JPH0248487Y2 - - Google Patents

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JPH0248487Y2
JPH0248487Y2 JP1985122764U JP12276485U JPH0248487Y2 JP H0248487 Y2 JPH0248487 Y2 JP H0248487Y2 JP 1985122764 U JP1985122764 U JP 1985122764U JP 12276485 U JP12276485 U JP 12276485U JP H0248487 Y2 JPH0248487 Y2 JP H0248487Y2
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JP
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synthetic fibers
artificial turf
yarns
polypropylene
yarn
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Description

【考案の詳細な説明】
技術分野 本考案は、静電気の発生に伴なうトラプルを防
止した人工芝に関する。 背景技術 天然芝に近い外観と感触を有し、より優れた耐
久性、敷設性、全天候使用性、維持費の安い実用
性等の利点を有する人工芝は、屋内外の野球場、
テニスコート、フツトボール場、ゴルフ練習場、
サツカー場等の運動場を始めとして広く用いられ
始めている。これら用途に用いられる人工芝は、
一般に合成繊維からなる糸ないし線条をタフテイ
ングによりカツトパイル状に人工芝基布に係着さ
せた構造を有し、パイル糸としては、耐摩耗性、
耐圧縮疲労性、耐裂け割れ性等の機械的性質、あ
るいは耐候性等の性質を考慮して、ポリアミド、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアクリル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル等の合成樹
脂繊維が用いられており、相応に満足すべき結果
が得られている。しかしながら、これらパイル糸
を構成する合成樹脂は、いずれも誘電体であり、
摩擦により静電気を発生させ、且つその減衰性が
悪いという欠点がある。 すなわち、これら合成樹脂からなるパイル糸を
有する人工芝を使用すると、使用中の衣服あるい
は靴等との摩擦により発生した静電気が蓄積し
て、金属製バツト、ゴールポストその他の導体を
通じて、放電する際に、これに触れた競技者に電
撃シヨツクを与えることがあるほか、室内の場合
には可燃物に対する引火を起しかねない等の静電
気障害の原因となる。 一般に合成樹脂製品の静電気障害を防止するた
めには、帯電防止剤を塗布したり、練り込むこと
が行なわれている。しかしながら、人工芝を構成
するパイル糸は、靴等により強く摩擦されるた
め、通常の帯電防止剤処理によつて静電気障害を
永続的に防止することは殆ど不可能である。ま
た、一般の合成繊維において用いられる。吸湿性
の付与も経済的でないばかりでなく、人工芝の強
度ならびに排水性を損なうという欠点がある。 考案の概要 上述の事情に鑑み、本考案の目的は、機械的性
質、耐候性等の基本的性質を満足させつつ、その
問題であつた静電気障害を防止した簡易な人工芝
構造体を提供することにある。 本考案者の研究によれば、それぞれ機械的性
質、耐候性等の人工芝材料としての基本的特性に
優れるポリアミド系合成繊維、ポリプロピレン系
合成繊維及びポリ塩化ビニリデン系繊維とを、特
定の表面積割合となるように合糸してパイル糸を
構成すると、摩擦帯電が起こりにくく、発生した
静電気の減衰性も良好であり、更に好ましい風合
いを有しており、上述の目的の達成のために極め
て有効であることが見出された。 すなわち、本考案の人工芝は、27〜80%の表面
積を与えるポリアミド系合成繊維、10〜60%表面
積を与えるポリプロピレン系合成繊維及び7〜60
%の表面積を与えるポリ塩化ビニリデン系合成繊
維を合計して100%となる様に合糸してなる合糸
糸を人工芝用基布にカツトパイル状に係着させて
なることを特徴とするものである。 なお、本考案についてのポリアミド系合成繊
維、ポリプロピレン系合成繊維および塩化ビニリ
デン系合成繊維の使用しうる範囲を第4図に斜線
部として示す。これら三種の繊維は、それらの組
合せにより耐摩耗性、耐圧縮疲労性、耐裂け割れ
性等の機械的性質に加えて耐候性、風合い、適度
の重量等の人工芝に要求される特性を満足させる
ものであるが、特に電気的には、ポリアミド系繊
維の正帯電性を、ポリプロピレン系繊維のわずか
な負帯電性およびポリ塩化ビニリデン系繊維の負
帯電性により打ち消し、摩擦帯電が起こりにく
く、且つ発生した静電気の減衰性を改善している
ものと推定される。 考案の具体的説明 第1図は、本考案の一実施例にかかる人工芝の
厚さ方向模式部分断面図である。すなわち、この
人工芝は、例えばポリエステルのタテ糸1aおよ
びヨコ糸1bからなる人工芝用基布1に、ポリア
ミド系合成繊維2a(実線で図示)、ポリプロピレ
ン系合成繊維2b(鎖線で図示)および塩化ビニ
リデン樹脂系合成繊維2c(点線で図示)との合
糸糸からなるカツトパイル糸2を係着させ、合成
ゴム、合成樹脂等からなるバツキング材3により
裏打ちしてなる。 ポリアミド系合成繊維2aとしては、6−ナイ
ロン、6,6−ナイロン、610−ナイロン、12−
ナイロンあるいはこれらの混合物等からなり、単
糸デニールが100〜1000デニールの範囲のものが
好ましく用いられる。ポリプロピレン系合成繊維
2bとしては、プロピレンの単独重合体、または
プロピレンが90重量%以上である、これとエチレ
ン、1−ブテン、ブタジエン等とのランダムまた
はブロツク共重合体からなり、単糸デニールが
100〜1000デニールの範囲のものが好ましく用い
られる。 また、塩化ビニリデン系合成繊維2cとして
は、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデンが重量
比75〜95%である塩化ビニル−塩化ビニルデン共
重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共
重合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステル−塩
化ビニリデン共重合体等塩化ビニリデン共重合体
からなり、単糸デニールが100〜1000デニールの
範囲のものが好ましく用いられる。 ポリアミド系合成繊維2a、ポリプロピレン系
合成繊維2bおよび塩化ビニリデン系合成繊維2
cの断面形成状は、円形、偏平あるいはそれ以外
の異形でもよいが、例えば溶融紡糸により第2図
に断面形状を示すように長径Lと短径Dの比L/
Dが2〜10であるような偏平円形断面を有するも
のが最も好ましく用いられる。 本考案においては、後述する帯電特性試験結果
等に基づき、上述したポリアミド系合成繊維2
a、ポリプロピレン系合成繊維2bおよびポリビ
ニリデン系合成繊維2cとを、表面積比で夫々27
〜80%、10〜60%および7〜60%で合計して100
%となるように合糸した合糸糸を用いる。ポリア
ミド系合成繊維の比率が上記範囲より過剰である
と、摩擦帯電に際して正帯電性が強くなる。ポリ
プロピレン系合成繊維の比率が上記範囲より大で
あると、硬くなりすぎ、帯電気の減衰性も悪くな
る。他方、塩化ビニリデン系合成繊維の比率が上
記範囲より大であると、負帯電性が強くなる。ま
た、いずれの場合も範囲外では、人工芝としての
風合も悪くなる。先にも触れたように、本考案に
伴う三種の繊維の表面積割合による使用可能範囲
を第4図に斜線部として示す。 ポリアミド系合成繊維2a、ポリプロピレン系
合成繊維2bおよび塩化ビニリデン系合成繊維2
cは、合糸されていて、この三者間の接触が密で
あることが必要であり、三者がパイル長あたり下
撚り60〜160回/m、上撚り100〜200回/mの割
合で合撚された状態であることがより好ましい。
この三者は同時に合糸されてもよいが、いずれか
二者を合糸した合糸糸を他の第三の糸と合糸して
もよいし、或は異なる種類及び又は比率の二者の
合糸糸の二種以上を更に合糸して三者の合糸糸を
得てもよい。又夫々の単糸又は合糸糸を適宜下撚
り及び上撚りをかけて使用することができる。 ポリアミド系合成繊維、ポリプロピレン系合成
繊維および塩化ビニリデン系合成繊維の合糸糸
は、パイル長が5〜20mm、目付が0.5〜5.0Kg/m2
となるようにタフテイングにより基布1に係着さ
せ、カツトパイル2を形成させ、次いでバツキン
グ材3を接着することにより、人工芝が得られ
る。 次に、本考案の人工芝の帯電防止効果を、実験
結果に基づいて下記に説明する。 実施例1、比較例1〜3 塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体樹脂(共
重合重量比75〜95/25〜5、呉羽化学工業(株)
製)のコンパウンドに可塑剤、安定剤、顔料等を
配合して溶融紡糸し、押出機により偏平断面形状
のノズルから押出し、延伸して各4本ずつボビン
に巻取つた。単糸の太さは500及び750デニールで
あつた。これら単糸の断面形状は第2図に示すよ
うな偏平形状であり、例えば750デニール単糸に
ついてはL=0.50〜0.55mm、D=0.10〜0.13mmで
あつた。 次に6ナイロンチツプ(相対粘度2.95、帝人
(株)製)を塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合
体樹脂の場合と同様に溶融紡糸し350デニールの
偏平糸各4本および2本を夫々ボビンに巻取つ
た。断面形状は第2図に示すものとほぼ同様であ
つた。 次にポリプロピレンチツプ(東燃石油化学
(株)製)を塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合
体樹脂の場合と同様に溶融紡糸し260デニールの
偏平糸各4本および2本を夫々ボビンに巻取つ
た。断面形状は第2図に示すものとほぼ同様であ
つた。 上記した塩化ビニリデン系合成繊維、ポリアミ
ド系合成繊維ならびにポリプロピレン系合成繊維
の各3種の資料を下記第1表に記載の比率で合糸
することにより以下の試料1〜3および5を得
た。 なお、試料1,2,5は、それぞれ12本の単糸
を各6本の単糸に分け、これらを各々150回/m
で下撚りをかけ、得られた2本の合糸糸に、更に
110回/mの上撚りをかけて得られたものである。
また本考案にしたがう試料3を得るためには、ま
ず塩化ビニリデン系合成繊維4本と6ナイロン繊
維2本を150回/mで下撚り合糸した。次に同じ
く塩化ビニリデン系合成繊維4本とポリプロピレ
ン系合成繊維2本とを同様に150回/mで下撚り
合糸する。この両合糸糸を110回/mで上撚りを
かけて合糸してパイル糸として使用した。 時に目付約450g/m2の単糸2000デニールのポ
リエステルで経糸17本/インチ、緯糸18本/イン
チの手織基布を用い、これに前記ナイロン−ポリ
プロピレン−塩化ビニリデン/塩化ビニル糸等を
用いた合糸糸をパイル長12mm、パイル目付約2.3
Kg/m2となる様にタフテイングして人工芝生織を
得た。パイル基部を接着剤アクリル酸エステル系
合成樹脂で固着し、人工芝を作成した。 実施例 2 実施例1で用いた原料糸を用いてポリアミド系
合成繊維糸4本とポリプロピレン系合成繊維2本
を150回/m下撚りをかけて合糸する。次に塩化
ビニリデン系合成繊維4本とポリアミド系合成繊
維2本とを用いて同様に下撚りをかけて合糸す
る。得られた2種の合糸糸を合せて110回/mの
上撚りをかけてポリアミド系合成繊維、ポリプロ
ピレン系合成繊維及び塩化ビニリデン系合成繊維
からなる合糸糸(試料4)を得た。 この合糸糸をパイル糸として用いて実施例1と
同様に人工芝を作成した。 上記したように実施例および比較例にしたが
い、試料糸1〜5に対応して得られた人工芝試料
1〜5について、それぞれ30℃、17%RHの条件
で、皮革によりパイル糸面をこすり、発生した静
電気量ならびにその経時的変化をスタチツクオネ
ストメータにより測定した。 各試料糸の概略構成、ならびに初期発生電圧の
測定結果を、第1表に、また経時的変化の測定結
果を第3図にまとめて記す。 第1表の結果は、本考案の実施例にかかる人工
芝は、摩擦による発生電圧が低いことを示してい
る。
【表】 考案の効果 第3図および上記第1表の結果を見れば分るよ
うに、本考案に従い特定の範囲の表面積割合のポ
リアミド系合成繊維、ポリプロピレン系合成繊維
および塩化ビニリデン系合成繊維の合糸糸からな
るパイル糸を有する人工芝(試料3および4)
は、摩擦帯電性が少なく、また減衰特性も良好で
ある。しかも、耐摩耗性、耐圧縮疲労性、耐裂け
割れ性等の機械的性質、適度の硬さならびに耐候
性等のバランスも良好であることが確認されてい
る。 したがつて、本考案によれば、人工芝に要求さ
れる機械的性質等を損なうことなく、最も好まし
い風合いを保ち、かつ問題であつた摩擦帯電性
を、ポリアミド系合成繊維、ポリプロピレン系合
成繊維および塩化ビニリデン系合成繊維の合糸パ
イル糸により、特にコストの増大を招くことなく
永続的に改善した人工芝が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の人工芝の一例の厚さ方向部分
模式断面図、第2図は偏平単糸の断面形状例、第
3図は実施例および比較例試料の摩擦帯電圧なら
びその経時減衰特性を示すグラフ、第4図は本考
案人工芝に使用しうるポリアミド系合成繊維、ポ
リプロピレン系合成繊維および塩化ビニリデン系
合成繊維表面割合による使用可能範囲(斜線部)
を示すグラフである。 1……基布、2……カツトパイル糸、(2a:
ポリアミド系合成繊維、2b:ポリプロピレン系
合成繊維、2c:塩化ビニリデン系合成繊維)、
3……バツキング材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 27〜80%の表面積を与えるポリアミド系合成繊
    維、10〜60%の表面積を与えるポリプロピレン系
    合成繊維及び7〜60%の表面積を与えるポリ塩化
    ビニリデン系合成繊維を合計して100%となる様
    に合糸してなる合糸糸を人工芝用基布にカツトパ
    イル状に係着させてなる人工芝。
JP1985122764U 1985-08-12 1985-08-12 Expired JPH0248487Y2 (ja)

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JPH0788647B2 (ja) * 1988-08-09 1995-09-27 ダイヤテックス株式会社 人工芝構造体及びその製造方法

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