JPH0242409Y2 - - Google Patents

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JPH0242409Y2
JPH0242409Y2 JP3187685U JP3187685U JPH0242409Y2 JP H0242409 Y2 JPH0242409 Y2 JP H0242409Y2 JP 3187685 U JP3187685 U JP 3187685U JP 3187685 U JP3187685 U JP 3187685U JP H0242409 Y2 JPH0242409 Y2 JP H0242409Y2
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protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 この考案はスペーサー成形用型に関し、鉄筋コ
ンクリート施工において、鉄筋と型枠までの間隔
を確実に保持するために、鉄筋に嵌め込んで使用
する、板状のコンクリート製スペーサーを成形製
造するための、合成樹脂シート製の成形型に関し
ている。
〈従来技術〉 上記スペーサーとして、従来使用されているも
のとしては、モルタル製の馬蹄形スペーサー
S′(第12図参照)があるが、馬蹄形状であるた
め使用上の安定に欠け、鉄筋Tに嵌め込んだ後
で、鉄筋Tから外れたり移動し易く、型枠と鉄筋
との間隔(通称かぶり)を確実に保持できない欠
点があつた。
そこで、本願考案者は、第5図〜第9図に示す
ように、略円板状をなすコンクリート等からなる
スペーサー1に、鉄筋挿入用溝10を形成すると
共に、スペーサー1内に埋設したバネ鋼線2等の
弾性体の一部を、鉄筋挿入用溝10の途中から突
出させて、鉄筋の外れ止め用突起部20を形成し
たものを考案した。
また、従来コンクリート製スペーサーを製造す
るには、金属製あるいは木製の枠板を組立てて構
成した型枠に、コンクリート等を注入成形して製
造している。
ところが、従来の金属製等の型枠では、上記し
たように、バネ鋼線2等の弾性体を埋設して突起
部20を形成した、独特の構造を有するスペーサ
ー1を製造するのは困難である。即ち、上記スペ
ーサー1の場合には、バネ鋼線2を定位置に保持
した状態で、コンクリート等を注入して、バネ鋼
線2をスペーサー1内に確実に埋設して一体化さ
せたり、突起部20がコンクリート内に埋没せ
ず、鉄筋の外れ止めを良好に果せるように、正確
に配置できるようにしなければならない。しか
し、従来の型枠では、型枠内にバネ鋼線2等を配
置するのは困難で、突起部20の形状や配置を正
確に製造するのは難しかつた。
また、従来の型枠では、製造コストが高くつ
き、また嵩が高いため型枠の保管に広いスペース
が必要であり、コンクリート成形時の取扱いにも
手間がかかる。そして、成形後のコンクリートス
ペーサーの型抜きにも、多くの労力を要し、特に
バネ鋼線2等が埋設されていると、突起部20を
変形させないように型外しするのは、大変難し
い。また、型枠の保全、補修も面倒であつた。し
かも、スペーサーの生産量は、コストの高い型枠
の保有数に制限されるため、スペーサーを大量生
産するには不適当なものであつた。さらに、スペ
ーサー自体の運搬や保管についても、多数のスペ
ーサーをバラバラで取扱うのは、非常に面倒で手
数のかかるものであつた。
〈目的〉 そこで、この考案の目的としては、上記従来技
術の欠点を解消し、前記した独特の構造を有する
スペーサー1を能率良く、しかも正確に製造で
き、取扱いの容易なスペーサー成形用型を提供す
るものである。
〈構成〉 そして、上記目的を達成するための構成として
は、全体が合成樹脂シートにて一体に形成され、
上面に複数個の略円盤状をなすスペーサー成形用
凹部が形成されてあり、また成形用凹部には、外
周から中心へ半径方向に連続する、鉄筋挿入溝用
の欠徐凸部が形成されてあり、欠除凸部の途中に
は、鉄筋外れ止め突起部用の支承凹部が形成され
てあることを特徴としている。
〈実施例〉 次いで、この考案の実施例について、図を参照
しながら以下に説明する。
第1図および第2図において、3は成形型であ
り、発泡ポリスチレンシート等の合成樹脂シート
を、真空成形等のシート成形手段によつて成形
し、スペーサー1の外形状に対応する浅い円盤状
の成形用凹部30を複数個並設形成したものであ
る。
そして、成形用凹部30の一部には、成形用凹
部30の外周から中心まで半径方向に一定の幅で
連続して、成形型3の上面と同一面の凸部31
が、後述する鉄筋挿入用溝の成形用として、形成
してある。また、凸部31の半径方向途中には、
成形用凹部30より浅い支承凹部32が形成して
あり、この支承凹部32は凸部31の両側壁から
斜めに中心に向かつて、細い溝状に形成してあ
る。また、凸部31の側壁33は上部から底面に
かけて傾斜した、テーパー状に形成してあると共
に、凸部31の根元近くでは、根元側に向けて広
がつて太く形成してある。
上記のような成形型3を使用して、スペーサー
1を成形製造する方法を、第3図および第4図に
示している。
まず、弾性体として、予め略C形状に屈曲形成
されたピアノ線等からなるバネ鋼線2を、成形凹
部30内に挿入し、バネ鋼線2の突起部20とな
る両端部を、成形型3の支承凹部32に挾入し
て、支承保持する。このとき、バネ鋼線2の両端
部を、中心に向かつて斜めに屈曲形成しておき、
支承凹部32にぴつたりと挾入保持され、バネ鋼
線2の中央部分は、成形用凹部30の内部に宙吊
り状態で浮くことになる。(第2図参照)。この状
態で、第4図に示すように、成形凹部30の内部
にコンクリートやモルタル等を流し込んで、乾燥
硬化させる。但し、支承凹部32の内部にはコン
クリート等を流し入れないようにする。
こうして、成形されたスペーサー1をバネ鋼線
2の突起部20と共に型外しすれば、突起部20
付のスペーサー1が製造できることになる。
次に、上記のようにして製造されたスペーサー
1について、第5図〜第9図によつて、詳しく説
明する。
スペーサー1は全体が、成形用凹部30の形状
に対応する略円盤状をなすと共に、凸部32の形
状に対応する鉄筋挿入用溝10が形成されてい
る。鉄筋挿入用溝10はスペーサー1の外周から
中心まで半径方向に沿つて、施工する鉄筋の外径
より少し広い幅で、スペーサー1を欠徐形成して
あり、鉄筋をスペーサー1の中心に挿入可能に形
成してある。また、鉄筋挿入溝10の中心部分は
スペーサー1の中心と同心の円弧状に形成してあ
り、鉄筋挿入溝10の外周部分は、外周に向けて
徐々に広がるテーパー状に形成されてあつて、鉄
筋の挿入を行い易くすると共に、安定して挿入さ
れるようになつている。また、成形用型30の凸
部31の表裏方向のテーパー状側壁33によつて
形成された、テーパー状の側壁面11を鉄筋の挿
入を行い易くしている。
次に、弾性体となるバネ鋼線2としては、弾力
性に優れたピアノ線等から、略C字状に形成され
たバネ鋼線2を、スペーサー1内に埋設一体化し
てある。バネ鋼線2の両端部は、スペーサー1の
中心側に向かつて斜め方向に屈曲させてあり、鉄
筋挿入溝10の内側壁から溝内に突出して突起状
に露出してあり、この突起部20が、鉄筋の外れ
止めを果すのである。即ち、バネ鋼線2の突起部
20が、スペーサー1の鉄筋挿入溝10の両側壁
から、中心に向かつて斜めにハ字状に突出してお
り、両側の突起部20,20間の隙間が、鉄筋の
口径よりも少し狭くなるよう形成してある。
上記スペーサー1の使用方法について、第8図
および第9図に示している。まず、従来の鉄筋施
工と同様に、型枠Kを組立て、鉄筋T,tを配筋
する。鉄筋のうち、Tは主筋であり、tは主筋T
の間に配設するスタラツプである。
そして、鉄筋T,tと型枠Kとの間の間隔を確
実に保持するために、鉄筋Tにスペーサー1を嵌
め込んでいき、鉄筋Tと型枠Kとの間にスペーサ
ー1が侠装されるようにする。即ち、スペーサー
1の鉄筋挿入溝10を外周から鉄筋Tに嵌め込
み、鉄筋挿入溝10の内側に突出するバネ鋼線2
の突起部20を、鉄筋Tで弾力的に押し除けなが
ら、中心部まで挿入すると、鉄筋Tがスペーサー
1の中心に配置される。そして、突起部20は弾
力的に原状態に復元するので、鉄筋Tが鉄筋挿入
溝10から抜け出そうとしても、中心に向かつて
斜めに突出した突起部20が引掛り、鉄筋Tの抜
脱を阻止することになる。
なお、型枠Kと鉄筋Tとの間隔は、スペーサー
1の半径によつて、任意の幅に設定できる。
このようにして、配筋が完了した後、コンクリ
ートを打設すれば、鉄筋T,tおよびスペーサー
1はコンクリート内に埋設されたままで、鉄筋コ
ンクリート施工が完成する。
以上に説明したスペーサー成形用型3のうち、
成形用型3を形成する合成樹脂シートとしては、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、
その他の各種合成樹脂からなる発泡シートが、軽
量で取扱い易く、成形用型3の成形用凹部30に
スペーサー1を入れたままで輸送する際の、緩衝
保護効果も良好であるが、上記合成樹脂からなる
非発泡シートでも使用可能である。
そして、上記合成樹脂シートを用いて、真空成
形、圧空成形その他のシート成形手段によつて、
所定の成形用凹部30等を有する成形用型3を成
形製造すればよい。なお、1枚の成形用型3に形
成する成形用凹部30は、1個でも実施可能であ
るが、通常は多数の成形用凹部30を縦横に並設
形成したものが、スペーサー1を効率良く製造で
きて、好適である。
次に、成形用型3に流し込むコンクリートとし
ては、鉄筋コンクリート施工に使用するものと同
様の材料から形成されたものが、打設コンクリー
トとの一体性が良く好適である。そして、上記コ
ンクリートにグラスウール等の補強材を混入して
おけば、スペーサー1の強度や耐久性を高めるこ
とができる。また、コンクリートに合成樹脂の発
泡粒等の軽量骨材を混入した軽量コンクリートも
使用できる。
成形されるスペーサー1の形状は、薄い略円盤
状に形成されたものが、軽量で取扱い易く好適で
ある。そして、スペーサー1は全体が同じ厚みの
もののほか、中心部を周辺部よりも分厚く形成し
たり、使用時に下方になる、鉄筋挿入溝10の開
口側を分厚く形成して、強度を高めたりすること
もでき、このスペーサー1の形状に対応して、成
形用凹部30の形状を設定する(第11図参照)。
スペーサー1の寸法は、施工する鉄筋Tの口径
等によつて適宜変更されるが、通常の建築用のも
ので、直径7mm程度のものが使用され、鉄筋Tに
対して1m間隔ぐらいで、スペーサー1を嵌め込
んでゆけば、効果的に使用できる。なお、大型の
土木施工用のものでは、直径10〜15mm程度のもの
が使用される。
次に、バネ鋼線2としては、ピアノ線等のよう
に弾力性に優れ、鉄筋Tを挿入したときに変形可
能で且つ復元性が良好な材料からなる線材が使用
できる。また、バネ鋼線2は全体を略C字形に形
成したものを、スペーサー1内に埋設するもの
が、製造容易で強度的にも優れ、スペーサー1全
体の補強にもなつて好適であるが、第10図に示
すように、両方の突起部20の近傍部分だけを、
別個に形成したL形のバネ鋼線2を、成形用型3
の各支承凹部32に配置しておけば、製造された
スペーサー1としては、外見上は前記第5図に示
した実施例と全く同様の、突起部20が構成でき
る。
さらに、弾性体として、上記ピアノ線と同様の
弾力性、強度のあるものであれば、バネ鋼線2に
代えて、合成樹脂の線材や成形体でも使用可能で
ある。
〈効果〉 以上のごとく構成された、この考案のスペーサ
ー成形用型3によれば、合成樹脂シートから形成
された成形用型3に、スペーサー全体の形状に対
応する成形用凹部30、および鉄筋挿入用溝に対
応する凸部31を形成してあり、成形用凹部30
の内部にコンクリートを注入してスペーサー1を
成形製造するものであり、凸部31の半径方向途
中に、支承凹部32を形成して、鉄筋の外れ止め
を果す突起部20を支承可能に構成していること
によつて、コンクリートのスペーサー3内に、別
部材の弾性体からなる突起部20またはバネ鋼線
2を確実に配置でき、スペーサー1の製造中に突
起部20が移動したりズレるのを確実に防止でき
る。
特に、支承凹部32は木型や金属型に比べて弾
力的に変形可能な、合成樹脂シートにて形成され
ているので、支承凹部32の弾力性を利用して突
起部20を挟入するだけで、突起部20は確実に
固定される。
そして、成形用凹部30等の形状については、
合成樹脂シートにて形成されるものであるから、
複雑な形状のものでも容易に形成でき、従来の木
型等に比べて、はるかに自由な形状のスペーサー
1を形成することができ、成形型3の製造コスト
も非常に安価になる。
また、成形用型3自体は軽量で嵩も低いので、
成形されたスペーサー1を成形型3内に収納した
まま、輸送および保管に使用することもでき、ス
ペーサー1を良好に保護することができ、至便で
ある。しかも、成形用型3のみを運搬保管するに
は、成形用型3同士を重ね合せてスタツクするこ
とができ、取扱い易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例および従来例を示すもの
であり、第1図はこの考案の実施例の一部平面
図、第2図は拡大断面図、第3図は使用工程にお
ける平面図、第4図はさらに使用工程における断
面図、第5図は製造されたスペーサーの平面図、
第6図は正面図、第7図は断面図、第8図は使用
状態の斜視図、第9図は断面図、第10図は成形
用型の使用変更例の平面図、第11図は成形用型
の変更例の断面図、第12図は従来のスペーサー
の平面図である。 1……スペーサー、10……鉄筋挿入溝、2…
…バネ鋼線、20……突起部、3……成形用型、
30……成形用凹部、31……凸部、32……支
承凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 全体が合成樹脂シートにて一体に形成され、
    上面に略円盤状をなすスペーサー成形用凹部が
    形成されてあり、また成形用凹部には、外周か
    ら中心へ半径方向に連続する、鉄筋挿入溝用の
    欠除凸部が形成されてあり、欠除凸部の途中に
    は、鉄筋外れ止め突起部用の支承凹部が形成さ
    れてあることを特徴とするスペーサー成形用
    型。 2 複数個の成形用凹部が並設形成されてある上
    記実用新案登録請求の範囲第1項記載のスペー
    サー成形用型。 3 合成樹脂シートが発泡シートである上記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のスペーサー成
    形用型。
JP3187685U 1985-03-06 1985-03-06 Expired JPH0242409Y2 (ja)

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