JPH0248710Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0248710Y2 JPH0248710Y2 JP1984120908U JP12090884U JPH0248710Y2 JP H0248710 Y2 JPH0248710 Y2 JP H0248710Y2 JP 1984120908 U JP1984120908 U JP 1984120908U JP 12090884 U JP12090884 U JP 12090884U JP H0248710 Y2 JPH0248710 Y2 JP H0248710Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- end surface
- inclination angle
- plate
- annular groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、車両用空気調和装置の冷媒ガスの圧
縮等に用いる可変容量型揺動板式圧縮機に関す
る。
縮等に用いる可変容量型揺動板式圧縮機に関す
る。
(従来技術及びその問題点)
従来、揺動板の傾斜角度を変化させることによ
り吐出容量が変化すると共に、該揺動板の最小傾
斜角度位置及び最大傾斜角度位置を夫々規制する
ために互いに衝合する衝合面を有する可変容量型
揺動板式圧縮機として、例えば特開昭49−129907
号及び特開昭54−94107号が夫々公知である。
り吐出容量が変化すると共に、該揺動板の最小傾
斜角度位置及び最大傾斜角度位置を夫々規制する
ために互いに衝合する衝合面を有する可変容量型
揺動板式圧縮機として、例えば特開昭49−129907
号及び特開昭54−94107号が夫々公知である。
これら従来のいずれのものも、その衝合面は金
属部品同志でそれらが直接衝合するため、揺動板
の傾斜角度を急速に最小から最大に、またはその
逆にした場合、金属部品同志の直接衝合により自
動車室内にいる人が感知し得る程度の大きな衝合
音を発生すると共に、その衝合時の衝撃が大き
く、衝合部分の部材に悪影響を及ぼす等の問題が
ある。
属部品同志でそれらが直接衝合するため、揺動板
の傾斜角度を急速に最小から最大に、またはその
逆にした場合、金属部品同志の直接衝合により自
動車室内にいる人が感知し得る程度の大きな衝合
音を発生すると共に、その衝合時の衝撃が大き
く、衝合部分の部材に悪影響を及ぼす等の問題が
ある。
(考案の目的)
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、衝
合音が発生せず、衝合時の衝撃を緩和し得て衝合
部分の部材に悪影響を及ぼすことがないようにし
た可変容量型揺動板式圧縮機を提供することを目
的とする。
合音が発生せず、衝合時の衝撃を緩和し得て衝合
部分の部材に悪影響を及ぼすことがないようにし
た可変容量型揺動板式圧縮機を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段)
上述の問題点を解決するため本考案において
は、衝合面部に緩衝手段を設けることにより、衝
合音の発生を防止し得る如く構成したものであ
る。
は、衝合面部に緩衝手段を設けることにより、衝
合音の発生を防止し得る如く構成したものであ
る。
(実施例)
以下、本考案の各実施例を図面に基づいて説明
する。まず、第1実施例について第1図乃至第4
図を参照して説明する。第1図及び第4図中1は
ハウジングで、円筒形のケース2と、該ケース2
の一端面(図中左端面)にバルブプレート3を介
して液密に取り付けられたシリンダヘツド4と、
前記ケース2の他端面(図中右端面)に液密に取
り付けられたヘツド部材5とからなる。前記ケー
ス2の内部にはシリンダブロツク6が一体形成さ
れ、該シリンダブロツク6の前記ヘツド部材5側
端面と前記ケース2の内周壁及び前記ヘツド部材
5の内側面とによりクランク室7が画成されてい
る。前記ケース2の下部内側にはオイル溜め8が
形成され、該オイル溜め8は前記クランク室7に
連通している。前記シリンダブロツク6には前記
ハウジング1の略中心軸線上に沿つて配設された
駆動軸9を中心として且つ軸線を該駆動軸9のそ
れと平行にして周方向に所定間隔を存して複数の
シリンダ10が配設され、これらの各シリンダ1
0内にはピストン11が夫々摺動自在に嵌装され
ている。前記駆動軸9はその前記シリンダヘツド
4側端部が前記シリンダブロツク6の中心孔6a
にボールベアリング12を介して回転自在に支承
され、且つヘツド部材5側端部は腕部材13及び
大径ボールベアリング14を順次介して前記ヘツ
ド部材5の内周面に回転自在に支承されている。
前記駆動軸9の前記ヘツド部材5側端部の軸端部
は前記ヘツド部材5の中心孔5a内を貫通してそ
の外方に延出し、該延出端部にプーリ15が嵌着
されている。前記腕部材13のボス部13aと前
記ヘツド部材5の中心孔5aとの間にメカニカル
シール16が介装され、前記ボス部13aと前記
ヘツド部材5の中心孔5aとの間が気密に保持さ
れている。前記プーリ15は図示しない車載エン
ジンの出力軸側プーリに駆動ベルト(図示省略)
によつて連結され、エンジンの回転が前記駆動軸
9に伝達される。該駆動軸9の軸線方向略中間部
外周には該駆動軸9上を軸線方向に摺動可能に且
つ周方向に回転不可能にスリーブ状のスライダ1
7が嵌装されており、従つて、該スライダ17は
前記駆動軸9と共に回転するようになつている。
前記スライダ17の軸線方向略中間部外周には円
板状の揺動板18の中心孔18aが遊嵌されて両
側部がトラニオンピン19を介して前記スライダ
17に対して回動自在に連結されている。前記揺
動板18の前記ヘツド部材5側の面の所定位置に
その径方向に向けて突設された平行案内部20の
相互間部分には前記腕部材13の腕部13bの先
端のカム面13cが係合されている。前記腕部材
13の腕部13bの両側方に突設されたピン21
と前記揺動板18の平行案内部20に夫々突設さ
れたピン22との間にはコイルスプリング23が
夫々張設されている。前記揺動板18の前記シリ
ンダブロツク6側の面には、前記ピストン11に
突設されたピストンロツド24の先端がボールジ
ヨイント25を介して夫々連結されている。従つ
て、前記揺動板18の回転に伴い前記ピストン1
1が摺動する。また、前記揺動板18は前記クラ
ンク室7内の圧力に応じて垂直面に対する傾斜角
が変化し、該傾斜角の変化により前記ピストン1
1のストロークが増減する。
する。まず、第1実施例について第1図乃至第4
図を参照して説明する。第1図及び第4図中1は
ハウジングで、円筒形のケース2と、該ケース2
の一端面(図中左端面)にバルブプレート3を介
して液密に取り付けられたシリンダヘツド4と、
前記ケース2の他端面(図中右端面)に液密に取
り付けられたヘツド部材5とからなる。前記ケー
ス2の内部にはシリンダブロツク6が一体形成さ
れ、該シリンダブロツク6の前記ヘツド部材5側
端面と前記ケース2の内周壁及び前記ヘツド部材
5の内側面とによりクランク室7が画成されてい
る。前記ケース2の下部内側にはオイル溜め8が
形成され、該オイル溜め8は前記クランク室7に
連通している。前記シリンダブロツク6には前記
ハウジング1の略中心軸線上に沿つて配設された
駆動軸9を中心として且つ軸線を該駆動軸9のそ
れと平行にして周方向に所定間隔を存して複数の
シリンダ10が配設され、これらの各シリンダ1
0内にはピストン11が夫々摺動自在に嵌装され
ている。前記駆動軸9はその前記シリンダヘツド
4側端部が前記シリンダブロツク6の中心孔6a
にボールベアリング12を介して回転自在に支承
され、且つヘツド部材5側端部は腕部材13及び
大径ボールベアリング14を順次介して前記ヘツ
ド部材5の内周面に回転自在に支承されている。
前記駆動軸9の前記ヘツド部材5側端部の軸端部
は前記ヘツド部材5の中心孔5a内を貫通してそ
の外方に延出し、該延出端部にプーリ15が嵌着
されている。前記腕部材13のボス部13aと前
記ヘツド部材5の中心孔5aとの間にメカニカル
シール16が介装され、前記ボス部13aと前記
ヘツド部材5の中心孔5aとの間が気密に保持さ
れている。前記プーリ15は図示しない車載エン
ジンの出力軸側プーリに駆動ベルト(図示省略)
によつて連結され、エンジンの回転が前記駆動軸
9に伝達される。該駆動軸9の軸線方向略中間部
外周には該駆動軸9上を軸線方向に摺動可能に且
つ周方向に回転不可能にスリーブ状のスライダ1
7が嵌装されており、従つて、該スライダ17は
前記駆動軸9と共に回転するようになつている。
前記スライダ17の軸線方向略中間部外周には円
板状の揺動板18の中心孔18aが遊嵌されて両
側部がトラニオンピン19を介して前記スライダ
17に対して回動自在に連結されている。前記揺
動板18の前記ヘツド部材5側の面の所定位置に
その径方向に向けて突設された平行案内部20の
相互間部分には前記腕部材13の腕部13bの先
端のカム面13cが係合されている。前記腕部材
13の腕部13bの両側方に突設されたピン21
と前記揺動板18の平行案内部20に夫々突設さ
れたピン22との間にはコイルスプリング23が
夫々張設されている。前記揺動板18の前記シリ
ンダブロツク6側の面には、前記ピストン11に
突設されたピストンロツド24の先端がボールジ
ヨイント25を介して夫々連結されている。従つ
て、前記揺動板18の回転に伴い前記ピストン1
1が摺動する。また、前記揺動板18は前記クラ
ンク室7内の圧力に応じて垂直面に対する傾斜角
が変化し、該傾斜角の変化により前記ピストン1
1のストロークが増減する。
第2図及び第3図に示す如く前記揺動板18の
最大傾斜角度位置は、前記スライダ17の一端面
(図中右端面)17aが前記腕部材13のボス部
13aの内端面に設けた環状溝26の内端面26
aに衝合することにより規制される。また、前記
揺動板18の最小傾斜角度位置は、前記スライダ
17の他端面(図中左端面)17bが前記ベアリ
ング12と隣接して前記駆動軸9の外周に嵌合し
た環状の衝合部材27の環状溝28の内端面28
aに衝合することにより規制される。
最大傾斜角度位置は、前記スライダ17の一端面
(図中右端面)17aが前記腕部材13のボス部
13aの内端面に設けた環状溝26の内端面26
aに衝合することにより規制される。また、前記
揺動板18の最小傾斜角度位置は、前記スライダ
17の他端面(図中左端面)17bが前記ベアリ
ング12と隣接して前記駆動軸9の外周に嵌合し
た環状の衝合部材27の環状溝28の内端面28
aに衝合することにより規制される。
前記スライダ17の一端面(衝合面)17aと
前記腕部材13の環状溝26の内端面(衝合面)
26aとは、これらが急速に嵌合する状態になつ
た時、該環状溝26の内部空間に冷媒ガスが閉じ
込められた状態となり、該冷媒ガスによるダンパ
効果が生じ、これにより前記スライダ17の一端
面17aと前記環状溝26の内端面26aとが急
激に衝合するのを防止する緩衝手段29が構成さ
れている。
前記腕部材13の環状溝26の内端面(衝合面)
26aとは、これらが急速に嵌合する状態になつ
た時、該環状溝26の内部空間に冷媒ガスが閉じ
込められた状態となり、該冷媒ガスによるダンパ
効果が生じ、これにより前記スライダ17の一端
面17aと前記環状溝26の内端面26aとが急
激に衝合するのを防止する緩衝手段29が構成さ
れている。
また、前記スライダ17の他端面(衝合面)1
7bと前記衝合部材27の環状溝28の内端面
(衝合面)28aとは、これらが急速に嵌合する
状態になつた時、該環状溝28の内部空間に冷媒
ガスが閉じ込められた状態となり、該冷媒ガスに
よるダンパ効果が生じ、これにより前記スライダ
17の他端面17bと前記環状溝28の内端面2
8aとが急激に衝合するのを防止する緩衝手段3
0が構成されている。
7bと前記衝合部材27の環状溝28の内端面
(衝合面)28aとは、これらが急速に嵌合する
状態になつた時、該環状溝28の内部空間に冷媒
ガスが閉じ込められた状態となり、該冷媒ガスに
よるダンパ効果が生じ、これにより前記スライダ
17の他端面17bと前記環状溝28の内端面2
8aとが急激に衝合するのを防止する緩衝手段3
0が構成されている。
前記クランク室7内の圧力調整は圧力調整弁3
1にて行なわれる。該圧力調整弁31は常開型の
電磁弁よりなり、第1図に示す如くシリンダヘツ
ド4に取り付けられている。即ち、前記圧力調整
弁31は、前記シリンダヘツド4と前記バルブプ
レート3との間に画成された高圧室(吐出室)3
2と前記クランク室7とを連通する連通路に介装
されている。前記圧力調整弁31の流入口31a
は前記高圧室32に連通し且つ流出口31bはバ
ルブプレート3の連通孔3a及びシリンダブロツ
ク6内に設けた導通路(図示省略)を介して前記
クランク室7に連通している。33は前記シリン
ダヘツド4と前記バルブプレート3との間に画成
された低圧室(吸入室)で、該低圧室33と前記
クランク室7との間はオリフイス(図示省略)を
介して連通されている。
1にて行なわれる。該圧力調整弁31は常開型の
電磁弁よりなり、第1図に示す如くシリンダヘツ
ド4に取り付けられている。即ち、前記圧力調整
弁31は、前記シリンダヘツド4と前記バルブプ
レート3との間に画成された高圧室(吐出室)3
2と前記クランク室7とを連通する連通路に介装
されている。前記圧力調整弁31の流入口31a
は前記高圧室32に連通し且つ流出口31bはバ
ルブプレート3の連通孔3a及びシリンダブロツ
ク6内に設けた導通路(図示省略)を介して前記
クランク室7に連通している。33は前記シリン
ダヘツド4と前記バルブプレート3との間に画成
された低圧室(吸入室)で、該低圧室33と前記
クランク室7との間はオリフイス(図示省略)を
介して連通されている。
尚、前記圧力調整弁31は電子制御装置(図示
省略)の出力部に電気的に接続され、該電子制御
装置の入力部にポテンシヨメータ34の出力部が
電気的に接続されている。該ポテンシヨメータ3
4は前記揺動板18の傾斜角度を電気的に検出す
るもので、前記シリンダヘツド4の内部に配設さ
れ、その摺動子34aはコイルスプリング35に
よつて前記駆動軸9側に押圧され前記駆動軸9の
小径軸孔41aに遊嵌され軸方向に摺動可能なロ
ツド42を介して前記駆動軸9の大径の軸孔41
bに内嵌された内部スライダ43に当接され、該
内部スライダ43の軸方向の変位に追従されるよ
うになつている。また、前記スライダ17はコイ
ルスプリング36によつて前記シリンダヘツド4
側に押圧されている。37はオイルポンプで、そ
の吸入口37aに一端を連通させて前記シリンダ
ブロツク6内に設けた油路38の他端は前記クラ
ンク室7へ開放し、該開放端にはオイル案内管3
9の基端が接続され、該オイル案内管39の先端
は前記オイル溜め8のオイル内に没入して開口さ
れている。また、前記オイルポンプ37の吐出口
37bは前記シリンダブロツク6内部のオイル導
通路40に接続されて潤滑オイルが各摺動部に供
給されるようになつている。
省略)の出力部に電気的に接続され、該電子制御
装置の入力部にポテンシヨメータ34の出力部が
電気的に接続されている。該ポテンシヨメータ3
4は前記揺動板18の傾斜角度を電気的に検出す
るもので、前記シリンダヘツド4の内部に配設さ
れ、その摺動子34aはコイルスプリング35に
よつて前記駆動軸9側に押圧され前記駆動軸9の
小径軸孔41aに遊嵌され軸方向に摺動可能なロ
ツド42を介して前記駆動軸9の大径の軸孔41
bに内嵌された内部スライダ43に当接され、該
内部スライダ43の軸方向の変位に追従されるよ
うになつている。また、前記スライダ17はコイ
ルスプリング36によつて前記シリンダヘツド4
側に押圧されている。37はオイルポンプで、そ
の吸入口37aに一端を連通させて前記シリンダ
ブロツク6内に設けた油路38の他端は前記クラ
ンク室7へ開放し、該開放端にはオイル案内管3
9の基端が接続され、該オイル案内管39の先端
は前記オイル溜め8のオイル内に没入して開口さ
れている。また、前記オイルポンプ37の吐出口
37bは前記シリンダブロツク6内部のオイル導
通路40に接続されて潤滑オイルが各摺動部に供
給されるようになつている。
(作用)
次に、上記構成の本考案の可変容量型揺動板式
圧縮機の作用を説明する。
圧縮機の作用を説明する。
まず、電子制御装置が電力を供給していない時
圧力調整弁31は開弁状態にあり、クランク室7
は高圧室32に連通されている。また、圧縮機が
停止されていればスライダ17はコイルスプリン
グ36に押圧されて第1図中左方に偏倚されて、
揺動板18は最小傾斜角度位置に保持されてい
る。ここで図示しない車載エンジンよりベルト及
びプーリ15を介して駆動軸9に回転が伝達され
ると、該駆動軸9はこれと一体の腕部材13と共
に回転し、該腕部材13はその腕部13bの先端
に係合された揺動板18を回転させる。該揺動板
18は最小傾斜角度位置にある時ピストン11に
その最大ストロークの数パーセントの微少ストロ
ーク運動を与えるから、ピストン11のストロー
ク運動は低圧側空間の圧力を低下させ、高圧側の
圧力を上昇させる。低圧室33内へクランク室7
内の流体(冷媒ガス)が導かれるが、高圧室32
内の高圧流体(冷媒ガス)が圧力調整弁31の流
入口31a→流出口31b→バルブプレート3の
連通孔3a及び図示しない導通路を順次介してク
ランク室7内に導入されるため、該クランク室7
内の圧力は低下せず、揺動板18はコイルスプリ
ング36の付勢力で最小傾斜角度位置を保持し、
圧縮機はアイドル回転される。
圧力調整弁31は開弁状態にあり、クランク室7
は高圧室32に連通されている。また、圧縮機が
停止されていればスライダ17はコイルスプリン
グ36に押圧されて第1図中左方に偏倚されて、
揺動板18は最小傾斜角度位置に保持されてい
る。ここで図示しない車載エンジンよりベルト及
びプーリ15を介して駆動軸9に回転が伝達され
ると、該駆動軸9はこれと一体の腕部材13と共
に回転し、該腕部材13はその腕部13bの先端
に係合された揺動板18を回転させる。該揺動板
18は最小傾斜角度位置にある時ピストン11に
その最大ストロークの数パーセントの微少ストロ
ーク運動を与えるから、ピストン11のストロー
ク運動は低圧側空間の圧力を低下させ、高圧側の
圧力を上昇させる。低圧室33内へクランク室7
内の流体(冷媒ガス)が導かれるが、高圧室32
内の高圧流体(冷媒ガス)が圧力調整弁31の流
入口31a→流出口31b→バルブプレート3の
連通孔3a及び図示しない導通路を順次介してク
ランク室7内に導入されるため、該クランク室7
内の圧力は低下せず、揺動板18はコイルスプリ
ング36の付勢力で最小傾斜角度位置を保持し、
圧縮機はアイドル回転される。
次に、電子制御装置が電力を供給していると圧
力調整弁31は閉弁してクランク室7と高圧室3
2との連通は遮断され、ピストン11のストロー
クによつて低圧室33内へクランク室7内の流体
(冷媒ガス)が流出し、該クランク室7内の圧力
は減少し始めると共に高圧室32内の圧力は上昇
し、従つて揺動板18は傾斜角度を増加しピスト
ン11のストローク運動を増加させ圧縮機の吐出
容量を増加させる。この揺動板18の傾斜角度の
変化はポテンシヨメータ34にて電気的に検出さ
れ、この傾斜角度に対応する圧縮機の吐出容量が
圧縮機に要求される吐出容量と等しくなつた時、
電子制御装置は圧力調整弁31を開弁する。よつ
て、クランク室7内の圧力の減少は止まり揺動板
18の傾斜角度の増加も止まる。そして、高圧の
導入によりクランク室7内の圧力が上昇し揺動板
18の傾斜角度が減少すれば再び圧力調整弁31
が閉弁し揺動板18は傾斜角度増加の方向に作動
される。
力調整弁31は閉弁してクランク室7と高圧室3
2との連通は遮断され、ピストン11のストロー
クによつて低圧室33内へクランク室7内の流体
(冷媒ガス)が流出し、該クランク室7内の圧力
は減少し始めると共に高圧室32内の圧力は上昇
し、従つて揺動板18は傾斜角度を増加しピスト
ン11のストローク運動を増加させ圧縮機の吐出
容量を増加させる。この揺動板18の傾斜角度の
変化はポテンシヨメータ34にて電気的に検出さ
れ、この傾斜角度に対応する圧縮機の吐出容量が
圧縮機に要求される吐出容量と等しくなつた時、
電子制御装置は圧力調整弁31を開弁する。よつ
て、クランク室7内の圧力の減少は止まり揺動板
18の傾斜角度の増加も止まる。そして、高圧の
導入によりクランク室7内の圧力が上昇し揺動板
18の傾斜角度が減少すれば再び圧力調整弁31
が閉弁し揺動板18は傾斜角度増加の方向に作動
される。
このように圧縮機の吐出容量が空気調和装置の
熱負荷に必要な吐出容量以下に低下または超過し
た場合、または空気調和装置の熱負荷が増加ある
いは減少し、圧縮機の吐出容量が熱負荷に必要な
吐出容量以下に低下または超過した場合、その都
度上記作動を繰り返し、吐出容量を最適状態に自
動的に制御するものである。
熱負荷に必要な吐出容量以下に低下または超過し
た場合、または空気調和装置の熱負荷が増加ある
いは減少し、圧縮機の吐出容量が熱負荷に必要な
吐出容量以下に低下または超過した場合、その都
度上記作動を繰り返し、吐出容量を最適状態に自
動的に制御するものである。
上述した吐出容量の制御動作において、揺動板
18が最大傾斜角度位置になつた時、スライダ1
7の一端面17aが腕部材13の環状溝26の内
端面26aに衝合するものであるが、この場合揺
動板18が急速に最大傾斜角度位置になる際、第
2図に示す如くスライダ17の一端面17aの外
周面が腕部材13の環状溝26の開口端内周面に
嵌合した時点で、該環状溝26内の冷媒ガスが閉
じ込められ、該冷媒ガスによるエアダンパ効果を
生じ、スライダ17の一端面17aは環状溝26
の内端面26aに徐々に衝合し、従つて衝合音は
発生しない。
18が最大傾斜角度位置になつた時、スライダ1
7の一端面17aが腕部材13の環状溝26の内
端面26aに衝合するものであるが、この場合揺
動板18が急速に最大傾斜角度位置になる際、第
2図に示す如くスライダ17の一端面17aの外
周面が腕部材13の環状溝26の開口端内周面に
嵌合した時点で、該環状溝26内の冷媒ガスが閉
じ込められ、該冷媒ガスによるエアダンパ効果を
生じ、スライダ17の一端面17aは環状溝26
の内端面26aに徐々に衝合し、従つて衝合音は
発生しない。
また、揺動板18が急速に最小傾斜角度位置に
なる際にも第3図に示す如くスライダ17の他端
面17bの外周面が衝合部材27の環状溝28の
開口端内周面に嵌合した時点で、該環状溝28内
の冷媒ガスが閉じ込められ、該冷媒ガスによるエ
アダンパ効果を生じ、これによりスライダ17の
他端面17bは環状溝28の内端面28aに徐々
に衝合し、従つて衝合音は発生しない。
なる際にも第3図に示す如くスライダ17の他端
面17bの外周面が衝合部材27の環状溝28の
開口端内周面に嵌合した時点で、該環状溝28内
の冷媒ガスが閉じ込められ、該冷媒ガスによるエ
アダンパ効果を生じ、これによりスライダ17の
他端面17bは環状溝28の内端面28aに徐々
に衝合し、従つて衝合音は発生しない。
(第2実施例)
次に、第5図を参照して本考案の第2実施例を
説明する。尚、本実施例において第1実施例と同
一部分については図面に同一符号を付してある。
本実施例は、駆動軸9の外周面所定位置(大径軸
孔41bの形成部分)に軸方向に沿つて所定軸長
の長孔44を穿設し、該長孔44をスライダ17
にて開閉し得る如くすると共に、該スライダ17
の軸方向略中間部外周面に小径孔45を穿設し、
更に駆動軸9の大径軸孔41b内に衝合部材46
を設けた構成である。そして、揺動板が急速に最
大傾斜角度位置になつた時第5図に示す如く内部
スライダ43の一端面43aが長孔44の一端部
44aに対応位置し、該スライダ43の一端面4
3aと、これが衝合する前記衝合部材46の一端
面46aとの間に冷媒ガスが閉じ込められて、該
冷媒ガスによるエアダンパ効果が生じる緩衝手段
29aが構成される。また、揺動板が急速に最小
傾斜角度位置になつた時内部スライダ43の他端
面43bが長孔44の他端部44bに対応位置
し、該スライダ43の他端面43bと、これが衝
合する小径軸孔41aと大径軸孔41bとの境界
段部47との間に冷媒ガスが閉じ込められて、該
冷媒ガスによるエアダンパ効果が生じる緩衝手段
30aが構成される。
説明する。尚、本実施例において第1実施例と同
一部分については図面に同一符号を付してある。
本実施例は、駆動軸9の外周面所定位置(大径軸
孔41bの形成部分)に軸方向に沿つて所定軸長
の長孔44を穿設し、該長孔44をスライダ17
にて開閉し得る如くすると共に、該スライダ17
の軸方向略中間部外周面に小径孔45を穿設し、
更に駆動軸9の大径軸孔41b内に衝合部材46
を設けた構成である。そして、揺動板が急速に最
大傾斜角度位置になつた時第5図に示す如く内部
スライダ43の一端面43aが長孔44の一端部
44aに対応位置し、該スライダ43の一端面4
3aと、これが衝合する前記衝合部材46の一端
面46aとの間に冷媒ガスが閉じ込められて、該
冷媒ガスによるエアダンパ効果が生じる緩衝手段
29aが構成される。また、揺動板が急速に最小
傾斜角度位置になつた時内部スライダ43の他端
面43bが長孔44の他端部44bに対応位置
し、該スライダ43の他端面43bと、これが衝
合する小径軸孔41aと大径軸孔41bとの境界
段部47との間に冷媒ガスが閉じ込められて、該
冷媒ガスによるエアダンパ効果が生じる緩衝手段
30aが構成される。
(第3実施例)
第6図は本考案の第3実施例を示すもので、ス
ライダ17の両端面に弾性部材48及び49より
なる緩衝手段29b及び30bを夫々取り付け、
揺動板が最大傾斜角度位置になつた時スライダ1
7の一端面が弾性部材48を介して腕部材13の
ボス部内端面13bに衝合し、また揺動板が最小
傾斜角度位置になつた時スライダ17の他端面が
弾性部材49を介して衝合部材27の衝合面27
aに衝合するものである。
ライダ17の両端面に弾性部材48及び49より
なる緩衝手段29b及び30bを夫々取り付け、
揺動板が最大傾斜角度位置になつた時スライダ1
7の一端面が弾性部材48を介して腕部材13の
ボス部内端面13bに衝合し、また揺動板が最小
傾斜角度位置になつた時スライダ17の他端面が
弾性部材49を介して衝合部材27の衝合面27
aに衝合するものである。
(第4実施例)
更に、第7図は本考案の第4実施例を示すもの
で、揺動板18が最大傾斜角度位置の時該揺動板
18の外周側端面が衝合する腕部材13の衝合面
13dに弾性部材50よりなる緩衝手段29cを
設けると共に、揺動板18が最小傾斜角度位置の
時スライダ17の他端面が衝合する衝合部材27
の衝合面27aに弾性部材51よりなる緩衝手段
30cを設けたものである。
で、揺動板18が最大傾斜角度位置の時該揺動板
18の外周側端面が衝合する腕部材13の衝合面
13dに弾性部材50よりなる緩衝手段29cを
設けると共に、揺動板18が最小傾斜角度位置の
時スライダ17の他端面が衝合する衝合部材27
の衝合面27aに弾性部材51よりなる緩衝手段
30cを設けたものである。
尚、上記第3及び第4実施例において第1実施
例と同一部分については図面に同一符号を付して
ある。
例と同一部分については図面に同一符号を付して
ある。
(考案の効果)
以上説明した如く本考案の可変容量型揺動板式
圧縮機は、揺動板の最小傾斜角度位置及び最大傾
斜角度位置を夫々規制するために互いに衝合する
衝合面部に緩衝手段を設けたから、衝合時の衝撃
を緩和し得て衝合音が発生せず、しかも衝合部分
の部材に衝撃力が作用することがない等の効果を
奏し得る。
圧縮機は、揺動板の最小傾斜角度位置及び最大傾
斜角度位置を夫々規制するために互いに衝合する
衝合面部に緩衝手段を設けたから、衝合時の衝撃
を緩和し得て衝合音が発生せず、しかも衝合部分
の部材に衝撃力が作用することがない等の効果を
奏し得る。
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は本考案の可変容量型揺動板式圧縮機
の一部切欠側面図、第2図は最大傾斜角度位置に
おけるスライダ部分の拡大断面図、第3図は最小
傾斜角度位置におけるスライダ部分の拡大断面
図、第4図は同圧縮機の横断面図、第5図は本考
案の第2実施例を示すスライダ部分の拡大断面
図、第6図は本考案の第3実施例を示すスライダ
部分の拡大断面図、第7図は本考案の第4実施例
を示すスライダの拡大断面図である。 13b……ボス部内端面(衝合面)、13d…
…腕部材の衝合面、17a,17b……スライダ
の端面(衝合面)、18……揺動板、26a,2
8a……環状溝の内端面(衝合面)、29,29
a,29b,29c,30,30a,30b,3
0c……緩衝手段。
し、第1図は本考案の可変容量型揺動板式圧縮機
の一部切欠側面図、第2図は最大傾斜角度位置に
おけるスライダ部分の拡大断面図、第3図は最小
傾斜角度位置におけるスライダ部分の拡大断面
図、第4図は同圧縮機の横断面図、第5図は本考
案の第2実施例を示すスライダ部分の拡大断面
図、第6図は本考案の第3実施例を示すスライダ
部分の拡大断面図、第7図は本考案の第4実施例
を示すスライダの拡大断面図である。 13b……ボス部内端面(衝合面)、13d…
…腕部材の衝合面、17a,17b……スライダ
の端面(衝合面)、18……揺動板、26a,2
8a……環状溝の内端面(衝合面)、29,29
a,29b,29c,30,30a,30b,3
0c……緩衝手段。
Claims (1)
- 揺動板の傾斜角度を変化させることにより吐出
容量が変化すると共に、該揺動板の最小傾斜角度
位置及び最大傾斜角度位置をそれぞれ規制するた
めに互いに衝合する衝合面を有する可変容量型揺
動板式圧縮機において、前記衝合面部に緩衝手段
を設けることにより、衝合音の発生を防止し得る
如く構成したことを特徴とする可変容量型揺動板
式圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12090884U JPS6136189U (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 可変容量型揺動板式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12090884U JPS6136189U (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 可変容量型揺動板式圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6136189U JPS6136189U (ja) | 1986-03-06 |
| JPH0248710Y2 true JPH0248710Y2 (ja) | 1990-12-20 |
Family
ID=30679706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12090884U Granted JPS6136189U (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | 可変容量型揺動板式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6136189U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4631228B2 (ja) * | 2001-07-31 | 2011-02-16 | 株式会社豊田自動織機 | ピストン式圧縮機における防振構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4178135A (en) * | 1977-12-16 | 1979-12-11 | Borg-Warner Corporation | Variable capacity compressor |
-
1984
- 1984-08-08 JP JP12090884U patent/JPS6136189U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6136189U (ja) | 1986-03-06 |
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