JPH0241539B2 - - Google Patents

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JPH0241539B2
JPH0241539B2 JP57089820A JP8982082A JPH0241539B2 JP H0241539 B2 JPH0241539 B2 JP H0241539B2 JP 57089820 A JP57089820 A JP 57089820A JP 8982082 A JP8982082 A JP 8982082A JP H0241539 B2 JPH0241539 B2 JP H0241539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、成形加工時の押出変動が改善され、
低温ヒートシール性、ネツクイン、剛性、透明性
のバランスの良好な押出成形用樹脂組成物に関す
る。 透明性の良好なフイルムやシートなどの押出成
形品材料としてポリプロピレンが知られている。
このポリプロピレンフイルム等は、剛性も優れる
ことから、各種包装材として広く用いられてい
る。 しかしながら、ポリプロピレンフイルム等は低
温ヒートシール性や低温衝撃強度が劣る欠点を有
しており、従来から、この欠点を改善する目的
で、比較的低融点の樹脂、例えば低密度ポリエチ
レンやエチレン―酢酸ビニル共重合体を混練する
方法が知られている。 これらの方法による組成物は、上記の欠点の改
善には有効であるが、成形加工時に押出変動によ
るフイルムの波打ちが起こり、厚みが一定しない
など製品価値を損うと云つた新たな欠点を有す
る。 本発明は、この欠点を解消し、かつ成形品とし
ての低温ヒートシール性、ネツクイン、剛性、透
明性のバランスを良好に保つ樹脂組成物を開発す
べく検討の結果、結晶性プロピレン重合体と、特
定の線型低密度エチレン重合体および低密度ポリ
エチレンからなる特定配合物が、意外にも上記の
目的を満足することが判明して為されたものであ
る。 すなわち本発明は、下記(a)〜(c)の各成分を含
み、(a)成分が30〜80重量部、(b)成分が70〜20重量
部および(c)成分が上記(a)成分と(b)成分の合計量
100重量部に対し5〜20重量部の配合割合である
ことを特徴とする押出成形用樹脂組成物である。 (a) メルトフローレート0.3〜10g/10分の結晶
性プロピレン重合体 (b) チーグラー系触媒を用いて製造された密度
0.910〜0.930g/cm3かつ共単量体のα―オレフ
イン含量2〜10重量%の線型低密度エチレン重
合体 (c) 高圧法で製造された密度0.915〜0.930g/
cm3、メルトフローレート0.5〜10g/10分かつ
メモリー効果1.5〜2.3の低密度ポリエチレン 本発明の組成物は、上記の点で優れているの
で、押出成形品の中でも特にフイルムやラミネー
ト材料に適している。 本発明で用いられる上記(a)成分である結晶性プ
ロピレン重合体は、メルトフローレート(MFR)
が0.3〜10g/10分のものが適当である。この範
囲を下廻るものは良好な成形性が得られず、又上
廻るものは本発明の効果が低い。 結晶性に関しては、アイソタクチツクインデツ
クスにして60以上、好ましくは80以上、特に90以
上が良い。 このようなプロピレン重合体は、プロピレンの
単独重合体、過半重量のプロピレンと他のα―オ
レフイン、例えばエチレン、ブテン―1、ヘキセ
ン―1、4―メチルペンテン―1等とのブロツク
又はランダム共重合体やこれらの重合体を不飽和
カルボン酸ないしはその誘導体、不飽和芳香族化
合物、不飽和有機シラン等で変性したものや酸化
した変性物等も含む。 これらのうち、プロピレンの単独重合体、プロ
ピレン―エチレンランダム共重合体、特にプロピ
レン―エチレンランダム共重合体が好ましい。 次に、本発明で用いる上記(b)成分は、チーグラ
ー系触媒を用いて製造された密度0.910〜0.930
g/cm3かつ共単量体含量2〜10重量%の低密度エ
チレン重合体が適する。 このような重合体は、エチレンと、共単量体と
してプロピレン、ブテン―1、ヘキセン―1、4
―メチルペンテン―1等を圧力、例えば1000Kg/
cm2程度以下、好ましくは70Kg/cm2程度以下で重合
して得られるもので、製造法としては、例えば特
開昭54−154488等の公報に記載された方法が知ら
れている。 チーグラー系触媒以外の、例えばクロム系触媒
を用いて製造された線型低密度エチレン重合体で
は透明性、機械的強度が不足して実用に供し得る
ものとならず、また、例えばバナジウム触媒を用
いて製造された線型低密度エチレン重合体では剛
性、アンチブロツキング性が低すぎて良好な品質
バランスのものとならない。 密度が上記範囲を下廻るものは、組成物にした
ときの剛性低下が大きくて本発明の効果が低く、
また範囲を上廻るものは、衝撃強度が悪化すると
いつた欠点を有する。好ましい密度は、0.915〜
0.930g/cm3である。 また、共単量体含量が上記範囲をはずれるもの
は、最終目的の組成物の透明性、衝撃強度、剛性
の点で好ましくないといつた欠点を有する。好ま
しい共単量体含量は3〜8重量%である。 更に、本発明で用いる上記(c)成分は、高圧法で
製造された密度0.915〜0.930g/cm3、MFR0.5〜
10g/10分かつメモリー効果(ME)1.5〜2.3の
低密度ポリエチレンである。 高圧法で製造された以外の低密度ポリエチレン
では押出変動、ネツクイン等の加工性改良の効果
がみられない。 密度が上記範囲をはずれるものは、本発明の効
果であるフイルムの低温ヒートシール性や剛性が
低下して好ましくない。 また、MFRおよびMEが上記範囲をはずれる
ものは、結晶性プロピレン重合体との相溶性が劣
り、フイルムの外観が悪化するといつた欠点を有
する。好ましいMEは1.5〜2.0である。 なお、ここでMEは、JIS―K―7210―1975に
規定された装置を用いて、240℃で樹脂を押出す
が、荷重を変えて押出量が1g/分を下まわる範
囲と1g/分を上まわる範囲で、かつ両方共1
g/分近傍での押出物を採取する。押出物はドロ
ーダウンを防止するため、オリフイス通過直後に
エタノール中に受けて冷却した後、直径を測定す
る。各押出量に対応した押出物の直径をプロツト
し、押出量が1g/分に対応する押出物の直径
(mm)をオリフイス径1mm)で除してこれをME
とする。 また、MFRは、ASTM―D―1238法により、
結晶性プロピレン重合体は230℃、チーグラー触
媒を用いて製造された低密度エチレン重合体およ
び高圧法で製造された低密度ポリエチレンは190
℃で測定する値を示す。 また、(b)または(c)成分には、(a)成分で記載した
ような夫々の変性物も含まれる。 これらの3成分の配合割合は、(a)成分が30〜80
重量部、好ましくは50〜70重量部、(b)成分が70〜
20重量部、好ましくは50〜30重量部、および(c)成
分が、上記(a)と(b)の各成分の合計量100重量部に
対して5〜20重量部、好ましくは5〜15重量部、
特に好ましくは5〜10重量部である。 これらの範囲をはずれたものは、本発明の効果
の発現が小さい。 本発明では、これらの必須成分の外に、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、銅害防止剤、着色剤、補強
や外観用充填剤、ブロツキング防止剤、透明化
剤、中和剤等の付加的成分を混ぜることができ
る。また、本発明で用いる以外の熱可塑性樹脂や
ゴムを改質の目的で若干添加することもできる。 実施例 実施例中の押出変動、ネツクイン、モーター負
荷(成形性)、ブロツキング強度(べたつき)、霞
度、ヒートシール強度および引張弾性率は次の方
法で行なつた。 押出変動:成形したフイルムの厚さを成形方向
に連続的に測定し、次の基準で評価した。A
およびBが実用可能。 A:振れ幅が±15%以下。 B:同士15%超過〜±25%以下。 C:同士25%超過〜±100%以下。 D:同士100%超過。 ネツクイン:〔(ダイ有効幅)−(押出フイルム
幅)〕mmで測定値が小さい程、良好である。 モーター負荷:成形時の負荷を評価した。 ブロツキング強度:成形フイルムを高温(45
℃)、高荷重(50g/cm2)下で24時間フイル
ム密着性を促進させた後、シヨツパー型引張
試験機にて引張速度500mm/minの条件でフ
イルム接着面10cm2を剪断的に引き剥がすに要
する最大応力(g/10cm2)を評価した。 霞度:ASTM―D1003による。 ヒートシール強度:東洋精機社製のヒートシー
ラー試験機を用い、シール時間0.5秒、シー
ル圧力2.0Kg/cm2、シール面積5cm×200mmで
シールし、次いで23℃、50%RHで40時間状
態調整後、シヨツパー引張試験機にて引張速
度300mm/分で引張強度を測定した。 引張弾性率;ISO―R1184―1970による。 実施例1〜12、比較例1〜14 第1表に示す各物性値を有するプロピレン―エ
チレンランダム共重合体とチーグラー系触媒を用
いて製造された線型低密度エチレン重合体および
高圧法低密度ポリエチレンの各配合物をVブレン
ダーで混合した後、スクリユー径35mmでL/D=
28の押出機を用いて、ダイ温度230℃、幅300mmの
コートハンガーダイから0.025mm厚のフイルムと
して押出し、その押出変動とネツクインおよびモ
ーター負荷と、フイルムのブロツキング強度、透
明性、ヒートシール強度および引張弾性率を測定
した。その結果を第1表に示す。 プロピレン―エチレンランダム共重合体単独
(比較例1)では、低温ヒートシール性が劣り、
高圧法低密度ポリエチレンのみの配合系(比較例
2)は著しく透明性が劣る。 また、高圧法低密度ポリエチレンを配合してい
ない場合(比較例3〜6)は、各れも押出変動が
著しく激しく、ネツクインも比較的大きい。 プロピレン―エチレンランダム共重合体の
MFRが小さ過ぎるもの(比較例7)ではモータ
ー負荷が大きくなり過ぎ、一方、大き過ぎるもの
(比較例8)では押出変動が激しい。 線型低密度エチレン重合体の密度が低過ぎるも
の(比較例9)ではブロツキング性が不良とな
り、一方、高過ぎるもの(比較例10)ではヒート
シール強度が不良となる。 高圧法低密度ポリエチレンが本発明で用いる以
外のものの場合(比較例11および12)、またその
配合量が不適当な場合(比較例13および14)は、
押出変動が激しく又は引裂強度が小さく好ましく
ない。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記(a)〜(c)の各成分を含み、(a)成分が30〜80
    重量部、(b)成分が70〜20重量部および(c)成分が上
    記(a)成分と(b)成分の合計量100重量部に対し5〜
    20重量部の配合割合であることを特徴とする押出
    成形用樹脂組成物。 (a) メルトフローレート0.3〜10g/10分の結晶
    性プロピレン重合体 (b) チーグラー系触媒を用いて製造された密度
    0.910〜0.930g/cm3かつ共単量体のα―オレフ
    イン含量2〜10重量%の線型低密度エチレン重
    合体 (c) 高圧法で製造された密度0.915〜0.930g/
    cm3、メルトフローレート0.5〜10g/10分かつ
    メモリー効果1.5〜2.3の低密度ポリエチレン
JP8982082A 1982-05-28 1982-05-28 押出成形用樹脂組成物 Granted JPS58206647A (ja)

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JPS58206647A JPS58206647A (ja) 1983-12-01
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