JPH0254298B2 - - Google Patents
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- JPH0254298B2 JPH0254298B2 JP59113090A JP11309084A JPH0254298B2 JP H0254298 B2 JPH0254298 B2 JP H0254298B2 JP 59113090 A JP59113090 A JP 59113090A JP 11309084 A JP11309084 A JP 11309084A JP H0254298 B2 JPH0254298 B2 JP H0254298B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sialon
- sintered body
- strength
- crystals
- silicon nitride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ceramic Products (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は高強度α−サイアロン質焼結体に関す
る。更に詳しくは高温構造材料、あるいは機械的
強度や耐摩耗性などを要求される工作機械の軸
受、シヤフト類、メカニカルシールなどの機械部
品及び切削工具へ利用し得られる高強度α−サイ
アロン質焼結体に関する。 従来技術 サイアロンとしては一般式Si6-zAlzOzN8-z(但
し、zは0<z4.2を表わす)で示されるβ−
サイアロンが開発され、その後新しいサイアロン
としてα−サイアロンが見出された。α−サイア
ロンは一般式ではMx(Si、Al)12(O、N)16で示さ
れ、結晶構造的にはα−Si3N4のSi位置にAlを、
N位置にOが置換され固溶されると同時に格子間
に他の元素が侵入固溶されている。この侵入固溶
元素としてLi、Ca、Mg、Y及び希土類元素が挙
げられる。 本発明者の一人である三友護は、さきにα−サ
イアロン焼結体を製造するホツトプレス法(特開
昭56−129667号公報)及び常圧焼結法(特開昭57
−3769号公報)を開発した。しかし、製造が簡単
で複雑な成形物も容易に得られる常圧焼結法では
3〜5%の気孔が残り、高強度の焼結体が得られ
ない問題点があつた。 発明の目的 本発明は前記問題点を解決すべくなされたもの
であり、その目的は、常圧焼結法によつても高強
度のものが得られる高強度α−サイアロン質焼結
体を提供するにある。 発明の構成 本発明者らは前記目的を達成すべく研究の結
果、α−サイアロン相を含有する全体組成の中で
極めて高強度な焼結体を得る組成の範囲があり、
その組成が一般式Mx(Si、Al)12(O、N)16で示さ
れるα−サイアロン質焼結体において、MがLi、
Ca、Mg、Y及び稀土類元素から選ばれた単独ま
たは混合物で、且つxが0<x0.5である場合
は、α−サイアロンの結晶とβ−Si3N4の結晶の
複合組織を形成したものが、α−サイアロン単独
組成の焼結体に比べて機械的特性が優れ、高強度
のα−サイアロン質焼結体となることを究明し得
た。この知見に基いて本発明を完成した。 本発明の要旨は、 一般式Mx(Si、Al)12(O、N)16で示されるα−
サイアロン質焼結体において、MがLi、Ca、
Mg、Y及び稀土類元素から選ばれた単独または
混合物からなり、出発原料が(Si3N4)−(Mの酸
化物または加熱によりMの酸化物を生成する化合
物)−(AlN)系であつて、その混合範囲が0<
x0.5に相当し、焼結体中の鉱物組成がα−サ
イアロンとβ−Si3N4からなり、構成粒子がα−
サイアロンの結晶とβ−Si3N4の結晶のみからな
る複合組織を構成したものからなることを特徴と
するβ−サイアロンを含まない高強度α−サイア
ロン質焼結体にある。 本発明における前記xの値が0.5を越えると焼
結体はα−サイアロンのみからなる。xの値が0
<x<0.5の範囲の場合のみ、α−サイアロンと
β−Si3N4とからなり、α−サイアロンの結晶と
β−Si3N4の結晶の複合組織を形成するため、高
強度のものとなる。 MはLi、Ca、Mg、Y及び稀土類元素から選ば
れた単独または混合物を使用する。その合計量が
0<x0.5の範囲内であることが必要である。
xが小さくなるに伴いα−サイアロンの量は減少
する。 本発明のα−サイアロン質焼結体は、1気圧の
非酸化性雰囲気中で1600〜1900℃に加熱すること
によつても容易に製造することができる。 その製造法を示すと、一般式Mx(Si、Al)12
(O、N)16で示されるα−サイアロン質焼結体を
生成する原料粉末混合物(ただし、MはLi、Ca、
Mg、Y及び稀土類元素から選ばれた単独または
混合物を、xは0<x0.5を現わす。)を作る。 すなわち、窒化珪素、窒化アルミニウム及び前
記Mの酸化物または熱分解によつて、Mの酸化物
を生成する例えばこれらの金属の炭酸塩、しゆう
酸塩などの有機酸塩、水酸塩を混合して混合物を
作る。これらの原料混合物を振動ミル、ボールミ
ル、その他の粉砕混合機で十分粉砕混合するが、
その際、原料の窒化物が酸化するのを防止し、原
料混合器の材料からの汚染により原料中にアルミ
ナ分が混入するのを防止する配慮が必要である。
そのためには、酸化防止のためにヘキサン等の有
機溶剤を用い、混合中の汚染防止のために窒化珪
素質製の振動ミルを用いるのが好ましい。よく用
いられるアルミナ製のボールミルの使用は避ける
べきである。アルミナ分が少しでも混入するとβ
−サイアロンが生成してしまうためである。その
粒子は一次粒子の平均粒径が1μm以下の微粒子
とすることが好ましい。これを乾燥して成形原料
とするか、あるいはこの泥漿物をスプレードライ
ヤー等を用いて造粒体として成形原料とする。造
粒体の平均粒径は50〜70μmであることが好まし
い。成形法としては金型成形、泥漿鋳込み、静水
圧成形(CIP)、射出成形等の任意の方法によつ
て行うことができる。成形体は高強度のものとす
ることがよい。 原料の窒化珪素及び得られたα−サイアロンは
高温では熱分解するので、これを防止するため
に、前記成形体を例えば黒鉛製るつぼ中で窒化珪
素粉末、または窒化珪素を主体とし、これに窒化
アルミニウム、Li、Ca、Mg、Y及び稀土類元素
などのα−サイアロン質焼結体を生成する紛末を
混合したもので覆うことが好ましい。 焼結は非酸化性雰囲気中で1気圧下1600〜1900
℃、好ましくは1700〜1850℃で15分〜3時間、好
ましくは1〜2時間焼結する。しかし、このほか
ガス加圧焼結法またはホツトプレス法で焼結して
もよいことは勿論である。これにより容易に高密
度、高強度のα−サイアロン質焼結体が得られ
る。 密度は理論密度に対し95%以上の相対密度とな
り、X線回折法による鉱物組成はα−サイアロン
相とβ−Si3N4相の複合組織のものであることが
確認された。そして走査型電子顕微鏡で観察した
結果、α−サイアロンの結晶と、β−Si3N4の結
晶が互に交錯した複合組織からなつていた。その
顕微鏡写真を示すと、第1図の通りである。第1
図はY0.5(Si、Al)12(O、N)16に5重量%のMgO
を添加したもので、針状に粒成しているのがβ−
Si3N4であり、粒の成長が少なく粒径の小さい結
晶がα−サイアロンである。第2図は比較のため
のY0.6(Si、Al)12(O、N)16の組成のもので、100
%α−サイアロン相からなつている。本発明のα
−サイアロン質焼結体JIS法による曲げ強度の測
定の結果、80Kg/mm2以上、100Kg/mm2を超えるも
のが得られた。この強度は従来のα−サイアロン
焼結体の常圧焼結法では得られない強度である。
また硬度は従来極めて高い硬度を有するものとさ
れているアルミナと比較しても遜色のない値を示
し、破壊靭性の値も向上したものである。 実施例 1 原料としてSi3N4(粒度1μm以下、陽イオン不
純物0.5%以下)、AlN(粒度2μm以下、陽イオン
不純物0.5%以下)Y2O3(1μm以下、純度99.8%)
を使用し、特にAlN原料については窒化珪素質
振動ミル(Si3N4玉石)に溶媒にヘキサンを用い
微紛砕し1μm以下のAlN粉末を得た。 これらの原料を用いα−サイアロンの一般式
Mx(Si、Al)12(O、N)16となる組成で、M=Y
x=0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6を選び前記
Si3N4、AlN、Y2O3を所定割合に配合し、窒化珪
素製振動ミル(溶媒ヘキサン、窒化珪素質ボー
ル)で5時間混合して混合物を得た。 混合物の粒度分析(SEM及びレーザー法)結
果、1μm以下で80%が0.5μm以下であつた。混合
物の成形は冷間静水圧プレス(CIP)2ton/cm2で
行ない□60×10mmに加工後、常圧焼結法にて1750
℃2時間の焼成で焼結体を得た。焼結体は密度X
線回折による相の同定及び切断、平面研削による
3×4×40mmの試験片を作成し曲げ強度を測定し
た。第1表にその結果を示す。その結果が示すよ
うに、xの小さい領域で理論密度の95%以上で平
均強度67Kg/mm2以上の焼結体が得られたこの値は
従来この種組成の常圧焼結体強度より高い値であ
る。
る。更に詳しくは高温構造材料、あるいは機械的
強度や耐摩耗性などを要求される工作機械の軸
受、シヤフト類、メカニカルシールなどの機械部
品及び切削工具へ利用し得られる高強度α−サイ
アロン質焼結体に関する。 従来技術 サイアロンとしては一般式Si6-zAlzOzN8-z(但
し、zは0<z4.2を表わす)で示されるβ−
サイアロンが開発され、その後新しいサイアロン
としてα−サイアロンが見出された。α−サイア
ロンは一般式ではMx(Si、Al)12(O、N)16で示さ
れ、結晶構造的にはα−Si3N4のSi位置にAlを、
N位置にOが置換され固溶されると同時に格子間
に他の元素が侵入固溶されている。この侵入固溶
元素としてLi、Ca、Mg、Y及び希土類元素が挙
げられる。 本発明者の一人である三友護は、さきにα−サ
イアロン焼結体を製造するホツトプレス法(特開
昭56−129667号公報)及び常圧焼結法(特開昭57
−3769号公報)を開発した。しかし、製造が簡単
で複雑な成形物も容易に得られる常圧焼結法では
3〜5%の気孔が残り、高強度の焼結体が得られ
ない問題点があつた。 発明の目的 本発明は前記問題点を解決すべくなされたもの
であり、その目的は、常圧焼結法によつても高強
度のものが得られる高強度α−サイアロン質焼結
体を提供するにある。 発明の構成 本発明者らは前記目的を達成すべく研究の結
果、α−サイアロン相を含有する全体組成の中で
極めて高強度な焼結体を得る組成の範囲があり、
その組成が一般式Mx(Si、Al)12(O、N)16で示さ
れるα−サイアロン質焼結体において、MがLi、
Ca、Mg、Y及び稀土類元素から選ばれた単独ま
たは混合物で、且つxが0<x0.5である場合
は、α−サイアロンの結晶とβ−Si3N4の結晶の
複合組織を形成したものが、α−サイアロン単独
組成の焼結体に比べて機械的特性が優れ、高強度
のα−サイアロン質焼結体となることを究明し得
た。この知見に基いて本発明を完成した。 本発明の要旨は、 一般式Mx(Si、Al)12(O、N)16で示されるα−
サイアロン質焼結体において、MがLi、Ca、
Mg、Y及び稀土類元素から選ばれた単独または
混合物からなり、出発原料が(Si3N4)−(Mの酸
化物または加熱によりMの酸化物を生成する化合
物)−(AlN)系であつて、その混合範囲が0<
x0.5に相当し、焼結体中の鉱物組成がα−サ
イアロンとβ−Si3N4からなり、構成粒子がα−
サイアロンの結晶とβ−Si3N4の結晶のみからな
る複合組織を構成したものからなることを特徴と
するβ−サイアロンを含まない高強度α−サイア
ロン質焼結体にある。 本発明における前記xの値が0.5を越えると焼
結体はα−サイアロンのみからなる。xの値が0
<x<0.5の範囲の場合のみ、α−サイアロンと
β−Si3N4とからなり、α−サイアロンの結晶と
β−Si3N4の結晶の複合組織を形成するため、高
強度のものとなる。 MはLi、Ca、Mg、Y及び稀土類元素から選ば
れた単独または混合物を使用する。その合計量が
0<x0.5の範囲内であることが必要である。
xが小さくなるに伴いα−サイアロンの量は減少
する。 本発明のα−サイアロン質焼結体は、1気圧の
非酸化性雰囲気中で1600〜1900℃に加熱すること
によつても容易に製造することができる。 その製造法を示すと、一般式Mx(Si、Al)12
(O、N)16で示されるα−サイアロン質焼結体を
生成する原料粉末混合物(ただし、MはLi、Ca、
Mg、Y及び稀土類元素から選ばれた単独または
混合物を、xは0<x0.5を現わす。)を作る。 すなわち、窒化珪素、窒化アルミニウム及び前
記Mの酸化物または熱分解によつて、Mの酸化物
を生成する例えばこれらの金属の炭酸塩、しゆう
酸塩などの有機酸塩、水酸塩を混合して混合物を
作る。これらの原料混合物を振動ミル、ボールミ
ル、その他の粉砕混合機で十分粉砕混合するが、
その際、原料の窒化物が酸化するのを防止し、原
料混合器の材料からの汚染により原料中にアルミ
ナ分が混入するのを防止する配慮が必要である。
そのためには、酸化防止のためにヘキサン等の有
機溶剤を用い、混合中の汚染防止のために窒化珪
素質製の振動ミルを用いるのが好ましい。よく用
いられるアルミナ製のボールミルの使用は避ける
べきである。アルミナ分が少しでも混入するとβ
−サイアロンが生成してしまうためである。その
粒子は一次粒子の平均粒径が1μm以下の微粒子
とすることが好ましい。これを乾燥して成形原料
とするか、あるいはこの泥漿物をスプレードライ
ヤー等を用いて造粒体として成形原料とする。造
粒体の平均粒径は50〜70μmであることが好まし
い。成形法としては金型成形、泥漿鋳込み、静水
圧成形(CIP)、射出成形等の任意の方法によつ
て行うことができる。成形体は高強度のものとす
ることがよい。 原料の窒化珪素及び得られたα−サイアロンは
高温では熱分解するので、これを防止するため
に、前記成形体を例えば黒鉛製るつぼ中で窒化珪
素粉末、または窒化珪素を主体とし、これに窒化
アルミニウム、Li、Ca、Mg、Y及び稀土類元素
などのα−サイアロン質焼結体を生成する紛末を
混合したもので覆うことが好ましい。 焼結は非酸化性雰囲気中で1気圧下1600〜1900
℃、好ましくは1700〜1850℃で15分〜3時間、好
ましくは1〜2時間焼結する。しかし、このほか
ガス加圧焼結法またはホツトプレス法で焼結して
もよいことは勿論である。これにより容易に高密
度、高強度のα−サイアロン質焼結体が得られ
る。 密度は理論密度に対し95%以上の相対密度とな
り、X線回折法による鉱物組成はα−サイアロン
相とβ−Si3N4相の複合組織のものであることが
確認された。そして走査型電子顕微鏡で観察した
結果、α−サイアロンの結晶と、β−Si3N4の結
晶が互に交錯した複合組織からなつていた。その
顕微鏡写真を示すと、第1図の通りである。第1
図はY0.5(Si、Al)12(O、N)16に5重量%のMgO
を添加したもので、針状に粒成しているのがβ−
Si3N4であり、粒の成長が少なく粒径の小さい結
晶がα−サイアロンである。第2図は比較のため
のY0.6(Si、Al)12(O、N)16の組成のもので、100
%α−サイアロン相からなつている。本発明のα
−サイアロン質焼結体JIS法による曲げ強度の測
定の結果、80Kg/mm2以上、100Kg/mm2を超えるも
のが得られた。この強度は従来のα−サイアロン
焼結体の常圧焼結法では得られない強度である。
また硬度は従来極めて高い硬度を有するものとさ
れているアルミナと比較しても遜色のない値を示
し、破壊靭性の値も向上したものである。 実施例 1 原料としてSi3N4(粒度1μm以下、陽イオン不
純物0.5%以下)、AlN(粒度2μm以下、陽イオン
不純物0.5%以下)Y2O3(1μm以下、純度99.8%)
を使用し、特にAlN原料については窒化珪素質
振動ミル(Si3N4玉石)に溶媒にヘキサンを用い
微紛砕し1μm以下のAlN粉末を得た。 これらの原料を用いα−サイアロンの一般式
Mx(Si、Al)12(O、N)16となる組成で、M=Y
x=0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6を選び前記
Si3N4、AlN、Y2O3を所定割合に配合し、窒化珪
素製振動ミル(溶媒ヘキサン、窒化珪素質ボー
ル)で5時間混合して混合物を得た。 混合物の粒度分析(SEM及びレーザー法)結
果、1μm以下で80%が0.5μm以下であつた。混合
物の成形は冷間静水圧プレス(CIP)2ton/cm2で
行ない□60×10mmに加工後、常圧焼結法にて1750
℃2時間の焼成で焼結体を得た。焼結体は密度X
線回折による相の同定及び切断、平面研削による
3×4×40mmの試験片を作成し曲げ強度を測定し
た。第1表にその結果を示す。その結果が示すよ
うに、xの小さい領域で理論密度の95%以上で平
均強度67Kg/mm2以上の焼結体が得られたこの値は
従来この種組成の常圧焼結体強度より高い値であ
る。
【表】
実施例 2
実施例1と同様な方法により得られたSi3N4、
AlN、Y2O3原料の他にMgO(1μm以下、純度99.9
%)を用い、α−サイアロン組成の一般式Mx
(Si、Al)12(O、N)16のxはx Total≦0.5の範
囲にあり、このうちY0.2であり、xの残りについ
てはMgをx=0.05、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3組
成になるように配合組成を作成し、窒化珪素製振
動ミル窒化珪素ボール(溶媒ヘキサン中)で5時
間混合した。成形は2ton/cm2のCIPで行ない実施
例1と同様な方法で焼結体を得、実施例1と同様
な試験を行なつた。その結果は第2表に示す通り
であつた。その結果が示すように、従来のx=
0.2のα−サイアロン質焼結体に比べMgOの添加
により密度特性の向上と強度、α−サイアロン含
有率の向上が認められたが、特に強度面では平均
80Kg/mm2以上の曲げ強度を得ており、これらの値
は従来のα−サイアロン組成焼結体の強度より極
めて高い値である。
AlN、Y2O3原料の他にMgO(1μm以下、純度99.9
%)を用い、α−サイアロン組成の一般式Mx
(Si、Al)12(O、N)16のxはx Total≦0.5の範
囲にあり、このうちY0.2であり、xの残りについ
てはMgをx=0.05、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3組
成になるように配合組成を作成し、窒化珪素製振
動ミル窒化珪素ボール(溶媒ヘキサン中)で5時
間混合した。成形は2ton/cm2のCIPで行ない実施
例1と同様な方法で焼結体を得、実施例1と同様
な試験を行なつた。その結果は第2表に示す通り
であつた。その結果が示すように、従来のx=
0.2のα−サイアロン質焼結体に比べMgOの添加
により密度特性の向上と強度、α−サイアロン含
有率の向上が認められたが、特に強度面では平均
80Kg/mm2以上の曲げ強度を得ており、これらの値
は従来のα−サイアロン組成焼結体の強度より極
めて高い値である。
【表】
実施例 3
実施例2に示される方法で製造された常圧焼結
法によるα−サイアロン質焼結体を黒鉛ルツボの
中に入れ窒化珪素粉末で覆つた。ルツボを耐圧容
器に入れ1200Kg/cm2の窒素中で1900℃に1時間焼
成した。得られた焼結体を実施例2と同様な試験
により特性を調査しその結果は第3図に示され
る。実施例2に示される結果と比べα−サイアロ
ン含有率、相対密度、曲げ強度とも向上している
ことが確認された。
法によるα−サイアロン質焼結体を黒鉛ルツボの
中に入れ窒化珪素粉末で覆つた。ルツボを耐圧容
器に入れ1200Kg/cm2の窒素中で1900℃に1時間焼
成した。得られた焼結体を実施例2と同様な試験
により特性を調査しその結果は第3図に示され
る。実施例2に示される結果と比べα−サイアロ
ン含有率、相対密度、曲げ強度とも向上している
ことが確認された。
【表】
実施例 4
実施例1と同様な方法によりSi3N4、AlNと
MgOおよびCaCO3(粒度0.5μ、純度99.9%)を用
いα−サイアロンの一般式Mx(Si、Al)12(O、
N)16のxがx≦0.5の範囲にありこのうち、Caが
x=0.2であり残りはMgを0.05、0.1、0.15、0.2、
0.25、0.3になるように配合組成を作成し、実施
例1、実施例2と同様な方法により焼結体を得
た。その結果第4表で示すように密度、強度の向
上が認められた。
MgOおよびCaCO3(粒度0.5μ、純度99.9%)を用
いα−サイアロンの一般式Mx(Si、Al)12(O、
N)16のxがx≦0.5の範囲にありこのうち、Caが
x=0.2であり残りはMgを0.05、0.1、0.15、0.2、
0.25、0.3になるように配合組成を作成し、実施
例1、実施例2と同様な方法により焼結体を得
た。その結果第4表で示すように密度、強度の向
上が認められた。
【表】
実施例 5
実施例1と同様な方法により、Si3N4、AlN、
Y2O3およびLi源としてLi2CO3(粒度0.5μ、純度99
%)を用い、α−サイアロンの一般式Mx(Si、
Al)12(O、N)16で、MとしてY及びLiを用い、
x≦0.5にある所定割合の組成物を作成し、実施
例1、2と同様な方法により焼結体を得た。その
結果第5表に示すように密度と強度の向上が得ら
れた。
Y2O3およびLi源としてLi2CO3(粒度0.5μ、純度99
%)を用い、α−サイアロンの一般式Mx(Si、
Al)12(O、N)16で、MとしてY及びLiを用い、
x≦0.5にある所定割合の組成物を作成し、実施
例1、2と同様な方法により焼結体を得た。その
結果第5表に示すように密度と強度の向上が得ら
れた。
【表】
【表】
発明の効果
以上のように、本発明のα−サイアロン質焼結
体は、α−サイアロンの結晶とβ−Si3N4の結晶
が互に交錯した複合体組織より構成されているた
め、従来のα−サイアロン質焼結体に比べて、高
密度、高強度となり、また硬度、及び破壊靭性も
向上したものとなる優れた効果を有する。
体は、α−サイアロンの結晶とβ−Si3N4の結晶
が互に交錯した複合体組織より構成されているた
め、従来のα−サイアロン質焼結体に比べて、高
密度、高強度となり、また硬度、及び破壊靭性も
向上したものとなる優れた効果を有する。
第1図は本発明のα−サイアロン質焼結体の電
子顕微鏡写真で、第2図は比較のためのα−サイ
アロン単結晶の電子顕微鏡写真である。
子顕微鏡写真で、第2図は比較のためのα−サイ
アロン単結晶の電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 1 一般式Mx(Si、Al)12(O、N)16で示されるα
−サイアロン質焼結体において、MがLi、Ca、
Mg、Y及び希土類元素から選ばれた単独または
混合物からなり、出発原料が(Si3N4)−(Mの酸
化物または加熱によりMの酸化物を生成する化合
物)−(AlN)系であつて、その混合範囲が0<
x0.5に相当し、焼結体中の鉱物組成がα−サ
イアロンとβ−Si3N4からなり、構成粒子がα−
サイアロンの結晶とβ−Si3N4の結晶のみからな
る複合組織を構成したものからなることを特徴と
する高強度α−サイアロン質焼結体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59113090A JPS6191065A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 高強度α−サイアロン質焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59113090A JPS6191065A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 高強度α−サイアロン質焼結体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6191065A JPS6191065A (ja) | 1986-05-09 |
| JPH0254298B2 true JPH0254298B2 (ja) | 1990-11-21 |
Family
ID=14603222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59113090A Granted JPS6191065A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 高強度α−サイアロン質焼結体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6191065A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2563392B2 (ja) * | 1986-11-21 | 1996-12-11 | 株式会社東芝 | 窒化ケイ素系セラミックスおよびその製造方法 |
| US5204297A (en) * | 1991-05-22 | 1993-04-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Silicon nitride sintered body and process for producing the same |
| JPH05148026A (ja) * | 1991-11-25 | 1993-06-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 窒化ケイ素系焼結体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59182276A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-17 | 株式会社東芝 | 窒化ケイ素焼結体 |
| JPS59199579A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-12 | 三菱マテリアル株式会社 | 耐摩耗性のすぐれたサイアロン基セラミツクス |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP59113090A patent/JPS6191065A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6191065A (ja) | 1986-05-09 |
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |