JPH0243322B2 - - Google Patents

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JPH0243322B2
JPH0243322B2 JP15137982A JP15137982A JPH0243322B2 JP H0243322 B2 JPH0243322 B2 JP H0243322B2 JP 15137982 A JP15137982 A JP 15137982A JP 15137982 A JP15137982 A JP 15137982A JP H0243322 B2 JPH0243322 B2 JP H0243322B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は碍子、トランス等のように電力の送
電あるいは配電に用いられている機器を雷による
異常高電圧から保護する為に使用される限流素子
ユニツトに関し、詳しくはその限流素子ユニツト
の製造方法に関するものである。
従来の限流素子ユニツトの製造方法にあつて限
流素子の両端に端子を夫々接触状に添わせた後、
それらの周囲を絶縁物で被覆する方法は、その作
業中に限流素子と端子との相対位置が狂つて電気
的特性が変化してしまつたり、接触圧がゆるんで
接続不良を起こしたり、あるいは被覆用の絶縁材
料から出る水分によつて限流素子を劣化させてし
まつたりする欠点があつた。またそれらを防止し
ようとすれば、多大の手間と費用を費やす必要が
生ずる欠点もあつた。
そこで本発明は、上述の欠点を除き、しかも製
造を簡易に行なうことができ、その上、製品の重
量の増加、コストの上昇も防止できるようにした
限流素子ユニツトの製造方法を提供しようとする
ものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。1は電柱の腕金で、周知の如く接地線を介し
て大地に接地されている。2は絶縁碍子として例
示する高圧ピン碍子(例えば10号中実高圧ピン碍
子)で、その一端は支持ボルト3及びナツト4に
よつて腕金1に固定されており、また他端の電線
止着部には周知の如く高圧配電線5がバインド線
6でもつて止着されている。前記高圧配電線5は
絶縁被覆電線が用いられている。次に耐雷装置7
について説明する。8は支持片で、前記ナツト4
によつて腕金1に固定されている。この支持片8
は金属材料で形成される。10は限流素子ユニツ
トで、支持片8の先端にナツト11で取付けてあ
る。12は碍子2を囲むようにした閃絡リング
で、止付ねじ13を用いて限流素子ユニツト10
に止付けてある。次に上記限流素子ユニツト10
について詳しく説明する。15は限流素子で、酸
化亜鉛を主成分としこれに微量の金属酸化物を混
合した材料を成形し、その後1200〜1300℃の高温
で焼成した円柱形の素子で、焼結体となつてい
る。この素子15は電圧非直線性に優れている。
この素子15の上下の端面には銀、アルミナ等の
金属を溶射して電極面15a,15bを形成して
ある。16は端子で、ステンレス、黄銅、銅等の
金属材料で構成されており、電極面15aに接触
する接触部17、回り止め部18、接続部19等
を有している。尚接続部19は雌ねじ孔をもつて
構成してあり、前記止付ねじ13を螺合できるよ
うになつている。20は端子で、前記端子16と
同様の材料で形成されており、又この端子20は
電極面15bに接触する接触部21、回り止め部
22、接続部23等を有している。尚接続部23
はねじ棒をもつて構成されており、ここには前記
ナツト11を螺着できるようになつている。次に
25は保持筒で、前記限流素子15における電極
面15a,15bと端子16,20における接触
部17,21との接触状態を保持できるようにし
たものであり、エポキシ、ABS、AAS、ユリア
樹脂等の絶縁性に優れた合成樹脂材料を用いて形
成されている。この保持筒25は本体26とこれ
に螺合させた蓋体27とから成つている。25′
はその螺合部を示す。本体26は前記端子20に
おける接触部21を一体に埋め込んだ状態で形成
してある。28は支持部を示す。一方蓋体27に
おいて、29は透孔で端子16における接触部1
7以外の部分を挿通するようにした部分であり、
この透孔29の周囲には接触部17を限流素子1
5に対して押着する為の環状の押え部30となつ
ている。次に31はひだ付外筒を示し、エポキ
シ、ABS、AAS等の樹脂材料或いはネオプレン、
ブチル等のゴム材料のように、耐候性、電気絶縁
性に優れた材料を型成形、例えば射出成形、注
形、トランスフア成形することによつて形成され
ている。又この外筒31の表面には上下の端子1
6,20の間の沿面距離を大きくする為の多数の
ひだ32が形成してある。33は外筒31と端子
16或いは20の間の空間に充填された充填材を
示す。この充填材33としては、充填後自然硬化
してもゴム状となる材料が用いられる。又この充
填材33としてはシリコン系のものが耐熱耐寒
性、耐水耐候性の他、電気絶縁性にも優れていて
好ましい。
上記構成のものにあつては、何らかの原因によ
り碍子2付近において絶縁被覆に破損が生じた高
圧配電線5に対し、落雷その他の原因によつて異
常高電圧が加わると、高圧配電線5の上記被覆破
損部から接地されている腕金1あるいは碍子金具
2aに向けアークが発生する状態となる。この場
合、高圧配電線5と腕金1との間には閃絡リング
12が存在する為、上記被覆破損部と閃絡リング
12との間で放電が開始される。その放電による
電流は閃絡リング12、端子16、限流素子1
5、端子20、支持片8、腕金1、接地線を通つ
て大地に流れる。この場合、限流素子15は電圧
非直線性に優れている為上記異常高電圧に対する
応答が速く、前記放電に基づく放電電流を数10マ
イクロ秒のオーダーで放電させてしまう。この為
上記のような異常高電圧によつてアークが生じて
も、上記限流素子はその異常高電圧によるアーク
の電流を流すのみでその後の50サイクル或は60サ
イクルの商用周波の重畳を遮断し続流を遮断す
る。
上記のような動作が行なわれる為、上記の場
合、閃絡リング12の存在によつて上記アークは
高圧ピン碍子2の表面をなめるようなことはな
く、高圧ピン碍子2の破損が防止されると共に、
続流の発生による碍子2の偏熱破壊も防止され
る。また続流の発生による高圧配電線5の溶断も
防止される。
次に上記限流素子ユニツト10の製造手順を説
明する。先ず端子20が組込まれた保持筒の本体
26内に限流素子15を電極面15bが接触部2
1に面接触するように挿入し、更にその限流素子
15の電極面15aに端子16の接触部17を面
接触させ、次に蓋体27を透孔29に端子16が
挿通される状態で被せ付け螺合部28を螺合させ
る。これにより押え部30は端子16の接触部1
7に密着して保持筒25の内部を密閉すると共
に、押え部30と支持部28の間に接触部17、
限流素子15、接触部21が挾まれ、電極面15
a,15bと接触部17,21との位置決め状態
及び各々の面接触部分での接触圧が保持された状
態となる。
一方上記のような作業とは別に第4図に示され
る如き成形型36を準備する。この第4図は二つ
割の成形型の一方を図示するものであり、これと
対称な形の成形型がガイドピン37を介してこの
成形型36と合わされるようになつている。
前述のようにして形成された限流素子ユニツト
の半完成品42は、上記成形型36の成形空間4
3内のほぼ中央位置に存置させる。この場合、半
完成品42における端子16,20に夫々入子3
8,39を取付け、それらの入子38,39の取
付孔40を成形型36の固定ピン41に差込むこ
とによつて、上記半完成品42を成形型36に対
して移動しないように固定する。この状態におい
て図示外の他方の成形型を被せ付け、型締する。
更にまた、上記のような作業とは別に外筒材料
即ち外筒成形用の材料を準備する。その外筒材料
の一例としてAAS樹脂を用いる場合には、粒状
となつているその樹脂原料を70〜75℃で3時間程
乾燥させる。然る後その乾燥させた材料を加熱し
て溶融させる。その場合温度が210℃を越えると
原料に焼けが発生する為、それ以上の温度にはし
ないようにする(140〜180℃が適当である)。上
記のような材料の準備ができたならば、その材料
を周知の射出成形機から成形型36のスプール4
4、ランナ45、ゲート46を介して成形空間即
ち成形型36の内面と前記半完成品42の外面と
の間に注入する。上記注入の場合、成形型は予め
40〜60℃の温度にしておくことが好ましく、射出
速度は中速が望ましい。又射出圧力は50Kg/cm2
(ゲージ圧)から開始し徐々に上げていくのがよ
い。上記のような射出が終了して注入された外筒
材料が固まつたならば、型締を緩めて成形型を分
離し、突出ピン47,47によつて入子38,3
9を突き出させる。然る後両端の入子38,39
を各端子16,20から取り外す。次に前記充填
材33の充填を行なうことにより限流素子ユニツ
ト10が完成する。
以上のようにこの発明にあつては、限流素子ユ
ニツト10を製造する場合、限流素子15の周囲
を包囲するひだ付外筒31については、流動性の
ある外筒材料を塑性手段により包囲状に付設して
形成することができ、限流素子15を高水密状態
に包囲できて高絶縁状態の保持を可能にできる効
果がある。しかも上記限流素子15を流動性のあ
る外筒材料で包囲する場合、限流素子15は保持
筒25によつて、第1に端子16,20との接触
部分での位置決めと、第2にその部分での接触圧
の保持と、第3に流動性のある外筒材料が限流素
子15の側へ流入することの遮断の三つを予め満
足した状態にしておいてから上記外筒材料の注入
をするものであるから、上記保持筒25を成形型
36内にぼんと入れただけで(上記第1乃至第3
の点に関して気を遣う必要なく)、その型36内
への上記材料の注入をすることができ、上記包囲
作業を作業性良く行ない得る効果がある。
更に上記製法においては、上記保持筒25と上
記ひだ付外筒31とは共に絶縁物であつて、それ
らは両者一体化して限流素子15の絶縁保持とい
う同じ効果を果すものであるから、上記外筒31
に関してはそれを薄く形成して軽量化及び低コス
ト化を図り得る特長がある。このことは上記のよ
うに保持筒25を余分に使用するものであつて
も、全体としては製品の重量の増加もコストの上
昇も防止した製品の提供を可能にできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は限
流素子ユニツトの使用状態を示す部分正面図、第
2図は閃絡リング、支持片、碍子、限流素子ユニ
ツトの位置関係を示す平面図、第3図は限流素子
ユニツトの縦断面図、第4図は成形型の平面図。 15……限流素子、16,20……端子、25
……保持筒、31……ひだ付外筒、36……成形
型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一端及び他端に夫々端子を接触させた限流素
    子を、ひだ付外筒の成形用の成形型内に、限流素
    子の周囲と成形型との間に空間ができる状態に装
    入し、上記空間に上記ひだ付外筒成形用の流動性
    のある外筒材料を注入しそれを固化させることに
    より、上記限流素子の周囲に絶縁性のひだ付外筒
    が包囲状に付設された限流素子ユニツトを製造す
    るようにしている限流素子ユニツトの製造方法に
    おいて、上記一端及び他端に端子を接触させた限
    流素子は、絶縁材料製の固形の保持筒内に予め装
    入して、限流素子と上記両端子との接触部分にお
    ける位置決め及び接触圧を保持させると共に限流
    素子へ向けての上記外筒材料の流入が遮断される
    ようにしておき、次に上記保持筒を上記成形型内
    に上記保持筒の周面と成形型の内面との間に空間
    ができる状態に装入し、次に上記空間に上記外筒
    材料を注入し、その外筒材料を上記保持筒と一体
    状に固化させることを特徴とする限流素子ユニツ
    トの製造方法。
JP15137982A 1982-08-31 1982-08-31 限流素子ユニツトの製造方法 Granted JPS5941803A (ja)

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JPS5941803A JPS5941803A (ja) 1984-03-08
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JP15137982A Granted JPS5941803A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 限流素子ユニツトの製造方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61159703A (ja) * 1984-12-29 1986-07-19 タツタ電線株式会社 限流素子構成体
JPH0510521Y2 (ja) * 1985-08-28 1993-03-15

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JPS5941803A (ja) 1984-03-08

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