JPH0242573B2 - - Google Patents
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- JPH0242573B2 JPH0242573B2 JP26752987A JP26752987A JPH0242573B2 JP H0242573 B2 JPH0242573 B2 JP H0242573B2 JP 26752987 A JP26752987 A JP 26752987A JP 26752987 A JP26752987 A JP 26752987A JP H0242573 B2 JPH0242573 B2 JP H0242573B2
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- JP
- Japan
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- pulley
- product
- groove
- cylindrical
- stepped
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Links
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 34
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 24
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 14
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 13
- 230000008719 thickening Effects 0.000 claims description 12
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 5
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 17
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- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
- B21H1/00—Making articles shaped as bodies of revolution
- B21H1/02—Making articles shaped as bodies of revolution discs; disc wheels
- B21H1/04—Making articles shaped as bodies of revolution discs; disc wheels with rim, e.g. railways wheels or pulleys
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pulleys (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、所定の金属板素材から得られた有底
円筒形状のプリフオームを転造加工して異径多溝
Vプーリを製造する方法に係り、特に分離帯を挟
んで軸心方向で隣接する少なくとも一組のVプー
リ部の直径が、該プリフオームの有底円筒部の底
部側のものにおいて開口部側のものよりも大径と
された構造の異径多溝Vプーリを製造する方法に
関するものである。
円筒形状のプリフオームを転造加工して異径多溝
Vプーリを製造する方法に係り、特に分離帯を挟
んで軸心方向で隣接する少なくとも一組のVプー
リ部の直径が、該プリフオームの有底円筒部の底
部側のものにおいて開口部側のものよりも大径と
された構造の異径多溝Vプーリを製造する方法に
関するものである。
(従来技術)
多溝Vプーリは、一般に、略有底円筒形状のプ
ーリ素材の筒壁に、軸心方向に隔ててそれぞれ複
数のV溝を有する複数のVプーリ部を備えると共
に、それらVプーリ部の境界部に位置して、径方
向外方に環状に突出する分離帯を備えた構造を有
している。そして、かかる分離帯によつて隔てら
れた各Vプーリ部に対して、それぞれのV溝に対
応するV突条を備えたVベルトが巻き掛けられて
用いられるようになつており、それらVベルトを
介して複数の駆動系に回転力を伝達するようにな
つている。
ーリ素材の筒壁に、軸心方向に隔ててそれぞれ複
数のV溝を有する複数のVプーリ部を備えると共
に、それらVプーリ部の境界部に位置して、径方
向外方に環状に突出する分離帯を備えた構造を有
している。そして、かかる分離帯によつて隔てら
れた各Vプーリ部に対して、それぞれのV溝に対
応するV突条を備えたVベルトが巻き掛けられて
用いられるようになつており、それらVベルトを
介して複数の駆動系に回転力を伝達するようにな
つている。
ところで、このような多溝Vプーリは、通常、
有底円筒形状のプーリ素材の筒壁を切削加工する
ことによつて製造されているが、かかる切削加工
手法では、材料歩留りが悪く、生産性にも劣ると
いつた問題がある。
有底円筒形状のプーリ素材の筒壁を切削加工する
ことによつて製造されているが、かかる切削加工
手法では、材料歩留りが悪く、生産性にも劣ると
いつた問題がある。
そのため、近年において、かかる多溝Vプーリ
の製造手法として、所定の金属板素材、例えば圧
延鋼板を深絞り加工して有底円筒形状のプリフオ
ームを形成し、このプリフオーム内に一体構造の
パツト部材を挿入した状態で、そのプリフオーム
の筒壁に対して、順次、屈曲ローラ、増肉ローラ
および溝切りローラを押し当てて、前述の如き、
複数のVプーリ部および分離帯を備えた多溝Vプ
ーリとしての溝切り品を成形し、かかる溝切り品
を前記Vプーリ部から抜き出すことにより、目的
とする多溝Vプーリを得るようにした、所謂転造
加工手法が提案されている。このような転造加工
手法を用いれば、切削加工手法を採用する場合に
比べて、材料の歩留りや生産性を大幅に向上させ
ることができるのである。
の製造手法として、所定の金属板素材、例えば圧
延鋼板を深絞り加工して有底円筒形状のプリフオ
ームを形成し、このプリフオーム内に一体構造の
パツト部材を挿入した状態で、そのプリフオーム
の筒壁に対して、順次、屈曲ローラ、増肉ローラ
および溝切りローラを押し当てて、前述の如き、
複数のVプーリ部および分離帯を備えた多溝Vプ
ーリとしての溝切り品を成形し、かかる溝切り品
を前記Vプーリ部から抜き出すことにより、目的
とする多溝Vプーリを得るようにした、所謂転造
加工手法が提案されている。このような転造加工
手法を用いれば、切削加工手法を採用する場合に
比べて、材料の歩留りや生産性を大幅に向上させ
ることができるのである。
(問題点)
しかしながら、従来提案されている転造加工手
法は、何れも、各Vプーリ部の直径が等しい同径
多溝Vプーリを製造対象とするものであり、前述
のように、プリフオーム内に挿入されるパツト部
材として一体構造のものが採用されていることか
ら、かかる同径多溝Vプーリの製造には好適に適
用することができるものの、Vプーリ部の直径が
異なる異径多溝Vプーリ、特に分離帯を挟んで軸
心方向で隣接する少なくとも一組のVプーリ部の
直径が、前記プリフオームの有底円筒部の底部側
のものにおいて開口部側のものより大径とされた
構造の異径多溝Vプーリの製造には、適用するこ
とができないといつた問題があつた。
法は、何れも、各Vプーリ部の直径が等しい同径
多溝Vプーリを製造対象とするものであり、前述
のように、プリフオーム内に挿入されるパツト部
材として一体構造のものが採用されていることか
ら、かかる同径多溝Vプーリの製造には好適に適
用することができるものの、Vプーリ部の直径が
異なる異径多溝Vプーリ、特に分離帯を挟んで軸
心方向で隣接する少なくとも一組のVプーリ部の
直径が、前記プリフオームの有底円筒部の底部側
のものにおいて開口部側のものより大径とされた
構造の異径多溝Vプーリの製造には、適用するこ
とができないといつた問題があつた。
すなわち、前述の如き、転造加工手法によつて
多溝Vプーリを製造する場合には、前記プリフオ
ーム内に挿入されるパツト部材として、目的とす
る多溝Vプーリの形状に対応した外周面形状を有
するパツト部材を用いる必要がある。従つて、同
径多溝Vプーリを製造の対象とする場合には、外
周面が円筒状のパツト部材が用いられることか
ら、前記溝切り品をパツト部材から容易に抜き出
して、目的とする多溝Vプーリを得ることができ
るのであるが、前述の如き、分離帯を挟んで軸心
方向で隣接する少なくとも一組のVプーリ部の直
径が、前記プリフオームの有底円筒部の底部側の
ものにおいて開口部側のものより大径とされた構
造の異径多溝Vプーリを製造対象とする場合に
は、前記パツト部材として、段付部を挟んで隣接
する少なくとも一組の円筒面の直径が、先端側の
ものにおいて基端側のものよりも大径とされた段
付円筒状の外周面を備えた構造のものを用いる必
要があることから、目的とする異径多溝Vプーリ
に対応した形状の溝切り品を成形することはでき
るものの、パツト部材の段付部が溝切り品の引抜
き方向に対してアンダカツト形状となつて、かか
る溝切り品をパツト部材から抜き出すことができ
なくなるのであり、それ故、上記構造の異径多溝
Vプーリの製造に対しては、従来提案されている
転造加工手法をそのままでは適用することができ
なかつたのである。
多溝Vプーリを製造する場合には、前記プリフオ
ーム内に挿入されるパツト部材として、目的とす
る多溝Vプーリの形状に対応した外周面形状を有
するパツト部材を用いる必要がある。従つて、同
径多溝Vプーリを製造の対象とする場合には、外
周面が円筒状のパツト部材が用いられることか
ら、前記溝切り品をパツト部材から容易に抜き出
して、目的とする多溝Vプーリを得ることができ
るのであるが、前述の如き、分離帯を挟んで軸心
方向で隣接する少なくとも一組のVプーリ部の直
径が、前記プリフオームの有底円筒部の底部側の
ものにおいて開口部側のものより大径とされた構
造の異径多溝Vプーリを製造対象とする場合に
は、前記パツト部材として、段付部を挟んで隣接
する少なくとも一組の円筒面の直径が、先端側の
ものにおいて基端側のものよりも大径とされた段
付円筒状の外周面を備えた構造のものを用いる必
要があることから、目的とする異径多溝Vプーリ
に対応した形状の溝切り品を成形することはでき
るものの、パツト部材の段付部が溝切り品の引抜
き方向に対してアンダカツト形状となつて、かか
る溝切り品をパツト部材から抜き出すことができ
なくなるのであり、それ故、上記構造の異径多溝
Vプーリの製造に対しては、従来提案されている
転造加工手法をそのままでは適用することができ
なかつたのである。
(解決手段)
ここにおいて、本発明は、このような事情を背
景として、前述の如き、分離帯を挟んで軸心方向
で隣接する少なくとも一組のVプーリ部の直径
が、該プリフオームの有底円筒部の底部側のもの
において開口部側のものよりも大径とされた構造
の異径多溝Vプーリ(以下、このような構造の異
径多溝Vプーリを単に異径多溝Vプーリと称す
る)を、所定の金属板素材から得られる有底円筒
形状のプリフオームを転造加工して製造する方法
を提供するために為されたものであり、その要旨
とするところは、(a)外周面が目的とする異径多溝
Vプーリの形状に対応した段付円筒形状となるよ
うに、パツト本体の外周面に抜き出し可能に増径
部材を装着したパツト部材を用い、プリフオーム
内に該パツト部材を挿入した状態で、かかるプリ
フオームの筒型に複数の屈曲ローラを押し当てて
該屈曲ローラの当接部を凹陥させることにより、
前記パツト部材の外周面の段付部に対応する部分
を含む、前記分離帯の形成部位に対応する部分
が、径方向外方に環状に突出するように、かかる
筒壁が径方向に凹凸屈曲せしめられた屈曲品を成
形する屈曲工程と、(b)前記パツト部材の外周面を
補完する形状の段付円筒形状の外周面を有すると
共に、その段付円筒部の段付部を含む、該屈曲品
の筒壁の凸部に対応する部分に、環状の凹溝を備
えた増肉ローラを、該屈曲品の筒壁に押し当て
て、該屈曲品の筒壁を増肉成形することにより、
段付部を含む、前記分離帯の形成部位に対応した
部分に、径方向外方に突出する環状の凸状部を有
する、前記パツト部材の外周面に対応した段付円
筒形状の筒壁を備えた増肉品を成形する増肉工程
と、(c)段付部を含む、該増肉品の凸状部に対応す
る部分に、環状の分離帯形成溝が形成されると共
に、該凸状部にて隔てられた該増肉品の筒壁の各
円筒面に対応した面にそれぞれ軸心方向に隔てて
複数の環状のV溝形成リブが形成された、該増肉
品の筒壁の段付円筒形状を補完する形状の段付円
筒状の外周面を有する溝切りローラを、該増肉品
の筒壁に押し当てて、該増肉品の筒壁の凸状部に
対応する部分において、径方向外方に突出する環
状の前記分離帯を形成すると共に、該増肉品の筒
壁の、前記凸状部にて隔てられた各円筒部に、そ
れぞれ軸心方向に隔てて複数の環状のV溝を形成
して、少なくとも前記一組のVプーリ部を含む複
数のVプーリ部を形成する溝切り工程と、(d)該溝
切り工程にて形成された溝切り品を、前記パツト
部材の増径部材ごと、前記パツト部材のパツト本
体から引き抜く引抜き工程とを、含むことにあ
る。
景として、前述の如き、分離帯を挟んで軸心方向
で隣接する少なくとも一組のVプーリ部の直径
が、該プリフオームの有底円筒部の底部側のもの
において開口部側のものよりも大径とされた構造
の異径多溝Vプーリ(以下、このような構造の異
径多溝Vプーリを単に異径多溝Vプーリと称す
る)を、所定の金属板素材から得られる有底円筒
形状のプリフオームを転造加工して製造する方法
を提供するために為されたものであり、その要旨
とするところは、(a)外周面が目的とする異径多溝
Vプーリの形状に対応した段付円筒形状となるよ
うに、パツト本体の外周面に抜き出し可能に増径
部材を装着したパツト部材を用い、プリフオーム
内に該パツト部材を挿入した状態で、かかるプリ
フオームの筒型に複数の屈曲ローラを押し当てて
該屈曲ローラの当接部を凹陥させることにより、
前記パツト部材の外周面の段付部に対応する部分
を含む、前記分離帯の形成部位に対応する部分
が、径方向外方に環状に突出するように、かかる
筒壁が径方向に凹凸屈曲せしめられた屈曲品を成
形する屈曲工程と、(b)前記パツト部材の外周面を
補完する形状の段付円筒形状の外周面を有すると
共に、その段付円筒部の段付部を含む、該屈曲品
の筒壁の凸部に対応する部分に、環状の凹溝を備
えた増肉ローラを、該屈曲品の筒壁に押し当て
て、該屈曲品の筒壁を増肉成形することにより、
段付部を含む、前記分離帯の形成部位に対応した
部分に、径方向外方に突出する環状の凸状部を有
する、前記パツト部材の外周面に対応した段付円
筒形状の筒壁を備えた増肉品を成形する増肉工程
と、(c)段付部を含む、該増肉品の凸状部に対応す
る部分に、環状の分離帯形成溝が形成されると共
に、該凸状部にて隔てられた該増肉品の筒壁の各
円筒面に対応した面にそれぞれ軸心方向に隔てて
複数の環状のV溝形成リブが形成された、該増肉
品の筒壁の段付円筒形状を補完する形状の段付円
筒状の外周面を有する溝切りローラを、該増肉品
の筒壁に押し当てて、該増肉品の筒壁の凸状部に
対応する部分において、径方向外方に突出する環
状の前記分離帯を形成すると共に、該増肉品の筒
壁の、前記凸状部にて隔てられた各円筒部に、そ
れぞれ軸心方向に隔てて複数の環状のV溝を形成
して、少なくとも前記一組のVプーリ部を含む複
数のVプーリ部を形成する溝切り工程と、(d)該溝
切り工程にて形成された溝切り品を、前記パツト
部材の増径部材ごと、前記パツト部材のパツト本
体から引き抜く引抜き工程とを、含むことにあ
る。
(作用・効果)
異径多溝Vプーリをこのような手法に従つて製
造するようにすれば、目的とする異径多溝Vプー
リの形状に対応した溝切り品を容易に成形できる
のであり、またその溝切り品からパツト部材のパ
ツト本体を容易に抜き出して、その目的とする形
状の異径多溝Vプーリを得ることができるのであ
る。従つて、前述のような構造の異径多溝Vプー
リを、転造加工手法にて、良好な材料歩留りおよ
び生産性をもつて製造することができるのであ
る。
造するようにすれば、目的とする異径多溝Vプー
リの形状に対応した溝切り品を容易に成形できる
のであり、またその溝切り品からパツト部材のパ
ツト本体を容易に抜き出して、その目的とする形
状の異径多溝Vプーリを得ることができるのであ
る。従つて、前述のような構造の異径多溝Vプー
リを、転造加工手法にて、良好な材料歩留りおよ
び生産性をもつて製造することができるのであ
る。
(実施例)
以下、本発明をより一層具体的に明らかにする
ために、その実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
ために、その実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
先ず、第1図には、本実施例手法に従つて製造
される異径多溝Vプーリ10の断面図が示されて
いる。その図から明らかなように、本実施例手法
に従つて製造される異径多溝Vプーリ10は、全
体として略有底円筒形状を呈しており、その筒壁
の外周部の軸心方向両端部にそれぞれ外向きの環
状フランジ部14,16を有していると共に、そ
れらフランジ部14,16の間に位置して、軸心
方向に隔ててそれぞれ複数(ここでは、それぞれ
6条および5条)のV溝20を備えた一組のVプ
ーリ部22,24を有している。また、それらV
プーリ部22,24の境界部に位置して、比較的
高い環状の凸条である分離帯18を有している。
そして、ここでは、その有底円筒部の底壁側のV
プーリ部22が、開口部側のVプーリ部24の直
径よりも大きい直径をもつて構成されており、そ
れらVプーリ部22,24にそれぞれ巻き掛けら
れる、それらVプーリ部22,24のV溝20に
対応したV突条を備えたVベルト28,30を介
して、二つの駆動系を回転駆動し得るようになつ
ている。
される異径多溝Vプーリ10の断面図が示されて
いる。その図から明らかなように、本実施例手法
に従つて製造される異径多溝Vプーリ10は、全
体として略有底円筒形状を呈しており、その筒壁
の外周部の軸心方向両端部にそれぞれ外向きの環
状フランジ部14,16を有していると共に、そ
れらフランジ部14,16の間に位置して、軸心
方向に隔ててそれぞれ複数(ここでは、それぞれ
6条および5条)のV溝20を備えた一組のVプ
ーリ部22,24を有している。また、それらV
プーリ部22,24の境界部に位置して、比較的
高い環状の凸条である分離帯18を有している。
そして、ここでは、その有底円筒部の底壁側のV
プーリ部22が、開口部側のVプーリ部24の直
径よりも大きい直径をもつて構成されており、そ
れらVプーリ部22,24にそれぞれ巻き掛けら
れる、それらVプーリ部22,24のV溝20に
対応したV突条を備えたVベルト28,30を介
して、二つの駆動系を回転駆動し得るようになつ
ている。
なお、第1図において、32は、後述のプリフ
オーム34が転造加工されることによつて成形さ
れる溝切り品であり、段付有底円筒形状を成して
いる。また、同図において、36は、後述のパツ
ト部材38の一部を構成する増径部材としての増
径スリーブであり、円筒状を成している。そし
て、本実施例手法に従つて製造される異多溝Vプ
ーリ10は、第1図から明らかなように、かかる
増径スリーブ36が溝切り品32の底部側のVプ
ーリ部22の内周面に一体的に保持せしめられた
構造を有している。
オーム34が転造加工されることによつて成形さ
れる溝切り品であり、段付有底円筒形状を成して
いる。また、同図において、36は、後述のパツ
ト部材38の一部を構成する増径部材としての増
径スリーブであり、円筒状を成している。そし
て、本実施例手法に従つて製造される異多溝Vプ
ーリ10は、第1図から明らかなように、かかる
増径スリーブ36が溝切り品32の底部側のVプ
ーリ部22の内周面に一体的に保持せしめられた
構造を有している。
次に、このような構造の異径多溝Vプーリ10
の製造手法を、第2図乃至第6図に従つて説明す
る。
の製造手法を、第2図乃至第6図に従つて説明す
る。
すなわち、第1図に示す異径多溝Vプーリ10
の製造に際しては、先ず、同径多溝Vプーリを転
造加工手法にて製造する場合と同様に、例えば円
形に打ち抜かれた圧延鋼板等の金属板素材に深絞
り加工が施されることにより、第2図に示されて
いる如き、略有底円筒形状のプリフオーム34が
形成される。そして、かかるプリフオーム34
が、第2図に示されているように、下型40、上
型42およびパツト部材38からなる転造加工装
置にセツトされる。
の製造に際しては、先ず、同径多溝Vプーリを転
造加工手法にて製造する場合と同様に、例えば円
形に打ち抜かれた圧延鋼板等の金属板素材に深絞
り加工が施されることにより、第2図に示されて
いる如き、略有底円筒形状のプリフオーム34が
形成される。そして、かかるプリフオーム34
が、第2図に示されているように、下型40、上
型42およびパツト部材38からなる転造加工装
置にセツトされる。
より具体的には、プリフオーム34は、その内
側空間が上方に開口するように、その底壁部にお
いて下型40の上面に載置される。そして、その
プリフオーム34の内側空間内に挿入されたパツ
ト部材38の先端面(下端面)と下型40の上面
との間でその底壁部を挟持されると共に、その開
口端部を上型42の下面に当接せしめられた状態
で、転造加工装置にセツトせしめられる。そし
て、本実施例では、かかるプリフオーム34内に
挿入されるパツト部材38として、円筒状の外周
面を有するパツト本体44の外周面先端部に対し
て、前記増径スリーブ36が抜き出し可能に装着
されることにより、外周面が目的とする異径多溝
Vプーリ10の形状に対応した段付円筒形状、よ
り正確には、前記溝切り品32の筒壁の段付円筒
形状に対応した段付円筒形状に形成された構造の
ものが用いられている。
側空間が上方に開口するように、その底壁部にお
いて下型40の上面に載置される。そして、その
プリフオーム34の内側空間内に挿入されたパツ
ト部材38の先端面(下端面)と下型40の上面
との間でその底壁部を挟持されると共に、その開
口端部を上型42の下面に当接せしめられた状態
で、転造加工装置にセツトせしめられる。そし
て、本実施例では、かかるプリフオーム34内に
挿入されるパツト部材38として、円筒状の外周
面を有するパツト本体44の外周面先端部に対し
て、前記増径スリーブ36が抜き出し可能に装着
されることにより、外周面が目的とする異径多溝
Vプーリ10の形状に対応した段付円筒形状、よ
り正確には、前記溝切り品32の筒壁の段付円筒
形状に対応した段付円筒形状に形成された構造の
ものが用いられている。
なお、下型40および上型42としては、従来
の同径多溝Vプーリの転造加工手法に用いられる
ものと同様、それぞれ、その上面および下面に環
状のフランジ部形成溝46,48を備えたものが
用いられることとなる。また、前記プリフオーム
34には、その深絞り成形時において、その底壁
部を環状に囲む状態で、前記異径多溝Vプーリ1
0における環状フランジ部14を形成するための
予備屈曲部50が形成されることとなる。
の同径多溝Vプーリの転造加工手法に用いられる
ものと同様、それぞれ、その上面および下面に環
状のフランジ部形成溝46,48を備えたものが
用いられることとなる。また、前記プリフオーム
34には、その深絞り成形時において、その底壁
部を環状に囲む状態で、前記異径多溝Vプーリ1
0における環状フランジ部14を形成するための
予備屈曲部50が形成されることとなる。
転造加工装置に対してプリフオーム34がこの
ようにセツトされると、次いで、第3図に示され
ているように、プリフオーム34がその中心線回
りに回転させられつつ、その筒壁の両端部近傍の
所定の位置に屈曲ローラ52,54が押し付けら
れる。また、これと同時に、上型42と下型40
とが接近せしめられ、プリフオーム34の筒壁の
両端部に加圧力が作用せしめられる。そして、こ
れにより、それら屈曲ローラ52,54の当接部
が径方向内方に環状に凹陥せしめられて、それら
屈曲ローラ52,54の当接部の間の部位が径方
向外方に環状に突出する凸部56とされた屈曲品
58が成形される。
ようにセツトされると、次いで、第3図に示され
ているように、プリフオーム34がその中心線回
りに回転させられつつ、その筒壁の両端部近傍の
所定の位置に屈曲ローラ52,54が押し付けら
れる。また、これと同時に、上型42と下型40
とが接近せしめられ、プリフオーム34の筒壁の
両端部に加圧力が作用せしめられる。そして、こ
れにより、それら屈曲ローラ52,54の当接部
が径方向内方に環状に凹陥せしめられて、それら
屈曲ローラ52,54の当接部の間の部位が径方
向外方に環状に突出する凸部56とされた屈曲品
58が成形される。
なお、かかる屈曲品58に形成される環状の凸
部56は、前記屈曲ローラ52,54の先端角度
の調節に基づいて、パツト部材38の外周面の段
付面60に対応した部位、すなわち目的とする異
径多溝Vプーリ10の分離帯18の形成部位に対
応した部位に形成される。また、かかる屈曲工程
にて得られる屈曲品58には、第3図に示されて
いるように、前記下型40、上型42のフランジ
部形成溝46,48の存在に基づいて、それぞ
れ、異径多溝Vプーリ10におけるそれと略同形
状の環状フランジ部14,16が形成されること
となる。
部56は、前記屈曲ローラ52,54の先端角度
の調節に基づいて、パツト部材38の外周面の段
付面60に対応した部位、すなわち目的とする異
径多溝Vプーリ10の分離帯18の形成部位に対
応した部位に形成される。また、かかる屈曲工程
にて得られる屈曲品58には、第3図に示されて
いるように、前記下型40、上型42のフランジ
部形成溝46,48の存在に基づいて、それぞ
れ、異径多溝Vプーリ10におけるそれと略同形
状の環状フランジ部14,16が形成されること
となる。
このような屈曲工程によつて屈曲品58が得ら
れると、次いで、第4図および第5図に示されて
いるように、かかる屈曲品58に対して、その筒
壁部分の軸心方向への変位を規制した状態で、増
肉ローラ62が回転されつつ押し当てられる。そ
して、これにより、屈曲品58の筒壁部分の凹凸
曲面が押し均らされて、その筒壁部分がパツト部
材38の外周面の段付円筒形状に対応した段付円
筒形状に成形せしめられると同時に、その筒壁部
分が厚肉化される。また、かかる厚肉化により、
その筒壁部分の前記屈曲品58の凸部56に対応
する段付部の部位、すなわち目的とする異径多溝
Vプーリ10の分離帯18の形成部位に対応する
部位に位置して、環状の凸状部64が形成され
る。
れると、次いで、第4図および第5図に示されて
いるように、かかる屈曲品58に対して、その筒
壁部分の軸心方向への変位を規制した状態で、増
肉ローラ62が回転されつつ押し当てられる。そ
して、これにより、屈曲品58の筒壁部分の凹凸
曲面が押し均らされて、その筒壁部分がパツト部
材38の外周面の段付円筒形状に対応した段付円
筒形状に成形せしめられると同時に、その筒壁部
分が厚肉化される。また、かかる厚肉化により、
その筒壁部分の前記屈曲品58の凸部56に対応
する段付部の部位、すなわち目的とする異径多溝
Vプーリ10の分離帯18の形成部位に対応する
部位に位置して、環状の凸状部64が形成され
る。
すなわち、増肉ローラ62は、前記パツト部材
38の外周面の段付円筒形状を補完する形状の段
付円筒状の外周面を有しており、またその外周面
には、その段付円筒形状の段付部に位置して、周
方向に延びる環状の凹溝66が形成されている。
そして、ここでは、前記屈曲品58がこのような
増肉ローラ62と前記パツト部材38との間で加
圧、厚肉化せしめられることから、その筒壁部分
の厚肉化と同時に、筒壁部分がパツト部材38の
外周面の段付円筒形状に対応した段付円筒形状に
成形せしめられるのであり、またその増肉ローラ
62の凹溝66の存在に基づいて、前記環状の凸
状部64が形成されるのである。
38の外周面の段付円筒形状を補完する形状の段
付円筒状の外周面を有しており、またその外周面
には、その段付円筒形状の段付部に位置して、周
方向に延びる環状の凹溝66が形成されている。
そして、ここでは、前記屈曲品58がこのような
増肉ローラ62と前記パツト部材38との間で加
圧、厚肉化せしめられることから、その筒壁部分
の厚肉化と同時に、筒壁部分がパツト部材38の
外周面の段付円筒形状に対応した段付円筒形状に
成形せしめられるのであり、またその増肉ローラ
62の凹溝66の存在に基づいて、前記環状の凸
状部64が形成されるのである。
なお、このようにして増肉成形せしめられた増
肉品68の内周面には、その筒壁の内周面に形成
された段付面70と底壁部との間で軸心方向に挟
圧された状態で、前記パツト部材38の一部を構
成する増径スリーブ36が一体的に保持せしめら
れることとなる。また、前述のように、屈曲品5
8の凸部56に対応する部位に凸状部64が形成
されるところから、第5図に示されているよう
に、その凸状部64の軸心方向における略中央部
に位置して、段付面70と連続する状態で、重な
り部72が形成されることとなる。さらに、かか
る増肉品68の筒壁の軸心方向両端部の環状フラ
ンジ部14,16は、それぞれ、この段階で略最
終形状に成形されることとなる。
肉品68の内周面には、その筒壁の内周面に形成
された段付面70と底壁部との間で軸心方向に挟
圧された状態で、前記パツト部材38の一部を構
成する増径スリーブ36が一体的に保持せしめら
れることとなる。また、前述のように、屈曲品5
8の凸部56に対応する部位に凸状部64が形成
されるところから、第5図に示されているよう
に、その凸状部64の軸心方向における略中央部
に位置して、段付面70と連続する状態で、重な
り部72が形成されることとなる。さらに、かか
る増肉品68の筒壁の軸心方向両端部の環状フラ
ンジ部14,16は、それぞれ、この段階で略最
終形状に成形されることとなる。
上述のような増肉成形操作によつて増肉品68
が得られると、次に、かかる増肉品68に対し
て、第6図に示されている如き、溝切りローラ7
4が回転されつつ押し当てられる。
が得られると、次に、かかる増肉品68に対し
て、第6図に示されている如き、溝切りローラ7
4が回転されつつ押し当てられる。
この溝切りローラ74は、前記増肉ローラ62
と同様、前記パツト部材38の外周面の段付円筒
形状を補完する形状の段付円筒状の外周面を備え
ており、増肉品68の凸状部64に対応する段付
部に位置して、目的とする異径多溝Vプーリ10
の分離帯18の断面状態に対応した断面の環状の
分離帯形成溝76を備えている。また、この溝切
りローラ74の各円筒面には、目的とする異径多
溝Vプーリ10V溝の20の形成数に応じた数の
環状のV溝形成リブ78が、それぞれ、軸心方向
に隔てて形成されている。
と同様、前記パツト部材38の外周面の段付円筒
形状を補完する形状の段付円筒状の外周面を備え
ており、増肉品68の凸状部64に対応する段付
部に位置して、目的とする異径多溝Vプーリ10
の分離帯18の断面状態に対応した断面の環状の
分離帯形成溝76を備えている。また、この溝切
りローラ74の各円筒面には、目的とする異径多
溝Vプーリ10V溝の20の形成数に応じた数の
環状のV溝形成リブ78が、それぞれ、軸心方向
に隔てて形成されている。
そして、本実施例では、このような構造の溝切
りローラ74が、上述のように、増肉品68に対
して回転されつつ押し付けられることにより、増
肉品68の凸状部64において、溝切りローラ7
4の分離帯形成溝76の断面形状に対応した断面
の前記分離帯18が刻設形成されると共に、増肉
品68の各円筒面に対して、対応する溝切りロー
ラ74のV溝形成リブ78の数に応じた前記V溝
20が刻設形成されて、前記Vプーリ部22,2
4がそれぞれ形成される。つまり、これにより、
目的とする異径多溝Vプーリ10の溝切り品32
が形成されるのである。
りローラ74が、上述のように、増肉品68に対
して回転されつつ押し付けられることにより、増
肉品68の凸状部64において、溝切りローラ7
4の分離帯形成溝76の断面形状に対応した断面
の前記分離帯18が刻設形成されると共に、増肉
品68の各円筒面に対して、対応する溝切りロー
ラ74のV溝形成リブ78の数に応じた前記V溝
20が刻設形成されて、前記Vプーリ部22,2
4がそれぞれ形成される。つまり、これにより、
目的とする異径多溝Vプーリ10の溝切り品32
が形成されるのである。
ところで、このような溝切り品32が得られる
と、上型42および下型40が上下に離隔され、
溝切り品32が転造加工装置から離脱せしめられ
ることとなるが、本実施例では、前述のように、
パツト本体44と共にパツト部材38を構成する
増径スリーブ36が、パツト本体44に対して、
引き抜き可能な状態で装着されているため、溝切
り品32をその増径スリーブ36ごと、パツト本
体44から容易に引き抜くことができる。つま
り、これにより、溝切り品32と増径スリーブ3
6とからなる、前記第1図の異径多溝Vプーリ1
0が得られるのである。
と、上型42および下型40が上下に離隔され、
溝切り品32が転造加工装置から離脱せしめられ
ることとなるが、本実施例では、前述のように、
パツト本体44と共にパツト部材38を構成する
増径スリーブ36が、パツト本体44に対して、
引き抜き可能な状態で装着されているため、溝切
り品32をその増径スリーブ36ごと、パツト本
体44から容易に引き抜くことができる。つま
り、これにより、溝切り品32と増径スリーブ3
6とからなる、前記第1図の異径多溝Vプーリ1
0が得られるのである。
このように、本実施例手法によれば、分離帯1
8を挟んで軸心方向で隣接するVプーリ部22,
24の直径が、プリフオーム34の底部側のVプ
ーリ部22において開口部側のVプーリ部24よ
りも大径とされた構造の異径多溝Vプーリ10
を、従来の同形多溝Vプーリと同様、金属板素材
から得られたプリフオーム34を転造加工するこ
とによつて製造することができるのであり、それ
故、有底円筒形状のプーリ素材を切削加工して同
様の構造の異径多溝Vプーリを製造する場合に比
べて、その材料歩留りを大幅に向上させることが
できると共に、その生産性を大幅に向上させるこ
とができるのである。
8を挟んで軸心方向で隣接するVプーリ部22,
24の直径が、プリフオーム34の底部側のVプ
ーリ部22において開口部側のVプーリ部24よ
りも大径とされた構造の異径多溝Vプーリ10
を、従来の同形多溝Vプーリと同様、金属板素材
から得られたプリフオーム34を転造加工するこ
とによつて製造することができるのであり、それ
故、有底円筒形状のプーリ素材を切削加工して同
様の構造の異径多溝Vプーリを製造する場合に比
べて、その材料歩留りを大幅に向上させることが
できると共に、その生産性を大幅に向上させるこ
とができるのである。
なお、本実施例では、増径スリーブ36のプリ
フオーム34に対する位置決め、ひいては溝切り
品32に対する位置決めが、その増径スリーブ3
6に作用する重力に基づいて行なわれることとな
るが、第7図に示されているように、増径スリー
ブ36の先端側の端部に内向きのフランジ部80
を形成する一方、パツト本体44先端側向きの段
付面82を形成して、このパツト本体44の段付
面82とプリフオーム34(ここでは、溝切り品
32が示されている)の底壁部との間で増径スリ
ーブ36の内向きフランジ部80を挟持すること
により、増径スリーブ36をプリフオーム34に
対して位置決めするようにすることも可能であ
り、また単に、パツト本体44に形成した段付面
82とプリフオーム34の底壁部との間で増径ス
リーブ36の両端部を軸心方向に挟持して、プリ
フオーム34に対する増径スリーブ36の位置決
めを行なうようにすることも可能である。
フオーム34に対する位置決め、ひいては溝切り
品32に対する位置決めが、その増径スリーブ3
6に作用する重力に基づいて行なわれることとな
るが、第7図に示されているように、増径スリー
ブ36の先端側の端部に内向きのフランジ部80
を形成する一方、パツト本体44先端側向きの段
付面82を形成して、このパツト本体44の段付
面82とプリフオーム34(ここでは、溝切り品
32が示されている)の底壁部との間で増径スリ
ーブ36の内向きフランジ部80を挟持すること
により、増径スリーブ36をプリフオーム34に
対して位置決めするようにすることも可能であ
り、また単に、パツト本体44に形成した段付面
82とプリフオーム34の底壁部との間で増径ス
リーブ36の両端部を軸心方向に挟持して、プリ
フオーム34に対する増径スリーブ36の位置決
めを行なうようにすることも可能である。
また、本実施例では、目的とする異径多溝Vプ
ーリ10が、プリフオーム34が転造加工される
ことによつて成形される溝切り品32と、パツト
部材38の一部を構成する増径スリーブ36とか
ら構成されていたが、異径多溝Vプーリ10を溝
切り品32だけからなる構成とすることも可能で
ある。この場合には、第9図に示されているよう
に、増径スリーブ36を周方向に分割可能な複数
の分割部材84からなる分割構造となし、溝切り
品32をパツト本体44から増径スリーブ36ご
と抜き出した後、増径スリーブ36を分割して溝
切り品32から取り外すようにすればよいのであ
る。ただし、この場合には、溝切り品32からの
増径スリーブ36の取り外し操作を容易にする上
で、第8図および第9図に示されている如く、パ
ツト部材38の段付面60が先端側に開口するテ
ーパ面となるように、その段付面60に対応する
増径スリーブ36の面を傾斜面86として形成す
ることが望ましい。
ーリ10が、プリフオーム34が転造加工される
ことによつて成形される溝切り品32と、パツト
部材38の一部を構成する増径スリーブ36とか
ら構成されていたが、異径多溝Vプーリ10を溝
切り品32だけからなる構成とすることも可能で
ある。この場合には、第9図に示されているよう
に、増径スリーブ36を周方向に分割可能な複数
の分割部材84からなる分割構造となし、溝切り
品32をパツト本体44から増径スリーブ36ご
と抜き出した後、増径スリーブ36を分割して溝
切り品32から取り外すようにすればよいのであ
る。ただし、この場合には、溝切り品32からの
増径スリーブ36の取り外し操作を容易にする上
で、第8図および第9図に示されている如く、パ
ツト部材38の段付面60が先端側に開口するテ
ーパ面となるように、その段付面60に対応する
増径スリーブ36の面を傾斜面86として形成す
ることが望ましい。
さらに、以上の説明では、環状フランジ部1
4,16の間に、分離帯18にて隔てられた一組
のVプーリ部22,24だけを備えた構造の異径
多溝Vプーリ10を製造するものとして述べた
が、本発明は、このような一組のVプーリ部2
2,24だけを備えた構造の異径多溝Vプーリの
製造に限定されたものではなく、上述のような一
組のVプーリ部22,24を含む3つ以上のVプ
ーリ部を備えた構造の異径多溝Vプーリの製造、
換言すれば、分離帯を挟んで軸心方向で隣接する
少なくとも一組のVプーリ部の直径が、プリフオ
ームの有底円筒部の底部側のものにおいて開口部
側のものよりも大径とされた、3つ以上のVプー
リ部を有する構造の異径多溝Vプーリの製造に対
しても、好適に適用し得るものである。
4,16の間に、分離帯18にて隔てられた一組
のVプーリ部22,24だけを備えた構造の異径
多溝Vプーリ10を製造するものとして述べた
が、本発明は、このような一組のVプーリ部2
2,24だけを備えた構造の異径多溝Vプーリの
製造に限定されたものではなく、上述のような一
組のVプーリ部22,24を含む3つ以上のVプ
ーリ部を備えた構造の異径多溝Vプーリの製造、
換言すれば、分離帯を挟んで軸心方向で隣接する
少なくとも一組のVプーリ部の直径が、プリフオ
ームの有底円筒部の底部側のものにおいて開口部
側のものよりも大径とされた、3つ以上のVプー
リ部を有する構造の異径多溝Vプーリの製造に対
しても、好適に適用し得るものである。
なお、この場合には、各Vプーリ部のそれぞれ
の境界部に対して分離帯18が形成されることと
なるが、それら分離帯18並びに各Vプーリ部に
おけるV溝20は、隣接するVプーリ部が同径で
あろうと、あるいは異径であろうと、基本的には
前記実施例手法と同様の手法に従つて形成される
こととなる。
の境界部に対して分離帯18が形成されることと
なるが、それら分離帯18並びに各Vプーリ部に
おけるV溝20は、隣接するVプーリ部が同径で
あろうと、あるいは異径であろうと、基本的には
前記実施例手法と同様の手法に従つて形成される
こととなる。
以上、本発明の実施例を詳細に説明したが、こ
れらはあくまでも例示であり、本発明が、これら
の具体例に限定されるものではなく、その趣旨を
逸脱しない範囲内において、当業者の有する知識
に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を施し
た態様で実施できることは、言うまでもないとこ
ろである。
れらはあくまでも例示であり、本発明が、これら
の具体例に限定されるものではなく、その趣旨を
逸脱しない範囲内において、当業者の有する知識
に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を施し
た態様で実施できることは、言うまでもないとこ
ろである。
第1図は、本発明手法に従つて製造される異径
多溝Vプーリの一例を示す半截断面図であり、第
2図、第3図、第4図、第5図および第6図は、
それぞれ、本発明手法に従つて第1図の異径多溝
Vプーリを製造するための製造工程を説明するた
めの説明断面図である。第7図および第8図は、
それぞれ、本発明に従う別の実施例手法を説明す
るための第6図に対応する説明断面図であり、第
9図は、第8図における増径スリーブを取り出し
て示す平面図である。 10:異径多溝Vプーリ、14,16:環状フ
ランジ部、18:分離帯、20:V溝、22,2
4:Vプーリ部、32:溝切り品、34:プリフ
オーム、36:増径スリーブ(増径部材)、3
8:パツト部材、40:下型、42:上型、4
4:パツト本体、52,54:屈曲ローラ、5
6:凸部、58:屈曲品、62:増肉ローラ、6
4:凸状部、66:凹溝、68:増肉品、74:
溝切りローラ、76:分離帯形成溝、78:V溝
形成リブ、80:内向きフランジ部、84:分割
部材、86:傾斜面。
多溝Vプーリの一例を示す半截断面図であり、第
2図、第3図、第4図、第5図および第6図は、
それぞれ、本発明手法に従つて第1図の異径多溝
Vプーリを製造するための製造工程を説明するた
めの説明断面図である。第7図および第8図は、
それぞれ、本発明に従う別の実施例手法を説明す
るための第6図に対応する説明断面図であり、第
9図は、第8図における増径スリーブを取り出し
て示す平面図である。 10:異径多溝Vプーリ、14,16:環状フ
ランジ部、18:分離帯、20:V溝、22,2
4:Vプーリ部、32:溝切り品、34:プリフ
オーム、36:増径スリーブ(増径部材)、3
8:パツト部材、40:下型、42:上型、4
4:パツト本体、52,54:屈曲ローラ、5
6:凸部、58:屈曲品、62:増肉ローラ、6
4:凸状部、66:凹溝、68:増肉品、74:
溝切りローラ、76:分離帯形成溝、78:V溝
形成リブ、80:内向きフランジ部、84:分割
部材、86:傾斜面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 所定の金属板素材から得られた有底円筒形状
のプリフオームを転造加工して、分離帯を挟んで
軸心方向で隣接する少なくとも一組のVプーリ部
の直径が、該プリフオームの有底円筒部の底部側
のものにおいて開口部側のものよりも大径とされ
た、異径多溝Vプーリを製造する方法であつて、 外周面が目的とする異径多溝Vプーリの形状に
対応した段付円筒形状となるように、パツト本体
の外周面に抜き出し可能に増径部材を装着したパ
ツト部材を用い、前記プリフオーム内に該パツト
部材を挿入した状態で、かかるプリフオームの筒
壁に複数の屈曲ローラを押し当てて該屈曲ローラ
の当接部を凹陥させることにより、前記パツト部
材の外周面の段付部に対応する部分を含む、前記
分離帯の形成部位に対応する部分が、径方向外方
に環状に突出するように、かかる筒壁が径方向に
凹凸屈曲せしめられた屈曲品を成形する屈曲工程
と、 前記パット部材の外周面を補完する形状の段付
円筒形状の外周面を有すると共に、その段付円筒
部の段付部を含む、該屈曲品の筒壁の凸部に対応
する部分に、環状の凹溝を備えた増肉ローラを、
該屈曲品の筒壁に押し当てて、該屈曲品の筒壁を
増肉成形することにより、段付部を含む、前記分
離帯の形成部位に対応した部分に、径方向外方に
突出する環状の凸状部を有する、前記パット部材
の外周面に対応した段付円筒形状の筒壁を備えた
増肉品を成形する増肉工程と、 段付部を含む、該増肉品の凸状部に対応する部
分に、環状の分離帯形成溝が形成されると共に、
該凸状部にて隔てられた該増肉品の筒壁の各円筒
面に対応した面にそれぞれ軸心方向に隔てて複数
の環状のV溝形成リブが形成された、該増肉品の
筒壁の段付円筒形状を補完する形状の段付円筒状
の外周面を有する溝切りローラを、該増肉品の筒
壁に押し当てて、該増肉品の筒壁の凸状部に対応
する部分において、径方向外方に突出する環状の
前記分離帯を形成すると共に、該増肉品の筒壁
の、前記凸状部にて隔てられた各円筒部に、それ
ぞれ軸心方向に隔てて複数の環状のV溝を形成し
て、少なくとも前記一組のVプーリ部を含む複数
のVプーリ部を形成する溝切り工程と、 該溝切り工程にて形成された溝切り品を、前記
パツト部材の増径部材ごと、前記パツト部材のパ
ツト本体から引き抜く引抜き工程とを、 含むことを特徴とする異径多溝Vプーリの製造方
法。 2 前記分離帯が一つ形成されると共に、該分離
帯を挟んだ軸心方向両側に一対のVプーリ部が形
成される特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3 前記分離帯が複数形成されると共に、それら
各分離帯を軸心方向に挟んで複数のVプーリ部が
形成される特許請求の範囲第1項記載の製造方
法。 4 前記パツト部材の増径部材が一体構造を有し
ており、前記溝切り品内に一体的に保持せしめら
れて、該溝切り品と共に異径多溝Vプーリを構成
するようになつている特許請求の範囲第1項乃至
第3項の何れかに記載の製造方法。 5 前記パツト部材の増径部材が周方向において
複数の分割部材に分割可能な分割構造を有してお
り、前記引抜き工程後において、該増径部材が前
記溝切り品から取り外し得るようにされている特
許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26752987A JPH01107936A (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 異径多溝vプーリの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26752987A JPH01107936A (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 異径多溝vプーリの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01107936A JPH01107936A (ja) | 1989-04-25 |
| JPH0242573B2 true JPH0242573B2 (ja) | 1990-09-25 |
Family
ID=17446096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26752987A Granted JPH01107936A (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 異径多溝vプーリの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01107936A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007319909A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Asahi Sangyo Kk | 板金製プーリの製造方法 |
-
1987
- 1987-10-22 JP JP26752987A patent/JPH01107936A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007319909A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Asahi Sangyo Kk | 板金製プーリの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01107936A (ja) | 1989-04-25 |
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