JPH0244889B2 - - Google Patents
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- JPH0244889B2 JPH0244889B2 JP62036519A JP3651987A JPH0244889B2 JP H0244889 B2 JPH0244889 B2 JP H0244889B2 JP 62036519 A JP62036519 A JP 62036519A JP 3651987 A JP3651987 A JP 3651987A JP H0244889 B2 JPH0244889 B2 JP H0244889B2
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、ブライト鋼板のうち、特に缶用材
料に供されるブライト鋼板及びその製造方法に関
する。 〔従来の技術〕 一般に、缶類は用途別に食缶、一般缶、18
缶、ペール缶、ドラム缶、エアゾール缶等に分類
でき、製造方法からは半田缶、接着缶、溶接缶、
DI缶、絞り缶等に分けられる。一方、構造的に
はツーピース缶、スリーピース缶に分類でき、広
義に解釈すれば上記DI缶、絞り缶はツーピース
缶に、半田缶、接着缶、溶接缶はスリーピース缶
に対応する。 ところで、これらの缶用に供される鋼板には、
錫をめつきしたぶりき鋼板やクロムをめつきした
テインフリー鋼板等があるが、これらは冷間圧延
された鋼板を焼鈍した後、調質圧延を施し、次い
で錫やクロム等をめつきすることにより製造され
る。 また、上記の調質圧延においては板面(鋼板表
面)の粗面調整が行われるが、これは大別して光
沢仕上げ肌(以下、ブライトと称する)と、梨地
仕上げ肌(以下、ダルと称する)の2種類があ
る。これらは調質圧延用ワークロールとして、研
磨仕上げしたブライトロールを用いるか、シヨツ
トブラスト加工あるいは放電加工したダルロール
を用いるかによつて調整される。一般に、このよ
うにして形成された鋼板の表面粗度は、ブライト
の場合0.05〜0.30μmRa、ダルの場合0.8〜2.0μm
Raである。 以上のようにした得られたブライト鋼板は、錫
やクロム等のめつきを施され、ブライトめつき鋼
板としてスリーピース缶用材料に使用され、一
方、ダル鋼板は同様にめつきを施されダルめつき
鋼板としてツーピース缶材料に向けられる。 ところが、上述したような鋼板の製造工程、あ
るいは出荷工程、ユーザーにおける製缶工程等に
おいて、ブライト鋼板やブライトめつき鋼板にあ
つてはすり疵や圧着疵が発生し易いという問題が
ある。すなわち、製造巷程や製缶工程において多
数のロールが使用され、また巻取機や巻戻機によ
る巻取り、巻戻し等の工程も経る関係上、鋼板に
はこれらの装置においてロール摩耗、張力変動等
によるすり疵が生じ易く、また巻取機、巻戻機で
は圧着疵が生じることがあり、さらに巻取られた
タイトコイルや積重ねられたシート(鋼板)の運
搬中に鋼板の自重や振動によつても圧着疵が発生
し易く、これらの疵は特にブライトめつき鋼板に
多く見られる。 これに対し、ダル鋼板やダルめつき鋼板にあつ
ては、その表面粗度が大きいためにすり疵、圧着
疵は発生しにくく、また発生したとしても目立ち
にくい。 そこで、このようなこれまでブライト材の有し
たような問題を解決するものとして、例えば特開
昭55−42147号公報に開示された冷延鋼板がある。
これはダルロールとスムースロール(ブライトロ
ール)とを一対に構成して鋼板を圧延することに
より、鋼板の片面をダルに、多面をブライトに仕
上げるもので、これにより鋼板同士等の接触面積
を小さくして前記疵の発生を防止できるとしてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、ブライト材の有したような欠点
を解決するものとしての上記冷延鋼板には、以下
のようないくつかの問題がある。すなわち、片面
と他面とで粗度に差があるため、例えばスリーピ
ース缶の場合、缶表面を印刷等のために鏡面仕上
げ面とすれば缶の内側は梨地面となり耐蝕性等の
点で好ましくない、などのように缶材料としての
用途が限定される。また上記冷延鋼板にめつきを
施すと、粗度差による表面積の大小からめつき膜
厚が表裏面で差が生じ、膜厚の小さい方の面では
耐蝕性の点で問題となる。さらにこの冷延鋼板の
片面はブライトであることから、ブライト面には
依然として疵が生じ易いという性質が残り、従つ
てこの生じ易い疵の発生を防ぐためには、前記の
製造工程等において常に表面と裏面とを明確に区
別して工程管理を行わなければならないといつた
煩雑さを伴い、生産性の著しい阻害要因となる。 この発明は、このような従来の問題点にかんが
みてなされたものであつて、所定の表面粗度とし
たブライトロールに高密度エネルギ源を用いて所
定形状のクレータを形成した後に、このワークロ
ールで調質圧延を行うことにより、上記問題点を
解決することを目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、表面粗度Raが0.40μm以下の平滑
部と断面形状が台形もしくは円弧状で且つ高さが
5μm乃至50μmの多数の突起とからなり、これら
の突起の径をD(μm)、相隣る突起の間隔をSm
(μm)とするとき、Sm/Dの値が1≦Sm/
D≦5であるような表面形状を有するブライト鋼
板としたものであり、さらにこの冷延鋼板を得る
ために、冷間圧延及び焼鈍を施した冷延鋼板にさ
らに調質圧延を施すことによりブライト鋼板を製
造するブライト鋼板の製造方法において、研磨加
工により表面粗度Raが0.35μm以下となるブライ
ト仕上げを施したワークロールの表面に高密度エ
ネルギ源を用いて多数のクレータを規則的に形成
する際に、該クレータの深さが5μm乃至50μmで
相隣るクレータの間隔をSm(μm)、各クレー
タの径をD(μm)とするときSm/Dの値が1
≦Sm/D≦5であるような穿孔加工を行い、し
かる後にこのワークロールを用いて冷間圧延及び
焼鈍後の冷延鋼板に調質圧延を施すようにしたブ
ライト鋼板の製造方法としたものである。 〔作用〕 レーザビームのような高密度エネルギ源を用い
てその表面に多数のクレータを規則的に穿孔加工
したブライトロールにより冷延鋼板を圧延して、
規則正しく配列され且つ高さが所定の範囲にある
前記クレータに対応した突起を有するブライト鋼
板を得る。従つてこのブライト鋼板の表面には平
坦部が多く且つ上記の突起が規則正しく並んでい
るので、従来のブライト鋼板と同等程度の光沢度
を得ることができる。しかも上述のごとく鋼板の
表面には表裏両面とも突起が形成されているの
で、製造工程等においてすり疵、圧着疵等の発生
を防止できる。 〔実施例〕 以下、本発明を図面を参照しつつ説明する。第
1〜9図は本発明に係る実施例を説明するための
図面である。 先ず、本発明に係るブライト鋼板を製造するた
めの調質圧延用ワークロールの表面粗度形成方法
について述べる。 表面を研磨加工により平滑に仕上げられたワー
クロール表面に、例えばレーザビーム、プラズマ
ビーム、電子ビームなどのような高密度エネルギ
源を、上記ロールを定速度で回転させながら、パ
ルス状に照射してロール表面を規則的に連続した
点状に溶融するごとく穿孔加工を施す。第1,2
図はそれぞれこの点状に溶融されたロール表面の
拡大断面図及び拡大平面図である。図において1
はロール3表面に点状に溶融して形成されたクレ
ータであり、このクレータ1の周囲には溶融した
ロール母材金属がロール表面よりも盛り上がつて
フランジ2が形成される。また隣合うクレータ
1,1のフランジ2,2の間の部分は、もとのロ
ール3の研磨面のままである平滑部4である。こ
こで、隣合うクレータ1の相互間の間隔は、ロー
ル3の回転方向にはロール3の回転速度と関連づ
けてレーザーパルスの周波数を制御することによ
り、またロール3の軸方向に対してはロール3が
1回転する毎にレーザーの照射位置をロール3の
軸方向へ移動させるピツチを制御することによつ
て調節可能である。また、クレータ1の大きさは
レーザーパルスの照射時間及びレーザー出力等を
変えることにより制御できる。 このようにして形成されたワークロールを、上
下一対として調質圧延機に製込んで冷延鋼板に調
質圧延を施す場合の作用について以下説明する。 この調質圧延過程における鋼板表面の挙動を微
視的に拡大すると、第3図に示すように、ロール
3の表面のクレータ1の周囲のほぼ均一な高さを
有するフランジ2が、鋼板5の表面に強い圧力で
押圧され、これによりロール3の材質より軟質な
鋼板5の表面近傍で材料の局所的塑性流動が生
じ、ロール3のクレータ1の内側へ矢印で示すよ
うに鋼板5の金属が流れ込んで粗面が形成され
る。すなわち、クレータ1内へ流れ込んだ金属は
鋼板5表面の山頂部6となり、ロール3の平滑面
はそのまま鋼板5表面の平滑部7となつて山頂部
6はこの平滑部7より高くなる。従つて調質圧延
後の鋼板5の表面における微視的形状は、第4図
にその断面で示すように、山頂部6を有する山部
8と、その周囲をとり囲むように形成された連続
溝状の谷部9と、隣合う山部8の間であつて且つ
谷部9の外側にその谷部9の底よりも高く且つ山
頂部6より低く形成された平滑部7とによつて構
成されることになる。 なお、上記説明において、連続溝状の谷部9は
円環状をなしているが、この発明はこの円環状に
限ることはなく、この円環状の一部が欠如した1
個または2個以上の円弧によつて形成されたもの
であつてもよい。さらに、あるいはパルスビーム
の照射エネルギを高めたり、アシストガスの流量
等を多くしてロール母材の金属を飛散させてフラ
ンジ2、すなわち鋼板5の谷部9を完全に無くす
ようにしてもよい。また図示の例では、鋼板5の
山部8の断面形状は台形状となつているが、調質
圧延時の圧延荷重を大きくして山部8をさらに高
くして円弧状としてもよい。 いずれにしても、本発明においては、谷部9を
含んだ山部8を突起と称し、またフランジ2を含
んだクレータ1をクレータと称する。 次に、表面粗度に関する数値的限定の理由につ
いて説明する。すでに問題点を解決するための手
段の項で述べた如く、ロール3の平滑部4の表面
粗度を0.35μmRa以下とし、鋼板5の平滑部7の
それは0.40μmRa以下としたのは、板面(鋼板表
面)粗度が0.40μmRaを超えると、後述のように
突起11(第4図)を考慮した場合にブライト鋼
板に要求される光沢を得ることができず、またこ
の板面粗度の上限値を得られるロール表面粗度は
0.35μmRaであるためである。一方、ロール表面
粗度の下限値については特に規定しないが、現在
のロール研磨技術で達成できる表面粗度Raは
0.02μmであり、これにより調質圧延を施したと
きに得られる鋼板5の平滑部7の表面粗度は
0.05μmRaである。 また、鋼板5の突起11の高さ及びロール3の
クレータ1の深さはそれぞれ平滑部7,4からの
高さ及び深さであつて、これらをそれぞれ5〜
50μmの範囲内とする。いま、第5図に示すよう
にロール3表面に形成されたフランジ2の外径を
D(μm)、クレータ1の深さをH(μm)とする
と、レーザーパルスビームによる穿孔加工時の径
Dと深さHの関係は第6図に示すようになる。す
なわち、径Dを大きくすれば深さHも増加する
が、特に径Dが300μmを超えると深さHは急激
に増加する。従つて径Dが300μmを超えると調
質圧延時の転写率にもよるが、通常のロールの圧
延荷重においても不必要に突起の高さが大きくな
つてしまい、このことはロールが摩耗した場合の
ロール再生加工の際に研磨代が大きくなるために
ロール原単位が悪化することを意味する。さら
に、径Dに対する深さHの比が大きくなつて突起
形状がより鋭角的になり、これは鋼板同士の接触
により疵が生じやすくなることを意味する。以上
のことから突起高さHの上限値は、第6図に示し
た径300μmに対応する50μmとするものである。 一方、クレータ深さもしくは突起高さを小さく
するには、レーザーパルスの照射時間を短くする
か、レーザー出力を低くすることによつて行われ
るが、深さHを5μm前後に安定した状態で穿孔
加工することは、照射時間もしくはレーザー出力
の制御精度の点で非常に困難であると同時に、突
起高さが5μm未満では突起の単位面積当たりの
個数を増加しても、すり疵や圧着疵を完全に防止
することができないため5μmご下限値としたも
のである。 また、第4図において突起11の径D(μm)
と、隣接する突起同士の平均中心距離であるSm
(μm)との関係がSm<Dであると、突起同士
が互いに干渉しあうことになつて鋼板表面の凹凸
が多くなり、光沢の点で好ましくないばかりでな
く、ロール加工の点からの問題として、加工時に
ロールは回転しているため、レーザーパルスビー
ムを先に形成されたクレータ1あるいはフランジ
2に干渉するようなパルス周波数で照射しなけれ
ばならなくなり、安定して規則正しいクレータを
有する表面形状を得ることは困難となる。以上の
ことからSm≧Dとするものである。 ここで、ブライト鋼板に要求される光沢は、本
発明によるブライト鋼板では平滑部7に依存する
ところが大きい。しかしながら、本発明によると
ころの突起11は、シヨツトブラスト加工や放電
加工によるものではなく、高密度エネルギ源をパ
ルス状ビームとして照射して加工したロールによ
つて形成されるので、突起11の山頂部はほぼ平
坦で且つ突起毎の形状差もほとんどなく、規則正
しく配列されるので、光沢に与える悪影響は少な
い。 第7図は光沢度の点で最も不利となるSm=D
の場合につき、平滑部の表面粗度Raと光沢度と
の関係について調査した結果を示したものであ
る。すなわち、研磨仕上げ後の表面粗度Raが
0.05、0.18、0.35、0.40μmの4種類のロールにク
レータ深さが25μmで、Sm/D=1となるよう
にレーザーパルスによる穿孔加工を施し、このロ
ールで調質圧延して得られた鋼板の平滑部の粗度
(μmRa)と光沢度GS(20゜)(JIS Z8741)の関
係を示したものである。これにより鋼板の平滑部
の表面粗度Raが0.40μm以下であればブライト感
が得られており、それ以上であると光沢度の測定
ができずブライト感が得られないことがわかる。
また、Sm/Dの値が大きくなるほど光沢度は増
すことになるが、あまり大きくなりすぎると従来
のブライト鋼板の表面形状に近づき、すり疵や圧
着疵が発生することになる。このような本発明者
らの実験から得られた知見によれば、この上限は
Sm/D=5であつた。以上のことからSm/D
の値が1≦Sm/D≦5とするものである。 次に、発明者らの行つた他の実施例について説
明する。 〔第1例〕 低炭素鋼板を冷間圧延及び連続焼鈍した後、引
続いて2スタンド調質圧延機により調質圧延を行
つた。1号スタンド用ワークロールには表面粗度
1.2μmRaのシヨツトダルロールを使用し、2号
スタンド用ワークロールには研磨仕上げ後のロー
ルの表面粗度を0.07μmRaとし、その後レーザー
パルスにより穿孔加工を施してクレータ深さが
15μmで、Sm/Dが5、2、1の3水準のロー
ルを使用し、またその比較例用として表面粗度が
0.07、0.16、0.35μmRaの3水準のブライトロー
ルを用いた。これにより伸び率1.2%の調質圧延
を施して、板厚が0.22mmの本発明によるブライト
鋼板とその比較材としての従来ブライト鋼板が
各々3種類得られた。このようにして得られたブ
ライト鋼板の表面粗さRaと光沢度GS(20゜)(JIS
Z 8741)の関係を第8図に示す。すなわち、本
発明によるブライト鋼板は、突起を含めた表面粗
度が従来のブライト鋼板よりも粗いにもかかわら
ず、光沢度は各水準に応じて比較材と同等レベル
であり、しかも各水準における光沢度のバラツキ
は少なかつた。なお、この例においては1号スタ
ンドにはシヨツトダルロールを用いたが、放電加
工等の他の方法により加工したダルロールを用い
てもよく、また研磨仕上げしたブライトロールを
用いてもよい。 〔第2例〕 前記第1例で得られた各ブライト鋼板をコイル
準備ラインで耳切りし、次に電気錫めつきライン
で#25(2.8g/m2)の錫目付を施し、剪断ライン
で切板とした。この剪断ラインの自動探傷装置に
より選別された欠陥を有する切板をさらに目視に
より欠陥の種類弁別を行つて、すり疵と圧着疵の
発生率を調査した。その結果を第9図に示す。図
から明らかなごとく、比較材では表面粗度Raが
小さいほど欠陥発生率が高くなつている。一方、
この実施例では、比較材と同様な傾向が見られる
ものの、欠陥発生率は約1/10以下であつた。 〔第3例〕 突起高さが3μm、5μm、15μmの本発明による
ブライト鋼板を上記〔第1例〕に準じた方法で製
造した。このとき、Sm/Dは各突起高さに対し
て6、5、2の3種類を用意した。なお、突起高
さは、調質圧延機の2号スタンドにおける圧延荷
重を小さくすることでも、低くすることができ、
また2号スタンド圧延荷重を一定とし、クレータ
深さのそれぞれ異なる3種類のロールを使用する
方法でも突起高さのコントロールは可能である
が、この例においては前者の方法により製造し
た。 さらに〔第2例〕と同様な通過工程を経て、
各々の水準のレーザーブライト鋼板のすり疵と圧
着疵の発生枚数を調査した。その結果を下表に示
す。この表から鋼板の突起高さが5μm以上でS
m/Dが5以下のものではすり疵や圧着疵の発生
していないことがわかる。
料に供されるブライト鋼板及びその製造方法に関
する。 〔従来の技術〕 一般に、缶類は用途別に食缶、一般缶、18
缶、ペール缶、ドラム缶、エアゾール缶等に分類
でき、製造方法からは半田缶、接着缶、溶接缶、
DI缶、絞り缶等に分けられる。一方、構造的に
はツーピース缶、スリーピース缶に分類でき、広
義に解釈すれば上記DI缶、絞り缶はツーピース
缶に、半田缶、接着缶、溶接缶はスリーピース缶
に対応する。 ところで、これらの缶用に供される鋼板には、
錫をめつきしたぶりき鋼板やクロムをめつきした
テインフリー鋼板等があるが、これらは冷間圧延
された鋼板を焼鈍した後、調質圧延を施し、次い
で錫やクロム等をめつきすることにより製造され
る。 また、上記の調質圧延においては板面(鋼板表
面)の粗面調整が行われるが、これは大別して光
沢仕上げ肌(以下、ブライトと称する)と、梨地
仕上げ肌(以下、ダルと称する)の2種類があ
る。これらは調質圧延用ワークロールとして、研
磨仕上げしたブライトロールを用いるか、シヨツ
トブラスト加工あるいは放電加工したダルロール
を用いるかによつて調整される。一般に、このよ
うにして形成された鋼板の表面粗度は、ブライト
の場合0.05〜0.30μmRa、ダルの場合0.8〜2.0μm
Raである。 以上のようにした得られたブライト鋼板は、錫
やクロム等のめつきを施され、ブライトめつき鋼
板としてスリーピース缶用材料に使用され、一
方、ダル鋼板は同様にめつきを施されダルめつき
鋼板としてツーピース缶材料に向けられる。 ところが、上述したような鋼板の製造工程、あ
るいは出荷工程、ユーザーにおける製缶工程等に
おいて、ブライト鋼板やブライトめつき鋼板にあ
つてはすり疵や圧着疵が発生し易いという問題が
ある。すなわち、製造巷程や製缶工程において多
数のロールが使用され、また巻取機や巻戻機によ
る巻取り、巻戻し等の工程も経る関係上、鋼板に
はこれらの装置においてロール摩耗、張力変動等
によるすり疵が生じ易く、また巻取機、巻戻機で
は圧着疵が生じることがあり、さらに巻取られた
タイトコイルや積重ねられたシート(鋼板)の運
搬中に鋼板の自重や振動によつても圧着疵が発生
し易く、これらの疵は特にブライトめつき鋼板に
多く見られる。 これに対し、ダル鋼板やダルめつき鋼板にあつ
ては、その表面粗度が大きいためにすり疵、圧着
疵は発生しにくく、また発生したとしても目立ち
にくい。 そこで、このようなこれまでブライト材の有し
たような問題を解決するものとして、例えば特開
昭55−42147号公報に開示された冷延鋼板がある。
これはダルロールとスムースロール(ブライトロ
ール)とを一対に構成して鋼板を圧延することに
より、鋼板の片面をダルに、多面をブライトに仕
上げるもので、これにより鋼板同士等の接触面積
を小さくして前記疵の発生を防止できるとしてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、ブライト材の有したような欠点
を解決するものとしての上記冷延鋼板には、以下
のようないくつかの問題がある。すなわち、片面
と他面とで粗度に差があるため、例えばスリーピ
ース缶の場合、缶表面を印刷等のために鏡面仕上
げ面とすれば缶の内側は梨地面となり耐蝕性等の
点で好ましくない、などのように缶材料としての
用途が限定される。また上記冷延鋼板にめつきを
施すと、粗度差による表面積の大小からめつき膜
厚が表裏面で差が生じ、膜厚の小さい方の面では
耐蝕性の点で問題となる。さらにこの冷延鋼板の
片面はブライトであることから、ブライト面には
依然として疵が生じ易いという性質が残り、従つ
てこの生じ易い疵の発生を防ぐためには、前記の
製造工程等において常に表面と裏面とを明確に区
別して工程管理を行わなければならないといつた
煩雑さを伴い、生産性の著しい阻害要因となる。 この発明は、このような従来の問題点にかんが
みてなされたものであつて、所定の表面粗度とし
たブライトロールに高密度エネルギ源を用いて所
定形状のクレータを形成した後に、このワークロ
ールで調質圧延を行うことにより、上記問題点を
解決することを目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、表面粗度Raが0.40μm以下の平滑
部と断面形状が台形もしくは円弧状で且つ高さが
5μm乃至50μmの多数の突起とからなり、これら
の突起の径をD(μm)、相隣る突起の間隔をSm
(μm)とするとき、Sm/Dの値が1≦Sm/
D≦5であるような表面形状を有するブライト鋼
板としたものであり、さらにこの冷延鋼板を得る
ために、冷間圧延及び焼鈍を施した冷延鋼板にさ
らに調質圧延を施すことによりブライト鋼板を製
造するブライト鋼板の製造方法において、研磨加
工により表面粗度Raが0.35μm以下となるブライ
ト仕上げを施したワークロールの表面に高密度エ
ネルギ源を用いて多数のクレータを規則的に形成
する際に、該クレータの深さが5μm乃至50μmで
相隣るクレータの間隔をSm(μm)、各クレー
タの径をD(μm)とするときSm/Dの値が1
≦Sm/D≦5であるような穿孔加工を行い、し
かる後にこのワークロールを用いて冷間圧延及び
焼鈍後の冷延鋼板に調質圧延を施すようにしたブ
ライト鋼板の製造方法としたものである。 〔作用〕 レーザビームのような高密度エネルギ源を用い
てその表面に多数のクレータを規則的に穿孔加工
したブライトロールにより冷延鋼板を圧延して、
規則正しく配列され且つ高さが所定の範囲にある
前記クレータに対応した突起を有するブライト鋼
板を得る。従つてこのブライト鋼板の表面には平
坦部が多く且つ上記の突起が規則正しく並んでい
るので、従来のブライト鋼板と同等程度の光沢度
を得ることができる。しかも上述のごとく鋼板の
表面には表裏両面とも突起が形成されているの
で、製造工程等においてすり疵、圧着疵等の発生
を防止できる。 〔実施例〕 以下、本発明を図面を参照しつつ説明する。第
1〜9図は本発明に係る実施例を説明するための
図面である。 先ず、本発明に係るブライト鋼板を製造するた
めの調質圧延用ワークロールの表面粗度形成方法
について述べる。 表面を研磨加工により平滑に仕上げられたワー
クロール表面に、例えばレーザビーム、プラズマ
ビーム、電子ビームなどのような高密度エネルギ
源を、上記ロールを定速度で回転させながら、パ
ルス状に照射してロール表面を規則的に連続した
点状に溶融するごとく穿孔加工を施す。第1,2
図はそれぞれこの点状に溶融されたロール表面の
拡大断面図及び拡大平面図である。図において1
はロール3表面に点状に溶融して形成されたクレ
ータであり、このクレータ1の周囲には溶融した
ロール母材金属がロール表面よりも盛り上がつて
フランジ2が形成される。また隣合うクレータ
1,1のフランジ2,2の間の部分は、もとのロ
ール3の研磨面のままである平滑部4である。こ
こで、隣合うクレータ1の相互間の間隔は、ロー
ル3の回転方向にはロール3の回転速度と関連づ
けてレーザーパルスの周波数を制御することによ
り、またロール3の軸方向に対してはロール3が
1回転する毎にレーザーの照射位置をロール3の
軸方向へ移動させるピツチを制御することによつ
て調節可能である。また、クレータ1の大きさは
レーザーパルスの照射時間及びレーザー出力等を
変えることにより制御できる。 このようにして形成されたワークロールを、上
下一対として調質圧延機に製込んで冷延鋼板に調
質圧延を施す場合の作用について以下説明する。 この調質圧延過程における鋼板表面の挙動を微
視的に拡大すると、第3図に示すように、ロール
3の表面のクレータ1の周囲のほぼ均一な高さを
有するフランジ2が、鋼板5の表面に強い圧力で
押圧され、これによりロール3の材質より軟質な
鋼板5の表面近傍で材料の局所的塑性流動が生
じ、ロール3のクレータ1の内側へ矢印で示すよ
うに鋼板5の金属が流れ込んで粗面が形成され
る。すなわち、クレータ1内へ流れ込んだ金属は
鋼板5表面の山頂部6となり、ロール3の平滑面
はそのまま鋼板5表面の平滑部7となつて山頂部
6はこの平滑部7より高くなる。従つて調質圧延
後の鋼板5の表面における微視的形状は、第4図
にその断面で示すように、山頂部6を有する山部
8と、その周囲をとり囲むように形成された連続
溝状の谷部9と、隣合う山部8の間であつて且つ
谷部9の外側にその谷部9の底よりも高く且つ山
頂部6より低く形成された平滑部7とによつて構
成されることになる。 なお、上記説明において、連続溝状の谷部9は
円環状をなしているが、この発明はこの円環状に
限ることはなく、この円環状の一部が欠如した1
個または2個以上の円弧によつて形成されたもの
であつてもよい。さらに、あるいはパルスビーム
の照射エネルギを高めたり、アシストガスの流量
等を多くしてロール母材の金属を飛散させてフラ
ンジ2、すなわち鋼板5の谷部9を完全に無くす
ようにしてもよい。また図示の例では、鋼板5の
山部8の断面形状は台形状となつているが、調質
圧延時の圧延荷重を大きくして山部8をさらに高
くして円弧状としてもよい。 いずれにしても、本発明においては、谷部9を
含んだ山部8を突起と称し、またフランジ2を含
んだクレータ1をクレータと称する。 次に、表面粗度に関する数値的限定の理由につ
いて説明する。すでに問題点を解決するための手
段の項で述べた如く、ロール3の平滑部4の表面
粗度を0.35μmRa以下とし、鋼板5の平滑部7の
それは0.40μmRa以下としたのは、板面(鋼板表
面)粗度が0.40μmRaを超えると、後述のように
突起11(第4図)を考慮した場合にブライト鋼
板に要求される光沢を得ることができず、またこ
の板面粗度の上限値を得られるロール表面粗度は
0.35μmRaであるためである。一方、ロール表面
粗度の下限値については特に規定しないが、現在
のロール研磨技術で達成できる表面粗度Raは
0.02μmであり、これにより調質圧延を施したと
きに得られる鋼板5の平滑部7の表面粗度は
0.05μmRaである。 また、鋼板5の突起11の高さ及びロール3の
クレータ1の深さはそれぞれ平滑部7,4からの
高さ及び深さであつて、これらをそれぞれ5〜
50μmの範囲内とする。いま、第5図に示すよう
にロール3表面に形成されたフランジ2の外径を
D(μm)、クレータ1の深さをH(μm)とする
と、レーザーパルスビームによる穿孔加工時の径
Dと深さHの関係は第6図に示すようになる。す
なわち、径Dを大きくすれば深さHも増加する
が、特に径Dが300μmを超えると深さHは急激
に増加する。従つて径Dが300μmを超えると調
質圧延時の転写率にもよるが、通常のロールの圧
延荷重においても不必要に突起の高さが大きくな
つてしまい、このことはロールが摩耗した場合の
ロール再生加工の際に研磨代が大きくなるために
ロール原単位が悪化することを意味する。さら
に、径Dに対する深さHの比が大きくなつて突起
形状がより鋭角的になり、これは鋼板同士の接触
により疵が生じやすくなることを意味する。以上
のことから突起高さHの上限値は、第6図に示し
た径300μmに対応する50μmとするものである。 一方、クレータ深さもしくは突起高さを小さく
するには、レーザーパルスの照射時間を短くする
か、レーザー出力を低くすることによつて行われ
るが、深さHを5μm前後に安定した状態で穿孔
加工することは、照射時間もしくはレーザー出力
の制御精度の点で非常に困難であると同時に、突
起高さが5μm未満では突起の単位面積当たりの
個数を増加しても、すり疵や圧着疵を完全に防止
することができないため5μmご下限値としたも
のである。 また、第4図において突起11の径D(μm)
と、隣接する突起同士の平均中心距離であるSm
(μm)との関係がSm<Dであると、突起同士
が互いに干渉しあうことになつて鋼板表面の凹凸
が多くなり、光沢の点で好ましくないばかりでな
く、ロール加工の点からの問題として、加工時に
ロールは回転しているため、レーザーパルスビー
ムを先に形成されたクレータ1あるいはフランジ
2に干渉するようなパルス周波数で照射しなけれ
ばならなくなり、安定して規則正しいクレータを
有する表面形状を得ることは困難となる。以上の
ことからSm≧Dとするものである。 ここで、ブライト鋼板に要求される光沢は、本
発明によるブライト鋼板では平滑部7に依存する
ところが大きい。しかしながら、本発明によると
ころの突起11は、シヨツトブラスト加工や放電
加工によるものではなく、高密度エネルギ源をパ
ルス状ビームとして照射して加工したロールによ
つて形成されるので、突起11の山頂部はほぼ平
坦で且つ突起毎の形状差もほとんどなく、規則正
しく配列されるので、光沢に与える悪影響は少な
い。 第7図は光沢度の点で最も不利となるSm=D
の場合につき、平滑部の表面粗度Raと光沢度と
の関係について調査した結果を示したものであ
る。すなわち、研磨仕上げ後の表面粗度Raが
0.05、0.18、0.35、0.40μmの4種類のロールにク
レータ深さが25μmで、Sm/D=1となるよう
にレーザーパルスによる穿孔加工を施し、このロ
ールで調質圧延して得られた鋼板の平滑部の粗度
(μmRa)と光沢度GS(20゜)(JIS Z8741)の関
係を示したものである。これにより鋼板の平滑部
の表面粗度Raが0.40μm以下であればブライト感
が得られており、それ以上であると光沢度の測定
ができずブライト感が得られないことがわかる。
また、Sm/Dの値が大きくなるほど光沢度は増
すことになるが、あまり大きくなりすぎると従来
のブライト鋼板の表面形状に近づき、すり疵や圧
着疵が発生することになる。このような本発明者
らの実験から得られた知見によれば、この上限は
Sm/D=5であつた。以上のことからSm/D
の値が1≦Sm/D≦5とするものである。 次に、発明者らの行つた他の実施例について説
明する。 〔第1例〕 低炭素鋼板を冷間圧延及び連続焼鈍した後、引
続いて2スタンド調質圧延機により調質圧延を行
つた。1号スタンド用ワークロールには表面粗度
1.2μmRaのシヨツトダルロールを使用し、2号
スタンド用ワークロールには研磨仕上げ後のロー
ルの表面粗度を0.07μmRaとし、その後レーザー
パルスにより穿孔加工を施してクレータ深さが
15μmで、Sm/Dが5、2、1の3水準のロー
ルを使用し、またその比較例用として表面粗度が
0.07、0.16、0.35μmRaの3水準のブライトロー
ルを用いた。これにより伸び率1.2%の調質圧延
を施して、板厚が0.22mmの本発明によるブライト
鋼板とその比較材としての従来ブライト鋼板が
各々3種類得られた。このようにして得られたブ
ライト鋼板の表面粗さRaと光沢度GS(20゜)(JIS
Z 8741)の関係を第8図に示す。すなわち、本
発明によるブライト鋼板は、突起を含めた表面粗
度が従来のブライト鋼板よりも粗いにもかかわら
ず、光沢度は各水準に応じて比較材と同等レベル
であり、しかも各水準における光沢度のバラツキ
は少なかつた。なお、この例においては1号スタ
ンドにはシヨツトダルロールを用いたが、放電加
工等の他の方法により加工したダルロールを用い
てもよく、また研磨仕上げしたブライトロールを
用いてもよい。 〔第2例〕 前記第1例で得られた各ブライト鋼板をコイル
準備ラインで耳切りし、次に電気錫めつきライン
で#25(2.8g/m2)の錫目付を施し、剪断ライン
で切板とした。この剪断ラインの自動探傷装置に
より選別された欠陥を有する切板をさらに目視に
より欠陥の種類弁別を行つて、すり疵と圧着疵の
発生率を調査した。その結果を第9図に示す。図
から明らかなごとく、比較材では表面粗度Raが
小さいほど欠陥発生率が高くなつている。一方、
この実施例では、比較材と同様な傾向が見られる
ものの、欠陥発生率は約1/10以下であつた。 〔第3例〕 突起高さが3μm、5μm、15μmの本発明による
ブライト鋼板を上記〔第1例〕に準じた方法で製
造した。このとき、Sm/Dは各突起高さに対し
て6、5、2の3種類を用意した。なお、突起高
さは、調質圧延機の2号スタンドにおける圧延荷
重を小さくすることでも、低くすることができ、
また2号スタンド圧延荷重を一定とし、クレータ
深さのそれぞれ異なる3種類のロールを使用する
方法でも突起高さのコントロールは可能である
が、この例においては前者の方法により製造し
た。 さらに〔第2例〕と同様な通過工程を経て、
各々の水準のレーザーブライト鋼板のすり疵と圧
着疵の発生枚数を調査した。その結果を下表に示
す。この表から鋼板の突起高さが5μm以上でS
m/Dが5以下のものではすり疵や圧着疵の発生
していないことがわかる。
以上説明したように、本発明によれば、すり疵
や圧着疵の発生しにくいブライト鋼板を得ること
ができ、製品の歩留まり向上に大きく寄与でき
る。また本発明によるブライト鋼板は従来のブラ
イト鋼板に比べて光沢度のバラツキが小さく、品
質保証上有利である、等の効果が得られる。
や圧着疵の発生しにくいブライト鋼板を得ること
ができ、製品の歩留まり向上に大きく寄与でき
る。また本発明によるブライト鋼板は従来のブラ
イト鋼板に比べて光沢度のバラツキが小さく、品
質保証上有利である、等の効果が得られる。
第1図は本発明に係るロールの部分断面図、第
2図は第1図に相当する部分の上面図、第3図は
本発明の方法による製造過程における作用を示す
断面拡大図、第4図は本発明の鋼板の部分断面拡
大図、第5図はクレータの拡大断面図、第6図は
クレータの径と深さの関係を示すグラフ、第7図
は実施例による鋼板の平滑部粗度と光沢度の関係
を示すグラフ、第8図は他の実施例〔第1例〕に
おけるブライト鋼板の実施例と従来例における表
面粗さと光沢度を比較したグラフ、第9図は実施
例の〔第2例〕においてブライト鋼板に錫めつき
を施したものの実施例と従来例の疵発生率を比較
したグラフである。 1……クレータ、3……ワークロール、4,7
……平滑部、5……冷延鋼板、8,11……突
起。
2図は第1図に相当する部分の上面図、第3図は
本発明の方法による製造過程における作用を示す
断面拡大図、第4図は本発明の鋼板の部分断面拡
大図、第5図はクレータの拡大断面図、第6図は
クレータの径と深さの関係を示すグラフ、第7図
は実施例による鋼板の平滑部粗度と光沢度の関係
を示すグラフ、第8図は他の実施例〔第1例〕に
おけるブライト鋼板の実施例と従来例における表
面粗さと光沢度を比較したグラフ、第9図は実施
例の〔第2例〕においてブライト鋼板に錫めつき
を施したものの実施例と従来例の疵発生率を比較
したグラフである。 1……クレータ、3……ワークロール、4,7
……平滑部、5……冷延鋼板、8,11……突
起。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 表面粗度Raが0.40μm以下の平滑部と、断面
形状が台形もしくは円弧状で且つ高さが5μm乃
至50μmの多数の突起とからなり、これらの突起
の径をD(μm)、相隣る突起の間隔をSm(μ
m)とするとき、Sm/Dの値が1≦Sm/D≦
5であるような表面形状を有することを特徴とす
るブライト鋼板。 2 冷間圧延及び焼鈍を施した冷延鋼板にさらに
調質圧延を施すことによりブライト鋼板を製造す
るブライト鋼板の製造方法において、研磨加工に
より表面粗度Raが0.35μm以下となるブライト仕
上げを施したワークロールの表面に高密度エネル
ギ源を用いて多数のクレータを規則的に形成する
際に、該クレータの深さが5μm乃至50μmで相隣
るクレータの間隔をSm(μm)、各クレータの
径をD(μm)とするときSm/Dの値が1≦S
m/D≦5であるような穿孔加工を行い、しかる
後にこのワークロールを用いて冷間圧延及び焼鈍
後の冷延鋼板に調質圧延を施すことを特徴とする
ブライト鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62036519A JPS63203725A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | ブライト鋼板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62036519A JPS63203725A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | ブライト鋼板及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63203725A JPS63203725A (ja) | 1988-08-23 |
| JPH0244889B2 true JPH0244889B2 (ja) | 1990-10-05 |
Family
ID=12472065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62036519A Granted JPS63203725A (ja) | 1987-02-19 | 1987-02-19 | ブライト鋼板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63203725A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02133105A (ja) * | 1988-11-14 | 1990-05-22 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鮮映性とプレス加工性に優れた鋼板及びその製造に使用するロール |
| JPH02137601A (ja) * | 1988-11-15 | 1990-05-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鮮映性と加工性に優れた鋼板及びその製造方法 |
| JP6074907B2 (ja) * | 2012-04-19 | 2017-02-08 | Jfeスチール株式会社 | 薄鋼板の巻き取り方法および鋼帯コイルの製造方法 |
| CN113720841B (zh) * | 2021-08-25 | 2024-02-09 | 武汉飞能达激光技术有限公司 | 一种激光淬火质量监测方法及其应用 |
-
1987
- 1987-02-19 JP JP62036519A patent/JPS63203725A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63203725A (ja) | 1988-08-23 |
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|---|---|---|---|
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| S533 | Written request for registration of change of name |
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|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
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