JPH0229595B2 - - Google Patents

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JPH0229595B2
JPH0229595B2 JP59147666A JP14766684A JPH0229595B2 JP H0229595 B2 JPH0229595 B2 JP H0229595B2 JP 59147666 A JP59147666 A JP 59147666A JP 14766684 A JP14766684 A JP 14766684A JP H0229595 B2 JPH0229595 B2 JP H0229595B2
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wedge
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slot
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Hatsuo Tsuyama
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Eagle Clamp Co Ltd
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Eagle Clamp Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術の分野 本発明は、一般にクランプにスロツト開口調整
機構に関し、特に所謂無傷のクランプの一方の脚
においてスロツトの関して傾斜して配置された案
内板に沿つて摺動されてスロツト内に出入りする
楔体を設けた楔式クランプに於けるスロツト開口
調整機構の改良の関する。
技術の背景 従来、重量物の吊揚げに用いられるクランプに
於ては、一対の把持面に鋭い突起もしくは突条を
設けて、吊揚げ作業中の滑落を防止するのが一般
であつた。しかしながら、大重量の金属材、また
は金属製構造物を取扱うクランプに於て、斯かる
突起によつて被吊揚物の表面に傷が与えられると
きは、その傷が単に表面上の損傷にとゞまらず、
金属材料の内部組織に悪影響を与え、当該部分の
強度の劣化の原因となるので、被把持面に傷跡を
与えない、所謂無傷クランプが望まれるようにな
つて来た。
クランプの把持面に突起を設けることは、滑落
の防止にあり、無傷クランプの要求は物品の安全
な吊揚げとは、互いに矛盾する要求であつて、す
こぶる困難なことである。この課題は一つの解消
手段としては、クランプの把持面を大きくするこ
とであるが、把持面を大きくすることには限界が
あり、また、たとえ把持面を大きくしても、一旦
把持面と物品との間に滑りが生ずると、把持面の
大きさは殆んど効果がないことが判つた。
現在用いられている無傷クランプの一型式とし
ては楔式クランプがある。このクランプでは、被
吊揚げ物に一部を浮け入れるためにクランプ本体
に設けられたスロツトを挟んで対向している一対
の脚部の一方に、スロツトに関して傾斜して配置
された案内板に沿つて楔体を摺動可能に設けてス
ロツト開口を調整している。楔体は、彼吊揚げ物
がスロツトから抜け出そうとするとき、それに追
従してスロツト開口に向つて案内板に沿つて摺動
し、それと同時にスロツト開口を狭め、それによ
つて滑落を防止することができる。楔体は、シヤ
ツクルと連動して吊揚げの際に、更に楔体をスロ
ツト内に迫り出すようにしても良く、或るいはシ
ヤツクルと連動する連動あごを設け、連動あごと
対応する脚部に楔体を設けても良い。特開昭54−
47267号公報には、シヤツクルとリンク結合され
た楔体クランプが開示されている。
しかしながら、従来の楔体スロツト開口調整機
構には、下記の如き問題があつた。参考図aには
スロツトSを挟んで対向する一対の脚部の一方1
に配置された案内板2の傾斜面2aに沿つて摺動
的に案内される楔体3が示されており、楔体をス
ロツトに出入りさせるよう駆動する手段は省略さ
れている。楔体3の把持面3aに矢印Aによつて
示された押圧力が与えられると、傾斜した案内面
2aに支持された楔体の背面には逆向の反力成分
Bと上向きの反力成分Cとが生ずる。吊揚げ動作
中に、楔体3の把持面は被把持物に対して強い力
で押し付けられており、従つて楔体3を上方に押
し上げる反力成分Cはかなり大きい。従つて物品
の吊揚げに先立つて楔体を充分に締付けても、楔
体3はスロツトS内から後退させられる傾向があ
る。吊揚げ作業中の振動や衝撃は、この傾向を増
大させる。楔体3の後退寸法が、シヤツクルの引
上げによつて把持面をスロツト内に迫り出させる
最大の迫り出し寸法に近付くにつれて、滑落の危
険性が増大する。
楔体3を上方に押し上げる方向の反力成分を小
さくするには、案内板2のスロツトに対する傾斜
角度θを小さくすれば良いが、傾斜角度を小さく
すると、楔体のスロツト内への一定の迫り出し寸
法を得るために楔体を移動しなければならない距
離を増大させる必要が生じ、そのため脚部の長さ
を増大させなければならなくなる。従つて案内面
の傾斜角度を減少することなしに楔体の後退を許
容限界内に制限することが望ましい。
また、従来の楔体スロツトの開口調整機構に於
ては、楔体を案内板に沿つて駆動させる手段とし
て、ねじ棒を用いてきた。しかしながら、ねじ棒
の操作に時間がかかり、クランプ着脱を頻繁に行
なう場合には作業効率が悪くなる。従つて簡単な
操作で、迅速を移動させ得るようにすることが望
ましい。
発明の目的 従つて、本発明の目的は楔体の後退を防止し、
もしくは許容限度内に制限し得る改良された楔式
スロツト開口調整機構を提供することである。
本発明の他の目的は、簡単な操作で迅速に楔体
を駆動することができる改良された楔体スロツト
開口調整機構を提供することである。
発明の構成 本発明の基本的な構成によれば、案内板と楔体
との対向面に、楔体の移動方向に対して直交する
方向に延びる相補的な複数の突条を設けると共
に、楔体の把持面に押圧力が与えられていないと
きは、楔体を案内板から浮き上がらせる偏倚手段
を設けている。これによつて、クランプを被吊揚
げ物に装着するに当つて楔体をスロツト内に迫り
出させる場合には、これらの突条を係合させるこ
となく、案内板に沿つて移動させることが出来、
把持面が被吊揚げ物に当接した後、更に楔体を押
下げるとそれらの突条が係合状態になる。一旦突
条が係合すると、楔体の把持面に押圧力が与えら
れても楔体の後退距離は、それらの突条の横方向
に延びている一つの面の幅以内の距離に制限され
る。
楔体の後退距離を制限する上述の機構を設ける
ことによつて、楔体をスロツト内に簡単、迅速に
出入りさせるために駆動手段の設計が容易とな
る。何故ならば、駆動手段自体に、楔体の後退を
阻止する機能が要求されないからである。従つて
駆動手段の構造の選択の幅が増大する。
駆動機構の一つの選択形式は、楔体の上方に於
て、クランプ本体に支持された揺動アームに、限
られた範囲で伸縮し得る伸縮アーム手段に一端を
回動可能に装着し、伸縮アーム手段の他端を楔体
に回動可能に挿着し、揺動アームの揺動によつて
楔体を引き上げ、或るいは押し下げる形式であ
る。
実施例の説明 第1図は、本発明の一実施例によるスロツト開
口調整機構を備えたクランプ10の正面図であ
る。クランプ本体10は、互いに離隔して対向配
置された概して逆U字状の一対の側板11,1
1′を有する。一対の脚部12,13の間には、
下方に開口を有するスロツトSが形成されて、そ
の中に吊揚げられるべき物品の一部を受け入れ
る。一方の脚部12を形成する側板間に、第1図
に於てCで示した一点鎖線を通り紙面に直交する
平面として定義されるスロツト中心平面に関して
角度θで交わるよう傾斜配置された案内板14
と、案内板に沿つて移動してスロツト内に出入り
する楔体15とが設けられており、これらの構造
を明瞭にするため、側板11が切欠かれている。
案内板14には、楔体15の運動方向に細長いス
リツトが形成されて、その中に摺動可能に挿通さ
れたボルト16によつて楔体15が移動可能に係
止されている。ボルト16には、コイルスプリン
グ17が巻かれて、楔体15を案内板14から浮
き上がらせて支持している。案内板14と楔体1
5との対向面には、楔体の運動方向と直交する方
向に延びる相補的な複数の突条18,19が設け
られている。案内板14に於ける各突条18は、
概して縦方向に延びる第1の面18aと、概して
横方向に延びる第2の面18bとを有し、楔体1
5に於ける各突条19は、概して縦方向に延びる
第1の面19aと概して横方向に延びる第2の面
19bとを有する。これらの縦方向に延びる第1
の面18a,19aは、スロツト中心平面Cと平
行か、中心平面Cに対して上向に突の鋭角をなす
ように配向するのが理論的には望ましい。何故な
らば、そのように配向したとき、それらの突条1
8,19の第1の面18a,19aが当接された
とき、参考図に関して述べた上向きの反力成分が
生じないか、むしろ逆に下向きの反力成分が生ず
るからである。しかしながら、実際には、第1の
面18a,19aを中心平面Cに対して下向きに
突の20°以下の角度とした場合にも楔体15の後
退を制限するのに充分であることが判つた。突条
18,19の第2の面18b,19bは、第1の
面18a,19aが上述の通り配向されることを
条件として、スロツト中心平面Cに対して直角又
は20°以下の下向きに突の鋭角であつて良い。各
突条の稜部は丸みを与えるのが良い。何故なら
ば、楔体15の迫り出しの際に、楔体の把持面1
5aが被吊揚げ物に当接すた後、後述の駆動手段
によつて楔体15を下方に押しやる力が更に与え
られたとき、楔体の突条の稜部と案内板の突条の
稜部とが当接した際に、楔体の突条の稜部が案内
板の突条の第1の面18aと第2の面18bの何
れかに円滑に移動することが可能となるからであ
る。斯くて、楔体15が被吊揚げ物に対して押し
当てられて、それらの突条18,19が係合され
た後は、楔体15のスロツトからの後退は、突条
18,19の水平方向の寸法Wの範囲内に制限さ
れる。楔体15スロツト内への迫り出しに際して
は、楔体の把持面15aが被吊揚げ物に当接する
迄、楔体15は、偏倚手段17によつて案内板1
4から浮き上がつており、突条18,19を係合
させることなく案内板14に沿つて移動させるこ
とが出来る。換言すれば、楔体15は、ボルト1
6と案内板14の背面との摺動によつて案内され
る。
第1図にい示した実施例に於ては、楔体15を
概して上下方向に駆動する手段は、クランプ本体
10の一対の側板11,11′間に延びる第1の
支軸20によつて、側板間で揺動可能に支持され
た揺動アーム21と、上記揺動アーム21に第1
の支軸と平行な第2の支軸22によつて一端が回
動可能に支持され、他端が第1の支軸と平行な第
3の支軸23によつて楔体15に回動可能に支持
された限られた範囲で伸縮し得る伸縮アーム手段
24とを有する。揺動アーム21は概して半円形
をなし、中心に関して180°より僅かに小さい角度
配置で一対の凹部21a,21bを有するものと
して示されている。第1図に於て25で示されて
いるのはクランプ本体10の一対に側板11,1
1′間に延長するストツパであつて、ストツパ2
5は、揺動アーム21の一対の凹部21a又は2
1bと当接されて揺動アーム21の揺動に限界を
与えている。
伸縮アーム手段24は、この実施例では第2の
支軸22に該支軸に中心に対して直交する方向に
形成された孔中に一端が挿入されて固定されたロ
ツド24aと、第3の支軸23に該支軸の中心に
対して直交する方向に固定されたシリンダ24b
とを有し、ロツド24aの自由端はシリンダ24
bの自由端の開口から挿入されて、シリンダ24
b内で摺動可能になつている。ロツド24aの自
由端には拡大された半径を有する頭部が設けら
れ、シリンダ24bの自由端には、キヤツプ部材
24c例えばねじ込みによつて固定されて、ロツ
ド24aの頭部がシリンダ24bから離脱すると
を防止している。この頭部とキヤツプとは伸縮ア
ームの最大伸長寸法を定める。第1図の配置に於
て、駆動手段は楔体15をスロツトsから後退さ
せる後退配置にあり、伸縮アーム手段24はほゞ
最大伸長となつていて、楔体15を引き上げてい
る。
第1の支軸20にはクランプ本体11の外側か
ら、クランクレバー26の角軸26aが挿入され
ており、ハンドル26bを第1図に於て反時計方
向に回動することによつて、揺動アーム21は
180°余り回転して、凹部21aがストツパ25と
係合する。この揺動の間に、第2の支軸22は、
第1と第3の支軸20,23の中心を結ぶ線分の
延長上の位置を通り、上記線分を横切つてその線
分のスロツトSに関して反対側の位置まで回転す
る。伸縮アームには一対のスリーブ24d,24
eが設けられており、それらの間に圧縮コイルス
プリングの如き偏倚手段27が設けられている。
偏倚手段27は、伸縮アーム手段24を常に最大
寸法をとるよう偏倚させる役割を持つ。揺動アー
ム21の凹部21aが、ストツパ25と係合した
とき第1と第3の支軸20,23間に寸法と、第
2と第3の支軸20,23間の寸法とは、後者の
方が短かくなり、従つて楔体15はスロツト内に
迫り出される。
楔体15の迫り出し動作の間に、スロツト内の
物品に楔体の把持面15aが当接したとき偏倚手
段27は、一対のスリーブ間で圧縮されて被吊揚
げ物に対して押圧され、前述の態様で楔体と案内
板の突条18,19が係合する。
シヤツクル30は、楔体スロツト開口調整機構
が設けられた脚部12と対抗する他方の脚部31
の上方でクランプ本体10の一対の側板の11,
11′間に延びる支軸32によつて、側板間で回
動可能に支持されたベルクランクアーム33から
スロツトの谷部の上方に延びている端部に於て支
軸32と平行に延びる支軸34に枢着されてお
り、スロツトSの上方でクランプ本体10に関し
て運動可能に支持されている。脚部31の下端に
近接して、一対の側板11,11′間に延びる支
軸35によつて、側板間で一端が回動可能に支持
されたリンクアーム36の自由端には、その長手
方向に僅かに細長い長穴36aが設けられてお
り、ベルクランクアーム33の支軸32の下方
に、支軸32と平行に延びるピン37を長穴36
a内に受け入れている。
リンクアーム36の支軸35と長穴36aとの
間に支軸35と平行に延びる支軸38は、連動あ
ご39を回動可能に支持している。第1図に示さ
れた配置に於て、シヤツクル30は、支軸34に
よつて枢着された下端部がクランプ本体10内に
最も深く押し込まれた釈放位置にあり、このと
き、リンク結合された連動あご39は、その平坦
な把持面39aをスロツトSから後退させた位置
に保持される。シヤツクル30が上方に引き上げ
られるとき、ベルクランクアーム33、は第1図
に於て反時計方向に回転し、リンクアーム36
は、支軸35を中心として時計方向に回動し、そ
れによつて、連動あご39の把持面39aはスロ
ツトS内に迫り出される。上述の連動あごの構成
自体は本発明の要件ではなく、他の様々な連動構
造で置換され得る。本発明に関しては、シヤツク
ル30に連動する連動あご39が設けられている
ことだけが必要である。
第1図の実施例に於ては、シヤツクルがクラン
プ本体内に充分に押し込まれているときのみ楔式
スロツト開口調整機構の操作を可能にする機能が
与えられいる。この機能は二つの効果を持つてい
る。第1の効果は、シヤツクルがクランプ本体内
に充分に押し込まれない状態で楔式スロツト開口
調整機構が操作し得るようになつていると、連動
あごがスロツト内に迫り出した状態で楔を迫り出
すことになり、その状態で吊揚げられたとき、連
動あごの効果が利用し得ないこととなり、滑落事
故の原因となるので、斯かる誤つた操作を禁止す
ることである。第2の効果は、吊揚中又は被吊揚
げ物に荷重が充分に支持されていない状態で被吊
揚げ物を釈放させないことである。第2の効果は
前述の突条18,19が係合している限り絶対に
必要とは云えないが、安全確保のためには望まし
い。
これらの機能は揺動アーム21の半円形の円周
部分の揺動径路と、ベルクランクアーム33の先
端部33aの回動径路とを交叉させることによつ
てもたらされている。詳述すれば、シヤツクル3
0の下端が釈放位置にあるときのみ揺動アームの
揺動径路からベルクランクアームの先端33aが
退くよう、揺動アームとベルクランクアームとの
外形と配置とが与えられている。従つて、シヤツ
クル30が釈放位置にして、揺動アーム21が迫
り出し位置に回動され、しかる後、シヤツクル
が、引き上げられると、シヤツクルは少なくとも
長孔36aあとピン37との遊びに相当する寸法
だけは回転し、そのときシヤツクル連動部分(こ
の実施例ではベルクランクアームの先端部分33
a)が揺動アーム21の揺動径路内に位置づけら
れる。説明の便宜上、この構造、配置を運動干渉
手段と称する。
念に為に述べれば、上述の効果は、揺動アーム
を半円形とし、ベルクランクアーム33の先端部
33aを突出させた場合にだけ達成させるのでは
なく、シヤツクル30及びそれに連動する部分
と、揺動アーム及びそれに連動する部分との間
で、それらの外形と配置関係とによつて得られる
ことを理解すべきである。
以上の説明から判るように、案内板14と楔体
15との対向面に、楔体の方向に対して直交する
方向に延びる相補的な複数の突上18,19案内
板14から楔体15を浮き上がらせる偏倚手段1
7を設けることにより、楔体の迫り出しの際は楔
体15を案内板14に沿つて連動させ、物品が把
持されたとき、突条18,19の係合によつて楔
体15の後退を単一の突条の概して横方向に延び
る第2の面の水平方向寸法Wの範囲に制限するこ
とが出来る。この寸法Wに対して、シヤツクル3
0に連動する連第あごの迫り出し寸法を充分に大
きくすることによつて、安全な吊揚げが保証され
る。
第1図に示した駆動手段は、楔体15の簡単か
つ迅速な移動を可能にしている。
第1図に於ける運動干渉手段、即ち、シヤツク
ル運動部分と、揺動アームとの形状と配置との組
み合わせは、吊揚げ作業中の駆動手段の作動を禁
止している。
以上本発明を若干の実施例を通じて説明した
が、本発明は、上述の実施例のみに限定されるも
のでなく、本発明の技術思考を逸脱することなく
様々な変化が可能である。
例えば、シヤツクル30が釈放位置にあるとき
にのみ楔体スロツト開口調整機構を、迫り出させ
る方向に操作できるようにする機能は、第2図に
示した変形によつても得られる。この変形では揺
動アーム21は、支軸20によつて支持されてお
り、ストツパ24によつて実線で示された後退位
置と一点鎖線で示された迫り出し位置との間で矢
印Dで示されたように揺動可能である。揺動アー
ム21の自由端には、第1図との同様に伸縮アー
ム手段24の一端が支軸22によつて支持され、
伸縮アーム手段の他端は支軸23によつて楔体1
5に支持されている。偏倚手段27もまた第1図
と同様に支配されている。この変形例では、付加
的なレバーアーム55が設けられ、それは、クラ
ンプ本体に支軸56によつて支持されている。レ
バーアーム55の一端55aは揺動アーム21が
後退位置にあるときにそれと係合して、レバーア
ーム55の他端bをベルクランクアーム33の先
端部33aと係合させてシヤツクル30を釈放位
置に拘束する。換言すれば、ベルクランクアーム
の先端部33a運動経路とレバーアーム55の先
端部55bの運動経路が交叉しており、シヤツク
ル30が釈放位置にない限り、揺動アーム21を
迫り出し位置に回転することができない。
但し、この変形例では、吊揚げ中または被吊揚
げ物の荷重が完全に除去されていない状態で揺動
アームはある程度回転されることができ、楔体1
5を下方で押圧する力を除去することは可能であ
る。しかしながら、これは、楔体15と案内板1
4の突条18,19が係合している限り楔体15
を後退させることはない。
楔体を案内板から浮き上がらせる偏倚手段は、
板ばねであつても良い。
図面には示されていないが、被吊揚げ物の万一
の滑落に際して、作動し、被吊揚げ物に傷跡を残
すことを許容してそれに喰い込み、滑落を防止す
る公知の安全カムを付加することも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による楔式スロツ
ト開口調整手段を備えたクランプの正面図、第2
図は、第1図の実施例の変形を示す正面図であ
る。 符号の説明、10:クランプ本体、11,1
1′:側板、12,13:脚部、S:スロツト、
14:案内板、15:楔体、15a:把持面、1
6:ボルト、17:コイルスプリング、18,1
9:突条、18a,19a:概して縦方向に延び
る第1の面、18b,19b:概して横方向に延
びる第2の面、C:スロツト中心平面、20:第
1の支軸、21:揺動アーム、21a,21b:
凹部、22:第2の支軸、23:第3の支軸、2
4:伸縮アーム手段、25:ストツパ、26:ク
ランクレバー、27:偏倚手段、30:シヤツク
ル、31:脚部、32:支軸、33:ベルクラン
クアーム、34:支軸、35:支軸、36:リン
クアーム、36a:長穴、37:ピン、38:支
軸、39:連動あご、39a:把持面、55:付
加的なレバーアーム、55a:付加的なレバーア
ームの一端、55b:付加的なレバーアームの他
端、56:支軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の脚部間に下方に開口するスロツトを有
    する概してU字状のクランプ本体と、上記クラン
    プ本体と相対的に運動可能に支持されたシヤツク
    ルと、上記一対の脚部の一方に配置されて上記シ
    ヤツクルとクランプ本体との相対的運動に連動し
    てスロツト内に出入りする平坦な把持面を有する
    連動あごと、上記一対の脚部の他方に上記スロツ
    トに関して傾斜配置された案内板と、上記案内板
    に沿つて移動される平坦な把持面をもつた楔体と
    を有し、上記楔体と案内板との対向面に上記楔体
    の運動方向に直交する方向に伸びる相補的な複数
    の突条を設けると共に、上記楔体を上記案内板か
    ら浮き上がらせる方向に偏倚して、上記楔体の把
    持面に押圧力が与えられていないとき、それらに
    形成された突条を係合しない状態に支持し、楔体
    の把持面に押圧力が与えられたとき、それらの突
    条の相互係合を許して、楔体のスロツトからの後
    退を制限する偏倚手段を設けた戻り止めを有する
    楔式スロツト開口調整機構を有するクランプにお
    いて、 上記各突条は、概して縦方向に伸びる第1の面
    と、概して横方向に伸びる第2の面とで形成され
    ており、上記第1の面はスロツトの中心平面に対
    して20°以下の下方に突の鋭角乃至45°以下の上方
    に突の鋭角をなしており、上記第2の面はスロツ
    トの中心平面に対して直角乃至70°以上の下方に
    突の鋭角をなしていること、 上記楔体の運動方向に沿つて上記案内板に形成
    されたスリツトに摺動可能に挿通されたボルトに
    よつて、上記楔体が上記案内板に沿つて移動可能
    に係止されており、上記楔体と案内板との対向面
    間に偏倚手段を配置して楔体を案内板から浮き上
    がるよう偏倚しており、 上記楔体をスロツト内に出入りさせる駆動手段
    が、上記楔体の上方で第1の支軸20によつてク
    ランプ本体に揺動可能に支持された揺動アーム2
    1と、上記揺動アームの一定の位置に対応して第
    2の支軸22によつて一端が回動可能に支持され
    た第1のアーム部材24aと、一端が上記楔体に
    第3の支軸23によつて回動可能に支持されてお
    り他端が上記第1のアーム部材の自由端と限られ
    た範囲でそれらのアーム部材に沿つて相対移動可
    能に拘束されている第2のアーム部材24bとか
    らなる伸縮アーム手段24と、上記第2の支軸が
    第1と第3の支軸を結ぶ平面の両側に位置し、且
    つ第2と第3の支軸間距離が最大及び最小となる
    位置に近接した2位置間で上記揺動アームの揺動
    の限界を与える少なくとも一つのストツパ25
    と、上記第2と第3の支軸間距離を最長に維持す
    る方向に上記第1と第2のアーム部材を偏倚させ
    る伸縮アーム偏倚圧縮スプリング手段27と、上
    記クランプ本体の外側に配置されて上記揺動アー
    ムを回動させるクランクレバー26とを有し、 上記シヤツクルと上記揺動アームとのクランプ
    本体に対する運動を相互に干渉させる運動干渉手
    段を設け、上記運動干渉手段は、上記シヤツクル
    が最も深くクランプ本体内に押し込まれたときに
    のみ揺動アームの揺動を許し、しからざるとき
    は、揺動アームの揺動を阻止するよう外形と配置
    が定められていること、を特徴とする楔式スロツ
    ト開口調整機構。 2 特許請求の範囲第1項記載の機構であつて、 上記運動干渉手段が、シヤツクルを枢着してお
    り、クランプ本体に枢着されたベルクランクアー
    ムの突出部33aと、クランプ本体に枢着された
    揺動アームと、該揺動アームの回動を制限するス
    トツパ21bとの外形と配置とによつて構成され
    ていること、を特徴とする楔式スロツト開口調整
    機構。 3 特許請求の範囲第1項記載の機構であつて、 上記運動干渉手段が、シヤツクルを枢着してお
    り、クランプ本体に枢着されたベルクランクアー
    ムの突出部33aの運動経路と、ストツパ21b
    によつて回動範囲が制限されており、クランプ本
    体に枢着された揺動アームの運動経路とに干渉す
    るよう配置され、クランプ本体に枢着された付加
    的なレバーアーム55によつて構成されているこ
    と、を特徴とする楔式スロツト開口調整機構。
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