JPH0247761B2 - - Google Patents

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JPH0247761B2
JPH0247761B2 JP55061464A JP6146480A JPH0247761B2 JP H0247761 B2 JPH0247761 B2 JP H0247761B2 JP 55061464 A JP55061464 A JP 55061464A JP 6146480 A JP6146480 A JP 6146480A JP H0247761 B2 JPH0247761 B2 JP H0247761B2
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axis
axes
circuit
attitude
command signal
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JP55061464A
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Etsuzo Murakami
Toshio Yoneda
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Daihen Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶接、切断あるいは塗装などの作業を
指令信号に従つて行う工業用ロボツトに関するも
のであり、特に加工具の姿勢変更時における動作
を円滑に行うための制御装置に関するものであ
る。
一般に工業用ロボツトにおいては加工具と被加
工物とを相対的に例えば互いに直交する座標軸
X,Y,Zの3軸に沿つて移動させるための座標
軸(以後これらの座標軸を主座標軸とよぶ)と、
この加工具を保持する手首部の姿勢を決定するた
めの副座標軸である姿勢制御軸、例えばX軸およ
びY軸に平行な面即ちXY平面内にて回転するΘ
軸およびZ軸に平行な面内にて回転するΨ軸(以
後Θ軸およびΨ軸を一括して手首軸とよぶ)とを
備えこれら各軸を教示された通りに移動させて三
次元空間内に形成された加工線を忠実に再現する
ように制御される。
第1図は、このように構成された工業用ロボツ
トの例を示す斜視図であり、同図において1はベ
ース、2はベース1上にX軸方向に横行自在に取
付けられたコラム、3はコラム2にZ軸方向に昇
降自在に取付けられたアーム支持体、4はアーム
支持体3にY軸方向に前後動自在に支持されたア
ームであり、このアーム先端には加工具6例えば
アーク溶接用トーチを有する手首5が取付けら
れ、さらにこの手首5は加工具6をXY平面内に
てΘ軸廻りに、またZ軸に平行な面内にてΨ軸廻
りに廻動して姿勢制御可能になつている。これら
のコラム2、アーム支持体3、アーム4はそれぞ
れ主座標軸としての直交軸を構成し、電動機ある
いは油圧シリンダ等図示を省略した駆動手段によ
りそれぞれ指令された位置まで駆動されて位置決
めされる。さらにこれらロボツト本体は別途用意
される被加工物101の取付治具102に対応し
て設置される。被加工物取付治具は必要により図
のU軸およびV軸廻りに回転可能に、またW軸方
向に移動可能に構成される。
この種の工業用ロボツトにおいて、曲線あるい
は折れ線状の加工線を加工する場合には、加工具
を常に被加工物の加工線に対して一定の姿勢に保
つことが要求される。いま説明を簡単にするため
に、第2図に示すようにXY平面内において、B
点で屈曲した加工線A,B,Cが存在し、加工具
6もXY平面内において移動する場合について考
える。同図において、点A−B間は直接であるか
ら加工具の姿勢は一定でよく、点Bにおいて屈曲
しているため手首軸をθだけ回転させてB−C間
においても加工線に対して加工具6がA−B間に
おけると同じ角度αとなるようにすることが必要
となる。このとき手首の支持部即ち第1図のアー
ム4の先端の位置を変えずに手首軸だけを角度θ
回転させると、その回転中心が加工具先端と離れ
ているために加工具先端は図中に点線で示すよう
に本来の指向位置とは大きく離れた位置となる。
従来このような屈曲する加工線を加工する場合
あるいは加工線に対する加工具の姿勢を変化させ
ても加工具先端の指向位置が変化しないようにす
るためには、加工線を記憶させる段階、即ちテイ
ーチング時において手首姿勢変更のために発生し
た加工具先端位置の変化を、手動指令によりX軸
およびY軸に移動させて、加工具先端が正常位置
に復帰したことを確認した後にテイーチング指令
を行い、手首軸およびX軸およびY軸の目標値を
記憶させておき、実行時において、この手首姿勢
の変更時におけるX、Y各軸の必要な移動量を先
に記憶した各目標値からコンピユータにより計算
させながら行う方法が用いられていた。このよう
な方法によるときは、テイーチング作業が非常に
繁雑となるのみならず、実行時において手首軸の
廻動とこれによるアーム先端位置の補正動作とが
独立して行なわれることになる。このとき、手首
の廻動によつても加工具先端の位置が完全に不動
の状態を保つためには各軸の動特性を一致させる
ことが必要となる。ところで、主座標軸である
X,Y,Z各軸にはそれぞれ異なる重量の機構が
装着されておりかつ極座標系である手首回転のた
めのΘ,Ψ軸とは当然ループゲインおよび応答速
度が異なり、これらを正確に調整して動特性を一
致させることは相当な困難性を有する。しかも、
これら各軸の動特性は各軸の現在位置によつても
負担重量の変化や慣性モーメントが変化するため
に一定ではなく、これら変動する動特性をすべて
の位置において一致させることはほとんど不可能
に近い。
一方、テイーチング作業を容易にするために手
首軸の回転指令を分割し、この指令信号に応じて
加工具先端をもとの位置に保持するために、アー
ム先端の移動すべき量を演算し、この演算結果を
X,Y,Z各軸に対する位置指令信号に加算して
主座標軸の位置を補正しながら制御する方法、あ
るいは手首軸の回転角度を検出し、この検出値に
よつてX,Y,Z各座標軸の補正量を計算して制
御する方法が提案されている。しかるに、前者に
おいては、手首軸の回転指令信号により手首の廻
動と補正のための主座標軸の駆動とを独立して行
うことになるので、手首軸と主座標軸との間にた
とえ共通のクロツクパルスを供給して同期化を計
つたとしても、前述の例のように各軸の動特性の
差から各軸を正確に協働させることは困難であ
り、手首の廻動が先行したり、主座標軸の補正動
作が先行したりするので、正確に加工具先端の指
向位置を変化させずに、手首軸を回転させて姿勢
変更をすることはできない。一方、後者において
は手首軸の回転量を検出してからこの検出値に対
する主座標軸の補正量を演算し、この演算結果に
よつて主座標軸を移動させることになるので相当
量の動作遅れが避けられない。さらに、主座標軸
の位置の補正を正確に行うには、手首軸の回転角
の検出をできるだけ細かい間隔で行うことが必要
となるが、この補正量の演算には後述するように
三角函数を含むから、このような演算を細かい間
隔で行うときは大量の三角函数の演算を高速で行
うことが必要となり、一般に工業用ロボツトに用
いられるマイクロコンピユータ程度の能力では到
底実現不可能である。したがつて、演算能力の範
囲内に検出間隔が制約されることになり、遅れの
増加は避けられず、正確な補正動作は望めない。
もちろん、三角函数の演算を行なわずに函数表を
記憶しておきこれから必要な数値を読み出して四
則計算のみを行うようにするときは演算速度は速
くなるが函数表を記憶するために記憶容量の多く
の部分が占有されることになり他の作業に支障を
きたすことになる。
さらに、上述の従来例においては、手首軸の回
転によつて補正すべき主座標軸の値は直ちに出力
されて各座標軸の指令信号に加算されるようにな
つている。しかるに、サーボ系には必らず指令信
号に対して応答遅れがあり、しかもこの遅れ量は
各軸で一定ではないので手首軸の回転指令に対し
て直ちに補正量を算出し、これによつて主座標軸
の位置補正動作を行うと主座標軸の補正が先行し
てしまう可能性があり、このため加工具の不要な
動作を誘起することがあつた。
本発明は上記従来装置の欠点を改善したもので
あり、手首軸を廻動させることによつて加工具の
姿勢を変更するものにおいて、姿勢制御指令信号
を受けて姿勢制御軸即ち手首軸を駆動するととも
に姿勢制御指令信号を受けて姿勢変更により発生
する加工具先端の指向位置の変化量を予測しあら
かじめ算出する演算回路を設け、この演算結果を
順次記憶しておくとともに姿勢制御軸の動作を検
出し、この検出信号により先に演算して記憶して
おいた加工具先端の指向位置の変化予測量を読み
出し、この予測値により主座標軸に対する位置指
令信号を修正して主座標軸の位置を制御する構造
として、手首軸を廻動して加工具の姿勢を変化さ
せる場合において加工具先端の指向位置を全く変
化させることなく正確でかつ遅れのない位置制御
を可能にしたものである。
第3図は、本発明を第1図に示したような主座
標軸としてX,Y,Zの直交3軸および手首軸と
してΘ,Ψの回転2軸を有する工業用ロボツトに
適用するときの実施例を示す構成図である。同図
において、7は各軸に対する指令信号を発生する
制御器であり、8は各軸の移動を手動指令するた
めのテイーチング操作箱、9は自動運転実行時に
運転開始、停止などを指令する自動操作箱であ
る。11aはX軸駆動制御回路、11bはX軸駆
動電動機、11cはX軸位置検出用エンコーダで
あり、この11aないし11cはX軸位置決めサ
ーボ制御回路を構成している。同様に12a,1
3a,14a,15aはそれぞれY軸、Z軸、Θ
軸およびΨ軸の各駆動制御回路、12b,13
b,14b,15bは各軸駆動用電動機、12
c,13c,14c,15cは各軸位置検出用エ
ンコーダであり、12aないし12cはY軸用、
13aないし13cはZ軸用、14aないし14
cはΘ軸用、15aないし15cはΨ軸用のそれ
ぞれ位置決め用サーボ制御回路を構成している。
16および17はそれぞれ制御器7からのΘ軸位
置指令信号およびΨ軸位置指令信号を積算し記憶
するΘ軸およびΨ軸現在位置記憶用レジスタであ
り、それぞれ各軸が原点位置に復帰したときにリ
セツトされる。ここでエンコーダ14cと15c
の単体およびこれらとレジスタ16と17は姿勢
制御軸である手首5のΘ軸およびΨ軸の動作量を
検出する検出器を構成している。18は制御器7
からのΘ,Ψ軸に対する両軸の位置増分指令θc,
φcを受けてこのときの直交軸即ちX,Y,Z各
軸の修正量をΘ,Ψ軸の各現在位置に応じて算出
する演算回路、19は一般に待合せ行列または
FIFoメモリとよばれる記憶回路であつて、演算
回路18の演算終了信号mを書込み指令として演
算結果を到来する順に記憶し、後述する補間回路
20の補間完了信号rを読み出し指令として記憶
した順に先頭から読み出す回路である。この記憶
回路19は演算回路18および補間回路20とと
もに本発明の重要な部分を占める要素であり、後
に詳述するようにこれらの回路を設けることによ
つて極めて円滑で正確な動作が得られるものであ
る。
20は記憶回路19の出力を受けてΘ,Ψ各軸
の移動を検出するエンコーダ14cおよび15c
の出力毎にパルス分配する直線補間回路、21な
いし23は制御器7の出力を直線補間回路20の
出力にて修正して総合出力を得る修正回路であ
る。
第3図において、制御器7は各軸に対する位置
指令信号xcないしφcを別途定められた移動速度に
対応したパルス間隔で指令単位毎に出力し、各軸
はこの位置指令信号を受けてサーボ制御回路によ
り入力信号に対応して駆動される。
この位置決め結果は、それぞれに設けられたエ
ンコーダ11cないし15cによつて検出されそ
れぞれの軸の制御回路11aないし15aにフイ
ードバツクされて入力信号との間に偏差がなくな
つた位置で停止する。手首軸に対する位置指令信
号θc、φcはまたΘ軸およびΨ軸現在位置記録用
レジスタ16および17にて積算されるとともに
演算回路18にも供給される。レジスタ16およ
び17においては手首軸の原点からの回転角度
θ、φを積算し演算回路18に出力する。演算回
路18は、後に詳述するようにこのθ、φから
X,Y,Z各軸の修正量を演算し記憶回路19に
出力する。記憶回路19は演算回路18の演算終
了によりこの演算結果を受けて順次記憶する。一
方、手首軸の指令信号θc、φcを受けてΘ軸およ
びΨ軸は回転を始め、これに従つてエンコーダ1
4cおよび15cは出力パルスを発生する。この
エンコーダからの出力パルスによつて補間回路2
0は記憶回路19の内容を記憶した順に読み出
し、エンコーダ14cおよび15cからの出力パ
ルスに従つて記憶内容をパルス分配して直線補間
によりX,Y,Z各直交軸に対する修正量を順次
出力する。この修正量は、修正回路21ないし2
3にて制御器7からの指令信号xc、yc、zcと加算
合成されて直交軸の駆動制御回路11aないし1
3aに供給される。この結果、加工具の先端は手
首軸ΘおよびΨ軸の位置変化にかかわらず常に同
じ指向位置に向うことになる。
ここで本発明の重要な部分を占める演算回路1
8、記憶回路19および補間回路20について第
4図とともに詳細に説明する。
第4図は第1図の装置の加工具部分のみを取出
した座標軸との関係を示した説明図である。第4
図において、l1は手首のΘ軸の回転中心から加工
具取付位置までの手首の長さを示し、l2は加工具
の実効長さを示す。いま、手首取付位置が点Qに
あり、加工具先端が点P0にあるときを考える。
点P0の座標をP0(x0、y0、z0)とし、これからΘ
軸廻りにΘ,Ψ軸廻りにφだけ回転したときの加
工具の先端の位置をP1(x1、y1、z1)とすると、
このとき点P1は点P0から Δx1=l1(cosθ−1)−l2sinφsinθ …(1) Δy1=l1sinθ+l2sinφcosθ …(2) Δz1=l2(1−cosφ) …(3) だけ移動することになる。したがつて手首軸の位
置が(θ、φ)のときは加工具の先端の位置は
P1(x0+Δx1、y0+Δy1、z0+Δz1)となる。これ
をもとの位置P0に保つには手首の取付部Qが直
交座標軸に沿つて(−Δx1、−Δy1、−Δz1)だけ
移動させればよい。このようにして修正した状態
からさらに手首軸をその1指令単位であるθc、φc
だけ回転させると、このときの加工具先端の位置
(Δx2、Δy2、Δz2)は上記(1)ないし(3)式のθを
(θ+θc)、φを(φ+φc)とおくことによつて得
られるが、実際には手首の取付部はすでに(−
Δx1、−Δy1、−Δz1)だけ修正されているから今
回の補正すべき量は(Δx2−Δx1、Δy2−Δy1
Δz2−Δz1)である。したがつて、演算回路18
はΘ軸およびΨ軸の1指令単位毎に上記(1)ないし
(3)式の演算を行うとともにこれを記憶し先に演算
して記憶しておいた1指令単位前のΔx、Δy、Δz
の値から差引いて差を直交軸X,Y,Zの修正信
号として記憶回路19に演算終了信号とともに出
力するものであればよい。
ところで上記各演算は、工業用ロボツトに用い
られるマイクロコンピユータにおいては通常デイ
ジタル信号を入力とし、デイジタル信号にて出力
される方式によるのが便利である。そして上記(1)
ないし(3)式の演算において、演算結果をデイジタ
ル量にて出力する際には、演算毎に1単位量未満
の値は切捨てられるから、単にデイジタル化され
た演算結果の(Δx、Δy、Δz)と1指令単位前の
演算結果との差を修正量として採用すると演算の
都度端数が切捨てられて、これが順次累積されて
大きな誤差を生ずる可能性がある。これを防止す
るには、演算回路18としてΘおよびΨ軸に対す
る第n番目の指令信号を受けたときに、各原点か
らの角度に対する上記(1)ないし(3)式のΔxo、Δyo
Δzoを求める第1の演算回路と、原点から第(n
−1)番目までに各指令単位毎に算出した直交座
標軸の修正量Δx′、Δy′、Δz′の総和o-1i=1 Δx′io-1i=1
Δy′io-1i=1 Δziを算出する加算器と、上記第1の演
算回路の演算結果からこの加算器の加算結果を差
引き Δx′o=Δxoo-1i=1 Δx′i …(4) Δy′o=Δyoo-1i=1 Δx′i …(5) Δz′o=Δzoo-1i=1 Δx′i …(6) を算出する第2の演算回路とから構成すればよ
い。演算回路18をこのように構成することによ
つてデイジタル化された値により演算を行う場合
の上記誤差は、ΘおよびΨ軸の各指令単位毎に随
時補償される。この結果、誤差の発生は極めて少
なくなり精度を飛躍的に向上させることができ
る。
次に記憶回路19の役割と動作について説明す
る。前述のようにフイードバツクループを有する
サーボ制御系においてはその立上り時および定常
時に必らず指令信号に対する遅れが発生する。換
言すれば、サーボ系の動作はこの遅れの存在によ
つて動作し得るものである。したがつて、各軸は
指令信号を受けると各軸特有の遅れを持つて目的
に近づく方向に動作する。第2図および第4図に
て説明したように、手首軸ΘおよびΨ軸が指令信
号を受けたとき、この指令信号に対して所定の演
算を施し、この演算結果によつて主座標軸(この
場合X,Y,Zの各軸)に修正指令を発するよう
な場合には、指令信号のみの取扱いによつてこれ
ら修正動作を行うと、本来修正の原因となる軸
(即ちΘ,Ψ軸)の動作と、これらの軸の動作に
よつて位置の修正指令を受ける軸(即ちX,Y,
Z軸)の動作との間に動作順序が逆になる場合が
生じる。即ち修正指令を受ける軸の応答が速いと
手首軸Θ、Ψ軸が未だ主座標軸の修正を必要とす
るほどに回転しない間にX,Y,Zの各軸が修正
動作を先に実行してしまうことが発生する。これ
を防止するために設けられたのが記憶回路19で
あり、手首軸(Θ,Ψ軸)の指令値に対する主座
標軸の修正量の演算のみを行い、この演算結果を
一時記憶し、その後現実にΘ,Ψ軸が回転して修
正が必要な値となつたときに、この演算結果を順
次読み出して主座標軸の修正を行うようにしたも
のである。このようにΘ,Ψ軸の回転指令に対し
てあらかじめ演算しておいた修正量を現実にΘ,
Ψ軸が回転したときに主座標軸に出力するので
Θ,Ψ軸の動作遅れ量即ち動特性にかかわらず常
に必要量のみの修正が実行されて動作が非常に安
定確実となる。補間回路20は、記憶回路19の
先頭の記憶内容を読み出し、これを一時蓄えると
ともに姿勢制御軸Θ,Ψの回転を検出するエンコ
ーダ14c,15cの出力により、この記憶内容
を直線補間によりパルス分配する。ここで、エン
コーダ14cおよび15cの出力がΘおよびΨ軸
の各1指令単位に対して1単位のパルスを発する
ときは、補間回路20は当然不要であり、記憶回
路19の記憶内容を直接エンコーダ14cおよび
15cの出力を読み出し指令として読み出して修
正回路21ないし23に供給するとよい。しか
し、この場合には、ΘおよびΨ軸の1指令ユニツ
トに対する前述の(4)〜(6)式により得られる修正量
が、X,Y,Z軸の各1指令単位程度ならよいが
第4図の手首長さl1、加工具長さl2が大きな値と
なるときはΘ,Ψ軸の1指令単位に対してX,
Y,Zの各軸の修正量は数10〜数100指令単位に
達することがある。このような大きな修正量を一
度に修正することは、加工具先端の動作が不規則
なものとなり、初期の目的を達し得ないときがあ
る。これを解決するためには、エンコーダ14c
および15cの出力をΘ,Ψ軸の指令数に対して
n倍の出力パルスを発生するものとし、このn倍
のパルスによつて記憶回路19から読み出した修
正量を直線補間してn回に分配すればよい。この
ようにすれば、Θ,Ψ軸の1指令単位に対してn
倍の分解能でX,Y,Zの各軸の位置の修正が可
能となる。この場合、X,Y,Z各軸に対する指
令信号xc、yc、zcとΘ,Ψ軸に対す指令信号θc
φcとの間にはn:1以上のパルス比率とすること
が必要となるが、一般にX,Y,Z各軸の移動量
は毎分数メートル以上となりこれに対応するパル
スは数方パルスに達する。これに対して、Θ,Ψ
両軸の移動量は毎分数回転程度でありこれに要す
るパルスは数ないし数パルスである。したがつて
上記比率のnは10程度に設定しても十分に間に合
うものである。
上記記憶回路19において出力を外部からのパ
ルス分配指令に応じて直線補間した出力を得るも
のとすれば補間回路20は省略してもよいことは
もちろんである。
なお上記の説明においては説明を簡単にするた
めに加工具をX,Y,Zの各直交3軸に沿つて位
置決めする工業用ロボツトについて説明したが、
これら主座標軸は2軸以下でもよく、また手首軸
もΘ軸あるいはΨ軸のいずれか一方のみを有する
ロボツトに対しても本発明の制御装置を適用する
ことができる。この場合前述の(1)ないし(6)式から
容易に理解できるように第1図の装置において直
交軸をX,Y軸のみとした装置に対してはΘ軸の
み、Z,X軸のみとした装置に対してはΨ軸のみ
に対して適用可能である。さらに加工具と被加工
物とは相対移動することによつて加工が行なわれ
るものであるからこれら主座標軸のうち任意の軸
を被加工物の位置を制御する軸としてもよいこと
はもちろんである。例えば第1図の装置において
X軸のかわりに被加工物取付治具のW軸の位置の
制御に本発明の装置を適用する。このようにする
ときは載荷重量および慣性モーメントともに最大
となる正確な位置決め制御が難しいX軸に微妙な
補正動作を行なわせる必要がなくなりまたX軸方
向の加工可能範囲がX軸およびW軸の調整範囲の
和となり機能の向上が計れるものである。
さらに本発明は上記実施例に示したように主座
標軸が直交座標系にて構成される場合にのみ適用
されるものではなく、主座標軸が極座標系により
構成される場合および円柱座標系により構成され
る場合、あるいはこれら各座標系を部分的に混合
して用いる場合などあらゆる座標系により構成さ
れる工業用ロボツトに対して適用し得ることは容
易に理解できるところである。これらの場合、演
算回路の演算内容および座標軸に対する指令信号
の種類などはそれぞれの座標系に応じたものとす
ることはもちろんである。
以上のように本発明の装置によるときは、手首
姿勢制御軸Θ,Ψに対する指令信号を受けて姿勢
変更のために生ずる主座標軸の位置修正量を演算
し、これを順次記憶するとともに、手首軸の移動
に応じてその移動を検出する検出パルスによつて
この記憶した修正量を順次読み出して主座標軸の
位置指令値を修正して各軸を駆動するようにした
ので、手首姿勢変更時も加工具先端の指向位置を
所定の位置にしたまま円滑に行うことができる。
また修正量の演算そのものは、姿勢指令信号発信
時にΘ,Ψ軸の1指令単位毎に行うので演算時間
を比較的長くとることができ、また演算結果を記
憶回路に一時記憶し、これを順次読み出して主座
標軸の修正を行うようにしたので、応答遅れによ
る誤差や不要な修正動作がなく安定して正確に修
正をすることができる。さらに、記憶した修正量
を手首軸の移動量を指令単位のn倍の出力パルス
数を発生するエンコーダの出力にて直線補間して
出力し修正するときは、主座標軸の位置の修正を
高分解能にて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の対象となる工業用ロボツトの
外形を示す斜視図、第2図および第4図は加工具
が姿勢を変更するときの様子を示す説明図、第3
図は本発明の装置の実施例を示す構成図である。 2……コラム、3……アーム支持体、4……ア
ーム、5……手首部、6……加工具、7……制御
器、11a〜15a……各軸の駆動制御回路、1
1b〜15b……駆動電動機、11c〜15c…
…エンコーダ、18……演算回路、19……記憶
回路、20……補間回路、21〜23……修正回
路、X,Y,Z……直交座標軸、Θ,Ψ……姿勢
制御軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加工具と被加工物とを相対的に移動させるた
    めの座標軸と、加工具の姿勢を決定する姿勢制御
    軸とを有し、前記各軸の位置を指令する制御器
    と、前記制御器からの位置指令信号に応じて各軸
    を位置決めするサーボ制御回路とからなる工業用
    ロボツトの制御装置において、前記姿勢制御軸の
    動作量を検出する検出器を設けるとともに前記位
    置指令信号のうち姿勢制御軸に対する指令信号を
    受けて姿勢変更時に発生する加工具先端指向位置
    の変化量を演算し前記座標軸の位置修正信号を算
    出する演算回路と、前記演算回路の出力を記憶し
    前記検出器の出力に対応して読み出す記憶回路
    と、前記位置指令信号のうち前記座標軸に対する
    指令信号を前記記憶回路の出力信号により修正し
    て前記サーボ制御回路に伝送する修正回路とを具
    備した工業用ロボツトの制御装置。 2 前記検出器は、姿勢制御指令信号の1指令単
    位に対応する基本動作量をn分割(n≧1)した
    信号を出力するエンコーダを含み、前記記憶回路
    は前記エンコーダの出力により記憶値を姿勢制御
    指令信号の1指令単位の間でn分割した直線補間
    法により分配して出力する回路を含む回路である
    特許請求の範囲第1項に記載の工業用ロボツトの
    制御装置。 3 前記演算回路は、姿勢制御軸の姿勢変更指令
    信号を受けたときに各軸の原点からの回転角に応
    じて前記座標軸の位置修正信号を算出する第1の
    演算器と、前記第1の演算器の出力から姿勢制御
    軸の前記姿勢変更指令信号を受ける以前に算出し
    た前記座標軸の修正量の総和を差引く第2の演算
    器とからなる特許請求の範囲第1項に記載の工業
    用ロボツトの制御装置。
JP6146480A 1980-05-08 1980-05-08 Controller for industrial robot Granted JPS56157982A (en)

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