JPH02300331A - 紡績用回転リング - Google Patents

紡績用回転リング

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JPH02300331A
JPH02300331A JP12202489A JP12202489A JPH02300331A JP H02300331 A JPH02300331 A JP H02300331A JP 12202489 A JP12202489 A JP 12202489A JP 12202489 A JP12202489 A JP 12202489A JP H02300331 A JPH02300331 A JP H02300331A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トラベラ−の回転による摺動摩擦をトルクと
してリング回転体が回転する消極回転式の紡績用回転リ
ングに関し、特にそのブレーキ機構に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、ホルダーによって軸承部を介し回転自在に支
持されるリング回転体を有し、このリング回転体がトラ
ベラ−の回転による摺動摩擦力をトルクとして回転する
ように構成された紡績用回転リングは、特公昭54−1
5934号公報などにより公知である。
また、このような機構の消極回転リングについて、機台
停止時のリングオーバーランを防止するための公知の1
機構として、リング回転体に翼や突起を設け、空気又は
液体などの流体抵抗によりリング回転体の回転を抑制す
る回転制御機構、又は、レバーなどの機構を介して機械
的にリング回転体に挟圧摩擦を加え、リング回転体の惰
性回転を防止するようにしたブレーキ機構がある。
これらの機構の内、リング回転体に空気摩擦翼を設けて
リング回転を制御する機構は、リング回転が高速化して
惰性回転力が大きくなれば、リングのオーバーラン防止
は困難となる。また、リング回転体の下端に翼又は突起
を突出させ、機台停止時に油槽などを持ち上げ、液体の
抵抗によりリング回転体に制動をかける機構や、リング
レールの裏面にリング回転体の下端を突出させその突出
部にレバーなどを介して直接的に挟圧摩擦を加えるブレ
ーキ機構は、いずれも全機台のリング回転を一斉に同時
停止させようとするものであるが、機台−斉停止時以外
の紡糸工程中に於て、リング個々側のti傷差やトラベ
ラ−摩耗の個別差による焼損、喰込み、コツピングモー
ションによるストレッチ長さの変化、チェース間リング
レールの昇降時などのショックやトラベラ−の変速回転
により瞬間的紡糸張力変動を受けた場合、空気軸受又は
スラスト軸受では、吊上げ張力により、瞬間的ともいえ
る短時間にJカーブを描いてトラベラ−と同速化し、チ
ェース間トラベラ−の最高回転数と同期することを本発
明者は経験により解明している。
この場合、リング回転は、慣性によりトラベラ−のチェ
ース間変速に対応して変速し得ないため、トラベラ−回
転に対し、オーバーランと同速回転を反復するので、バ
ルーン張力は激しい異状変動を生じる。しかし、リング
回転を制御する公知のブレーキ方法は、上述の如く主と
して満管停止時のリング惰性回転によるオーバーラン防
止目的の一斉制動方弐の強制ブレーキか、又は本発明者
が先に提案した特願昭62−134382号及び特公昭
54−15934号に見られる接触ブレーキ方式であっ
たが、今日の精紡機がスピンドル回転2万〜2万5千R
PMの高速紡出が可能となり、それに対応するためイン
バーターその他によるスピンドル回転の自動制御は可能
であっても、トラベラ−のトルクにより回転する機構の
消極回転リングを使用する限り、機台停止時全錘−斉制
動方弐では、紡出中の個々錘のリング回転を減液速制御
することはできない、このため、上述のごとく、トラベ
ラ−のチェース間最高回転数とリング回転数が同期化し
た錘で生じる急激な張力変動の反復により、特に合繊維
糸や高級品種、細番手紡出では、毛羽発生、シゴキネッ
プ、弱糸など糸質低下を招来する問題が生じる。
また先に提案した直接接触式摩擦ブレーキは、個々錘リ
ングの高速化及びトラベラ−と同期回転することを防止
する効果は充分であるが、ブレーキシューが固定ホルダ
ーの接触面に同時に全面接触すると、そのブレーキシュ
ーの材質、硬度弾性、空隙寸法の設定などの固有特性に
より、摩擦トルクの総和の一定化と共にリング最高回転
数もブレーキ特性により常に一定化する。その結果、更
にスピンドル回転上昇によるトラベラ−の摩擦トルクが
増加しても、ブレーキシューのブレーキトルクの方が1
かに大きいため、リング回転はトラベラ−トルクに追従
して増速することなく同一回転数を維持するため、スピ
ンドル回転の上昇曲線との′$離は次第に大きくなり、
紡糸張力の増大をもたらし、限界紡糸張力に達した時点
で、スピンドル回転上昇限界となる。
その結果、摩擦ブレーキ作動点をスピンドル回転の高速
化に合せて、リング回転数上限を引上げるようブレーキ
機構固有特性の設定を行えば、例えば、スピンドル最高
回転数を2万PPMとして、リング最高回転数がその6
0%の1万2千RPMとなるようブレーキシューの設定
を行えば、停台減速時には、リングの惰性回転による停
止時間がスピンドル停止時間より長くなって、オーバー
ラン及びスナール発生量が大きくなる危険性があるので
、リング回転の慣性を、減殺しながら、例えばリング回
転を6千〜5千RPMにまで低下させてから停台するよ
う、スピンドル減速曲線を長くとる必要が生じる。
このため、リング・回転限界を7千〜6千PPMに止め
るブレーキ機構に設定する必要が生じ、精紡機の高速化
性能を制約又は減殺する結果となっていた。
本発明は、上述の問題に鑑み、リング回転体の軸承部が
空気軸受化することなどによって生ずる過度の高速化、
特にトラベラ−回転の最高回転と同期化するのを防止し
、また、リング回転数の変化曲線がスピンドル回転数変
化曲線に対して極端な単離を生じない回転差を維持しう
るよう、個々錘リングの最高回転数を制御することが可
能な紡績用回転リングを提供することを目的としている
(課題を解決するための手段〕 本発明は、上述の!!題を解決するため、ホルダーと、
該ホルダーによって軸承部を介し回転自在に支持される
リング回転体とを有してなる紡績用回転リングにおいて
、前記リング回転体の下端部には、弾性体からなるブレ
ーキシューが、前記ホルダーの下端面に設けられた摺接
部と空隙を有した非接触状態に設けられており、前記ブ
レーキシューは、当該ブレーキシューの回転による遠心
力によって変形して前記摺接部と接触するとともに、前
記ブレーキシューと前記摺接部との接触面積は、前記リ
ング回転体の回転数に応じて増大するように構成されて
なることを特徴として構成される。
〔作 用〕
リング回転体の回転にともなってブレーキシューも回転
し、この回転による遠心力によってブレーキシューが変
形する6回転速度がある速度に達すると、遠心力によっ
て弾性変形したブレーキシューは、遠心力の上方分力に
より周縁部が水平化しようとして持ち上がり、ホルダー
などの固定摺接部と接触し、その接触圧力によってリン
グ回転体を引き下げる力が働き、その結果、軸承部及び
ブレーキシューの接触面において摩擦によるブレーキ力
が発生し、リング回転体の過度の高速回転が防止される
ブレーキシューと摺接部との接触面積は、リング回転体
の回転数に応じて増大又は減少し、ブレーキ力も回転数
に応じて増大又は減少する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は、本発明に係る紡績用回転リングlの断面正面
図である。
紡績用回転リング1は、ホルダーII、及び、軸承部1
2を介しホルダー11によって回転自在に支持されたリ
ング回転体13とから構成されている。
リング回転体I3は、トラベラ−14が摺動回転可能な
フランジローター21、フランジローター21の内周面
下部に螺子込まれて一体化された下部ローター22、緩
み止め用の皿バネ23、下部ローター22の内周面下部
に嵌入されたブレーキシュー24、ブレーキシュー24
を下部ローター22に固定するための押さえリング25
、及び、ダストカバー20から構成されている。
軸承部12は、ホルダーIfの内周面に形成されたV溝
31、フランジローター21と下部ローター22とによ
ってリング回転体13の外周面に形成された■溝32、
これらのV溝31.32の間に嵌まりこんだ多数の硬球
33.33・・・、及び、これら硬球33が互いに一定
の間隔を保持するように装着された円筒状のリテーナ3
4からなっている。なお硬球3.3は、無給油軸受機能
を有する高硬度樹脂(例えばポリイミド、ポリアミドイ
ミドなど)、セラミック、カーボン球、M OS tコ
ーティング鋼球などからなる。
ホルダー11は、リングレール41の取りつけ穴42に
嵌入した後、取りつけ周溝43にストップリング44が
嵌め込まれて固定されている。ホルダー11の下端面に
は、その断面形状が下方に凸となった円弧状の摺接部4
5が形成されている。
ブレーキシュー24は、合成ゴム又は合成樹脂などの軟
弾性体を材料とし、垂直部51、傾斜部52、及び、こ
れらを接続する屈曲部53からなっている。
垂直部51は、はぼ円筒状であり、外周面に多数の突起
筋51aが設けられ、下部ローター22の内周面に嵌ま
り込むとともに、下部ローター22の内周面に設けられ
た多数の係合溝22aに突起筋51aが係合し、且つ、
垂直部51の内周面に円筒状押さえリング25が嵌まり
込んでいる。
この円筒状押さえリング25の外周と下部ロータ22の
内周面によってブレーキシュー24の垂直部51は挟弾
圧を受け:下部ローター22に対して抜けないよう圧入
固定されている。
屈曲部53は、断面が中心側に向かって括れた円弧状に
形成されており、傾斜部52がその遠心力で外方上方へ
容易に変形可能な弾性屈曲部を構成している。
傾斜部52は、リング回転体13が回転せずに停止して
いるとき、すなわちその自由状態にあるときは、外方斜
め下方へ開いた状態であり、その表面と水平面との間の
角度αは45±15度程度である。リング回転体13が
回転すると、ブレーキシュー24も一体的に回転し、傾
斜部52はその遠心力によって屈曲部53を中心として
扇面状に周縁部が開き、分力により水平化しようとして
上方へ持ち上がるように弾性変形する。 fIJI斜部
52の変形量は、リング回転体13の回転数上昇に応じ
て大きくなる。
回転数がある値まで上昇すると、第1図の鎖線で示すよ
うに、まず、傾斜部52の中央部分の表面が摺接部45
に接触し、回転数がさらに上昇すると、傾斜部52は摺
接部45に沿って変形し、傾斜部52の外周及び内周に
近い部分の表面も接触し、これらの接触面積が増大する
。したがって、リング回転体13の回転数に応じて、ブ
レーキシュー24によるブレーキ力が増大する。
次に、上述のように構成された紡績用回転リング1の作
用についてさらに詳しく説明する。
スピンドルの回転によってトラベラ−14が回転し、ト
ラベラ−14との摺動摩擦力をトルクとしてリング回転
体13が回転する。
リング回転体13の回転によって、ブレーキシュー24
も同様に回転し、その遠心力作用によって、下方テーパ
ー状に開いた傾斜部52は、回転数がある設定速度に達
すると、ブレーキシュー24の弾性に抗して伸長変形し
、屈曲部53を中心として次第に持ち上り、水平化しよ
うとして摺接部45に接触する。
この接触摩擦抵抗力と、ブレーキシュー24の傾斜部5
2の持ち上り水平化による上方接触圧に対応して、リン
グ回転体13への引下げ力が働き、硬球33を介して軸
承部12とブレーキシュー24の傾斜部52の表面との
双方で、ホルダー11を上下から挾む形の摩擦圧力が生
じる。この摩擦圧力がリング回転体13の回転トルクに
抑圧を与えるとともに摩擦ブレーキ力を作用させ、挟圧
と摩擦ブレーキ力によってリング回転体13の回転数を
設定限度内に制動し、リング回転体13がトラベラ−1
4と同速化すること、及び過度に高速化することを防止
する。
このとき、摺接部45が円弧状であるので、ブレーキシ
ュー24の弾性変化率が高まり、ブレーキシュー24が
遠心力作用により持ち上って摺接部45に接触する場合
に、リング回転体13の回転数が5千〜6千RPMの中
高速域では、ブレーキシュー24((+1斜部52)を
持ち上げる遠心力の分力及びこれによって生じるブレー
キシュー24の弾性変形量が小さく、そのため、摺接部
45との接触も線接触又は点接触であって接触面積も小
さく、したがって接触摩擦圧も低(、摩擦抵抗の総和も
小さい、つまり、そうなるようにブレーキシュー24の
形状、材質、硬度弾性値が設定されている。
ブレーキシュー24の接触摩擦抵抗を越えて更にスピン
ドルの回転上昇によるリング回転体13の回転トルクが
上昇増加するにともない、ブレーキシュー24の傾斜部
52は遠心力増大による弾性変形を増して更に持ち上り
、摺接部45との接触面積の増加と共にブレーキシュー
24の受ける摩擦抵抗も増加し、リング回転体13の回
転数は最初の接触時より20〜30%程度増加し、7千
〜1万RPM程度まで引上げられて回転数の限界に達す
るように設定されている。
したがって、プレーキシニー24が接触し始めて、リン
グ回転体13の回転に制動を加え始めてから、リング回
転体13の回転数が上昇限界に達するまで、スピンドル
の回転上昇にともなうリング回転体13の回転の追従上
昇効果を生じる。
これらの条件設定は、紡出糸の品種、番手、紡出スピン
ドル回転範囲、仕掛はトラベラ−、リング径、リフト、
その他紡糸条件及び機台性能により異るが、概ね、細・
中番手用及び大番手用に大別され、さらに機台条件によ
り、最高回転数が2万PPM以下の重置速用と、最高回
転数が2万〜2万5千PPMの最新高速精紡機用が、こ
の紡績用回転リング1の対象と考えられる処から、上述
のブレーキシュー24の条件設定も数種類の小範囲に限
定が可能である。
第2図は本発明に係る他の実施例の紡績用回転リング2
の断面正面図である。
第2図において、第1図の紡績用回転リング1と同様の
作用を有する部材には同一の符号を付して説明を省略す
る。
軸承部12は、ホルダー11の内周面及びリング回転体
13の外周面に形成された■溝31.32と、これらの
V溝31.32の間に微小な間隙を有して嵌めこんだ環
状のスライドリング35とから構成されている。
下部ローター22に弾圧嵌入して固定されたブレーキシ
ュー26の傾斜部54は、その断面形状が斜め外方上方
に向かって凸となる円弧状を呈している。また、ホルダ
ー11の下端面に形成された摺接部46は、円弧状では
なく直線テーパー状となっており、摺接部46と水平面
との間に角度βが設けられている。したがって、傾斜部
54と摺接部46との間の角度θは、自由状態での傾斜
部54の表面と水平面との間の角度αから角度βを差し
引いた(aとなっている。
この紡績用回転リング2では、リング回転体13の回転
上昇にともない、遠心力によって傾斜部54が持ち上が
るように変形するが、そのときに、まず、第2図の一点
鎖線で示すように、傾斜部54の内周に近い部分が先に
摺接部46に接触し、リング回転体13の回転数がさら
に上昇することによって、傾斜部54が摺接部46の表
面に沿って変形してこれらの接触面積が次第に増大し、
やがて、二点鎖線で示すように、傾斜部54の表面が摺
接部46の全面に接触するようになる。
この紡績用回転リング2の場合でも、リング回転体13
の回転数に応じて傾斜部54と摺接部46との接触面積
が増大し、上述した紡績用回転リング1の場合と同様に
、リング回転体13の回転数に応じて、ブレーキシュー
26によるブレーキ力が増大する。
第3図は本発明に係る他の実施例の紡績用回転リング3
の断面正面図、第4図は第3図の紡績用回転リング3の
ブレーキシュー27の作用正面図である。
第3図において、第1図の紡績用回転リング1と同様の
作用を有する部材には同一の符号を付して説明を省略す
る。
軸承部12は、ホルダー11の内周面に形成されたV溝
31、リング回転体13の外周面に設けられた凹溝36
、これらV溝31と凹溝36の間に微小な間隙を有して
装着されたスライドリング37から構成されている。
ブレーキシュー27の傾斜部55は、上下方向に波打っ
た波形を呈しており、第4図の左半分は自由状態での傾
斜部55を示し、右半分は摺接部45に接触した状態で
の傾斜部55を示している。
この紡績用回転リング3では、リング回転体13の回転
上昇にともない、遠心力によって傾斜部55が持ち上が
り、傾斜部55の汲上部55aと汲上部55bとの距離
が小さくなるように変形するが、そのときに、第3図の
1¥線で示すように、まず、傾斜部55の汲上部55a
の中央部が先に摺接部45に接触し、リング回転体13
の回転数がさらに上昇することによって、傾斜部55の
汲上部55aが摺接部45に押し付けられて若干拡がる
と七もに、その外周部及び内周部に近い部分も摺接部4
5に接触するようになる。
この紡績用回転リング3の場合でも、リング回転体13
の回転数に応じて傾斜部55と摺接部45との接触面積
が増大し、上述した紡績用回転リングlの場合と同様に
、リング回転体13の回転数に応じて、ブレーキシュー
27によるブレーキ力が増大する。5また、この紡績用
回転リング3では、傾斜部55が波形であるから、傾斜
部55が拡がり易く、したがって遠心力により持ち上が
るのが容易である。
上述の実施例によると、リング回転体13の回転数があ
る一定の値に達するとブレーキ力が作用するので、消極
回転リングの最大の特徴である紡糸張力コントロール作
用が損なわれることなく、毛羽発生、シゴキネップ、そ
の他系質の低下の招来が防止される。また、リング回転
体13の過度の高速回転が防止されることによって、そ
の慣性による惰性回転が抑制され、これによって、機台
の停止時においてスピンドルが停止する以前にリング回
転体13の回転が停止し、リング回転体13のオーバー
ランによるスナールの発生が防止される。
しかも、リング回転体13の回転数の上昇にともない、
ブレーキシュー24.26.27の傾斜部52,54.
55が弾性変形により次第に持ち上り、まず摺接部45
,46と最小面積の点接触又は線接触して、トラベラ−
14によるトルクよりもブレーキシュー24.26.2
7による摩擦抵抗の方が低い状態とし、リング回転体1
3の回転がさらに上昇すると、傾斜部52,54.55
はさらに持ち上って、摺接部45.46との接触面積を
拡大し、接触摩擦抵抗は増大して、トラベラ−14によ
るリング回転トルクとバランスして、リング回転体13
の回転上昇は頭打ちとなり、同一回転を維持するに至る
この様に、トラベラ−14の回転上昇により、リング回
転体13の回転がある範囲内でブレーキシュー24.2
6.27による制動を受けながら、リング回転体I3の
回転上昇にともない、ホルダー11の摺接部45,46
との接触面積を次第に拡大することにより、ブレーキシ
ュー24.26゜27の接触当初からリング回転上昇が
頭打ちするまで、少なくとも千〜3千PPMのリング回
転上昇が可能となる。
その結果、スピンドル回転に対する標準的なリング回転
差を1万3千〜1万4千PPMとし、ブレーキ接触当初
のリング回転数を6千〜7千1(PMとすると、リング
回転数の上限は7千〜1万1tPMとなるから、スピン
ドル回転上昇限度は、2万〜2万4千RPMとなり、固
定式の紡績用リングに対する防糸速度は30〜50%上
昇する。
また、上述の実施例によると、リング回転の最高を設定
したブレーキを採用することが出来るので、トラベラ−
回転と同速化したり、過度の高速回転をすることがない
ので、軸承部12を転り軸受やエアー支承軸受などの複
雑な機構や他の動力を要せず、耐摩耗性ハイ・エンプラ
による摺動摩擦軸承を使用して長期の使用に耐えるので
、構造簡単廉価であり、精紡機を大幅に改造することな
〈従来の精紡機にリング単体で取り替えて使用すること
が可能である。
上述の実施例によると、個々錘リングの対トラベラ−同
速化防止、及びリング最高回転限度の引き上げが可能と
なり、機台全錘−斉にリング回転体13の回転の制動を
行う停止方法では解決しなかった紡糸工程中のチェース
間トラベラー最高回転にリング回転が同期することによ
る紡糸張力の異状変動を未然に防止し、トラベラ−回転
と適正回転差を維持するよう個々錘リングの最高回転を
制御することができる。しかも、リング回転体13の回
転及びブレーキ作動に対して別個の動力源を必要とせず
、リング回転体13の回転に要するエネルギーは、トラ
ベラ−I4の摩耗、焼損のエネルギーを転換することに
より、トラベラ−の焼損を減じて、トラベラ−14の変
換周期を2〜3倍に延長する。そして、トラベラ−14
の微振動と紡糸のシゴキをリング回転エネルギーに転換
する結果、紡糸の毛羽は線中番手で3分の1乃至5分の
1に減少する。
上述の実施例によると、紡績用回転リング1゜2.3は
、構造が簡単であり且つ安価に製作でき、しかも高額な
機台改造も必要なく、経済効率が極めて高いものである
上述の実施例においては、垂直部51、傾斜部52.5
4,55、及び屈曲部53を合成樹脂などにより一体に
形成したブレーキシュー24.26.27について疎明
したが、その構成は種々変更することができる0例えば
、屈曲部53を弾性変形可能な仮バネによって形成する
とともに、この板バネの屈曲部によって、合成樹脂など
からなる垂直部51と傾斜部52,54.55とを連結
するように構成してもよい、また、傾斜部52の上にリ
ング状の別のブレーキシューを載置し、傾斜部52の変
形によってその別のブレーキシューが上下方向に移動す
るようにしておき、リング回転体13の回転により別の
ブレーキシューが持ち上がって摺接部45に接触するよ
うに構成してもよい。その他、軸承部12の構造、フラ
ンジローター21と下部ローター22との連結構造、ブ
レーキシュー24.26.27のリング回転体13への
取りつけ構造などは、種々のものを採用することができ
る。その他、各部の構造、形状、寸法、材質などは、上
述した以外に種々変更することができる。
〔発明の効果〕
本発明によると、リング回転体の過度の高速化、特にト
ラベラ−回転の最高回転と同期化するのが防止される。
したがって、リング回転体がスピンドル回転に対してほ
ぼ一定回転差を維持しうるよう、個々錘リングの最高回
転数を制御することが可能となる。
また、リング回転数の上昇限度を制限し過度の高速化を
抑制し得る結果、停台時のリング惰性回転によるオーバ
ーラン、スナール過多の現象を解消し得る。また、スピ
ンドルの回転速度を大幅に上昇させることが可能になり
、生産性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る紡績用回転リングの断面正面図、
第2図及び第3図は本発明に係る他の実施例の紡績用回
転リングの断面正面図、第4図は第3図の紡績用回転リ
ングのブレーキシューの作用正面図である。 1.2.3・・・紡績用回転リング、11・・・ホルダ
ー、12・・・軸承部、13・・・リング回転体、24
゜26.27・・・ブレーキシュー、45.46・・・
摺接部。 出願人  山   口   博   支出願人  木 
 村      弘 第1図 第2図 第3図 第4図 手続(甫正書(自発) 特許庁長官  吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 平成1年特許願第122024号 2、発明の名称 紡績用回転リング 3、補正をする者  事件との関係  出願人住所二三
重県桑名市大山田4丁目9番7号氏名二山 口 博 史
(ばか1名) 4、代理人 平成  年  月  日 (発送日  年  月  日) 6、補正の対象 1、明細書第4頁第13行中に「精紡機」とあるを、 「精紡機」と訂正する。 2、同書第5頁第3行中に「合繊維糸」とあるを、「合
繊純系」と訂正する。 3、同書第16頁第10行中に「一点鎖線」とあるを、 「二点鎖線」と訂正する。 4、同書第16頁第15行中に「二点鎖線」とあるを、 「一点鎖線」と訂正する。 5、同書第20頁第19行中に「防糸速度」とあるを、 「紡糸速度」と訂正する。 6、同書第22頁第3行〜第4行中に「変換周期を2〜
3倍に延長する」とあるを、 「取替え周期を2〜3倍に延長し得る」と訂正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ホルダーと、該ホルダーによって軸承部を介し回
    転自在に支持されるリング回転体とを有してなる紡績用
    回転リングにおいて、 前記リング回転体の下端部には、弾性体か らなるブレーキシューが、前記ホルダーの下端面に設け
    られた摺接部と空隙を有した非接触状態に設けられてお
    り、 前記ブレーキシューは、 当該ブレーキシューの回転による遠心力に よって変形して前記摺接部と接触するとともに、 前記ブレーキシューと前記摺接部との接触 面積は、前記リング回転体の回転数に応じて増大するよ
    うに構成され てなることを特徴とする紡績用回転リング。
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