JPH0247600B2 - - Google Patents

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JPH0247600B2
JPH0247600B2 JP59152064A JP15206484A JPH0247600B2 JP H0247600 B2 JPH0247600 B2 JP H0247600B2 JP 59152064 A JP59152064 A JP 59152064A JP 15206484 A JP15206484 A JP 15206484A JP H0247600 B2 JPH0247600 B2 JP H0247600B2
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JP
Japan
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fluid
nozzle
diode
compressor
suction
Prior art date
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Application number
JP59152064A
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JPS6131688A (ja
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Masahiro Takebayashi
Hiroshi Iwata
Akio Sakazume
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15206484A priority Critical patent/JPS6131688A/ja
Publication of JPS6131688A publication Critical patent/JPS6131688A/ja
Publication of JPH0247600B2 publication Critical patent/JPH0247600B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/025Lubrication; Lubricant separation using a lubricant pump

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Check Valves (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、たとえば冷蔵庫、空気調和機などの
冷凍装置に組込まれる圧縮機に係り、特に、所要
の潤滑部への十分な給油量の確保を志向した圧縮
機に関するものである。
〔発明の背景〕
まず、従来の圧縮機(実開昭55―60489号)を
説明する。
第3図は、従来の圧縮機として、横形圧縮機の
一例を示す縦断面図である。
この第3図において、1は、油溜めを兼ねたケ
ースであつて、このケース1内に、電動機22と
圧縮要素23とが収納されている。
前記電動機22は、ステータ19とロータ20
とからなり、前記ロータ20には、クランク3を
有し、一端側を中空状に穿設してなる軸穴17を
設けたシヤフト4が嵌入されている。
前記圧縮要素23は、シリンダ2、このシリン
ダ2の下端部に穿設されたばね穴30に挿入され
たばね9、前記シヤフト4、このシヤフト4の軸
受とシリンダ2の側壁を兼ね、このシリンダ2の
両側に配設されている側板A5、側板B6、これ
ら側板A5、側板B6およびシリンダ2を締結す
るボルト21、クランク3に嵌められ、シリンダ
2の内側に沿つて偏心回転するローラ7、このロ
ーラ7に先端が当接し他端がばね9に押されなが
ら、シリンダ2の溝8内を往復運動するベーン1
0、このベーン10の背面11とシリンダ2の溝
8と前記両側板A5,B6とにより囲まれたポン
プ室12からなつている。そして前記側板A5に
は、ケース1内の潤滑油13をポンプ室12内へ
吸入できるストレートな吸込ポート14があり、
側板B6には、ポンプ室12から潤滑油13を送
油路に係る送油管15へ吐出できるストレートな
吐出ポート16があり、前記送油管15はシヤフ
トの一端部に係る軸穴17へ潤滑油13を供給
し、さらに軸穴17から分岐穴18を通して所要
の潤滑部へ給油できるようになつている。
このように構成したものにおいて、圧縮機を運
転し、シヤフト4が回転すると、それにともなつ
てローラ7が回転し、ベーン10はばね9により
押され、ローラ7に先端を当接しながらシリンダ
2の溝8内を往復運動し、冷媒吸込口(図示せ
ず)から流入した冷媒を圧縮して冷媒吐出口(図
示せず)から吐出する。
一方、ベーン10が往復運動するとポンプ室1
2の容積が変化し、ポンプ作用を行なう。すなわ
ち、ポンプ室12の容積が大きくなると、吸込ポ
ート14から潤滑油13を吸込み、ポンプ室12
の容積が小さくなると吐出ポート16から潤滑油
13を送油管15へ吐出する。送油管15に送ら
れた潤滑油13は軸穴17、分岐穴18を通つて
所要の潤滑部へ給油される。
ところで上記した従来技術には、次のような問
題点があつた。
すなわち、ポンプ室12の容積が大きくなると
吸込ポート14からケース1内の潤滑油13を吸
込むが、これと同時に送油管15内の潤滑油13
もポンプ室12内へ吸込まれるため、送油管15
内の潤滑油13が逆流する。また、ポンプ室12
内の容積が小さくなると吐出ポート16から送油
管15内へ潤滑油13を吐出するが、これと同時
に吸込ポート14からもケース1内へ潤滑油13
を吐出するため、潤滑油13はこの場合にも逆流
する。
とくに、吐出ポート16側には送油管15の抵
抗、および軸心までの潤滑油13のヘツドを要す
るため、吐出ポート16側の抵抗が大きく、潤滑
油13は吸込ポート14側へ逆流しやすく、シヤ
フト4の軸心まで潤滑油13が上がらない場合が
ある。
これを防止し軸穴17への給油量を十分に得る
ためには、吸込ポート14の口径を小さくして、
逆流抵抗を大きくすることにより、潤滑油13が
吸込ポート14側へ逆流しにくくする必要があつ
た。
しかしながら、吸込ポート14の逆流抵抗が大
きいと、順流抵抗も大きくなるため、シヤフト4
が回転しポンプ室12の容積が大きくなる吸込行
程において、ポンプ室12内の圧力が急激に低下
し、吸込まれた潤滑油13に溶解していた冷媒が
溶け出し気泡が発生する。そして、潤滑油13中
に気泡が混入した状態で、ポンプ室12の容積が
小さくなる吐出行程において、吐出ポート16か
ら所要の潤滑部へ潤滑油13が送られることにな
る。このようにして軸受等の潤滑部へ気泡を含ん
だ潤滑油13が供給されると、油圧の発生が妨げ
られて油膜が形成されず、ひいては焼付けを起こ
すといつた改善すべき問題点があつた。
上記の問題点は、回転数可変圧縮機の場合に顕
著である。すなわち、低速回転時ポンプ室を出入
りする流量が少なくなるため、吐出し行程におい
て、必要な揚程、給油量を得るためには、吸込ポ
ートの流路断面積を小さくして、ここにおける流
速を増加して逆流抵抗を大きくしなければならな
い。しかし高速回転時には、前記ポンプ室を出入
りする流量が多くなるため、吸込ポートの流路断
面積を小さくしていると、順流抵抗も大きく、吸
込行程におけるポンプ室の圧力降下が大きくな
り、気泡が発生しやすくなる。
[発明の目的] 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、ポンプ吸込行程における逆
流時の抵抗を大きくし、低速時の揚程および給油
量を確保しながら、高速時の順流時の抵抗の増加
を小さくし、潤滑油からの気泡の発生を防ぐとと
もに、所要の潤滑部へ十分な給油量だけ供給する
ことができる圧縮機を提供することを、その目的
とするものである。
[発明の構成] 本発明に係る圧縮機の構成は、油溜めを兼ねた
ケース内に、電動機と、シリンダ、クランクを有
するシヤフト、前記クランクに嵌められ前記シリ
ンダの内側に沿つて偏心回転するローラ、このロ
ーラに当接しながら前記シリンダの溝内を往復運
動するベーン、前記シヤフトの軸受と前記シリン
ダの側壁とを兼ね吸込ポートと吐出ポートとを有
する側板、および前記ベーンの背面と前記シリン
ダの溝と前記側板とにより囲まれたポンプ室を具
備した圧縮要素とを有し、前記電動機によつて駆
動される前記シヤフトの回転にともなう前記ベー
ンの往復運動によるポンプ作用によつて、前記ケ
ース内から前記ポンプ室へ前記吸込ポートを径て
流入した潤滑油を加圧し、これを前記吐出ポート
から送油路を経て前記シヤフトの一端側へ圧送す
るようにした圧縮機において、吸込ポートもしく
は吐出ポートの少なくともいずれかのポートに、
複数個の流体ダイオードを直列に接続してなる流
体弁を配設するものとし、その複数個の流体ダイ
オードの少なくとも1個は、吸込側が大径部、吐
出側が小径部となるテーパ状のノズル形流体ダイ
オードとしたものである。
すなわち、本発明の圧縮機は、ケース内の潤滑
油をポンプ室へ導く吸込ポートもしくは該ポンプ
室内の潤滑油を送油路へ送る吐出ポートのいずれ
か一方あるいは両方に、複数個の流体ダイオード
を直列に接続してなる流体弁を配設した流体弁付
きポートとし、それぞれのポートにおける逆流方
向に対する抵抗と、順流方向に対する抵抗との差
を大きくしたものである。
[発明の作用] 上記構成の複数個の流体ダイオードを直列に接
続した流体弁を配設した給油ポンプの作用につい
て述べる。
ポンプ室内容積が小さくなる吐出し行程におい
て、複数個の流体ダイオードを直列に接続した流
体弁付き吸込ポートを用いることにより、逆流抵
抗を大きくし、必要な揚程が得られ、逆流を少な
くして給油量を確保するとともに、前記ポンプ室
内容積が大きくなる吸込行程において、該流体弁
付き吸込ポートの順流抵抗を小さくし潤滑油から
の気泡の発生を防ぐことができる。
さらに、回転数可変圧縮機に用いた場合、低回
転時に、必要な揚程を得て給油量を得るために、
流体弁に単数の流体ダイオードを用いたとする
と、吐出し行程において十分な逆流抵抗を得るた
めに、流路断面積を小さくし流速を増加させなけ
ればならないのに対し、複数個の流体ダイオード
を用いれば、流路断面積を小さくせずに逆流抵抗
が増加し、必要な揚程および給油量を確保でき
る。
一方、高速回転時の吸込行程において、単数の
流体ダイオードを用いたとすると、流路断面積を
小さくしているため順流抵抗も大きく、前記ポン
プ室内の圧力降下が大きくなるのに対し、複数の
流体ダイオードを用いれば、流路断面積が大きい
ため、該ポンプ室内の圧力降下が小さく、気泡の
発生を防ぐことができる。
[発明の実施例] 以下、実施例によつて説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例に係る圧縮機
を示す縦断面図、第2図は、第1図におけるポン
プ室近傍の詳細を示す拡大縦断面図である。
この圧縮機は横形圧縮機であり、第3図と同一
番号を付したものは同一部分である。
第1図に係る本実施例の圧縮機は、油溜めを兼
ねたケース1内に、電動機22と、シリンダ2
A、クランク3を有するシヤフト4、クランク3
に嵌められ、シリンダ2Aの内側に沿つて偏心回
転するローラ7、このローラ7に当接しながらシ
リンダ2Aの溝8内を往復運動するベーン10、
シリンダ2Aの両側に配設され、シヤフト4の軸
受とシリンダ2Aの側壁とを兼ね、その一方に潤
滑油13の流体弁付き吸込ポート32(詳細後
述)を、他方に流体弁付き吐出ポート34(詳細
後述)をそれぞれ有する側板A5A、側板B6
A、この側板B6Aの側面に固定され、中心部に
シヤフト4の軸穴17に開口する穴25を穿設し
た側板カバー24、前記流体弁付き吐出ポート3
4と側板カバー24の穴25とを連通せしめ、該
流体弁付き吐出ポート34から吐出した潤滑油1
3を軸穴17へ供給することができる送油路3
3、ベーン10の背面11とシリンダ2Aの溝8
と側板A5Aと側板B6Aとばね穴30の下端に
設けられたシール部品31とによつて囲まれたポ
ンプ室12を具備した圧縮要素23Aとを有する
ものである。
前記流体弁付き吸込ポート32および流体弁付
き吐出ポート34を、第2図を用いてさらに詳細
に説明する。流体弁付き吸込ポート32は、小径
部53、テーパ部54、大径部55を有するテー
パ状の円形断面の第1ノズル形吸込流体ダイオー
ド40と、小径部50、テーパ部51、大径部5
2を有するテーパ状の円形断面の第2ノズル形吸
込流体ダイオード41とを同じ向きに組合わせて
なる流体弁を、前記第1ノズル形吸込流体ダイオ
ード40の大径部55がケース1内に開口し、前
記第2ノズル形吸込流体ダイオード41の小径部
50が、ポンプ室12に連通するスペースA35
に開口するように配設してなるものである。一
方、流体弁付き吐出ポート34は、小径部47、
テーパ部48、大径部49を有するテーパ状の円
形断面の第1ノズル形吐出流体ダイオード42
と、小径部44、テーパ部45、大径部46を有
するテーパ状の円形断面の第2ノズル形吐出流体
ダイオード43とを同じ向きに組合わせてなる流
体弁を、前記第1ノズル形吐出流体ダイオード4
2の大径部49がポンプ室12側に開口し、前記
第2ノズル形吐出流体ダイオード43の小径部4
4が、送油路33に連通するスペースB37に開
口するように配設してなるものである。
本実施例において、2個のノズル形流体ダイオ
ードを組み合わせたうち少なくとも1個を別部品
で製作するとよい。第2図に示す例では、第1ノ
ズル形吸込流体ダイオード40と第1ノズル形吐
出流体ダイオード42とをプレス成形等によつて
別体に製作し、それぞれ吸込、吐出ポートに装着
して加工組立を容易にしている。
このように構成した圧縮機の動作を説明する。
圧縮機を運転し、シヤフト4が回転すると、これ
にともなつてローラ7が回転し、ベーン10は、
ばね9に押され、ローラ7に先端を当接しながら
シリンダ2Aの溝8内を往復運動して冷媒を圧縮
する。
一方、このベーン10の往復運動によつて、ポ
ンプ室12内の容積が大きくなろうとするポンプ
の吸込行程において、第1ノズル形吸込流体ダイ
オード40から第2ノズル形吸込流体ダイオード
41を通りケース1内の潤滑油13を吸込む。こ
のとき同時に流体弁付き吐出ポート34側からも
潤滑油13を吸込むが、第2ノズル形吐出流体ダ
イオード43に接続して設けられているスペース
B37で拡大されている潤滑油13の流れが、第
2ノズル形吐出流体ダイオード43の小径部44
で縮流し、ここで大きな流動抵抗を生ずる、いわ
ゆるエツジ効果が働くので逆流しにくくなる。さ
らに第2ノズル形吐出流体ダイオード43のテー
パ部45で徐々に拡大された流れが、第1ノズル
形吐出流体ダイオード42の小径部47で再び縮
流して、ここで、また大きな流動抵抗を生ずる。
したがつて、送油路33に連通するスペースB3
7からポンプ室12への流動抵抗が大きく、潤滑
油13は逆流しにくくなる。このようにして、大
部分の潤滑油13は流体弁付き吸込ポート32側
から吸込まれる。
ベーン10が下降し、ポンプ室12内の容積が
小さくなるポンプの吐出行程において、流体弁付
き吐出ポート34側から送油路33へ潤滑油13
を吐出する。このとき同時に流体弁付き吸込ポー
ト32側からも潤滑油13を吐出するが、ポンプ
室12に連通し第2ノズル形吸込流体ダイオード
41に接続して設けられているスペースA35で
拡大されている潤滑油13の流れが小径部50で
縮流し、ここで大きな流動抵抗を生じ逆流しにく
くなる。さらに、第2ノズル形吸込流体ダイオー
ド41のテーパ部51で徐々に拡大された流れ
が、第1ノズル形吸込流体ダイオード40の小径
部53で再び縮流して、ここで、また大きな流動
抵抗を生ずる。したがつて、ポンプ室12に連通
するスペースA35からケース1への逆流の流動
抵抗が大きく、潤滑油13は逆流しにくくなる。
このようにして、大部分の潤滑油13は流体弁付
き吐出ポート34側から吐出される。
ところで、ポンプ室12内から流体弁付き吸込
ポート32を通りケース1内へ流出しようとする
ときの流動抵抗は、この流体弁付き吸込ポート3
2を構成する第1ノズル形吸込流体ダイオード4
0および第2ノズル形吸込流体ダイオード41の
小径部口径に代表され、この小径部口径が小さい
ほど流動抵抗が大きい。一方、シヤフト4の軸穴
17からポンプ室12内へ潤滑油13が逆流する
ときの流動抵抗は、流体弁付き吐出ポート34を
構成する第1ノズル形吐出流体ダイオード42お
よび第2ノズル形吐出流体ダイオード43の小径
部口径に代表されるのみならず、送油路33にお
ける流路抵抗、流体弁付き吐出ポート34からシ
ヤフト4の軸穴17までの潤滑油13のヘツドも
加わる。したがつて、本実施例のように、吐出ポ
ートに2個のノズル形流体ダイオードを接続して
なる流体弁を配設するようにすれば、吐出ポート
がストレートの穴である従来例に比べ、ポンプ室
12から送油路33へ至る流動抵抗が小さい。こ
れにともない、流体弁付き吐出ポート34側の抵
抗に打勝つて潤滑油13を軸穴17まで供給する
のに必要な流体弁付き吸込ポート32側の抵抗が
小さくなる。このため、流体弁付き吸込ポート3
2を構成するノズル形吸込流体ダイオードの小径
部口径を大きくすることができる。加うるに、本
実施例のように、流体弁付き吸込ポート32を直
列2段のノズル形流体ダイオードで構成すれば、
さらに逆流抵抗が増すため、ノズル形流体ダイオ
ードの小径部口径をさらに大きいものにすること
ができる。
以上説明した本実施例によれば、吸込ポートお
よび吐出ポートにテーパ状の円形断面のノズル形
流体ダイオードを2段に接続してなる流体弁を配
設したので、流体弁付き吸込ポート32を構成す
るノズル形吸込流体ダイオードの小径部口径を大
きくしても十分な給油量が得られ、しかも、流体
弁付き吸込ポート32のケース1内の潤滑油13
をポンプ室12へ吸込む場合の流動抵抗を小さく
できるため、ポンプ室12の容積が大きくなるポ
ンプ吸込行程時のポンプ室12内の圧力の低下が
小さくなり、この時ポンプ室内に生じる負圧の影
響で潤滑油13に溶け込んでいた冷媒が溶け出し
て気泡となり油中に混入するという危険を防止す
ることができるという効果がある。
また、流体弁付き吐出ポート34も直列2段の
ノズル形吐出流体ダイオードで構成しているた
め、送油路33からポンプ室12への流動抵抗を
大きくできるので、流体弁付き吸込ポート32側
のノズル形吸込流体ダイオードの小径部口径を大
きくしても、流体弁付き吐出ポート34側からの
逆流流量は少なく、十分な給油を確保することが
できる。
さらに、本実施例では、2個のノズル形流体ダ
イオードのうちの1個を別部品で製作しているの
で、プレス成形等による加工が容易であり、先端
エツジを鋭利に形成できるので、流体弁の逆、順
流抵抗比を大きくできる効果がある。
なお、本実施例では、流体弁付き吸込ポート3
2、流体弁付き吐出ポート34とも2段のノズル
形流体ダイオードを配設したものについて説明し
たが、これはさらに多段のノズル形流体ダイオー
ドによつて構成してもよく、これにより、前記し
た効果をさらに大きくすることができる。また、
吸込ポートもしくは吐出ポートの何れか一方のみ
を、複数個(2段あるいは多段)のノズル形流体
ダイオードを直列に接続してなる流体弁を配設し
た流体弁付きポートとし、他方を従来と同じスト
レートのポートにしても、機種によつては、気泡
が混入してない潤滑油を、所要の潤滑部へ十分な
給油量だけ供給することができるものである。
次に、他の実施例を説明する。
第4図は、本発明の第2の実施例に係る圧縮機
を示す縦断面図、第5図は、第4図におけるポン
プ室近傍の詳細を示す拡大断面図、第6図は、第
5図の―矢視断面図、第7図は、第5図の
矢視(ただし側板カバーを除去した状態)図であ
る。
この圧縮機も横形圧縮機であり、第1図と同一
番号を付したものは同一部分である。
第4図に係る本実施例の圧縮機は、油溜めを兼
ねたケース1内に、電動機22と、側板A5Bと
側板B6B(詳細後述)以外の構成部品は前記第
1図に係る圧縮機と全く同じものである圧縮要素
23Bとを有するものである。
前記側板B6Bは、焼結金属など成形加工しや
すい材料で作られたもので、シリンダ2Aの一方
側に配設されている。この側板B6Bには、テー
パ状の円形断面のノズル形吐出流体ダイオード2
8と、このノズル形吐出流体ダイオード28の小
径部58側に直列に接続した、渦巻室60とこの
内壁面に接するようにして穿設した連通穴61と
を有する渦巻形吐出流体ダイオード29を、前記
ノズル形吐出流体ダイオード28が吸込側(ポン
プ室12側)に来るように配設した流体弁付き吐
出ポート39が設けられている。シリンダ2Aの
他方側に配設された側板A5Bには、テーパ状の
円形断面のノズル形吸込流体ダイオード26と、
このノズル形吸込流体ダイオード26の小径部6
6側に直列に接続した、渦巻室67とこの内壁面
に接するように穿設した連通穴68とを有する渦
巻形吸込流体ダイオード27を、前記ノズル形吸
込流体ダイオード26が吸込側(ケース1内側)
に来るように配設した流体弁付き吸込ポート38
が設けられている。
前記流体弁付き吸込ポート38および流体弁付
き吐出ポート39を、第5〜7図を使用してさら
に詳細に説明する。流体弁付き吸込ポート38
は、側板A5Bの下部にケース1内へ下方へ開口
するように円筒形の渦巻室67を穿設するととも
に、この渦巻室67の内壁面に接するようにして
ポンプ室12と連通した連通穴68を穿設し、さ
らに、小径部66とテーパ部64と大径部65と
を持ち、テーパ状のノズル形吸込流体ダイオード
26を形成するプレス成形などで製作された吸込
ピース63を、その小径部66を渦巻室67内に
開口するように渦巻室67へ圧入して該渦巻室6
7のケース1内への開口部を塞ぎ、前記ノズル形
流体ダイオード26の上部に渦巻形吸込流体ダイ
オード27を形成したものである。
一方、流体弁付き吐出ポート39は、側板B6
Bの側面に円筒形の渦巻室60と、この渦巻室6
0の内壁面に接するようにして送油路33に接続
する送油ポート62と連通する連通穴61とを穿
設し、これを側板カバー24によつて密閉するこ
とにより渦巻形吐出流体ダイオード29を形成し
たものである。また、前記渦巻室60に小径部5
8が開口し、大径部59がポンプ室12に連通す
るように穿設された、テーパ部57を有するノズ
ル形吐出流体ダイオード28が形成されている。
ここで、第5図に示す例では、ノズル形吸込流
体ダイオード26の先端側小径部66を渦巻形吸
込流体ダイオード27の渦巻室67に突出させ、
ノズル形吐出流体ダイオード28の先端側小径部
58を渦巻形吐出流体ダイオード29の渦巻室6
0に突出させるように構成されている。
このように構成した圧縮機の動作を説明する。
本実施例においても、前記第1図に係る第1の実
施例と同様に、シヤフト4が回転すると、これに
ともなつてベーン10が往復運動する。
このベーン10の往復運動によつて、ポンプ室
12内の容積が大きくなろうとするポンプ吸込行
程においてノズル形吸込流体ダイオード26から
ケース1内の潤滑油13を吸込む。この潤滑油1
3は渦巻形吸込流体ダイオード27に抵抗少なく
送られ、ここから連通穴68を通りポンプ室12
へ抵抗少なく送られる。このとき同時に流体弁付
き吐出ポート39側からも潤滑油13を吸込む
が、渦巻き形吐出流体ダイオード29の送油路3
3に連通する連通穴61から渦巻室60の内壁に
接するように潤滑油13が流れ込み、この内側で
旋回流が生じ、渦巻室60に開口したノズル形吐
出流体ダイオード28の小径部58から流出しに
くくなる。さらに、この小径部58端面で流れに
縮流が生じ、ここで大きな流動抵抗が生じる。こ
のように流体弁付き吐出ポート39を2段の吐出
流体ダイオードで構成しているので、逆流方向の
抵抗が大きく、大部分の潤滑油13は流体弁付き
吸込ポート38側から吸込まれる。
一方、ベーン10が下降し、ポンプ室12内の
容積が小さくなるポンプ吐出工程において、流体
弁付き吐出ポート39側から抵抗少なく送油路3
3へ潤滑油13を吐出する。このとき同時に流体
弁付き吸込ポート38側からも潤滑油13を吐出
する。この場合、ポンプ室12に連通する連通穴
68から渦巻形吸込流体ダイオード27の渦巻室
67の内壁に接するように潤滑油13が流れ込
み、この中で旋回流を生じ抵抗が大きくなると同
時に、この渦巻室67に開口するノズル形吸込流
体ダイオード26の小径部66から流出しにくく
なる。また、この小径部66端で流れに縮流が生
じ、さらに大きな流動抵抗となる。したがつて、
本実施例のように流体弁付き吸込ポート38を2
段の吸込流体ダイオードで構成することにより、
逆流する。抵抗が大きく、大部分の潤滑油13は
流体弁付き吐出ポート39側へ吐出する。
ところで、流体弁付き吸込ポート38、流体弁
付き吐出ポート39とも流動抵抗の大きさは、そ
れぞれの小径部58,66で代表される。本実施
例においては、2段の流体ダイオードを用いてい
るので、吸込ポート、吐出ポートがストレートの
穴である従来例に比べ、順方向の抵抗に対する逆
流方向の抵抗を大きくできるため、小径部の口径
を大きくしても十分な給油量が得られる。小径部
66の口径の大きさを大きくすれば、流体弁付き
吸込ポート38における吸込時の抵抗が小さくな
り、ポンプ室12内の容積が大きくなる時にポン
プ室12内の圧力低下が小さくなるため、この時
の負圧の影響で潤滑油13に溶け込んでいた冷媒
が溶け出して気泡が油中に混入することはない。
以上説明した本実施例によれば、吸込ポートお
よび吐出ポートの渦巻形流体ダイオードとノズル
形流体ダイオードとを2段に組合せてなる流体弁
を配設するようにしたので、ノズル形流体ダイオ
ードを2段組合せた前記第1図に係る実施例に比
べて、順方向に対する逆流の抵抗を大きくするこ
とができる。このため、さらに多い給油量が得ら
れるとともに、流体ダイオードの小径部の口径を
大きくして、吸込抵抗を減じ、ポンプ吸込行程に
おいて負圧の影響で潤滑油13に気泡が混入する
危険を確実に防止することができるという効果が
ある。すなわち、本実施例によれば、逆、順流抵
抗比が大きくなり、低速時の給油量を確保しなが
ら、高速時の抵抗の増加を小さくすることができ
る。
さらに、ノズル形流体ダイオード先端部を渦巻
形流体ダイオードの渦巻室に突き出す構造とした
ので、逆流時渦巻室内の流れが干渉し合い、より
大きな抵抗となり、上記の効果をより高めること
ができる。
以上の実施例は、いずれも、一方の側板Aに流
体弁付き吸込ポートを、他方の側板Bに流体弁付
き吐出ポートをそれぞれ設けるようにしたもので
あるが、一方の側板、たとえば側板Bに両ポート
を設けるようにしてもよい。この実施例を次に説
明する。
第8図は、本発明の第3の実施例に係る圧縮機
を示す要部縦断面図、第9は、第8図の−矢
視断面図、第10図は、第9図の−矢視断面
図、第11図は、第8図の矢視(ただしカバー
を除去した状態)図である。
図において、第4〜7図と同一番号を付したも
のは同一部分である。この実施例は、一方の側板
B6Cに、ノズル形吸込流体ダイオード26、渦
巻形吸込流体ダイオード27を直列に接続してな
る流体弁を配設した流体弁付き吸込ポート38
と、ノズル形吐出流体ダイオード28、渦巻形吐
出流体ダイオード29を直列に接続してなる流体
弁を配設した流体弁付き吐出ポート39とを設
け、他方の側板A5Cにはポートを設けないよう
にしたものである。
このように構成した圧縮機も、前記第4図に係
る圧縮機と同様の動作を行ない、同一の効果を奏
するものである。また、一方の側板B6Cのみに
吸込ポート、吐出ポートを設けるようにしたの
で、圧縮機の加工工数、組立工数が、前記第4図
に係る圧縮機よりも低減するという利点がある。
最後に、もう一つの実施例を説明する。
この実施例は、本発明を、縦形圧縮機に適用し
たものである。
第12図は、本発明の第4の実施例に係る圧縮
機を示す要部断面図、第13図は、第12図の
−矢視断面図、第14図は、第13図の−
矢視断面図、第15図は、第12図の−矢視
断面図である。
この実施例も、前記第8図に係る圧縮機(ただ
し横形圧縮機)と同様に、一方の側板B6Cに流
体弁付き吸込ポート38、流体弁付き吐出ポート
39を設け、他方の側板A5Cにはポートを設け
ないようにしたものである。
このようにして構成した圧縮機も、前記第4図
に係る圧縮機と同様の動作を行ない、同一の効果
を奏するものである。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、気
泡が混入してない潤滑油を、所要の潤滑部へ十分
な給油量だけ供給することができる圧縮機を提供
することができる。
また、低速回転時に必要な揚程、給油量を確保
し、高速回転時に気泡が混入していない潤滑油を
供給できる回転数可変の圧縮機を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例に係る圧縮機
を示す縦断面図、第2図は、第1図におけるポン
プ室近傍の詳細を示す拡大縦断面図、第3図は、
従来の圧縮機として、横形圧縮機の一例を示す縦
断面図、第4図は、本発明の第2の実施例に係る
圧縮機を示す縦断面図、第5図は、第4図におけ
るポンプ室近傍の詳細を示す拡大断面図、第6図
は、第5図の−矢視断面図、第7図は、第5
図の矢視(ただしカバーを除去した状態)図、
第8図は、本発明の第3の実施例に係る圧縮機を
示す要部縦断面図、第9図は、第8図の−矢
視断面図、第10図は、第9図の−矢視断面
図、第11図は、第8図の矢視(ただしカバー
を除去した状態)図、第12図は、本発明の第4
の実施例に係る圧縮機を示す要部縦断面図、第1
3図は、第12図の−矢視断面図、第14図
は、第13図の−矢視断面図、第15図は、
第12図の−矢視断面図である。 1…ケース、2A…シリンダ、3…クランク、
4…シヤフト、5A,5B,5C…側板A、6
A,6B,6C…側板B、7…ローラ、8…溝、
10…ベーン、11…背面、12…ポンプ室、1
3…潤滑油、17…軸穴、22…電動機、23
A,23B…圧縮要素、26…ノズル形吸込流体
ダイオード、27…渦巻形吸込流体ダイオード、、
28…ノズル形吐出流体ダイオード、29…渦巻
形吐出流体ダイオード、32…流体弁付き吸込ポ
ート、33…送油路、34…流体弁付き吐出ポー
ト、35…スペースA、37…スペースB、38
…流体弁付き吸込ポート、39…流体弁付き吐出
ポート、40…第1ノズル形吸込流体ダイオー
ド、41…第2ノズル形吸込流体ダイオード、4
2…第1ノズル形吐出流体ダイオード、43…第
2ノズル形吐出流体ダイオード、44…小径部、
46…大径部、47…小径部、49…大径部、5
0…小径部、52…大径部、53…小径部、55
…大径部、58…小径部、59…大径部、60…
渦巻室、61…連通穴、65…大径部、66…小
径部、67…渦巻室、68…連通穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油溜めを兼ねたケース内に、電動機と、シリ
    ンダ、クランクを有するシヤフト、前記クランク
    に嵌められ前記シリンダの内側に沿つて偏心回転
    するローラ、このローラに当接しながら前記シリ
    ンダの溝内を往復運動するベーン、前記シヤフト
    の軸受と前記シリンダの側壁とを兼ね吸込ポート
    と吐出ポートとを有する側板、および前記ベーン
    の背面と前記シリンダの溝と前記側板とにより囲
    まれたポンプ室を具備した圧縮要素とを有し、前
    記電動機によつて駆動される前記シヤフトの回転
    にともなう前記ベーンの往復運動によるポンプ作
    用によつて、前記ケース内から前記ポンプ室へ前
    記吸込ポートを経て流入した潤滑油を加圧し、こ
    れを前記吐出ポートから送油路を経て前記シヤフ
    トの一端側へ圧送するようにした圧縮機におい
    て、吸込ポートもしくは吐出ポートの少なくとも
    いずれかのポートに、複数個の流体ダイオードを
    直列に接続してなる流体弁を配設するものとし、
    その複数個の流体ダイオードの少なくとも1個
    は、吸込側が大径部、吐出側が小径部となるテー
    パ状のノズル形流体ダイオードであることを特徴
    とする圧縮機。 2 複数個の流体ダイオードを、テーパ状の円形
    断面のノズル形流体ダイオードを同じ向きに2個
    組合わせたものとし、該ノズル形流体ダイオード
    の大径部が吸込側に、小径部が吐出側に向くよう
    に配設し、吐出側に配設したノズル形流体ダイオ
    ードに接続してスペースを設けるようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の圧縮
    機。 3 同じ向きに組合わせたノズル形流体ダイオー
    ドのうち、少なくとも1個は別体を装着するもの
    とし、該別体の小径部の先端エツジを鋭利に形成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の圧縮機。 4 複数個の流体ダイオードを、テーパ状の円形
    断面のノズル形流体ダイオードと、このノズル形
    流体ダイオードの小径部側に配設した渦巻室と、
    この内壁面に接するようにして穿設した連通穴と
    を有する渦巻形流体ダイオードとを組合わせたも
    のとし、前記ノズル形流体ダイオードを吸込側
    に、前記渦巻形流体ダイオードを吐出側に配設す
    るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の圧縮機。 5 ノズル形流体ダイオードの小径部を、渦巻形
    流体ダイオードの渦巻室に突出させたことを特徴
    とする特許請求の範囲第4項記載の圧縮機。
JP15206484A 1984-07-24 1984-07-24 圧縮機 Granted JPS6131688A (ja)

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JPS6131688A JPS6131688A (ja) 1986-02-14
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