JPH0253726A - コレステロール低下剤および新規リン脂質 - Google Patents

コレステロール低下剤および新規リン脂質

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JPH0253726A
JPH0253726A JP63204583A JP20458388A JPH0253726A JP H0253726 A JPH0253726 A JP H0253726A JP 63204583 A JP63204583 A JP 63204583A JP 20458388 A JP20458388 A JP 20458388A JP H0253726 A JPH0253726 A JP H0253726A
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JP
Japan
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phospholipid
phospholipids
gla
dgla
cholesterol
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JP63204583A
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English (en)
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Michihiro Sugano
道廣 菅野
Hideo Kikuji
英雄 菊次
Kazutoshi Amano
和俊 天野
Toshiro Sano
佐野 敏郎
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコレステロール低下剤に関し、詳しくは特定の
リン脂質を有効成分とし、少量で効果があり副作用のな
い優れたコレステロール低下剤、およびビス−ホモ−γ
−リノレン酸を含有する新規リン脂質に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]コレス
テロールは年令と共に増加する傾向にあり、本来は体内
で重要な役割をするが、多量に蓄積すると動脈硬化の原
因となる。特に、近年、日本人の食事が欧米化するにつ
れてコレステロールが高くなりつつある。
従来、γ−リノレン酸およびビス−ホモ−γ−リノレン
酸にコレステロール低下作用があり、その活性はリノー
ル酸より優れていること (菅野ら、Ann、 Nut
r、 Metabol、 30.289.1986)、
大豆リン脂質はコレステロール低下作用があること(今
泉ら、J、 Nutr、 Sci、 Vitamino
l、 28.281〜294、1982)が知られてい
る。現在、リン脂質をコレステロール低下剤として使用
したものもあるが、大豆や卵黄から抽出したリン脂質を
使用しており、該リン脂質に含まれる脂肪酸がパルミチ
ン酸、オレイン酸、リノール酸などであり、これらが雑
多に含まれているため、コレステロール低下の効果は弱
いものであった。また、フェニルエチル酢酸やトリパラ
ノールなどの合成剤も、コレステロール低下剤として知
られているが、これらは長期間にわたって使用すると、
副作用が生じる等の問題があワた。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明者らは少量で効果があり、副作用のない
コレステロール低下剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果
、γ−リノレン酸(以下、GLAと称す。)あるいはビ
ス−ホモ−γ−リノレン酸(以下、DGLAと称す。)
を含有するリン脂質を有効成分として用いれば、GLA
またはDGLAとリン脂質の有するそれぞれのコレステ
ロール低下作用が相乗効果を示すこと、またGLAやD
GLAは人間にとって必須脂肪酸であり、リン脂質は細
胞膜の重要な構成成分であるので副作用の心配がないこ
とを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明はγ−リノレン酸含有リン脂質および
/またはビス−ホモ−γ−リノレン酸含有リン脂質を有
効成分とするコレステロール低下剤を提供すると共に、
ビス−ホモ−γ−リノレン酸を含有するリン脂質をも提
供するものである。
本発明でいうGLAL有リン脂質とは、構成脂肪酸とし
てGLAを含むリン脂質をいい、DGLA含有りン脂質
とは構成脂肪酸としてDGLAを含むリン脂質をいう。
本発明で用いる上記GL八金含有リン脂質たはDGLA
含有リン脂質は、例えばムコール属またはコニディオボ
ラス属に属し、GLAL有リン脂質またはDGLA含有
リン脂質生産能を有する微生物を、炭素源を含む培地に
培養し、培養物からGLAL有リン脂質またはDGLA
含有リン脂質を採取することにより製造することができ
る。この際に用いる微生物としては、具体的にはムコー
ル属微生物としてはムコール・ヒエマリシス(Muco
r hiemalis)IFO5305,ムコール・シ
ルシネロイデス(Mucorcircinelloid
es) HIIT 1121 (FERM P−935
9)、ムコール・ジャバニクス(Mucor Java
nicus) HUT1162 (FERM P−93
60)などが挙げられ、コニディオボラス属微生物とし
てはコニディオボラス・ヘテロスポラス(Conidi
obolus heterosporus) ATCC
12941、コニディオボラス・グロプリフェラス(C
onidiobolus globuliferous
) CBS 218754゜nanodes) CB5
183762などが挙げられる。
さらに、上記微生物のほか、これらから8導される変異
株であって上記のようにGLAL有リン脂質またはDG
LA含有リン脂質を生産する能力を有するもの等も等し
く使用することができる。
上記微生物を培養するための培地は、該微生物が良く生
育して目的とするリン脂質を生産しつるものであればよ
く、炭素源、窒素源、無機塩類および必要により微生物
の生育に好適なアミノ酸等の成分を含むものが用いられ
る。炭素源としてはグルコース、でんぷん、廃糖蜜等の
糖類や酢酸ソーダなどが使用でき、特にグルコース等の
糖類が好適である。さらに、ムコール属の場合にはリノ
ール酸高含有油脂であるサフラワー油、ヒマワリ油など
を、コニディオボラス属の場合にはγ−リノレン酸含有
油脂である月見草油、ムコール属や千ルティエレラ属に
属する糸状菌から抽出された微生物油脂、特に炭素数1
8以上の不飽和脂肪酸含有油脂等を必要に応じて加える
と、目的とするリン脂質の生産量を増大させることがで
きる。
また、窒素源としてはアンモニウム塩1酵母エキス、コ
ーン・ステイープ・リカー ペプトンなどがあり、無機
塩類としてはマグネシウム塩、カルシウム塩、リン酸塩
、鉄塩、銅塩などがある。
培養にあたり、炭素源は培地に最初から全二を加えても
よいが、培養開始後適当な時期に追加することによって
GLAL有リン脂質またはDGLA含有リン脂質の生産
量を増大させることができる。
グルコース等の炭素源を培地に最初から加える場合、初
発添加量が多過ぎると、微生物の生育に悪影響を及ぼす
ことがあるので、通常はlO〜250g/βとする。ま
た、炭素源を培養中に追加する場合、その時期1回数な
どは適宜決定すればよい。たとえば、グルコース等の炭
素源の初発濃度を100〜200g/Rとして培養を行
い、炭素源の大部分が消費されたときに50−toog
/p程度の炭素源を追加(1回もしくは数回に分けて)
することにより菌体の増殖を高め、結果的にGLAまた
はDGLA高含量のリン脂質の生産量を増すことができ
る。
その他の培養条件、たとえば温度9時間等は使用する微
生物の性質等を考えて目的とするリン脂質の生産量が高
くなるような条件を設定すればよい。通常は20〜32
℃、好ましくは25〜30t、p)13〜7、好ましく
は3.5〜61.:て6o〜12o時間、好ましくは7
0〜100時間行えばよい。
GLAまたはDGLAを含有するリン脂質は通常、微生
物菌体中、特に細胞膜に蓄積されるので、遠心分離法等
の常法により培養液を固・液分離し、該リン脂質を含む
菌体を得る。このようにして得られたリン脂質中のGL
AまたはDGLA含量は5〜56%である。さらに、こ
の菌体を必要に応じ洗浄、乾燥することもできる。
また、必要により菌体をメタノール、エタノール、ジク
ロロメタン、クロロホルムなどの極性および非極性の有
機溶剤の任意の割合の混合物を用いてリン脂質の抽出を
行ない、分離・精製することもできる。菌体を予めボー
ルミルで粉砕したのちリン脂質を抽出したり、有機溶媒
中で粉砕してリン脂質を抽出することができる。抽出物
を脱溶剤した後、アセトン分画を行い、アセトンに不溶
な物質を集めれば、リン脂質の粗分側物が得られる。さ
らに、得られたすべての画分をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで再分画するとGLAまたはDGLA高含
量のリン脂質組成物が得られる。
上記以外のGLA含有リン脂質またはDGLA含有リン
脂質の製造法としては、大豆リン脂質をGLAまたはD
GLAと常法によりエステル交換する方法等があげられ
るが、GLAまたはDGLA高含量のリン脂質組成物が
得られる方法であれば任意に適用できる。
このようにして得られたリン脂質のうちDGLA含有リ
ン脂質は今までに全く知られていなかった新規なリン脂
質であり、コレステロール低下に有効な各種脂肪酸を高
含量に有している(後記第2表および第3表参照)。
上記の方法により得られるGLA含有リン脂質またはD
GLA含有リン脂質は、目的に応じ常法により精製して
GLAまたはD G l?’−有量をより高めることが
できる。GLAおよびDGLAにコレステロール低下作
用があることを考えると、リン脂質中のGLAまたはD
GLAの含有量は100%が望ましいが、精製コストと
コレステロール低下作用を合わせ考え、リン脂質中のG
LAまたはDGLAが5〜56%、好ましくは10〜5
6%となるように精製すればよい。
本発明のコレステロール低下剤は、上記方法により得ら
れるGLA含有リン脂質またはDGLA含有リン脂質を
有効成分とするものであり、GLA含有リン脂質とDG
LA含有リン脂質はそれぞれ単独で用いても併用しても
よく、さらに大豆リン脂質や各種リン脂質から分取した
成分等を配合してもよい。
本発明では、GLA含有リン脂質および/またはDGL
A含有リン脂質をそのままサラダ油、牛乳、バターなど
の油性食品に0.1〜5%添加して動脈硬化予防用の健
康食品または機能性食品とすることができる。また、G
LA含有リン脂質および/またはDGLA含有リン脂質
を含む各種製剤とすることもできる。製剤化するにあた
って、GLA含有リン脂質および/またはDGLA含有
リン脂質の配合量は目的や用途により異なるが、コレス
テロール低下効果が得られる量とすればよく、通常は製
剤中における上記リン脂質含量が2〜50重量%となる
ように用いる。経口用固形剤を製造する場合には、GL
A含有リン脂質および/またはDGLA含有リン脂質に
賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑剤などを加え、常法により
錠剤、顆粒剤、カプセル剤等とすることができる。また
、非経口的製剤を製造する場合には、上記リン脂質を安
定剤、緩衝剤等と共に溶剤に加え、常法により皮下注射
剤、静脈内注射剤とすることができる。さらに、動物飼
料用とする場合は、GLA含有リン脂質および/または
DGL^GLAン脂質を含む菌体をそのまま他の飼料成
分と配合して利用することができる。
[実施例] 次に、本発明を実施例により説明する。
製造例1 第1表に示したムコール用培地(pH4)6J2を10
1容のジャーファーメンタ−に入れ、この培地にムコー
ル・ヒエマリシス IFo 5303を接種し、30℃
で3日間通気攪拌培養を行なった。
弔 1表 ムコール 用培地 コニディオボラス 用培地 グルコース    150  g/R30g/l硫酸ア
ンモニウム 19.8 g/R 酵母エキス    0.6 gh    5  ghM
g5041.Og/j    1  g/RFe504
40  mg/R0,01g/j!ペプトン     
      10  gillKH2po49.Og/
I!3  g#培養終了後、培養液をン濾過して菌体を
回収し、湿菌体を得た。この湿菌体7kgをメタノール
2iと共に破砕抽出した。得られた抽出液をエバポレー
ターで約500m1+まで濃縮し、ジクロロメタン30
0m1’を加えて二層分離した。次いで、ジクロロメタ
ン層を回収し、濃縮して約50mj!の濃縮液を得た。
これにアセトンを400m1)加え、沈澱物を清適した
。沈澱物は2回アセトンで洗浄し、約20gの白色結晶
を得た。このものの脂肪酸組成を第3表に示す。このう
ち2gをクロロホルムに溶解し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(カラム;ワコーゲル、和光純薬製)に
注入した。展開溶媒はクロロホルム/メタノール=(I
)4:1゜(II) 3 : 2.  (III) 1
 : 4と分けて行なった。
この結果、(1)からはホスファチジルエタノールアミ
ンが(Iりからはホスファチジルコリンが、(III 
)からはその他のリン脂質が分画された。リン脂質の組
成を第2表に示す。
なお、脂肪酸組成の分析は以下の方法により行なった。
リン脂!20〜30Bに対して0.5 N  Na1l
(I IIIRを加え、80℃で15分間ケン化した後
、7%BF3メタノール1 mRを加え、80℃で5分
間メチルエステル化した。次いで、水2ml+とヘキサ
ン5mpを加え、よく攪拌してヘキサンで脂肪酸メチル
エステルを抽出し、このヘキサン層をそのままガスクロ
マトグラフ(島津Gf;−9八、カラム:ガスクロ工業
製、ユニリール3000 、カラム温度=200℃;注
入口温度250℃)にかけ、分析した。また、リン脂質
組成は高速液体クロマトグラフィー()IPLc)を用
いて固定相シリカゲル、8動相アセトニトリル:メタノ
ール:硫酸=100  : 3 : 0.05.流速1
 mf!/min、検出波長202nmで分析した。
製造例2 第1表に示したコニディオボラス用培地にγ−リノレン
酸含有油(モルテイエレラ属菌体からの抽出油脂;オレ
イン酸43%、リノール酸11%。
γ−リノレン酸8%)を培地に対して3 voR%とな
るように加えた培地を作製した。この培地にコニデイオ
ボラス・ヘテロスポラスATCC12941を接種し、
30℃で2日間振どう培養した。
培養終了後、遠心分離により菌体を集菌し、湿菌体を得
た。この湿菌体から、製造例1と同様の方法でリン脂質
を抽出した。このもののリン脂質組成を第2表に示し、
脂肪酸組成を第3表に示す。なお、リン脂質組成および
脂肪酸組成の分析は、製造例1と同様の方法で行なった
。
第  2  表 第  3 表 第2表および第3表より、製造例1で得られたリン脂質
はGL^含有リン脂質であり、製造例2で得られたリン
脂質はDGL^含有リン脂質であることが判った。
実施例1 4週間飼育したスプラグ−ドレイ雄ラット6匹を使用し
、以下に示す方法で動物実験を行なった。
室温20〜23℃の飼育室で、飼料(組成:カゼイン2
0.0重量%、ミネラル混合物3.5重量%、ビタミン
混合物1.0重量%、塩化コリン0.2重量%。
ろ紙粉束5.0重量%、 DL−メチオニン0.3重量
%、コレステロール1.0重量%、コール酸ソーダ0.
25重量%、コーンスターチ15.0重量%、ショ糖5
i、75重量%)に製造例1で得られたGLA含有リン
脂質2.0重量%を添加したものを上記ラットに投与し
、19日間飼育した。飼育中、飼料と水は自由に摂取さ
せた。実験終了後、ラットの体重を測定し、採血および
開腹を行ない、常法により血漿コレステロールおよび肝
臓コレステロールを測定した。この結果を第4表に示す
。
実施例2 実施例1において、GLA含有リン脂質の代わりに製造
例2で得られたDGL^含有リン脂質2.0重量%添加
した飼料を用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行
なった。この結果を第4表に示す。
比較例1 実施例1において、GLA含有リン脂質の代わりに大豆
リン脂質2.0重量%添加した飼料を用いたこと以外は
実施例1と同様の操作を行なった。この結果を第4表に
示す。なお、用いた大豆リン脂質の組成および脂肪酸組
成は以下に示す通りである。
リン脂 組成(%) ホスファチジルコリン ホスファチジルエタノールアミン ホスファチジルイノシトール ホスファチジン酸 リゾホスファチジルコリン そ  の  他 28.1 28、O 19,8 18,6 5,5 脂肪酸組 (%) パルミチン酸 パルミトオレイン酸 ステアリン酸 オレイン酸 リノール酸 α−リノレン酸 γ−リノレン酸 ビス−ホモ−γ−リノレン酸 そ  の  他 13.6 2.3 13.0 60.5 10.6 比較例2 実施例1において、GLA含有リン脂質の代わりにGL
A含有油脂である月見草2.0重量%を添加した飼料を
用いたこと以外は実施例1と同様の操作を行なった。こ
の結果を第4表に示す。なお、用いた月見草の脂肪酸組
成は以下に示す通りである。
脂肪酸組成(%) パルミチン酸 パルミトオレイン酸 ステアリン酸 オレイン酸 リノール酸 α−リノレン酸 γ−リノレン酸 ビス−ホモ−γ−リノレン酸 そ  の  他 6.0 0.1 1.1! 8.0 72.4 0.3 10.5 0.9 比較例3 比較例2において、飼料中のショ糖を49.75重量%
とし、大豆リン脂質2.0重量%を加えたこと以外は比
較例2と同様の操作を行なフた。この結果を第4表に示
す。
第  4  表 提供され、さらに該DGLA含有リン脂質および/また
はGLA含有リン脂質を有効成分とするコレステロール
低下剤が提供される。このコレステロール低下剤は少量
で効果があり、しかも副作用がない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)γ−リノレン酸含有リン脂質および/またはビス
    −ホモ−γ−リノレン酸含有リン脂質を有効成分とする
    コレステロール低下剤。
  2. (2)ビス−ホモ−γ−リノレン酸を含有するリン脂質
    。
JP63204583A 1988-08-19 1988-08-19 コレステロール低下剤および新規リン脂質 Pending JPH0253726A (ja)

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