JPH0230412Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0230412Y2 JPH0230412Y2 JP1981132201U JP13220181U JPH0230412Y2 JP H0230412 Y2 JPH0230412 Y2 JP H0230412Y2 JP 1981132201 U JP1981132201 U JP 1981132201U JP 13220181 U JP13220181 U JP 13220181U JP H0230412 Y2 JPH0230412 Y2 JP H0230412Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base fabric
- basis weight
- modulus
- thermocompression bonding
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、打身、捻挫等の外科治療に用いる為
の新規にして安価な皮膚巴布材用基布に関する。 上記用途の基布としては、従来綿ネルが主とし
て用いられてきたが、昨今コスト合理化からニー
ドルパンチ不織布がこれに代つて用いられてい
る。 この基布に要求される主な特性は、ソフトな風
合、ある程度以上の伸縮性、モジユラス、嵩高性
である。患部の保護の為にはソフトなタツチと或
る程度の伸縮性が必要であり、或る程度のモジユ
ラスは薬剤塗布時の寸法定性を確保する為に必要
であり、又薬剤のしみ出し防止の為に或る程度の
嵩高性を必要とする。 現在皮膚巴布材用基布として用いられているニ
ードルパンチ不織布は、厚みが約1.0mm、目付約
120g/m2のものである。ニードルパンチ不織布
は風合、嵩高性は問題のないものが得易いが、経
方向のモジユラスに問題があり、この値を高める
為に工夫が凝らされ、目付が20〜30g/m2のスパ
ンボンド不織布を重合、積層させたり、又は低融
点繊維を混合して熱溶融結合させたりしてモジユ
ラスの向上を図つており、その結果、5%延伸時
の強力が1Kg/3cm幅程度の、良いものでは2
Kg/3cm幅程度のモジユラスを得ている。このよ
うな技術努力により、ニードルパンチ不織布は綿
ネルの代替としての地位を確立したと言える。 しかし、最近では塗布薬剤のしみ出し防止用薬
剤又は加工法の発達によつて、より低目付の不織
布からなる基布がコスト面から要求されるように
なつてきたが、ニードルパンチ不織布の場合、目
付が70g/m2以下になると、短繊維同士の絡みが
不足し、必要なモジユラスの値が得られなくな
る。基布としてスパンボンド不織布や割繊維条即
ちいわゆるスプリツトヤーンからなる布を用いた
り、低融点繊維等を混入して繊維同士を融着させ
たりして、モジユラスの改良、しみ出し防止等を
目指したものもあるが、全体として高目付となる
ばかりでなく、剛性が高く、ソフト性に劣るよう
になり、又、しみ出し防止の点でも十分とは云い
難いものが多く、皮膚巴布材用基布として完成さ
れたものはない。 このようにニードルパンチ不織布は、低目付の
基布としてコスト的要請に答えるには、技術上の
限界に達しており、年々激化しているコスト切り
下げの要請には答えにくいものとなつていると考
えられる。 本考案者らは、目付が50〜100g/m2で、モジ
ユラス、伸縮性、嵩高性の何れも適切な、かつ特
に安価な皮膚巴布材用基布を得るべくスパンボン
ド不織布に焦点をしぼつて鋭意研究をかさねた。 スパンボンド不織布は、周知のようにエンドレ
ス長繊維からなる均一ウエブを部分的に熱圧着し
て強度を得ているものである。ニードルパンチ不
織布とは対照的に繊維が平面的に経方向に配列さ
れている。従つて、必要なモジユラスは得易い
が、風合、伸縮性、嵩高性に欠け易い。スパンボ
ンド不織布の従来品は総て薄いが硬くて伸縮性に
欠けており、皮膚巴布材用基布としては使用に耐
え得ない。 本考案者らは、種々工夫の結果、熱圧着の凹
部、即ち、熱圧着によつて押し固められ、フイル
ム的な部分が、薬剤のしみ出し防止に寄与するこ
と、更に風合、嵩高性、モジユラス等に大きく関
係することを見いだした。そして、この熱圧着の
凹部の面積を可及的に小にし、その散在密度を可
及的に小にすること、その為にエンボスロールの
凸部の高さを可及的に大とすることにより、目
付、風合、伸縮性、嵩高性、モジユラス共に望ま
しい値を有する安価な基布を得ることが可能とな
り、本考案をなすに至つた。 即ち、本考案は、ウエブ全面に拡がる任意形状
のウエブ表面から裏面にわたる繊維の部分熱圧着
部によつて接合された0.5〜5デニールの熱可塑
性のエンドレス長繊維からなる不織布で、その熱
圧着凹部が基材の厚みの1/2以下であつて、かつ、
0.03〜0.1mm2/個の単位面積を有し、10cm平方内
に2000〜6000個の散在密度を有し、かつ目付50〜
100g/m2であることを特徴とする皮膚巴布材用
基布に関するものである。 以下、図面に示して本考案を説明する。 第1図は本考案の1例を示す基布の斜視図、第
2図はその断面図である。図において、1は基材
の厚みの1/2以下である熱圧着による凸部、2は
表面部、3は裏面部を表す。 本考案の基布のスパンボンド不織布は、熱圧着
凹部1個当りの面積が0.03〜0.1mm2と小さい。通
常のスパンボンド不織布のそれは0.2〜1.5mm2/個
であるから、1/5〜1/20に当たり非常に小さい訳
である。このような凹部の散在密度を2000〜6000
個/(10cm)2とすることによつて、50〜100g/
m2の低目付の不織布にも拘らず、4Kg/30cm幅の
大きな経方向モジユラスを保持した上で、嵩高性
は、従来のものに比べて厚みが20〜50%増加し
て、大幅に向上し、その結果ソフトな風合は著し
く向上し、外観、触感共に十分に評価できるもの
となつた。更に、小さな凹部ではあるが、高い密
度で数多く存在する熱圧着凹部の効果により、薬
剤のしみ出しもなかつた。又、伸縮性も大幅に改
善され、巴布した患部の動きに追従し易く実用上
何ら問題はなくなつた。圧着凹部の総面積は従来
のものの1/2〜1/10である。 スパンボンド不織布に用いる繊維の太さは0.5
〜5デニールが好ましい。 熱圧着は、凸部高さの高いエンボスロールを用
いて行い、第2図の2で示すように全く圧着され
ない表面部分を残し、基材の厚みの1/2以下に熱
圧着し、又完圧しないのが好ましい。裏面部3は
熱の加わらない面であり、起毛状、綿状の形態を
残した面である。そのままで良いが、必要に応じ
てバフ加工またはエメリー加工して起毛すること
もできる。 本考案の基布は、現行の綿ネル、ニードルパン
チ不織布に替わる、より安価で、より軽く、必要
な物性を兼備した新規な皮膚巴布材用基布として
極めて有用である。 以下に実施例を示す。 実施例1及び比較例1、2 スパンボンド法により、単糸デニールのポリア
ミドエンドレス長繊維からなる、目付70g/m2の
均一なウエブを作成した。このウエブを第1表の
条件で熱圧着し、その物性を比較し、第1表に示
した。 第1表が示すように、本考案の基布は、必要な
経方向のモジユラス(2Kg/3cm幅以上)を有
し、厚みが増して嵩高となり、風合がソフトであ
り、伸縮性も十分なものであつた。なお、この基
布を用いて使用しても薬剤のしみ出しは認められ
なかつた。 【表】
の新規にして安価な皮膚巴布材用基布に関する。 上記用途の基布としては、従来綿ネルが主とし
て用いられてきたが、昨今コスト合理化からニー
ドルパンチ不織布がこれに代つて用いられてい
る。 この基布に要求される主な特性は、ソフトな風
合、ある程度以上の伸縮性、モジユラス、嵩高性
である。患部の保護の為にはソフトなタツチと或
る程度の伸縮性が必要であり、或る程度のモジユ
ラスは薬剤塗布時の寸法定性を確保する為に必要
であり、又薬剤のしみ出し防止の為に或る程度の
嵩高性を必要とする。 現在皮膚巴布材用基布として用いられているニ
ードルパンチ不織布は、厚みが約1.0mm、目付約
120g/m2のものである。ニードルパンチ不織布
は風合、嵩高性は問題のないものが得易いが、経
方向のモジユラスに問題があり、この値を高める
為に工夫が凝らされ、目付が20〜30g/m2のスパ
ンボンド不織布を重合、積層させたり、又は低融
点繊維を混合して熱溶融結合させたりしてモジユ
ラスの向上を図つており、その結果、5%延伸時
の強力が1Kg/3cm幅程度の、良いものでは2
Kg/3cm幅程度のモジユラスを得ている。このよ
うな技術努力により、ニードルパンチ不織布は綿
ネルの代替としての地位を確立したと言える。 しかし、最近では塗布薬剤のしみ出し防止用薬
剤又は加工法の発達によつて、より低目付の不織
布からなる基布がコスト面から要求されるように
なつてきたが、ニードルパンチ不織布の場合、目
付が70g/m2以下になると、短繊維同士の絡みが
不足し、必要なモジユラスの値が得られなくな
る。基布としてスパンボンド不織布や割繊維条即
ちいわゆるスプリツトヤーンからなる布を用いた
り、低融点繊維等を混入して繊維同士を融着させ
たりして、モジユラスの改良、しみ出し防止等を
目指したものもあるが、全体として高目付となる
ばかりでなく、剛性が高く、ソフト性に劣るよう
になり、又、しみ出し防止の点でも十分とは云い
難いものが多く、皮膚巴布材用基布として完成さ
れたものはない。 このようにニードルパンチ不織布は、低目付の
基布としてコスト的要請に答えるには、技術上の
限界に達しており、年々激化しているコスト切り
下げの要請には答えにくいものとなつていると考
えられる。 本考案者らは、目付が50〜100g/m2で、モジ
ユラス、伸縮性、嵩高性の何れも適切な、かつ特
に安価な皮膚巴布材用基布を得るべくスパンボン
ド不織布に焦点をしぼつて鋭意研究をかさねた。 スパンボンド不織布は、周知のようにエンドレ
ス長繊維からなる均一ウエブを部分的に熱圧着し
て強度を得ているものである。ニードルパンチ不
織布とは対照的に繊維が平面的に経方向に配列さ
れている。従つて、必要なモジユラスは得易い
が、風合、伸縮性、嵩高性に欠け易い。スパンボ
ンド不織布の従来品は総て薄いが硬くて伸縮性に
欠けており、皮膚巴布材用基布としては使用に耐
え得ない。 本考案者らは、種々工夫の結果、熱圧着の凹
部、即ち、熱圧着によつて押し固められ、フイル
ム的な部分が、薬剤のしみ出し防止に寄与するこ
と、更に風合、嵩高性、モジユラス等に大きく関
係することを見いだした。そして、この熱圧着の
凹部の面積を可及的に小にし、その散在密度を可
及的に小にすること、その為にエンボスロールの
凸部の高さを可及的に大とすることにより、目
付、風合、伸縮性、嵩高性、モジユラス共に望ま
しい値を有する安価な基布を得ることが可能とな
り、本考案をなすに至つた。 即ち、本考案は、ウエブ全面に拡がる任意形状
のウエブ表面から裏面にわたる繊維の部分熱圧着
部によつて接合された0.5〜5デニールの熱可塑
性のエンドレス長繊維からなる不織布で、その熱
圧着凹部が基材の厚みの1/2以下であつて、かつ、
0.03〜0.1mm2/個の単位面積を有し、10cm平方内
に2000〜6000個の散在密度を有し、かつ目付50〜
100g/m2であることを特徴とする皮膚巴布材用
基布に関するものである。 以下、図面に示して本考案を説明する。 第1図は本考案の1例を示す基布の斜視図、第
2図はその断面図である。図において、1は基材
の厚みの1/2以下である熱圧着による凸部、2は
表面部、3は裏面部を表す。 本考案の基布のスパンボンド不織布は、熱圧着
凹部1個当りの面積が0.03〜0.1mm2と小さい。通
常のスパンボンド不織布のそれは0.2〜1.5mm2/個
であるから、1/5〜1/20に当たり非常に小さい訳
である。このような凹部の散在密度を2000〜6000
個/(10cm)2とすることによつて、50〜100g/
m2の低目付の不織布にも拘らず、4Kg/30cm幅の
大きな経方向モジユラスを保持した上で、嵩高性
は、従来のものに比べて厚みが20〜50%増加し
て、大幅に向上し、その結果ソフトな風合は著し
く向上し、外観、触感共に十分に評価できるもの
となつた。更に、小さな凹部ではあるが、高い密
度で数多く存在する熱圧着凹部の効果により、薬
剤のしみ出しもなかつた。又、伸縮性も大幅に改
善され、巴布した患部の動きに追従し易く実用上
何ら問題はなくなつた。圧着凹部の総面積は従来
のものの1/2〜1/10である。 スパンボンド不織布に用いる繊維の太さは0.5
〜5デニールが好ましい。 熱圧着は、凸部高さの高いエンボスロールを用
いて行い、第2図の2で示すように全く圧着され
ない表面部分を残し、基材の厚みの1/2以下に熱
圧着し、又完圧しないのが好ましい。裏面部3は
熱の加わらない面であり、起毛状、綿状の形態を
残した面である。そのままで良いが、必要に応じ
てバフ加工またはエメリー加工して起毛すること
もできる。 本考案の基布は、現行の綿ネル、ニードルパン
チ不織布に替わる、より安価で、より軽く、必要
な物性を兼備した新規な皮膚巴布材用基布として
極めて有用である。 以下に実施例を示す。 実施例1及び比較例1、2 スパンボンド法により、単糸デニールのポリア
ミドエンドレス長繊維からなる、目付70g/m2の
均一なウエブを作成した。このウエブを第1表の
条件で熱圧着し、その物性を比較し、第1表に示
した。 第1表が示すように、本考案の基布は、必要な
経方向のモジユラス(2Kg/3cm幅以上)を有
し、厚みが増して嵩高となり、風合がソフトであ
り、伸縮性も十分なものであつた。なお、この基
布を用いて使用しても薬剤のしみ出しは認められ
なかつた。 【表】
第1図は本考案の基布の1例を模式的に示す斜
視図、第2図はその断面図である。 1……熱圧着凹部、2……表面部、3……裏面
部。
視図、第2図はその断面図である。 1……熱圧着凹部、2……表面部、3……裏面
部。
Claims (1)
- ウエブ全面に拡がる任意形状のウエブ表面から
裏面にわたる繊維の部分熱圧着部によつて接合さ
れた0.5〜5デニールの熱可塑性のエンドレス長
繊維からなる不織布で、その熱圧着凹部が基材の
厚みの1/2以下であつて、かつ、0.03〜0.1mm2/個
の単位面積を有し、10cm平方内に2000〜6000個の
散在密度を有し、かつ目付50〜100g/m2である
ことを特徴とする皮膚巴布材用基布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13220181U JPS5839218U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 皮膚巴布材用基市 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13220181U JPS5839218U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 皮膚巴布材用基市 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5839218U JPS5839218U (ja) | 1983-03-15 |
| JPH0230412Y2 true JPH0230412Y2 (ja) | 1990-08-16 |
Family
ID=29925738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13220181U Granted JPS5839218U (ja) | 1981-09-04 | 1981-09-04 | 皮膚巴布材用基市 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5839218U (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS538719U (ja) * | 1976-07-08 | 1978-01-25 | ||
| JPS5440606A (en) * | 1977-09-05 | 1979-03-30 | Nec Corp | Magnetic memory element |
-
1981
- 1981-09-04 JP JP13220181U patent/JPS5839218U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5839218U (ja) | 1983-03-15 |
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