JPH0244589B2 - - Google Patents
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- JPH0244589B2 JPH0244589B2 JP59246914A JP24691484A JPH0244589B2 JP H0244589 B2 JPH0244589 B2 JP H0244589B2 JP 59246914 A JP59246914 A JP 59246914A JP 24691484 A JP24691484 A JP 24691484A JP H0244589 B2 JPH0244589 B2 JP H0244589B2
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- Japan
- Prior art keywords
- water
- aqueous
- sol
- polymer liquid
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- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は疎水性固体表面水を連続相とする高分
子の溶液や分散液すなわち水系高分子液を塗布す
る方法に関する。 一般に、ガラス、合成高分子材料が、一部の無
機材料等の固体表面は疎水性が強いため、水のよ
うな高表面張力溶媒の系には均一に濡れ難く、該
固体表面に水系高分子液を塗布することが困難で
ある。例えば、前記材料からなる成形品表面へ高
分子物質を基材とする塗装や印刷をする場合、カ
ーボンブラツクや顔料等の表面改質に高分子物質
を被覆する場合、包装や写真更には磁気記録材料
等へ供されるフイルムの表面へ高分子物質を被覆
する場合等、かかる場合に該高分子物質として水
系高分子液を適用し難いのである。 本発明は、上述のような場合に、界面活性物質
の補助を得るまでもなく、実用上充分に水系高分
子液をそのまま塗布することもできる方法に関す
るものである。 <従来の技術、その問題点> 疎水性固体表面に高分子物質を塗布する場合、
その有機溶媒溶液や分散液を塗布する方法もある
が、この方法によると、火災や爆発等の危検更に
は毒性があり、装置の制限や経済性の問題もある
ので、該高分子物質として水系高分子液を塗布す
る方法が望まれ、また実施されている。この種の
従来方法は、界面活性物質を添加した水系高分子
液を塗布する方法であるが、この際に疎水性固体
表面をコロナ処理やプラズマ処理で活性化する方
法もある。 しかし、界面活性物質の添加は、その親水性に
よつて塗布した疎水性高分子物質塗膜の耐水性や
耐湿性等の特性を低下させたり、そが低分子量の
界面活性物質であると、塗布した塗膜の軟化点、
ガラス転移点、強度等の物性低下を引き起こした
り、更には塗膜と疎水性固体表面との接着性の低
下やそれが表面へ移行して外観を損なつたりする
等、多くの問題点がある。また、疎水性固体表面
をコロナ処理やプラズマ処理するだけでは、水系
高分子液が該疎水性固体表面へ充分に濡れる程度
にはならない場合が多く、形状的に処理できない
ことも多いという問題点がある。 <発明が解決しようとする問題点、その解決手段
> 本発明は叙上の如き従来の問題点を解決するも
のである。 しかして本発明者らは、以上の実情に鑑み、有
機溶媒は勿論、界面活性物質を添加することもな
く、疎水性固体表面に水系高分子液を塗布する方
法について鋭意研究した結果、該疎水性固体表面
を予め特定の水性ゾルで前処理しておけば、界面
活性物質の添加有無にかかわらず、所期効果の得
られることを見出し、本発明を完成するに到つ
た。 すなわち本発明は、疎水性固体表面に水を連続
相とする高分子物質の溶液や分散液を塗布するに
際し、該疎水性固体表面を、水中で正の表面電荷
を有する水分散無機コロイドを部分的に疎水化し
た水性ゾルで前処理することを特徴とする水系高
分子液の塗布方法に係る。 本発明において、水分散無機コロイドの具体例
としては、アルミナゾル、酸化スズゾル、酸化鉄
ゾル等がある。なかでも、効果の発現の良さ、工
業的な入手の容易さ等点で、アルミナゾルが有用
であり、該アルミナゾルは、水分散液として市販
のものをそのまま利用できる。これには例えば、
アルミナゾル−100、アルミナゾル−200、アルミ
ナゾル−520(いずれも日産化学社製)、カタロイ
ドAS−1、カタロイドAS−2(ともに触媒化成
社製)等がある。 本発明は、上記のような水中で正の表面電荷を
有する水分散無機コロイドを部分的に疎水化した
水性ゾルで疎水性固体表面を前処理することを骨
子とするものであり、該疎水化手段には種々の方
法が考えられるが、そのなかでも合目的的に重要
なものとして、水分散無機コロイド表面の活性基
を利用した接触反応により部分的に疎水化する方
法と、水分散無機コロイドに対し負のイオン種又
は負の表面電荷を有する水分散無機コロイドで部
分的に疎水化する方法とがある。 水分散無機コロイド表面の活性基を利用した接
触反応による方法としては具体的に、次の式
()〜()で示される分子内に少なくとも1
個のシラノール基を有するシラン誘導体及び/又
はその縮合物を接触反応させる方法が良い。
子の溶液や分散液すなわち水系高分子液を塗布す
る方法に関する。 一般に、ガラス、合成高分子材料が、一部の無
機材料等の固体表面は疎水性が強いため、水のよ
うな高表面張力溶媒の系には均一に濡れ難く、該
固体表面に水系高分子液を塗布することが困難で
ある。例えば、前記材料からなる成形品表面へ高
分子物質を基材とする塗装や印刷をする場合、カ
ーボンブラツクや顔料等の表面改質に高分子物質
を被覆する場合、包装や写真更には磁気記録材料
等へ供されるフイルムの表面へ高分子物質を被覆
する場合等、かかる場合に該高分子物質として水
系高分子液を適用し難いのである。 本発明は、上述のような場合に、界面活性物質
の補助を得るまでもなく、実用上充分に水系高分
子液をそのまま塗布することもできる方法に関す
るものである。 <従来の技術、その問題点> 疎水性固体表面に高分子物質を塗布する場合、
その有機溶媒溶液や分散液を塗布する方法もある
が、この方法によると、火災や爆発等の危検更に
は毒性があり、装置の制限や経済性の問題もある
ので、該高分子物質として水系高分子液を塗布す
る方法が望まれ、また実施されている。この種の
従来方法は、界面活性物質を添加した水系高分子
液を塗布する方法であるが、この際に疎水性固体
表面をコロナ処理やプラズマ処理で活性化する方
法もある。 しかし、界面活性物質の添加は、その親水性に
よつて塗布した疎水性高分子物質塗膜の耐水性や
耐湿性等の特性を低下させたり、そが低分子量の
界面活性物質であると、塗布した塗膜の軟化点、
ガラス転移点、強度等の物性低下を引き起こした
り、更には塗膜と疎水性固体表面との接着性の低
下やそれが表面へ移行して外観を損なつたりする
等、多くの問題点がある。また、疎水性固体表面
をコロナ処理やプラズマ処理するだけでは、水系
高分子液が該疎水性固体表面へ充分に濡れる程度
にはならない場合が多く、形状的に処理できない
ことも多いという問題点がある。 <発明が解決しようとする問題点、その解決手段
> 本発明は叙上の如き従来の問題点を解決するも
のである。 しかして本発明者らは、以上の実情に鑑み、有
機溶媒は勿論、界面活性物質を添加することもな
く、疎水性固体表面に水系高分子液を塗布する方
法について鋭意研究した結果、該疎水性固体表面
を予め特定の水性ゾルで前処理しておけば、界面
活性物質の添加有無にかかわらず、所期効果の得
られることを見出し、本発明を完成するに到つ
た。 すなわち本発明は、疎水性固体表面に水を連続
相とする高分子物質の溶液や分散液を塗布するに
際し、該疎水性固体表面を、水中で正の表面電荷
を有する水分散無機コロイドを部分的に疎水化し
た水性ゾルで前処理することを特徴とする水系高
分子液の塗布方法に係る。 本発明において、水分散無機コロイドの具体例
としては、アルミナゾル、酸化スズゾル、酸化鉄
ゾル等がある。なかでも、効果の発現の良さ、工
業的な入手の容易さ等点で、アルミナゾルが有用
であり、該アルミナゾルは、水分散液として市販
のものをそのまま利用できる。これには例えば、
アルミナゾル−100、アルミナゾル−200、アルミ
ナゾル−520(いずれも日産化学社製)、カタロイ
ドAS−1、カタロイドAS−2(ともに触媒化成
社製)等がある。 本発明は、上記のような水中で正の表面電荷を
有する水分散無機コロイドを部分的に疎水化した
水性ゾルで疎水性固体表面を前処理することを骨
子とするものであり、該疎水化手段には種々の方
法が考えられるが、そのなかでも合目的的に重要
なものとして、水分散無機コロイド表面の活性基
を利用した接触反応により部分的に疎水化する方
法と、水分散無機コロイドに対し負のイオン種又
は負の表面電荷を有する水分散無機コロイドで部
分的に疎水化する方法とがある。 水分散無機コロイド表面の活性基を利用した接
触反応による方法としては具体的に、次の式
()〜()で示される分子内に少なくとも1
個のシラノール基を有するシラン誘導体及び/又
はその縮合物を接触反応させる方法が良い。
【式】
【式】
【式】
【式】
(但し、R1〜R3は有機基)
これらのシラン誘導体及び/又はその縮合物
は、それぞれに相応するシリルハライド、アルコ
キシシラン、γ−アルコキシアルコキシシラン等
の原料化合物を、酸やアルカリの存在下に、或い
は無触媒下に、要すれば加熱し、加水分解するこ
とにより容易に得られる。例えば、()に相応
する原料化合物として、トリメチルクロルシラ
ン、トリメチルモノメトキシシラン等があり、
()に相応する原料化合物として、ジメチルジ
メトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジメト
キシシラン等があり、()に相応する原料化合
物として、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、ビニルトリクロルシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリ(メトキシ
エトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリプロポキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシトリエトキシシラン、フエニル
トリメトキシシラン等があり、そして()に相
応する原料化合物として、テトラメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン等がある。 接触反応に際し、水分散無機コロイドと前述の
シラン誘導体及び/又はその縮合物との重量比
(ともに有効成分換算)は通常、100/0.1〜100/50
とするのが良い。シラン誘導体及び/又はその縮
合物が多すぎると、得られる水性ゾルの疎水化が
進みすぎる傾向になり、逆にこれが少なすぎる
と、得られる水性ゾルの効果が低くなる傾向にあ
るからである。 かかる接触反応は、前述のような原料化合物を
予め加水分解して相応するシラン誘導体及び/又
はその縮合物を得ておき、これに水分散無機コロ
イドを加えて接触反応させてもよいし又は、前述
のような原料化合物と水分散無機コロイドとを直
接混合し、加水分解と並行して接触反応させても
よい。接触反応の適正条件は、用いるシラン誘導
体及び/又はその縮合物の構造や濃度更には反応
温度やその時間等によつて異なるが、例えばアル
ミナゾルとメチルトリエトキシシランとを直接混
合し、加水分解と並行して接触反応させる場合、
20〜30℃×10日以上又は50℃×20時間以上の如く
である。 水分散無機コロイドに対し負のイオン種で部分
的に疎水化する方法では、該負のイオン種とし
て、有機酸塩を用いるのが良い。このような有機
酸塩には例えば、酢酸、酪酸、吉草酸、カブロン
酸、安息香酸、P−トルイル酸等のモノカルボン
酸、アジピン酸、テレフタル酸等のジカルボン
酸、メタスルホン酸、プロパンスルホン酸等のア
ルキルスルホン酸、ジプロピルスルホサクシネー
ト、ジイソブチスルホサクシネート等のスルホサ
クシネート類、メチルホスホン酸、プロピルホス
ホン酸、フエニルホスホン酸等のホスホン酸、以
上のような有機酸のリチウム、ナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属塩、或いはアンモニウム塩
がある。 水分散無機コロイドを以上のような負のイオン
種で部分的に疎水化するに際し、双方の重量比
(ともに有効成分換算)は通常、用いる負のイオ
ン種の種類等によつても異なるが、水分散無機コ
ロイド/前述の有機酸塩=100/1〜2/1とす
るのが良い。該負のイオン種が多すぎると、得ら
れる水性ゾルの疎水化が進みすぎる傾向にあり、
逆にこれが少なすぎると、得られる水性ゾルの効
果が低くなる傾向にあるからである。 また、水分散無機コロイドに対し負の表面電荷
を有する他の水分散無機コロイドで部分的に疎水
化する方法では、該他の水分散無機コロイドとし
て、シリカゾルや酸化アンチモンゾルが使用でき
るが、なかでもシリカゾルが良い。このようなシ
リカゾルには例えば、既に市販の酸性シリカゾル
や塩基性シリカゾル等がある。この場合、双方の
重量比(ともに有効成分換算)は通常、水分散無
機コロイド/シリカゾル〕10/1〜2/5とする
のが良い。前述した有機酸塩を用いる場合と同様
の理由である。 水分散無機コロイドを部分的に疎水化して水性
ゾルを得る方法の好適例を以上説明したが、この
際、二つの方法を組み合わせると一層有効であ
る。なかでも、第一段階で前述のシラン誘導体及
び/又はその縮合物を接触反応させ、引き続き第
二段階で前述の有機酸塩を接触させる方法が好ま
しい。この場合、水分散無機コロイドがアルミナ
ゾルであると、第一段階における双方の重量比
(ともに有効成分換算)を、アルミナゾル/シラ
ン誘導体及び/又はその縮合物=100/0.1〜
100/50にし、また第二段階における重量比(と
もに有効成分換算)を、第一段階による処理物/
有機酸塩=100/1〜2/1にするのが良い。以
上の重量比範囲において、一方で得られる水性ゾ
ルのより良い安定性を確保でき、他方で該水性ゾ
ルがより良い効果を発輝するからである。 <作用等> 本発明は、水中で正の表面電荷を有する水分散
無機コロイドを部分的に疎水化した水性ゾルで、
これを疎水性固体表面に塗布して前処理し、しか
る後に該疎水性固体表面へ水系高分子液を塗布す
るものである。双方の塗布の間に疎水性固体表面
を乾燥してもよいが、乾燥をしなくても本発明の
効果は充分に発輝される。また、該乾燥の有無に
かかわらず、双方の塗布の間で疎水性固体表面を
水洗することも有効である。 本発明で塗布する水系高分子液の高分子物質
は、その種類、分子量、重合形態等、特に制限は
なく、これを水溶液とするか又は水分散液とする
かも特に制限はない。かかる高分子物質としては
例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸、5−スルホイソフタル酸等の二価カルボン酸
とエチレングリコール、ジエチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオー
ル、ポリエチレングリコール等の二価アルコール
とから得られるポリエステル類、メトキシメチル
化ナイロン、ポリアミンとダイマー酸のような二
価カルボン酸とから得られるポリアミド類等、こ
れらの縮重合型高分子、またエチレン、プロピレ
ン、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデン等、
これらの重付加型高分子、更には無水マレイン
酸、スチレンスルホネート、ビニルピロリドン等
のビニルモノマーやメチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、ヒドロキ
シエチルアクリレート、アクリルアミド等のアク
リルモノマーを適宜に共重合した高分子等があ
る。以上例示した高分子物質を水系高分子液とす
るには、5−スルホイソフタル酸塩、スチレンス
ルホネート、ヒドロキシエチルアクリレート等の
親水性モノマーを適当量、高分子物質の分子鎖に
共重合させて、該高分子物質それ自体を水溶性或
いは水分散性とする方法又は、高分子物質の重合
時に少量の界面活性物質を用いて乳化重合させ、
水系ラテツクスとする方法等がある。得られる水
系高分子液には、イオン性或いは非イオン性の有
機低分子化合物、更には無機化合物を含有させて
も差し支えない。 本発明における水性ゾル及び水系高分子液の塗
布手段は、種々のコーターによる塗布の他に、浸
漬、スプレー等による塗布でもよく、特に制限は
ない。また塗布時におけるそれらの有効成分濃度
は、水性ゾルが水系高分子液の種類等その内容、
更には塗布後の製品に要求される特性によつても
影響されるが、水性ゾルの場合に通常0.01〜10重
量%、好ましくは0.05〜5重量%とし、水系高分
子液の場合に通常0.5〜20重量%とするのが良い。 <実施例等> 各実施例1〜17は、第1表又は第2表に記載の
条件で水性ゾルを調製し、第3表に記載の条件で
該水性ゾルを疎水性固体表面(表中では基材)へ
塗布した後に水系高分子液を塗布したもので、得
られた塗膜の評価結果を第4表に示した。 水性ゾルの調製手順及び塗膜の評価基準は次の
通りである。 (1) シラン誘導体及び/又はその縮合物による部
分的疎水化: 水分散アルミナゾル又は酸化チタンゾル(と
もに有効濃度10重量%、以下同じ)と、シラン
誘導体及び/又はその縮合物に相応するその原
料化合物とを混合し、20℃×1時間撹拌して加
水分解し、引き続き第1表又は第2表に記載の
条件で接触反応させた後、水希釈して調製し
た。 (2) 有機酸塩又はシリカゾルによる部分的疎水
化: 水分散アルミナゾルに、第1表又は第2表に
記載の条件で有機酸塩又はシリカゾルの希釈水
溶液を加えて調製した。 (3) シラン誘導体及び/又はその縮合物と、有機
酸塩とによる部分的疎水化: 第1段階で(1)のように接触反応させたものへ
第二段階で(2)のように有機酸塩の希釈水溶液を
加えて調製した。 (a) 評価1(塗布性): 第3表に記載の条件で水系高分子液を塗布
したときの塗布性を肉眼により次の基準で評
価した。 1…塗布時にハジキ現象を起こす 2…熱風乾燥時にハジキ現象を起こす 3…熱風乾燥時に若干のハジキ現象を起こ
す 4…ハジキ現象を起こさないが、塗膜にム
ラがある 5…ハジキ現象を全く起こさず、塗膜も均
一である (b) 評価2(塗膜外観): 塗膜の外観を肉眼により次の基準で評価し
た。 ◎…良好 〇…干渉ジマがやや認められる △…干渉ジマが認められる ×…塗布性が悪いため塗膜が得られない (c) 評価3(接着性): 塗膜の接着性をテープ剥離テストにより次
の基準で評価した。 1…剥離せずに残つた部分の割合が10%未
満 2…剥離せずに残つた部分の割合が10〜50
%未満 3…剥離せずに残つた部分の割合が50〜90
%未満 4…剥離せずに残つた部分の割合が90〜
100%未満 5…剥離せずに残つた部分の割合が100% 尚、各比較例1〜8は以上の各実施例に準じ、
第5表に記載の条件で水性ゾルを調製し(但し、
本発明におけるように部分的に疎水化された水性
ゾルではない)、第6表に記載の条件で該水性ゾ
ル及び水系高分子液を順次塗布したもので、その
評価結果を第7表に示した。但し、比較例1〜5
は水性ゾルを調製しなかつたもので、したがつて
前処理をしていない。
は、それぞれに相応するシリルハライド、アルコ
キシシラン、γ−アルコキシアルコキシシラン等
の原料化合物を、酸やアルカリの存在下に、或い
は無触媒下に、要すれば加熱し、加水分解するこ
とにより容易に得られる。例えば、()に相応
する原料化合物として、トリメチルクロルシラ
ン、トリメチルモノメトキシシラン等があり、
()に相応する原料化合物として、ジメチルジ
メトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジメト
キシシラン等があり、()に相応する原料化合
物として、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、ビニルトリクロルシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリ(メトキシ
エトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリプロポキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシトリエトキシシラン、フエニル
トリメトキシシラン等があり、そして()に相
応する原料化合物として、テトラメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン等がある。 接触反応に際し、水分散無機コロイドと前述の
シラン誘導体及び/又はその縮合物との重量比
(ともに有効成分換算)は通常、100/0.1〜100/50
とするのが良い。シラン誘導体及び/又はその縮
合物が多すぎると、得られる水性ゾルの疎水化が
進みすぎる傾向になり、逆にこれが少なすぎる
と、得られる水性ゾルの効果が低くなる傾向にあ
るからである。 かかる接触反応は、前述のような原料化合物を
予め加水分解して相応するシラン誘導体及び/又
はその縮合物を得ておき、これに水分散無機コロ
イドを加えて接触反応させてもよいし又は、前述
のような原料化合物と水分散無機コロイドとを直
接混合し、加水分解と並行して接触反応させても
よい。接触反応の適正条件は、用いるシラン誘導
体及び/又はその縮合物の構造や濃度更には反応
温度やその時間等によつて異なるが、例えばアル
ミナゾルとメチルトリエトキシシランとを直接混
合し、加水分解と並行して接触反応させる場合、
20〜30℃×10日以上又は50℃×20時間以上の如く
である。 水分散無機コロイドに対し負のイオン種で部分
的に疎水化する方法では、該負のイオン種とし
て、有機酸塩を用いるのが良い。このような有機
酸塩には例えば、酢酸、酪酸、吉草酸、カブロン
酸、安息香酸、P−トルイル酸等のモノカルボン
酸、アジピン酸、テレフタル酸等のジカルボン
酸、メタスルホン酸、プロパンスルホン酸等のア
ルキルスルホン酸、ジプロピルスルホサクシネー
ト、ジイソブチスルホサクシネート等のスルホサ
クシネート類、メチルホスホン酸、プロピルホス
ホン酸、フエニルホスホン酸等のホスホン酸、以
上のような有機酸のリチウム、ナトリウム、カリ
ウム等のアルカリ金属塩、或いはアンモニウム塩
がある。 水分散無機コロイドを以上のような負のイオン
種で部分的に疎水化するに際し、双方の重量比
(ともに有効成分換算)は通常、用いる負のイオ
ン種の種類等によつても異なるが、水分散無機コ
ロイド/前述の有機酸塩=100/1〜2/1とす
るのが良い。該負のイオン種が多すぎると、得ら
れる水性ゾルの疎水化が進みすぎる傾向にあり、
逆にこれが少なすぎると、得られる水性ゾルの効
果が低くなる傾向にあるからである。 また、水分散無機コロイドに対し負の表面電荷
を有する他の水分散無機コロイドで部分的に疎水
化する方法では、該他の水分散無機コロイドとし
て、シリカゾルや酸化アンチモンゾルが使用でき
るが、なかでもシリカゾルが良い。このようなシ
リカゾルには例えば、既に市販の酸性シリカゾル
や塩基性シリカゾル等がある。この場合、双方の
重量比(ともに有効成分換算)は通常、水分散無
機コロイド/シリカゾル〕10/1〜2/5とする
のが良い。前述した有機酸塩を用いる場合と同様
の理由である。 水分散無機コロイドを部分的に疎水化して水性
ゾルを得る方法の好適例を以上説明したが、この
際、二つの方法を組み合わせると一層有効であ
る。なかでも、第一段階で前述のシラン誘導体及
び/又はその縮合物を接触反応させ、引き続き第
二段階で前述の有機酸塩を接触させる方法が好ま
しい。この場合、水分散無機コロイドがアルミナ
ゾルであると、第一段階における双方の重量比
(ともに有効成分換算)を、アルミナゾル/シラ
ン誘導体及び/又はその縮合物=100/0.1〜
100/50にし、また第二段階における重量比(と
もに有効成分換算)を、第一段階による処理物/
有機酸塩=100/1〜2/1にするのが良い。以
上の重量比範囲において、一方で得られる水性ゾ
ルのより良い安定性を確保でき、他方で該水性ゾ
ルがより良い効果を発輝するからである。 <作用等> 本発明は、水中で正の表面電荷を有する水分散
無機コロイドを部分的に疎水化した水性ゾルで、
これを疎水性固体表面に塗布して前処理し、しか
る後に該疎水性固体表面へ水系高分子液を塗布す
るものである。双方の塗布の間に疎水性固体表面
を乾燥してもよいが、乾燥をしなくても本発明の
効果は充分に発輝される。また、該乾燥の有無に
かかわらず、双方の塗布の間で疎水性固体表面を
水洗することも有効である。 本発明で塗布する水系高分子液の高分子物質
は、その種類、分子量、重合形態等、特に制限は
なく、これを水溶液とするか又は水分散液とする
かも特に制限はない。かかる高分子物質としては
例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸、5−スルホイソフタル酸等の二価カルボン酸
とエチレングリコール、ジエチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオー
ル、ポリエチレングリコール等の二価アルコール
とから得られるポリエステル類、メトキシメチル
化ナイロン、ポリアミンとダイマー酸のような二
価カルボン酸とから得られるポリアミド類等、こ
れらの縮重合型高分子、またエチレン、プロピレ
ン、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデン等、
これらの重付加型高分子、更には無水マレイン
酸、スチレンスルホネート、ビニルピロリドン等
のビニルモノマーやメチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、ヒドロキ
シエチルアクリレート、アクリルアミド等のアク
リルモノマーを適宜に共重合した高分子等があ
る。以上例示した高分子物質を水系高分子液とす
るには、5−スルホイソフタル酸塩、スチレンス
ルホネート、ヒドロキシエチルアクリレート等の
親水性モノマーを適当量、高分子物質の分子鎖に
共重合させて、該高分子物質それ自体を水溶性或
いは水分散性とする方法又は、高分子物質の重合
時に少量の界面活性物質を用いて乳化重合させ、
水系ラテツクスとする方法等がある。得られる水
系高分子液には、イオン性或いは非イオン性の有
機低分子化合物、更には無機化合物を含有させて
も差し支えない。 本発明における水性ゾル及び水系高分子液の塗
布手段は、種々のコーターによる塗布の他に、浸
漬、スプレー等による塗布でもよく、特に制限は
ない。また塗布時におけるそれらの有効成分濃度
は、水性ゾルが水系高分子液の種類等その内容、
更には塗布後の製品に要求される特性によつても
影響されるが、水性ゾルの場合に通常0.01〜10重
量%、好ましくは0.05〜5重量%とし、水系高分
子液の場合に通常0.5〜20重量%とするのが良い。 <実施例等> 各実施例1〜17は、第1表又は第2表に記載の
条件で水性ゾルを調製し、第3表に記載の条件で
該水性ゾルを疎水性固体表面(表中では基材)へ
塗布した後に水系高分子液を塗布したもので、得
られた塗膜の評価結果を第4表に示した。 水性ゾルの調製手順及び塗膜の評価基準は次の
通りである。 (1) シラン誘導体及び/又はその縮合物による部
分的疎水化: 水分散アルミナゾル又は酸化チタンゾル(と
もに有効濃度10重量%、以下同じ)と、シラン
誘導体及び/又はその縮合物に相応するその原
料化合物とを混合し、20℃×1時間撹拌して加
水分解し、引き続き第1表又は第2表に記載の
条件で接触反応させた後、水希釈して調製し
た。 (2) 有機酸塩又はシリカゾルによる部分的疎水
化: 水分散アルミナゾルに、第1表又は第2表に
記載の条件で有機酸塩又はシリカゾルの希釈水
溶液を加えて調製した。 (3) シラン誘導体及び/又はその縮合物と、有機
酸塩とによる部分的疎水化: 第1段階で(1)のように接触反応させたものへ
第二段階で(2)のように有機酸塩の希釈水溶液を
加えて調製した。 (a) 評価1(塗布性): 第3表に記載の条件で水系高分子液を塗布
したときの塗布性を肉眼により次の基準で評
価した。 1…塗布時にハジキ現象を起こす 2…熱風乾燥時にハジキ現象を起こす 3…熱風乾燥時に若干のハジキ現象を起こ
す 4…ハジキ現象を起こさないが、塗膜にム
ラがある 5…ハジキ現象を全く起こさず、塗膜も均
一である (b) 評価2(塗膜外観): 塗膜の外観を肉眼により次の基準で評価し
た。 ◎…良好 〇…干渉ジマがやや認められる △…干渉ジマが認められる ×…塗布性が悪いため塗膜が得られない (c) 評価3(接着性): 塗膜の接着性をテープ剥離テストにより次
の基準で評価した。 1…剥離せずに残つた部分の割合が10%未
満 2…剥離せずに残つた部分の割合が10〜50
%未満 3…剥離せずに残つた部分の割合が50〜90
%未満 4…剥離せずに残つた部分の割合が90〜
100%未満 5…剥離せずに残つた部分の割合が100% 尚、各比較例1〜8は以上の各実施例に準じ、
第5表に記載の条件で水性ゾルを調製し(但し、
本発明におけるように部分的に疎水化された水性
ゾルではない)、第6表に記載の条件で該水性ゾ
ル及び水系高分子液を順次塗布したもので、その
評価結果を第7表に示した。但し、比較例1〜5
は水性ゾルを調製しなかつたもので、したがつて
前処理をしていない。
【表】
【表】
ジナトリウム。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
ため評価できない。
<発明の効果> 第7表に対する第4表の評価結果からも、本発
明による優れた効果は明白であるが、とにわけ本
発明によれば、有機溶媒は勿論、界面活性物質を
用いるまでもなく疎水性固体表面への水系高分子
液の塗布が可能であるため、耐水性や耐湿性等の
要求が強いことから界面活性物質が極度に嫌われ
る高分子物質の塗布や、界面活性物質を含むが少
量であるがために充分な接着性等が得られなかつ
たラテツクスの塗布等に有効である。
<発明の効果> 第7表に対する第4表の評価結果からも、本発
明による優れた効果は明白であるが、とにわけ本
発明によれば、有機溶媒は勿論、界面活性物質を
用いるまでもなく疎水性固体表面への水系高分子
液の塗布が可能であるため、耐水性や耐湿性等の
要求が強いことから界面活性物質が極度に嫌われ
る高分子物質の塗布や、界面活性物質を含むが少
量であるがために充分な接着性等が得られなかつ
たラテツクスの塗布等に有効である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 疎水性固体表面に水を連続相とする高分子の
溶液や分散液を塗布するに際し、該疎水性固体表
面を、水中で正の表面電荷を有する水分散無機コ
ロイドを部分的に疎水化した水性ゾルで前処理す
ることを特徴とする水系高分子液の塗布方法。 2 水分散無機コロイドがアルミナゾルである特
許請求の範囲第1項記載の水系高分子液の塗布方
法。 3 水性ゾルが分子内に少なくとも1個のシラノ
ール基を有するシラン誘導体及び/又はその縮合
物で部分的に疎水化したものである特許請求の範
囲第2項記載の水系高分子液の塗布方法。 4 水性ゾルが有機酸塩の一種又は二種以上で部
分的に疎水化したものである特許請求の範囲第2
項記載の水系高分子液の塗布方法。 5 水性ゾルがシリカゾルで部分的に疎水化した
ものである特許請求の範囲第2項記載の水系高分
子液の塗布方法。 6 水性ゾルが、分子内に少なくとも1個のシラ
ノール基を有するシラン誘導体及び/又はその縮
合物を接触反応させ、次いで有機酸塩の一種又は
二種以上を接触させて、部分的に疎水化したもの
である特許請求の範囲第2項記載の水系高分子液
の塗布方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59246914A JPS61125471A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | 疎水性固体表面への水系高分子液の塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59246914A JPS61125471A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | 疎水性固体表面への水系高分子液の塗布方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61125471A JPS61125471A (ja) | 1986-06-13 |
| JPH0244589B2 true JPH0244589B2 (ja) | 1990-10-04 |
Family
ID=17155626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59246914A Granted JPS61125471A (ja) | 1984-11-20 | 1984-11-20 | 疎水性固体表面への水系高分子液の塗布方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61125471A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4755425A (en) * | 1987-03-09 | 1988-07-05 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Retroreflective sheet coated with silica layer |
| JP4510973B2 (ja) * | 2000-01-25 | 2010-07-28 | 株式会社カネカ | 水性塗料組成物、配合法 |
| JP4510990B2 (ja) * | 2000-03-30 | 2010-07-28 | 株式会社カネカ | 塗料用組成物および水性塗料、その配合法 |
| DE10349082A1 (de) * | 2003-10-22 | 2005-05-25 | Wacker-Chemie Gmbh | Wässrige Polymerdispersionen |
-
1984
- 1984-11-20 JP JP59246914A patent/JPS61125471A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61125471A (ja) | 1986-06-13 |
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