JPH0229791B2 - - Google Patents
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- JPH0229791B2 JPH0229791B2 JP63235132A JP23513288A JPH0229791B2 JP H0229791 B2 JPH0229791 B2 JP H0229791B2 JP 63235132 A JP63235132 A JP 63235132A JP 23513288 A JP23513288 A JP 23513288A JP H0229791 B2 JPH0229791 B2 JP H0229791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulp
- bleaching
- slurry
- concentration
- sodium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21C—PRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
- D21C9/00—After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
- D21C9/10—Bleaching ; Apparatus therefor
- D21C9/1057—Multistage, with compounds cited in more than one sub-group D21C9/10, D21C9/12, D21C9/16
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Paper (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は機械パルプの漂白法に関する。
(従来の技術)
機械パルプは木材中のリグニンを化学的に溶解
して繊維セルローズ残渣のみを残すよりもむしろ
木材を物理的にすり砕いてセルローズとリグニン
を含む繊維とすることによつて製造される。木質
的に木材全部が紙製品製造に適するパルプに変え
られるので、機械パルプ法は原料として使われた
木材を基準としてパルプが高収率で得られる点と
廃材が実質的に少量である点の両方で好ましいと
考えられる。 機械パルプは“石”車で丸太を磨砕し(砕木パ
ルプ)又は木材を冷金属リフアイナー刃又は熱金
属リフアイナー刃で砕いて(リフアイナーパルプ
又は熱機械パルプ)製造できる。 リフアイナー機械パルプおよび熱機械パルプ製
造用原料は普通砕木パルプ製造用丸太より下級の
ものである。リフアイナーおよび熱機械パルプ製
造用木材の大部分は製材厚板の切れはしから来
る。この原料は脱皮した丸太よりも樹皮(および
泥土)が多く含まれている。パルプの漂白性がこ
の不純物に影響されなくとも、未漂白および漂白
パルプ両者の白色度(ブライトネス)は影響をう
ける。 機械パルプの漂白には主に2つの方法即ち還元
法と酸化法が使われる。この2方法は単独で又は
第1段酸化漂白と第2段還元の2段階漂白の組合
せで使用できる。還元漂白剤は重亜硫酸塩、亜ニ
チオン酸塩および水素化ホウ素化合物である。主
要酸化漂白剤は過酸化水素である。亜ニチオン酸
塩漂白は一番使われる還元漂白法である。亜ニチ
オン酸ナトリウム(Na2S2O4)は好ましい形であ
る。亜ニチオン酸亜鉛もある程度使われる。これ
はナトリウム形よりも安定で工場で製造できる
が、魚類に有毒な欠点をもつ。亜ニチオン酸塩漂
白は通常低濃度で行われ、最大漂白結果が約4%
濃度でえられる。最大明るさは通常PH5乃至6で
えられる。亜ニチオン酸塩は亜硫塩を水素化ホウ
素ナトリウムで還元して製造できる(“ボロール”
液として市販されている)。 本明細書においてパーセントはすべて重量パー
セントである。濃度は水性スラリー中パルプのオ
ーブン乾燥重量基準パーセントである。特に断わ
らない限り添加物はオーブン乾燥パルプ重量基準
の重量%であらわしている。 水素化ホウ素ナトリウムは強還元剤であるが、
その漂白効果は亜ニチオン酸塩漂白に常用される
PH4〜7の酸性領域においては亜ニチオン酸塩と
比べて驚くほど小さい。水素化ホウ素化合物はア
ルカリ性溶液となるが、このアルカリ性度は漂白
時に水素化ホウ素化合物の自己分解限界以上にPH
を保つに十分でない。より以上のアルカリ性度と
高濃度を使えばよい結果がえられる。金属イオン
封鎖剤(DTPA)とけい酸ナトリウムの存在も
漂白性を改良すると思われる。水素化ホウ素ナト
リウムはパルプ漂白に使用するには普通高価すぎ
るが、亜ニチオン酸ナトリウムのその場製造にし
ばしば使われる。 過酸化物使用の酸化漂白法は亜ニチオン酸塩還
元漂白法よりもある利点がある。酸化漂白法によ
つてえられる明るさは亜ニチオン酸塩漂白法によ
るよりもずつと大きく、過酸化物における腐蝕問
題は亜ニチオン酸漂白パルプにおけるよりも小さ
い。機械パルプ漂白について多くの酸化剤を試験
したが、過酸化物、主として過酸化水素が機械パ
ルプ漂白用の唯一のものである。 過酸化水素とアルカリの単なる混合物は最良の
漂白結果を示さない。結果改良のため1又は2以
上の薬品を普通追加する。使われる最も一般的薬
品はけい酸ナトリウムである。その他には硫酸マ
グネシウムとDTPAやりん酸塩の様な金属イオ
ン封鎖剤がある。 けい酸ナトリウムは過酸化物が漂白剤として一
番活性であるPH範囲において緩衝作用をもつ。け
い酸ナトリウムの他の効果は金属イオンを不活性
とすることである。硫酸マグネシウムも同様の不
活性効果をもち、特に水の硬度が低いとき便利で
ある。けい酸ナトリウムとマグネシウムは協働的
に作用すると思われるが、この機構は詳らかでな
い。カルシウムもマグネシウムと同様の効力をも
つ。むしろ多量のけい酸ナトリウムが機械パルプ
の過酸化物漂白に使われる。普通けい酸ナトリウ
ム40%溶液を使用し、パルプ重量基準約5重量%
の溶液を加える(パルプ重量に対しけい酸ナトリ
ウム2.0%)。硫酸マグネシウム(エプソム塩)は
パルプ基準で一般に0.05乃至0.2%の少量で使わ
れる。 漂白における濃度は脱水装置およびパルプと漂
白剤混合装置による。10乃至20%濃度が使われ、
平均は約15%である。保持時間は普通1.5乃至3
時間である。塔の底においてパルプは水で3乃至
4%濃度に稀められる。パルプがアルカリ性であ
るので色逆戻りを防ぐためスラリーPHは下げねば
ならない。普通PHは未漂白パルプと同じ約5.5に
下げられる。2酸化いおう又は重亜硫酸塩をPH低
下に使うならば、残留過酸化物も消費されるであ
ろう。 化学パルプは普通多段階で漂白され、多段階方
法は機械パルプにも高い白色度値が必要ならば使
われる。過酸化物による酸化漂白後の亜ニチオン
酸塩による還元漂白法は機械パルプの多段階漂白
に工業的に使われる方法である。過酸化物漂白は
それが全部消費される前に終了するため残留過酸
化物は亜ニチオン酸塩が加えられる前に分解され
る必要がある。パルプPHの調整も亜ニチオン酸塩
の添加前にされねばならない。2酸化いおうと亜
硫酸塩液は両目的に適している。還元/酸化漂白
法(第1段亜ニチオン酸塩と第2段過酸化物使
用)は第1段に過酸化物を使う漂白法より劣ると
信じられている。その理由は亜ニチオン酸塩によ
つて還元されたある発色基が次いで過酸化物によ
つて酸化されて還元漂白の利益の一部が相殺され
るからである。 亜ニチオン酸塩又は水素化ホウ素化合物を使用
し次いで過酸化物を使う2段酸化/還元漂白法は
高い白色度値を与える。水素化ホウ素化合物と過
酸化物は1段漂白に共に使用できる。これは驚く
べきことながらこの2薬品は通常の漂白条件のも
とでは互いに反応しないのである。この効果は2
薬品使用の2段漂白法においてえられる程よくな
いが、過酸化物単独よりもよい。水素化ホウ素化
合物−過酸化物−亜ニチオン酸塩使用の3段階漂
白によつて87乃至88%の白色度値がえられてい
る。 (発明の説明) 本発明は(a)4%以上の濃度の機械パルプのPH10
乃至12の水性スラリーを第1段階において水素化
ホウ素ナトリウムから成る還元性漂白剤と接触さ
せ、(b)随意に第1段階からのスラリーパルプを洗
浄して残留還元性漂白剤を実質的に除去し、(c)洗
つたパルプスラリー濃度を10%以上に調節し、か
つ(d)工程(c)からのパルプスラリーにスラリー中の
パルプのオーブン乾燥重量を基準として過酸化水
素濃度を1%以上とするに十分な量のPH10乃至11
のアルカリ性過酸化水素漂白液を加え、パルプス
ラリーの温度を加温下に保つてスラリー中のパル
プの白色度を増大させる工程より成ることを特徴
とする水性スラリー中の機械パルプの漂白方法に
ある。 パルプから重合属を除去するため金属イオン封
鎖剤を使用できる。一般にエチレンジアミンテト
ラアセテート(EDTA)、ペンタナトリウムジエ
チレントリアミンペンタアセテート(DTPA)、
ニトリロトリアセテート(NTA)、トリポリり
ん酸ナトリウム、くえん酸ナトリウム等の塩が工
業的に使われる。 リフアイナーパルプ又は熱機械パルプにおいて
はリフアイナーに供給液として漂白液をチツプと
共に入れる。砕木パルプにおいてはパルプスラリ
ーに漂白剤を加えるとよい。 水素化ホウ素ナトリウムは2酸化いおう又は亜
硫酸塩をそれと反応させて亜ニチオン酸ナトリウ
ム製造に最もよく使われる。しかしそれはPH10乃
至11、濃度4%以上において亜ニチオン酸塩を生
成することなく使用できる。 過酸素漂白法は10乃至20%濃度において40乃至
60℃の温度を必要とし、1.5乃至3時間で十分な
漂白がえられる。パルプ重量基準として通常約1
乃至3%のけい酸ナトリウムと0.05乃至0.2%の
硫酸マグネシウムが漂白液に加えられる。過酸素
漂白工程前パルプ予備処理にDTPA又は2−ヒ
ドロキシエチル−エチレンジアミントリアセテー
ト(HEDTA)の様な金属イオン封鎖剤が使用で
きる。 漂白液の過酸化物含量はH2O21%以上が必要で
あり、3乃至10%が好ましい。35乃至70%H2O2
液、過酸化ナトリウム、過酸化炭酸ナトリウム等
の様などんな過酸化水素源でも使用できる。 (実施例および比較例) 本発明を以下の実施例および比較例によつて更
に具体的に説明する。 パルプは一般に4%濃度において0.25%DTPA
を使い予備処理した。オーブン乾燥(O.D.)し
たパルプ50g相当量を秤取し60℃(140〓)脱イ
オン水を用いて望む濃度に調節した。 亜ニチオン酸ナトリウム漂白法 パルプを4%濃度とし密閉容器に入れた。亜ニ
チオン酸ナトリウムを必要量添加直前に2酸化い
おう水溶液でPH6に調節した。ピペツトで容器内
液面下に亜ニチオン酸ナトリウム液を入れて亜ニ
チオン酸ナトリウム液と空気の接触をできるだけ
避けた。びんを直ちに閉じ手で振つて十分に混合
させた。処理したパルプを60℃に1時間保つた。
次いでパルプを濾過し水洗し、次の操作に適当な
濃度とした。 水素化ホウ素ナトリウム漂白法 前記したと同様に水素化ホウ素ナトリウム漂白
法を行つた。但しPHは塩基側(10−11)であり、
パルプは4%濃度に調節した。漂白はより短時間
で行つた。 過酸化水素漂白法 前還元工程からのパルプを洗つた後過酸化水素
使用の漂白法を普通の方法で行つた。試料は濃度
12%において漂白した。 パルプ試料をマイクロ波オーブンで望む温度に
加熱し漂白液(けい酸ナトリウム、苛性ソーダ、
硫酸マグネシウムおよび過酸化水素を添加してつ
くつた)を前処理済パルプに加えよく混合した。
パルプ混合物をピーカーに入れガラス板で蓋をし
て恒温槽で加熱した。 試料を定期的にとり出し明るさを検べた。 白色度測定用ハンドシート製造法 O.D.パルプ6g試料を各測定のためとり出し
た。試料を脱イオン水で0.75%濃度にうすめた。
このスラリーPHを2酸化いおう水溶液で4.5とし
た。ウオーリング高速混合機を用いて繊維塊を除
いた後TAPPI標準T218 05−69の付録による6.25
インチTAPPIシート型中で試験シートを生成し
た。シートを1夜乾燥し、データカラー2000型反
射計上で白色度を測定した。ユニツトは
ELREPHO又はISO白色度パーセントとして表わ
される。 比較例 1 第1段に過酸化水素および第2段に亜ニチオン
酸ナトリウムを使用して2段階漂白法を行つた。
パルプは硬質木材/軟質木材TMPの50/50混合
物であつた。試験条件と結果を表に示してい
る。 比較例 2 比較例1に使用したパルプと同じバツチを初め
に亜ニチオン酸ナトリウムと次に過酸化水素を使
用する逆順序で漂白した。結果を表に示してい
る。 実施例1と同じ他の条件にしたがつて単一過酸
化水素漂白法を試験した。白色度は85%であつ
た。またすべて7%過酸化水素を使用した。 実施例1および比較例3〜4 南方熱機械軟質木材パルプに対し還元性漂白剤
として水素化ホウ素ナトリウムを使用した。実験
1(比較例3)においては初め酸化段階をし次に
還元段階であつた。実験2(比較例2)において
は初め還元段階後酸化段階であつた。実験3(比
較例4)は還元剤として(水素化ホウ素ナトリウ
ム使用の単一還元であつた。結果を表に示して
いる。 第1段として還元剤使用の2段階漂白法は従来
法の教える処とは反対に普通の酸化/還元法より
も優秀なことは意外であつた。砕木パルプ使用の
還元/酸化漂白法の唯一の文献はバートン・R.
W.の過酸化物と亜ニチオン酸併用粉砕木材漂白
法(TAPPI,41(3)巻,161A−165Aページ)が
ある。この文献では過酸化物として0.4%H2O2
(2%Na2O2)のみを使用している。
して繊維セルローズ残渣のみを残すよりもむしろ
木材を物理的にすり砕いてセルローズとリグニン
を含む繊維とすることによつて製造される。木質
的に木材全部が紙製品製造に適するパルプに変え
られるので、機械パルプ法は原料として使われた
木材を基準としてパルプが高収率で得られる点と
廃材が実質的に少量である点の両方で好ましいと
考えられる。 機械パルプは“石”車で丸太を磨砕し(砕木パ
ルプ)又は木材を冷金属リフアイナー刃又は熱金
属リフアイナー刃で砕いて(リフアイナーパルプ
又は熱機械パルプ)製造できる。 リフアイナー機械パルプおよび熱機械パルプ製
造用原料は普通砕木パルプ製造用丸太より下級の
ものである。リフアイナーおよび熱機械パルプ製
造用木材の大部分は製材厚板の切れはしから来
る。この原料は脱皮した丸太よりも樹皮(および
泥土)が多く含まれている。パルプの漂白性がこ
の不純物に影響されなくとも、未漂白および漂白
パルプ両者の白色度(ブライトネス)は影響をう
ける。 機械パルプの漂白には主に2つの方法即ち還元
法と酸化法が使われる。この2方法は単独で又は
第1段酸化漂白と第2段還元の2段階漂白の組合
せで使用できる。還元漂白剤は重亜硫酸塩、亜ニ
チオン酸塩および水素化ホウ素化合物である。主
要酸化漂白剤は過酸化水素である。亜ニチオン酸
塩漂白は一番使われる還元漂白法である。亜ニチ
オン酸ナトリウム(Na2S2O4)は好ましい形であ
る。亜ニチオン酸亜鉛もある程度使われる。これ
はナトリウム形よりも安定で工場で製造できる
が、魚類に有毒な欠点をもつ。亜ニチオン酸塩漂
白は通常低濃度で行われ、最大漂白結果が約4%
濃度でえられる。最大明るさは通常PH5乃至6で
えられる。亜ニチオン酸塩は亜硫塩を水素化ホウ
素ナトリウムで還元して製造できる(“ボロール”
液として市販されている)。 本明細書においてパーセントはすべて重量パー
セントである。濃度は水性スラリー中パルプのオ
ーブン乾燥重量基準パーセントである。特に断わ
らない限り添加物はオーブン乾燥パルプ重量基準
の重量%であらわしている。 水素化ホウ素ナトリウムは強還元剤であるが、
その漂白効果は亜ニチオン酸塩漂白に常用される
PH4〜7の酸性領域においては亜ニチオン酸塩と
比べて驚くほど小さい。水素化ホウ素化合物はア
ルカリ性溶液となるが、このアルカリ性度は漂白
時に水素化ホウ素化合物の自己分解限界以上にPH
を保つに十分でない。より以上のアルカリ性度と
高濃度を使えばよい結果がえられる。金属イオン
封鎖剤(DTPA)とけい酸ナトリウムの存在も
漂白性を改良すると思われる。水素化ホウ素ナト
リウムはパルプ漂白に使用するには普通高価すぎ
るが、亜ニチオン酸ナトリウムのその場製造にし
ばしば使われる。 過酸化物使用の酸化漂白法は亜ニチオン酸塩還
元漂白法よりもある利点がある。酸化漂白法によ
つてえられる明るさは亜ニチオン酸塩漂白法によ
るよりもずつと大きく、過酸化物における腐蝕問
題は亜ニチオン酸漂白パルプにおけるよりも小さ
い。機械パルプ漂白について多くの酸化剤を試験
したが、過酸化物、主として過酸化水素が機械パ
ルプ漂白用の唯一のものである。 過酸化水素とアルカリの単なる混合物は最良の
漂白結果を示さない。結果改良のため1又は2以
上の薬品を普通追加する。使われる最も一般的薬
品はけい酸ナトリウムである。その他には硫酸マ
グネシウムとDTPAやりん酸塩の様な金属イオ
ン封鎖剤がある。 けい酸ナトリウムは過酸化物が漂白剤として一
番活性であるPH範囲において緩衝作用をもつ。け
い酸ナトリウムの他の効果は金属イオンを不活性
とすることである。硫酸マグネシウムも同様の不
活性効果をもち、特に水の硬度が低いとき便利で
ある。けい酸ナトリウムとマグネシウムは協働的
に作用すると思われるが、この機構は詳らかでな
い。カルシウムもマグネシウムと同様の効力をも
つ。むしろ多量のけい酸ナトリウムが機械パルプ
の過酸化物漂白に使われる。普通けい酸ナトリウ
ム40%溶液を使用し、パルプ重量基準約5重量%
の溶液を加える(パルプ重量に対しけい酸ナトリ
ウム2.0%)。硫酸マグネシウム(エプソム塩)は
パルプ基準で一般に0.05乃至0.2%の少量で使わ
れる。 漂白における濃度は脱水装置およびパルプと漂
白剤混合装置による。10乃至20%濃度が使われ、
平均は約15%である。保持時間は普通1.5乃至3
時間である。塔の底においてパルプは水で3乃至
4%濃度に稀められる。パルプがアルカリ性であ
るので色逆戻りを防ぐためスラリーPHは下げねば
ならない。普通PHは未漂白パルプと同じ約5.5に
下げられる。2酸化いおう又は重亜硫酸塩をPH低
下に使うならば、残留過酸化物も消費されるであ
ろう。 化学パルプは普通多段階で漂白され、多段階方
法は機械パルプにも高い白色度値が必要ならば使
われる。過酸化物による酸化漂白後の亜ニチオン
酸塩による還元漂白法は機械パルプの多段階漂白
に工業的に使われる方法である。過酸化物漂白は
それが全部消費される前に終了するため残留過酸
化物は亜ニチオン酸塩が加えられる前に分解され
る必要がある。パルプPHの調整も亜ニチオン酸塩
の添加前にされねばならない。2酸化いおうと亜
硫酸塩液は両目的に適している。還元/酸化漂白
法(第1段亜ニチオン酸塩と第2段過酸化物使
用)は第1段に過酸化物を使う漂白法より劣ると
信じられている。その理由は亜ニチオン酸塩によ
つて還元されたある発色基が次いで過酸化物によ
つて酸化されて還元漂白の利益の一部が相殺され
るからである。 亜ニチオン酸塩又は水素化ホウ素化合物を使用
し次いで過酸化物を使う2段酸化/還元漂白法は
高い白色度値を与える。水素化ホウ素化合物と過
酸化物は1段漂白に共に使用できる。これは驚く
べきことながらこの2薬品は通常の漂白条件のも
とでは互いに反応しないのである。この効果は2
薬品使用の2段漂白法においてえられる程よくな
いが、過酸化物単独よりもよい。水素化ホウ素化
合物−過酸化物−亜ニチオン酸塩使用の3段階漂
白によつて87乃至88%の白色度値がえられてい
る。 (発明の説明) 本発明は(a)4%以上の濃度の機械パルプのPH10
乃至12の水性スラリーを第1段階において水素化
ホウ素ナトリウムから成る還元性漂白剤と接触さ
せ、(b)随意に第1段階からのスラリーパルプを洗
浄して残留還元性漂白剤を実質的に除去し、(c)洗
つたパルプスラリー濃度を10%以上に調節し、か
つ(d)工程(c)からのパルプスラリーにスラリー中の
パルプのオーブン乾燥重量を基準として過酸化水
素濃度を1%以上とするに十分な量のPH10乃至11
のアルカリ性過酸化水素漂白液を加え、パルプス
ラリーの温度を加温下に保つてスラリー中のパル
プの白色度を増大させる工程より成ることを特徴
とする水性スラリー中の機械パルプの漂白方法に
ある。 パルプから重合属を除去するため金属イオン封
鎖剤を使用できる。一般にエチレンジアミンテト
ラアセテート(EDTA)、ペンタナトリウムジエ
チレントリアミンペンタアセテート(DTPA)、
ニトリロトリアセテート(NTA)、トリポリり
ん酸ナトリウム、くえん酸ナトリウム等の塩が工
業的に使われる。 リフアイナーパルプ又は熱機械パルプにおいて
はリフアイナーに供給液として漂白液をチツプと
共に入れる。砕木パルプにおいてはパルプスラリ
ーに漂白剤を加えるとよい。 水素化ホウ素ナトリウムは2酸化いおう又は亜
硫酸塩をそれと反応させて亜ニチオン酸ナトリウ
ム製造に最もよく使われる。しかしそれはPH10乃
至11、濃度4%以上において亜ニチオン酸塩を生
成することなく使用できる。 過酸素漂白法は10乃至20%濃度において40乃至
60℃の温度を必要とし、1.5乃至3時間で十分な
漂白がえられる。パルプ重量基準として通常約1
乃至3%のけい酸ナトリウムと0.05乃至0.2%の
硫酸マグネシウムが漂白液に加えられる。過酸素
漂白工程前パルプ予備処理にDTPA又は2−ヒ
ドロキシエチル−エチレンジアミントリアセテー
ト(HEDTA)の様な金属イオン封鎖剤が使用で
きる。 漂白液の過酸化物含量はH2O21%以上が必要で
あり、3乃至10%が好ましい。35乃至70%H2O2
液、過酸化ナトリウム、過酸化炭酸ナトリウム等
の様などんな過酸化水素源でも使用できる。 (実施例および比較例) 本発明を以下の実施例および比較例によつて更
に具体的に説明する。 パルプは一般に4%濃度において0.25%DTPA
を使い予備処理した。オーブン乾燥(O.D.)し
たパルプ50g相当量を秤取し60℃(140〓)脱イ
オン水を用いて望む濃度に調節した。 亜ニチオン酸ナトリウム漂白法 パルプを4%濃度とし密閉容器に入れた。亜ニ
チオン酸ナトリウムを必要量添加直前に2酸化い
おう水溶液でPH6に調節した。ピペツトで容器内
液面下に亜ニチオン酸ナトリウム液を入れて亜ニ
チオン酸ナトリウム液と空気の接触をできるだけ
避けた。びんを直ちに閉じ手で振つて十分に混合
させた。処理したパルプを60℃に1時間保つた。
次いでパルプを濾過し水洗し、次の操作に適当な
濃度とした。 水素化ホウ素ナトリウム漂白法 前記したと同様に水素化ホウ素ナトリウム漂白
法を行つた。但しPHは塩基側(10−11)であり、
パルプは4%濃度に調節した。漂白はより短時間
で行つた。 過酸化水素漂白法 前還元工程からのパルプを洗つた後過酸化水素
使用の漂白法を普通の方法で行つた。試料は濃度
12%において漂白した。 パルプ試料をマイクロ波オーブンで望む温度に
加熱し漂白液(けい酸ナトリウム、苛性ソーダ、
硫酸マグネシウムおよび過酸化水素を添加してつ
くつた)を前処理済パルプに加えよく混合した。
パルプ混合物をピーカーに入れガラス板で蓋をし
て恒温槽で加熱した。 試料を定期的にとり出し明るさを検べた。 白色度測定用ハンドシート製造法 O.D.パルプ6g試料を各測定のためとり出し
た。試料を脱イオン水で0.75%濃度にうすめた。
このスラリーPHを2酸化いおう水溶液で4.5とし
た。ウオーリング高速混合機を用いて繊維塊を除
いた後TAPPI標準T218 05−69の付録による6.25
インチTAPPIシート型中で試験シートを生成し
た。シートを1夜乾燥し、データカラー2000型反
射計上で白色度を測定した。ユニツトは
ELREPHO又はISO白色度パーセントとして表わ
される。 比較例 1 第1段に過酸化水素および第2段に亜ニチオン
酸ナトリウムを使用して2段階漂白法を行つた。
パルプは硬質木材/軟質木材TMPの50/50混合
物であつた。試験条件と結果を表に示してい
る。 比較例 2 比較例1に使用したパルプと同じバツチを初め
に亜ニチオン酸ナトリウムと次に過酸化水素を使
用する逆順序で漂白した。結果を表に示してい
る。 実施例1と同じ他の条件にしたがつて単一過酸
化水素漂白法を試験した。白色度は85%であつ
た。またすべて7%過酸化水素を使用した。 実施例1および比較例3〜4 南方熱機械軟質木材パルプに対し還元性漂白剤
として水素化ホウ素ナトリウムを使用した。実験
1(比較例3)においては初め酸化段階をし次に
還元段階であつた。実験2(比較例2)において
は初め還元段階後酸化段階であつた。実験3(比
較例4)は還元剤として(水素化ホウ素ナトリウ
ム使用の単一還元であつた。結果を表に示して
いる。 第1段として還元剤使用の2段階漂白法は従来
法の教える処とは反対に普通の酸化/還元法より
も優秀なことは意外であつた。砕木パルプ使用の
還元/酸化漂白法の唯一の文献はバートン・R.
W.の過酸化物と亜ニチオン酸併用粉砕木材漂白
法(TAPPI,41(3)巻,161A−165Aページ)が
ある。この文献では過酸化物として0.4%H2O2
(2%Na2O2)のみを使用している。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a)4%以上の濃度の機械パルプのPH10乃至12
の水性スラリーを第1段階において水素化ホウ素
ナトリウムから成る還元性漂白剤と接触させ、(b)
随意に第1段階からのスラリーパルプを洗浄して
残留還元性漂白剤を実質的に除去し、(c)洗つたパ
ルプスラリー濃度を10%以上に調節し、かつ(d)工
程(c)からのパルプスラリーにスラリー中のパルプ
のオーブン乾燥重量を基準として過酸化水素濃度
を1%以上とするに十分な量のPH10乃至11のアル
カリ性過酸化水素漂白液を加え、パルプスラリー
の温度を加温下に保つてスラリー中のパルプの白
色度を増大させる工程より成ることを特徴とする
水性スラリー中の機械パルプの漂白方法。 2 過酸素漂白液がけい酸ナトリウム1乃至3%
および硫酸マグネシウム0.05乃至0.2%を含む請
求項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US10460787A | 1987-10-05 | 1987-10-05 | |
| US104607 | 1987-10-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0197291A JPH0197291A (ja) | 1989-04-14 |
| JPH0229791B2 true JPH0229791B2 (ja) | 1990-07-02 |
Family
ID=22301388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63235132A Granted JPH0197291A (ja) | 1987-10-05 | 1988-09-21 | 機械パルプの漂白方法 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0311356A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0197291A (ja) |
| AU (1) | AU2335788A (ja) |
| BR (1) | BR8805098A (ja) |
| FI (1) | FI884558L (ja) |
| NO (1) | NO884398L (ja) |
| ZA (1) | ZA887477B (ja) |
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-
1988
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- 1988-10-05 ZA ZA887477A patent/ZA887477B/xx unknown
Also Published As
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