第2可動体
37は第2ばね39と吸入圧Psとの合力による
押圧力に抗して図中左側(反第1可動体26側)
に押圧移動され、該第1可動体26より第2可動
体37の押圧体40が離間した状態となつてい
る。また、吸入圧室15内の吸入圧Psがバルブ
プレート3の孔3d、収納室16のシリンダブロ
ツク2の部分16a及びケース18のテーパ面1
8aの孔18bを介して、ベローズ24に作用す
ることにより、弁体25は第1ばね27の押圧力
に抗して図中左側(第2可動体37側)、即ち開
弁側に押圧移動され、該弁体25はシリンダブロ
ツク2の連通路2bを全開した状態となる。斯か
る状態においては、クランク室6内の圧力Pwが
シリンダブロツク2の連通路2b、シート部材1
9の孔19a、ケース18の一端面の弁口18
c、テーパ面18aの孔18b、収納室16のシ
リンダブロツク2の部分16a、及びバルブプレ
ート3の孔3dを順次介して吸入圧室15内に最
大流量となつて逃げることによつて、前記クラン
ク室6内の圧力Pwが大きく低下する。従つて、
揺動板66の傾斜角は最大となり、これに伴いピ
ストン9のストローク量も最大となつて、吐出量
が最大に増加する。
次に、中負荷状態(吐出圧Pb及び吸入圧Psが
所定値の状態)においては、吐出圧Pdが第2ば
ね39と吸入圧Psとの合力による押圧力に打ち
勝つているので、第2可動体37は図中左側(反
第1可動体26側)に押圧された状態にあつて、
該第1可動体26に対する押圧力は作用しない。
また、吸入圧Psにより弁体25は第1ばね2
7の押圧力に抗して閉弁側に押圧移動され、該弁
体25は連通路2bを途中開度位置に絞つた状態
となる。
従つて、クランク室6の圧力Pwは絞られた状
態になり、該クランク室6内の圧力Pwが上昇し、
該上昇に伴い揺動板66は最大傾斜角と最小傾斜
角の略中間の傾斜角になり、これに伴いピストン
9のストローク量も中間状態となつて吐出容量は
中間状態となる。
更に、低負荷状態(吐出圧Pd及び吸入圧Psが
所定設定値以下の状態)においては、吸入圧Ps
により弁体25が閉弁側に押圧される。更に、吐
出圧Pdに抗して第2ばね39と吸入圧Psとの合
力による押圧力により第2可動体37が図中右側
(第1可動体26側)に押圧移動されることによ
り、その押圧体40にて低圧作動部22全体、即
ちベローズ24、弁体25、第1可動体26及び
第1ばね27が閉弁側に押圧移動され、該弁体2
5が連通路2bの開口量をより少なく絞る。これ
によりクランク室6内の圧力Pwが連通路2bよ
り吸入圧室15側へ逃げる量が少なくなるので、
該クランク室6内の圧力Pwが更に上昇し、これ
に伴い揺動板66の傾斜角がより小さくなり、ピ
ストン9のストローク量も小さくなつて吐出容量
が減少する。その結果、本発明の圧縮機の制御特
性は第3図の状態となる。この第3図において縦
軸は吸入圧Psで、横軸は吐出圧Pd(吐出圧Pdに
代えて外気温度等の如き熱負荷を代表する値とし
てもよい)である。この第3図の斜線部分はエバ
ポレータの凍結領域を示すものであるが、吐出圧
Pdが低下すればする程、第2ばね39と吸入圧
Psとの合力による押圧力により弁体25は閉弁
側に押圧されて、連通路2bをより強く閉塞し
て、吐出容量を減少するものである。即ち吐出容
量を減少させるということはエバポレータへの冷
媒流量が減少することであり、従つて該エバポレ
ータの出口温度が上昇するので、エバポレータの
出口圧力が上昇し、出口温度が上昇するのでエバ
ポレータの凍結領域に入ることがなく、該エバポ
レータの凍結を確実に防止できる。
なお、上記ベローズ24内部空間を真空にして
オイルを封入してダンパ効果を得るようにした
が、これに限られることなく、ベローズ24内部
空間を大気開放させたり、またはベローズ24内
部空間に不活性ガスを封入してもよい。
以上詳述した如く本発明の可変容量型揺動板式
圧縮機は、揺動板が収容されたクランク室内の圧
力を該クランク室と吸入圧室とを連通する連通路
に介装した圧力調整弁により調整して前記揺動板
の傾斜角度を変化させることにより、吐出容量を
可変し得る如く構成した可変容量型揺動板式圧縮
機において、前記圧力調整弁は、吸入圧に応じて
伸縮するベローズの一端に取り付けられ該吸入が
所定設定値以上の時前記連通路を開放し且つ前記
吸入圧が所定設定値以下の時前記連通路を閉塞す
る弁体と、前記ベローズの他端に取り付けられた
第1可動体と、該第1可動体と前記弁体との間に
介装され且つ前記弁体を閉弁側に押圧する第1ば
ねと、一側面に吐出圧を他側面に吸入圧をそれぞ
れ受ける受圧部を有すると共に前記第1可動体に
接離する第2可動体と、前記受圧部と離間対向し
て配設されたばね座と、該ばね座と前記第2可動
体との間に介装され且つ吐出圧が所定値以下の時
該吐出圧に抗して前記吸入圧と協同して前記第2
可動体、第1可動体、第1ばね及びベローズを介
して前記弁体を閉弁側に押圧する第2ばねとより
なることを特徴とするものである。
従つて、A・Fバルブ機能を備えてエバポレー
タの凍結を防止できると共に、圧力調整弁により
吸入圧を一定に保持できるものでありながら、動
力損失が生じないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は可変
容量型揺動板式圧縮機の断面図、第2図は第1図
の円部分の拡大断面図、第3図は本発明の圧縮
機の制御特性線図である。 2b……連通路、6……クランク室、15……
吸入圧室、17……圧力調整弁、24……ベロー
ズ、25……弁体、26……第1可動体、27…
…第2ばね、37……第2可動体、38……可動
ばね座(ばね座)、39……第2ばね、41……
受圧部、66……揺動板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 揺動板が収容されたクランク室内の圧力を該
    クランク室と吸入圧室とを連通する連通路に介装
    した圧力調整弁により調整して前記揺動板の傾斜
    角度を変化させることにより、吐出容量を可変し
    得る如く構成した可変容量型揺動板式圧縮機にお
    いて、前記圧力調整弁は、吸入圧に応じて伸縮す
    るベローズの一端に取り付けられ該吸入圧が所定
    設定値以上の時前記連通路を開放し且つ前記吸入
    圧が所定設定値以下の時前記連通路を閉塞する弁
    体と、前記ベローズの他端に取り付けられた第1
    可動体と、該第1可動体と前記弁体との間に介装
    され且つ前記弁体を閉弁側に押圧する第1ばね
    と、一側面に吐出圧を他側面に吸入圧をそれぞれ
    受ける受圧部を有すると共に前記第1可動体に接
    離する第2可動体と、前記受圧部と離間対向して
    配設さられたばね座と、該ばね座と前記第2可動
    体との間に介装され且つ吐出圧が所定値以下の時
    該吐出圧に抗して前記吸入圧と協同して前記第2
    可動体、第1可動体、第1ばね及びベローズを介
    して前記弁体を閉弁側に押圧する第2ばねとより
    なることを特徴とする可変容量型揺動板式圧縮
    機。
JP61137352A 1986-06-12 1986-06-12 Kahenyoryogatayodoitashikiatsushukuki Expired - Lifetime JPH0228715B2 (ja)

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US07/058,288 US4732544A (en) 1986-06-12 1987-06-04 Variable capacity wobble plate compressor

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0513446U (ja) * 1991-08-06 1993-02-23 松下電器産業株式会社 オゾン殺菌器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0513446U (ja) * 1991-08-06 1993-02-23 松下電器産業株式会社 オゾン殺菌器

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