JPH0229099Y2 - - Google Patents

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JPH0229099Y2
JPH0229099Y2 JP392987U JP392987U JPH0229099Y2 JP H0229099 Y2 JPH0229099 Y2 JP H0229099Y2 JP 392987 U JP392987 U JP 392987U JP 392987 U JP392987 U JP 392987U JP H0229099 Y2 JPH0229099 Y2 JP H0229099Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は巡回型自動ワインダにおける糸継ぎ装
置に関する。
紡績糸を巻返し、スラブ、細糸等の糸欠陥を除
去し、所定の糸量、形状に巻取る自動ワインダは
公知である。このような自動ワインダに適用され
る糸継ぎ装置としてフイツシヤマンノツト、ウイ
スパーノツト等の糸結び目を作るノツタがよく知
られている。しかしながら上記結び目は単糸の約
3倍にも達し、この結果、後工程の編機、織機等
において糸切断を生じたり、糸切断しない場合も
織物上に結び目が点在し、織物の裏側へ押し込
み、結び目が目立たないようにする等の欠点があ
る。
このような結び目による不都合を解消する手段
として、上記フイツシヤーマンノツトやウイパー
スノツト等の糸継ぎと結び目構造を全く異にする
糸継方法および装置が出現しており、出願人も先
に提案した。
即ち、互いに重合わされた糸端部分に圧縮流体
を作用させることによつて、糸端部分を混在させ
ると共に互いのフアイバーを包絡させるようにし
て糸継ぎを行うものであり、上記糸継ぎによつて
得られる継ぎ目は、基本的には互いの糸端が混在
した状態で互いのフアイバー先端が包絡すると共
に継ぎ目全体に一定の撚りが付与されて一体構造
となる。
さらに、糸継ぎ目の継ぎ目太さにおいては、フ
イツシヤマンノツトやウイパースノツトが少くと
も単糸の3倍程度の太さに達するのに比較し、上
記継ぎ目の場合は単糸の1.5倍弱にとどまるもの
である。
本考案はこのような糸継ぎ装置を巻取ユニツト
巡回タイプの自動ワインダーに設け、上記糸継ぎ
を可能にすることを目的とするものである。
即ち、出願人が先に提案した糸継ぎ装置は、各
巻取ユニツトが並設して固定され、各ユニツトが
糸継ぎ装置および該装置へパツケージ側上糸を導
入するサクシヨンマウス、あるいは管糸側下糸を
導入する中継パイプを備えているので単にパツケ
ージと管糸の中間に糸継装置を配置し、パツケー
ジから引出される糸端を下方へ、管糸側糸端を上
方へ案内し、縦方向に略平行状態で重なり合う部
分が生じ、該重合わされた部分を糸継装置の縦長
の糸継孔へ押し込みさえすれば糸継準備が完了す
る。
しかしながら、巻取ユニツト巡回タイプの自動
ワインダーであつてかつ、糸継装置がユニツト外
部の一箇所に固定された場合、パツケージ側上糸
端と管糸側糸端をサクシヨンマウス、あるいは中
継パイプによつて重合わせるのは構造上極めて困
難であり、しかも既に稼動しているフイツシヤー
マンノツト、ウイパースノツトタイプの糸結び装
置を有する自動ワインダーに大がかりな構造上の
変更を強いられる。
本考案は、巡回タイプの自動ワインダーに対し
ても、流体を用いた糸継装置を適用可能にしたも
ので、以下図面に従つて本考案を実施する装置と
共に説明する。
第1図、第2図において、自動ワインダーと糸
継装置の位置関係を示す。
巻取ユニツト1は下方のペグに挿着された管糸
B、上方の綾振ドラム2により回転する巻取パツ
ケージP、およびテンシヨン装置3スラブキヤツ
チヤ4等から構成され、該巻取ユニツト1が多数
閉ループ状に配設され、第1図示の如く、上記ユ
ニツトは一方向5に長円軌道上を巡回移動し、該
移動中に管糸Bより引出される糸Yをパツケージ
Pに巻取るものである。
今巻取ユニツト1が巡回移動している最中に糸
切れ、あるいは管糸Bの糸層が無くなると、糸走
行感知装置が作動し、綾振ドラム2がその回転を
停止し、巻取ユニツト1はパツケージPの回転を
停止させたまゝ巡回移動し、巻取ユニツトの巡回
軌跡と自動管糸供給装置6のほぼ中間に位置する
自動糸継ぎ装置7に接近すると移動を停止し、定
位置に停止し、糸継ぎ、あるいは空管糸の排出、
新管糸の供給動作及び糸継ぎ動作を開始する。
定位置の自動糸継ぎ装置には、糸継ぎ装置ユニ
ツト8と、パツケージPより糸端を引出すサクシ
ヨンマウス9と、管糸側糸端を引出す中継パイプ
10、および糸ガイドバー11が設けられ、糸継
ぎの際は、サクシヨンマウス9がパツケージPに
近づき、糸端を吸い込んで第1、第2図示の如く
後退する一方、糸切れの場合は、中継パイプ10
がテンシヨン装置3に接近して管糸側の糸端を吸
い込んで図示しないガイド機構により第1、第2
図位置へ後退し、ガイドバー11の旋回動によつ
て、管糸側の糸端が持ち上げられる。
このようにして、パツケージ側即ち巻取側の糸
端YPおよび管糸側即ち給糸側の糸端YBは上下
に平行に位置決めされ、上記糸端YP,YB位置
を横断して旋回する糸寄せガイド12により糸継
ユニツト8内へガイドされて糸継ぎ動作が行われ
る。
第3図〜第5図に糸継ユニツトの概略構造を示
し、該ユニツトを単体とした場合、第3図を平面
図、第4図を正面図、第5図は第4図の左側面図
とする。
上記糸継ユニツト8は基本的には、糸継ブロツ
ク13、糸端制御ノズル14,15、糸交差導入
装置16、糸切断装置17,18、糸クランプ装
置19,20、および糸押え装置21より構成さ
れる。
ブラケツト22の上面にはトツププレートを介
して糸継ブロツク13が螺着され、糸継孔23の
両端開口部が第4図左右に位置し、上面に糸挿入
用スリツト24が形成される。
上記ブラケツト22の左側面および右側面には
パツケージ側糸と管糸側糸とを所定位置にガイド
するガイドプレートが設けられガイドプレート2
5,26,27が第3図、第4図の如くパツケー
ジ側に3方向に分岐し、かつプレート25,26
間には第5図の如く糸案内溝28が形成されて螺
着29される。
一方管糸側の糸をガイドするガイドプレート3
0,31が間に糸案内溝32を形成してブラケツ
ト22に螺着33される。
上記ブラケツト22の上面には糸継孔23の両
端開口部近傍に制御ノズル14,15の開口およ
び三角錐状の糸ガイド34,35が設けられる。
さらに、上記糸継孔23の両端開口部には孔の
一部を覆う制御プレート36,37および該プレ
ートの外側にガイドピン38,39が固定され
る。即ち第6図、第7図において糸継ブロツク1
3および糸端制御ノズル14,15が示される。
なお制御ノズル14,15は同一構造であるた
めノズル15側についてのみ説明する。
第6図において、糸継ブロツク13は断面V字
状の溝40を有し、螺子41でブラケツト22上
にトツププレート42を介して螺着固定され糸継
ブロツク13は上記V字状溝40に続いて円筒状
の糸継孔23を貫通形成すると共に上記V字状溝
40と糸継孔23間に孔23に接線的に形成した
糸通し用スリツト24が糸継孔23の軸心方向全
体にわたつて形成されている。さらに上記糸継孔
23には孔23の内周面に接線的に開口する圧空
噴出孔43が穿設してありブロツク22を貫通す
る圧空供給管44に連続している。
第7図において、ブラケツト22に穿設された
ノズル孔45に、斜めに圧空噴射孔46を有する
スリーブ47が嵌合されると共に、ノズル孔45
にはブロアに連るフレキシブルパイプ48が連結
されて、ノズル孔45内に吸引空気流が生じる。
上記噴射孔46から噴出する流体、好ましくは
糸端YPの撚りを解く方向に旋回する流体流によ
つて、ノズル孔45内に吸引された糸端YPの撚
りが糸継ぎに適した状態に解きほぐされる。
次に、糸交差導入装置について第3,4図およ
び第8,9図において説明する。
即ち、第4図の軸49を支点に往復旋回動する
クロツシングレバー50がブロツク22とフロン
トプレート51間に配置される。
フロントプレート51は上端縁が湾曲した糸ガ
イド52を形成し、両端に糸をクランプ装置位置
へ案内するための切欠53,54が形成されたも
ので、上記クロツシングレバー50の上端はフロ
ントプレート51の湾曲ガイド縁51より上方に
突出しており、クロツシングレバー50の左側縁
50aが右側の糸を左側へ移行させ、クロツシン
グレバー50の右側縁50bが左側の糸を右側へ
移行させて糸を交差させつつ前述の糸継ブロツク
の糸継孔内へ両糸を挿入する。なお、クロツシン
グレバー50の上端縁50cは右側が高く左側が
低い傾斜縁とされ、レバー50の右から左へ旋回
する際ガイドプレート27に係合している左側糸
を上記傾斜縁50c上を滑らせるようになつてい
る。
即ち、第8,9図に示すように、クロツシング
レバー50が第8図右側の待期位置より矢印55
方向へ旋回すると、フロントプレート51上の糸
YBがレバー50の左側縁50aによつて同方向
へ移行し、左側のクランプ位置54へ導入され、
レバー50の反転により、ガイドプレート27上
の糸YPがレバー50の右側縁50bによつて矢
印56方向へ移行され、右側のクランプ位置53
へ導入され、糸継孔23内へ交差した両糸が導入
される。
次に、上記クロツシングレバー50でクランプ
位置へ案内された糸を把持するクランプ装置を第
3,4図および第10図において説明する。該ク
ランプ装置19,20はクランプレバー55,5
6と、クランプガイド57,58およびクランプ
ピース59,60とよりなり、クランプピース5
9,60は、フロントプレート51と該フロント
プレート51前面に固着されたT字状ガイド板6
1、さらに該ガイド板61の前面に螺着されるカ
バーガイド6により形成される隙間63内に左右
摺動自在に挿入され、該ピース59,60間には
第10図に示すようにスプリング64が挿入さ
れ、常時クランプピース59,60を両側方へ押
圧付勢している。
なお、上記クランプピース59,60は第3図
の如く、段部65,66が形成され、該段部がク
ランプレバー55,56の内側縁55a,56a
に係合し、クランプレバーにより待機位置が決定
され該レバー55,56に追従して移動する。
上記クランプレバー55,56は固定軸67,
68を中心に揺動可能で、スプリング69,70
により、矢印71,72方向へ付勢され、レバー
中間裏面に固定したカムローラ73,74が後述
するカムシリンダ75のカム溝内に係合して位置
決めされる。
76,77は上記クランプレバー55,56の
旋回量調整用の偏心カムで、該カム表面にレバー
の一側縁が当接して最大旋回位置が決定される。
従つて、クランプレバー55,56の第4図矢
印71,72方向の旋回に伴つてクランプピース
59,60も各々クランプレバーに追従して左右
に摺動し、一方の糸がクランプガイド57とクラ
ンプピース59間に、および他方の糸がクランプ
ガイド58とクランプピース60間にクランプさ
れる。
次に、パツケージとサクシヨンマウス間に連る
糸、および管糸と中継パイプ間に連る糸を適当な
糸端長さに切断する、糸切断装置17,18を第
3図、第5図において説明する。
即ち、糸切断装置17,18は第3図示の如
く、ブラケツト22の両側部に設けられており、
同一構造であるため、一方の切断装置18につい
て第5図において説明する。
ガイドプレート25,26により形成される糸
案内溝28を挾んで、固定刃78および可動刃7
9がブラケツト22側面に支持される。
上記可動刃79を有するレバー80にはピン8
1が突設され、該ピン81にレバー82が連結さ
れ、固定軸83に支持され中間にカムフオロア8
4を有するカムレバー85に上記レバー82が連
結される。
従つてカム86の回転により、可動刃79が軸
87中心に揺動して糸を切断する。
なお88はピン81と固定ロツド89間にかけ
られたスプリングである。
次に糸継ぎブロツクの両サイドに配置される糸
押え装置21について第3,11,12図におい
て説明する。
該糸押え装置21はクランプレバー55,56
と関連して、糸継ぎの際、糸端制御ノズル14,
15より解撚された糸端を引き出すと共に、糸の
位置規制を行う。
即ち、糸押え装置21は、図示しない支軸を支
点に旋回可能な旋回レバー90に押え板91,9
2が螺着されたもので、第4図に示すように例え
ば、カム板93に当接して軸94を中心に揺動す
るL形レバー95の一端部にロツド96を当接ま
たは固着し、該ロツド上端に押え板91から突出
したつば部97が係合し、旋回レバー90に常時
ロツド96を下降させる方向にスプリングをかけ
ておくことにより、糸押え板91,92はカム9
3の回転に従つて所定時に糸押え動作を行うこと
ができる。
上記糸押え板91,92は第11,12図に示
すように、先端に向かつてフオーク状に形成さ
れ、かつ互いに多少構造を異にしている。
即ち、糸押え板91,92が旋回して、一方の
押え板91がトツププレート42に当接し、ブラ
ケツト上面と押え板間に糸Y1を押圧した際、他
方の押え板92とトツププレート42間には糸Y
2の通過できる若干の隙間98が形成され該糸に
対しては位置規制のみが行われる。
なお、一方の押え板91のみトツププレート4
2と当接して糸を押圧把持するのは、糸継孔内に
噴出する旋回空気流によりバルーンする両糸端の
うち撚りが解かれる方の糸を押えて、撚り戻りに
よる糸切れを防止するためであり、他の糸端は撚
りが付与される方向にバルーンするため、糸押え
によつて押圧把持する必要はなく糸の位置を規制
する程度でよいためである。
第13図、第14図は、前述したクロツシング
レバー50およびクランプレバー55,56を作
動させるシリンダカム75およびカム面の展開図
75aを示すもので、シリンダ75の外周面に形
成した3本のカム溝99,100,101のうち
中央のカム溝100がクロツシングレバー50を
制御し、両側のカム溝99,101のうちカム溝
99がクランプレバー55を制御し、カム溝10
1がクランプレバー56を制御する。
第14図の二点鎖線位置に各レバー50,5
5,56のカムフオロア102,73,74があ
る状態が第4図の状態即ち、糸継動作を始める前
の位置であり、シリンダカム75が矢印103方
向に移動することにより、即ち回転することによ
りクロツシングレバー50は溝100aによつて
左行し、反転し溝100bによつて右行し、いつ
たん停止100cし、この時静止していたクラン
プレバー55,56は溝99,101の側壁99
a,101aに沿つて外側へ移動し、クランプレ
バーに追従するクランプピース59,60とクラ
ンプガイド57,58間に各々糸がクランプさ
れ、この後、クロツシングレバー50はカム溝1
00dに沿つて中央部へ移動し、この間に前述し
た糸切断装置、糸端制御ノズルによるパツケージ
側管糸側の糸端が糸継ぎに適した状態に解撚され
る。
引続くシリンダカムの回転により、クランプレ
バー55,56はカム溝99,101の側壁99
b,101b部分によつてさらに外側へ移動し、
糸端制御ノズル内の糸を引き出し、上述した糸押
え板と共に両糸端を糸継孔内へ重ね合わせて位置
決めする。
糸継ぎが完了した後、溝99c,101によつ
てクランプレバー55,56が元位置へ戻り、ク
ランプピース59,60を元位置へ押し戻し、糸
端のクランプが解除される。
さらに、第1図、第15図、第16図に示すよ
うに、糸継ユニツト8の側部には糸継ぎ完了後の
交差した糸を吹き飛ばし、第15図の如くループ
YRを形成させるビリ取りノズル104が設けら
れており、交差による糸のビリ、たるみ等を取り
除き、検出器105内を通過する糸のチエツクに
ミスが生じないようになつている。上記ビリ取り
ノズル104は糸寄せガイド12の中間のガイド
板107と糸継ユニツト8間にあつてガイド板1
07の側面107aに略平行にノズルが配置さ
れ、かつ糸継孔のスリツトより糸が飛び出す方向
に空気が噴出する方向に配置される。
以上のような糸継装置を有する自動ワインダに
おける糸継動作について次に説明する。
(イ) 糸継準備工程 第1図、第2図において、糸切れの生じた巻取
ユニツト1が定位置に停止すると、サクシヨンマ
ウス9がパツケージP表面に近接し糸端を探索、
吸引して元位置へ後退することによりパツケージ
側糸YPが引出され、続いて中継パイプ10が管
糸B側の糸端を吸引しつつ図示しない軌跡に沿つ
て実線位置へ復帰すると共に、ガイドバー11が
管糸Bと中継パイプ10間に連る糸YBをすくい
上げ実線位置へ移動して、2本の糸YP,PBを縦
方向に略平行状態にする。
その後、糸寄せガイド12が第1図矢印109
方向に旋回して、ガイド板107,108のガイ
ド溝110,111によつてパツケージ側糸YP
が糸継ユニツトへ導入され、ガイド溝112,1
13によつて管糸側糸YBが糸継ユニツト8へ導
入される。
この時、糸端YP,YBは第17図の如く、ガ
イド板107,108および、糸継ユニツト8の
ガイドプレート25,26,27、およびガイド
プレート30,31によつて、糸継ユニツト8に
おける糸経路が決められる。
即ち、パツケージ側糸端YPはガイド溝110
からフロントプレート51の上方を通りガイドプ
レート27上に接し、ガイドプレート25の側方
を通つてガイド溝111にのびる。一方、管糸側
糸端YBはガイド溝112よりフロントプレート
51の湾曲ガイド縁52上に接し、ガイドプレー
ト30の側方からガイド溝113へとのびてい
る。
(ロ) 糸端交差挿入工程 第17図の状態、即ち第8図に示すようにパツ
ケージ側糸端YPはガイドプレート27上にあり、
管糸側糸端YBがフロントプレート51上に位置
した状態で、モータ(第1図114)によりギア
115を介して糸継ユニツト8内のシリンダカム
75が回転する。
即ち第13図、第14図に示すシリンダカム7
5の回転により、クロツシングレバー50が第8
図矢印116方向に移動して、管糸側糸端YBが
レバー50の側縁50aに係合し移送される。
この時糸YBは第17図におけるガイドプレー
ト30の角部30aとクロツシングレバー50の
側縁によつて規制され破線YB1で示す経路をと
り、第9図示の位置YB1に至ると自動的に糸継
ブロツク13の上面のスリツト24より糸継孔2
3内へ挿入される。
続いて、クロツシングレバー50は第9図の位
置から反転して元位置へ復帰するが、この時、パ
ツケージ側糸端YPをレバーの側縁50bが係合
し、糸端を矢印117方向へ移送し、糸端はフロ
ントプレート51の側方へガイドされて位置YP
1に至り、破線YP1の如く糸継孔23内へ挿入
する。
即ち、糸継孔23内と糸継ユニツト外部におい
て2箇所で両糸端YP1,PB1は交差Qすること
になる。
(ハ) 糸端クランプ工程 糸継孔23への挿入後、即ちクロツシングレバ
ー50が第4図位置へ戻ると、シリンダカムによ
つて、クランプレバー55,56が第4図実線位
置から矢印71,72方向へ軸67,68を中心
に旋回動し、クランプレバー55,56に追従し
てクランプピース59,60も同方向へ摺動し、
第18図の如く、クランプガイド57とクランプ
ピース59間にパツケージ側糸端YPがクランプ
され、クランプガイド58とクランプピース60
間に管糸側糸端YBがクランプされる。
(ニ) 糸端切断工程 続いて糸継ユニツトの両側部の糸切断装置1
7,18が作動する。
即ち、第5図において、シリンダカムのカム軸
118に固定されたカム板86により、カムフオ
ロア84、カムレバー85を介して可動刃79が
軸87中心に時計針方向に旋回し糸継孔23から
ガイドプレート25,26間の溝28を通つてサ
クシヨンマウス9に連るパツケージ側糸端YPが
切断される。
同時に糸継ユニツトの反対側の切断装置が作動
して管糸側糸端が切断される。
糸切断した瞬間の状態が第18図で示される。
この時、クランプ位置より先端のフリー状態の糸
端YP2,YB2は、糸継孔23の両サイドの糸
端制御ノズル14,15へ吸引される。
即ち、糸端YB2はノズル14へ、糸端YP2
はノズル15内へ吸引される。(第19図) (ホ) 糸端解撚工程 糸端制御ノズル14,15内へ吸引された糸端
はノズル内の噴出空気流によつて糸継ぎに適した
状態に解撚される。
即ち、第7図において、制御ノズル15内に吸
引された糸端YP2は、今、該糸端YP2の撚り方
向がS撚であるとすると、噴出孔46より噴射さ
れる空気流がZ方向になるように噴出孔46の位
置が予め調整される。
また噴出孔46の、ノズル孔45の奥行方向に
おける開口位置は糸端の解撚される長さに影響す
るため、フアイバー長の相違する糸種あるいは、
糸継ユニツトの機械的制約から生じる糸継孔内で
の両糸端の重なり程度を考慮に入れて適当な開口
位置が決定される。
従つて制御ノズル14,15内のスリーブ47
は長さ方向に移動、あるいは周方向に回転可能に
装着されると好都合である。
(ヘ) 糸張り、糸押え工程 糸端の解撚が完了すると、続いて、第20図示
の如く、クランプレバー55,56がさらに外側
へ移動し、クランプピース59,60より離れ、
制御ノズル14,15内の糸端を引き出し、糸押
え装置21と共に糸端の糸継孔23を通つて重ね
合わされる部分の長さが調整される。
即ち第14図示のシリンダカム75のカム溝9
9b,101bにクランプレバーのカムフオロア
73,74が位置すると共に、第10図の偏心カ
ム76,77にクランプレバー55,56の側縁
55a,56aが当接して、クランプレバーの位
置決めが行われ、糸端の引出し量が決定される。
従つて、第14図のカム溝99,101の側壁
99b,101bは偏心カム76,77とクラン
プレバー55,56の当接部より充分外側になる
ように、カム溝99b,101bの巾Sが設けら
れる。
上記糸張りと同時または相前後して第12図の
如く糸押えレバー90が二点鎖線の待機位置90
aより実線位置90へ旋回して、糸端先端から一
定長さの位置を押える。
該動作は第4図のL形レバー95下端のローラ
119がカム板93の回転で谷部93aに当接す
ることによりレバー95が軸94中心に反時計針
方向に旋回し、ロツド96上に押圧付勢される押
えレバー90と一体のつば部97も下降すること
により、スプリング付勢された糸押えレバー90
が、第12図の状態に移動する。
該状態を第21,22図に示す。
即ち、糸押え板91,92のうち押え板91は
パツケージ側の糸YPを糸継ユニツトのトツププ
レート42上に押圧して把持する。
なお、本実施例では糸継される糸の固有の撚り
がZ撚で、糸継孔内の旋回空気流がS方向として
いる。
一方管糸に連る糸YBは糸継孔23内の旋回流
により加撚される方向にバルーンするため把持す
る必要はない。また、糸押え板91によつて把持
される糸はパツケージに連る側の糸YPのみで、
糸継孔23と制御ノズル14間の糸端YB2は把
持されることなく、押え板91下面とトツププレ
ート42間の隙間を通つて若干の位置決めがなさ
れる程度でフリー状態に近く、糸継動作時の糸端
の絡み付きを促進させる。
(ト) 糸継工程 上記各工程を経て、糸継孔23内に挿入された
パツケージ側の糸端YPと管糸側の糸端YBは第
3,6,7図に示す糸継孔の両サイドに設けた制
御プレート36,37および糸押え板91,92
によつて、糸継孔23のスリツト24開口部に対
し、ほぼ対向位置でかつ糸継孔の内周面に接した
状態に置かれ、この状態で圧縮空気噴出孔43よ
り圧縮空気が糸継孔23内へ噴出する。
噴出した空気流は糸継孔23の内周面に沿つて
旋回流となり、各糸端YP,YBを伴つて旋回し、
解撚されている糸端のフアイバーが互いに混在
し、絡み合つて、かつバルーンするに従つて一体
化した糸端に撚りがかかり、かつフリー状態にあ
る両糸端先端部が互いの糸に絡み付き、一本の糸
状の継ぎ目が形成される。
なお、上記糸継孔内にセツトされた両糸端は交
差しており、この交差によつて初期の空気噴出に
際して糸端が分離することが抑制される。
従つて糸の撚りと旋回空気流との関係より、パ
ツケージ側糸端の上に管糸側糸端を交差させるの
か、その逆に交差させるかにより、初期の両糸端
の絡み付きに微妙な差が生じることも想像され
る。
従つて、この点から前述した糸端交差導入工程
におけるクロツシングレバーの形状、作動順序も
適切なものが設定される。
(チ) ビリ取りおよび継ぎ目チエツク工程 上記(イ)〜(ト)の工程を経て糸継ぎが完了すると、
糸押え板91,92およびクランプレバー55,
56が元位置へ、即ち第4図示の位置へ戻る。
この時、継がれた糸は第16図の如く、糸継ユ
ニツト8の外部で交差したループ状であり糸寄せ
ガイド12が元へ戻るとループ状の糸がたるみに
よりビリを発生することがある。また継ぎ目のチ
エツクを糸寄せガイド12のガイド板106,1
07間に設けた検出器105に糸を通して行う場
合、たるんだ糸が入ると二重糸として検出するこ
とがある。
このため、糸継完了後ビリ取りノズル104か
ら空気を糸YRに対して噴射し、第15図の如く
ガイド板107の側面に沿つてループYRを形成
させる。
この空気噴出によつて糸継孔23内の糸はスリ
ツト24から外部へ飛び出し、かつ糸の交差部分
Q1が消滅するのである。
第15図の状態で糸が走行開始すると検出器1
05を通過する糸は緊張状態にあり、糸の継ぎ目
のチエツクが正確に行われる。
さらに糸寄せガイド12が第1図の位置へ戻
り、ガイドバー11が下方へ没して巻取りユニツ
ト1に対する糸継ぎが全て完了し、ユニツト1は
再び巡回走行を開始する。
上記(イ)〜(チ)の工程を経て、結び目のない糸継ぎ
が行われるのである。
以上のように本考案では、パツケージ側糸端と
管糸側糸端を交差して糸継孔内へ導入する機構
と、各糸端先端から適当長さ位置をクランプする
機構と、該クランプ位置から糸端先端に向う方向
に一定長さ位置を切断する機構と、切断した各糸
端を糸端制御ノズル内に吸引、解撚する機構と、
解撚された糸端を上記ノズルより引出し、糸継孔
内で重合わせる機構と、糸継孔の重合わせた両糸
端部分に噴射流体流を作用させる機構とからなつ
ているので、糸継孔の両サイドに糸継孔の軸方向
に略直角方向にガイドされる二本の糸端を交差し
て糸継孔内へ挿入できるので、巻取ユニツトが巡
回するタイプのワインダ等においても、単にパツ
ケージおよび管糸から引出した両糸端を上記糸継
ユニツト近傍に位置させるだけで、糸継ぎが可能
で、各巻取ユニツトに糸継装置を設ける必要もな
く、またパツケージ側糸端を吸引したサクシヨン
マウス、管糸側糸端を吸引した中継パイプを交差
させる必要なしに糸継孔内へ糸を導入でき、従来
の機械式糸結器を有するワインダーにも適用が容
易である。
さらに、糸継孔内で両糸端が交差するので、該
交差部に噴出流体を噴出させれば両糸端が分離す
る恐れがなく、糸継動作の初期の両糸端の絡み付
を促進させて良好な継ぎ目を得ることもできる。
また、本考案では糸端先端が同じ方向を向いた状
態で引揃えたとしても、いつたん交差して糸継孔
内へ挿入することにより、糸端先端が反対方向を
向くことになり、継ぎ目が太くなることが防止さ
れ、外観の良好な継ぎ目が得られる。即ち、パツ
ケージ側糸端と管糸側糸端を引出した際、各糸端
先端が同方向になるようなワインダーの糸継装置
として効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は巻取ユニツト、糸継ぎユニツト、糸寄
せガイド等の位置関係を示す概略斜視図、第2図
は同正面図、第3図は糸継ユニツトの平面図、第
4図は同正面図、第5図は同第4図の左側面図、
第6図は糸継ブロツクの断面図、第7図は糸端制
御ノズルの断面図、第8図、第9図はクロツシン
グレバーの作動を示す正面図、第10図はクラン
プ装置の構成、作動を示す正面図、第11図は糸
押え装置の平面図、第12図は同側面図、第13
図はシリンダカムの正面図第14図は同カムの展
開図、第15図はビリ取りノズルの位置関係を示
す側面図、第16図は同正面図、第17図は糸継
準備工程の糸経路を示す、糸継ユニツトをワイン
ダーに取り付けた場合の正面図、第18図は糸端
交差導入工程およびクランプ切断工程の糸経路を
示す正面図、第19図は糸端解撚工程の糸経路を
示す正面図第20図は糸継工程の糸経路を示す正
面図、第21図は同工程の糸押え板と糸端との関
係を示す第20図の左側面断面図、第22図は同
平面図である。 8……糸継ぎユニツト、13……糸継ぎブロツ
ク、14,15……糸端制御ノズル、16……糸
端交差導入装置、17,18……糸切断装置、1
9,20……糸クランプ装置、21……糸押え装
置、23……糸継孔、YP……パツケージ側糸端、
YB……管糸側糸端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻取ユニツトが巡回軌跡に沿つて移動し、該巡
    回軌跡の外部に位置固定された糸継装置を有する
    自動ワインダーにおける糸継装置において、パツ
    ケージ側の糸端と管糸側の糸端を、糸継孔を有す
    る糸継ユニツトの上記糸継孔の軸心方向と直交す
    る方向に、かつ糸継孔の両サイドに略平行に位置
    決め案内するパツケージおよび管糸用の糸案内機
    構と、上記位置決めされた二本の糸を交差させつ
    つ上記糸継孔のスリツトを介して糸継孔内へ導入
    する糸交差導入機構と、上記各糸端先端から適当
    長さ位置をクランプするクランプ機構と、該クラ
    ンプ位置から糸端先端に向かう方向に一定長さ位
    置を切断する糸端切断機構と、切断した各糸端を
    糸端制御ノズル内に挿入して解撚する糸端解撚機
    構と、解撚された糸端を上記糸端制御ノズルから
    引出し糸継孔内で重ね合わせる糸引出し機構と、
    糸継孔内で交差して重ね合わされた両糸端部分に
    圧縮空気流を作用させる圧空噴射機構とからなる
    ことを特徴とする巡回式自動ワインダにおける糸
    継ぎ装置。
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