JPH0255885B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0255885B2 JPH0255885B2 JP10403583A JP10403583A JPH0255885B2 JP H0255885 B2 JPH0255885 B2 JP H0255885B2 JP 10403583 A JP10403583 A JP 10403583A JP 10403583 A JP10403583 A JP 10403583A JP H0255885 B2 JPH0255885 B2 JP H0255885B2
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- mol
- composition
- oxide
- range
- dielectric
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- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
本発明は、BaO−CoO−Nb2O5系のマイクロ
波用誘電体磁器組成物に関するものである。 近年、マイクロ波を利用した自動車電話や衛星
放送の受信器において、誘電体材料を用いた共振
器やフイルタ等が用いられている。このような用
途で使用される誘電体材料は、高誘電率、低損
失、高安定であることが要望される。しかしなが
ら従来使用されているBaO−TiO2系あるいは
ZrO2−SnO2−TiO2系誘電体材料は、誘電損失が
充分に小さいとは言えず、また温度安定性も充分
に満足しうるものではないため、回路技術の向上
等に伴い、より特性の良好な素材の開発が強く望
まれている。 本発明の目的は、これら従来の誘電体材料の特
性を更に一層改善し、より高い誘電率、より低い
損失と、より高い安定性を発現させうるようなマ
イクロ波用誘電体磁器組成物を提供することにあ
る。 本発明は、酸化バリウム50〜70モル%、酸化コ
バルト10〜30モル%、酸化ニオブ10〜30モル%の
組成範囲とすることによつて、得られた誘電体材
料のマイクロ波(ミリ波等も含む)における電気
的特性が著しく改善されるという事実の知得に基
づき完成されたものである。 以下、本発明について更に詳しく説明する。本
発明は、酸化バリウム(BaO)と酸化コバルト
(CoO)と酸化ニオブ(Nb2O5)とを含む複合ペ
ロブスカイト形結晶構造の誘電体磁器組成物であ
る。そして、その各成分の組成割合は、酸化バリ
ウムが50モル%以上で70モル%以下、酸化コバル
ト及び酸化ニオブがそれぞれ10モル%以上で30モ
ル%以下のものである。 製法的には従来同様の粉末成形法であつてよ
い。すなわち、仮焼粉体に有機結合剤を加えて造
粒し、所定形状に加圧成形してから焼成すればよ
い。 上記の如き各成分の組成割合は、実験結果に基
づき得られたものであり、その詳細は後述する実
験例の記載から明らかとなろう。ここでは簡単に
述べる。酸化バリウムの組成範囲を50モル%以上
で70モル%以下としたのは、その範囲を外れると
多すぎても少なすぎても焼結不良を生じるためで
ある。また、酸化コバルトの組成範囲を10モル%
以上で30モル%以下としたのは、その範囲外では
Q(=1/tanδ)が急激に低下し、誘電率εも低
下し、また温度係数も大きくなつてしまうからで
ある。酸化ニオブの組成範囲は、これら酸化バリ
ウムや酸化コバルトの量によつて必然的に決まつ
てしまうものではあるが、傾向としては酸化コバ
ルトと同様の効果を与える。本発明の組成範囲を
酸化バリウム、酸化コバルト、酸化ニオブの三元
図で表わすと第1図の斜線で示す範囲となる。 本発明は、かかる組成範囲内で良好な特性を呈
しうるが、更に好ましい範囲は、酸化バリウム55
〜65モル%、酸化コバルト15〜25モル%、酸化ニ
オブ15〜25モル%の組成である。 次に実験例について述べる。 実験例 BaCO、CoO、Nb2O5の各原料をそれぞれ秤量
配合し、ボールミルにより20時間混合する。次
に、得られた混合物を1100℃で6時間焼成する。
この後、再度ボールミルで微粉砕してから乾燥
し、これにポリビニルアルコール等の有機結合剤
を加えて造粒し、1000〜3000Kg/cm2の圧力で成形
する。次に、この成形体を1350〜1500℃の温度で
2〜40時間焼成する。この焼成品を直径12mmφ、
高さ5.8mmの円柱に加工することによつて、それ
ぞれ組成の異なる9種類の試料を得た。そして、
誘電体共振器法により、誘電率ε、誘電体損失
tanδ、共振周波数の温度係数τfを測定した。測定
周波数は約6.5GHzである。 各試料の組成と電気的特性を第1表に示す。
波用誘電体磁器組成物に関するものである。 近年、マイクロ波を利用した自動車電話や衛星
放送の受信器において、誘電体材料を用いた共振
器やフイルタ等が用いられている。このような用
途で使用される誘電体材料は、高誘電率、低損
失、高安定であることが要望される。しかしなが
ら従来使用されているBaO−TiO2系あるいは
ZrO2−SnO2−TiO2系誘電体材料は、誘電損失が
充分に小さいとは言えず、また温度安定性も充分
に満足しうるものではないため、回路技術の向上
等に伴い、より特性の良好な素材の開発が強く望
まれている。 本発明の目的は、これら従来の誘電体材料の特
性を更に一層改善し、より高い誘電率、より低い
損失と、より高い安定性を発現させうるようなマ
イクロ波用誘電体磁器組成物を提供することにあ
る。 本発明は、酸化バリウム50〜70モル%、酸化コ
バルト10〜30モル%、酸化ニオブ10〜30モル%の
組成範囲とすることによつて、得られた誘電体材
料のマイクロ波(ミリ波等も含む)における電気
的特性が著しく改善されるという事実の知得に基
づき完成されたものである。 以下、本発明について更に詳しく説明する。本
発明は、酸化バリウム(BaO)と酸化コバルト
(CoO)と酸化ニオブ(Nb2O5)とを含む複合ペ
ロブスカイト形結晶構造の誘電体磁器組成物であ
る。そして、その各成分の組成割合は、酸化バリ
ウムが50モル%以上で70モル%以下、酸化コバル
ト及び酸化ニオブがそれぞれ10モル%以上で30モ
ル%以下のものである。 製法的には従来同様の粉末成形法であつてよ
い。すなわち、仮焼粉体に有機結合剤を加えて造
粒し、所定形状に加圧成形してから焼成すればよ
い。 上記の如き各成分の組成割合は、実験結果に基
づき得られたものであり、その詳細は後述する実
験例の記載から明らかとなろう。ここでは簡単に
述べる。酸化バリウムの組成範囲を50モル%以上
で70モル%以下としたのは、その範囲を外れると
多すぎても少なすぎても焼結不良を生じるためで
ある。また、酸化コバルトの組成範囲を10モル%
以上で30モル%以下としたのは、その範囲外では
Q(=1/tanδ)が急激に低下し、誘電率εも低
下し、また温度係数も大きくなつてしまうからで
ある。酸化ニオブの組成範囲は、これら酸化バリ
ウムや酸化コバルトの量によつて必然的に決まつ
てしまうものではあるが、傾向としては酸化コバ
ルトと同様の効果を与える。本発明の組成範囲を
酸化バリウム、酸化コバルト、酸化ニオブの三元
図で表わすと第1図の斜線で示す範囲となる。 本発明は、かかる組成範囲内で良好な特性を呈
しうるが、更に好ましい範囲は、酸化バリウム55
〜65モル%、酸化コバルト15〜25モル%、酸化ニ
オブ15〜25モル%の組成である。 次に実験例について述べる。 実験例 BaCO、CoO、Nb2O5の各原料をそれぞれ秤量
配合し、ボールミルにより20時間混合する。次
に、得られた混合物を1100℃で6時間焼成する。
この後、再度ボールミルで微粉砕してから乾燥
し、これにポリビニルアルコール等の有機結合剤
を加えて造粒し、1000〜3000Kg/cm2の圧力で成形
する。次に、この成形体を1350〜1500℃の温度で
2〜40時間焼成する。この焼成品を直径12mmφ、
高さ5.8mmの円柱に加工することによつて、それ
ぞれ組成の異なる9種類の試料を得た。そして、
誘電体共振器法により、誘電率ε、誘電体損失
tanδ、共振周波数の温度係数τfを測定した。測定
周波数は約6.5GHzである。 各試料の組成と電気的特性を第1表に示す。
【表】
【表】
なお、ここで、Q=1/tanδであり、τfの単位
はppm/℃である。また*印は、本発明の範囲外
の組成の場合について比較のため掲示したもので
ある。各試料番号の組成ポイントを三元図で示す
と第1図の通りである。同図中の符号は試料番号
を表わしている。第1図のA−A線(BaO=60
モル%のライン)に沿つた5種の試料について酸
化コバルトもしくは酸化ニオブの組成に対するQ
をプロツトしたのが第2図である。同図から、
CoO(又はNb2O5)が10〜30モル%であればQ≧
4000の良好な特性を呈する反面、その範囲外では
急激にQが低下することが判る。誘電率εも同様
の傾向を示す。なかでも試料3の組成の近傍、す
なわち、BaOが55〜65モル%、CoO及びNb2O5
がそれぞれ15〜25モル%の範囲内の組成物は非常
に良好な特性を呈するので望ましい。なお、試料
8、9でτfが測定不能となつているのは、その組
成においてQが悪いためである。 本発明は上記のように、酸化バリウム50〜70モ
ル%、酸化コバルト10〜30モル%、酸化ニオブ10
〜30モル%という組成範囲とすることによつてマ
イクロ波帯において誘電率を大きく、共振周波数
の温度係数を小さく、かつ損失を極めて小さくす
ることができるというすぐれた効果を奏しうるも
のである。
はppm/℃である。また*印は、本発明の範囲外
の組成の場合について比較のため掲示したもので
ある。各試料番号の組成ポイントを三元図で示す
と第1図の通りである。同図中の符号は試料番号
を表わしている。第1図のA−A線(BaO=60
モル%のライン)に沿つた5種の試料について酸
化コバルトもしくは酸化ニオブの組成に対するQ
をプロツトしたのが第2図である。同図から、
CoO(又はNb2O5)が10〜30モル%であればQ≧
4000の良好な特性を呈する反面、その範囲外では
急激にQが低下することが判る。誘電率εも同様
の傾向を示す。なかでも試料3の組成の近傍、す
なわち、BaOが55〜65モル%、CoO及びNb2O5
がそれぞれ15〜25モル%の範囲内の組成物は非常
に良好な特性を呈するので望ましい。なお、試料
8、9でτfが測定不能となつているのは、その組
成においてQが悪いためである。 本発明は上記のように、酸化バリウム50〜70モ
ル%、酸化コバルト10〜30モル%、酸化ニオブ10
〜30モル%という組成範囲とすることによつてマ
イクロ波帯において誘電率を大きく、共振周波数
の温度係数を小さく、かつ損失を極めて小さくす
ることができるというすぐれた効果を奏しうるも
のである。
第1図は本発明の組成領域並びに実験試料の組
成ポイントを示す図、第2図は酸化コバルト及び
酸化ニオブの組成に対するQの変化を示す図であ
る。
成ポイントを示す図、第2図は酸化コバルト及び
酸化ニオブの組成に対するQの変化を示す図であ
る。
Claims (1)
- 1 50モル%以上で70モル%以下の酸化バリウム
と、10モル%以上で30モル%以下の酸化コバルト
と、10モル%以上で30モル%以下の酸化ニオブと
からなることを特徴とするマイクロ波用誘電体磁
器組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10403583A JPS59228308A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | マイクロ波用誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10403583A JPS59228308A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | マイクロ波用誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59228308A JPS59228308A (ja) | 1984-12-21 |
| JPH0255885B2 true JPH0255885B2 (ja) | 1990-11-28 |
Family
ID=14369968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10403583A Granted JPS59228308A (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | マイクロ波用誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59228308A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0610930B2 (ja) * | 1985-04-30 | 1994-02-09 | 太陽誘電株式会社 | 誘電体磁器組成物 |
-
1983
- 1983-06-10 JP JP10403583A patent/JPS59228308A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59228308A (ja) | 1984-12-21 |
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