JPH0230460Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0230460Y2 JPH0230460Y2 JP1987007356U JP735687U JPH0230460Y2 JP H0230460 Y2 JPH0230460 Y2 JP H0230460Y2 JP 1987007356 U JP1987007356 U JP 1987007356U JP 735687 U JP735687 U JP 735687U JP H0230460 Y2 JPH0230460 Y2 JP H0230460Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber layer
- apron
- thickness ratio
- cracks
- ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は紡績機、特に空気式の高速精紡機にお
けるドラフト装置のエプロン構造に関する。
けるドラフト装置のエプロン構造に関する。
互いに圧接するローラ対を複数位置に配置する
と共に、各ローラの周速を上記配置順に順次高速
となるよう設定しておき、各ローラ対におけるロ
ーラ間に繊維束を通過させてドラフトを行うドラ
フト装置は従来より公知であるが、該ドラフト装
置においては特に均斎度、強力等の糸質に最も影
響を及ぼすドラフトむらを如何に少なくするかが
大きな問題である。
と共に、各ローラの周速を上記配置順に順次高速
となるよう設定しておき、各ローラ対におけるロ
ーラ間に繊維束を通過させてドラフトを行うドラ
フト装置は従来より公知であるが、該ドラフト装
置においては特に均斎度、強力等の糸質に最も影
響を及ぼすドラフトむらを如何に少なくするかが
大きな問題である。
三線式のドラフト装置において上記ローラは、
バツク,ミドルおよびフロントの各ローラ対より
構成され、上記ミドルローラには通常エプロンと
称するベルトが装着されて用いられるが、上記ド
ラフトむらの原因の1つとして該エプロンの摩耗
変形が拳げられる。
バツク,ミドルおよびフロントの各ローラ対より
構成され、上記ミドルローラには通常エプロンと
称するベルトが装着されて用いられるが、上記ド
ラフトむらの原因の1つとして該エプロンの摩耗
変形が拳げられる。
とりわけ、リング式の如く、ドラフト率の低い
精紡機に比べて空気式精紡機の場合は高速である
上にスライバを直接ドラフトする為に上記ドラフ
ト率が非常に高く、ミドルローラも高速で回転す
るので上記摩耗変形が急速に進行する。
精紡機に比べて空気式精紡機の場合は高速である
上にスライバを直接ドラフトする為に上記ドラフ
ト率が非常に高く、ミドルローラも高速で回転す
るので上記摩耗変形が急速に進行する。
これを第1図ないし第3図で説明すると、第1
図でケンス1から引き出されたスライバSは互い
に圧接状態で回転するバツクローラ2、エプロン
3を有するミドルローラ4、およびフロントロー
ラ5を夫々通過してドラフトされ、更に空気噴射
ノズル6で撚付与されて紡績糸Yとなつた後、デ
リベリローラ7で引き出され、ヤーンクリアラ
8、トラバースガイド9およびフリクシヨンロー
ラ10を介してパツケージPに巻き取られる。第
2図でエプロン3,3はクレードル11およびテ
ンサーバー12で張力を付与され、更にクレード
ル11とトツプミドルローラ軸4aにはスプリン
グ13,14で付勢されたピン15,16が夫々
当接してエプロン3,3によるスライバSの挟圧
力を付与している。
図でケンス1から引き出されたスライバSは互い
に圧接状態で回転するバツクローラ2、エプロン
3を有するミドルローラ4、およびフロントロー
ラ5を夫々通過してドラフトされ、更に空気噴射
ノズル6で撚付与されて紡績糸Yとなつた後、デ
リベリローラ7で引き出され、ヤーンクリアラ
8、トラバースガイド9およびフリクシヨンロー
ラ10を介してパツケージPに巻き取られる。第
2図でエプロン3,3はクレードル11およびテ
ンサーバー12で張力を付与され、更にクレード
ル11とトツプミドルローラ軸4aにはスプリン
グ13,14で付勢されたピン15,16が夫々
当接してエプロン3,3によるスライバSの挟圧
力を付与している。
上記エプロン3において、前記摩擦変形部分f
は第3図に示す如くスライバSの通路に沿つて現
われる。
は第3図に示す如くスライバSの通路に沿つて現
われる。
該エプロン3は通常芯コード17を2枚のゴム
層18,19で挟み接合したものであるため、上
記変形部分は表側ゴム層18の表面側に形成さ
れ、これにより両エプロン3,3間に所望の接圧
力が維持されなくなる。上記の変形部分を少なく
するために表面側ゴム層を薄くした場合、上記芯
糸の形状がゴム層表面に顕著に現われるためにエ
プロン表面に凹凸が生じ、スライバの把持に悪影
響を生じ、亀裂の発生、紡績性の悪化を見ること
があつた。
層18,19で挟み接合したものであるため、上
記変形部分は表側ゴム層18の表面側に形成さ
れ、これにより両エプロン3,3間に所望の接圧
力が維持されなくなる。上記の変形部分を少なく
するために表面側ゴム層を薄くした場合、上記芯
糸の形状がゴム層表面に顕著に現われるためにエ
プロン表面に凹凸が生じ、スライバの把持に悪影
響を生じ、亀裂の発生、紡績性の悪化を見ること
があつた。
上記の摩擦変形を防止するために表側ゴム層1
8の耐摩耗性を向上させることは従来より行われ
ているが、必然的に該ゴム層18の硬度もアツプ
し、第4図に示すクラツクCが発生する。該クラ
ツクCはエプロン3が第2図のX部分で鋭角的に
曲折されることにより生じ、エプロン3の端部に
多く発生して表側ゴム層18内に留まるものが多
く、これもまたドラフトむらの原因となる。
8の耐摩耗性を向上させることは従来より行われ
ているが、必然的に該ゴム層18の硬度もアツプ
し、第4図に示すクラツクCが発生する。該クラ
ツクCはエプロン3が第2図のX部分で鋭角的に
曲折されることにより生じ、エプロン3の端部に
多く発生して表側ゴム層18内に留まるものが多
く、これもまたドラフトむらの原因となる。
更に繊維が上記クラツクCに引つ掛かつてエプ
ロン3に巻付くといつた事故も度々発生する。
ロン3に巻付くといつた事故も度々発生する。
本考案は、上記の諸事情を踏まえ、鋭意研究の
結果、上記摩擦変形やクラツクが生ずることのな
いエプロン構造を提供することを目的としてい
る。
結果、上記摩擦変形やクラツクが生ずることのな
いエプロン構造を提供することを目的としてい
る。
ドラフト装置の1対のローラの外周にそれぞれ
装着され、ステープル繊維束を介して互いに圧接
されるドラフト装置のエプロンであつて、上記繊
維束に接する表側ゴム層と上記ローラに接する裏
側ゴム層とを芯コードを介して互いに接合すると
共に、上記表側ゴム層と圧縮時のポアソン比を小
とした裏側ゴム層との厚みの比を2.2:7.8ないし
1:9に設定した。
装着され、ステープル繊維束を介して互いに圧接
されるドラフト装置のエプロンであつて、上記繊
維束に接する表側ゴム層と上記ローラに接する裏
側ゴム層とを芯コードを介して互いに接合すると
共に、上記表側ゴム層と圧縮時のポアソン比を小
とした裏側ゴム層との厚みの比を2.2:7.8ないし
1:9に設定した。
本考案を従来の例と比較して説明すれば、従来
のエプロン3は第5図イに示す如く、表側ゴム層
18と裏側ゴム層19との厚みの比a1:a2がほ
ぼ5:5に設定されており、そのために前記曲折
部分Xにおいて表側ゴム層18表面に働く伸長方
向の曲げ応力b1と裏側ゴム層19表面に働く圧
縮方向の曲げ応力b2とほぼ等しい値を有し、表
側ゴム層18を耐摩耗性の高い材質とした場合、
該ゴム層18は上記の大きな伸長方向曲げ応力
b1によつて破壊されて前記クラツクCを生ずる。
のエプロン3は第5図イに示す如く、表側ゴム層
18と裏側ゴム層19との厚みの比a1:a2がほ
ぼ5:5に設定されており、そのために前記曲折
部分Xにおいて表側ゴム層18表面に働く伸長方
向の曲げ応力b1と裏側ゴム層19表面に働く圧
縮方向の曲げ応力b2とほぼ等しい値を有し、表
側ゴム層18を耐摩耗性の高い材質とした場合、
該ゴム層18は上記の大きな伸長方向曲げ応力
b1によつて破壊されて前記クラツクCを生ずる。
ここで芯コード17は実際には綿糸等が多く用
いられ、第6図に示す如くエプロン3の周に沿つ
て螺旋状に巻回されており、引張り力に対する伸
び率が小さいために第5図に示す例では両応力
b1,b2に対する中立面として作用する。
いられ、第6図に示す如くエプロン3の周に沿つ
て螺旋状に巻回されており、引張り力に対する伸
び率が小さいために第5図に示す例では両応力
b1,b2に対する中立面として作用する。
第5図ロは本考案に係るエプロン3を示し、こ
れは表側および裏側のゴム層18,19の厚みの
比a1:a2を3:7〜1:9の間に設定してある。
この場合は、上記中立面としての芯コード17が
第5図イの場合に比べて表側へ移動したことを意
味し、従つて両ゴム層18,19の各表面に働く
曲げ応力b3,b4は図示の如く変化し、表側ゴム
層18表面の曲げ応力b3は第5図イの場合に比
べてかなり小さなものとなる。このために表側ゴ
ム層18はその材質の如何に関わらず、クラツク
Cの発生が抑止され、ドラフトむらを解消して安
定したドラフトを行うことができる。
れは表側および裏側のゴム層18,19の厚みの
比a1:a2を3:7〜1:9の間に設定してある。
この場合は、上記中立面としての芯コード17が
第5図イの場合に比べて表側へ移動したことを意
味し、従つて両ゴム層18,19の各表面に働く
曲げ応力b3,b4は図示の如く変化し、表側ゴム
層18表面の曲げ応力b3は第5図イの場合に比
べてかなり小さなものとなる。このために表側ゴ
ム層18はその材質の如何に関わらず、クラツク
Cの発生が抑止され、ドラフトむらを解消して安
定したドラフトを行うことができる。
通常、各ゴム層18,19にはNBRを主成分
としたものを用いるのが一般的であり、表側ゴム
層18には特に高ニトリル系の材料によつて耐摩
耗性を向上させるものとするが、これら一般の材
質を用いて種々の実験を行つた結果、前記厚み比
a1:a2における表側ゴム層18における厚みの
割合a1を小さくする程クラツクCの発生率が減
少しており、特に上記厚み比a1:a2が3:7と
なる段階を境として特に2.2:7.8乃至1:9の間
において実際の使用に耐え得る結果を得ることが
できた。
としたものを用いるのが一般的であり、表側ゴム
層18には特に高ニトリル系の材料によつて耐摩
耗性を向上させるものとするが、これら一般の材
質を用いて種々の実験を行つた結果、前記厚み比
a1:a2における表側ゴム層18における厚みの
割合a1を小さくする程クラツクCの発生率が減
少しており、特に上記厚み比a1:a2が3:7と
なる段階を境として特に2.2:7.8乃至1:9の間
において実際の使用に耐え得る結果を得ることが
できた。
即ち、ゴムの材質にもよるが、上記厚み比を
5:5に設定してドラフト運転を行うと極端な場
合は使用開始後数時間でクラツクCが発生し、エ
プロン3の取替を行わねばならなかつたが、表側
ゴム層18の厚み割合a1を3以下とした場合は、
少なくとも90日間の連続ドラフト運転に耐え得、
特にα1を2.2乃至1とした場合は良好であること
が確認され、昼夜連続運転の多い紡績現場におい
て、3ケ月に1度という通常のメンテナンスによ
り充分に安定使用可能であることが明らかとなつ
た。
5:5に設定してドラフト運転を行うと極端な場
合は使用開始後数時間でクラツクCが発生し、エ
プロン3の取替を行わねばならなかつたが、表側
ゴム層18の厚み割合a1を3以下とした場合は、
少なくとも90日間の連続ドラフト運転に耐え得、
特にα1を2.2乃至1とした場合は良好であること
が確認され、昼夜連続運転の多い紡績現場におい
て、3ケ月に1度という通常のメンテナンスによ
り充分に安定使用可能であることが明らかとなつ
た。
同時に、表側ゴム層18の厚み割合a1を1以
下とした場合には、次に述べる別の問題が発生す
ることも確認された。
下とした場合には、次に述べる別の問題が発生す
ることも確認された。
つまり、上記厚み割合a1があまり小さ過ぎる
と芯コード17がエプロン3表面に接近する結
果、表側ゴム層18の強度が低下して破れ易くな
り、また製造困難ともなるが、更に第7図に示す
如く芯コード17の存在する部分だけ表側ゴム層
18表面が筋状に突出し、表側ゴム層18が細か
な波状に曲折するため、これによる伸長方向の曲
げ応力が上記筋状部分lにおいて集中的に発生
し、これが第5図で説明した伸長方向曲げ応力
b1,b3と重畳して表側ゴム層18を破壊しクラ
ツクCを発生させるのである。この原因によるク
ラツクCは表側ゴム層18の厚み割合a1を1以
上とすることによつて殆ど解消する。
と芯コード17がエプロン3表面に接近する結
果、表側ゴム層18の強度が低下して破れ易くな
り、また製造困難ともなるが、更に第7図に示す
如く芯コード17の存在する部分だけ表側ゴム層
18表面が筋状に突出し、表側ゴム層18が細か
な波状に曲折するため、これによる伸長方向の曲
げ応力が上記筋状部分lにおいて集中的に発生
し、これが第5図で説明した伸長方向曲げ応力
b1,b3と重畳して表側ゴム層18を破壊しクラ
ツクCを発生させるのである。この原因によるク
ラツクCは表側ゴム層18の厚み割合a1を1以
上とすることによつて殆ど解消する。
上記したクラツクCの発生状況を定量的に示す
ことは困難であるが、これを次に述べる方法で量
化するものとし、上記厚み比との相関について実
験した例を第8図のグラフに掲げる。
ことは困難であるが、これを次に述べる方法で量
化するものとし、上記厚み比との相関について実
験した例を第8図のグラフに掲げる。
試料のエプロン3には表側ゴム層18のシヨア
硬度を78.0とした極一般的なものを用い、エプロ
ン内径をφ37mm′エプロン幅32mmとしてエプロン
表面速度6m/minで500時間連続運転した結果
を示してある。
硬度を78.0とした極一般的なものを用い、エプロ
ン内径をφ37mm′エプロン幅32mmとしてエプロン
表面速度6m/minで500時間連続運転した結果
を示してある。
同図で、「総クラツク長」とは、各クラツクC
についてその長さを測定し、該長さの総和を得た
ものであり、厚み比a1/a2が1/9〜2.2/7.8の
期間に最も低い値をとることが顕著に示されてい
る。この実験において上記厚み比a1/a2が4/
6以上の時はエプロン3の端部および中央部に共
に大きなクラツクCが発生し、2.2/7.8〜1/9
の時はエプロン端部に微小長さのクラツクCが僅
かに発生し、特に2.2/7.8〜1/9間で秀れクラ
ツクCがエプロン全体に比較的多数発生した。
についてその長さを測定し、該長さの総和を得た
ものであり、厚み比a1/a2が1/9〜2.2/7.8の
期間に最も低い値をとることが顕著に示されてい
る。この実験において上記厚み比a1/a2が4/
6以上の時はエプロン3の端部および中央部に共
に大きなクラツクCが発生し、2.2/7.8〜1/9
の時はエプロン端部に微小長さのクラツクCが僅
かに発生し、特に2.2/7.8〜1/9間で秀れクラ
ツクCがエプロン全体に比較的多数発生した。
なお、前記筋状部分lを小さくして表側ゴム層
18表面を極力平滑にすること、および芯コード
17の前記中立面としての作用を強化することの
ために、芯コード17に用いる糸は細くて強いも
のを密に巻回することが望ましく、布又は比皮等
を用いることも可能であり、またエプロン3自体
の厚みを前記厚み比とは無関係に薄くすることは
無論有効であるが、これらの方法にも限界があ
り、上記した各ゴム層18,19の厚み比設定に
よる効果を大きく変え得るものでない。
18表面を極力平滑にすること、および芯コード
17の前記中立面としての作用を強化することの
ために、芯コード17に用いる糸は細くて強いも
のを密に巻回することが望ましく、布又は比皮等
を用いることも可能であり、またエプロン3自体
の厚みを前記厚み比とは無関係に薄くすることは
無論有効であるが、これらの方法にも限界があ
り、上記した各ゴム層18,19の厚み比設定に
よる効果を大きく変え得るものでない。
更にエプロン3の端部に発生するクラツクCを
より一層抑止するために、裏側ゴム層19には圧
縮時のポアソン比が小さいものを用いる。つま
り、表側ゴム層18の厚み割合a1を小さくし、
裏側ゴム層19の厚み割合a2を大きくすると、
第5図で説明した如く、表側ゴム層18の曲げ応
力b3は小さくなり、該ゴム層18は全体として
クラツクCを生じ難いものとなるが、逆に裏側ゴ
ム層19の圧縮方向の曲げ応力b4は相対的に大
きなものとなる。
より一層抑止するために、裏側ゴム層19には圧
縮時のポアソン比が小さいものを用いる。つま
り、表側ゴム層18の厚み割合a1を小さくし、
裏側ゴム層19の厚み割合a2を大きくすると、
第5図で説明した如く、表側ゴム層18の曲げ応
力b3は小さくなり、該ゴム層18は全体として
クラツクCを生じ難いものとなるが、逆に裏側ゴ
ム層19の圧縮方向の曲げ応力b4は相対的に大
きなものとなる。
ゴム層18,19の材質として用いられる前記
NBR等の合成ゴムや熱可塑性樹脂は引張り特性
より圧縮特性の方が良い為、上記応力b4が多少
大きくなつても裏側ゴム層19に圧縮によるクラ
ツクCが発生することはないが、該ゴム層19の
ポアソン比が大きいとエプロン3全体がその幅方
向に過度に広がるほか、第9図に示す如くエプロ
ン3の曲折部分Xにおける端部に角状の膨出部b
が形成されるという現象を生ずる。即ち、上記ポ
アソン比が大きいと裏側ゴム層19は上記曲折部
分Xで外側に容易に膨出して表側ゴム層18の端
部を押し上げ、この押し上げられた角状の部分に
伸長方向の曲げ応力が作用してクラツクCの発生
し易い状態が生れるのである。
NBR等の合成ゴムや熱可塑性樹脂は引張り特性
より圧縮特性の方が良い為、上記応力b4が多少
大きくなつても裏側ゴム層19に圧縮によるクラ
ツクCが発生することはないが、該ゴム層19の
ポアソン比が大きいとエプロン3全体がその幅方
向に過度に広がるほか、第9図に示す如くエプロ
ン3の曲折部分Xにおける端部に角状の膨出部b
が形成されるという現象を生ずる。即ち、上記ポ
アソン比が大きいと裏側ゴム層19は上記曲折部
分Xで外側に容易に膨出して表側ゴム層18の端
部を押し上げ、この押し上げられた角状の部分に
伸長方向の曲げ応力が作用してクラツクCの発生
し易い状態が生れるのである。
該ポアソン比を小さくするには裏側ゴム層19
に短繊維、例えばポリエステルフイラメント等を
分散状に混入して該ゴム層19の自由度を減殺す
ることが有効である。
に短繊維、例えばポリエステルフイラメント等を
分散状に混入して該ゴム層19の自由度を減殺す
ることが有効である。
以上説明したように本考案エプロンは表側ゴム
層と上記ローラに接する裏側ゴム層とを互いに接
する程度まで密に巻かれている細い芯コードを介
して互いに接合したために、ゴム層を薄く形成し
ても筋状部分が大きくならず、表面層の凹凸を減
少させることができ、エプロン回転中に生ずるエ
プロンの引張力により表面層が薄い場合に生ず
る、芯糸の凹凸が表面に現われ亀裂の発生、紡績
性の悪化を招く事態を防止することができる。ま
た、表側ゴム層と圧縮時のポアソン比を小とした
裏側ゴム層との厚みの比を2.2:7.8乃至1:9に
設定したことにより表側ゴム層におけるクラツク
の発生を大きく抑止でき、エプロンの破損やドラ
フトむらの発生を防止して安定した紡績を確保す
ることができる。また、本考案エプロンにあつて
は、芯コードが細く、その細い芯コードが互いに
接する程度にまで密に巻かれているために、内層
ゴムを薄く形成しても筋状部分が大きくならずク
ラツクが発生しにくいという効果を有する。
層と上記ローラに接する裏側ゴム層とを互いに接
する程度まで密に巻かれている細い芯コードを介
して互いに接合したために、ゴム層を薄く形成し
ても筋状部分が大きくならず、表面層の凹凸を減
少させることができ、エプロン回転中に生ずるエ
プロンの引張力により表面層が薄い場合に生ず
る、芯糸の凹凸が表面に現われ亀裂の発生、紡績
性の悪化を招く事態を防止することができる。ま
た、表側ゴム層と圧縮時のポアソン比を小とした
裏側ゴム層との厚みの比を2.2:7.8乃至1:9に
設定したことにより表側ゴム層におけるクラツク
の発生を大きく抑止でき、エプロンの破損やドラ
フトむらの発生を防止して安定した紡績を確保す
ることができる。また、本考案エプロンにあつて
は、芯コードが細く、その細い芯コードが互いに
接する程度にまで密に巻かれているために、内層
ゴムを薄く形成しても筋状部分が大きくならずク
ラツクが発生しにくいという効果を有する。
第1図は空気式精紡機の概略を示す斜視図、第
2図はそのミドルローラ部分を示す側面図、第3
図は耐摩耗性の低いエプロンを用いた場合の摩擦
変形の状態を示す図で、同図イはエプロン平面
図、同図ロはその−線断面図を示し、第4図
は耐摩耗性の高いエプロンを用いた場合のクラツ
クの状態を示す図で、同図イはエプロンの平面
図、同図ロはその−線断面図を示し、第5図
はエプロンの曲折部分を示す側断面図で、同図イ
は従来例を、同図ロは本発明の例を夫々示し、第
6図は芯コードを説明するためのエプロンの平面
図、第7図は表側ゴム層を薄くした場合における
エプロン曲折部の正面図、第8図はゴム層の厚み
比とクラツクの発生状況を示すグラフ、第9図は
エプロン曲折部を示す正面図である。 3…エプロン、17…芯コード、18…表側ゴ
ム層、19…裏側ゴム層。
2図はそのミドルローラ部分を示す側面図、第3
図は耐摩耗性の低いエプロンを用いた場合の摩擦
変形の状態を示す図で、同図イはエプロン平面
図、同図ロはその−線断面図を示し、第4図
は耐摩耗性の高いエプロンを用いた場合のクラツ
クの状態を示す図で、同図イはエプロンの平面
図、同図ロはその−線断面図を示し、第5図
はエプロンの曲折部分を示す側断面図で、同図イ
は従来例を、同図ロは本発明の例を夫々示し、第
6図は芯コードを説明するためのエプロンの平面
図、第7図は表側ゴム層を薄くした場合における
エプロン曲折部の正面図、第8図はゴム層の厚み
比とクラツクの発生状況を示すグラフ、第9図は
エプロン曲折部を示す正面図である。 3…エプロン、17…芯コード、18…表側ゴ
ム層、19…裏側ゴム層。
Claims (1)
- ドラフト装置の1対のローラの外周にそれぞれ
装着され、ステープル繊維束を介して互いに圧接
されるドラフト装置のエプロンであつて、上記繊
維束に接する表側ゴム層と上記ローラに接する裏
側ゴム層とを互いに接する程度まで密に巻かれて
いる細い芯コードを介して互いに接合すると共
に、上記表側ゴム層と圧縮時のポアソン比を小と
した裏側ゴム層との厚みの比を2.2:7.8ないし
1:9に設定したことを特徴とするドラフト装置
のエプロン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987007356U JPH0230460Y2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987007356U JPH0230460Y2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62126376U JPS62126376U (ja) | 1987-08-11 |
| JPH0230460Y2 true JPH0230460Y2 (ja) | 1990-08-16 |
Family
ID=30790731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987007356U Expired JPH0230460Y2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0230460Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2402356A (en) * | 1942-06-06 | 1946-06-18 | Dayton Rubber Mfg Co | Long draft spinning apron |
-
1987
- 1987-01-21 JP JP1987007356U patent/JPH0230460Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62126376U (ja) | 1987-08-11 |
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