JPH0247961B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0247961B2 JPH0247961B2 JP57188118A JP18811882A JPH0247961B2 JP H0247961 B2 JPH0247961 B2 JP H0247961B2 JP 57188118 A JP57188118 A JP 57188118A JP 18811882 A JP18811882 A JP 18811882A JP H0247961 B2 JPH0247961 B2 JP H0247961B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- present
- frenolicin
- fusarium
- rice
- leaf
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
本発明は、ボトリチス(Botrytis)属、フザリ
ウム(Fusarium)属、ヘルミントスポリウム
(Helminthosporium)属、アルターナリア
(Alternaria)属の菌に由来する植物病害に優れ
た防除効果を有する植物病防除用殺菌剤に関す
る。 従来から抗菌性を有する数多くの有機合成化合
物および抗生物質が発見され、農業殺菌剤として
開発され、農産物の安定供給に貢献してきたので
あるが、こゝ数年来、植物病原菌のいわゆる薬剤
耐性が実際上の問題として重要視されるようにな
つた。この耐性菌の出現を阻止するための現在の
適確な方法は、病原菌に対して抗菌作用操作の異
なる薬剤の交互または混合散布である。したがつ
て、従来の殺菌剤とは異なる殺菌剤の開発が求め
られる。 本発明者らは、多種の抗生物質について、その
植物病害防除効果を検討した結果、式() で示されるフレノリシンBが農園芸作物のボトリ
チス属、フザリウム属、ヘルミントスポリウム属
およびアルターナリア属菌に由来する植物病害に
優れた防除効果を示すことを見出し、本発明を完
成するに到つた。 本発明の式()で示れるフレノリシンBは、
J.Antibiotics31,959(1978)に記載された物質で
あり、いねいもち病菌〔ピルキラリア
(Piricularia)〕にイン・ビトロ(in vitro)で若
干の活性を示すことが述べられているが、本発明
者らは、イン・ピボ(in vivo)でいねいもち病
菌に対して試験し、活性がないことを認めた。 しかし、本発明のフレノリシンBは、果樹、蔬
菜の植物病害については、その防除効果は全く知
られておらず、ボトリチス属、フザリウム属、ヘ
ルミントスポリウム属、アルターナリア属菌に高
い防除効果を示すことは、本発明者らが初めて見
出したものである。 本発明のフレノリシンBが実際上優れた防除効
果を発揮する防除対象病害としては、きゆうり、
なす、いちご等の蔬菜類灰色かび病、なしの黒斑
病、トマト萎凋病、そして、稲ごま葉枯病が挙げ
られ、きゆうりの菌核病にも防除効果を示す。ア
ルターナリア属菌に起因する病気は、梨の黒斑
病、リンゴの斑点落葉病があり、ボトリチス属菌
に起因する病気には、きゆうり、なす、いちご等
の蔬菜類の灰色かび病、フザリウム属菌に起因す
る病気には、稲の苗立枯れ病、きゆうりのつる割
病、トマトの萎凋病、ヘルミントスポリウム属菌
に起因する病気には、稲のごま葉枯病、小粒菌核
病等が挙げられる。 以上のように優れた性質を持ち、農園芸用殺菌
剤としての利用は農業上有益である。 本発明のフレノリシンBの製造法については、
J.Antibiotics,31,959(1978)および特開昭54−
110395号公報に記載されており、該方法により収
得できる。 本発明のフレノリシンBを施用する場合には、
通常の方法、たとえば粉剤、水和剤、油剤、乳
剤、粒剤などの形態で使用することができる。施
用濃度としては、適用場面、施用時期、施用方
法、作物などにより異なるが、一般的には10〜
1000ppm、好ましくは100〜500ppmが適当であ
る。さらには他の殺菌剤および殺虫剤と混合して
も、なんら問題なく使用できる。 次に、実施例および配合例を挙げて本発明を説
明するが、本発明は、これらの実施例の範囲に限
定されるものではない。 実施例 1 灰色かび病予防試験 約3週間栽培したキユウリ苗(品種相模半白)
に、本発明化合物の水和剤の所定濃度の薬液を1
鉢当り30mlずつ散布し、風乾した後、灰色かび病
菌(Botrytio cinerea)の菌糸を接種し、4日間
20℃の湿室に保つた後、発病程度を調査し、無処
理対照区の発病度を基準にして、下式にしたがつ
て防除価を算出した。結果は表1のとおりであ
る。 防除価=(無処理区発病度)−(処理区発病度)/無
処理区発病度
ウム(Fusarium)属、ヘルミントスポリウム
(Helminthosporium)属、アルターナリア
(Alternaria)属の菌に由来する植物病害に優れ
た防除効果を有する植物病防除用殺菌剤に関す
る。 従来から抗菌性を有する数多くの有機合成化合
物および抗生物質が発見され、農業殺菌剤として
開発され、農産物の安定供給に貢献してきたので
あるが、こゝ数年来、植物病原菌のいわゆる薬剤
耐性が実際上の問題として重要視されるようにな
つた。この耐性菌の出現を阻止するための現在の
適確な方法は、病原菌に対して抗菌作用操作の異
なる薬剤の交互または混合散布である。したがつ
て、従来の殺菌剤とは異なる殺菌剤の開発が求め
られる。 本発明者らは、多種の抗生物質について、その
植物病害防除効果を検討した結果、式() で示されるフレノリシンBが農園芸作物のボトリ
チス属、フザリウム属、ヘルミントスポリウム属
およびアルターナリア属菌に由来する植物病害に
優れた防除効果を示すことを見出し、本発明を完
成するに到つた。 本発明の式()で示れるフレノリシンBは、
J.Antibiotics31,959(1978)に記載された物質で
あり、いねいもち病菌〔ピルキラリア
(Piricularia)〕にイン・ビトロ(in vitro)で若
干の活性を示すことが述べられているが、本発明
者らは、イン・ピボ(in vivo)でいねいもち病
菌に対して試験し、活性がないことを認めた。 しかし、本発明のフレノリシンBは、果樹、蔬
菜の植物病害については、その防除効果は全く知
られておらず、ボトリチス属、フザリウム属、ヘ
ルミントスポリウム属、アルターナリア属菌に高
い防除効果を示すことは、本発明者らが初めて見
出したものである。 本発明のフレノリシンBが実際上優れた防除効
果を発揮する防除対象病害としては、きゆうり、
なす、いちご等の蔬菜類灰色かび病、なしの黒斑
病、トマト萎凋病、そして、稲ごま葉枯病が挙げ
られ、きゆうりの菌核病にも防除効果を示す。ア
ルターナリア属菌に起因する病気は、梨の黒斑
病、リンゴの斑点落葉病があり、ボトリチス属菌
に起因する病気には、きゆうり、なす、いちご等
の蔬菜類の灰色かび病、フザリウム属菌に起因す
る病気には、稲の苗立枯れ病、きゆうりのつる割
病、トマトの萎凋病、ヘルミントスポリウム属菌
に起因する病気には、稲のごま葉枯病、小粒菌核
病等が挙げられる。 以上のように優れた性質を持ち、農園芸用殺菌
剤としての利用は農業上有益である。 本発明のフレノリシンBの製造法については、
J.Antibiotics,31,959(1978)および特開昭54−
110395号公報に記載されており、該方法により収
得できる。 本発明のフレノリシンBを施用する場合には、
通常の方法、たとえば粉剤、水和剤、油剤、乳
剤、粒剤などの形態で使用することができる。施
用濃度としては、適用場面、施用時期、施用方
法、作物などにより異なるが、一般的には10〜
1000ppm、好ましくは100〜500ppmが適当であ
る。さらには他の殺菌剤および殺虫剤と混合して
も、なんら問題なく使用できる。 次に、実施例および配合例を挙げて本発明を説
明するが、本発明は、これらの実施例の範囲に限
定されるものではない。 実施例 1 灰色かび病予防試験 約3週間栽培したキユウリ苗(品種相模半白)
に、本発明化合物の水和剤の所定濃度の薬液を1
鉢当り30mlずつ散布し、風乾した後、灰色かび病
菌(Botrytio cinerea)の菌糸を接種し、4日間
20℃の湿室に保つた後、発病程度を調査し、無処
理対照区の発病度を基準にして、下式にしたがつ
て防除価を算出した。結果は表1のとおりであ
る。 防除価=(無処理区発病度)−(処理区発病度)/無
処理区発病度
【表】
実施例 2
ナシ黒斑病予防試験
3年生のナシ苗木(品種:20世紀)を供試植物
とした1本の苗木より3〜4本の新梢を出させ、
新葉が10〜20枚展開した時に、本発明化合物の乳
剤を水で希釈して所定濃度とした薬液を、1本当
り50mlあて散布した。散布風乾の後、PSA培地
上で10日間培養して得られたナシ黒斑病菌
(Alternaria kikuchiana)の分生胞子を水にけ
んだくし、各枝の上位3〜5葉の切り葉に接種し
て、ただちに湿室においた。接種2日後に発病程
度を下記のように0,1,2,3,4,5の発病
指数を用いて調査した。結果は表2のとおりであ
る。 発病状態 指数 病斑を認めない 0 葉面上に10%未満の病斑を認める 1 ″ 10〜20% ″ 2 ″ 20〜40% ″ 3 ″ 40〜60% ″ 4 ″ 60%以上 ″ 5
とした1本の苗木より3〜4本の新梢を出させ、
新葉が10〜20枚展開した時に、本発明化合物の乳
剤を水で希釈して所定濃度とした薬液を、1本当
り50mlあて散布した。散布風乾の後、PSA培地
上で10日間培養して得られたナシ黒斑病菌
(Alternaria kikuchiana)の分生胞子を水にけ
んだくし、各枝の上位3〜5葉の切り葉に接種し
て、ただちに湿室においた。接種2日後に発病程
度を下記のように0,1,2,3,4,5の発病
指数を用いて調査した。結果は表2のとおりであ
る。 発病状態 指数 病斑を認めない 0 葉面上に10%未満の病斑を認める 1 ″ 10〜20% ″ 2 ″ 20〜40% ″ 3 ″ 40〜60% ″ 4 ″ 60%以上 ″ 5
【表】
実施例 3
トマト萎凋病に対する防除試験
ポツトで育成したトマト苗(品種:福寿2号、
第一節葉展開)を静かに根を傷めないように抜き
とり、リチヤーズ培地で2日間振盪培養(25℃)
したフザリウム・オキシスポラム(Fusarium
oxysporum)の胞子懸濁液に、その根を数秒間
浸漬し、直ちに別のポツト(直径8cm土壌200g
含有)に移植した。このトマト苗は、土壌温度28
〜35℃に保ちながら温室内に置いた。接種1日後
に、フレノリシンBを所定濃度に調整し、ポツト
当り10mlの割合で土壌に処理(潅注)した。調査
は接種2週間後にトマト茎をカミソリで切断し、
導管の褐変程度を観た。下記の基準にしたがつて
結果を表3に示した。 0:全く褐変せず 1:地下部のみ褐変 2:地際部まで″ 3:双葉 ″ 4:第1節葉 ″ 5:萎凋枯死
第一節葉展開)を静かに根を傷めないように抜き
とり、リチヤーズ培地で2日間振盪培養(25℃)
したフザリウム・オキシスポラム(Fusarium
oxysporum)の胞子懸濁液に、その根を数秒間
浸漬し、直ちに別のポツト(直径8cm土壌200g
含有)に移植した。このトマト苗は、土壌温度28
〜35℃に保ちながら温室内に置いた。接種1日後
に、フレノリシンBを所定濃度に調整し、ポツト
当り10mlの割合で土壌に処理(潅注)した。調査
は接種2週間後にトマト茎をカミソリで切断し、
導管の褐変程度を観た。下記の基準にしたがつて
結果を表3に示した。 0:全く褐変せず 1:地下部のみ褐変 2:地際部まで″ 3:双葉 ″ 4:第1節葉 ″ 5:萎凋枯死
【表】
実施例 4
稲ごま葉枯病に対する防除効果試験
ポツトに育成した稲(品種:日本晴、5葉期)
に、所定濃度に調整した薬液を1ポツト当り20ml
の割合で撤布した。接種は撤布1日後に、PSA
培地上(28℃、10日間培養)で形成させた稲ごま
葉枯病菌(Helminthosporium oryzae)の胞子
懸濁液を噴霧し、28℃、湿度100%の部屋に一昼
夜入れて行つた。その後は温室に置いた。調査は
接種5日後にイネ葉上に形成された病斑数をかぞ
え、下式にしたがつて防除価を算出した。結果は
表4のとおりである。 防除価=(無処理区病斑数)−(処理区病斑数)/無
処理区病斑数
に、所定濃度に調整した薬液を1ポツト当り20ml
の割合で撤布した。接種は撤布1日後に、PSA
培地上(28℃、10日間培養)で形成させた稲ごま
葉枯病菌(Helminthosporium oryzae)の胞子
懸濁液を噴霧し、28℃、湿度100%の部屋に一昼
夜入れて行つた。その後は温室に置いた。調査は
接種5日後にイネ葉上に形成された病斑数をかぞ
え、下式にしたがつて防除価を算出した。結果は
表4のとおりである。 防除価=(無処理区病斑数)−(処理区病斑数)/無
処理区病斑数
【表】
配合例 1
乳 剤
本発明化合物10部、キシレン50部、ジメチルス
ルホオキシド30部および乳化剤(ポリオキシエチ
レンフエニルフエノールエーテル)10部とを混和
すれば、主剤濃度10%の乳剤を得る。 配合例 2 水和剤 本発明化合物50部、湿展剤(アルキルベンゼン
スルホン酸カルシウム塩)5部および珪藻土45部
をよく粉砕混合すれば主剤含有量50%の水和剤を
得る。
ルホオキシド30部および乳化剤(ポリオキシエチ
レンフエニルフエノールエーテル)10部とを混和
すれば、主剤濃度10%の乳剤を得る。 配合例 2 水和剤 本発明化合物50部、湿展剤(アルキルベンゼン
スルホン酸カルシウム塩)5部および珪藻土45部
をよく粉砕混合すれば主剤含有量50%の水和剤を
得る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式() で示されるフレノリシンBを有効成分として含有
することを特徴とするボトリチス属、フザリウム
属、ヘルミントスポリウム属、アルターナリア属
菌に由来する植物病防除用殺菌剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57188118A JPS5978112A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | 農園芸用殺菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57188118A JPS5978112A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | 農園芸用殺菌剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5978112A JPS5978112A (ja) | 1984-05-04 |
| JPH0247961B2 true JPH0247961B2 (ja) | 1990-10-23 |
Family
ID=16218018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57188118A Granted JPS5978112A (ja) | 1982-10-28 | 1982-10-28 | 農園芸用殺菌剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5978112A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4965267A (en) * | 1989-08-21 | 1990-10-23 | Iowa State University Research Foundation, Inc. | Pyranoquinones with anticoccidial activity |
-
1982
- 1982-10-28 JP JP57188118A patent/JPS5978112A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5978112A (ja) | 1984-05-04 |
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