JPH0255882B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0255882B2 JPH0255882B2 JP10403683A JP10403683A JPH0255882B2 JP H0255882 B2 JPH0255882 B2 JP H0255882B2 JP 10403683 A JP10403683 A JP 10403683A JP 10403683 A JP10403683 A JP 10403683A JP H0255882 B2 JPH0255882 B2 JP H0255882B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- dielectric
- present
- range
- temperature coefficient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
本発明は、Ba(Co1/3Nb2/3)O3−Ba(Zn1/3
Nb2/3)O3−Ba(Ni1/3Nb2/3)O3系のマイクロ波
用誘電体磁器組成物に関するものである。 近年、マイクロ波を利用した自動車電話や衛星
放送の受信器において、誘電体材料を用いた共振
器やフイルタ等が用いられている。このような用
途で使用される誘電体材料は、高透電率、低損
失、高安定であることが要望される。しかしなが
ら従来使用されているBaO−TiO2系あるいは
ZrO2−SnO2−TiO2系誘電体材料は、誘電損失が
充分に小さいとは言えず、また温度安定性も充分
に満足しうるものではなかつた。特に、回路技術
の向上等に伴い誘電体材料を組込んだ装置全体と
して高性能化(例えば高度の温度安定性)が追求
されていくなかで、使用する誘電体材料は、周辺
の回路部分等の温度特性との兼ね合いで、それに
適した温度補償を行なうことができ、しかも誘電
損失の小さい特性を持つことが要求されている。 本発明の目的は、これら従来の誘電体材料の特
性を更に一層改善し、より高い誘電率、より低い
損失を呈し、かつ共振周波数の温度係数を自由に
調整しうるようなマイクロ波用誘電体磁器組成物
を提供することにある。 本発明は、Ba(Co1/3Nb2/3)O3とBa(Zn1/3
Nb2/3)O3とBa(Ni1/3Nb2/3)O3との固溶体とし、
かつBa(Ni1/3Nb2/3)O3の組成比率を70モル%未
満とすることによつて、得られた誘電体材料のマ
イクロ波(ミリ波等も含む)における電気的特性
が著しく改善されるとともに、その組成比率を変
化させることによつて共振周波数の温度係数を所
望の値に調整しうるという事実の知得に基づき完
成されたものである。 以下、本発明について更に詳しく説明する。本
発明は、Ba(Co1/3Nb2/3)O3とBa(Zn1/3Nb2/3)
O3とBa(Ni1/3Nb2/3)O3との固溶体からなる誘電
体磁器組成物である。そして、その固溶体の組成
比率は、Ba(Ni1/3Nb2/3)O3が70モル%未満であ
れば全く任意であつてよい。Ba(Ni1/3Nb2/3)O3
を70モル%未満としたのは、それより多いとQが
悪くなつてしまうからである。 すなわち、組成を一般式xBa(Co1/3Nb2/3)
O3・yBa(Zn1/3Nb2/3)O3・zBa(Ni1/3Nb2/3)O3
で表わしたとき、0<x<1、0<y<1、0<
z<0.7、x+y+z=1の範囲内の組成物であ
る。かかる組成物とすることによつて、誘電損失
が充分に小さく、しかも共振周波数の温度係数を
負側から正側まで広い範囲にわたつて調整するこ
とができる。なかでもより好ましい範囲は、0<
z≦0.3である。この範囲内であれば、Qが約
4500以上と充分大きく、また共振周波数の温度係
数τfを−5〜+20(ppm/℃)の範囲に納めるこ
とができるからである。これは装置側からの要求
も充分満たしうるものである。通常、共振周波数
温度係数を−5〜+20ppm/℃の範囲内のあるポ
イントに設定でき、しかも低損失のものが望まれ
るからである。 なお、製法的には従来同様の粉末成形法であつ
てよい。すなわち、仮焼粉体に有機結合剤を加え
て造粒し、所定形状に加圧成形してから焼成すれ
ばよい。 次に実験例について述べる。 実験例 1100℃で6時間焼成して得られたBa(Co1/3
Nb2/3)O3とBa(Zn1/3Nb2/3)O3とBa(Ni1/3
Nb2/3)O3の各原料粉体をそれぞれ秤量配合し、
ボールミルにより40時間微粉砕し乾燥する。これ
にポリビニルアルコール等の有機結合剤を加えて
造粒し、1000〜3000Kg/cm2の圧力で成形する。次
に、この成形体を1350〜1500℃の温度で2〜40時
間焼成する。この焼成品を直径12mmφ、高さ5.8
mmの円柱に加工することによつて、それぞれ組成
の異なる8種類の試料を得た。そして、誘電体共
振器法により、誘電率ε、誘電体損失tanδ、共振
周波数の温度係数τfを測定した。測定周波数は約
6.5GHzである。 各試料の組成比率と電気的特性を第1表に示
す。
Nb2/3)O3−Ba(Ni1/3Nb2/3)O3系のマイクロ波
用誘電体磁器組成物に関するものである。 近年、マイクロ波を利用した自動車電話や衛星
放送の受信器において、誘電体材料を用いた共振
器やフイルタ等が用いられている。このような用
途で使用される誘電体材料は、高透電率、低損
失、高安定であることが要望される。しかしなが
ら従来使用されているBaO−TiO2系あるいは
ZrO2−SnO2−TiO2系誘電体材料は、誘電損失が
充分に小さいとは言えず、また温度安定性も充分
に満足しうるものではなかつた。特に、回路技術
の向上等に伴い誘電体材料を組込んだ装置全体と
して高性能化(例えば高度の温度安定性)が追求
されていくなかで、使用する誘電体材料は、周辺
の回路部分等の温度特性との兼ね合いで、それに
適した温度補償を行なうことができ、しかも誘電
損失の小さい特性を持つことが要求されている。 本発明の目的は、これら従来の誘電体材料の特
性を更に一層改善し、より高い誘電率、より低い
損失を呈し、かつ共振周波数の温度係数を自由に
調整しうるようなマイクロ波用誘電体磁器組成物
を提供することにある。 本発明は、Ba(Co1/3Nb2/3)O3とBa(Zn1/3
Nb2/3)O3とBa(Ni1/3Nb2/3)O3との固溶体とし、
かつBa(Ni1/3Nb2/3)O3の組成比率を70モル%未
満とすることによつて、得られた誘電体材料のマ
イクロ波(ミリ波等も含む)における電気的特性
が著しく改善されるとともに、その組成比率を変
化させることによつて共振周波数の温度係数を所
望の値に調整しうるという事実の知得に基づき完
成されたものである。 以下、本発明について更に詳しく説明する。本
発明は、Ba(Co1/3Nb2/3)O3とBa(Zn1/3Nb2/3)
O3とBa(Ni1/3Nb2/3)O3との固溶体からなる誘電
体磁器組成物である。そして、その固溶体の組成
比率は、Ba(Ni1/3Nb2/3)O3が70モル%未満であ
れば全く任意であつてよい。Ba(Ni1/3Nb2/3)O3
を70モル%未満としたのは、それより多いとQが
悪くなつてしまうからである。 すなわち、組成を一般式xBa(Co1/3Nb2/3)
O3・yBa(Zn1/3Nb2/3)O3・zBa(Ni1/3Nb2/3)O3
で表わしたとき、0<x<1、0<y<1、0<
z<0.7、x+y+z=1の範囲内の組成物であ
る。かかる組成物とすることによつて、誘電損失
が充分に小さく、しかも共振周波数の温度係数を
負側から正側まで広い範囲にわたつて調整するこ
とができる。なかでもより好ましい範囲は、0<
z≦0.3である。この範囲内であれば、Qが約
4500以上と充分大きく、また共振周波数の温度係
数τfを−5〜+20(ppm/℃)の範囲に納めるこ
とができるからである。これは装置側からの要求
も充分満たしうるものである。通常、共振周波数
温度係数を−5〜+20ppm/℃の範囲内のあるポ
イントに設定でき、しかも低損失のものが望まれ
るからである。 なお、製法的には従来同様の粉末成形法であつ
てよい。すなわち、仮焼粉体に有機結合剤を加え
て造粒し、所定形状に加圧成形してから焼成すれ
ばよい。 次に実験例について述べる。 実験例 1100℃で6時間焼成して得られたBa(Co1/3
Nb2/3)O3とBa(Zn1/3Nb2/3)O3とBa(Ni1/3
Nb2/3)O3の各原料粉体をそれぞれ秤量配合し、
ボールミルにより40時間微粉砕し乾燥する。これ
にポリビニルアルコール等の有機結合剤を加えて
造粒し、1000〜3000Kg/cm2の圧力で成形する。次
に、この成形体を1350〜1500℃の温度で2〜40時
間焼成する。この焼成品を直径12mmφ、高さ5.8
mmの円柱に加工することによつて、それぞれ組成
の異なる8種類の試料を得た。そして、誘電体共
振器法により、誘電率ε、誘電体損失tanδ、共振
周波数の温度係数τfを測定した。測定周波数は約
6.5GHzである。 各試料の組成比率と電気的特性を第1表に示
す。
【表】
なお、ここで、Q=1/tanδであり、τfの単位
はppm/℃である。また*印は、本発明の範囲外
の組成比率の場合をについて比較のため掲示した
ものである。 各試料番号の組成ポイントをBa(Co1/3Nb2/3)
O3、Ba(Zn1/3Nb2/3)O3、Ba(Ni1/3Nb2/3)O3の
三元図で示すと図面の如くである。図面中の符号
は試料番号を表わしており、また斜線領域(境界
線は含まず)は本発明の組成範囲を示している。
第1表と図面とを対照させて検討すると、組成比
率z、xを少なくしていくとQが高くなる傾向に
あり、また、組成比率y、zが大きくなるほど共
振周波数の温度係数は低くなる傾向にあることが
判る。それ故、これらの実験結果から、装置側か
ら要求されるQや共振周波数の温度係数に応じて
前記三元図上の適当な組成ポイントを推定でき、
それに基づき原料粉末の配合を調整することで、
前記要求を要易に満たすことができる。 本発明は上記のように、Ba(Co1/3Nb2/3)O3と
Ba(Zn1/3Nb2/3)O3とBa(Ni1/3Nb2/3)O3との固
溶体とし、かつBa(Ni1/3Nb2/3)O3の組成比率を
70モル%未満とすることによつて、マイクロ波帯
において誘電率を大きく、誘電損失を極めて小さ
くすることができるとともに、共振周波数の温度
係数を負側から正側に至る広い範囲にわたつて調
整でき、それ故、この誘電体材料からなるマイク
ロ波共振器やフイルタと組込んだ装置の温度安定
性を著しく向上させることができるなど、数々の
すぐれた効果を奏しうるものである。
はppm/℃である。また*印は、本発明の範囲外
の組成比率の場合をについて比較のため掲示した
ものである。 各試料番号の組成ポイントをBa(Co1/3Nb2/3)
O3、Ba(Zn1/3Nb2/3)O3、Ba(Ni1/3Nb2/3)O3の
三元図で示すと図面の如くである。図面中の符号
は試料番号を表わしており、また斜線領域(境界
線は含まず)は本発明の組成範囲を示している。
第1表と図面とを対照させて検討すると、組成比
率z、xを少なくしていくとQが高くなる傾向に
あり、また、組成比率y、zが大きくなるほど共
振周波数の温度係数は低くなる傾向にあることが
判る。それ故、これらの実験結果から、装置側か
ら要求されるQや共振周波数の温度係数に応じて
前記三元図上の適当な組成ポイントを推定でき、
それに基づき原料粉末の配合を調整することで、
前記要求を要易に満たすことができる。 本発明は上記のように、Ba(Co1/3Nb2/3)O3と
Ba(Zn1/3Nb2/3)O3とBa(Ni1/3Nb2/3)O3との固
溶体とし、かつBa(Ni1/3Nb2/3)O3の組成比率を
70モル%未満とすることによつて、マイクロ波帯
において誘電率を大きく、誘電損失を極めて小さ
くすることができるとともに、共振周波数の温度
係数を負側から正側に至る広い範囲にわたつて調
整でき、それ故、この誘電体材料からなるマイク
ロ波共振器やフイルタと組込んだ装置の温度安定
性を著しく向上させることができるなど、数々の
すぐれた効果を奏しうるものである。
図面は、本発明の組成範囲及び実験例の組成ポ
イントを示す三元図である。
イントを示す三元図である。
Claims (1)
- 1 Ba(Co1/3Nb2/3)O3とBa(Zn1/3Nb2/3)O3と
Ba(Ni1/3Nb2/3)O3との固溶体からなり、Ba
(Ni1/3Nb2/3)O3が70モル%未満含まれているこ
とを特徴とするマイクロ波用誘電体磁器組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10403683A JPS59228309A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | マイクロ波用誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10403683A JPS59228309A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | マイクロ波用誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59228309A JPS59228309A (ja) | 1984-12-21 |
| JPH0255882B2 true JPH0255882B2 (ja) | 1990-11-28 |
Family
ID=14369995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10403683A Granted JPS59228309A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | マイクロ波用誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59228309A (ja) |
-
1983
- 1983-06-10 JP JP10403683A patent/JPS59228309A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59228309A (ja) | 1984-12-21 |
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