JPH0242397B2 - - Google Patents

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JPH0242397B2
JPH0242397B2 JP60097077A JP9707785A JPH0242397B2 JP H0242397 B2 JPH0242397 B2 JP H0242397B2 JP 60097077 A JP60097077 A JP 60097077A JP 9707785 A JP9707785 A JP 9707785A JP H0242397 B2 JPH0242397 B2 JP H0242397B2
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は感圧接着性を有する特定のヒドロゾ
ル組成物をスプレー塗布可能とすることにより、
作業性,耐汚染性,初期接着性,耐水性などの各
種特性を著しく改善した新規な無溶剤タイプで水
分散系のエアゾール型感圧性接着剤組成物に関す
るものである。 〔従来の技術〕 従来、感圧性接着剤は接着面に直接塗布して使
用するか、あるいは紙またはブラスチツクフイル
ムなどの支持体の片面または両面に塗布した感圧
性接着テープとして使用されていたが、前者の場
合は広い面積への塗布や作業性の面で問題があ
り、また後者の場合は特に粗面に対して使用し難
く、使用用途が限定されていた。 これらの問題点を解消する方法として感圧性接
着剤の噴霧塗布化は作業の簡便さや粗面に対する
均一塗布性などの点で工業的用途の他に一般家庭
用としても使用できる利点があり、要望も多いも
のである。 エアゾール型の感圧性接着剤としては、特公昭
46−12460号公報に見られる如く有機溶剤を媒体
として用いた溶剤タイプのものが使用されてい
る。しかし、このような溶剤タイプのエアゾール
型感圧性接着剤はスプレー性や各種接着特性の点
では良好であるが、スプレー時の糸引き現象を防
止するために比較的低濃度化しているので多量の
有機溶剤の使用を免れず、使用時における引火
性,人体に対する吸入毒性,その他公害上の諸問
題を有しており、使用に際しては細心の注意を払
う必要があつた。 上記問題点の改良を目指してエマルジヨンタイ
プの感圧性接着剤のスプレー化が開発されている
が、無公害化は図れる反面、エマルジヨン粒子の
安定性の点からエアースプレー、エアーレススプ
レーとしては使用できるが、携帯性の観点から最
も簡便で要望の多いエアゾールスプレーとしては
使用できないものであつた。 つまり、エマルジヨンタイプの感圧性接着剤を
液化石油ガス(LPG)、フロンガス、エーテル類
などの噴射剤と共に耐圧缶に封入した場合、保存
時にエマルジヨン粒子が噴射剤によつて膨潤、凝
集・ゲル化、増粘などの現象を起こし不安定化す
る。さらに噴霧した場合、噴出口において大きな
機械的剪断力を受けてエマルジヨン粒子が破壊さ
れるために噴出口の詰まりを生じ、スプレー性不
良を起したり、感圧性設着剤の製造時に使用する
界面活性剤に起因したスプレー時の発泡が避けら
れず、均一な塗布ができないといつた問題点があ
り、無溶剤タイプのエアゾール型感圧性接着剤は
未だ実用化されていないのが現状である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このように、従来のエアゾール型の感圧性接着
剤は、溶剤タイプのものでは毒性,公害などの問
題があり、一方エマルジヨンタイプのものではこ
のような問題はないが、反面エマルジヨン粒子の
不安定化やスプレー時の発泡化などによつて安定
したエアゾールスプレーを行いにくいという問題
があつた。 したがつて、この発明は、上記従来の問題点を
解消して、無溶剤タイプで安定したエアゾールス
プレーが可能であるとともに、このエアゾールス
プレーによつて接着特性の良好な接着塗膜を形成
しうる工業的有用なエアゾール型感圧性接着剤組
成物を提供することを目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明者らは、上記目的を達成するために鋭
意検討した結果、前記従来のエマルジヨンタイプ
の接着剤よりも分散粒子の粒子径がより小さくか
つ安定性の高いヒドロゾルタイプの接着剤を使用
し、かつこの接着剤を構成する成分のひとつとし
てヒドロゾルの安定性に大きく寄与する水溶性高
分子物質を用いることにより、長期にわたり安定
したエアゾールスプレー化が可能であるととも
に、このエアゾールスプレーにより初期接着力や
凝集力などの接着特性にすぐれる接着塗膜を形成
しうる無溶剤タイプで水分散系のエアゾール型感
圧性接着剤組成物が得られるものであることを知
り、この発明を完成するに至つた。 すなわち、この発明は、酸性基を有する不飽和
単量体1〜20重量%と、これと共重合可能なアル
キル基の炭素数が2〜15の(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルを主成分とする他の不飽和単量体
99〜80重量%とからなる重量平均分子量104〜106
の共重合体に、アルカリおよび水を加えてこの共
重合体中の酸性基の一部または全部を中和し、転
相させて得られる平均粒子径0.01〜0.1μmの水分
散ヒドロゾルと、このヒドロゾルに含まれる上記
の共重合体100重量部に対して0.01〜20重量部と
なる割合の水溶性高分子物質と、さらに噴射剤と
を必須成分とするエアゾール型感圧性接着剤組成
物を提供するものである。 〔発明の構成・作用〕 この発明において共重合体を得るために用いら
れる酸性基を有する不飽和単量体は、ヒドロゾル
化する際に必要な官能基つまり酸性基を共重合体
に導入するための必須成分であり、たとえばアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フヤール酸の如き不飽和カルボ
ン酸、スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸ス
ルホプロピルアクリレート、2―アクリロイルオ
キシナフタレン―2―スルホン酸、2―メタクリ
ロイルオキシナフタレン―2―スルホン酸、2―
アクリルアミド―2―メチルプロパンスルホン
酸、2―アクリロイルオキシベンゼンスルホン酸
の如き不飽和スルホン酸などが挙げられ、これら
単量体は一種または二種以上用いることができ
る。 上記酸性基を有する不飽和単量体の使用量は、
共重合体を得るための単量体混合物中1〜20重量
%、好適には3〜10重量%が望ましい。この単量
体の使用量が1重量%に満たない場合は、ヒドロ
ゾル化を行い難く、また20重量%を超えて使用す
る場合は、粘着性や接着性などの接着特性に支障
をきたすおそれがある。 一方、上記単量体と共重合可能な他の不飽和単
量体は感圧接着性を付与するために重要な成分で
あり、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸2―エチルヘキシル、アクリル酸イソオ
クチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ルなどのアルキル基の炭素数が2〜15の(メタ)
アクリル酸アルキルエステルが主成分として用い
られる。この主単量体は一種であつても二種以上
を併用したものであつてもよい。またこの主単量
体の40重量%以下を他の改質用単量体に置換して
もよい。改質用単量体としては、たとえばアクリ
ル酸メチルやメタクリル酸メチルの如きアルキル
基の炭素数が上記範囲外の(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、スチレン、アクリル酸2―メトキシエチル、
ビニルエーテル類、アクリル酸グリシジル、メタ
クリル酸グリシジル、メタクリル酸2―ヒドロキ
シエチル、アクリルアミド、N―メチロールアク
リルアミドなどが挙げられる。 このような主単量体またはこれと改質用単量体
とから構成される共重合可能な不飽和単量体の使
用量は、共重合体を得るための全単量体混合物中
80〜99重量%、好適には90〜97重量%が望まし
い。 これらの単量体の混合物は、溶液重合法、乳化
重合法、懸濁重合法、塊状重合法などの従来公知
の方法により共重合することができるが、特に好
適には塊状重合法および少量の溶剤を使用した溶
液重合法である。これらの重合法のうち塊状重合
法では、この重合法によつて得られる共重合体を
そのままヒドロゾル化の原料として使用できる。
溶液重合法では、溶剤使用量が20重量%より多い
場合には蒸留などの手段によつて重合後に有機溶
剤の一部もしくは全部を除去するが、20重量%以
下であればこれをそのままヒドロゾル化の原料と
して使用できる。この場合の有機溶剤としては後
述するようなアルコール系水溶性溶剤が好まし
い。もちろん20重量%以下であつてもその一部も
しくは全部を上記同様の手段で除去できるもので
ある。 なお、溶液重合法において用いられる溶剤とし
ては、一般の有機溶剤を種々使用できるが、重合
後その一部もしくは全部を残したままヒドロゾル
化に供する場合は、好ましくはメチルアルコー
ル、エチルアルコール、n―ブチルアルコール、
n―プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、sec―ブチルアルコールなどのアルコール系
親水性溶剤か、あるいは水酸基、カルボキシル
基、アミノ基などの親水基を有するオリゴマーな
いしプレポリマーの使用が望ましい。 一方、他の重合法ではそれぞれに用いた媒体を
合成後に適宜の手段で除去して実用的に媒体を含
まない固形物とする。すなわち、乳化重合法では
塩析によつて凝固させ、分離することによつて水
分を除去し、また懸濁重合法では粒状の共重合体
をろ取することによつて水分を取り除く。なお、
重合時に用いた乳化剤または分散剤が共重合体粒
子の表面に一部付着してくるが、これらは上記の
媒体除去操作時に除去され、また必要があれば数
回の洗浄を行つてほぼ完全に除去すればよい。 また、乳化重合法では高度に三次元化された共
重合体、いわゆるゲル化物が生成してくることが
あるが、このような共重合体はヒドロゾル化の障
害となる場合もあり、乳化重合にあたつてこの共
重合体の生成をできるだけ防ぐことが望ましい。
しかし、少量のこの種共重合体が生成しても、ミ
キシングロールやバンバリーミキサーなどを使用
し、高い剪断力を作用させて素練りすることによ
り解消することもできる。 このようにして得られる共重合体の重量平均分
子量は104〜106の範囲に設計されていることが必
要であり、この分子量が104未満となるとこの発
明の感圧性接着剤の凝集力が乏しくなるために、
被塗物にスプレーしたのち接着しても充分な接着
力が得られず、脱落するおそれがあり、好ましく
ない。またこの分子量が106を超えるとヒドロゾ
ル化が困難となり、接着特性などの面での好まし
くない結果を生じる場合がある。 この発明においては、このようにして得られる
共重合体を攪拌しながら、これにアルカリおよび
水を加えて共重合体中の酸性基の一部または全部
を中和すると共にO/W型に転相させて水分散ヒ
ドロゾルを調製する。この際、ヒドロゾル化を容
易にするために、必要に応じて共重合体100重量
部に対して、この共重合体に含まれることのある
前記有機溶剤との合計量が20重量部以下となる割
合のメチルアルコール、エチルアルコール、n―
プロピルアルコール、イソプロピルアルール、
sec―ブチルアルコールなどのアルコール系水溶
性溶剤を添加したのち、アルカリおよび水を加え
て転相させてもよい。 ここで使用されるアルカリとしては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムの如きアルカリ金属の
水酸化物、エチルアミン、プロピルアミンの如き
アミン類、アンモニア、α―アミノエチルアルコ
ールなどが挙げられる。これらの中でも、アンモ
ニアに代表されるようなスプレーした際に容易に
飛散し得るものが好ましく、非揮散性のアルカリ
の残存による接着特性の低下などを防止すること
ができる。上記アルカリの使用量は共重合体中の
酸性基の一部または全部を中和するために、共重
合体の酸性基に対して0.02〜2当量の割合で加え
ればよい。 中和処理時の温度は共重合体の種類および性状
に応じて適宜設定できるが、一般に30〜95℃の範
囲が望ましい。中和処理およびヒドロゾル化の方
法の一例としては、所定量のアルカリまたはアル
カリ水溶液を、先に重合,分離した共重合体中に
加えてよく攪拌混合したのち、引き続き水を徐々
に加えて転相させることによつて水を連続相とな
し、共重合体粒子が微細に分散されたO/W型の
分散体を生成させる方法がある。もちろんこれに
なんら限定されるものではなく、転相時に使用す
る水の代わりにアルカリ水溶液を加え、中和処理
とヒドロゾル化を同時に行つてもよい。 このようにして得られる水分散ヒドロゾルは、
平均粒子径が0.01〜0.1μmの範囲で安定に分散さ
れたものであり、噴霧性良好な固形分濃度として
は5〜45重量%である。 この発明において用いられる水溶性高分子物質
は、エアゾール化する際にヒドロゾルに安定性を
付与するものであつて、合成高分子物質または半
合成高分子物質が好適である。もちろんデンプン
質などの天然高分子物質の使用をさまたげるもの
ではない。 上記の合成高分子物質としては、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニ
ルピロリドンがあげられ、この他にエチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイドなどのアルキレン
オキサイド基を有するノニオン性水溶性高分子物
質や水溶性ポリウレタン樹脂などが含まれる。 上記のノニオン性水溶性高分子物質としては、
一般式R―O(―CmH2mO)―oHまたはR―O(―
CmH2mO)―oRで表わされるポリアルキレングリ
コールのモノまたはジアルキルエーテル類、たと
えばポリエチレングリコールモノ(またはジ)ア
ルキルエーテル類、ポリプロピレングリコールモ
ノ(またはジ)アルキルエーテル類、あるいはR
―COO(―CmH2mO)―oHまたはR―COO(―
CmH2mO)―oOCRで表わされるモノまたはジ―
アルキルエステル類、たとえばポリエチレングリ
コールモノ(またはジ)ラウレート、ポリエチレ
ングリコールモノ(またはジ)ステアレート、ポ
リプロピレングリコールモノ(またはジ)ラウレ
ート、ポリプロピレングリコールモノ(または
ジ)ステアレートなどが挙げられる。 また、上記の水溶性ポリウレタン樹脂として
は、たとえば一般式〔(――CmH2mO)―oCONH―R
―NHCOO〕―lで表わされる水溶性ポリオールを
原料としたものや、つぎの一般式; で表わされるカチオン性の水性ウレタン樹脂など
が挙げられ、原料のポリオールにより種々の水溶
性ポリウレタン樹脂を使用できる。 さらに、前記半合成高分子物質としては、たと
えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、エチルセルロース、メチルセル
ロースなどのセルロース系のものや、可溶性デン
プン、カルボキシメチルデンプンなどのデンプン
系のものが挙げられる。 これらの水溶性高分子物質の中でも、感圧性接
着剤としての粘着性,耐水性の低下をおこしにく
いものでかつ増粘効果の比較的少ないものが好適
であり、この観点から前記のノニオン性水溶性高
分子物質または水溶性ポリウレタン樹脂が特に好
ましい。また、その分子量は低すぎると生成塗膜
の耐水性を著しく阻害し、逆に高すぎると水溶性
が低下するので、これらの水溶性高分子物質とし
ては、重量平均分子量が数千〜数十万の範囲のも
のが好適である。 これらの水溶性高分子物質の使用は一種に限定
されるものではなく、2種以上を併用してもよ
い。その添加方法としては、ヒドロゾル化前の共
重合体に添加する方法か、または生成ヒドロゾル
に添加混合する方法のいずれも可能である。また
添加に際してはあらかじめ上記高分子物質を少量
の水に溶解したのち加える方が望ましい。 上記水溶性高分子物質の使用量としては、ヒド
ロゾルを構成する共重合体の組成やヒドロゾル粒
子の安定度により異なるが、一般には共重合体
100重量部に対して0.01〜20重量部、特に0.05〜
15重量部とするのが望ましい。上記使用量が0.01
重量部に満たない場合は、エアゾール缶内でのヒ
ドロゾル粒子の安定性に劣り、また20重量部を超
えて使用する場合は、系の(ヒドロゾルの)粘度
が高くなりすぎて、逆にエアゾール缶内での粒子
の不安定化をひき起こしたり、糸引きを生じるお
それがあるとともに、粘着性や接着性などの接着
特性、特に耐水性の低下を招くおそれがある。 このようにして得られるヒドロゾル組成物に
は、必要に応じて接着特性の向上のために外部架
橋剤を添加してもよい。この架橋剤は共重合体の
合成前後のいずれの段階でも添加できるものであ
る。また通常の粘着付与剤、軟化剤、可塑剤、充
填剤、造膜助剤、着色剤、香料、螢光剤、老化防
止剤、防錆剤、抗菌剤などの各種添加剤およびア
ルコール類、セルソルブ類の如き少量の親水性溶
剤を、後述する噴射剤を配合する工程も含め、い
ずれの製造工程でも添加することができる。 この発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物
は、密閉されたエアゾール用耐圧容器に、前記ヒ
ドロゾルと前記水溶性高分子物質と噴射剤とを必
須成分として充填される。使用される噴射剤とし
ては、たとえばLPG、フロンガス、ジメチルエ
ーテルなどの通常エアゾール用噴射剤として使用
されているものであれば使用可能である。スプレ
ー性の面からフロンガス、ジメチルエーテルが好
ましい。 この噴射剤と前記ヒドロゾル組成物(固形分濃
度5〜45重量%)との配合割合は通常30〜90重量
%/10〜70重量%であり、使用目的や使用した単
量体の種類などに応じて適宜選択することができ
る。噴射剤の配合割合が上記範囲を超えると目的
とする接着性を得るために大量のスプレーを必要
とする。また配合割合が少ない場合には系の粘度
が高くなるために均一スプレーができず、均一な
塗膜が得られない場合が生じる。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明のエアゾール型感圧性
接着剤組成物は、酸性基を有する特定の共重合体
にアルカリと水を加えて中和し転相した水分散ヒ
ドロゾルであつて、かつ添加剤として水溶性高分
子物質を必須成分として含んでなる非常に安定な
超微細粒子状のヒドロゾル組成物を噴射剤と組み
合わせて使用しているから、エマルジヨンタイプ
では達成し得なかつたすぐれた貯蔵安定性とスプ
レー性を有し、かつ溶剤タイプの欠点である公害
上の諸問題などを解決しうるものである。 すなわち、この発明の組成物をスプレーした
際、界面活性剤を含有していないために発泡せ
ず、粒子径が約0.01〜0.1μmと非常に微細であり
かつ水溶性高分子により粒子が安定化されている
ため、貯蔵安定性にすぐれるとともに、スプレー
性良好で均一な接着塗膜が得られ、この塗膜は微
細粒子化と比例関係を示す早期乾燥性によつて初
期接着力にすぐれるといつた性能を発揮する。つ
まり、この発明によれば、無溶剤タイプでありな
がら、溶剤タイプに匹敵するスプレー性とすぐれ
た貯蔵安定性および接着特性とを備えたエアゾー
ル型感圧性接着剤組成物を提供できるものであ
る。 〔実施例〕 以下に、この発明の実施例を示して、さらに具
体的に説明するが、この発明はこれら実施例にの
み限定されるものではなく、この発明の技術思想
を逸脱しない範囲で種々の応用が可能である。な
お、以下の実施例および比較例中で部とあるのは
重量部を意味する。 実施例 1 アクリル酸n―ブチル90部、アクリル酸エチル
10部、アクリル酸9部、ベンゾイルパーオキシド
0.1部およびラウリルメルカプタン0.05部からな
る混合物のうち10重量%を四つ口フラスコに仕込
み、攪拌しながら約40分間窒素置換を行つた。つ
いで、内浴温度を昇温して重合反応を開始させ、
攪拌速度、外浴温度、残余混合物の滴下速度によ
つて反応温度を83℃±5℃に制御しながら残余混
合物を滴下しながら4時間反応させ、重量平均分
子量5×105(GPCによる)の共重合体を得た。 この共重合体100部に、ノニオン性水溶性高分
子物質の25重量%水溶液(日本油脂社製の商品名
ユニセーフUI1300)5部を添加混合したのち、
上記共重合体のカルボキシル基に対して0.4当量
のアンモニア水(10重量%)を加えて中和処理を
行い、さらに水を加えて転相させて連続相が水の
ヒドロゾルを得た。得られたヒドロゾルは固形分
濃度が30.2重量%、25℃における粘度が24ポイ
ズ、平均粒子径(ナノサイザーによる)が0.05μ
mであつた。 このようにして得られたヒドロゾル組成物100
部にメチルセルソルブ1.5部および香料0.5部を添
加した混合物を60重量%、ジメチルエーテル40重
量%の割合で混合し、エアゾール缶に充填してこ
の発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物を得
た。 実施例 2 アクリル酸2―エチルヘキシル80部、アクリル
酸n―ブチル15部、アクリロニトリル5部および
メタクリル酸8部からなる単量体混合物のうち10
重量%と、n―プロピルアルコール5部を四つ口
フラスコに仕込み、攪拌しながら約40分間窒素置
換を行つた。ついで、ベンゾイルパーオキシド
0.1部を添加して完全に溶解後、80℃に昇温し重
合を開始した。重合反応は残余単量体混合物を滴
下しながら、攪拌速度、外浴温度、滴下速度を調
節して反応温度を83℃±5℃に制御して4時間反
応させて、重量平均分子量4×105(GPCによる)
の共重合体を得た。 つぎに、上記共重合体のカルボキシル基に対し
て0.8当量のアンモニア水溶液(10重量%濃度)
と水を加えて、70℃の温度下で中和処理、転相を
行ない、連続相が水のヒドロゾルを得た。得られ
たヒドロゾルは固形分濃度が33重量%、25℃にお
ける粘度が72ポイズ、平均粒子径(ナノサイザー
による)が0.06μmであつた。 このヒドロゾル100部に、水溶性高分子物質と
して水溶性ポリウレタン樹脂(BASF社製の商品
名コラクラールPU―85)の25重量%水溶液を0.5
部添加混合した。このようにして得られたヒドロ
ゾル組成物65部にジクロロジフルオロメタン(フ
レオン12)35部を混合し、エアゾール缶に充填し
てこの発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物を
得た。 実施例 3 アクリル酸n―ブチル90部、アクリル酸2―メ
トキシエチル10部、アクリル酸5部、ラウリルメ
ルカプタン0.15部、ポリオキシエチレンアルキル
フエノールエーテル3部および水160部からなる
混合液を四つ口フラスコに仕込み、攪拌しながら
70℃に加熱して、過硫酸カリウム水溶液(2重量
%濃度)5部を加えて重合を開始させ、反応温度
を約70℃に維持しながら3時間乳化重合を行つ
て、重量平均分子量5×105(GPCによる)の共重
合体エマルジヨンを得た。 つぎに、得られた共重合体エマルジヨンを常法
の手段で塩析して、沈殿した共重合体をろ過,水
洗、乾燥し、この共重合体100部に対して5部の
イソプロピルアルコールを添加混合したのち、実
施例1と同様の操作でヒドロゾルを得た。得られ
たヒドロゾルは固形分濃度が32重量%、25℃にお
ける粘度が53ポイズ、平均粒子径(ナノサイザー
による)が0.08μmであつた。 このヒドロゾル100部に、ポリビニルアルコー
ル(日本合成化学社製の商品名ゴーセノールGH
―17;ケン化度88%)の4重量%水溶液を10部添
加混合した。このようにして得られたヒドロゾル
組成物を用いて、以下実施例1と同様の操作を行
いこの発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物を
得た。 比較例 実施例3にて得られた共重合体エマルジヨンを
ヒドロゾル化せずに、カルボキシル基に対して
0.3当量のアンモニア水溶液(25重量%濃度)を
加えて増粘し、エマルジヨンタイプの感圧性接着
剤を得た。このエマルジヨンは固形分濃度が39.2
重量%、25℃における粘度が90ポイズ、平均粒子
径(ナノサイザーによる)が0.15μmであつた。 得られたエマルジヨンタイプの感圧性接着剤
100部に、実施例1と同様に、メチルセロソルブ
1.5部および香料0.5部を添加した混合物を60重量
%、ジメチルエーテル40重量%の割合で混合し、
エアゾール缶に充填してエマルジヨンタイプのエ
アゾール型感圧性接着剤組成物を得た。 各実施例にて得られたエアゾール型感圧性接着
剤組成物を用いて第1表に示した各被塗布材に塗
布量50g/m2で均一にスプレーし、5秒後に被着
体に貼り合わせ、1Kgのローラーで1往復圧着し
たのち、所定時間放置した。放置後、被着面に対
し180度方向に被塗布材を剥離して接着強度を測
定した。測定結果を第1表に示した。 なお、比較例にて得られたエマルジヨンタイプ
のエアゾール型感圧性接着剤組成物をスプレーし
た際、噴出口にタレや凝集物を生じ、スプレー性
が非常に悪いため、均一な塗膜が得られなかつ
た。また塗布面に発泡も見られた。さらに貯蔵後
1週間で内容物が凝集し、スプレー化が全く不能
となつた。 また、各エアゾール型感圧性接着剤組成物をガ
ラス板上に50g/m2で均一に塗布し、100℃で5
分間乾燥して塗膜を形成した。これを40℃のイオ
ン交換水中に浸漬し、塗膜の変化を追跡した。こ
の結果を第2表に示した。
【表】
【表】
【表】 なつた
第1表および第2表から明らかなように、この
発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物はスプレ
ーすると初期接着性の発現が非常に早く、良好な
接着強度が得られるとともに耐水性にもすぐれ、
またスプレー性良好のために発泡や噴出口におけ
る凝集物やタレの発生が見られないものであつ
た。さらに、40℃にて6ケ月間保存しても内容物
は凝集せず、すぐれた貯蔵安定性を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 酸性基を有する不飽和単量体1〜20重量%
    と、これと共重合可能なアルキル基の炭素数が2
    〜15の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主
    成分とする不飽和単量体99〜80重量%とからなる
    重量平均分子量104〜106の共重合体に、アルカリ
    および水を加えてこの共重合体中の酸性基の一部
    または全部を中和し、転相させて得られる平均粒
    子径0.01〜0.1μmの水分散ヒドロゾルと、このヒ
    ドロゾルに含まれる上記の共重合体100重量部に
    対して0.01〜20重量部となる割合の水溶性高分子
    物質と、さらに噴射剤とを必須成分とするエアゾ
    ール型感圧性接着剤組成物。
JP9707785A 1985-05-07 1985-05-07 エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物 Granted JPS61254678A (ja)

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