JPH0248541A - テルペンアルコールの製造方法 - Google Patents

テルペンアルコールの製造方法

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JPH0248541A
JPH0248541A JP63197997A JP19799788A JPH0248541A JP H0248541 A JPH0248541 A JP H0248541A JP 63197997 A JP63197997 A JP 63197997A JP 19799788 A JP19799788 A JP 19799788A JP H0248541 A JPH0248541 A JP H0248541A
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テルペンアルコールの製造方法に関し、さら
に詳細にはテルピルンー4.8−エポキシドから異性化
および/または水素化反応により相当するテルペンアル
コール、すなわちリモネン−4−オールおよび/または
テルピネン−4−オールを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
リモネン−4−オール(p−メンタ−1,8ジエン−4
−オール)およびテルピネン−4−オール(p−メンタ
−1−エン−4−オール)は、天然精油中に広く存在す
るモノテルペンアルコールで、工業的には合成香料また
はその中間体として有用な化合物である。
従来、前記テルペンアルコールの製造方法としては、 ■1.4−シネオールから分子内脱離反応を利用してテ
ルピネン−4−オールを製造する方法(先行技術l、例
えば特開昭60−174738号公報、特開昭61−2
60033号公報、特開昭62−84034号公報)、 ■テルピノレンから光酸化反応によりリモネン−4−オ
ールを合成し、さらにテルピネン−4−オールへと水素
化する方法(先行技術2、米国特許筒3,505,41
2号明細書)、 ■テルピルンー4.8−エポキシドから、アミン化、酸
化、加水分解(または熱分解)の3工程によりリモネン
−4−オールを合成し、さらにこれを水素化してテルピ
ネン−4−オールを製造する方法(先行技術3、例えば
米国特許筒3,609.197号明細書、同3,676
.504号明細書)、 ■テルピルンー4.8−エポキシドを金属ナトリウムま
たは水素化リチウムアルミニウムを用いて還元し、テル
ピネン−4−オールを製造する方法(先行技術4、Jo
urnal  ofScientific  and 
 Industria■ Re5earch、  Vol、  42.  Feb
ruary1983、  P82−86)  、 ■テルピルンー4,8−エポキシドを、アルミナ触媒を
用いて異性化し、リモネン−4−オールを得る方法(先
行技術5、特開昭62−145034号公報)、あるい
は ■テルピルンー4,8−エポキシドをp−1−ルエンス
ルホン酸を触媒に用いて異性化し、リモネン−4−オー
ルを得る方法(先行技術6、西ドイツ特許第2,151
,492号明細書)、などが知られている。
(発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、先行技術1の1,4−シネオールから分
子内脱離反応を利用してテルピネン−4−オールを製造
す・る方法は、原料となる1、4シネオールがピネンか
らパイン油を製造する際の副生物であるため、原料確保
の面で不安定である。
また、この脱離反応には、少なくとも原料と当モル量の
アルカリ金属(リチウムまたはナトリウム)を必要とし
、これらのアルカリ金属は再使用不可能であり、また同
時に多量の廃水が生成するため、別に廃水処理工程が必
要になるなど、原料の面および製造工程の面で不利であ
る。
また、先行技術2の光酸化反応による方法では、高価な
特別の設備を必要とし、また反応に多量の電力を必要と
するため、製造コストが高くつく。
さらに、先行技術3の3工程または4工程を経る方法で
は、全収率が低く、しかも再使用不能の副資材を多種・
多量に使用し、さらに多くの複雑な工程を要することか
ら製造工程上不利であるばかりでなく、製造コストも高
くつく。
さらに、先行技術4のテルピルンー4,8エポキシドを
金属ナトリウムまたは水素化リチウムアルミニウムを用
いて還元する方法では、少な(とも原料と当モル量の金
属ナトリウムまたは水素化リチウムアルミニウムが必要
であり、製造コストが高くつくばかりでなく、多量の廃
水が生成するため、製造工程上不利である。
さらに、先行技術5のテルピルンー4,8−エポキシド
をアルミナ触媒により異性化する方法は、用いられるア
ルミナ触媒の触媒活性が安定しておらず、再現性に問題
があり、そのうえテルピネン−4−オールを製造するに
は、さらにリモネン−4−オールの水素化の工程を追加
する必要がある。
さらに、先行技術6のテルピルンー4.8エポキシドか
らp−トルエンスルホン酸を触媒として異性化する方法
は、触媒の除去に水洗工程を必要とし、また同時に廃水
が生成するため、別に廃水処理工程が必要であるなどの
煩雑な工程を必要とする。
しかも、以上のような従来技術では、テルピルンー4,
8−エポキシドから触媒を用いて単一工程でテルピネン
−4−オールを製造する方法は知られていない。
本発明は、以上のような従来技術の課題を背景になされ
たもので、特別な設備を必要とせず、また廃水も副生ぜ
ず、安定供給可能な原料であるテルピルンー4.8−エ
ポキシドから、単一工程でかつ高収率で安価に相当する
テルペンアルコール、すなわちリモネン−4−オールお
よび/またはテルピネン−4−オールを得ることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、テルピノレン−4,8−エポキシドを銅触媒
を用いて異性化および/または水素化反応(以下、単に
「反応」ということがある)を行つテルペンアルコール
の製造方法を提供するものである。
本発明に用いられるテルピルンー4.8−エポキシドは
、テルピノレン(1,4(8) −pメンタジェン〕を
、有機過酸、過酸化水素、あるいは有機過酸化物などを
用いてエポキシ化することにより容易に合成することが
できる(例えば、米国特許筒3,609,197号明細
書参照〉。
このテルピノレンは、1位と4.8位に2個の二重結合
を有する単環状モノテルペン炭化水素であり、例えばオ
レンジ油から豊富に得られるd−リモネンの異性化によ
り製造され、また天然物として豊富に存在するピネンか
らも得ることができる。このテルピノレンは、エポキシ
化される際、4.8位の二重結合が優先的に反応するた
め、高純度のテルピルンー4.8−エポキシドが高収率
でしかも容易に得られる。
次に、本発明で用いられる銅触媒とは、例えば銅金属や
銅の化合物、なかでも銅酸化物を挙げることができる。
このうち、銅金属としては、例えばラネー銅が挙げられ
る。
また、銅酸化物としては、例えば酸化銅(Cub)、亜
酸化銅(CuzO)、水和酸化銅(4CuO・H2C)
など、およびこれらの混合物が挙げられる。しかし、銅
酸化物の場合、単独では触媒活性が低く反応性に乏しい
ので、触媒活性を実用レベルまで増加させるためにこれ
らの酸化物に担体を含有させたものや、クロムおよび/
または亜鉛の酸化物を含有させたものが好ましく用いら
れる。
すなわち、前記銅酸化物としては、 (イ)担体を含有する銅酸化物、 (ロ)クロム酸化物および/または亜鉛酸化物を含有す
る銅酸化物、あるいは (ハ)担体を含有する銅酸化物にクロム酸化物および/
または亜鉛酸化物を含有させたもの、などが挙げられる
ここで、担体としては、ケイソウ上、シリカ、アルミナ
(酸化アルミニウム)、チタニア(酸化チタン)、ジル
コニアCM化ジルコニウム)、およびこれらの混合物な
どが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
前記(イ)担体を含有する銅酸化物としては、例えばC
uO−ケイソウ上、CuO−シリカ、CuO−アルミナ
などが挙げられる。
また、前記(ロ)クロム酸化物および/または亜鉛酸化
物を含有する銅の酸化物としては、Cu0CrtOx(
酸化銅−酸化クロム)、CuO−Zn0(酸化銅−酸化
亜鉛) 、Cu OCr Z O3−ZnO(酸化銅−
酸化クロム−酸化亜鉛)などが挙げられる。
さらに、前記(ハ)担体を含有する銅酸化物にクロム酸
化物および/または亜鉛酸化物を含有するものとしては
、例えばCu OCr 20z−ケイソウ上、Cu O
Z n O−ケイソウ上、Cu0−Cr2O2−シリカ
などが挙げられる。
なお、本発明に用いられる銅触媒に触媒活性の安定化や
持続性を付与する目的で、助触媒を含有させてもよい。
この助触媒としては、例えばアルカリ金属(リチウム、
ナトリウム、カリウムなど)やアルカリ土類金属(マグ
ネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなど
)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
この銅触媒において、銅酸化物にクロム酸化物および/
または亜鉛酸化物を併用する場合には、前者/後者(重
量比)は9515〜10/90、好ましくは80/’2
0〜30/70程度である。
また、本発明に使用される触媒(w4酸化物、必要に応
じてこれとクロム酸化物および/または亜鉛酸化物)を
担体に担持させる場合には、触媒/担体(重量比)が、
80/20〜30/70程度である。
本発明に用いられる銅触媒の調製法は、例えば次のよう
な方法で行われるが、これに限定されるものではない。
すなわち、担体と純水とを常温でよくかき混ぜながら、
これに硝酸銅水溶液を加えてよ(混合したのち、炭酸ナ
トリウム水溶液を徐々に加えて中和し、得られた沈澱液
をろ過し、さらに水洗したのち、例えば110℃で数時
間乾燥し、さらに電気炉で300〜500℃で3時間程
度焼成することにより、担体を有する銅酸化物の触媒を
得ることができる。
また、前記銅触媒の形状は特に限定されるものではなく
、粉末状、粒子状、ペレット状など、いかなる形状でも
よい。
本発明の反応においては、懸濁状態で反応を行う場合に
は粉末状のものが、また固定床タイプで反応を行う場合
にはペレット状のものが用いられるが、特に限定される
ものではない。
本発明において、前記触媒の使用量は、その形状、触媒
組成および反応条件によって異なるが、通常、原料であ
るテルピルンー4,8−エポキシドに対して0.05〜
50重量%、好ましくは0、 1〜30重量%、さらに
好ましくは0.2〜20重量%であり、0.05重量%
未満ではテルペンアルコールへの異性化反応および/ま
たは水素化反応が遅すぎて好ましくなく、一方50重景
%を超えると反応速度が比例的に上昇しないばかりか、
触媒のコストが高くなり好ましくない。
また、本発明で使用する触媒は、そのまま使用してもよ
いし、あらかじめ100〜300℃の温度下、水素ガス
で一定時間、例えば1〜lO時間還元したのち使用する
こともできる。
本発明における反応は、不活性ガス気流下または水素ガ
スの存在下で実施される。
すなわち、不活性ガス気流下で反応を行う場合には、触
媒をあらかじめ還元しておく方法を採用することにより
、反応を進行させることができる。
また、触媒を還元せずにそのまま使用する場合には、不
活性ガス気流下では反応が進み難いので水素ガスの存在
下で実施することにより、容易に反応を進行させること
ができる。
また、不活性ガス気流下で反応を行う場合には、異性化
反応生成物であるリモネン−4−オールが主に生成する
ため、テルピネン−4−オールを製造するには、異性化
反応終了後、水素ガスを導入し、生成したリモネン−4
−オールをさらに水素化することにより、容易にテルピ
ネン−4−オールを得ることができる。ここで、不活性
ガスとしては、取り汲い易さや価格の点から、通常、窒
素ガスが用いられる。
また、水素ガスの存在下で反応させる場合には、水素ガ
スの圧力条件によっては異性化反応だけでなく、水素化
反応も起こる。
この水素ガスの圧力は、反応温度によって異なるが、通
常、0.1〜lookg/cd、好ましくは0.2〜5
0kg/cdであり、Q、  l kg/cJ未満であ
ると異性化反応および/または水素化反応が遅すぎ、一
方100kg/cjを超えるとテルピノレン−4,8−
エポキシドの脱水反応、分解反応などの副反応が多(な
り、目的物であるテルペンアルコールの収率が低下する
また、前述したように、本発明の利点として、単一工程
でリモネン−4−オールか、テルピネン4−オールのど
ちらか一方が選択的に得られる点に関しては、本発明で
使用する触媒を用いて、水素ガスの圧力条件を変えるこ
とにより可能となる。
すなわち、低水素圧力下では、テルピノレン−4.8−
エポキシドの異性化が主として起こり、リモネン−4−
オールが主に生成する。
一方、高水素圧力下では、テルピルンー48−エポキシ
ドが直接水素化されるか、あるいはリモネン−4−オー
ルへ異性化されたのち、さらにリモネン−4−オールが
水素化されてテルピネン−4−オールが主に生成する。
このリモネン−4−オールを主に生成する異性化反応の
水素圧力は、触媒の種類、触媒の形状、反応温度、後記
する反応溶媒の種類などによって異なるが、通常、0.
 1−10kg/cffl、好ましくは0. 2〜7k
g/eelであり、O,1kg/c+J未満では異性化
反応の速度が遅く、一方10kg/cI11を超えると
生成したリモネン−4−オールの8.9位の二重結合が
水素化されることにより、テルピネン−4−オールの生
成が顕著になる。
また、テルピネン−4−オールを主に生成させる水素化
反応の水素圧力は、通常、10kg/Ciを超え100
kg/cal以下、好ましくは15〜50kgZdであ
る。
なお、リモネン−4−オールのみを製造するには、前述
のようにあらかじめ触媒を還元したのち、不活性ガス気
流下で反応を行う方法を採用することもできる。
また、テルピネン−4−オールのみを得る方法としては
、テルピノレン−4.8−エポキシドをまず低水素圧力
下で反応させリモネン−4−オールを生成させ、次いで
水素圧力を高くしてさらに水素化し、テルピネン−4−
オールを生成させてもよい。
このように、本発明の方法によれば、目的とする任意の
テルペンアルコールを同一反応で単一工程で得ることが
できる。
本発明の異性化および/または水素化反応を実施するに
際しては、炭化水素などの反応溶媒を用いることができ
るが、必ずしもこの反応溶媒を用いる必要はない。
この反応溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの芳香族炭化水素;ヘキサン、ヘプタン、オ
クタンなどの脂肪族炭化水素;シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、シクロオクタンなどの脂環族炭化水素
;メタノール、エタノール、n−プロパツール、イソプ
ロパツール、n−ブタノール、5ec−ブタノール、L
−ブタノール、イソブタノールなどの飽和低級アルコー
ル類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
タンジオールなどのグリコール類などを挙げることがで
きる。
本発明で反応溶媒を使用する場合、反応溶媒の使用量は
、通常、テルピルンー4,8−エポキシドに対してO〜
30重量倍、好ましくは0〜10重景倍であり、30重
量倍を超えると反応速度が遅くなり、また副生成物が増
加し、目的物であるテルペンアルコールの収率(ii!
択率)が低下するばかりでなく、溶媒コストが高くなり
好ましくない。
本発明における異性化および/または水素化反応は、液
相下で実施される。その際の反応温度は、使用する触媒
の組成および量によって異なるが、通常、70〜230
℃、好ましくは90〜190℃であり、70℃未満では
反応速度が遅すぎ、方230℃を超えると脱水、分解な
どの副反応が多くなり、目的物であるテルペンアルコー
ルの収率(選択率)が低下するので好ましくない。
また、本発明における異性化および/または水素化の反
応時間は特に制限はなく、使用する触媒の組成および量
、反応温度、さらには反応形式などによって異なるが、
操作性および経済性の点より、通常、0.5〜50時間
、好ましくは1〜30時間である。
本発明の異性化および/または水素化反応を実施するに
際し、その反応形式はハツチ反応、連続反応のいずれで
もよく、また使用される反応器も攪拌槽、充填塔、攪拌
槽と充填塔の併用など、いかなる形式でもよい。
例えば、粉末状の触媒を使用する場合には、攪拌槽形式
が好ましく用いられ、テルピノレン−4゜8−エポキシ
ドおよび触媒、さらに必要に応じて溶媒を仕込み、所定
の温度、所定の水素圧力下で攪拌することにより反応が
実施される。
また、粒子状あるいはペレット状の触媒を使用する場合
には、充填塔形式あるいは攪拌槽と充填塔の併用が好ま
しく用いられる。この充填塔形式の場合には、例えば所
定の温度下に所定の滞留時間でテルピノレン−4.8−
エポキシドと、場合によっては溶媒との混合物とを水素
ガスとともに通過させることにより、また攪拌槽と充填
塔を併用する場合には、充填塔に所定量の触媒を充填し
、攪拌槽からポンプでテルピノレン−4,8−エポキシ
ドを充填塔に導き、所定の水素圧力下、所定の温度で充
填塔内を通過させ、反応物を撹拌槽に戻すというように
、連続的に充填塔内を循環させることにより反応を実施
することができる。
この際、前述のようにあらかじめ触媒を還元しておいて
不活性ガス気流下で前記の反応を行うこともできる。反
応終了後、反応生成物は、反応が懸濁状態で実施された
場合には、ろ過、沈澱分離などの手段により固液分離し
、また反応が固定床形式の場合には、反応生成物は固液
分離されることなくそのまま回収される。
本発明の反応によって得られる反応生成物は、目的物で
あるテルペンアルコールのほかに、炭化水素類やアルコ
ールなどの含酸素化合物類などを不純物として含んでい
るため、通常、清潔によって精製することにより、高純
度のテルペンアルコールを得ることができる。ただし、
反応溶媒を用いる場合には、精留に先立ちあらかじめ反
応溶媒を回収する必要がある。また、このときの精留に
より、回収した未反応のテルピノレン−4.8−エポキ
シドは、反応原料として再使用することができる。
〔作用〕
本発明によれば、テルピノレン−4.8−エポキシドの
4〜8位間に存在するエポキシドが、銅触媒により異性
化および/または水素化反応し、4位にOH結合が、ま
た8〜9位に二重結合が選択的に生成するように異性化
が起きるか、4位にOH結合が選択的に生成するように
水素化されるか、あるいは前述のように異性化が起こっ
たのち、8〜9位の二重結合が選択的に水素化され、そ
の結果、テルペンアルコール、すなわちリモネン4−オ
ールおよび/またはテルピネン−4−オールが高収率で
かつ単一工程で得られる。
かくて、この反応の際、廃水を副生ぜず、高価な設備も
必要とせず安価にテルペンアルコールを得ることができ
る。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない
。なお、実施例中、特に断らない限り、部および%は重
量基準である。
実施例1 攪拌機、温度計、水素ガス導入管を取りつけたステンレ
ス製オートクレーブに、テルピルンー4.8−エポキシ
ド(ガスクロマトグラフィーによる純度98.8%)を
60部、粉末状酸化銅−ケイソウ土触媒5C−1(Cu
b/ (ケイソウ土+バリウム)(重量比)=2/1.
堺化学工業■製〕を1.2部、およびエタノール60部
を仕込み、系内を窒素ガスで置換したのち、水素ガスを
導入して圧力を5 kg / cnlとした。
次いで、攪拌しながら加熱し、140℃で9時間、攪拌
下に反応を行った。
反応生成液をサンプリングし、キャピラリーガスクロマ
トグラフィーにより分析した結果、テルピルンー4.8
−エポキシドの転化率は99.3%で、生成物の選択率
は、リモネン−4−オールが72.6%、テルピネン−
4−オールが9. 1%であった。また、副生物として
、炭化水素類が9.4%、含酸素化合物類が8.9%生
成していた。さらに、反応温度140℃、水素圧力30
kg/ cnlで9時間反応を行った。この間、反応に
より水素ガスが吸収されるので、圧力を一定に保つよう
に水素ガスを追加した。
反応生成液は、同様に分析した結果、テルピノレン−4
,8−エポキシドの転化率は100%であり、生成物の
選択率は、テルピネン−4−オールが79.9%、副生
物の炭化水素類が13.8%、含酸素化合物類が6.3
%であり、またリモネン−4−オールの存在は認められ
なかった。
このようにして得られた反応生成液は、触媒をろ過によ
り分離除去し、さらに脱溶媒したのち、減圧下で精留を
行い、沸点75〜78℃/ 4 **Hgの留分45.
7部(収率=76.1%)が得られた。この留分をキャ
ピラリーガスクロマトグラフィーにより分析した結果、
テルピネン−4オールが96.3□%含有されていた。
実施例2〜5 実施例1において、仕込み量および反応条件を第1表の
ように変える以外は、実施例1と同様にして反応を行っ
た。そのときの反応生成液のテルピルン=4.8−エポ
キシドの転化率と生成物の選択率を第1表に示す。
第1表 注)実施例3は、■の反応条件で反応させたのち、ざら
に■の条件で反応を実施した。
を行った。その結果、テルピルンー4,8−エポキシド
の転化率は91.5%、生成物の選択率は、リモネン−
4−オールが68.2%、テルピネン−4−オールが6
.0%で、副生物の炭化水素類は11.4%、含酸素化
合物類は14.4%であった。
実施例8〜11 実施例1において、触媒として第2表に示す触媒を粉末
の状態で使用し、また仕込み量および反応条件を第3表
のように変える以外は、実施例1と同様に反応を実施し
た。結果を第3表に示す。
実施例6 実施例1と同じ反応装置に、触媒として実施例1で用い
た触媒5C−1を1.2部およびエタノール120部を
仕込み、水素圧力10kg/cnl。
130℃で5時間攪拌したのち、常温まで冷却した。次
に、テルピノレン−4,8−エポキシドを60部追加し
、系内を窒素ガスで置換したのち、密閉下、140℃で
16時間攪拌した。
反応生成液をサンプリングし、キャピラリーガスクロマ
トグラフィーにより分析した結果、テルピルンー4,8
−エポキシドの転化率は84.2%で、生成物の選択率
はリモネン−4−オールが77.8%、テルピネン−4
−オールが1.2%で、副生物の炭化水素類は7.9%
、含酸素化合物類は13.1%であった。
実施例7 実施例1において、テルピルンー4.8−エポキシドの
仕込み量を130部とし、溶媒を使用せず、水素圧力を
5 kg / ctAとし、さらに反応温度を115℃
とする以外は、実施例1と同様に反応第3表 実施例12〜13 実施例1において、溶媒をエタノールに代えて第4表に
示す溶媒を用い、また反応条件を第4表のように変える
以外゛は、実施例1と同様に反応を行った。結果を第4
表に示す。
第4表 実施例14 実施例1において、触媒としてラネー銅を3.0部用い
、かつ水素圧力を5 kg / cal、反応温度を1
40℃、反応時間を15時間とする以外は、実施例1と
同様に反応を行った。
その結果、テルピルンー4.8−エポキシドの転化率は
93.2%、生成物の選択率は、リモネン−4−オール
が36.1%、テルピネン−4オールが33.8%で、
副生物の炭化水素類は10.6%、含酸素化合物類は1
9.5%であった。
比較例1 実施例1において、反応温度を65℃、水素圧力を20
kg/cnl、反応時間を20時間とする以外は、実施
例1と同様に反応を行った。
その結果、テルピルンー4,8−エポキシドの転化率は
0.3%であった。
比較例2 実施例1において、反応温度を250℃、反応時間を4
.5時間とする以外は、実施例1と同様に反応を行った
その結果、テルピルンー4.8−エポキシドの転化率は
100%、生成物の選択率は、リモネン−4−オールが
17.5%、テルピネン−4オールが6.7%で、副生
物の炭化水素類は45゜%、含酸素化合物類は14.7
%で、そのほか重合物が生成していた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、銅触媒を用いてテルピノレン4.8−
エポキシドを異性化および/または水素化することによ
り、単一工程で高収率で相当するテルペンアルコール、
すなわちリモネン−4オールおよび/またはテルピネン
−4−オールを得ることができ、さらに従来技術にみら
れるように特別の設備や水洗工程を必要とせず、極めて
安価にテルペンアルコールを製造することができる。
特許出願人 安原油脂工業株式会社 代理人  弁理士 白 井 重 隆

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テルピノレン−4,8−エポキシドを銅触媒を用
    いて異性化および/または水素化反応を行うテルペンア
    ルコールの製造方法。
  2. (2)銅触媒がラネー銅である請求項1記載のテルペン
    アルコールの製造方法。
  3. (3)銅触媒が銅酸化物である請求項1記載のテルペン
    アルコールの製造方法。
  4. (4)銅触媒が銅酸化物であり、かつこれにクロム酸化
    物および/または亜鉛酸化物を含有する請求項1記載の
    テルペンアルコールの製造方法。
  5. (5)銅触媒が担体に担持されてなる請求項1、3また
    は4記載のテルペンアルコールの製造方法。
  6. (6)異性化および/または水素化反応温度が70〜2
    30℃である請求項1記載のテルペンアルコールの製造
    方法。
  7. (7)水素ガスの存在下で異性化および/または水素化
    反応を行う請求項1記載のテルペンアルコールの製造方
    法。
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