JPH0238018Y2 - - Google Patents
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- JPH0238018Y2 JPH0238018Y2 JP13122185U JP13122185U JPH0238018Y2 JP H0238018 Y2 JPH0238018 Y2 JP H0238018Y2 JP 13122185 U JP13122185 U JP 13122185U JP 13122185 U JP13122185 U JP 13122185U JP H0238018 Y2 JPH0238018 Y2 JP H0238018Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- control valve
- passage
- exhaust
- exhaust port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、2サイクルエンジンの冷却構造に係
わり、詳しくは排気通路のシリンダ内周面への開
口近傍に排気タイミングを変化させるための制御
弁を備えたエンジンの冷却構造に関するものであ
る。
わり、詳しくは排気通路のシリンダ内周面への開
口近傍に排気タイミングを変化させるための制御
弁を備えたエンジンの冷却構造に関するものであ
る。
「従来の技術」
2サイクルエンジンにおいて、燃焼ガス充填効
率を高めるための手段として、排気通路内の反射
波を利用し、掃気行程時燃焼室から排気通路へ吹
き抜ける燃料ガス(いわゆる吹き抜けガス)を燃
焼室へ押し戻す技術が知られている。
率を高めるための手段として、排気通路内の反射
波を利用し、掃気行程時燃焼室から排気通路へ吹
き抜ける燃料ガス(いわゆる吹き抜けガス)を燃
焼室へ押し戻す技術が知られている。
この技術を実際のエンジンに適用する上で留意
しなければならない点は、排気反射波を掃気ポー
トが閉じられた後であつてしかも排気ポートが閉
じられる寸前に、排気ポートに戻すようにしなけ
れればならない点である。
しなければならない点は、排気反射波を掃気ポー
トが閉じられた後であつてしかも排気ポートが閉
じられる寸前に、排気ポートに戻すようにしなけ
れればならない点である。
ところで、自動二輪車や自動車に搭載される2
サイクルエンジンの場合では、回転速度を変えて
使用することから、ある回転速度においては反射
波を排気ポート閉塞寸前に戻すことができて、燃
焼ガス充填効率を高めることができる場合であつ
ても、他の回転速度では反射波が戻るタイミング
と排気ポートや掃気ポートが閉じるタイミングと
がずれてしまい、反射波による吹き抜けガスの押
し戻しができなくなるという現象が生ずる。
サイクルエンジンの場合では、回転速度を変えて
使用することから、ある回転速度においては反射
波を排気ポート閉塞寸前に戻すことができて、燃
焼ガス充填効率を高めることができる場合であつ
ても、他の回転速度では反射波が戻るタイミング
と排気ポートや掃気ポートが閉じるタイミングと
がずれてしまい、反射波による吹き抜けガスの押
し戻しができなくなるという現象が生ずる。
このような問題に対処するものとして、排気ポ
ート上縁にスライド式の制御弁を設け、これをエ
ンジンの回転速度に応じて移動させる構造のもの
が知らている(実開昭51−39112号公報参照)。
ート上縁にスライド式の制御弁を設け、これをエ
ンジンの回転速度に応じて移動させる構造のもの
が知らている(実開昭51−39112号公報参照)。
「考案が解決しようとする課題」
上記したスライド式の制御弁をエンジンに実装
する場合、制御弁と該制御弁を収容するシリンダ
側の収納部分との接触面積が広いところから排気
ガス中のカーボンやタール等の影響により、制御
弁が制御弁収納部分に膠着しがちであり、所期の
性能を確保する為にはこれらカーボン等を定期的
に取り除く必要が生ずる。
する場合、制御弁と該制御弁を収容するシリンダ
側の収納部分との接触面積が広いところから排気
ガス中のカーボンやタール等の影響により、制御
弁が制御弁収納部分に膠着しがちであり、所期の
性能を確保する為にはこれらカーボン等を定期的
に取り除く必要が生ずる。
また、同様に制御弁と制御弁収納部分との接触
面積の広いことから、制御弁は排気熱の影響を受
けて歪みが生じ易く、これが上記膠着現象を助長
する要因となつている。このため、カーボン等の
付着を抑制するためには、制御弁回りを冷却する
ことが効果的である。
面積の広いことから、制御弁は排気熱の影響を受
けて歪みが生じ易く、これが上記膠着現象を助長
する要因となつている。このため、カーボン等の
付着を抑制するためには、制御弁回りを冷却する
ことが効果的である。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、ス
ライド式の制御弁を効率良く冷却することがで
き、カーボン等の付着による制御弁の膠着現象を
生じにくくさせることができる。2サイクルエン
ジンの冷却構造を提供することを目的とする。
ライド式の制御弁を効率良く冷却することがで
き、カーボン等の付着による制御弁の膠着現象を
生じにくくさせることができる。2サイクルエン
ジンの冷却構造を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」
前述した目的を達成するため、本考案では、シ
リンダにはラジエータに接続される冷却水ジヤケ
ツトが設けられ、該冷却水ジヤケツトには前記排
気通路の周囲を含め、前記制御弁を囲繞する水通
路が一体的に形成されている構成としている。
リンダにはラジエータに接続される冷却水ジヤケ
ツトが設けられ、該冷却水ジヤケツトには前記排
気通路の周囲を含め、前記制御弁を囲繞する水通
路が一体的に形成されている構成としている。
また、前記制御弁の後方には弁室が画成され、
この弁室は脱着可能な蓋体で覆われる構成とする
のが好ましい。
この弁室は脱着可能な蓋体で覆われる構成とする
のが好ましい。
「作用」
制御弁の回りに冷却水を通すことで、同制御弁
を外側全方向から効率良く冷却することができ
る。
を外側全方向から効率良く冷却することができ
る。
制御弁を効率良く冷却することは、制御弁にカ
ーボンやタールが付着しにくくなること、および
制御弁に生じがちな熱歪みを小さくできることの
2つの重要な意味をもち、これによつて制御弁の
膠着が防止できる。
ーボンやタールが付着しにくくなること、および
制御弁に生じがちな熱歪みを小さくできることの
2つの重要な意味をもち、これによつて制御弁の
膠着が防止できる。
また、排気通路も効率良く冷却できるので排気
ポート回りの熱歪みも小さくでき、もつてこれに
起因して制御弁の膠着がより一層防止できる。
ポート回りの熱歪みも小さくでき、もつてこれに
起因して制御弁の膠着がより一層防止できる。
「実施例」
以下、本考案の一実施例について第1図〜第9
図を参照して説明する。
図を参照して説明する。
第1図は本考案に係わる2サイクルエンジンの
縦断面図を示し、図において符号1はシリンダ、
2はシリンダヘツド、3はシリンダ内に摺動自在
に嵌挿されたピストン、4は掃気通路、5は排気
通路である。排気通路5のシリンダ内周面への開
口(排気ポート)5aは、左右両端がシリンダ内
周面の周方向ほぼ半分近くまで延びて設けられて
いる。排気通路5には、ポート5a近傍であつて
左右方向中央に上面から下面に達するリブ6が下
流側所定箇所まで延びて設けられている。このリ
ブ6は排気通路5のシリンダ内周面への開口近傍
を補強するとともに、ピストンリングが径方向外
方へ広がつて排気ポート5aの上縁や下縁に突き
当たるのを防止する機能を果たす。
縦断面図を示し、図において符号1はシリンダ、
2はシリンダヘツド、3はシリンダ内に摺動自在
に嵌挿されたピストン、4は掃気通路、5は排気
通路である。排気通路5のシリンダ内周面への開
口(排気ポート)5aは、左右両端がシリンダ内
周面の周方向ほぼ半分近くまで延びて設けられて
いる。排気通路5には、ポート5a近傍であつて
左右方向中央に上面から下面に達するリブ6が下
流側所定箇所まで延びて設けられている。このリ
ブ6は排気通路5のシリンダ内周面への開口近傍
を補強するとともに、ピストンリングが径方向外
方へ広がつて排気ポート5aの上縁や下縁に突き
当たるのを防止する機能を果たす。
排気通路5の上部であつて排気ポート5aの若
干下流側には凹所7が形成されている。この凹所
7の上部には該凹所7に連続し、かつシリンダ1
の長さ方向に対して傾斜して延びるガイド孔(後
述するスライドバルブを収納する弁室)8,8
が、平面視した場合第2図に示すようにリブ6の
両側にシリンダ2の内周面に沿つて周方向に延び
るように形成されている。また、シリンダヘツド
2には、前記ガイド孔8,8に連続するガイド孔
(弁室)9が形成されている。ガイド孔9は、シ
リンダ側のガイド孔8,8に連続するよう二股に
分かれた下側小径部9a,9aと、該下側小径部
9aと連続するようにその上部中央に位置して設
けられた唯一つの上側大径部9bとから成つてい
る(第7図参照)。上側大径部9b内には、シリ
ンダヘツド2に螺子止めされるカバー(蓋体)1
0に一体に設けられたガイド筒11が同軸上に嵌
装される。
干下流側には凹所7が形成されている。この凹所
7の上部には該凹所7に連続し、かつシリンダ1
の長さ方向に対して傾斜して延びるガイド孔(後
述するスライドバルブを収納する弁室)8,8
が、平面視した場合第2図に示すようにリブ6の
両側にシリンダ2の内周面に沿つて周方向に延び
るように形成されている。また、シリンダヘツド
2には、前記ガイド孔8,8に連続するガイド孔
(弁室)9が形成されている。ガイド孔9は、シ
リンダ側のガイド孔8,8に連続するよう二股に
分かれた下側小径部9a,9aと、該下側小径部
9aと連続するようにその上部中央に位置して設
けられた唯一つの上側大径部9bとから成つてい
る(第7図参照)。上側大径部9b内には、シリ
ンダヘツド2に螺子止めされるカバー(蓋体)1
0に一体に設けられたガイド筒11が同軸上に嵌
装される。
前記凹所7内には、シリンダ1の内周面とほぼ
同一の曲率とされて同シリンダ内周面と整合する
面12を有する駆動部材13が、シリンダ中心線
に直交する軸線を中心として揺動自在に配設さ
れ、また、前記ガイド孔8,9には、シリンダ1
の内周面とほぼ同一曲率とされて前記駆動部材1
3と同様シリンダ内周面と整合する制御面14を
有するスライドバルブ(制御弁)15が、シリン
ダ内周面に対し所要の角度を存してその長さ方向
に移動自在に嵌装されている(第9図参照)。
同一の曲率とされて同シリンダ内周面と整合する
面12を有する駆動部材13が、シリンダ中心線
に直交する軸線を中心として揺動自在に配設さ
れ、また、前記ガイド孔8,9には、シリンダ1
の内周面とほぼ同一曲率とされて前記駆動部材1
3と同様シリンダ内周面と整合する制御面14を
有するスライドバルブ(制御弁)15が、シリン
ダ内周面に対し所要の角度を存してその長さ方向
に移動自在に嵌装されている(第9図参照)。
前記駆動部材13は、左右方向中央すなわち前
記リブ6に相対する部分を境として2分割される
構造となつている。そして、駆動部材13を構成
する各駆動部材半体13A,13Bには面12が
形成された側と反対側に、支持筒16が一体に形
成されている。該支持筒16は凹所7を貫通して
設けられた回動軸17に連結されている。回動軸
17はシリンダ1の中心線に直交する方向へ延び
て配置され、かつ、リブ6よりも下流側に位置す
るように配されている。そして、この回動軸17
が回動させられることによつて、前記駆動部材1
3は凹所7内に収納された状態、あるいは排気ポ
ート5aの上部所定位置に突出させられた状態の
いずれかに択一的に位置されるようになつてい
る。
記リブ6に相対する部分を境として2分割される
構造となつている。そして、駆動部材13を構成
する各駆動部材半体13A,13Bには面12が
形成された側と反対側に、支持筒16が一体に形
成されている。該支持筒16は凹所7を貫通して
設けられた回動軸17に連結されている。回動軸
17はシリンダ1の中心線に直交する方向へ延び
て配置され、かつ、リブ6よりも下流側に位置す
るように配されている。そして、この回動軸17
が回動させられることによつて、前記駆動部材1
3は凹所7内に収納された状態、あるいは排気ポ
ート5aの上部所定位置に突出させられた状態の
いずれかに択一的に位置されるようになつてい
る。
そして、前記回動軸17のシリンダ1の外方へ
突出する端部には、該回動軸17を回動させるた
めの駆動機構18が連設されている(第3図参
照)。駆動機構18は、回動軸17の一端であつ
てシリンダ1の外部に突出する部分に取り付けら
れたワイヤーガイド19と、該ワイヤーガイド1
9にワイヤー20を介して接続されたモータ(図
示せず)と、該モータをエンジンの回転速度に応
じて正・逆回転操作する制御器(図示せず)とか
ら成つている。
突出する端部には、該回動軸17を回動させるた
めの駆動機構18が連設されている(第3図参
照)。駆動機構18は、回動軸17の一端であつ
てシリンダ1の外部に突出する部分に取り付けら
れたワイヤーガイド19と、該ワイヤーガイド1
9にワイヤー20を介して接続されたモータ(図
示せず)と、該モータをエンジンの回転速度に応
じて正・逆回転操作する制御器(図示せず)とか
ら成つている。
一方、前記スライドバルブ15は、シリンダ1
のガイド孔8,8に嵌挿される二股に分かれた断
面円孤状の作用部21,21と、それらの上部中
央に唯一つ設けられた有底円筒状の基部22とか
ら構成されている。基部22は、前記ガイド筒1
1内に移動自在に嵌挿される。また、基部22と
カバー10との間にはコイルスプリング23が介
装されており、これにより、スライドバルブ15
は駆動部材13側へ向けて常時弾発されている。
のガイド孔8,8に嵌挿される二股に分かれた断
面円孤状の作用部21,21と、それらの上部中
央に唯一つ設けられた有底円筒状の基部22とか
ら構成されている。基部22は、前記ガイド筒1
1内に移動自在に嵌挿される。また、基部22と
カバー10との間にはコイルスプリング23が介
装されており、これにより、スライドバルブ15
は駆動部材13側へ向けて常時弾発されている。
したがつて、スライドバルブ15は、駆動部材
13の揺動先端上部に常時当接させられて、該駆
動部材13の揺動に追従してガイド孔8,9内を
摺動させられるようになつており、駆動部材13
が排気ポート5a上部を閉塞する位置へ揺動させ
られた際には、駆動部材13の上端と前記排気ポ
ートの上縁5bとの間に侵入して、両者間の隙間
を埋めるとともに、その制御面14により駆動部
材13の面12と協動して、前記排気ポート5a
の上部にシリンダ1の内周面とほぼ連続した面を
形成するように成つている。
13の揺動先端上部に常時当接させられて、該駆
動部材13の揺動に追従してガイド孔8,9内を
摺動させられるようになつており、駆動部材13
が排気ポート5a上部を閉塞する位置へ揺動させ
られた際には、駆動部材13の上端と前記排気ポ
ートの上縁5bとの間に侵入して、両者間の隙間
を埋めるとともに、その制御面14により駆動部
材13の面12と協動して、前記排気ポート5a
の上部にシリンダ1の内周面とほぼ連続した面を
形成するように成つている。
また、このエンジンは水冷式となつており、シ
リンダ1およびシリンダヘツド2にまたがる冷却
水ジヤケツト30を備えている。冷却水ジヤケツ
ト30は、ポンプを介してラジエータ(図示せ
ず)に接続されており、エンジンがある温度以上
になると、ポンプが作動し、ラジエータから流れ
てくる冷却水によつて、シリンダ1およびシリン
ダヘツド2を適宜に冷却するようになつている。
リンダ1およびシリンダヘツド2にまたがる冷却
水ジヤケツト30を備えている。冷却水ジヤケツ
ト30は、ポンプを介してラジエータ(図示せ
ず)に接続されており、エンジンがある温度以上
になると、ポンプが作動し、ラジエータから流れ
てくる冷却水によつて、シリンダ1およびシリン
ダヘツド2を適宜に冷却するようになつている。
冷却水ジヤケツト30について説明すると、第
1図、第2図および第4図中31はシリンダ1の
前下部側方(この明細書において第1図中左側を
前方、右側を後方とする)に植設されたチユーブ
連結部材であり、この部材31の内部は、第4図
に示すようにシリンダ下部に形成されたシリンダ
内周部の前方から、シリンダ内周部の側方と掃気
通路4との間を通つてシリンダ後部まで延びる平
面視コ字状の水通路32aに連通されている。水
通路32aはシリンダの前部両側に立ち上がる水
通路32b,32b、およびシリンダ後部両側に
立ち上がる水通路32c,32cを介してシリン
ダの上部に形成される水通路32dに連通されて
いる(第3図参照)。水通路32dは、排気通路
5が設けられている部分を除き、シリンダ内周部
を囲繞するようその外側に周方向に連続して形成
されている。
1図、第2図および第4図中31はシリンダ1の
前下部側方(この明細書において第1図中左側を
前方、右側を後方とする)に植設されたチユーブ
連結部材であり、この部材31の内部は、第4図
に示すようにシリンダ下部に形成されたシリンダ
内周部の前方から、シリンダ内周部の側方と掃気
通路4との間を通つてシリンダ後部まで延びる平
面視コ字状の水通路32aに連通されている。水
通路32aはシリンダの前部両側に立ち上がる水
通路32b,32b、およびシリンダ後部両側に
立ち上がる水通路32c,32cを介してシリン
ダの上部に形成される水通路32dに連通されて
いる(第3図参照)。水通路32dは、排気通路
5が設けられている部分を除き、シリンダ内周部
を囲繞するようその外側に周方向に連続して形成
されている。
そして、その水通路32dは、第2図に示す如
くシリンダ前部に立ち上がる水通路32e、その
後方であつてシリンダ内周部の前方に立ち上がる
水通路32f、その後方に左右に分かれて立ち上
がる水通路32g,32g、さらにその後方に立
ち上がる水通路32hを介してシリンダヘツド2
の内部に形成された水通路32iに連通されてい
る。また、前記リブ6の内部中央には上下方向に
延びて水通路32jが形成され、この水通路32
jの下端は前記シリンダ下部に設けられた水通路
32aに連通され、他方、その上端は前記水通路
32dに連通されている。
くシリンダ前部に立ち上がる水通路32e、その
後方であつてシリンダ内周部の前方に立ち上がる
水通路32f、その後方に左右に分かれて立ち上
がる水通路32g,32g、さらにその後方に立
ち上がる水通路32hを介してシリンダヘツド2
の内部に形成された水通路32iに連通されてい
る。また、前記リブ6の内部中央には上下方向に
延びて水通路32jが形成され、この水通路32
jの下端は前記シリンダ下部に設けられた水通路
32aに連通され、他方、その上端は前記水通路
32dに連通されている。
ここで前記水通路32b,32d,32e,3
2f,32g,32i,32jは、全体でスライ
ドバルブ15を囲繞する水通路を構成している。
なお、前記水通路32e〜32hは、第2図及び
第7図に示すように、シリンダ1とシリンダヘツ
ド2に双方にまたがつて形成されている。また、
前記シリンダ内周部の前方に立ち上がる水通路3
2hは、シリンダ側が断面円弧状に延びて形成さ
れた唯一つの通路によつて構成されており、他
方、シリンダヘツド2側は同通路に連通する4つ
の孔によつて構成されている。また、33は、前
記水通路32iに連通するようシリンダヘツド2
に植設されたチユーブ連結部材である。
2f,32g,32i,32jは、全体でスライ
ドバルブ15を囲繞する水通路を構成している。
なお、前記水通路32e〜32hは、第2図及び
第7図に示すように、シリンダ1とシリンダヘツ
ド2に双方にまたがつて形成されている。また、
前記シリンダ内周部の前方に立ち上がる水通路3
2hは、シリンダ側が断面円弧状に延びて形成さ
れた唯一つの通路によつて構成されており、他
方、シリンダヘツド2側は同通路に連通する4つ
の孔によつて構成されている。また、33は、前
記水通路32iに連通するようシリンダヘツド2
に植設されたチユーブ連結部材である。
しかして、このように構成された排気時期制御
装置は、エンジンの運転状態に基づいて操作され
ることにより、エンジンの出力特性を全回転域に
おいて高めることができる。
装置は、エンジンの運転状態に基づいて操作され
ることにより、エンジンの出力特性を全回転域に
おいて高めることができる。
すなわち、エンジンが低回転で運転されている
場合には、駆動機構18により回動軸17を所定
方向へ回転させて駆動部材13を揺動させ、第1
図中実線で示すように駆動部材13を排気ポート
5a中に突出させる。このような駆動部材13の
移動に伴い、スライドバルブ15もコイルスプリ
ング23の作用により駆動部材13に接触した状
態のまま下方へ移動する。この状態において、駆
動部材およびスライドバルブの制御面12,14
が、シリンダ1の内周面とほぼ同一面上に位置さ
せられて、排気ポート5aの上部が閉塞され、こ
の結果、排気ポート5aの上縁が見掛け上駆動部
材13の下縁までの距離l分下げられる。したが
つて、排気ポート5aの上縁が見掛け上距離l下
げられた分、ピストン3の移動により開閉される
排気ポート5aは、遅く開かれかつ早く閉じられ
る。
場合には、駆動機構18により回動軸17を所定
方向へ回転させて駆動部材13を揺動させ、第1
図中実線で示すように駆動部材13を排気ポート
5a中に突出させる。このような駆動部材13の
移動に伴い、スライドバルブ15もコイルスプリ
ング23の作用により駆動部材13に接触した状
態のまま下方へ移動する。この状態において、駆
動部材およびスライドバルブの制御面12,14
が、シリンダ1の内周面とほぼ同一面上に位置さ
せられて、排気ポート5aの上部が閉塞され、こ
の結果、排気ポート5aの上縁が見掛け上駆動部
材13の下縁までの距離l分下げられる。したが
つて、排気ポート5aの上縁が見掛け上距離l下
げられた分、ピストン3の移動により開閉される
排気ポート5aは、遅く開かれかつ早く閉じられ
る。
このように、エンジンが低回転のときには、ピ
ストン3の上下動周期が長いのに対応して排気ポ
ート5aを遅く開かせかつ遅く閉じらせ、これに
より、排気ポート5aが閉じられる寸前に排気反
射波を排気ポート5aに戻し、燃焼ガス充填効率
を高めている。
ストン3の上下動周期が長いのに対応して排気ポ
ート5aを遅く開かせかつ遅く閉じらせ、これに
より、排気ポート5aが閉じられる寸前に排気反
射波を排気ポート5aに戻し、燃焼ガス充填効率
を高めている。
一方、エンジンが高回転域に至つた場合には、
駆動部材13を前述とは逆向きに移動させて第1
図中2点鎖線で示すように凹所7内に収納する。
このとき、スライドバルブ15は駆動部材13に
より上方へ押圧されて、スプリング23の付勢力
に抗して上方へ移動させられる。すなわちこの場
合にあつては、ピストン3の上下動周期が短くな
るのに対応して、排気ポート5aを前述した場合
に比べて早く開かせかつ遅く閉じらせる。したが
つて、この場合においても、排気ポート5aが閉
じられる寸前に排気反射波を排気ポート5aに戻
し、前述と同様、反射波の有効利用によつて燃焼
ガスの充填効率を高めている。
駆動部材13を前述とは逆向きに移動させて第1
図中2点鎖線で示すように凹所7内に収納する。
このとき、スライドバルブ15は駆動部材13に
より上方へ押圧されて、スプリング23の付勢力
に抗して上方へ移動させられる。すなわちこの場
合にあつては、ピストン3の上下動周期が短くな
るのに対応して、排気ポート5aを前述した場合
に比べて早く開かせかつ遅く閉じらせる。したが
つて、この場合においても、排気ポート5aが閉
じられる寸前に排気反射波を排気ポート5aに戻
し、前述と同様、反射波の有効利用によつて燃焼
ガスの充填効率を高めている。
このように、エンジンの排気時期を駆動部材1
3およびスライドバルブ15によつて燃焼ガス充
填効率が高まるよう制御し、全回転域における出
力特性の向上を図つている。
3およびスライドバルブ15によつて燃焼ガス充
填効率が高まるよう制御し、全回転域における出
力特性の向上を図つている。
ここで、上記駆動部材13の主たる機能は、コ
イルスプリング23とともに、スライドバルブ1
5を上下動させることである。そして、補助的な
機能として、スライドバルブ15の下部において
排気時期の制御も行う。
イルスプリング23とともに、スライドバルブ1
5を上下動させることである。そして、補助的な
機能として、スライドバルブ15の下部において
排気時期の制御も行う。
なお、上記駆動部材13の制御方法は、2位置
制御等のステツプ式制御に限られることなく、連
続する比例制御とすることもできる。
制御等のステツプ式制御に限られることなく、連
続する比例制御とすることもできる。
また、上述のエンジンでは、スライドバルブ1
5を囲繞するように、冷却水ジヤケツト30の水
通路を形成しているため、同スライドバルブ15
を外側全方向から効率良く冷却することができ
る。したがつて、スライドバルブ15が、熱の影
響を受けて歪むといつた不具合が生じることがな
く、同スライドバルブ15の作動の安定化が図
れ、かつ耐久性も高まる。
5を囲繞するように、冷却水ジヤケツト30の水
通路を形成しているため、同スライドバルブ15
を外側全方向から効率良く冷却することができ
る。したがつて、スライドバルブ15が、熱の影
響を受けて歪むといつた不具合が生じることがな
く、同スライドバルブ15の作動の安定化が図
れ、かつ耐久性も高まる。
また、スライドバルブ15は常時駆動部材13
に当接しており、このスライドバルブ15を効率
良く冷却することは、駆動部材13を効率良く冷
却することにもつながり、この結果、駆動部材1
3の作動安定化並びに耐久性の向上が図れる。
に当接しており、このスライドバルブ15を効率
良く冷却することは、駆動部材13を効率良く冷
却することにもつながり、この結果、駆動部材1
3の作動安定化並びに耐久性の向上が図れる。
さらに、上述のエンジンでは、シリンダ下部に
シリンダ内周部と掃気通路4との間に延びる水通
路32aを設けるとともに、シリンダ上部にシリ
ンダ内周部を囲繞するよう水通路32dを設け、
シリンダ内周部とその外側のクランクケースある
いはシリンダヘツドへの取り付けボス部とを互い
に独立させている。このため、シリンダ1をクラ
ンクケース側に固定する際締め付け歪みがシリン
ダ内周部まで影響することがなく、かつ、シリン
ダ1とシリンダヘツド2とを固定する際にも、締
め付け歪がシリンダ内周部にまで影響することが
ない。このように、締め付け歪みがシリンダ内周
部側へ影響するのを極力押さえることができるこ
とから、シリンダ内周面とピストンとの間隔を最
適の値に設定し易く、ピストンスラツプ音の発生
を抑制し得、しかも、避けようのない熱歪みの影
響をできるだけ小さくすることができるといつた
利点も得られる。
シリンダ内周部と掃気通路4との間に延びる水通
路32aを設けるとともに、シリンダ上部にシリ
ンダ内周部を囲繞するよう水通路32dを設け、
シリンダ内周部とその外側のクランクケースある
いはシリンダヘツドへの取り付けボス部とを互い
に独立させている。このため、シリンダ1をクラ
ンクケース側に固定する際締め付け歪みがシリン
ダ内周部まで影響することがなく、かつ、シリン
ダ1とシリンダヘツド2とを固定する際にも、締
め付け歪がシリンダ内周部にまで影響することが
ない。このように、締め付け歪みがシリンダ内周
部側へ影響するのを極力押さえることができるこ
とから、シリンダ内周面とピストンとの間隔を最
適の値に設定し易く、ピストンスラツプ音の発生
を抑制し得、しかも、避けようのない熱歪みの影
響をできるだけ小さくすることができるといつた
利点も得られる。
また、リブ6はエンジン稼動中常時排気ガスが
当たる関係上、最も高温と成り易い箇所の1つで
もある。上記実施例では、リブ6の内部中央に冷
却水通路32jを形成し、同リブ6を直接冷却す
る構造としており、リブの異常高温による熱ダレ
や熱歪みを防いでいる。
当たる関係上、最も高温と成り易い箇所の1つで
もある。上記実施例では、リブ6の内部中央に冷
却水通路32jを形成し、同リブ6を直接冷却す
る構造としており、リブの異常高温による熱ダレ
や熱歪みを防いでいる。
「考案の効果」
以上説明したように本考案によれば、シリンダ
にはラジエータに接続される冷却水ジヤケツトが
設けられ、該冷却水ジヤケツトには排気通路の周
囲を含め、制御弁を囲繞する水通路が一体的に形
成されているから、制御弁を外側全方向から効率
良く冷却することができる。したがつて、制御弁
にカーボンやタールが付着しにくくなり、また制
御弁に生じがちな熱歪みを抑制でき、この結果制
御弁の膠着が防止できる。
にはラジエータに接続される冷却水ジヤケツトが
設けられ、該冷却水ジヤケツトには排気通路の周
囲を含め、制御弁を囲繞する水通路が一体的に形
成されているから、制御弁を外側全方向から効率
良く冷却することができる。したがつて、制御弁
にカーボンやタールが付着しにくくなり、また制
御弁に生じがちな熱歪みを抑制でき、この結果制
御弁の膠着が防止できる。
また、同時に排気通路も効率良く冷却できるの
で排気ポート回りの熱歪みも小さくでき、従つ
て、制御弁の膠着がより一層防止できる。
で排気ポート回りの熱歪みも小さくでき、従つ
て、制御弁の膠着がより一層防止できる。
さらに、前記制御弁の後方に弁室を画成し、こ
の弁室を脱着可能な蓋体で覆う構成とすれば、メ
ンテナンスが容易にできる利点が得られる。
の弁室を脱着可能な蓋体で覆う構成とすれば、メ
ンテナンスが容易にできる利点が得られる。
第1図ないし第9図は本考案の一実施例を示
し、第1図は2サイクルエンジンの縦断面図、第
2図はシリンダの平面図、第3図は第1図の−
線に沿う断面図、第4図は第1図の−線に
沿う断面図、第5図は第2図の−線に沿う断
面図、第6図は第2図の−線に沿う断面図、
第7図はシリンダヘツドの底面図、第8図はシリ
ンダヘツドのカバーを外した状態を第1図中矢印
方向から見た図、第9図は駆動部材、スライド
バルブの斜視図である。 1……シリンダ、2……シリンダヘツド、4……
掃気通路、5……排気通路、5a……(排気ポー
ト)開口、6……リブ、7……凹所、8,9……
ガイド孔(弁室)、10……カバー(蓋体)、14
……制御面、13……駆動部材、15……スライ
ドバルブ(制御弁)、17……回動軸、18……
駆動機構、30……冷却水ジヤケツト、32a〜
32j……水通路。
し、第1図は2サイクルエンジンの縦断面図、第
2図はシリンダの平面図、第3図は第1図の−
線に沿う断面図、第4図は第1図の−線に
沿う断面図、第5図は第2図の−線に沿う断
面図、第6図は第2図の−線に沿う断面図、
第7図はシリンダヘツドの底面図、第8図はシリ
ンダヘツドのカバーを外した状態を第1図中矢印
方向から見た図、第9図は駆動部材、スライド
バルブの斜視図である。 1……シリンダ、2……シリンダヘツド、4……
掃気通路、5……排気通路、5a……(排気ポー
ト)開口、6……リブ、7……凹所、8,9……
ガイド孔(弁室)、10……カバー(蓋体)、14
……制御面、13……駆動部材、15……スライ
ドバルブ(制御弁)、17……回動軸、18……
駆動機構、30……冷却水ジヤケツト、32a〜
32j……水通路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 排気通路の上部でシリンダ内周面への開口近
傍に、前記シリンダ内周面に対し所要の角度を
存して長さ方向に摺動自在に設けられ、かつ前
記シリンダの内周面とほぼ同一曲率の制御面を
有する制御弁を備えた2サイクルエンジンの冷
却構造であつて、 シリンダにはラジエータに接続される冷却水
ジヤケツトが設けられ、該冷却水ジヤケツトに
は前記排気通路の周囲を含め、前記制御弁を囲
繞する水通路が一体的に形成されていることを
特徴とする2サイクルエンジンの冷却構造。 (2) 前記制御弁の後方には弁室が画成され、この
弁室は脱着可能な蓋体で覆われれいることを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
2サイクルエンジンの冷却構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13122185U JPH0238018Y2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13122185U JPH0238018Y2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6240217U JPS6240217U (ja) | 1987-03-10 |
| JPH0238018Y2 true JPH0238018Y2 (ja) | 1990-10-15 |
Family
ID=31029466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13122185U Expired JPH0238018Y2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0238018Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP13122185U patent/JPH0238018Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6240217U (ja) | 1987-03-10 |
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