JPH0248930A - ワニス含浸方法及びその装置 - Google Patents

ワニス含浸方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0248930A
JPH0248930A JP63200939A JP20093988A JPH0248930A JP H0248930 A JPH0248930 A JP H0248930A JP 63200939 A JP63200939 A JP 63200939A JP 20093988 A JP20093988 A JP 20093988A JP H0248930 A JPH0248930 A JP H0248930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
varnish
sheet
base material
impregnation
boiling point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63200939A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyasu Mino
美野 健康
Yutaka Nakao
豊 中尾
Mitsuaki Harada
原田 光章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuma Co Ltd
Takuma Research and Development Co Ltd
Original Assignee
Takuma Co Ltd
Takuma Research and Development Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takuma Co Ltd, Takuma Research and Development Co Ltd filed Critical Takuma Co Ltd
Priority to JP63200939A priority Critical patent/JPH0248930A/ja
Publication of JPH0248930A publication Critical patent/JPH0248930A/ja
Priority to HK98102220A priority patent/HK1003108A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は1例えば電気絶縁板、化粧板等の積層板の製造
に使用される紙、布等の繊維質材からなるシート状基材
にワニスを含浸させるための方法及び装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
一般に、繊維質材からなるシート状基材にワニスを含浸
させる場合、ワニスがシート状基材の繊維内部にまで含
浸され、各部のワニス量分布がむらなく均一であること
が重要であり、且つシート状基材中に残存する気泡を可
及的に少なくすることが望ましい。
従来の含浸方法では、一般に、シート状基材をワニスに
浸漬させるようにしているのが普通である。
ところが、このような含浸方法では、シート状基材の内
部にまでワニスを充分に且つ均一に含浸させることが困
難であり、ワニスを含浸させるに長時間を要するといっ
た問題があった。しかも、シート状基材中に残存する気
泡を充分に少なくすることが困難である。かかる問題は
、特に高粘度のワニスを使用した場合に顕著となる。
そこで、近時、第7図に示す如く、シート状基材101
を、溶剤若しくは溶剤を多量に含む稀薄なワニス118
に浸漬させた上、通常のワニス128に浸漬させるよう
にすることが行なわれている。
このようにすれば、上述した伝統的方法に比して、基材
内部へのワニス含浸性を向上できると共に、均一な含浸
を行ない得て、しかも気泡の減少を図ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる方法においても、唯単にシート状
基材101を稀釈ワニス1189通常ワニス128に浸
漬するだけであるから、厚いシート状基材や通液抵抗の
大きいシート状基材を使用した場合、或いは高粘度のワ
ニスを使用した場合には、含浸性等に必然的に限界があ
り、シート状基材におけるワニス含浸性、ボイドレス効
果を然程に改善することはできなかった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので。
シート状基材へのワニス含浸を効率良く且つ均一に行な
い得ると共に、シート状基材中の気泡の減少を大幅に図
りうるワニス含浸方法とこれを好適に実施しうるワニス
含浸装置とを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決した本発明のワニス含浸方法は、繊維質
材からなるシート状基材中の空気を液状の低沸点溶剤と
置換させる前処理工程と、該工程を経たシート状基材に
、空気と置換させた低沸点溶剤を蒸発させつつ、所定温
度に加温された予備含浸用ワニスを含浸させる予備含浸
工程と、予備含浸されたシート状基材に通常のワニスを
含浸させるワニス含浸工程と、シート状基材に含浸され
たワニス量をスクイズロール等により調整するワニス含
浸量調整工程と、からなる。
シート状基材及びこれに含浸させるワニスの性状2種類
によっては、予備含浸工程を省くことができる。
前処理工程においては、シート状基材を低沸点溶剤の蒸
気雰囲気中を通過させるようにしておくことが好ましい
。このようにすれば、溶剤蒸気が基材表面で凝縮して、
その液化溶剤がシート状基材中の空気と置換されること
になる。勿論、シート状基材の両面に低沸点溶剤を噴霧
させるようにしてもよい。
また、前処理工程においては、シート状基材を減圧雰囲
気下において液状の低沸点溶剤に浸漬させるようにして
もよく、又はシート状基材を液状の低沸点溶剤に浸漬さ
せると共にその低沸点溶剤中に超音波を作用させるよう
にしてもよい。これらの手法は併用することが好ましい
さらに、予備含浸工程においては、シート状基材の一方
の面から低沸点溶剤を蒸発させつつ、シート状基材の他
方の面から予備含浸用ワニスを含浸させるようにするこ
とが好ましい。
一方、かかる方法を実施するための本発明のワニス含浸
装置は、繊維質材からなるシート状基材が前処理槽、予
備含浸槽、ワニス含浸槽を順次通過するように構成し、
前処理槽に、シート状基材部分中の空気を液状の低沸点
溶剤と置換させる空気置換機構を設け、予備含浸槽に、
シート状基材中の低沸点溶剤を蒸発させつつ予備含浸用
ワニスを含浸させる予備含浸機構及び予備含浸用ワニス
を所定温度に加温するワニス加温機構を設け、ワニス含
浸槽に、シート状基材に通常のワニスを含浸させるワニ
ス含浸機構を設けると共に、ワニス含浸槽の近傍位に、
シート状基材に含浸されたワニス量を調整するワニス含
浸量調整機構を配設したものである。
上記した如く予備含浸工程を省く場合は、予備含浸槽を
設けず、シート状基材を前処理槽からワニス含浸槽へと
導くように構成しておく。
〔作用〕
前処理工程においては、シート状基材の繊維内の空気を
液状の低沸点溶剤と置換させるが、低沸点溶剤による湿
潤によりシート状基材が開繊されることから、液状の低
沸点溶剤は表面張力が小さいことと相俟って、シー・ト
状基材にはその繊維内部にまで低沸点溶剤が充分に浸透
して、その繊維内の空気はその大部分が追い出されるこ
とになる。
ところで、シート状基材を低沸点溶剤の蒸気雰囲気下を
通過させた場合は、溶剤蒸気が基材表面で凝縮、液化し
、その液化溶剤がシート状基材中の空気と置換されるこ
とになる6また、シート状基材を減圧条件下で低沸点溶
剤に浸漬させた場合、又はシート状基材の浸漬溶剤中に
超音波を作用させた場合には、減圧による脱泡効果又は
超音波効果により、空気と低沸点溶剤との置換がより良
好に行なわれることになる。
予備含浸工程においては、上記した如く繊維内部の空気
を液状の低沸点溶剤と置換させたシート状基材に対して
、一方の基材面から低沸点溶剤を蒸発させつつ、他方の
基材面から予備含浸用ワニスを含浸させるようにする。
この工程においては、予備含浸用ワニスは加温されて低
粘度化されていることから、シート状基材中の低沸点溶
剤と置換され易い。しかも、低沸点溶剤の蒸発に伴う吸
引力により予備含浸用ワニスの基材への浸透が促進され
ることから、シート状基材には、その繊維内部にまで予
備含浸用ワニスが充分に含浸されることになる。このよ
うな予備含浸用ワニスの含浸により、シート状基材中の
空気は更に除去されることになる。
ワニス含浸工程においては、上記した如く予備含浸用ワ
ニスを含浸されたシート状基材に、更に通常のワニスを
含浸させるが、シート状基材中には空気が殆ど残存して
いないことから、ワニスの含浸が繊維内部にまで充分に
行なわれることになる。
なお、予備含浸工程を省く場合には、シート状基材中の
低沸点溶剤を通常のワニスと置換させるが、この場合に
も、低沸点溶剤はワニスと容易に置換すること、及びシ
ート状基材中にはワニス浸透を妨げる空気が殆どないこ
とから、シート状基材へのワニス含浸が良好に行なわれ
ることになる。
ワニス含浸量調整工程では、シート状基材からスクイズ
ロール又はスクイズバー等により過剰のワニスを除去し
、ワニス量をむらなく均一に調整する。かかる調整は、
上記したように基材内部にまでワニスを充分含浸させ得
ることによって効果的に行なわれる。
〔実施例〕
以下、本発明の構成を第1図〜第6図に示す各実施例に
基づいて具体的に説明する。
第1図は第1実施例を示したもので、第1図に示すワニ
ス含浸装置において、1は紙等の繊維質材からなるシー
ト状基材、2は前処理槽、3は予備含浸槽、4はワニス
含浸槽、5はワニス含浸量調整機構である。
シート状基材1は、巻取紙等の基材供給源1′からガイ
ドロール9,11.30等を経て前処理槽2、予備含浸
槽3.ワニス含浸槽4.ワニス含浸量調整機構5を順次
通過せしめられるようになされている。
なお、シート状基材1としては、合成、天然の有機、無
機繊維からなる織布、不織布、例えば紙。
ガラス繊維布、ガラス繊維不織布、カーボン繊維布、カ
ーボン繊維不織布、アラミド繊維布、アラミド繊維不織
布等が使用される。
前処理槽2は、上部を箱状の溶剤カバー6で被冠した断
面凸字状の密閉容器に構成されている。
前処理槽2には、シート状基材1を槽2内に導入させる
ための入口スリット7a及び槽2外へ導出させるための
出口スリット7bが形成されている。
そして、前処理槽2内においては、槽底近傍部に第1及
び第3ガイドロール10a、10cを、又溶剤カバー6
の上部に第2ガイドロール10bを夫々配設して、シー
ト状基材1を入口スリット7aから出口スリット7bへ
と略W字状に通過せしめるように工夫しである。
この前処理槽2の基材通過領域2a下には溶剤貯溜部8
′が形成されており、液状の低沸点溶剤8が所定量貯溜
されている。この溶剤8は、一般に、基材1の性状等に
応じて適宜の低沸点有機化合物を単味で或は2種以上混
合したものが使用されるが、このような有機化合物とし
ては、沸点が基材温度(通常10〜30’C)を超え且
つ80’C以下のものを選択しておくことが好ましい。
沸点が基材温度以下であると、空気との置換時又はその
直後に溶剤が蒸発する虞れがあり、沸点が80℃を超え
ると空気置換後の工程で行なう溶剤蒸発が困難となるか
らである。かかる条件を満足する有機化合物としては、
例えば、二塩化ビニリデン(沸点31.7°C)、ギ酸
メチル(沸点32°C)、エチルエーテル(沸点34.
5°C)、塩化イソプロピル(沸点34.8℃)、酸化
プロピレン(沸点35℃)+n−ペンタン(沸点36.
1℃)、臭化エチル(沸点38.4℃)、二塩化メチレ
ン(沸点39.8°C)、塩化プロピル(沸点46゜6
°C)、1.1.2−三弗化三塩化エタン(沸点47.
5°C)、アセトン(沸点56.3℃)、酢酸メチル(
沸点56.3°C)、二塩化エチリデン(沸点57.3
℃)、クロロホルム(沸点61゜2℃)、メタノール(
沸点64.’7°C)、テトラヒドロフラン(沸点65
.6℃)、イソプロピルエーテル(沸点68.4℃)t
n−ヘキサン(沸点68.7℃)、1.1.1−三塩化
エタン(沸点73.9℃)、酢酸エチル(沸点76.8
℃)。
エタノール(沸点78.3℃)、メチルエチルケトン(
沸点79.5°C)等がある。
なお、スリット7a、7bはシート状基材1を通過させ
るに必要最小限の大きさに設計して、スリット7a、7
bからの溶剤蒸発損失を可及的に防止しておくことが望
ましい。更には、前処理槽2内において、スリット7a
、7bの近傍部位及び溶剤カバー6の上部位に溶剤凝縮
用コイル(図示せず)の如き溶剤回収手段を配設してお
くことが望ましい。
さらに、前処理槽2には、シート状基材1中の空気を低
沸点溶剤8と置換させる空気置換機構12が設けられて
いる。この空気置換機構12は、溶剤カバー6内に複数
のスプレーノズル13・・・を配設すると共にスプレー
ノズル13・・・に溶剤貯溜部8′から導いた溶剤供給
管路14を接続してなり、この管路14に介設したポン
プ15を作動させることにより、基材通過領域2aにお
ける基材1部分の両面にスプレーノズル13・・・から
低沸点溶剤8を噴霧させるように構成されている。
また、前処理槽2内の出ロスリット7b近傍部位には、
ガイドロール10cを経過したシート状基材1をスクイ
ズしてその溶剤含浸量を調整する一対のスクイズロール
(又はスクイズバー)16゜16が設けられている。
予備含浸槽3は、上面開放の箱形状に構成されたもので
、予備含浸用ワニス18を所定量貯溜しである。この予
備含浸槽3には、シート状基材1に予備含浸用ワニス1
8を含浸させる予備含浸機構19及びこのワニス18を
加温するワニス加温機構20が設けられている。
すなわち、予備含浸機構19は、外周下面部を予備含浸
用ワニス18に浸漬させた回転ロール21と、シート状
基材1を回転ロール21の外周上面部に転接状に押圧保
持する一対の押えロール22a、22bとを具備してな
る0回転ロール21はシート状基材1の走行速度に一致
して回転されるものであり、適宜の加温手段(図示せず
)により所定温度に加温されている。押えロール22a
22bは、その位置を変更することによりシート状基材
1に対する接触面積、接触圧を調整でき、シート状基材
1及びワニス18の種類に応じてワニス含浸量を適宜に
制御しうる。
また、ワニス加温機構20は、予備含浸槽3に設けたジ
ャケット23とこれに接続した熱媒体の循環路24とこ
れに介設した加温器25及び循環ポンプ26とを具備し
てなり、ジャケット23に加温水等の適宜の熱媒体を循
環供給させることにより、予備含浸用ワニス18を所定
温度に加温。
保温しうるようになっている。
ところで、ワニス18は加温により低粘度化するが、必
要以上に高温化すると、ワニス18に配合された溶剤が
蒸発し易くなり、却って高粘度化する虞れがある。した
がって、予備含浸用ワニス18は40℃程度に加温して
おくのが好ましいであろう。
なお、予備含浸用ワニス18としては、一般に、熱硬化
性樹脂ワニスが使用されるが、その他、熱可塑性樹脂・
天然樹脂等のワニス、無溶剤の液状合成樹脂、液状天然
樹脂等も使用することができる。
ワニス含浸槽4は上面開放の箱形状に構成されており、
このワニス含浸槽4にはワニス含浸機構27が設けであ
る。すなわち、ワニス含浸槽4内に所定量のワニス28
を貯溜すると共に、その貯溜領域に一対のガイドロール
29a、29bを配設して、ガイドロール30を経過し
たシート状基材1がワニス28に浸漬せしめられるよう
に構成されている。
ところで、ワニス28としては、予備含浸用ワニス18
と同一のものでもよいし、また異なるものでもよく、必
要に応じて適宜に選択される。その配合組成の一例を次
表に示す。
〈ワニス組成〉 さらに、ワニス含浸槽4の上方位には、シート状基材1
のワニス含浸量を調整するワニス含浸量調整機構5が配
設されている。この機構5は、−対のスクイズロール又
はスクイズパー31.31からなり、ガイドロール29
bを経過したシート状基材1をスクイズすることにより
ワニス含浸量を均−且つ適量に調整する。
次に、以上のように構成されたワニス含浸装置を用いて
、本発明の方法を具体的に説明する。
〔前処理工程〕
シート状基材1が基材供給源1′から前処理槽2内にも
たらされると、その両面にスプレーノズル13・・・か
ら低沸点溶剤8が噴震されて、シート状基材1内の空気
は低沸点溶剤8と置換されることになる。すなわち、低
沸点溶剤8の表面張力が小さいこと及び低沸点溶剤8に
よる湿潤によりシート状基材1が開繊されることから、
シート状基材1にはその繊維内部にまで低沸点溶剤8が
充分に浸透して、その繊維内の空気はその大部分が追い
出される。ところで、低沸点溶剤8の噴霧によっては、
シート状基材1における空気と低沸点溶剤8との置換が
行なわれる他、シート状基材1に含まれる基材層、付着
水分等の除去も行なわれ、ワニス含浸材としての品質が
更に向上することになる。
低沸点溶剤8を含浸されたシート状基材1は、その溶剤
含浸量をスクイズロール16,16により均一に調整さ
れた上で、出口スリット7bを通過して、予備含浸槽3
にもたらされる。なお、シート状基材1における含有溶
剤量は50重量%以下であることが好ましい7 〔予備含浸工程〕 予備含浸槽3内にもたらされたシート状基材1は、押え
ロール22a、22bにより回転ロール21の外周上面
部に転接押圧される。このとき、回転ロール21の外周
下面部が予備含浸用ワニス18に浸漬されていて1回転
ロール21の回転に伴って、予備含浸用ワニス18が回
転ロール21の外周面に付着してシート状基材1との接
触部分へともたらされることから、シート状基材1には
予備含浸用ワニス18が含浸される。また、回転ロール
21及び予備含浸用ワニス18が加温されていることか
ら、かかる含浸と同時にシート状基材1に含浸されてい
る低沸点溶剤8が蒸発されることになる。つまり、回転
ロール21と接触している基材1部分においては、その
上面から低沸点溶剤8が蒸発され且つその下面から予備
含浸用ワニス18が含浸されることになる。したがって
、予備含浸用ワニス18は加温されて低粘性化したもの
であり、シート状基材1への浸透性が高いこと、及び低
沸点溶剤8の蒸発に伴う吸引力により予備含浸用ワニス
18の浸透が促進されることから、シート状基材1には
、その繊維組織内部にまで予備含浸用ワニス18が充分
に含浸されることになる。なお、このような予備含浸用
ワニス18の含浸により、シート状基材1内の空気は更
に除去されることになる。
〔ワニス含浸工程〕 このように予備含浸用ワニス18を予備含浸されたシー
ト状基材1は、ワニス含浸槽4のワニス28を通過する
間において、ワニス28を完全に含浸される。すなわち
、予備含浸工程では、予備含浸用ワニス18が加温され
ることから、配合溶剤の蒸発、補給に伴い樹脂含有率を
一定に保持し難いが、ワニス含浸工程を経ることによっ
てシート状基材1における樹脂含有率を一定にできるの
である。
ところで、一般には、シート状基材1は事前に加熱され
ていなければワニス28より低温であるため、シート状
基材1の浸漬によりワニス含浸槽4内のワニス温度が低
下してワニス28の粘度が上昇し、その含浸性が悪くな
る虞れがある。しかし、シート状基材1は上記した如く
予備含浸時に加温されることから、このような虞れは生
じない。
〔ワニス含浸量調整工程〕
ワニス含浸槽4を通過したシート状基材1は、ワニス含
浸量調整機構5つまりスクイズロール又はスクイズパー
31.31によりワ・ニス含浸量を均一に調整される。
したがって、ワニス28が充分且つ均一に含浸され且つ
繊維組織内に空気が殆ど残留しないシート状基材1を得
ることができる。
本発明のワニス含浸方法及びその装置は、上記実施例に
限定されるものではなく、次のように構成することもで
きる。
すなわち、第2図は第2実施例を示したもので、この実
施例のワニス含浸装置では、第1実施例と異なって、予
備含浸槽3を設けず、前処理槽2を経過したシート状基
材1を予備含浸させることなくワニス含浸槽4に導くよ
うに構成されている。
なお、予備含浸槽3及び予備含浸機構19を廃した以外
は、第1実施例と同様構成であるから、第2図において
同一構成部分については同一符号を付してその詳細は省
略する。
この実施例では、低沸点溶剤8を含有するシート状基材
1をワニス28に浸漬させるが、このときシート状基材
1中の空気は溶剤と置換されているため、ワニス粘度が
高い場合にも、含有溶剤8とワニス28との置換が容易
に行なわれることから、予備含浸工程を付加した場合と
同様の含浸効果を奏しうる。但し、シート状基材1にお
ける含有溶剤8がワニス含浸槽4内のワニス28に混入
する場合があることから、前処理工程で使用する低沸点
溶剤8としては、前記表に示すメチルエチルケトン等の
如きワニス28の配合溶剤と同質のものを使用する必要
がある。
また、上記各実施例では、液状の低沸点溶剤8をシート
状基材1に噴霧させることにより、シート状基材1中の
空気を低沸点溶剤8と置換させるようにしたが、かかる
空気置換は次のようにして行なうこともできる。
すなわち、第3図に示す第3実施例では、空気置換機構
12が、低沸点溶剤8を基材温度以上に加温して蒸発さ
せる溶剤加温機構32を具備してなり、基材通過領域2
aを低沸点溶剤8の蒸気雰囲気に維持させるようにしで
ある。而して、この実施例の前処理工程においては、低
沸点溶剤8の蒸気温度以下のシート状基椙1がその溶剤
蒸気雰囲気中を経過する間に、溶剤蒸気が基材表面で凝
縮して、その凝縮溶剤がシート状基材1中の空気と置換
される。
なお、第1〜第3実施例においては、図示していないが
、低沸点溶剤8と置換された空気を前処理槽2外に排出
するための空気排出手段及び排出空気中の溶剤を回収す
るための溶剤回収手段が設けられている。例えば、溶剤
カバー6の土壁に空気排出口を形成して、これに接続し
た空気排出管路に真空ポンプ、凝縮器等を介設しておく
のである。
また、第4図に示す第4実施例では、空気置換機構12
が、低沸点溶剤8中に超音波を発振させる超音波発振量
等の超音波発振機構33と溶剤カバー6内における液封
空間部6aを減圧する減圧機構34とを具備してなる。
減圧機構34は、溶剤カバー6の土壁部に吸引口6bを
形成して、この吸引口6bから真空ポンプ35に導いた
吸引管路36に凝縮器37及び気液分離器38を介設し
、更に気液分離器38から溶剤貯溜部8′に導いた回収
管路39にポンプ40及び逆止弁41を介設しである。
なお、溶剤貯溜部8′には適宜の冷却手段48を付設し
である。
而して、この実施例の前処理工程にあっCは、シート状
基材1を超音波を作用させた低沸点溶剤8に′浸漬させ
ると、その繊維内の空気は超音波作用により低沸点溶剤
8と強制的に置換される。このとき、真空ポンプ35に
より液封空間部6aが減圧されることにより溶剤貯溜部
8′の液面が上昇して、超音波作用を受ける時間が長く
なり、且つ減圧による脱泡効果が発揮されることから、
上記置換がより効果的に行なわれる。また、吸引管路3
6から排出される空気中の溶剤は凝縮器37及び気液分
離器38により分離され、回収管路39から溶剤貯溜部
8′に回収される。なお、超音波発振機構33及び減圧
機構34は併用するのが最良であるが、シート状基材1
の性状2種類等によっては何れか一方のみでもよい。
ところで、第1〜第4実施例における空気置換工程の何
れを採用するかはシート状基材1の性状。
種類等に応じて決定すればよいが、何れの場合も、前処
理槽2内におけるスリット7a、7bの近傍部位及び溶
剤カバー6の上部位に溶剤凝縮用コイル(図示せず)を
設けて、溶剤を回収するようにしておくことが好ましい
また、上記各実施例では、回転ロール21を用いた所謂
キス・コート法により、シート状基材1に予備含浸用ワ
ニス18を含浸させるようにしたが、かかる予備含浸は
次のような浸漬法、吹付は法によって行なうようにして
もよい。
すなわち、第5図に示す第5実施例では、予備含浸機構
19が、予備含浸用ワニス8の液面上に一対のガイドロ
ール42a、42bを配設すると共に、シート状基材1
−の上面近傍位に、基材加温機構例えば輻射板等の加温
器43を配設してなる。
而して、この実施例の予備含浸工程では、シート状基材
1の上面から含浸溶剤を蒸発させつつ、シート状基材1
の下面から予備含浸用ワニス18を含浸させるようにし
ている。
また、第6図に示す第6実施例では、予備含浸機構19
が、ガイドロール44a、44b間の基材1部分の近傍
直下位に複数のスプレーノズル45・・・を配設し、こ
のノズル45・・・に予備含浸用ワニス18の貯溜部か
ら導いたワニス供給管路46を接続してなり、この管路
46に介設したポンプ47を作動させることにより、シ
ート状基材1の下面部にノズル45・・・から予備含浸
用ワニス18を吹付けるように構成されている。なお、
上記基材1部分の上面近傍位には、上記実施例における
と同様に基材加温機構43が配設されている。
また、予備含浸槽3は、前処理槽2の如く密閉容器構造
として、予備含浸用ワニス18と置換された溶剤を回収
する手段を設けるようにしておくこともできる。
また、上記各実施例では、ワニス28の含浸を浸漬法に
より行なうようにしたが、吹付は法、塗布法等によって
行なうようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から容易に理解されるように、本発明によれ
ば、シート状基材中の空気を液状の低沸点溶剤と置換さ
せた上で、このシート状基材にワニスを含浸させ、或は
含有溶剤を加温されて低粘度化された予備含浸用ワニス
と置換させた上でワニスを含浸させるようにし、最終的
にワニス含浸量を調整するようにしたから、シート状基
材及びこれに含浸させるワニスの性状9種類に拘らず。
シート状基材にワニスを均−且つ充分に短時間で含浸さ
せることができ、しかもシート状基材中の気泡を極力減
少させることができる。かかる効果は、高粘度のワニス
を含浸させる場合に著しい。
したがって、本発明によりワニスを含浸させたシート状
基材を使用すれば、複合材、例えば電気絶縁板、化粧板
等の最終製品の品質を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るワニス含浸装置の第1実施例を示
す概略断面図であり、第2図は第2実施例を示す装置要
部の概略断面図であり、第3図は第3実施例を示す装置
要部の概略断面図であり、第4図は第4実施例を示す装
置要部の概略断面図であり、第5図は第5実施例を示す
装置要部の概略断面図であり、第6図は第6実施例を示
す装置の概略断面図であり、第7図は従来技術を示す概
略断面図である6 −ル又はスクイズバー(ワニス含浸量調整機構)、32
・・・溶剤加温機構、33・・・超音波発振機構、34
・・・減圧機構、43・・・基材加温機構。 1・・・シート状基材、2・・・前処理槽、2a・・・
基材通過領域、3・・・予備含浸槽、4・・・ワニス含
浸槽。 5・・・ワニス含浸量調整機構、7a・・・入口スリッ
ト。 7b・・・出口スリット、8・・・溶剤、9,10a、
10b、10c、11,29a、29b、30,42 
a 、 42 b 、 44 a 、 44 b ”・
ガイドロール、12・・・空気置換機構、13・・・ス
プレーノズル、18・・・予備含浸用ワニス、19・・
・予備含浸機構、20・・・ワニス加温機構、21・・
・回転ロール、22a。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維質材からなるシート状基材中の空気を液状の
    低沸点溶剤と置換させる前処理工程と、該工程を経たシ
    ート状基材に、空気と置換させた低沸点溶剤を蒸発させ
    つつ、加温された予備含浸用ワニスを含浸させる予備含
    浸工程と、このシート状基材に更に通常のワニスを含浸
    させるワニス含浸工程と、シート状基材に含浸されたワ
    ニス量をスクイズロール等により調整するワニス含浸量
    調整工程と、からなることを特徴とするワニス含浸方法
  2. (2)繊維質材からなるシート状基材中の空気を液状の
    低沸点溶剤と置換させる前処理工程と、このシート状基
    材にワニスを含浸させるワニス含浸工程と、シート状基
    材に含浸されたワニス量をスクイズロール等により調整
    するワニス含浸量調整工程と、からなることを特徴とす
    るワニス含浸方法。
  3. (3)前処理工程において、シート状基材を低沸点溶剤
    の蒸気雰囲気中を通過させるようにしたことを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載するワニス含浸方法。
  4. (4)前処理工程において、シート状基材を減圧条件下
    において液状の低沸点溶剤に浸漬させるようにしたこと
    を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載するワニス
    含浸方法。
  5. (5)前処理工程において、シート状基材を液状の低沸
    点溶剤に浸漬させると共にその低沸点溶剤中に超音波を
    作用させるようにしたことを特徴とする、請求項1、請
    求項2又は請求項4に記載するワニス含浸方法。
  6. (6)予備含浸工程において、シート状基材の一方の面
    から低沸点溶剤を蒸発させつつ、シート状基材の他方の
    面から予備含浸用ワニスを含浸させるようにしたことを
    特徴とする、請求項1、請求項3、請求項4又は請求項
    5に記載するワニス含浸方法。
  7. (7)繊維質材からなるシート状基材が前処理槽、予備
    含浸槽、ワニス含浸槽を順次通過するように構成したワ
    ニス含浸装置であって、前処理槽に、シート状基材中の
    空気を液状の低沸点溶剤と置換させる空気置換機構を設
    け、予備含浸槽に、シート状基材中の低沸点溶剤を蒸発
    させ且つシート状基材に予備含浸用ワニスを含浸させる
    予備含浸機構及び予備含浸用ワニスを加温するワニス加
    温機構を設け、ワニス含浸槽に、シート状基材に通常の
    ワニスを含浸させるワニス含浸機構を設けると共に、ワ
    ニス含浸槽の近傍位に、シート状基材に含浸されたワニ
    ス量を調整するワニス含浸量調整機構を配設したことを
    特徴とするワニス含浸装置。
  8. (8)繊維質材からなるシート状基材が前処理槽、ワニ
    ス含浸槽を順次通過するように構成したワニス含浸装置
    であって、前処理槽に、シート状基材中の空気を液状の
    低沸点溶剤と置換させる空気置換機構を設け、ワニス含
    浸槽に、シート状基材に通常のワニスを含浸させるワニ
    ス含浸機構を設けると共に、ワニス含浸槽の近傍位に、
    シート状基材に含浸されたワニス量を調整するワニス含
    浸量調整機構を配設したことを特徴とするワニス含浸装
    置。
JP63200939A 1988-08-10 1988-08-10 ワニス含浸方法及びその装置 Pending JPH0248930A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63200939A JPH0248930A (ja) 1988-08-10 1988-08-10 ワニス含浸方法及びその装置
HK98102220A HK1003108A1 (en) 1988-08-10 1998-03-17 Cardiotonics

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63200939A JPH0248930A (ja) 1988-08-10 1988-08-10 ワニス含浸方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0248930A true JPH0248930A (ja) 1990-02-19

Family

ID=16432806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63200939A Pending JPH0248930A (ja) 1988-08-10 1988-08-10 ワニス含浸方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0248930A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010070598A (ko) * 2001-05-26 2001-07-27 박남규 유리섬유, 카본섬유 및 일반섬유 실의 수지 함침장치 및방법
JP2005338712A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Nisca Corp 光量調整装置及びこれを用いたプロジェクタ装置
JP2005338710A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Nisca Corp 光量調整装置及びこれを用いたプロジェクタ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010070598A (ko) * 2001-05-26 2001-07-27 박남규 유리섬유, 카본섬유 및 일반섬유 실의 수지 함침장치 및방법
JP2005338712A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Nisca Corp 光量調整装置及びこれを用いたプロジェクタ装置
JP2005338710A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Nisca Corp 光量調整装置及びこれを用いたプロジェクタ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2590850A (en) Method of treating sheet material coated with gelatine
EP0369907B1 (en) A varnish impregnation method and apparatus
JPH0248930A (ja) ワニス含浸方法及びその装置
US4687685A (en) Process for impregnating a planar compressible carrier material with synthetic resin, as well as device for working this process
JPH03251407A (ja) ワニス含浸方法及びその装置
EP1608807B1 (en) Method and machine for treating textile materials by ammonia or other liquids
US4343840A (en) Method and apparatus for treating cellulosic products
US3800433A (en) Drying and curing apparatus
US4543676A (en) Method of liquid treatment of textile fiber material
EP1126068A2 (en) Method for finishing fabrics or knitwear in ammonia and relative device
KR20090092800A (ko) 프리프레그 제조 방법 및 프리프레그
JPH039813A (ja) ワニス含浸方法及びその装置
JPH0581410B2 (ja)
US1698886A (en) Method and apparatus for saturating fibrous material
US4452605A (en) Continuous yarn dyeing: uniformly coating running yarn with dye liquid, drying and fixing with heat
JPH02214614A (ja) ワニス含浸方法及びその装置
CN116024756A (zh) 纺织物浸渍装置及工艺
JP2002530541A (ja) 外因性蒸気を用いてリグノセルロース材料の同時含浸・乾燥を達成する方法
JPH0626811B2 (ja) ワニス含浸方法及びその装置
JPH0583046B2 (ja)
JPH02103238A (ja) プリプレグの製造法
JP2002370224A (ja) 樹脂含浸方法及びその装置
CN222100501U (zh) 一种石墨烯膜涂布机回湿装置
US2217933A (en) Method of distributing fine particles throughout a bulk material
US1754024A (en) Fibrous-sheet production