JPH02504283A - 芳香族多環式ジオン化合物とヌクレオシド類似化合物とを含む抗ウイルス性組成物及びレトロウイルス感染を治療するための方法 - Google Patents

芳香族多環式ジオン化合物とヌクレオシド類似化合物とを含む抗ウイルス性組成物及びレトロウイルス感染を治療するための方法

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JPH02504283A
JPH02504283A JP1504326A JP50432689A JPH02504283A JP H02504283 A JPH02504283 A JP H02504283A JP 1504326 A JP1504326 A JP 1504326A JP 50432689 A JP50432689 A JP 50432689A JP H02504283 A JPH02504283 A JP H02504283A
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メリュエロ,ダニエル
レイビー,ガッド
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ニューヨーク ユニバーシィティ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 芳香族多環式ジオン化合物とヌクレオシド類似化合物とを含む抗ウイルス性組成 物及びレトロウィルス感染を治療するための方法 従来技逝 この発明は、坑ウィルス効果を示す量の芳香族多環式ジオン化合物が、アジドチ ミジン、ジデオキシシチジンまたは関連ヌクレオシド類似化合物とともに含有さ れた、哺乳動物のレトロウィルス感染に対する治療に用いる製薬剤及びこの製薬 剤の使用方法に関する。
レトロウィルスの病原性の範囲は、緩慢進行性脳炎レンチウィルス、種々の白血 病、癌腫及び肉腫を引き起こす腫瘍発生的形質転換(oncogenic tr ansformation)を起こすレトロウィルス、さらに最近同定されたH IV (ヒト免疫不全ウィルス: HumanImmunodeficienc y Virus)感染までにわたる。哺乳動物のレトロウィルス感染(特にHI V)に対して治療力のある治療薬は限られており、それらはウィルス複製周期の ある時期を阻害する。
すなわち、宿主の免疫系が、いろいろな種類のレトロウィルスに対して効果的に 作用することができないことは、感染力を有するレトロウィルスの遺伝的Waと 関連している。例えば、ウィルスは細胞間接触によって直接的に感染することが 可能であり、高い組換え活性を有し、そして宿主ゲノムへの統合によって長期間 にわたって細胞内に潜伏した状態でいることができる。また、HIVは、感染し た個体のCD+47細胞を機能低下させることによって免疫応答抑制を引き起こ すことが知られている。
さらに、最近になって、類縁関係にある二つのウィルスがAIDS(後天性免疫 不全症候群: Acquired Immune DeficiencySin drome)を引き起こすことが分かり、それらはHTV−1およびHIV−2 と命名された。ヌクレオチドのレベルでは、HrV−1のゲノムとHIV−2の ゲノムとは、約50%の相同性を示すに過ぎないが、二つのウィルスは、遺伝子 の構成が同じであり、これら二つのウィルスがヒトの細胞を攻撃し破壊する機序 はほぼ同様と考えられる。 よって、以下の記述においては、これら二つのウィ ルスをHIVと称す。
今までのなかで最も効果的な抗ウイルス性治療薬はヌクレオシド類似化合物であ る2°、3°−ジデオキシシチジン及び3°−アジド−3°−デオキシチミジン (AZT)である。 これらの二つの物質は、細胞内においてリン酸化され、次 いでウィルスの逆転写酵素によってウィルスDNAに取込まれることによって、 完全には合成しきれていない段階での相補的DNA(cDNA)の末端化を起こ す。 しかし、これらの薬剤は宿主に対する毒性が高いために、使用が制限され る。
現在は、HIVによる免疫不全症候群(AIDS)の治療に対してAZTが使わ れている。AZTは免疫機能を増進させ、一部の患者においては」Vによる神経 系機能不全が少なくとも部分的には改善され、AIDSが関連した別の病状も改 善されている。
しかし、AZTの投与量に比例して骨髄機能の抑制が起こることによって、貧血 症や白血球減少症が引き起こされることが分かってきた。 このことは、AID Sの治療に対するん汀の限界を示すものである。それにもかかわらず、現在のと ころ、AIDSに対して有効な薬剤はAZTのみである。また、AIDSの患者 に対してジデオキシシチジンが試用されたが、この薬剤はAZTよりも毒性があ るということが証明されている。
このようなことから、レトロウィルス感染、特にHIV感染の治療のためにヌク レオシド類似化合物を用いた製薬剤の開発が必要であり、この製薬剤においては ヌクレオシド類似化合物の毒性が病気で苦しむ患者において検出されない程度の ものであること、その化合物の含有量を少なくすることが可能なものであること 、かつ(あるいは)抗ウイルス効果が増大されたものであることが求められてい る。
本発明の目的は哺乳動物に対するレトロウィルス感染の治療のための抗ウイルス 性組成物及びレトロウィルス感染を治療するための方法を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、ヌクレオシド類似化合物の毒性による影響を最小限 度に抑えたかたちで、AZTのようなヌクレオシド類似化合物を含有し、かつ哺 乳動物に対するレトロウィルスの感染に効果を示す抗ウイルス性組成物及びそれ を用いた治療法を提供するものである。
発兎9!旨 本発明者らは、AZTなどのヌクレオシドのrユ化合物と、多環式ジオン化合物 のヒベリシン及びプソイド≦ベリシンとが相互作用することにより、より効果的 な抗レトロウイルス抑制効果を示すことを偶然に発見した。それゆえに、このよ うな抗ウイルス性薬剤の組み合わせは、それらの薬剤に感受性のあるAIDSあ るいは他のレトロウィルス感染によって苦しむ患者に対して、より有益な効果を 与えるものである。 今まで、AZT以外にAIDS患者の治療に有効な薬剤は 発見されていないことから、上記の発見は大変重要な発見である。
本発明は、抗ウイルス性効果を示す量のヌクレオシド類似化合物と、ヒベリシン 、プソイドヒベリシン、塩類及びそれらの混合物からなる群から選らばれた化合 物とを含有し、かつ生理学的許容塩と希釈液とを含むものを、治療が必要なレト ロウィルス感染動物に与えることを特徴とする哺乳動物のレトロウィルス感染を 治療するための方法を提供するものである。
また、本発明は、抗ウイルス性効果を示す量のヌクレオシド類似化合物と、ヒベ リシン、プソイドヒベリシン、塩類及びそれらの混合物からなる群から選らばれ た化合物とを含有し、かつ生理学的許容塩と希釈液とを含むことを特徴とする哺 乳動物のレトロウィルス感染を治療するための組成物を提供するものである。
上記した本願発明の特徴は、特許請求の範囲および添付図面を含む本願の記述を 従来技術と照らし合わせることによって明らかになるだろう。
■皿二血星l説盟 第1図は、種々の濃度のプソイドヒペリシンを投与したフレンド白血病ウィルス 感染マウスの生存率を示すグラフである。
第2図は、種々の濃度のヒベリシンを投与したフレンド白血病ウィルス感染マウ スの生存率を示すグラフである。
第3図は、種々の濃度のAZTと、種々の濃度のヒベリシンもしくはプソイドヒ ベリシンとを投与したフレンド白血病ウィルス感染マウスの生存率を示すグラフ である。
第4図は、種々の濃度のヒベリシンおよびプソイドヒベリシンを投与したフレン ド白血病ウィルス感染マウスの生存率を示すグラフである。
の   の− な雷 本発明者らは、AZTに代表されるヌクレオシド類似化合物と、芳香族多環式ジ オン化合物のヒベリシン及びプソイドヒペリシンとが相互に作用し合うことから 、ヌクレオシド類似化合物を単独で用いる場合には効果を示さないようなヌクレ オシド類似化合物の濃度、すなわち哺乳動物に毒性を示さない濃度範囲内におい て、ヌクレオシド類似化合物(例えば、AZTのような薬剤)による効果的な抗 レトロウイルス治療を行うことが可能であることを発見した。 この発見は、A ZTを用いる治療法に堪えることが困難なAIDS患者や、AZTの毒性が現わ れることによってAZT療法を中止せねばならないAIDS患者もいることから 大変重要なものである。  さらに、 二つの抗ウイルス性治療薬を、AIDS のようなレトロウィルスに感染した患者の治療に用いることによって、より効果 的な抗レトロウイルス治療を行うことが可能となるだろう。
ヌクレオシド類似化合物と多環式ジオン化合物とは、それぞれ異なる機序でレト ロウィルスの複製阻害を行なう。上記したように、AZTおよび関連ヌクレオシ ド類似化合物は、ウィルスのcDNAが合成仕切れていない段階で末端化を起こ す。
しかし、本発明の多環式ジオン化合物においては、ウィルス複製後期にウィルス 複製を阻害する可能性もあり、例えば、感染した細胞からのウィルス粒子放出に 対する阻害作用、感染した細胞内におけるウィルス粒子構成要素の集合に対する 阻害作用、あるいは直接的なウィルス粒子不活性化が考えられる。
また、1nvitroの系においてウィル複製を阻害するほどの投与量の前記多 環式ジオン化合物を用いても、フレンド白血病ウィルスに感染したマウス培養細 胞系の全ウィルスmRNAおよびウルス抗原の発現には何ら変化しなかった(結 果未記載)。
さらに、精製された逆転写酵素のみを前記多環式ジオン化合物ともにインキュベ ートしても、逆転写酵素の活性は影響されなかった(結果未記載)。 しかし、 前記多環式ジオン化合物とフレンド白血病ウィルスとを直接インキュベートする と、該ウィルスの感染力が完全に消滅する。なお、Ps(プソイドヒベリシン) およびHY(ヒベリシン)は直接的にウィルスを不活性化することによって、ウ ィルス感染の拡大を抑えると考えられる。
本発明者らは、非経口投与量が約0 、1 ngから約300μqまでの範囲内 のPSおよびHYを用いて、マウス800匹以上について試験したが、その試験 途中において、投与されたマウスに顕著な毒性は認められず、また動物が苦痛等 の不快感に陥るいような状態、すなわち実験を中止すべき状態にも至らなかった 。
なお、ここで用いたレトロウィルスという学術用語は、RNAゲノム及びRNA 依存DNAポリメラーゼ(逆転写酵素)の酵素活性を有するウィルスを意味する ものである。 すべてのレトロウィルスは、共通の形態学的、生化学的および物 理的な性質を持つものなので、ウィルス分類学上、一つの族(family)と して扱われている。 この性質は下記の第1表に要約されている。
(以下、空白) 第1表 公知のレトロウィルスの一般的な物理的特性状(+)−重鎖RNA (60s  −70s) : 5 ’構造(m’G’ppp’NmpNp) ;ポリアデニル 化3′ 末端;3′ 及び5′末端に反復配列; ゲノム複合体に塩基対合されたtRNA ;蛋白質     60重量%以上:  gag、内部構造蛋白質;pol、逆転写酵素; env、エンベロープ蛋白 質 脂質      約35重量%;細胞膜から抽出炭水化物    約4重量%; エンベロープ蛋白質に結合物理化学的特性 ショ糖における密度1.16−1. 1897m1、塩化セシウムにおける密度 1、16−1.21 g/ml、脂肪溶剤及び洗浄剤に対する感受性を有す;熱 による不活性化(56・C130分);紫外線およびX線に対する高抵抗性 形態学的特性  エンベロープに囲まれている球状のウィルス粒子(直径80− 120 nm)  ;種々の表面突起(直径8nm): コア殻(核様体)を伴 うリボ核蛋白複合体を含む二十面体の一方、HIVのゲノムには少なくとも五つ の異なる蛋白質がコートされており、これらの蛋白質はTAT、 ART/TR 3,3’−0RF。
SORおよびRと呼ばれる。他方、HTLV IはpX遺伝子を有し、このpX 遺伝子には四つの蛋白質がコードされている。
すべてのレトロウィルスは、はぼ同様な化学的組成を有しており、一般的には蛋 白質: 60〜70%、脂質=30〜40%、炭水化物: 2〜4%、およびR NA :約1%からなる。 レトロウィルス粒子のエンベロープは、細胞表面膜 から抽出されれ、ウィルス粒子の殆ど全ての脂質はウィルス粒子の単位膜エンベ ロープに入っている。 レトロウィルスは、例とえば、フレンド白血病ウィルス (FV)、放射線白血病ウィルス(RadLV)、猫白血病ウィルス、烏骨髄芽 球症ウィルス、及びヒ)T細胞リンパ栄養ウィルス族(HTLV I、 II、  III、及びrv; HTLV IIIは、ヒト免疫不全ウィルスまたはHI Vとしても知られている)を含む。HTLV Iは成人型T細胞白血病を起こす こと及びHTLV IIIは毛様細胞性白血病を起こすことが明らかになった。
 HTLV IVは、猿免疫欠損ウィルスと関係があり、このウィルスがアフリ カ原住民のAIDS保菌者から発見された。 このウィルスとHTLV III の関係は現在研究中である。
本発明の組成物は芳香族多環式ジオン化合物及びヌクレオシドの類似化合物を含 むものであって、HIVのようなレトロウィルスよって起こる哺乳動物の病気の 治療に用いることができる。 ヌクレオシドの類似化合物の用いられている投与 量が毒性濃度よりも低いこと及び多環式ジオン化合物の用いられている投与量が 細胞毒性を持たないことから、本発明の組成物はこのような病気に対して特に有 益な特異的抗ウイルス治療剤である可能性もある。本発明の組成物のレトロウィ ルス感染に対する治療の有効性は、下記の第2例に示されており、毒性を示さな い濃度範囲内のAZT及び府を含む混合物を用いて治療した場合、フレンド白血 病ウィルスに感染したマウスの感染後65日間経過後の生存率は100%であっ た。逆に、同投与量のAZTのみを用いて治療した場合は、感染後65日の間に すべてマウスが死亡した。
HIVが脳細胞及び中枢神経系細胞に感染する可能性があり、このことによって 、神経系機能不全及び痴呆を起こすことが知られている。AZTは血液脳関門を 通ることができる。すなわちヒトにヒベリシン及びブソイドヒベリシンを前投与 した場合に、それらの薬剤が抗機能低下剤として正の効果を示すことから、中枢 神経系に作用していることかられかる。それゆえに、ヌクレオシド類似化合物を 多環式ジオン化合物と共に用いることは、AIDSの神経作用に苦しむ患者に投 与した場合、非常に効果的である可能性がある。本発明の組成物のもう一つの利 点は、経口投与した場合、多環式ジオン化合物およびヌクレオシド類似化合物が 共に効果的であることである。
さらに、フレンド白血病ウィルス感染に対するPSもしくはHY治療の効果は第 4図に示されており、PSおよびHYともにnq量を感染から24時間後に腹腔 内に投与する治療ではウィルスによる牌臓肥大(巨牌症)を阻害した。感染した マウス(Ba1b/c)には、ps約1 ngもしくはHY約1100nを投与 することによって、FVによる牌臓肥大を50%阻害した。
このような低量のPS及び府は、感染24時間後に腹腔内に一回投与することに よって、驚くべき効果が得られる。
HY (ヒベリシン)及びPS(ブソイドヒベリシン)はオトギリソウ属(St 、 John’s Wort)の植物に存在する芳香族多環式ジオン化合物であ る。 1987年8月10日にり、デービスらによって出願された米国特許(出 願番号084.000号)には、HY及びPSがin vitro系および1n vivo系におけるウィルスの複製に対して強力な阻害剤であることが開示され ている。
下記第1例に説明されるように、府及びPSは、オトギリソウ属(St、 Jo hn’s Wart)植物から抽出することができる。 また、1955年5月 3日にH,プラークマンらによって出願された米国特許(出願番号2.707. 704号)及びH,プラークマンによるテトロへドロンレターズ σ凶コ!■四 上以箪91主:  1991−1994.1974に記載された方法によって、 聞及びPSを合成することが可能である。 オトギリソウ属(St、 John ’s Wort)が世界中型る所にも分布しており、また前及びPSの抽出及び 精製が比較的簡単で安価なので(以下の例−に示すように)、少量(例えばグラ ム単位)が必要とされる場合には、抽出することが好ましいが、大量(例えばキ ログラム単位もしくはそれ以上)生産の場合には、合成することが好ましい。
さらに、本発明の組成物は、抗ウィルス活性を保持するヒベリシン及びプソイド ヒベリシンの誘導体もしくは塩類も含んでいる。特に、塩類はアルカリもしくは アミンタイプの基を持つものが本出願に該当するものである。
本発明において、使用可能なヌクレオシド類似化合物は2゛。
3°−ジデオキシシチジン、2°、3−デオキシチミジン、2°、3°−ジデオ キシアデノシン、2°、3°−ジデオキシイノシン、さらに好ましくはAZTが 挙げられるがそれらに限られたものではない。本発明を実施するためのAZTは バローズウエルカム(BurroughsWelcome、 Re5earch  Triangle Park、 NC)から入手可能であり、また2゛、3− ジデオキシシチジンと2゛、3°−ジデオキシアデノシンはカルバイオケムーベ ーリング(Calbiochem−Behring、 SanDiega、 C A)から、2°、3°−キシチミジンは、ファーマシアファインケミカルズ(P harmacia Fine Chemicals、 Piscataway、  NJ)からそれぞれ入手可能である。
さらに、本発明は、レトロウィルスに感染した哺乳動物を治療するための方法を 提供するもので、治療を必要とする哺乳動物に抗ウイルス的効果を示す量の、芳 香族多環式ジオン化合物とヌクレオシド類似化合物とを投与するもので、該芳香 族多環式ジオン化合物にはヒペリシン、プソイドヒベリシン、塩類及びそれらの 混合物からなる群より選択された化合物を用いる。
本発明を用いてレトロウィルスに感染した哺乳類を治療する場合、感染したレト ロウィルスに対してもっとも効果的なヌクレオシド類似化合物、多環式ジオン化 合物の種類、およびそれらの組成物は、例えば、1nvitro系でのHIVに 関する実施例4または実験動物でのフレンド白血病ウィルスに関する実施例2の ような適当な系を用いて日常的に行なわれるような実験によって確認することが できる。
ウィルスによって起こる、AIDS1ウィルス血症(血液中にウィルスが存在す ること)、またはセプシス(体液中にウィルスが存在すること)のin viv oにおける治療を行う場合、本発明の組成物の投与は、経口投与、局所投与、好 ましくは非経口投与、より好ましくは静脈投与によって行なわれ、その一般的な 投与量は、ヒペリシンを参考にして以下の通りに決められる。
活性成分の一つとして芳香族多環式ジオン化合物を含有する抗レトロウイルス組 成物は、−回の治療あたり約0.001〜100000μg/kg体重、好まし くは約2〜50000μg/kg体重、より好ましくは約200〜50000μ g/kg体重の範囲内の該ジオンを含有する。
活性成分として一つあるいはそれ以上の別の芳香族多環式ジオン化合物を用いる 場合、投与量は大体ヒベリシンと同様である。しかしながら、投与された芳香族 多環式ジオン化合物もしくはその組成物が、例えばヒペリシンの二倍の活性を有 する場合、最小の効果的投与量はヒベリシンの1.5倍である。更に二つ以上の 活性抗ウイルス成分(たとえば本発明の芳香族多環式ジオン化合物以外の抗ウィ ルス剤を含む)が本発明による治療薬もしくは予防薬として用いられる場合、必 要とあれば、あるいは適当であれば、芳香族多環式ジオン化合物の最小投与量は 減少させても良い。最後に、二つ以上の活性成分が用いられ、芳香族多環式ジオ ン化合物と他の一つあるいは一つ以上の抗ウイルス成分が相互に作用し合う場合 (もしくは、2つあるいはそれ以上の芳香族多環式ジオン化合物とヌクレオシド 類似化合物との間において)、最小の効果的投与量はより少なくても良い。
上記のことを説明するために、抗ウィルス活性を持つヌクレオシド類似化合物と 共に芳香族多環式ジオン化合物を投与する治療法あるいは予防法について考察す る。 (ここで、「共に」とは同時に投与、あるいは続けて投与するという意味 であり、それぞれが同法において別々に投与されることではない)。
一つあるいはそれ以上のヌクレオシド類似化合物を本発明の芳香族多環式ジオン 化合物と共に投与する場合、−回の治療において約100〜5ooooμq/k q体重の量を本発明の芳香族多環式ジオン化合物とともに投与する。
病状を改善するのに必要な治療期間または投与期間は治療の対象となる個体によ って異なり、病気の程度、期間、各個体の一般的な状態によって決まるもので、 さらに組成物の特異的な抗ウィルス活性および毒性により決められるものである 。各治療に必要とされる全投与量は、分割投与でも、一括投与でもよい。抗ウイ ルス治療は、毎日、−日二回以上、もしくは、−週間に一回以上、もしくは、治 療対象個体の状態および病気の段階に依存するものである。
また、本発明者らはヒベリシンの抗ウィルス活性が、治療頻度(frequen cey of treatment)に依存するものであることを0発見し“  た。例えば、マウスを用いた研究では、予想通り、10μqを一回投与するより も、100μqを一回投与したほうが効果的である。しかし、10μqを毎日続 けて10日間投与し続けても、10μq−回投与の効果さえも示されなかった。
これとは対象的に、10μq−回投与よりも10μ9を一週間に一回投与するほ うが効果的であった。このことは、治療頻度がその効果に影響を与えているわけ である。それゆえに、本発明の組成物においても、同様のことがいえる。マウス を用いて得た前記知見は、他の哺乳類もしくはヒトには適用できるものではない が、当業者には公知の方法による型通りの実験により決めることができる。例え ば、投与量および頻度に関するマトリックスを作成し、そのマトリッスのそれぞ れの点に実験個体群を割り当てていけばよい。このような実験計画では、好まし くは本発明の組成物の組織分布特性を考慮する必要がある。
本発明はまた、レトロウィルス感染治療のための、薬学的組成物および製剤を提 供するものである。本発明の芳香族多環式ジオン化合物及び/もしくは、ヌクレ オシドの類似化合物は、通常の固形および液状(例えば、錠剤、カプセル、カブ レット、注射および経口用液体)の形に処方することができる。本発明の製剤は 、活性成分として、本発明の芳香族多環式ジオン化合物およびヌクレオシド類似 化合物(上記に開示)を有効量含むものである。例えば、非経口治療用組成物は 、0.001〜100000μqの本発明の芳香族多環式ジオン化合物と100 〜50000μqの上記ヌクレオシド類似化合物とを含有する、滅菌した等浸透 圧塩溶液からなる。各投与形式における投与量に含有される活性成分の単位量は 、それ自身で効果的な量である必要はなくい。なぜならば、必要有効量は、錠剤 、カプセル、注射、もしくはそれらを組み合わせ、それぞれの一度に投与する量 を変えることによって得ることができるからである。
本発明にもとづく製剤は、更に、製薬的に許容な担体、希釈液、充填剤、塩類、 および当業者に公知の物質を含有する不活性なものからなり、当業者が通常定め るところにより、有効な投与形式が選択され、特定の目的に利用されるものであ る。例えば、錠剤は、当業者により公知な、通常の固形担体の製造方法により形 成されてもよい。固形担体の例としては、デンプン、砂糖、ベントナイト、シリ カ、および他の一般的な担体が用いられる。プロピレングリコール、ベンジルア ルコール、インプロパツール、エタノール、ジメチルスルホキシド(DMSO) 、ジメチルアセタミド、もしくは他の生物学的に許容な有機溶剤、もしくは、水 溶液(例えば、pH7以上、好ましくはpH8)が、本発明の抗レトロウイルス 組成物を含有する固体および液体の製薬剤の調整において、担体、希釈液、もし くは溶剤として、用いられるものである。更に、担体及び希釈液の限定されない 例として、炭水化物、アルブミンおよび他の血漿蛋白質、例えば低音度リポ蛋白 、高密度リポ蛋白およびこれらの血清蛋白質に結合した脂質が含まれている。こ のような脂質はホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジル エタノールアミンおよびトリグリセリドのような中性脂質を含む。他の脂質はト コフェロール、レチノイン酸及びシクロデキストランを含む。公知な半固体製薬 剤としては、例えば座薬も含まれるであろう。
好ましい主投与形態は等浸透圧性塩類溶液で、約0.1〜100000μqの範 囲内にある本発明の芳香族多環式ジオン化合物及び約100〜50000μ9の 範囲内の量にあるヌクレオシド類似化合物を含むものである。
本発明に用いるカプセルは、製薬的に許容である物質からなり、例えばゼラチン またはセルロース誘導体からなる。また、持続的に薬物を送る経口性及び経皮性 の投与方式も考えられる。
本発明の組成物を特異的な薬物担体としてのりポゾームに取り込ませてもよい。
このようなりポゾームは他の活性薬物を含むもので、例えばHIV p120.  p41及びp24(この蛋白質のグリコシレート誘導体も含まれている)のよ うなウィルス感染細胞に出現するウィルス蛋白質に対して特異的なaHTV抗体 がある。
本発明は以下の特別な例で説明されるが、これに限ったものではない。
1: ヒペリシン びプソイドヒベリシンのオトギリソウ St、 John’ s Wortの林物からの 出ヒベリシン(qoH+A、分子量504.43、 ここでは肝と称す)及びブソイドヒベリシン(qOH,60,、分子t 520 .43、ここではPSと称す)は以下のようにして得られた。
オトギリソウ(St、 John’s Wort Plant)は、開花期(東 半球で上刃から子方)に収穫される。この収穫されたオトギリソウを55oCで 乾燥した後、切断、粉砕して抽出用材料とし、アセトン(キログラムあたり約5 からlθリットル)抽出にかける。
すなわち、該材料1キログラムをツクスレー抽出器(Kimax製。
Fisher 5cientific、 New Brunswick、 NJ で入手可能)に入れ、抽出溶媒が無色になるまで(約5時間から10時間)抽出 する。芳香族多環式ジオン化合物を含んだ溶液は赤い蛍光色を示し、5chei be 5chenta 、 Ber、 75: 2019.1942. Bro ckmann、 M、。
Natureweiss 38: 47.1951に記載されたような吸収スペ クトル及び蛍光スペクトルを有した。
芳香族多環式ジオン化合物を含んだ溶媒を減圧下で蒸発させ、さらに残渣を完全 乾燥することによって、95グラムの乾燥残渣を得た。さらに、この乾燥残渣を シリカゲル60(0,06〜0 、20 mm、 Malinckrodt、  American 5cientific Products、 McGawP ark、 IL)のカラムクロマトグラフィによって分画した。すなわち、ドラ イカラム方法を用て、上記乾燥残渣の25グラムを約500ミリリツトルのアセ トンに溶解し、これに等量のシリカゲル60を加えて混合物とし、ロータリエバ ポレータ(Buchi製、 American 5cientific Pro ducts)によって、該エバポレータを回転させながら該混合物をホモゲナイ ズし、かつ該混合物が乾燥するまで溶媒を蒸発させた。ついで、この混合物を1 キログラムのシリカゲル60のカラムの上にのせ、クロロホルムによって溶離さ せた。該溶離は、クロロホルムがカラムの下に落ちるまで続けた。ついで、クロ ロホルム−アセトン−メタノール、75 : 15 : 10  (Vol/V ol/Vol)からなる溶媒テカラムを洗った。上記赤色が、元の濃さの115 になった時、クロロホルムの濃度が減り、カラムはクロロホルム−アセトン−メ タノール、55:15:10からなる溶媒で溶離した。なお、上記カラムクロマ トグラフィは約二日間を要した。
二つの主な成分の更なる精製及び分離はGaSChrOmatOra h 。
Pr1nci Ies Techni uesandA  1ications 、 A、B、Littlewood、ed、Academic Press、  New York 1970に記載されたようにフラ・クシュクロマトグラフイ を二回用いることによっておこなった。
同定した二つの主な成分は、 ヒペリシンαIY)、Rf値0.45.0.19g;ブソイドヒベリシン(PS )Rf値0.35,0.73gである。二つの成分のNMRスペクトル分析は、 Brockmann、 H。
et al、 Tetrahedron Letters 1 :37.197 5  に記載されたものと一致した。
このようにして得られた化合物は、使用するまで乾燥した暗所か、もしくはエタ ノール中、4’cにおいて保存した。
2:  Hの   の ウィルス 哺乳類のフレンド白血病ウィルス(FV’)感染に対する、本発明の組成物の抗 ウイルス効果を調べた。
Fr1end、 C,J、 Exp、 Med、 105: 307−324. 1957及びFr1end、 C,et al 。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 U、S、A、 68: 37 g−383,1971及びFr1end、 C,etal、 Nat、 Can cer In5t、 Monogr、 22:505−522.1966に記載 されたように、フレンド白血病ウィルス(FV)は、攻撃的レトロウィルスであ り、このウィルスは、マウスの感受性株、例えば、BALB/c系統やNIH5 w155系統のマウスに赤白血病を誘発するものである。この悪性形質転換は、 膵臓病巣化ウィルス(SpleenFocus Forming; 5FFV) 及びEcotropic Murine Fr1end Leulemia)h lperウィルス(F−MuLv)の双方の活動に起因するものである。
この急性赤白血病は、肝牌腫大(肺臓および肝臓の大きさが極端に大きくなるこ と)および極度な貧血を特徴とするものである。
フレンド白血病ウィルスは、該ウィルスを静脈注射して10日経過した■感染マ ウスの肥大膵臓を破砕(ホモゲナイズ)することにより得られた。すなわち、該 肺臓を該肺臓の重さの10倍に等しい容積からなるリン酸緩衝溶液中でホモゲナ イズした。BALB/cマウス(Jackson Labs、 Bar Har bor、 ME)の膵臓肥大に対する、HY及びPSもしくはこれらの混合物お よびAZTの効果について調べた。
これらの実験では、BALB/cマウスにウィルス(106フオーカス形式ユニ ットFFU)を、静脈接種し、その24時間後に本発明の抗レトロウイルス組成 物の指摘投与量を、該マウスの腹腔内に投与した。その10日後に前記マウスを 致死させ、その肺臓の重量を測定した。
ウィルス接種時に、静脈内にPS及び府の混合物を一回投与(ウィルスと混合し て)した場合の長期的効果について調べ、かつAZTの効果と比較した。AZT の高毒性を阻害するために、また米国特許(出願番号084.000号、198 7年8月10日付け)に記載の多環式ジオン化合物についての使用方法を利用す るために、AZTをウィルス接種の2時間、5時間、16時間後に、それぞれ− 回づつ腹腔内投与をおこなった。マウス(lグループ5個体)の各グループに、 AZT(3回の腹腔内注射)と、PSまたはHY(1回の静脈注射)のみと、そ れらの組み合わせたものとを投与した結果、動物の生存率は以下の通りであった 。結果は第2表に示し、そのグラフは第1−3図に示した。
(以下、余白) 第2表 10Pg PS       40 50μg PS       80 150μg PS       10010μg HY       110 0501z BY       80 150μg HY       1000.2μg AZT       0 2μg AZT       0 O201L AZT       400.2μg AZT + 50 PS   1002μg AZT + 50 PS  10020μg AZT + 5 0 PS  1000.2μg AZT + 50 HY  1002μg A ZT + 50 BY  10020μg AZT + 50 HY  100 第1図および第2表に示すように、ウィルス接種30日後までに治療剤を何も投 与されなかった■感染マウスが全て死亡したにもかかわらず、PSを投与された マウスのウィルス接種65日後における生存率は、マウス1個体当たり10μq の場合が40%、50μqの場合が80%、そして150μ9の場合が100% であった。更に、第2図および第2表に示すように、府を投与したマウスのウィ ルス接種65日後における生存率はマウス−個体あたり50μq投与の場合は1 00%、10μqもしくは50μqの聞を投与の場合は80%であった。これに 反して、マウス−個体あたり0.2μqから20μqまでの範囲の量のAZTを 投与したマウスでは、■を接種したマウスの生存率が少しだけ増加した。AZT が最小投与量の場合においても、AZT h HYもしくはPSとの混合物は相 互作用した(第3図および第2表)。例えば、マウス−個体あたり0.2μ9の AZTを投与されたマウスでは、■接種マウスの100%が接種後30日までに 死亡し、またマウス−個体あたり50μqのPSでは■接種マウスの20%が接 種後30日までに死亡したが、マウス−個体あたり0.2μqのAZT及び50 μqのnを投与したマウスでは■接種マウスは接種後65日経過後も生存した。
さらに、注目すべきことに、AZTに前もしくはPSを混合しない場合、ん]の 投与量にかかわらず■接種マウスは接種後65日までにすべて死亡した。
以上のことから、AZTと槍゛またはPSとを組み合わせた治療では、AZTの 投与回数及び投与量を減少させることが可能であリ、またAZTの効果を損、な わず副作用を減少させることが可能であることがわかった。
3 : in vitro y、での」■  にSするpsの夕EVに感染した HUT−78細胞におけるHTV複製に対するPsの効果について調べ、かつそ の効果とAZTの場合における同様な効果との比較をおこなった。■V全全体た いする抗血清(HIV保菌者もしくはAIDS患者から得た不活性血清)または ウサギから精製されたウィルス成分を用いた間接蛍光抗体法によって、感染を観 察した。
細胞の■V感染に対するプソイドヒペリシンの効果は、種々の強さのプソイドヒ ベリシンと同時に■Vウィルス及び未感染細胞とを混合し、これらを熱によって 不活性化された10%子牛脂児血清を添加したRPMI−1640培地(GIE CO製、GrandIsland、 NY)中において24.48.72及び1 44時間インキュベートして観察した。インキュベート後、細胞を洗浄し、固定 し、さらにフルオレセイン標識された抗免疫グロブリンとインキュベートした後 、抗HIV抗体とインキュベートして感染した細胞の割合を求めた。ヒベリシン 及びプソイドヒベリシンはエタノールに溶解して使用なくてはならないが、最終 アルコール濃度は1−2%を超えず、また対象群は細胞に対するウィルスの割合 が前記アルコール薬剤の溶解に用いたアルコールの濃度と同濃度にした。なぜな ら、アルコールかに■に感染する細胞の割合を増加させることが知られているか らである。
HIV感染の広がりは、1%の感染した細胞と99%の感染していない細胞とを 、適当な濃度のブソイドヒベリシン存在下で培養することによって観察した。該 培養からサンプルを実験開始後24.48.72及び144時間経過後に採取し て、サンプルを用いて上記の蛍光抗体間接法により感染した細胞の割合が計算さ れた。この結果は以下の第3表に示した。
(以下、余白) 第3表 !LLIJ!            劇姐よ皿剰凄冷M           l!II!l  a 101皿対照例             2.7    26.7  62.9対照例+エタノール       2.9   30.9   76.81!、LMAZT       1.8  0.75 0.610 μMAZT       1    0.4  0.32μgps           3    52.8  77.910μg PS        3. 3  38  90.1sopgps        O,21,218,8M 2M&           μ姐よ丘■1冷標本         L4MA  AUMA 11片固対照例             2.7   26     681μM AZT       2    3   320μMAZT         2    22   5840μ9PS          2     24   4780μgps          2     5    29上記の実験から、PSは培養液中のHUT−78細胞においてI(IV感 染が広がることを阻止する効果があることが分かる。一方、1μM及び10μM 濃度のAZTは、感染していない細胞へのHIV感染の拡大を95%以上阻止し く第3表)、そして50μq濃度のPSは、感染後144時間においてHIV感 染の拡大が約80%減少しく第3表、第1実験)、また80μq濃度のpsは、 HIV感染の拡大を約70%減少させた(第3表、第2実験)。
14:   aの   によるH’lVウィルスのヒト免疫不全症候群(HIV )に対する、ヒベリシン、プソイドヒペリシン、塩類またはそれらの混合物と、 2°、3−ジデオキシシチジンまたはAZTとを合わせた場合の活性は、以下の ような方法で研究することができる。■V感染した0KT4+リンパ芽球細胞は 、例えばH9クローン (Popovic、 M、、他、5cience 22 4: 497−500.1984)またはHUT 78細胞(Gazdar、  A、F、、他、Blood 55: 409.1980)またはMo1t−78 細胞(ATCCCRL 1582として% American Type Cu 1ture Co11ection、 Rockviue、 MDから入手可能 )を、20%子牛脂児血清(Flow Liboratories、 Ingl ewood。
CA)含有RPMI−1640培地(GIBCO製、Grand l5land 、 NY)中において維持する。約4xlO5/ml細胞の濃度の細胞を接種し た培地を3つ用意し、それらをポリブレン(約2μg/ml、Sigma Ch emical Co、、 St、 Louis、 MO)にさらし、4xlO’ の細胞あたり2xlO’のHTVウィルス粒子を感染させ、上記第2例で示した ようにして本発明の組成物存在下及び本発明の組成物非存在下で培養する。
本発明の組成物の抗ウィルス活性は、5arin、 P、S、、他、J、 Na t。
Cancer In5t、 78: 663−665.1987に記載された方 法、すなわち逆転写酵素活性及び、HIV蛋白質p24及びp17の発現を観察 することによって決定する。
HTva  白 24  び17のの  を、1する ゛HUT78細胞、Mo 1t−78細胞または殿細胞(2x 10’ )のそれぞれについてHIVに未 感染のものとまたは感染したものとを用意し、それらの細胞を5μg/mlから 100μg/mlまでの範囲の種々の濃度のPS、  HV又はそれらの混合物 と、0.2 μg/m 1から20μg/mlまでの範囲の種々の濃度の2°、 3°−ジデオキシシチジンまたはAZTとを合わせたものに4日間連続してさら す。そして、■V蛋白質p24及びp17gagの発現率を、HIV蛋白質p2 4及びp17 gagに対するマウスのモノクローナル抗体(Abbot La bs、 North Chicago、 IL、 Dupont、 Wilmi ngton、 DE。
社製HIV血清抗原検知セットなど)をもちいて、間接蛍光抗体顕微鏡法によっ て決定する。陽性を示す細胞はフルオレセインで標識したヒツジ抗マウスIgG  (CappellLaboratories、Cochranville、  PA )によって可視化される。この実験では、同様の実験を同時に行ない、か つ少なくとも3回繰り返した。
逆版W荀對おへ夫定 上記のように、■Vに感染したH9細胞、HUT78細胞またはMOLT−78 細胞(500ウィルス粒子/細胞)を、種々の濃度のPS、 HVと、それらの 混合物に2°、3−ジデオキシシチジンまたはAZ1′を加えたものとにさらす 。4日目に培地上澄液を採取し、ポリエチレングリコールと共にウィルス粒子を 共沈させ、ついで例2に示すように、遠心にってウィルス粒子を得る。このよう にして得られたウィルス体を、50mMのトリス塩酸(pH7,5) 、5mM のジチオトレイトール、250mMの塩化カリウム、及び0.25%のトリトン X−100を含む緩衝液に300μq懸濁する。ついで、これらの試料の逆転写 酵素活性は、50mMのトリス塩酸(pH7,5) 、5mMのジチオトレイト ール、100mMの塩化カリウム、0.01%のトリトンX−100、テンプレ ートプライマーとしての10 μi、のdT、、rA。
、10mMの塩化マグネシウム、15μgの[3H] dTrP (NewEn gland Nuclear、 Boston、 MA) 、及び10μlの粉 砕されたウィルス懸濁液を含む50叶の反応混合物中で分析する。37°C11 時間のインキュベーション後、50μqの酵母tRNA (SigmaChem ical、 St、 Louis、 MO)の添加して、冷トリクロロ酢酸不溶 分画への取り込みを調べた。この実験では、同様の実験を同時に行ない、かつ少 なくとも3回繰り返した。
5:  血「ウィルスの りに・番る   の ム の効果 猫白血病ウィルス(FeLV)血症陽性の猫に、5 mg/kgから20mg/ kg までの範囲の投与量のPSもしくは府を接種する。
他の猫には一投与のPS/HYと、4−40投与量のん]または2°、3°−ジ デオキシシチジン(1mg/ kg)とからなる混合治療を、種々の時間間隔を 置いて、1日2回行う。血清中のFeLVレベルを追求し、これにもとづいて、 もう1回同様の治療法を行なうか、あるいはウィルス血症阻害の程度に合わせた 治療法を行なう (本実験の対照群の猫には、同様の濃度のデオキシヌクレオシ ド類似化合物のみを投与する)。血清中のFeLVレベルの追求継続時間は、実 験条件に基づいて決められ、少なくとも6月間の追求が行われる。
口 口             生 存 寒  −*fflξ大阻嘗% 9   o  ロ   ppppo。
O−〜   ω   ト   φ   Φ   −■   ψ   −補正書の 写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の7第1項) !0国際出願番号   PCT/US  89101211、発明の名称  芳 香族多環式ジオン化合物とヌクレオシド類似化合物とを含む抗ウイルス性組成物 及びレトロウィルス感染を治療するための方法 3、特許出願人 住 所  アメリカ合衆国 二ニーヨーク 10012  ニューヨークワシン トン スフウェア サウス 70名称   ニューヨーク ユニバーシイティ代 表者  追完 国 籍  アメリカ合衆国 − 4、代理人 住 所  東京都中央区八重洲2丁目1番5号6、添付書類の目録 笠肚旧丞0虹皿 (1)レトロウィルスによって病気になった哺乳動物を治療するための方法で、 該治療に必要な抗ウイルス効果を示す量の、ヌクレオシド類似化合物とヒベリシ ン、プソイドヒベリシン、塩類及びそれらの混合物からなるグループから選択き れた多環式ジオン化合物とが、哺乳動物に投与されることからなることを特徴と するレトロウィルス感染に対する治療方法。
(2)前記ヌクレオシドの類似化合物を2°、3°−ジデオキシシチジン、2° 、3°−ジデオキシアデノシン、2°、3゛−ジデオキシチミジン、2゛、3° −ジデオキシグアノシン及び3°−アジド−3°−デオキシチミジンからなる群 から選択することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の治療方法。
(3)前記効果的な量を経口投与することを特徴する特許請求の範囲第1項に記 載の治療方法。
(4)前記効果的な量を非経口投与することを特徴する特許請求の範囲第1項に 記載の治療方法。
(5)前記効果的な量を静脈投与することを特徴する特許請求の範囲第1項に記 載の治療方法。
(6)前記多環式ジオン化合物がヒベリシンからなることを特徴する特許請求の 範囲第1項に記載の治療方法。
(7)前記多環式ジオン化合物がプソイドヒペリシンからなることを特徴する特 許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
(8)前記多環式ジオン化合物がヒペリシンとブソイドヒペリシンとの混合物か らなることを特徴する特許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
(9)前記効果的な量が、前記哺乳動物の体重1kg、あたり約1000μ9か ら5ooooμ9の範囲の前記ヌクレオシドの類似化合物および前記哺乳動物の 体重1 kg、あたり約0.001μqから100000μqの範囲の前記多環 式ジオン化合物からなることを特徴する特許請求の範囲第1項に記載の治療方法 。
(10)レトロウィルス感染した哺乳動物の治療のための製薬剤において、ヌク レオシドの類似化合物と、ヒベリシン、プソイドヒベリシン、塩類及びそれらの 混合物からなる群より選択された多環式ジオン化合物とが、哺乳動物におけるウ ィルス感染の治療に効果を示す置台まれていることを特徴とするレトロウィルス 感染に対する製薬剤。
(11)前記ヌクレオシド類似化合物は2°、3°−ジデオキシシチジン、2° 、3゛−ジデオキシアデノシン、2°、3°−ジデオキシチミジン、2’、 3 ’−ジデオキシグアノシン及び3゛−アジド−3°−デオキシチミジンからなる 群より選択されることを特徴する特許請求の範囲第1O項に記載の製薬剤。
(12)前記多環式ジオン化合物がヒベリシンからなることを特徴する特許請求 の範囲第10項に記載の製薬剤。
(13)前記多環式ジオン化合物がプソイドヒベリシンからなることを特徴する 特許請求の範囲第10項に記載の製薬剤。
(14)前記多環式ジオン化合物がヒペリシン及びブソイドヒペリシンの混合物 からなることを特徴する特許請求の範囲第1O項に記載の製薬剤。
(15)非経口投与形式であることを特徴する特許請求の範囲第10項に記載の 製薬剤。
(16)錠剤及びカプセルからなる群より選択された経口投与形式であることを 特徴する特許請求の範囲第10項に記載の製薬剤。
(17)前記効果的な量が、約1000μqから5oooo1.Lgの範囲の前 記ヌクレオシド類似化合物と約0.001μqから100000μqの範囲の前 記多環式ジオン化合物とからなることを特徴する特許請求の範囲第10項に記載 の製薬剤。
(18)製薬的に許容な担体もしくは希釈液からなることを特徴する特許請求の 範囲第9項に記載の製薬剤。
(19)注射可能な溶液からなることを特徴する特許請求の範囲第9項に記載の 製薬剤。
(20)前記レトロウィルスがヒト免疫不全症ウィルスからなることを特徴する 特許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
(21)前記レトロウィルスがフレンド白血病ウィルスからなることを特徴する 特許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
(22)前記レトロウィルスが猫白血病ウィルスからなることを特徴する特許請 求の範囲第1項に記載の治療方法。
(23)レトロウィルスの成長および複製を阻害するのに効果的な量の、ヒベリ シン、プソイドヒペリシン、塩類およびそれらの混合物からなる群から選択され た化合物に、前記レトロウィルスを接触させることを特徴とするレトロウィルス の成長と複製とを阻害する方法。
国際調査報告

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レトロウイルスによって病気になった哺乳動物を治療するための方法で、 該治療に必要な抗ウイルス効果を示す量の、ヌクレオシド類似化合物とヒペリシ ン、プソイドヒペリシン、塩類及びそれらの混合物からなるグループから選択さ れた多環式ジオン化合物とが、哺乳動物に投与されることからなることを特徴と するレトロウイルス感染に対する治療方法。
  2. (2)前記ヌクレオシドの類似化合物を2′,3′−ジデオキシシチジン、2′ ,3′−ジデオキシアデノシン、2′,3′−ジデオキシチミジン、2′,3′ −ジデオキシグアノシン及び3′−アジド−3′−デオキシチミジンからなる群 から選択することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の治療方法。
  3. (3)前記効果的な量を経口投与することを特徴する特許請求の範囲第1項に記 載の治療方法。
  4. (4)前記効果的な量を非経口投与することを特徴する特許請求の範囲第1項に 記載の治療方法。
  5. (5)前記効果的な量を静脈投与することを特徴する特許請求の範囲第1項に記 載の治療方法。
  6. (6)前記多環式ジオン化合物がヒペリシンからなることを特徴する特許請求の 範囲第1項に記載の治療方法。
  7. (7)前記多環式ジオン化合物がプソイドヒペリシンからなることを特徴する特 許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
  8. (8)前記多環式ジオン化合物がヒペリシンとプソイドヒペリシンとの混合物か らなることを特徴する特許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
  9. (9)前記効果的な量が、前記哺乳動物の体重1kg.あたり約1000μgか ら50000μgの範囲の前記ヌクレオシドの類似化合物および前記哺乳動物の 体重1kg.あたり約0.001μgから100000μgの範囲の前記多環式 ジオン化合物からなることを特徴する特許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
  10. (10)レトロウイルス感染した哺乳動物の治療のための製薬剤において、ヌク レオシドの類似化合物と、ヒペリシン、プソイドヒペリシン、塩類及びそれらの 混合物からなる群より選択された多環式ジオン化合物とが、哺乳動物におけるウ イルス感染の治療に効果を示す量含まれていることを特徴とするレトロウイルス 感染に対する製薬剤。
  11. (11)前記ヌクレオシド類似化合物は2′,3′−ジデオキシシチジン、2′ ,3′−ジデオキシアデノシン、2′,3′−ジデオキシチミジン、2′,3′ −ジデオキシグアノシン及び3′−アジド−3′−デオキシチミジンからなる群 より選択されることを特徴する特許請求の範囲第10項に記載の製薬剤。
  12. (12)前記多環式ジオン化合物がヒペリシンからなることを特徴する特許請求 の範囲第10項に記載の製薬剤。
  13. (13)前記多環式ジオン化合物がプソイドヒペリシンからなることを特徴する 特許請求の範囲第10項に記載の製薬剤。
  14. (14)前記多環式ジオン化合物がヒペリシン及びプソイドヒペリシンの混合物 からなることを特徴する特許請求の範囲第10項に記載の製薬剤。
  15. (15)非経口投与形式であることを特徴する特許請求の範囲第10項に記載の 製薬剤。
  16. (16)錠剤及びカプセルからなる群より選択された経口投与形式であることを 特徴する特許請求の範囲第10項に記載の製薬剤。
  17. (17)前記効果的な量が、約1000μgから50000μgの範囲の前記ヌ クレオシド類似化合物と約0.001μgから100000μgの範囲の前記多 環式ジオン化合物とからなることを特徴する特許請求の範囲第10項に記載の製 薬剤。
  18. (18)製薬的に許容な担体もしくは希釈液からなることを特徴する特許請求の 範囲第9項に記載の製薬剤。
  19. (19)注射可能な溶液からなることを特徴する特許請求の範囲第9項に記載の 製薬剤。
  20. (20)前記レトロウイルスがヒト免疫不全症ウイルスからなることを特徴する 特許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
  21. (21)前記レトロウイルスがフレンド白血病ウイルスからなることを特徴する 特許請求の範囲第1項に記載の治療方法。
  22. (22)前記レトロウイルスが猫白血病ウイルスからなることを特徴する特許請 求の範囲第1項に記載の治療方法。
JP1504326A 1988-03-23 1989-03-22 芳香族多環式ジオン化合物とヌクレオシド類似化合物とを含む抗ウイルス性組成物及びレトロウイルス感染を治療するための方法 Pending JPH02504283A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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