JPH0232303Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0232303Y2 JPH0232303Y2 JP1983076527U JP7652783U JPH0232303Y2 JP H0232303 Y2 JPH0232303 Y2 JP H0232303Y2 JP 1983076527 U JP1983076527 U JP 1983076527U JP 7652783 U JP7652783 U JP 7652783U JP H0232303 Y2 JPH0232303 Y2 JP H0232303Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow part
- gut
- core
- oil
- filament
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
この考案は、耐寒性およびテニスボールのホー
ルド性にすぐれたガツトに関する。
ルド性にすぐれたガツトに関する。
合成樹脂モノフイラメントの内部に油を封入す
ることによつて、天然ガツト同様の打球感を有
し、かつ低温時における硬直性を少なくしたガツ
トが知られている。このガツトは、ナイロンなど
の合成樹脂モノフイラメントの中心部長さ方向の
全長にわたつて中空部を設け、その中空部内に油
を封入して中空両端開口部に尖頭栓をしたもので
あつて、中空部の両端開口部から外表面に油が漏
出するという作用を有している。このため、従来
の合成樹脂フイラメントなどで構成されたガツト
に比較して天然ガツトにかなり近い打球感が得ら
れると共に、低温時における硬直性もかなり改善
されている。しかし、特に冬期、または寒冷地な
どで使用した場合は、硬直性が残り、ボールをコ
ントロールするホールド性が十分でなく、今一歩
満足すべき状態ではなかつた。
ることによつて、天然ガツト同様の打球感を有
し、かつ低温時における硬直性を少なくしたガツ
トが知られている。このガツトは、ナイロンなど
の合成樹脂モノフイラメントの中心部長さ方向の
全長にわたつて中空部を設け、その中空部内に油
を封入して中空両端開口部に尖頭栓をしたもので
あつて、中空部の両端開口部から外表面に油が漏
出するという作用を有している。このため、従来
の合成樹脂フイラメントなどで構成されたガツト
に比較して天然ガツトにかなり近い打球感が得ら
れると共に、低温時における硬直性もかなり改善
されている。しかし、特に冬期、または寒冷地な
どで使用した場合は、硬直性が残り、ボールをコ
ントロールするホールド性が十分でなく、今一歩
満足すべき状態ではなかつた。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、特に冬期や寒冷地などにおいても硬直性が
なく、すなわち耐寒性を有し、かつボールのコン
トロールに影響を与えるホールド性にもすぐれた
ガツトを提供することを目的とする。
ので、特に冬期や寒冷地などにおいても硬直性が
なく、すなわち耐寒性を有し、かつボールのコン
トロールに影響を与えるホールド性にもすぐれた
ガツトを提供することを目的とする。
考案者らは、上記の目的を達成するため、前記
ガツトを改良し、欠点を解消するべく検討した。
その結果、合成樹脂ガツトではその表面が油でわ
ずかに濡れている状態になつていることが重要で
あるところ、先に述べたガツトの構成において
は、中空部がモノフイラメントの中心部にあるた
め、そこに封入された油が中空部の表面に漏出す
るのは両端開口部からに限られており、そのた
め、このガツトでは両端開口部周辺の外表面のみ
が濡れているにすぎず、両端開口部から中央部に
行くにつれて油の漏出による作用効果が得られな
いことを確認した。この確認に基づき、考案者ら
は検討を進め、ガツトの中空部に封入された油を
合成樹脂フイラメントの側面からも直接外表面へ
滲み出るようにさせれば、滲み出た油の柔軟作用
によつて冬期や寒冷地などでの使用の如き著しく
低温条件下の場合でも硬直性を減少させ得るであ
ろうとの見通しを得て、まず、中空部を有する肉
厚の薄いフイラメントについて検討した。この結
果、フイラメントの肉厚を薄くすると、中空部内
の油が側面からも滲み出してくるということが確
認できたのである。しかし、反面、肉厚を薄くし
たことにより、ガツト自体の強度が低下し、実用
に耐えられてなくなるという問題が生じることも
分かつた。考案者らは、この強度的問題を含めて
さらに鋭意検討を重ねた結果、中空部を偏心して
設け、この偏心中空部に油を封入することとすれ
ば、フイラメントの肉厚の薄い部分は中空部の油
のフイラメント表面への滲み出しを可能とさせ、
他方、肉厚の厚い部分はガツトの実用的強度を十
分に保持する作用を果すのでないかと着想し、予
測どおりの結果が得られることを確認して、この
考案を完成するに至つた。
ガツトを改良し、欠点を解消するべく検討した。
その結果、合成樹脂ガツトではその表面が油でわ
ずかに濡れている状態になつていることが重要で
あるところ、先に述べたガツトの構成において
は、中空部がモノフイラメントの中心部にあるた
め、そこに封入された油が中空部の表面に漏出す
るのは両端開口部からに限られており、そのた
め、このガツトでは両端開口部周辺の外表面のみ
が濡れているにすぎず、両端開口部から中央部に
行くにつれて油の漏出による作用効果が得られな
いことを確認した。この確認に基づき、考案者ら
は検討を進め、ガツトの中空部に封入された油を
合成樹脂フイラメントの側面からも直接外表面へ
滲み出るようにさせれば、滲み出た油の柔軟作用
によつて冬期や寒冷地などでの使用の如き著しく
低温条件下の場合でも硬直性を減少させ得るであ
ろうとの見通しを得て、まず、中空部を有する肉
厚の薄いフイラメントについて検討した。この結
果、フイラメントの肉厚を薄くすると、中空部内
の油が側面からも滲み出してくるということが確
認できたのである。しかし、反面、肉厚を薄くし
たことにより、ガツト自体の強度が低下し、実用
に耐えられてなくなるという問題が生じることも
分かつた。考案者らは、この強度的問題を含めて
さらに鋭意検討を重ねた結果、中空部を偏心して
設け、この偏心中空部に油を封入することとすれ
ば、フイラメントの肉厚の薄い部分は中空部の油
のフイラメント表面への滲み出しを可能とさせ、
他方、肉厚の厚い部分はガツトの実用的強度を十
分に保持する作用を果すのでないかと着想し、予
測どおりの結果が得られることを確認して、この
考案を完成するに至つた。
したがつて、この考案は、合成樹脂フイラメン
トの内部に、全長にわたつて中空部を設け、この
中空部に油を封入してなるガツトにおいて、前記
中空部を偏心して設けるようにしたことを特徴と
するガツトを要旨としている。以下、これを実施
例をあらわす図面に基づいて説明する。
トの内部に、全長にわたつて中空部を設け、この
中空部に油を封入してなるガツトにおいて、前記
中空部を偏心して設けるようにしたことを特徴と
するガツトを要旨としている。以下、これを実施
例をあらわす図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案にかかるガツトの一実施例を
あらわす一部切欠き斜視図、第2図は第1図のガ
ツト端部をあらわす一部切欠き拡大図、第3図は
この考案にかかるガツトに使用するフイラメント
をあらわす断面図である。これらの図に見られる
ように、この考案にかかるガツト1は、合成樹脂
モノフイラメント2の長手方向全長にわたつて中
空部3が偏心して設けられている。偏心中空部3
には油4が封入され、かつ偏心中空部3の両端開
口部は栓5によつて密封状態に封じられている。
栓5は、先端が尖頭6に、基部が中空部3に嵌着
できるような栓部7に形成されている。ガツトの
端部にこのような尖頭6があれば、ラケツトのフ
レームに挿通する際の作業性がよくなる。
あらわす一部切欠き斜視図、第2図は第1図のガ
ツト端部をあらわす一部切欠き拡大図、第3図は
この考案にかかるガツトに使用するフイラメント
をあらわす断面図である。これらの図に見られる
ように、この考案にかかるガツト1は、合成樹脂
モノフイラメント2の長手方向全長にわたつて中
空部3が偏心して設けられている。偏心中空部3
には油4が封入され、かつ偏心中空部3の両端開
口部は栓5によつて密封状態に封じられている。
栓5は、先端が尖頭6に、基部が中空部3に嵌着
できるような栓部7に形成されている。ガツトの
端部にこのような尖頭6があれば、ラケツトのフ
レームに挿通する際の作業性がよくなる。
この考案にかかるガツト1は、中空部3が偏心
して設けられているので、第3図の如く、モノフ
イラメント2に、肉厚の薄い部分21と、肉厚の
厚い部分23が形成されている。中空部3内に封
入された油4は、モノフイラメント2の肉厚の薄
い部分21からモノフイラメント2表面へ滲み出
してくる。滲み出した油は、非常に薄い油膜を形
成し、ガツトに柔軟性を付与する。このため、冬
期または寒冷地などにおける著しい低温下での使
用に際しても硬直性がなくなる。しかも、テニス
などにおいて、ボールをコントロールするための
ホールド性を向上させる作用もあるのである。他
方、モノフイラメント2の肉厚の厚い部分22
は、ガツト1の実用的な強度を保持する。
して設けられているので、第3図の如く、モノフ
イラメント2に、肉厚の薄い部分21と、肉厚の
厚い部分23が形成されている。中空部3内に封
入された油4は、モノフイラメント2の肉厚の薄
い部分21からモノフイラメント2表面へ滲み出
してくる。滲み出した油は、非常に薄い油膜を形
成し、ガツトに柔軟性を付与する。このため、冬
期または寒冷地などにおける著しい低温下での使
用に際しても硬直性がなくなる。しかも、テニス
などにおいて、ボールをコントロールするための
ホールド性を向上させる作用もあるのである。他
方、モノフイラメント2の肉厚の厚い部分22
は、ガツト1の実用的な強度を保持する。
中空部3の偏心度は、次のような範囲が好まし
い。偏心した中空部3の大きさにかかわらず、中
空部3は、その外周がモノフイラメント2の中心
Oに接する位置と、モノフイラメント2の外周方
向において肉薄部21を破らない範囲内でこの外
周に最も接近する位置との間にあることである。
偏心した中空部3は、長さ方向のどの断面におい
ても偏心位置が同一であるという必要はなく、従
つて、例えば、中空部3が長さ方向に沿つてスパ
イラル状に偏心したものでもよい。要は、中空部
の偏心によつて中空部に封入した油が表面に滲み
出してガツトに柔軟性を付与し、冬期または寒冷
地における硬直性がなくなり、かつ実用的な強度
が保持されるようであればよいのである。
い。偏心した中空部3の大きさにかかわらず、中
空部3は、その外周がモノフイラメント2の中心
Oに接する位置と、モノフイラメント2の外周方
向において肉薄部21を破らない範囲内でこの外
周に最も接近する位置との間にあることである。
偏心した中空部3は、長さ方向のどの断面におい
ても偏心位置が同一であるという必要はなく、従
つて、例えば、中空部3が長さ方向に沿つてスパ
イラル状に偏心したものでもよい。要は、中空部
の偏心によつて中空部に封入した油が表面に滲み
出してガツトに柔軟性を付与し、冬期または寒冷
地における硬直性がなくなり、かつ実用的な強度
が保持されるようであればよいのである。
第4図はこの考案にかかるガツトを構成するフ
イラメントの他の実施例をあらわす断面図であ
る。この図にみるように、フイラメント8は、熱
可塑性樹脂Aを鞘成分とし、この熱可塑性樹脂A
よりも高融点の熱可塑性樹脂Bを芯成分とした鞘
芯型複合繊維である。芯成分には、中空部が偏心
して設けられている。鞘成分用樹脂Aと芯成分用
樹脂B間の融点差は、鞘成分用樹脂Aの溶融によ
つて芯成分用樹脂B同士または、鞘芯型複合繊維
とそうでない繊維を互いに固着させるときに、芯
成分用樹脂Bまたは他の繊維の形状、性質などに
実質的変化が生じない程度に選ばれる。鞘成分を
構成する層の厚みは、その溶融によつて芯成分同
士やこれと他の繊維を互いに固着させるに足る程
度にあればよいが、それ以上であつてもよい。例
えば、鞘芯型複合繊維が径約0.7mmのとき、鞘成
分の厚みは約10μに選ばれる。芯成分の断面形状
は円形に限られない。
イラメントの他の実施例をあらわす断面図であ
る。この図にみるように、フイラメント8は、熱
可塑性樹脂Aを鞘成分とし、この熱可塑性樹脂A
よりも高融点の熱可塑性樹脂Bを芯成分とした鞘
芯型複合繊維である。芯成分には、中空部が偏心
して設けられている。鞘成分用樹脂Aと芯成分用
樹脂B間の融点差は、鞘成分用樹脂Aの溶融によ
つて芯成分用樹脂B同士または、鞘芯型複合繊維
とそうでない繊維を互いに固着させるときに、芯
成分用樹脂Bまたは他の繊維の形状、性質などに
実質的変化が生じない程度に選ばれる。鞘成分を
構成する層の厚みは、その溶融によつて芯成分同
士やこれと他の繊維を互いに固着させるに足る程
度にあればよいが、それ以上であつてもよい。例
えば、鞘芯型複合繊維が径約0.7mmのとき、鞘成
分の厚みは約10μに選ばれる。芯成分の断面形状
は円形に限られない。
鞘芯型複合繊維の鞘成分(低融点のもの)であ
る熱可塑性樹脂Aとしては、例えばポリアミド、
共重合ポリアミド、ポリエステル、共重合ポリエ
ステル、ポリエーテルおよびポリフツ化ビニリデ
ンなどが用いられる。芯成分(高融点のもの)で
ある熱可塑性樹脂Bとしては、例えば、ポリアミ
ド、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート)などが用いら
れる。鞘成分と芯成分の各樹脂は上述の中から適
宜組合せて選択することができる。
る熱可塑性樹脂Aとしては、例えばポリアミド、
共重合ポリアミド、ポリエステル、共重合ポリエ
ステル、ポリエーテルおよびポリフツ化ビニリデ
ンなどが用いられる。芯成分(高融点のもの)で
ある熱可塑性樹脂Bとしては、例えば、ポリアミ
ド、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート)などが用いら
れる。鞘成分と芯成分の各樹脂は上述の中から適
宜組合せて選択することができる。
第5図はこの考案にかかるガツトの他の実施例
の一部断面をあらわす部分的斜視図、第6図は第
5図のものの断面図である。第5図にみるガツト
9は、第4図にあらわしたような中空部を偏心し
て設けた鞘芯型複合繊維からなるフイラメント8
の3本が撚り合わされ、鞘芯型複合繊維の鞘成分
の融点より高く、芯成分(もしくは他の繊維)の
融点より低い温度で加熱されることによつて、鞘
成分が溶融し各撚り線が融着固定されたものであ
る。この実施例では、第6図にみるように3本の
鞘芯型複合繊維の各鞘成分はいずれも溶融して薄
い海層(融着固定用樹脂層)10となり、撚り合
わされた芯成分11,11,11の周囲を取り巻
いている。芯成分11同士の接合部12にも融着
固定用樹脂層10が介在し、このようにして3本
撚り線(芯成分)11,11,11が強固に固定
されている。第5図および第6図は一例として示
したものにすぎず、したがつて撚り線は3本のみ
に限定されるものではなく、適宜複数本が用いら
れる。このような状態のガツトは撚り合わせの作
用に起因して、打球時の強い衝撃にたいしても充
分耐えられる強度と耐久性が保持される。その
上、表面に撚り目構造がほぼそのままあらわれ
て、カツト、ドライブ打ちなどに必要な深みのあ
る凹凸をつくる谷部13も形成される。
の一部断面をあらわす部分的斜視図、第6図は第
5図のものの断面図である。第5図にみるガツト
9は、第4図にあらわしたような中空部を偏心し
て設けた鞘芯型複合繊維からなるフイラメント8
の3本が撚り合わされ、鞘芯型複合繊維の鞘成分
の融点より高く、芯成分(もしくは他の繊維)の
融点より低い温度で加熱されることによつて、鞘
成分が溶融し各撚り線が融着固定されたものであ
る。この実施例では、第6図にみるように3本の
鞘芯型複合繊維の各鞘成分はいずれも溶融して薄
い海層(融着固定用樹脂層)10となり、撚り合
わされた芯成分11,11,11の周囲を取り巻
いている。芯成分11同士の接合部12にも融着
固定用樹脂層10が介在し、このようにして3本
撚り線(芯成分)11,11,11が強固に固定
されている。第5図および第6図は一例として示
したものにすぎず、したがつて撚り線は3本のみ
に限定されるものではなく、適宜複数本が用いら
れる。このような状態のガツトは撚り合わせの作
用に起因して、打球時の強い衝撃にたいしても充
分耐えられる強度と耐久性が保持される。その
上、表面に撚り目構造がほぼそのままあらわれ
て、カツト、ドライブ打ちなどに必要な深みのあ
る凹凸をつくる谷部13も形成される。
第7図はこの考案にかかるガツトのさらに他の
実施例の一部をあらわす部分的斜視図、第8図は
第7図のものの断面図である。これらの図にみる
ガツト14は、第4図にあらわしたような中空部
を偏心して設けた鞘芯型複合繊維からなるフイラ
メント8を芯部15として用い、その周囲に中空
部を有さない熱可塑性樹脂からなる巻線16が巻
き付けられ、これら芯線15と巻線16および巻
線16同士が熱可塑性樹脂Aの溶融によつて作ら
れた融着用樹脂層17で互いに融着固定されたも
のである。このような型態のガツトは、芯線15
とその周囲に巻かれた巻線16の剥離や巻線切れ
が防止される。このため、ラケツトに張設したガ
ツトの巻線16は使用中強い打球時にも目ずれを
起こしたり、巻線切れを起こしたりすることがな
い。
実施例の一部をあらわす部分的斜視図、第8図は
第7図のものの断面図である。これらの図にみる
ガツト14は、第4図にあらわしたような中空部
を偏心して設けた鞘芯型複合繊維からなるフイラ
メント8を芯部15として用い、その周囲に中空
部を有さない熱可塑性樹脂からなる巻線16が巻
き付けられ、これら芯線15と巻線16および巻
線16同士が熱可塑性樹脂Aの溶融によつて作ら
れた融着用樹脂層17で互いに融着固定されたも
のである。このような型態のガツトは、芯線15
とその周囲に巻かれた巻線16の剥離や巻線切れ
が防止される。このため、ラケツトに張設したガ
ツトの巻線16は使用中強い打球時にも目ずれを
起こしたり、巻線切れを起こしたりすることがな
い。
また、巻線16の外周には樹脂などが殆ど付着
していないので、ガツト表面は、巻線状態の凹凸
がほぼそのままあらわれ、これによつて、カツ
ト、ドライブ打ちに重要な撚り目構造(谷部)1
8が顕著に形成されるのである。
していないので、ガツト表面は、巻線状態の凹凸
がほぼそのままあらわれ、これによつて、カツ
ト、ドライブ打ちに重要な撚り目構造(谷部)1
8が顕著に形成されるのである。
さらに他の実施例として、第7図および第8図
の芯線および巻線に代替して第3図の如き中空部
を偏心して設けたモノフイラメントを芯糸とし、
この芯糸に溶液粘度3.8以上のナイロン6を使い、
巻線に溶液粘鳥2.8〜3.4のナイロン66を使用し
た構造をもつガツトも形成することができる。こ
のようなガツトは、細径であつても高強力なもの
となる。巻線の巻数は芯糸に対し2重巻も可能で
ある。
の芯線および巻線に代替して第3図の如き中空部
を偏心して設けたモノフイラメントを芯糸とし、
この芯糸に溶液粘度3.8以上のナイロン6を使い、
巻線に溶液粘鳥2.8〜3.4のナイロン66を使用し
た構造をもつガツトも形成することができる。こ
のようなガツトは、細径であつても高強力なもの
となる。巻線の巻数は芯糸に対し2重巻も可能で
ある。
第4〜8図に示した各実施例の場合において
も、偏心して設けた中空部に油が封入されている
ので、第1〜3図のガツトと同様に冬期および寒
冷地においても硬直性がなくなり、かつボールを
コントロールするホールド性も向上している。ま
た、強度も充分実用性を備えているのである。
も、偏心して設けた中空部に油が封入されている
ので、第1〜3図のガツトと同様に冬期および寒
冷地においても硬直性がなくなり、かつボールを
コントロールするホールド性も向上している。ま
た、強度も充分実用性を備えているのである。
この考案にかかるガツトでは、フイラメントの
側面からの油の滲み出しによつて前記の作用効果
が得られるので、中空部両端開口部は栓によつて
閉ざされるとを必ずしも必要とせず、融着等で封
じられてもよい。
側面からの油の滲み出しによつて前記の作用効果
が得られるので、中空部両端開口部は栓によつて
閉ざされるとを必ずしも必要とせず、融着等で封
じられてもよい。
この考案にかかるガツトは、フイラメントの長
手方向に中空部を偏心して設け、その中空部に油
を封入しているので、中空部内の油は、中空部の
偏心によつて形成されるフイラメントの肉厚の薄
い部分から表面へ滲み出るようになる。このた
め、冬期および寒冷地などで使用されても硬直性
がなくなつてよい打球感が得られ、耐寒性にすぐ
れたものとなる。このため、ボールをコントロー
ルするホールド性も向上する。さらに、水分を吸
湿しないので、外気の影響を受けにくくなり、寒
冷地での凍結がなく、強力低下がない。また、フ
イラメントの肉厚の厚い部分によつて強度が充分
保持されるので、スピード、反撥力などの実用性
もすぐれている。
手方向に中空部を偏心して設け、その中空部に油
を封入しているので、中空部内の油は、中空部の
偏心によつて形成されるフイラメントの肉厚の薄
い部分から表面へ滲み出るようになる。このた
め、冬期および寒冷地などで使用されても硬直性
がなくなつてよい打球感が得られ、耐寒性にすぐ
れたものとなる。このため、ボールをコントロー
ルするホールド性も向上する。さらに、水分を吸
湿しないので、外気の影響を受けにくくなり、寒
冷地での凍結がなく、強力低下がない。また、フ
イラメントの肉厚の厚い部分によつて強度が充分
保持されるので、スピード、反撥力などの実用性
もすぐれている。
第1図はこの考案にかかるガツトの一実施例を
あらわす一部切欠き斜視図、第2図は第1図のガ
ツト端部をあらわす一部切欠き拡大図、第3図は
この考案にかかるガツトの断面図、第4図はこの
考案にかかるガツトを構成するフイラメントの他
の実施例をあらわす断面図、第5図はこの考案に
かかるガツトの他の実施例をあらわす部分的斜視
図、第6図は第5図のものの断面図、第7図はこ
の考案にかかるガツトのさらに他の実施例をあら
わす部分的斜視図、第8図は第7図のものの断面
図である。 1,9,14……ガツト、2……モノフイラメ
ント、3……中空部、4……油、5……栓、8…
…フイラメント、11……芯成分、15……芯
線、16……巻線。
あらわす一部切欠き斜視図、第2図は第1図のガ
ツト端部をあらわす一部切欠き拡大図、第3図は
この考案にかかるガツトの断面図、第4図はこの
考案にかかるガツトを構成するフイラメントの他
の実施例をあらわす断面図、第5図はこの考案に
かかるガツトの他の実施例をあらわす部分的斜視
図、第6図は第5図のものの断面図、第7図はこ
の考案にかかるガツトのさらに他の実施例をあら
わす部分的斜視図、第8図は第7図のものの断面
図である。 1,9,14……ガツト、2……モノフイラメ
ント、3……中空部、4……油、5……栓、8…
…フイラメント、11……芯成分、15……芯
線、16……巻線。
Claims (1)
- 合成樹脂フイラメントの内部に、全長にわたつ
て中空部を設け、この中空部に油を封入してなる
ガツトにおいて、前記中空部を偏心して設けるよ
うにしたことを特徴とするガツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7652783U JPS59183272U (ja) | 1983-05-21 | 1983-05-21 | ガツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7652783U JPS59183272U (ja) | 1983-05-21 | 1983-05-21 | ガツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59183272U JPS59183272U (ja) | 1984-12-06 |
| JPH0232303Y2 true JPH0232303Y2 (ja) | 1990-09-03 |
Family
ID=30206571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7652783U Granted JPS59183272U (ja) | 1983-05-21 | 1983-05-21 | ガツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59183272U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6698317B2 (ja) * | 2015-11-12 | 2020-05-27 | ヨネックス株式会社 | ラケット用ストリング |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5243166Y2 (ja) * | 1973-05-24 | 1977-09-30 | ||
| KR830001509B1 (ko) * | 1980-04-28 | 1983-08-08 | 스카라 그레이드 리미티드 | 라케트용 줄 |
-
1983
- 1983-05-21 JP JP7652783U patent/JPS59183272U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59183272U (ja) | 1984-12-06 |
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