JPH0257561B2 - - Google Patents
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- JPH0257561B2 JPH0257561B2 JP57175872A JP17587282A JPH0257561B2 JP H0257561 B2 JPH0257561 B2 JP H0257561B2 JP 57175872 A JP57175872 A JP 57175872A JP 17587282 A JP17587282 A JP 17587282A JP H0257561 B2 JPH0257561 B2 JP H0257561B2
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- Japan
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- vinyl chloride
- polymerization
- containing compound
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
本発明は塩化ビニル単独、またはこれと共重合
可能な他のビニル単量体との混合物を水性媒体中
で懸濁重合する方法の改良に関するものであり、
特定の化合物の併用により、多孔性で塩化ビニル
樹脂が含有している塩化ビニル単量体(以下、
VCMと略す)の量の減少と安定剤、可塑剤の吸
収性を向上および成型加工体の残存VCMの量の
減少を目的とした塩化ビニル樹脂を得る方法に関
するものである。 最近、VCMの人体に与える影響として肝臓障
害を生ずるという報告があり、塩化ビニル樹脂の
製造工場、成型加工の工場での作業環境中の
VCM濃度の減少及び成型加工体中に残存してい
るVCM濃度の減少が求められ、衛生上の急務と
されている。 従来、塩化ビニル単量体または塩化ビニル単量
体およびこれと共重合可能な単量体混合物は主と
して懸濁重合法によつて重合される場合が多い。
有機過酸化物系またはアゾ系の油溶性ラジカル開
始剤の存在下に水性媒体中で懸濁重合する場合、
懸濁剤として部分鹸化ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース、ヒドロオキシメチルセルロー
ス、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合
体、でんぷん、ゼラチンなどの水溶性高分子物質
が使用され、50〜70℃で重合され、重合終了後、
その重合体のスラリーを減圧下に撹拌しながら加
熱し、脱水、乾燥後ポリ塩化ビニル樹脂の製品を
得ている。しかし、未反応VCM除去工程後のス
ラリー中のポリ塩化ビニル樹脂には残存VCMは
1000ppm以上存在しており、又、脱水、乾燥後の
製品ポリ塩化ビニル樹脂には、100ppm以上の残
存VCMが存在している。これは重合工程、成型
加工程の作業環境を悪くすると共に、成型加工体
にVCMが残存することとなり、衛生上好ましく
ない。懸濁重合法による塩化ビニル樹脂あるいは
塩化ビニルを主体とした共重合体は、硬質および
軟質の分野で各種成型用ベース樹脂として広範囲
に使用されており、その使用上安定剤、可塑剤等
の吸収性が優れ、フイツシユアイが少なく、残存
VCMが少ないことなどが要求されている。 これらの傾向は易加工性である低重合度樹脂と
なる程大きくなる。重合度は重合温度で決まり、
重合温度が高くなるに従い重合度は低下し、また
重合温度が高くなるに従い無孔質性の透明球の割
合が増加する。 残存VCMの量は、成型樹脂の乾燥条件、組成
物のブレンド条件にもよるが、重合体の粒子構造
によつて大きく影響される。すなわち、粒子の構
造がミクロポーラスで透明球の割合が少ない樹脂
程、残存VCMを除去しやすいので、粒子を多孔
性にすることは重要な課題である。かかる課題を
解決する方法として例えば、含硫黄系化合物を併
用する手段を採用している特公昭53−13515、特
公昭49−31746に記載の方法などがあり、またそ
の他種々の方法も提案されており、ある程度の効
果は認められている。しかし、これらの公知の方
法ではVCMの除去効果が不充分であるばかりで
なく、重合に際しては、造粒性などに欠点を有し
ており、満足な多孔性を得ることは困難であつ
た。 本発明は上記したような欠点を解決して、多孔
質で残存VCM量が少なくしかもフイツシユアイ
が少なくかつ熱安定性の優れる塩化ビニル樹脂、
あるいは塩化ビニルを主体とした共重合樹脂を懸
濁重合によつて製造する方法を提供するものであ
る。 すなわち、本発明は塩化ビニルまたは、これと
共重合可能な単量体との混合物を懸濁重合するに
際し、特定の油溶性開始剤と懸濁剤を用い、同時
に特定の不飽和塩素化炭化水素化合物および/ま
たは特定の含硫黄化合物と特定の含窒素化合物を
併用することを特徴とする製造方法である。本願
はNH4基を有するアンモニウム塩からなる特定
の含窒素化合物と炭素数2である塩素含有エチレ
ン系炭化水素および/またはメルカプト基および
ヒドロキシル基あるいはカルボキシル基を有する
特定の含硫黄化合物を連鎖移動剤として用いるこ
とに特色がある。 本発明において用いる懸濁剤のうち、部分鹸化
ポリビニルアルコールとしては、単独もしくは水
溶性セルロースエステルと併用されるが、部分け
ん化ポリビニルアルコールは平均重合度が500〜
2500、好ましくは600〜2400、鹸化度65〜85モル
%、4%水溶液の20℃における粘度がヘプラー粘
度計の測定が50cp以下好ましくは40cp以下のも
のを用いる。また使用する水溶性セルロースエス
テルは平均重合度70〜300、好ましくは100〜250、
2%水溶液の20℃におけるウベローデ粘度計にす
る測定が500cp以下、好ましくは20〜400cpを示
すものが好適である。懸濁剤は部分鹸化ポリビニ
ルアルコール単独または水溶性エステルと併用す
るがその使用量は合計で0.03〜0.20重量部、好ま
しくは0.04〜0.12重量部である。 上述の規定の数値をはずれる懸濁剤を用いた場
合には製造した塩化ビニル樹脂の粉体特性が劣
り、重合槽中で完全固化する場合も多く好ましく
ない。 また、油溶性ラジカル開始剤としては、アセチ
ルシクロヘキサンスルホニルパーオキサイド、イ
ソブチリルパーオキサイド、2,2−アゾビス
(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、クミルパーオキシネオデカネート、ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、ジ−Sec−
オクチルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メ
トキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ−2
−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ
−2エトキシエチルパーオキシ−ジカーボネー
ト、ジ−メトキシイソプロピルパーオキシジカー
ボネート、t−ブチルパーオキシネオデカネー
ト、t−ヘキシルパーオキシネオデカネート、
2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、t−ブチルパーオキシピバレート、t
−ヘキシルパーオキシピバレート、ラウリルパー
オキサイドなどがあるが、 本発明の目的を達成するには、上記開始剤のう
ち、一般式が (式中R1、R2はアルキル基である。) で表わされるものに限定され、単独、もしくは2
種以上を混合して用いることができる。 また、その使用量は塩化ビニル単量体100重量
部に対して、0.01〜0.2重量部、好ましくは0.03〜
0.10重量部である。さらに、併用する連鎖移動剤
の炭素数2であるエチレン系不飽和塩素化炭化水
素化合物(B)および/またはメルカプト基およびヒ
ドロキシル基あるいはカルボキシル基を有する含
硫黄化合物(C)とNH4基を有するアンモニウム塩
からなる含窒素化合物(D)を併用するが、これらの
化合物は表2に記載してあるものを使用し、使用
量は、油溶性ラジカル開始剤に対し、 (A)/(B)/(D)=1/10〜20/0.4〜1 (A)/(C)/(D)=1/0.1〜0.5/0.1〜0.5あるいは (A)/(C)+(B)/(D)=1/5〜10/0.2〜0.7 の重量比率の範囲である。 この比率条件の範囲外で重合を行なうと、造粒
性が不安定となり、時として粗粒が発生したり、
目的平均重合度を得られず、また本発明の目的で
ある多孔性塩化ビニル樹脂あるいはこれとの共重
合体樹脂を得られないので不適当である。
可能な他のビニル単量体との混合物を水性媒体中
で懸濁重合する方法の改良に関するものであり、
特定の化合物の併用により、多孔性で塩化ビニル
樹脂が含有している塩化ビニル単量体(以下、
VCMと略す)の量の減少と安定剤、可塑剤の吸
収性を向上および成型加工体の残存VCMの量の
減少を目的とした塩化ビニル樹脂を得る方法に関
するものである。 最近、VCMの人体に与える影響として肝臓障
害を生ずるという報告があり、塩化ビニル樹脂の
製造工場、成型加工の工場での作業環境中の
VCM濃度の減少及び成型加工体中に残存してい
るVCM濃度の減少が求められ、衛生上の急務と
されている。 従来、塩化ビニル単量体または塩化ビニル単量
体およびこれと共重合可能な単量体混合物は主と
して懸濁重合法によつて重合される場合が多い。
有機過酸化物系またはアゾ系の油溶性ラジカル開
始剤の存在下に水性媒体中で懸濁重合する場合、
懸濁剤として部分鹸化ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース、ヒドロオキシメチルセルロー
ス、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合
体、でんぷん、ゼラチンなどの水溶性高分子物質
が使用され、50〜70℃で重合され、重合終了後、
その重合体のスラリーを減圧下に撹拌しながら加
熱し、脱水、乾燥後ポリ塩化ビニル樹脂の製品を
得ている。しかし、未反応VCM除去工程後のス
ラリー中のポリ塩化ビニル樹脂には残存VCMは
1000ppm以上存在しており、又、脱水、乾燥後の
製品ポリ塩化ビニル樹脂には、100ppm以上の残
存VCMが存在している。これは重合工程、成型
加工程の作業環境を悪くすると共に、成型加工体
にVCMが残存することとなり、衛生上好ましく
ない。懸濁重合法による塩化ビニル樹脂あるいは
塩化ビニルを主体とした共重合体は、硬質および
軟質の分野で各種成型用ベース樹脂として広範囲
に使用されており、その使用上安定剤、可塑剤等
の吸収性が優れ、フイツシユアイが少なく、残存
VCMが少ないことなどが要求されている。 これらの傾向は易加工性である低重合度樹脂と
なる程大きくなる。重合度は重合温度で決まり、
重合温度が高くなるに従い重合度は低下し、また
重合温度が高くなるに従い無孔質性の透明球の割
合が増加する。 残存VCMの量は、成型樹脂の乾燥条件、組成
物のブレンド条件にもよるが、重合体の粒子構造
によつて大きく影響される。すなわち、粒子の構
造がミクロポーラスで透明球の割合が少ない樹脂
程、残存VCMを除去しやすいので、粒子を多孔
性にすることは重要な課題である。かかる課題を
解決する方法として例えば、含硫黄系化合物を併
用する手段を採用している特公昭53−13515、特
公昭49−31746に記載の方法などがあり、またそ
の他種々の方法も提案されており、ある程度の効
果は認められている。しかし、これらの公知の方
法ではVCMの除去効果が不充分であるばかりで
なく、重合に際しては、造粒性などに欠点を有し
ており、満足な多孔性を得ることは困難であつ
た。 本発明は上記したような欠点を解決して、多孔
質で残存VCM量が少なくしかもフイツシユアイ
が少なくかつ熱安定性の優れる塩化ビニル樹脂、
あるいは塩化ビニルを主体とした共重合樹脂を懸
濁重合によつて製造する方法を提供するものであ
る。 すなわち、本発明は塩化ビニルまたは、これと
共重合可能な単量体との混合物を懸濁重合するに
際し、特定の油溶性開始剤と懸濁剤を用い、同時
に特定の不飽和塩素化炭化水素化合物および/ま
たは特定の含硫黄化合物と特定の含窒素化合物を
併用することを特徴とする製造方法である。本願
はNH4基を有するアンモニウム塩からなる特定
の含窒素化合物と炭素数2である塩素含有エチレ
ン系炭化水素および/またはメルカプト基および
ヒドロキシル基あるいはカルボキシル基を有する
特定の含硫黄化合物を連鎖移動剤として用いるこ
とに特色がある。 本発明において用いる懸濁剤のうち、部分鹸化
ポリビニルアルコールとしては、単独もしくは水
溶性セルロースエステルと併用されるが、部分け
ん化ポリビニルアルコールは平均重合度が500〜
2500、好ましくは600〜2400、鹸化度65〜85モル
%、4%水溶液の20℃における粘度がヘプラー粘
度計の測定が50cp以下好ましくは40cp以下のも
のを用いる。また使用する水溶性セルロースエス
テルは平均重合度70〜300、好ましくは100〜250、
2%水溶液の20℃におけるウベローデ粘度計にす
る測定が500cp以下、好ましくは20〜400cpを示
すものが好適である。懸濁剤は部分鹸化ポリビニ
ルアルコール単独または水溶性エステルと併用す
るがその使用量は合計で0.03〜0.20重量部、好ま
しくは0.04〜0.12重量部である。 上述の規定の数値をはずれる懸濁剤を用いた場
合には製造した塩化ビニル樹脂の粉体特性が劣
り、重合槽中で完全固化する場合も多く好ましく
ない。 また、油溶性ラジカル開始剤としては、アセチ
ルシクロヘキサンスルホニルパーオキサイド、イ
ソブチリルパーオキサイド、2,2−アゾビス
(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、クミルパーオキシネオデカネート、ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、ジ−Sec−
オクチルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メ
トキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ−2
−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ
−2エトキシエチルパーオキシ−ジカーボネー
ト、ジ−メトキシイソプロピルパーオキシジカー
ボネート、t−ブチルパーオキシネオデカネー
ト、t−ヘキシルパーオキシネオデカネート、
2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、t−ブチルパーオキシピバレート、t
−ヘキシルパーオキシピバレート、ラウリルパー
オキサイドなどがあるが、 本発明の目的を達成するには、上記開始剤のう
ち、一般式が (式中R1、R2はアルキル基である。) で表わされるものに限定され、単独、もしくは2
種以上を混合して用いることができる。 また、その使用量は塩化ビニル単量体100重量
部に対して、0.01〜0.2重量部、好ましくは0.03〜
0.10重量部である。さらに、併用する連鎖移動剤
の炭素数2であるエチレン系不飽和塩素化炭化水
素化合物(B)および/またはメルカプト基およびヒ
ドロキシル基あるいはカルボキシル基を有する含
硫黄化合物(C)とNH4基を有するアンモニウム塩
からなる含窒素化合物(D)を併用するが、これらの
化合物は表2に記載してあるものを使用し、使用
量は、油溶性ラジカル開始剤に対し、 (A)/(B)/(D)=1/10〜20/0.4〜1 (A)/(C)/(D)=1/0.1〜0.5/0.1〜0.5あるいは (A)/(C)+(B)/(D)=1/5〜10/0.2〜0.7 の重量比率の範囲である。 この比率条件の範囲外で重合を行なうと、造粒
性が不安定となり、時として粗粒が発生したり、
目的平均重合度を得られず、また本発明の目的で
ある多孔性塩化ビニル樹脂あるいはこれとの共重
合体樹脂を得られないので不適当である。
【表】
【表】
本発明における塩化ビニル樹脂とは、塩化ビニ
ルの単独重合体は勿論、塩化ビニルと共重合可能
なビニル系単量体を20重量部以内の範囲で含有す
る場合も包含するものとする。こうしたビニル系
単量体の実例としては、エチレン、プロピレン等
のα−オレフイン類、酢酸ビニル、ステアリン酸
ビニル等のビニルエステル類、メチルビニルエー
テル、セチルビニルエーテル等のビニルエーテル
類、アクリル酸、メタアクリル酸及びこれ等のエ
ステルをも含む不飽和脂肪酸類、臭化ビニル、フ
ツ化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニ
ル、スチレン、α−スチレン等の芳香族ビニルマ
レイン酸、フマル酸および無水物、アクリロニト
リル、塩化ビニリデンなどが挙げられる。 本発明は特定の懸濁剤を用いての水媒体中での
懸濁重合時に特定の不飽和塩素化炭化水素(B)およ
び/または特定の含硫黄化合物(C)と特定の含窒素
化合物(D)を併用することに特徴がある。以下、実
施例に従い本発明のさらに詳細な説明を行うが、
各特性値は下記の評価方法に従つて求めた。 見掛比重:JISK−6741 粒度分布:JISZ−8801 フイツシユ・アイ:樹脂100重量部、DDP50
重量部、三塩基性硫酸鉛3重量部、ステアリン
酸鉛1重量部を配合し、150℃で7分間ミキシ
ングロールで混練して肉厚0.1mmのロールシー
トを作成する。このロールシート50cm2中に存在
する大きさ100μ以上の透明球数をもつてフイ
ツシユアイ数とした。 塩化ビニル単量体の含有量:塩化ビニル樹脂
あるいは塩化ビニル樹脂との共重合樹脂を溶媒
であるテトラヒドロフランに溶解してガスクロ
マトクラフイー法により、塩化ビニル樹脂ある
いはこれとの共重合樹脂中の塩化ビニル単量体
の含有量を定量した。 可塑剤吸収速度:プラネタリーミキサーを用
い可塑剤(DOP)50重量部添加し、ジヤケツ
ト温度80℃において測定し、コンパウンドがド
ライアツプし撹拌トルクが急低下する迄の所要
時間(分)で表示した。 実施例 1(実験No.1〜4) 内容積2.5m3のススンレス製重合器に塩化ビニ
ル単量体500Kg、純水1000Kg、表1に示した中の
特定の部分鹸化ポリビニルアルコール500g、開
始剤(A)として、t−ブチルパーオキシピバレート
300〜500g、表2に示した中の特定の不飽和塩素
化炭化水素(B)、特定の含硫黄化合物(C)、特定の含
窒素化合物(D)を特定量を仕込み、撹拌を行いなが
ら、温度60℃で重合反応を行ない重合器内の定常
圧が2Kg/cm2低下した時、未反応塩化ビニル単量
体をパージし重合反応を停止させた。基の後更に
重合缶の温度を70℃に高め、250mmHgになる迄真
空脱気を行ない、塩化ビニル樹脂に吸着されてい
る塩化ビニル残存量を減少させた。 引き続きスラリーを遠心分離法で脱水し、更に
熱風乾燥法で乾燥して塩化ビニル樹脂を得、これ
を用いて各特性値の測定を行つた。結果は表3に
見られる通りであり、何れも満足するものであつ
た。 比較例 1(実験No.5〜6) 実施例1において、特定の含窒素化合物を用い
なかつたことを除き、その他同様な重合および操
作を行い、塩化ビニル樹脂を得た。こうして得た
樹脂は表3に示す通りであつたが、何れも満足な
結果が得られなかつた。 比較例 2(実験No.7〜8) 実施例1において、特定の不飽和塩素化炭化水
素、および特定の含硫黄化合物を用いなかつたこ
とを除き、重合温度を67℃にし、その他同様な重
合および操作を行い、塩化ビニル樹脂を得た。こ
うして得た樹脂は表3に示す通りであつたが何れ
も満足な結果が得られなかつた。 比較例 3(実験No.9〜10) 実施例1において、開始剤をジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシジカーボネートに変え、その他
同様な重合、および操作を行い、塩化ビニル樹脂
を得た。 こうして得た樹脂は表3に示す通りであつた
が、何れも満足な結果が得られなかつた。
ルの単独重合体は勿論、塩化ビニルと共重合可能
なビニル系単量体を20重量部以内の範囲で含有す
る場合も包含するものとする。こうしたビニル系
単量体の実例としては、エチレン、プロピレン等
のα−オレフイン類、酢酸ビニル、ステアリン酸
ビニル等のビニルエステル類、メチルビニルエー
テル、セチルビニルエーテル等のビニルエーテル
類、アクリル酸、メタアクリル酸及びこれ等のエ
ステルをも含む不飽和脂肪酸類、臭化ビニル、フ
ツ化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニ
ル、スチレン、α−スチレン等の芳香族ビニルマ
レイン酸、フマル酸および無水物、アクリロニト
リル、塩化ビニリデンなどが挙げられる。 本発明は特定の懸濁剤を用いての水媒体中での
懸濁重合時に特定の不飽和塩素化炭化水素(B)およ
び/または特定の含硫黄化合物(C)と特定の含窒素
化合物(D)を併用することに特徴がある。以下、実
施例に従い本発明のさらに詳細な説明を行うが、
各特性値は下記の評価方法に従つて求めた。 見掛比重:JISK−6741 粒度分布:JISZ−8801 フイツシユ・アイ:樹脂100重量部、DDP50
重量部、三塩基性硫酸鉛3重量部、ステアリン
酸鉛1重量部を配合し、150℃で7分間ミキシ
ングロールで混練して肉厚0.1mmのロールシー
トを作成する。このロールシート50cm2中に存在
する大きさ100μ以上の透明球数をもつてフイ
ツシユアイ数とした。 塩化ビニル単量体の含有量:塩化ビニル樹脂
あるいは塩化ビニル樹脂との共重合樹脂を溶媒
であるテトラヒドロフランに溶解してガスクロ
マトクラフイー法により、塩化ビニル樹脂ある
いはこれとの共重合樹脂中の塩化ビニル単量体
の含有量を定量した。 可塑剤吸収速度:プラネタリーミキサーを用
い可塑剤(DOP)50重量部添加し、ジヤケツ
ト温度80℃において測定し、コンパウンドがド
ライアツプし撹拌トルクが急低下する迄の所要
時間(分)で表示した。 実施例 1(実験No.1〜4) 内容積2.5m3のススンレス製重合器に塩化ビニ
ル単量体500Kg、純水1000Kg、表1に示した中の
特定の部分鹸化ポリビニルアルコール500g、開
始剤(A)として、t−ブチルパーオキシピバレート
300〜500g、表2に示した中の特定の不飽和塩素
化炭化水素(B)、特定の含硫黄化合物(C)、特定の含
窒素化合物(D)を特定量を仕込み、撹拌を行いなが
ら、温度60℃で重合反応を行ない重合器内の定常
圧が2Kg/cm2低下した時、未反応塩化ビニル単量
体をパージし重合反応を停止させた。基の後更に
重合缶の温度を70℃に高め、250mmHgになる迄真
空脱気を行ない、塩化ビニル樹脂に吸着されてい
る塩化ビニル残存量を減少させた。 引き続きスラリーを遠心分離法で脱水し、更に
熱風乾燥法で乾燥して塩化ビニル樹脂を得、これ
を用いて各特性値の測定を行つた。結果は表3に
見られる通りであり、何れも満足するものであつ
た。 比較例 1(実験No.5〜6) 実施例1において、特定の含窒素化合物を用い
なかつたことを除き、その他同様な重合および操
作を行い、塩化ビニル樹脂を得た。こうして得た
樹脂は表3に示す通りであつたが、何れも満足な
結果が得られなかつた。 比較例 2(実験No.7〜8) 実施例1において、特定の不飽和塩素化炭化水
素、および特定の含硫黄化合物を用いなかつたこ
とを除き、重合温度を67℃にし、その他同様な重
合および操作を行い、塩化ビニル樹脂を得た。こ
うして得た樹脂は表3に示す通りであつたが何れ
も満足な結果が得られなかつた。 比較例 3(実験No.9〜10) 実施例1において、開始剤をジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシジカーボネートに変え、その他
同様な重合、および操作を行い、塩化ビニル樹脂
を得た。 こうして得た樹脂は表3に示す通りであつた
が、何れも満足な結果が得られなかつた。
【表】
実施例2(実験No.11〜12)、比較例4(実験No.13〜
18) 内容積2.5m3のステンレス製重合器に塩化ビニ
ル単量体500Kg、純水1000Kg、開始剤として、t
−ブチルパーオキシピバレート500g、No.4(表
2)の特定の含硫黄化合物250g、No.11(表2)の
特定の含窒素化合物150gで、部分鹸化ポリビニ
ルアルコールとメチルセルロースの種類を変化さ
せ、重合温度60℃で反応を行つた。 結果は表6に見られる通り、部分鹸化ポリビニ
ルアルコールの鹸化度が60〜85モル%、メチルセ
ルロースの2%水溶液の20℃における粘度が
500cp以下でないと満足する値を得られなかつ
た。
18) 内容積2.5m3のステンレス製重合器に塩化ビニ
ル単量体500Kg、純水1000Kg、開始剤として、t
−ブチルパーオキシピバレート500g、No.4(表
2)の特定の含硫黄化合物250g、No.11(表2)の
特定の含窒素化合物150gで、部分鹸化ポリビニ
ルアルコールとメチルセルロースの種類を変化さ
せ、重合温度60℃で反応を行つた。 結果は表6に見られる通り、部分鹸化ポリビニ
ルアルコールの鹸化度が60〜85モル%、メチルセ
ルロースの2%水溶液の20℃における粘度が
500cp以下でないと満足する値を得られなかつ
た。
【表】
【表】
比較例 5(実験No.19〜22)
内容積2.5m3のステンレス製重合器に塩化ビニ
ル単量体500Kg、純水1000Kg、開始剤として、t
−ブチルパーオキシピバレート300〜1000Kg、No.
3(表1)の部分鹸化ポリビニルアルコール250
g、No.7(表1)のメチルセルロース250gの条件
に、特定の不飽和塩素化炭化水素、特定の含硫黄
化合物、特定の含窒素化合物を表5に示す割合で
添加し、60℃で重合反応を行つた。 結果は表5に見られる通り、満足する値を得ら
れなかつた。
ル単量体500Kg、純水1000Kg、開始剤として、t
−ブチルパーオキシピバレート300〜1000Kg、No.
3(表1)の部分鹸化ポリビニルアルコール250
g、No.7(表1)のメチルセルロース250gの条件
に、特定の不飽和塩素化炭化水素、特定の含硫黄
化合物、特定の含窒素化合物を表5に示す割合で
添加し、60℃で重合反応を行つた。 結果は表5に見られる通り、満足する値を得ら
れなかつた。
【表】
実施例 3(実験No.23〜25)
内容積2.5m3のステンレス製重合器に塩化ビニ
ル単量体450Kg、プロピレン、エチレン、酢酸ビ
ニルなどの単量体50Kg、純水1000Kg、開始剤とし
てt−ブチルパーオキシピバレート500g、表2、
No.4の特定の含硫黄化合物250g、表2、No.11の
特定の含窒素化合物150gを仕込み、他は実施例
1と同様な操作法で重合温度60℃で反応を行なつ
た。重合結果は、表6に示す通り、何れの場合も
満足するものであつた。 比較例 6(実験No.26〜28) 実施例3の重合条件をベースに表2No.11特定の
含窒素化合物を除いて重合を行なつた。 結果は表6に示す通り、何れの場合も満足しな
かつた。
ル単量体450Kg、プロピレン、エチレン、酢酸ビ
ニルなどの単量体50Kg、純水1000Kg、開始剤とし
てt−ブチルパーオキシピバレート500g、表2、
No.4の特定の含硫黄化合物250g、表2、No.11の
特定の含窒素化合物150gを仕込み、他は実施例
1と同様な操作法で重合温度60℃で反応を行なつ
た。重合結果は、表6に示す通り、何れの場合も
満足するものであつた。 比較例 6(実験No.26〜28) 実施例3の重合条件をベースに表2No.11特定の
含窒素化合物を除いて重合を行なつた。 結果は表6に示す通り、何れの場合も満足しな
かつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル単量体単独または、これと共重合
可能な単量体との混合物を、水性媒体中で重合す
る際、開始剤として一般式【式】 (式中のR1、R2はアルキル基を示す)で表わされ
る油溶性ラジカル開始剤(A)を用い、懸濁剤として
平均重合度500〜2500、鹸化度65〜85モル%、4
%水溶液の20℃における粘度が50cp以下の部分
鹸化ポリビニルアルコールおよび/または平均重
合度70〜300、2%水溶液の20℃における粘度が
500cp以下である水溶性セルロースエステルを用
い、炭素数2であるエチレン系不飽和塩素化炭化
水素化合物(B)および/またはメルカプト基および
ヒドロキシル基あるいはカルボキシル基を有する
含硫黄化合物(C)とNH4基を有するアンモニウム
塩からなる含窒素化合物(D)を添加して重合するこ
とを特徴とする、塩化ビニル樹脂の製造方法。 2 油溶性ラジカル開始剤(A)の使用量が塩化ビニ
ル単量体100重量部に対し0.03〜0.10重量部、不
飽和塩素化炭化水素化合物(B)、含硫黄化合物(C)お
よび/または含窒素化合物(D)の量は油溶性ラジカ
ル開始剤(A)に対し、(A)/(B)/(C)=1/10〜20/
0.4〜1、(A)/(C)/(D)=1/0.1〜0.5/0.1〜0.5あ
るいは(A)/(B)+(C)/(D)=1/5〜10/0.2〜0.7の
重量比率の範囲で使用される特許請求の範囲第1
項に記載の塩化ビニル樹脂の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57175872A JPS5964607A (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 塩化ビニル樹脂の製造方法 |
| JP4197409A JPH0641209A (ja) | 1982-10-06 | 1992-07-02 | 塩化ビニル樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57175872A JPS5964607A (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 塩化ビニル樹脂の製造方法 |
| JP4197409A JPH0641209A (ja) | 1982-10-06 | 1992-07-02 | 塩化ビニル樹脂の製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4197409A Division JPH0641209A (ja) | 1982-10-06 | 1992-07-02 | 塩化ビニル樹脂の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5964607A JPS5964607A (ja) | 1984-04-12 |
| JPH0257561B2 true JPH0257561B2 (ja) | 1990-12-05 |
Family
ID=26496991
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57175872A Granted JPS5964607A (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 塩化ビニル樹脂の製造方法 |
| JP4197409A Pending JPH0641209A (ja) | 1982-10-06 | 1992-07-02 | 塩化ビニル樹脂の製造方法 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4197409A Pending JPH0641209A (ja) | 1982-10-06 | 1992-07-02 | 塩化ビニル樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPS5964607A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0696616B2 (ja) * | 1987-03-19 | 1994-11-30 | チッソ株式会社 | 塩化ビニル重合体の製造方法 |
| KR101969074B1 (ko) | 2016-05-03 | 2019-04-16 | 주식회사 엘지화학 | 염화비닐계 중합체의 제조방법 및 이에 따라 제조된 염화비닐계 중합체 |
| WO2017191899A1 (ko) * | 2016-05-03 | 2017-11-09 | 주식회사 엘지화학 | 염화비닐계 중합체의 제조방법 및 이에 따라 제조된 염화비닐계 중합체 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2691282B2 (ja) * | 1988-08-12 | 1997-12-17 | 日本製箔株式会社 | 開封性に優れた包装体 |
-
1982
- 1982-10-06 JP JP57175872A patent/JPS5964607A/ja active Granted
-
1992
- 1992-07-02 JP JP4197409A patent/JPH0641209A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0641209A (ja) | 1994-02-15 |
| JPS5964607A (ja) | 1984-04-12 |
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