JPH0251589B2 - - Google Patents
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- JPH0251589B2 JPH0251589B2 JP57126440A JP12644082A JPH0251589B2 JP H0251589 B2 JPH0251589 B2 JP H0251589B2 JP 57126440 A JP57126440 A JP 57126440A JP 12644082 A JP12644082 A JP 12644082A JP H0251589 B2 JPH0251589 B2 JP H0251589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unsaturated fatty
- highly unsaturated
- fatty acid
- film
- fat
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Confectionery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高度不飽和脂肪酸含有食品に関す
る。 デンマークのダイエルベルグらがエイコサペン
タエン酸に血栓防止及び予防の効果を認めて以
来、特に海産動植物油脂に多く含有されている高
度不飽和脂肪酸の生理活性が注目され、医薬品、
健康食品への応用開発が進められている。 しかし、高度不飽和脂肪酸を含有する油脂の酸
化安定性は極めて悪く、食品への応用が遅れてい
るのが現状である。わずかに内容量200mg〜450mg
のソフトゼラチンカプセル化した製品が栄養補助
食品として存在する程度であるが、これ等の製品
は、健康維持とはいえ、食品として具備すべき美
味しく食するという感覚からは程遠く摂取に義務
感が伴う故、最も重要な条件の一つである継続し
て摂取することを困難ならしめている。 すなわち、このようなソフトゼラチンカプセル
化した製品は、大きさが1cmかそれ以上もあり、
チヨコレート、パン、ビスケツト等の食品中に含
有せしめることはほとんど不可能であり、その摂
取は医薬とかわるところがない。 本発明者らは、高度不飽和脂肪酸を含有する油
脂を如何に安定化された状態で且つ味、におい、
歯ざわり、形状、色調など食品自体の特性を損な
うことなく食品に含有させることが出来るかにつ
き種々検討を重ねた結果、高度不飽和脂肪酸皮膜
化油脂を食品中に存在せしめることにより、食品
の特性を損なうことなく高度不飽和脂肪酸を保持
させ得ることを見い出し本発明を完成した。 即ち、本発明の高度不飽和脂肪酸含有食品は、
高度不飽和脂肪酸を含有する油脂を、蛋白質若し
くはこれらの塩、脂質、又はこれらの組み合わせ
からなる可食性皮膜形成物質により実質的に外気
と遮断するように被覆してなり、且つ直径が2mm
以下の粒子状である皮膜化油脂を含有することを
特徴とするものである。 本発明に用いられる高度不飽和脂肪酸とは炭素
数18以上且つ不飽和結合数4以上の脂肪酸であ
る。これらの高度不飽和脂肪酸を含有する油脂は
酸化安定性が極めて悪く、しかも酸化物の食品へ
の影響、例えば風味劣化、健康への悪影響が著し
く、従来食品素材として利用することは困難であ
つたものである。 このような高度不飽和脂肪酸の例として、エイ
コサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸
(DHA)を挙げることができる。 上記高度不飽和脂肪酸は、近年、特にエイコサ
ペンタエン酸の抗血栓、抗動脈硬化剤としての効
果が注目されて以来、その利用法の開発に努力が
払われているものである。 本発明においては、上記高度不飽和脂肪酸の濃
度は人一日当りの必要摂取量に従い決めるのがよ
い。 上記摂取量については未だ定設はないが、例え
ばエイコサペンタエン酸では1〜4g/日程度が
適量と推定されている。上記必要摂取量に合せて
油脂中の高度不飽和脂肪酸の濃度と食品への添加
量を考慮すれば良い。 しかし、あまり低濃度では効果が期待され難
く、少なくとも全脂肪酸中にEPA及び/又は
DHAを5重量%以上を含有する必要がある。 食品への該油脂の必要添加量を調整し易くする
には上記濃度が15重量%以上であるのが好まし
い。 また、各種不飽和脂肪酸の比、例えばエイコサ
ペンタエン酸とドコサヘキサエン酸との比を血栓
症及び動脈硬化症防止の活性コントロールを計る
ため0.2:1〜1:0.2の如く変化させて調整して
も良い。 本発明に係る高度不飽和脂肪酸を含有する油脂
中には、例えばトコフエロール、没食子酸、
DHA、BHTなどの抗酸化剤、ビタミンA、ビタ
ミンCなどのビタミン類、その他油溶性の物質で
も水溶性の物質でも高度不飽和脂肪酸の酸化を促
進する物質でなければ溶解もしくは共存させるこ
とが出来る。 本発明に用いられる可食性皮膜形成物質は、ゼ
ラチン、カゼイン、アルブミン等の蛋白質若しく
はその塩、固体脂、リン脂質、ステロール等の脂
質、又はこれらの組み合わせである。 上述の皮膜形成物質は、個々の食品の前術の如
き特性を配慮して選択すべきである。例えば、小
麦粉を主体とした水分含有の生地を作い成形後焼
成するパン・ビスケツトの如き食品の場合はカゼ
インナトリウムの如き乳蛋白質と硬化油もしくは
リン脂質の如き脂質との複合皮膜が好ましい例で
ある。 本発明における、高度不飽和脂肪酸含有油脂が
実質的に外気と遮断された状態は食品が製品とし
て販売され消費者に摂取される間保持されるべき
であり、この状態は前述の如き皮膜により形成さ
れる。 本発明に係る皮膜化油脂を製造するには、適宜
公知の方法を採用することができる。 例えば、二重管の内管に高度不飽和脂肪酸含有
油脂を導入し、外管に皮膜形成物質を導入し、同
時に冷水中へ押し出す方法、あるいは高度不飽和
脂肪酸含有油脂と可食性皮膜形成物質を含有する
均一な乳化物を調製し、これを噴霧乾燥により微
粒化する方法等を挙げることができる。 本発明に係る皮膜化油脂は、直径2mm以下の粒
子状であれば摂取直後ザラ付きは若干感じられる
が食感を損なうことなく摂取することが出来る。 噴霧乾燥法等により微細な粉末状にして用いる
のも用途を拡大させて好ましい方法である。 本発明の皮膜化油脂を含有する食品としては、
前記高度不飽和脂肪酸を含有する油脂を前記皮膜
で実質的に外気と遮断する状態が消費者に摂取さ
れるまで保持されることのできるものであればよ
く、そのためには上記食品が製造後摂取されるま
で固状、もしくは静置時容易に流動しない程度の
ペースト状であることが望ましい。このような食
品としては、例えばパン、スポンジケーキ、ビス
ケツト、カスタードクリーム、洋生クリーム、ア
ン、味噌、カレールー、マーガリン、シヨートニ
ング等の食材もしくは食品があげられる。 更に望ましくは、水分量の少ない食品で健康上
継続摂取し易い食品としてチヨコレート、キヤン
デー、キヤラメル、チユーインガム、トローチ様
食品等の菓子類もしくは日常摂取されやすい味噌
などがあげられる。 本発明に係る皮膜化油脂は、第1図に示すよう
に、高度不飽和脂肪酸含有油脂1が可食性皮膜2
で被覆されている構造を有するもの10で、この
ような皮膜化油脂10は例えば第2図に示すよう
に食品(ビスケツト)3中に均一に分散されうる
ものである。 本発明の高度不飽和脂肪酸含有食品は、高度不
飽和脂肪酸を含有するにもかかわらず、食品とし
ての風味、テクスチヤー、味、勾い、色調等が損
なわれず、喫食できるものであり、健康の維持、
増進に大いに役立つものである。 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明
する。 実施例 1 全脂肪酸中の不飽和脂肪酸含量が86重量%で、
その内エイコサペンタエン酸25重量%、ドコサヘ
キサエン酸20重量%を含む油脂を2重管の内管
に、40〜50℃に加熱溶解したゼラチン液を2重管
の外管にそれぞれ導入し、同時に冷却水へ導き、
ゼラチン皮膜で被覆された直径2mmのビーズ状の
皮膜化油脂を得た。 次いで、小麦粉100部、シヨートニング20部、
砂糖40部、グルコース5部、脂脱粉乳3部、食塩
1部、重炭酸ナトリウム0.5部及び上記皮膜化油
脂20部を混練しビスケツト生地を作り、180℃で
焼成してビスケツト製品を得た。 この製品は、摂取時、違和を感ずることなく美
味であり、5ケ月室温放置後も異臭味は感じられ
なかつた。 実施例 2 実施例1と同様の方法を用いて得た直径0.5mm
の皮膜化油脂5部、ガムベース22部、炭酸カルシ
ウム2部、水アメ15部、粉糖60部及びレモンフレ
ーバー1部をミキサーで均一に混合し、チユーイ
ンガム製品を得た。 この製品は、チユーインガムとしてかみごこち
が良好であり、皮膜で外気と遮断された状態でチ
ユーインガム中に存在する皮膜化油脂の食味もマ
ツチしており、新規のチユーインガムとしても好
ましい食感であつた。また、この製品を室温に10
ケ月放置後も異味臭は感じられなかつた。 実施例 3 全脂肪酸中の不飽和酸含量が91重量%で、その
内アラキドン酸0.5重量%、エイコサペンタエン
酸45重量%を含有する油脂40重量部に、水60重量
部、カゼインナトリウム3重量部及びゼラチン6
重量部を加え、撹拌した後ホモジナイザーで均一
化して水中油型乳化脂を得た。次いで、該乳化脂
を直径約0.1mmの孔から約120℃の熱風中に噴霧
し、微細な粉末状の皮膜化油脂を得た。そして、
更に、ビタチヨコレート20.5部、チヨコレート用
油脂20.0部、全脂粉乳17.0部、粉糖42.5部、レシ
チン0.45部、ワニラ香料0.5部及び上記皮膜化油
脂10部から成るチヨコレート製品を得た。 この製品は、チヨコレートとしての風味、口当
りとも良好であり、15℃に5ケ月放置後も異味臭
及び物性上の異状は認められず良好であつた。 実施例 4 全脂肪酸中の不飽和脂肪酸含量が86重量%で、
その内エイコサペンタエン酸25重量%、ドコサヘ
キサエン酸20重量%を含む油脂40重量部に、水60
重量部、カゼインナトリウム6重量部及び大豆レ
シチン5重量部を加え、撹拌した後ホモジナイザ
ーで均一化した。次いで、該乳化物を直径約0.1
mmの孔から約120℃の熱風中に噴霧し、微細な粉
末状の皮膜化油脂を得た。 次いで、小麦粉100部、シヨートニング20部、
砂糖40部、グルコース5部、脱脂粉乳5部、食塩
1部、重炭酸ナトリウム0.5部、及び上記皮膜化
油脂20部を混練してビスケツト生地を作り、180
℃で焼成してビスケツト製品を得た。 得られたビスケツト製品を、室温に5ケ月放置
後、10名のパネラーにより官能評価を行つた。 その結果を下記第1表に示す。 実施例 5 皮膜化形成物質として添加する、カゼインナト
リウム6重量部及び大豆レシチン5重量部の代わ
りに、アルブミン6重量部及びカカオ脂5重量部
とする他は、実施例4と同様にしてビスケツト製
品を得た。 実施例4と同様にして行つた官能評価の結果を
下記第1表に示す。 実施例 6 皮膜化形成物質として添加する、カゼインナト
リウム6重量部及び大豆レシチン5重量部の代わ
りに、カゼインナトリウム8重量部及びステロー
ル2重量部とする他は、実施例4と同様にしてビ
スケツト製品を得た。 実施例4と同様にして行つた官能評価の結果を
下記第1表に示す。 比較例 1 皮膜化形成物質として添加する、カゼインナト
リウム6重量部及び大豆レシチン5重量部の代わ
りに、デキストリン8重量部とする他は、実施例
4と同様にしてビスケツト製品を得た。 実施例4と同様にして行つた官能評価の結果を
下記第1表に示す。 比較例 2 皮膜化形成物質として添加する、カゼインナト
リウム6重量部及び大豆レシチン5重量部の代わ
りに、アラビアゴム6重量部及び粉糖2重量部と
する他は、実施例4と同様にしてビスケツト製品
を得た。 実施例4と同様にして行つた官能評価の結果を
下記第1表に示す。 【表】
る。 デンマークのダイエルベルグらがエイコサペン
タエン酸に血栓防止及び予防の効果を認めて以
来、特に海産動植物油脂に多く含有されている高
度不飽和脂肪酸の生理活性が注目され、医薬品、
健康食品への応用開発が進められている。 しかし、高度不飽和脂肪酸を含有する油脂の酸
化安定性は極めて悪く、食品への応用が遅れてい
るのが現状である。わずかに内容量200mg〜450mg
のソフトゼラチンカプセル化した製品が栄養補助
食品として存在する程度であるが、これ等の製品
は、健康維持とはいえ、食品として具備すべき美
味しく食するという感覚からは程遠く摂取に義務
感が伴う故、最も重要な条件の一つである継続し
て摂取することを困難ならしめている。 すなわち、このようなソフトゼラチンカプセル
化した製品は、大きさが1cmかそれ以上もあり、
チヨコレート、パン、ビスケツト等の食品中に含
有せしめることはほとんど不可能であり、その摂
取は医薬とかわるところがない。 本発明者らは、高度不飽和脂肪酸を含有する油
脂を如何に安定化された状態で且つ味、におい、
歯ざわり、形状、色調など食品自体の特性を損な
うことなく食品に含有させることが出来るかにつ
き種々検討を重ねた結果、高度不飽和脂肪酸皮膜
化油脂を食品中に存在せしめることにより、食品
の特性を損なうことなく高度不飽和脂肪酸を保持
させ得ることを見い出し本発明を完成した。 即ち、本発明の高度不飽和脂肪酸含有食品は、
高度不飽和脂肪酸を含有する油脂を、蛋白質若し
くはこれらの塩、脂質、又はこれらの組み合わせ
からなる可食性皮膜形成物質により実質的に外気
と遮断するように被覆してなり、且つ直径が2mm
以下の粒子状である皮膜化油脂を含有することを
特徴とするものである。 本発明に用いられる高度不飽和脂肪酸とは炭素
数18以上且つ不飽和結合数4以上の脂肪酸であ
る。これらの高度不飽和脂肪酸を含有する油脂は
酸化安定性が極めて悪く、しかも酸化物の食品へ
の影響、例えば風味劣化、健康への悪影響が著し
く、従来食品素材として利用することは困難であ
つたものである。 このような高度不飽和脂肪酸の例として、エイ
コサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸
(DHA)を挙げることができる。 上記高度不飽和脂肪酸は、近年、特にエイコサ
ペンタエン酸の抗血栓、抗動脈硬化剤としての効
果が注目されて以来、その利用法の開発に努力が
払われているものである。 本発明においては、上記高度不飽和脂肪酸の濃
度は人一日当りの必要摂取量に従い決めるのがよ
い。 上記摂取量については未だ定設はないが、例え
ばエイコサペンタエン酸では1〜4g/日程度が
適量と推定されている。上記必要摂取量に合せて
油脂中の高度不飽和脂肪酸の濃度と食品への添加
量を考慮すれば良い。 しかし、あまり低濃度では効果が期待され難
く、少なくとも全脂肪酸中にEPA及び/又は
DHAを5重量%以上を含有する必要がある。 食品への該油脂の必要添加量を調整し易くする
には上記濃度が15重量%以上であるのが好まし
い。 また、各種不飽和脂肪酸の比、例えばエイコサ
ペンタエン酸とドコサヘキサエン酸との比を血栓
症及び動脈硬化症防止の活性コントロールを計る
ため0.2:1〜1:0.2の如く変化させて調整して
も良い。 本発明に係る高度不飽和脂肪酸を含有する油脂
中には、例えばトコフエロール、没食子酸、
DHA、BHTなどの抗酸化剤、ビタミンA、ビタ
ミンCなどのビタミン類、その他油溶性の物質で
も水溶性の物質でも高度不飽和脂肪酸の酸化を促
進する物質でなければ溶解もしくは共存させるこ
とが出来る。 本発明に用いられる可食性皮膜形成物質は、ゼ
ラチン、カゼイン、アルブミン等の蛋白質若しく
はその塩、固体脂、リン脂質、ステロール等の脂
質、又はこれらの組み合わせである。 上述の皮膜形成物質は、個々の食品の前術の如
き特性を配慮して選択すべきである。例えば、小
麦粉を主体とした水分含有の生地を作い成形後焼
成するパン・ビスケツトの如き食品の場合はカゼ
インナトリウムの如き乳蛋白質と硬化油もしくは
リン脂質の如き脂質との複合皮膜が好ましい例で
ある。 本発明における、高度不飽和脂肪酸含有油脂が
実質的に外気と遮断された状態は食品が製品とし
て販売され消費者に摂取される間保持されるべき
であり、この状態は前述の如き皮膜により形成さ
れる。 本発明に係る皮膜化油脂を製造するには、適宜
公知の方法を採用することができる。 例えば、二重管の内管に高度不飽和脂肪酸含有
油脂を導入し、外管に皮膜形成物質を導入し、同
時に冷水中へ押し出す方法、あるいは高度不飽和
脂肪酸含有油脂と可食性皮膜形成物質を含有する
均一な乳化物を調製し、これを噴霧乾燥により微
粒化する方法等を挙げることができる。 本発明に係る皮膜化油脂は、直径2mm以下の粒
子状であれば摂取直後ザラ付きは若干感じられる
が食感を損なうことなく摂取することが出来る。 噴霧乾燥法等により微細な粉末状にして用いる
のも用途を拡大させて好ましい方法である。 本発明の皮膜化油脂を含有する食品としては、
前記高度不飽和脂肪酸を含有する油脂を前記皮膜
で実質的に外気と遮断する状態が消費者に摂取さ
れるまで保持されることのできるものであればよ
く、そのためには上記食品が製造後摂取されるま
で固状、もしくは静置時容易に流動しない程度の
ペースト状であることが望ましい。このような食
品としては、例えばパン、スポンジケーキ、ビス
ケツト、カスタードクリーム、洋生クリーム、ア
ン、味噌、カレールー、マーガリン、シヨートニ
ング等の食材もしくは食品があげられる。 更に望ましくは、水分量の少ない食品で健康上
継続摂取し易い食品としてチヨコレート、キヤン
デー、キヤラメル、チユーインガム、トローチ様
食品等の菓子類もしくは日常摂取されやすい味噌
などがあげられる。 本発明に係る皮膜化油脂は、第1図に示すよう
に、高度不飽和脂肪酸含有油脂1が可食性皮膜2
で被覆されている構造を有するもの10で、この
ような皮膜化油脂10は例えば第2図に示すよう
に食品(ビスケツト)3中に均一に分散されうる
ものである。 本発明の高度不飽和脂肪酸含有食品は、高度不
飽和脂肪酸を含有するにもかかわらず、食品とし
ての風味、テクスチヤー、味、勾い、色調等が損
なわれず、喫食できるものであり、健康の維持、
増進に大いに役立つものである。 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明
する。 実施例 1 全脂肪酸中の不飽和脂肪酸含量が86重量%で、
その内エイコサペンタエン酸25重量%、ドコサヘ
キサエン酸20重量%を含む油脂を2重管の内管
に、40〜50℃に加熱溶解したゼラチン液を2重管
の外管にそれぞれ導入し、同時に冷却水へ導き、
ゼラチン皮膜で被覆された直径2mmのビーズ状の
皮膜化油脂を得た。 次いで、小麦粉100部、シヨートニング20部、
砂糖40部、グルコース5部、脂脱粉乳3部、食塩
1部、重炭酸ナトリウム0.5部及び上記皮膜化油
脂20部を混練しビスケツト生地を作り、180℃で
焼成してビスケツト製品を得た。 この製品は、摂取時、違和を感ずることなく美
味であり、5ケ月室温放置後も異臭味は感じられ
なかつた。 実施例 2 実施例1と同様の方法を用いて得た直径0.5mm
の皮膜化油脂5部、ガムベース22部、炭酸カルシ
ウム2部、水アメ15部、粉糖60部及びレモンフレ
ーバー1部をミキサーで均一に混合し、チユーイ
ンガム製品を得た。 この製品は、チユーインガムとしてかみごこち
が良好であり、皮膜で外気と遮断された状態でチ
ユーインガム中に存在する皮膜化油脂の食味もマ
ツチしており、新規のチユーインガムとしても好
ましい食感であつた。また、この製品を室温に10
ケ月放置後も異味臭は感じられなかつた。 実施例 3 全脂肪酸中の不飽和酸含量が91重量%で、その
内アラキドン酸0.5重量%、エイコサペンタエン
酸45重量%を含有する油脂40重量部に、水60重量
部、カゼインナトリウム3重量部及びゼラチン6
重量部を加え、撹拌した後ホモジナイザーで均一
化して水中油型乳化脂を得た。次いで、該乳化脂
を直径約0.1mmの孔から約120℃の熱風中に噴霧
し、微細な粉末状の皮膜化油脂を得た。そして、
更に、ビタチヨコレート20.5部、チヨコレート用
油脂20.0部、全脂粉乳17.0部、粉糖42.5部、レシ
チン0.45部、ワニラ香料0.5部及び上記皮膜化油
脂10部から成るチヨコレート製品を得た。 この製品は、チヨコレートとしての風味、口当
りとも良好であり、15℃に5ケ月放置後も異味臭
及び物性上の異状は認められず良好であつた。 実施例 4 全脂肪酸中の不飽和脂肪酸含量が86重量%で、
その内エイコサペンタエン酸25重量%、ドコサヘ
キサエン酸20重量%を含む油脂40重量部に、水60
重量部、カゼインナトリウム6重量部及び大豆レ
シチン5重量部を加え、撹拌した後ホモジナイザ
ーで均一化した。次いで、該乳化物を直径約0.1
mmの孔から約120℃の熱風中に噴霧し、微細な粉
末状の皮膜化油脂を得た。 次いで、小麦粉100部、シヨートニング20部、
砂糖40部、グルコース5部、脱脂粉乳5部、食塩
1部、重炭酸ナトリウム0.5部、及び上記皮膜化
油脂20部を混練してビスケツト生地を作り、180
℃で焼成してビスケツト製品を得た。 得られたビスケツト製品を、室温に5ケ月放置
後、10名のパネラーにより官能評価を行つた。 その結果を下記第1表に示す。 実施例 5 皮膜化形成物質として添加する、カゼインナト
リウム6重量部及び大豆レシチン5重量部の代わ
りに、アルブミン6重量部及びカカオ脂5重量部
とする他は、実施例4と同様にしてビスケツト製
品を得た。 実施例4と同様にして行つた官能評価の結果を
下記第1表に示す。 実施例 6 皮膜化形成物質として添加する、カゼインナト
リウム6重量部及び大豆レシチン5重量部の代わ
りに、カゼインナトリウム8重量部及びステロー
ル2重量部とする他は、実施例4と同様にしてビ
スケツト製品を得た。 実施例4と同様にして行つた官能評価の結果を
下記第1表に示す。 比較例 1 皮膜化形成物質として添加する、カゼインナト
リウム6重量部及び大豆レシチン5重量部の代わ
りに、デキストリン8重量部とする他は、実施例
4と同様にしてビスケツト製品を得た。 実施例4と同様にして行つた官能評価の結果を
下記第1表に示す。 比較例 2 皮膜化形成物質として添加する、カゼインナト
リウム6重量部及び大豆レシチン5重量部の代わ
りに、アラビアゴム6重量部及び粉糖2重量部と
する他は、実施例4と同様にしてビスケツト製品
を得た。 実施例4と同様にして行つた官能評価の結果を
下記第1表に示す。 【表】
第1図は本発明に係る皮膜化油脂の概略を示す
拡大断面図、第2図は本発明の高度不飽和脂肪酸
含有食品の一実施例の概略を示す断面図である。 1……高度不飽和脂肪酸含有油脂、2……可食
性皮膜、3……ビスケツト、10……皮膜化油
脂。
拡大断面図、第2図は本発明の高度不飽和脂肪酸
含有食品の一実施例の概略を示す断面図である。 1……高度不飽和脂肪酸含有油脂、2……可食
性皮膜、3……ビスケツト、10……皮膜化油
脂。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高度不飽和脂肪酸を含有する油脂を、蛋白質
若しくはこれらの塩、脂質、又はこれらの組み合
わせからなる可食性皮膜形成物質により実質的に
外気と遮断するように被覆してなり、且つ直径が
2mm以下の粒子状である皮膜化油脂を含有するこ
とを特徴とする高度不飽和脂肪酸含有食品。 2 蛋白質が、ゼラチン、カゼイン又はアルブミ
ンであり、脂質が、固体脂、リン脂質又はステロ
ールである特許請求の範囲第1項記載の高度不飽
和脂肪酸含有食品。 3 可食性皮膜形成物質が、乳蛋白質と脂質の複
合体である特許請求の範囲第1項記載の高度不飽
和脂肪酸含有食品。 4 高度不飽和脂肪酸がエイコサペンタエン酸及
び/又はドコサヘキサエン酸である特許請求の範
囲第1項記載の高度不飽和脂肪酸含有食品。 5 エイコサペンタエン酸及び/又はドコサヘキ
サエン酸が全脂肪酸中に5重量%以上含まれる特
許請求の範囲第4項記載の高度不飽和脂肪酸含有
食品。 6 エイコサペンタエン酸及び/又はドコサヘキ
サエン酸が全脂肪酸中に15重量%以上含まれる特
許請求の範囲第5項記載の高度不飽和脂肪酸含有
食品。 7 皮膜化油脂を含有する食品が固体状又はペー
スト状食品である特許請求の範囲第1項記載の高
度不飽和脂肪酸含有食品。 8 皮膜化油脂を含有する食品がチユーインガ
ム、チヨコレート、キヤラメル又はキヤンデイー
である特許請求の範囲第1項記載の高度不飽和脂
肪酸含有食品。 9 皮膜化油脂を含有する食品が、水を含有する
生地製造工程と焼成工程を経て製造された食品で
ある特許請求の範囲第1項記載の高度不飽和脂肪
酸含有食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57126440A JPS5917949A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 高度不飽和脂肪酸含有食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57126440A JPS5917949A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 高度不飽和脂肪酸含有食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5917949A JPS5917949A (ja) | 1984-01-30 |
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Family
ID=14935253
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-
1982
- 1982-07-20 JP JP57126440A patent/JPS5917949A/ja active Granted
Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| JP2014155490A (ja) * | 2007-12-21 | 2014-08-28 | Basf Se | 脂溶性活性物質を含むマイクロカプセル |
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| Publication number | Publication date |
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| JPS5917949A (ja) | 1984-01-30 |
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