JPH0257832B2 - - Google Patents
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- JPH0257832B2 JPH0257832B2 JP58234948A JP23494883A JPH0257832B2 JP H0257832 B2 JPH0257832 B2 JP H0257832B2 JP 58234948 A JP58234948 A JP 58234948A JP 23494883 A JP23494883 A JP 23494883A JP H0257832 B2 JPH0257832 B2 JP H0257832B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alcohol
- coating composition
- synthetic resin
- metal alkoxide
- organic solvent
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Description
本発明は被覆組成物に係り、更に詳しくは、常
温硬化型塗料組成物に関するものである。 塗料は液態で塗布され、乾燥により流動性を失
い粘着性がなくなり、各種の造膜機構により塗膜
を形成するものである。揮発乾燥、冷却乾燥、酸
化重合により塗膜を形成する塗料もあるが、重縮
合により形成される塗膜が、一般に優れた特性を
示すので、このような乾燥機構の塗料の需要が増
大している。 重縮合を行わせる手段の一つとして加熱する方
法、即ち焼付け乾燥を行う方法、があるが、加熱
装置を必要とし現場施工が困難であるという難点
に加えて省エネルギ的見地からも、常温にて硬化
が可能な塗料が要望されている。常温硬化型塗料
には、使用直前にイソシアネートなどの硬化剤成
分を混合して使用する二液型と、湿気の介在で反
応を起し縮合したり、湿気の存在で触媒的効果を
生じさせて硬化する湿気硬化型や、γ線、電子
線、紫外線等の放射線・輻射線の照射によりラジ
カルを発生し重合する放射線重合型の一液型のも
のがある。二液型常温硬化塗料は、強靭な塗膜を
形成することができるが、硬化剤混合液の可使時
間が短く、使用の度毎に調合しなければならない
繁雑さが大きな欠点である。また湿気硬化型の一
液型常温硬化塗料は、硬化反応、硬化密度共に小
さく、十分に強靭な塗膜を形成することはできな
い。更に放射線重合型の塗料は、施工に際して複
雑な装置を必要とし、現場施工が困難であるとい
う欠点がある。 本発明の目的は、室温下で強固な三次元の網目
構造の優れた特性の塗膜を形成することができ、
長期保存可能な一液型常温硬化の被覆組成物を提
供するにある。 本発明による被覆組成物は、合成樹脂、硬化剤
及び有機溶媒を含有する被覆組成物において、該
合成樹脂がヒドロキシル基を有するふつ素樹脂あ
るいはヒドロキシル基を有するアクリル樹脂で、
硬化剤がチタンおよびケイ素から選ばれる金属の
アルコキシドであり、該有機溶媒が5重量%以上
のアルコールを含有し、金属アルコキシドの量
が、合成樹脂のヒドロキシル基1モルに対し、該
金属アルコキシドのアルコキシル基のモル当量が
0.1〜10モル当量となる量であることを特徴とす
る被覆組成物である。 本発明による被覆組成物の好ましい態様におい
ては、前記金属アルコキシドのアルコキシル基の
炭素数が1〜12、更に好ましくは3〜8であれ、
他の好ましい態様においては、前記有機溶媒のア
ルコール含有量が10重量%以上であり、他の好ま
しい態様においては、前記アルコールが炭素数1
〜8、更に好ましくは1〜4のアルコールであ
る。 本発明の組成物における合成樹脂は、ヒドロキ
シル基を有するふつ素樹脂あるいはヒドロキシル
基を有するアクリル樹脂である。 ヒドロキシル基を有するアクリル樹脂として
は、ヒドロキシエチルアクリレートなどのヒドロ
キシル基含有アクリレート又はメタクルレートを
必須成分とするアクリル酸エステルの重合体であ
るアクリル樹脂などが例示される。これらのヒド
ロキシル基を有するアクリル樹脂は、2−ヒドロ
キシエチルアクリレートと、エチルアクリレート
89.2モルをラジカル重合することによりOH価50
のアクリル樹脂を得る、などの方法により製造す
ることができる。 ヒドロキシル基を有するふつ素樹脂の製造法に
ついて、1,2の例を挙げる。テトラフルオロエ
チレン、クロロトリフルオロエチレン等のフルオ
ロオレフインとビニルアルコールやヒドロキシア
ルキルビニルエーテル又はヒドロキシアルキルオ
キシアルキルビニルエーテルを共重合させること
により、本発明の被覆組成物の原料として使用可
能なヒドロキシル基を含むふつ素樹脂が得られ
る。 例 1 CF2=CF2/CH2=CH−CH2OH 35.1モル 64.9モル 例 2 CF2=CF2/CH2=CH−O−C4H8OH 51モル 49モル 更に、次の如きヒドロキシル基を含有する多官
能性含ふつ素化合物
温硬化型塗料組成物に関するものである。 塗料は液態で塗布され、乾燥により流動性を失
い粘着性がなくなり、各種の造膜機構により塗膜
を形成するものである。揮発乾燥、冷却乾燥、酸
化重合により塗膜を形成する塗料もあるが、重縮
合により形成される塗膜が、一般に優れた特性を
示すので、このような乾燥機構の塗料の需要が増
大している。 重縮合を行わせる手段の一つとして加熱する方
法、即ち焼付け乾燥を行う方法、があるが、加熱
装置を必要とし現場施工が困難であるという難点
に加えて省エネルギ的見地からも、常温にて硬化
が可能な塗料が要望されている。常温硬化型塗料
には、使用直前にイソシアネートなどの硬化剤成
分を混合して使用する二液型と、湿気の介在で反
応を起し縮合したり、湿気の存在で触媒的効果を
生じさせて硬化する湿気硬化型や、γ線、電子
線、紫外線等の放射線・輻射線の照射によりラジ
カルを発生し重合する放射線重合型の一液型のも
のがある。二液型常温硬化塗料は、強靭な塗膜を
形成することができるが、硬化剤混合液の可使時
間が短く、使用の度毎に調合しなければならない
繁雑さが大きな欠点である。また湿気硬化型の一
液型常温硬化塗料は、硬化反応、硬化密度共に小
さく、十分に強靭な塗膜を形成することはできな
い。更に放射線重合型の塗料は、施工に際して複
雑な装置を必要とし、現場施工が困難であるとい
う欠点がある。 本発明の目的は、室温下で強固な三次元の網目
構造の優れた特性の塗膜を形成することができ、
長期保存可能な一液型常温硬化の被覆組成物を提
供するにある。 本発明による被覆組成物は、合成樹脂、硬化剤
及び有機溶媒を含有する被覆組成物において、該
合成樹脂がヒドロキシル基を有するふつ素樹脂あ
るいはヒドロキシル基を有するアクリル樹脂で、
硬化剤がチタンおよびケイ素から選ばれる金属の
アルコキシドであり、該有機溶媒が5重量%以上
のアルコールを含有し、金属アルコキシドの量
が、合成樹脂のヒドロキシル基1モルに対し、該
金属アルコキシドのアルコキシル基のモル当量が
0.1〜10モル当量となる量であることを特徴とす
る被覆組成物である。 本発明による被覆組成物の好ましい態様におい
ては、前記金属アルコキシドのアルコキシル基の
炭素数が1〜12、更に好ましくは3〜8であれ、
他の好ましい態様においては、前記有機溶媒のア
ルコール含有量が10重量%以上であり、他の好ま
しい態様においては、前記アルコールが炭素数1
〜8、更に好ましくは1〜4のアルコールであ
る。 本発明の組成物における合成樹脂は、ヒドロキ
シル基を有するふつ素樹脂あるいはヒドロキシル
基を有するアクリル樹脂である。 ヒドロキシル基を有するアクリル樹脂として
は、ヒドロキシエチルアクリレートなどのヒドロ
キシル基含有アクリレート又はメタクルレートを
必須成分とするアクリル酸エステルの重合体であ
るアクリル樹脂などが例示される。これらのヒド
ロキシル基を有するアクリル樹脂は、2−ヒドロ
キシエチルアクリレートと、エチルアクリレート
89.2モルをラジカル重合することによりOH価50
のアクリル樹脂を得る、などの方法により製造す
ることができる。 ヒドロキシル基を有するふつ素樹脂の製造法に
ついて、1,2の例を挙げる。テトラフルオロエ
チレン、クロロトリフルオロエチレン等のフルオ
ロオレフインとビニルアルコールやヒドロキシア
ルキルビニルエーテル又はヒドロキシアルキルオ
キシアルキルビニルエーテルを共重合させること
により、本発明の被覆組成物の原料として使用可
能なヒドロキシル基を含むふつ素樹脂が得られ
る。 例 1 CF2=CF2/CH2=CH−CH2OH 35.1モル 64.9モル 例 2 CF2=CF2/CH2=CH−O−C4H8OH 51モル 49モル 更に、次の如きヒドロキシル基を含有する多官
能性含ふつ素化合物
【式】HOCH2(CF2)o
CH2OH
の共縮合、またグリシドールのごときエポキシ化
合物と多官能性含ふつ素化合物との共縮合によつ
てもヒドロキシル基を含むふつ素樹脂が得られ
る。 本発明の組成物は、ふつ素樹脂またはアクリル
樹脂を用いるため、耐溶剤性等に優れた塗膜を得
ることができるのである。 本発明の組成物には硬化剤として、チタンおよ
びケイ素から選ばれる金属のアルコキシドが含ま
れている。 これらの金属アルコキシドがポリマーのOH基
と架橋反応をすることは従来より知られており、
また、ジ−1−プロポキシ、ビス(アセチルアセ
トン)チタネート、ジ−n−ブトキシ・ビス(ト
リエタノールアミン)チタネート等のTiキレー
ト化合物ぎ塗料における架橋剤として従来より使
用されている。 これらの金属のアルコキシドは反応が速いが、
塗料組成物をゲル化し易いことが従来より知られ
ている。本発明の組成物においては、後に詳述す
るように、多量のアルコールを溶剤として用いる
ことにより、ゲル化の問題を解決している。 本発明の組成物における金属アルコキシドのア
ルコキシル基の炭素数は1〜12、好ましくは3〜
8とされる。チタニウムアルコキシドの例とし
て、Ti(O・i−C3H7)4,Ti(O・n−C4H9)4,
Ti[OCH2CH(O2H5)O4H9]4等が挙げられる。 シリコーンアルコキシドの例としてCH3Si
(O・n−O4H9)3,CH3Si(O・i−C3H7)3など
が挙げられる。アルコキシドを形成する金属の原
子価が大きいことが望ましく、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属のアルコキシドでは耐水性が悪く
なり、一方鉄等の金属はアルコキシドとすること
は難しい。 チタンおよびけい素から選ばれる金属のアルコ
キシドは、他の金属アルコキシドを用いた場合に
比べ、合成樹脂との架橋が強固に行われ、強固な
三次元網目構造が形成されるため、耐溶剤性の優
れた塗膜が得られるものと考えられる。 本発明の組成物における金属アルコキシドの量
は、合成樹脂のヒドロキシル基1モルに対し、こ
の金属アルコキシドのアルコキシル基のモル当量
が0.1〜10、好ましくは0.5〜5.0となる量とされ
る。合成樹脂中のヒドロキシル基の含有量はヒド
ロキシル価(OH価)によつて示される。ヒドロ
キシル価(OH価)は有機物1gから得られるアセ
チル化物を加水分解して遊離する酢酸を中和する
に必要なKOHのmg数である。従つて、合成樹脂
のOH価を56108mg(KOHの分子量)で割れば、
合成樹脂1g中のOHのモル数が求められる。一
方、使用する金属アルコキシドは一般に構造が明
確であるのでアルコキシル基のモル当量は容易に
算出される。例えば、OH価60の合成樹脂1gは
60/56108=0.00107モルのOHを含むことになる。
硬化剤としてTi(OC4H9)4(分子量340)を使用す
ると、この1g中には4/340=0.0118モルのアル
コキシル基を含むことになる。従つて、合成樹脂
のヒドロキシル基1モルに対してアルコキシル基
のモル当量が0.1,0.5,5.0,10となるTi
(OC4H9)4の量は樹脂1gに対してそれぞれ
0.0907g,0.4535g,4.535g,9.07gである。 本発明の組成物において、有機溶媒中に5重量
%以上のアルコールが含まれていることが最も重
要な特徴の一つである。Ti,Si等の金属アルコ
キシドはOH基を有する重合体と室温で容易に反
応するが、溶媒中に低分子量のアルコールを5重
量%以上存在させると、保在中における金属アル
コキシドと重合体との反応に基づくゲル化が抑制
可能であることを見出した。しかも、塗装後、溶
媒としてのアルコールが蒸発すると、金属アルコ
キシドはOH基を有する重合体と反応し、常温で
強固な三次元網目構造を形成する。溶媒のアルコ
ール含有量は合成樹脂の溶解性を損なわない限り
多い方が好ましく、10重量%以上が望ましい。ま
た、アルコールの炭素数は1〜8が適当であり、
更に好ましくは1〜4である。アルコールと共に
併用される有機溶媒としては、エステル、ケト
ン、芳香族など、ほとんどすべての溶媒を、塗装
性などの点を考慮して、自由に選択することがで
きる。 次に実施例について述べる。 実施例 1 テトラフロロエチレンとイソブチルビニルエー
テルとヒドロキシブチルビニルエーテルとを50:
40:10のモル比で共重合させて、分子量4万、
OH価60のヒドロキシル基を有するふつ素樹脂を
得た。このふつ素樹脂50gとテトラブトキシチタ
ン10gをブタノール50gとキシレン50gよりなる有
機溶媒に溶解し、本発明による被覆組成物のクリ
アーワニスを調製した。この組成物を3ケ月にわ
たり室温に保持したが、増粘及びゲル化現象は全
く認められなかつた。 この組成物を厚さ0.8mmのアロジン処理済アル
ミ板に、アプリケーターにより塗布し、室温にて
3日間放置し、クリアー塗膜を形成した。 塗膜の特性を測定した結果は第1表の如く極め
て良好であつた。本測定法はJIS K5400に準拠し
た。
合物と多官能性含ふつ素化合物との共縮合によつ
てもヒドロキシル基を含むふつ素樹脂が得られ
る。 本発明の組成物は、ふつ素樹脂またはアクリル
樹脂を用いるため、耐溶剤性等に優れた塗膜を得
ることができるのである。 本発明の組成物には硬化剤として、チタンおよ
びケイ素から選ばれる金属のアルコキシドが含ま
れている。 これらの金属アルコキシドがポリマーのOH基
と架橋反応をすることは従来より知られており、
また、ジ−1−プロポキシ、ビス(アセチルアセ
トン)チタネート、ジ−n−ブトキシ・ビス(ト
リエタノールアミン)チタネート等のTiキレー
ト化合物ぎ塗料における架橋剤として従来より使
用されている。 これらの金属のアルコキシドは反応が速いが、
塗料組成物をゲル化し易いことが従来より知られ
ている。本発明の組成物においては、後に詳述す
るように、多量のアルコールを溶剤として用いる
ことにより、ゲル化の問題を解決している。 本発明の組成物における金属アルコキシドのア
ルコキシル基の炭素数は1〜12、好ましくは3〜
8とされる。チタニウムアルコキシドの例とし
て、Ti(O・i−C3H7)4,Ti(O・n−C4H9)4,
Ti[OCH2CH(O2H5)O4H9]4等が挙げられる。 シリコーンアルコキシドの例としてCH3Si
(O・n−O4H9)3,CH3Si(O・i−C3H7)3など
が挙げられる。アルコキシドを形成する金属の原
子価が大きいことが望ましく、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属のアルコキシドでは耐水性が悪く
なり、一方鉄等の金属はアルコキシドとすること
は難しい。 チタンおよびけい素から選ばれる金属のアルコ
キシドは、他の金属アルコキシドを用いた場合に
比べ、合成樹脂との架橋が強固に行われ、強固な
三次元網目構造が形成されるため、耐溶剤性の優
れた塗膜が得られるものと考えられる。 本発明の組成物における金属アルコキシドの量
は、合成樹脂のヒドロキシル基1モルに対し、こ
の金属アルコキシドのアルコキシル基のモル当量
が0.1〜10、好ましくは0.5〜5.0となる量とされ
る。合成樹脂中のヒドロキシル基の含有量はヒド
ロキシル価(OH価)によつて示される。ヒドロ
キシル価(OH価)は有機物1gから得られるアセ
チル化物を加水分解して遊離する酢酸を中和する
に必要なKOHのmg数である。従つて、合成樹脂
のOH価を56108mg(KOHの分子量)で割れば、
合成樹脂1g中のOHのモル数が求められる。一
方、使用する金属アルコキシドは一般に構造が明
確であるのでアルコキシル基のモル当量は容易に
算出される。例えば、OH価60の合成樹脂1gは
60/56108=0.00107モルのOHを含むことになる。
硬化剤としてTi(OC4H9)4(分子量340)を使用す
ると、この1g中には4/340=0.0118モルのアル
コキシル基を含むことになる。従つて、合成樹脂
のヒドロキシル基1モルに対してアルコキシル基
のモル当量が0.1,0.5,5.0,10となるTi
(OC4H9)4の量は樹脂1gに対してそれぞれ
0.0907g,0.4535g,4.535g,9.07gである。 本発明の組成物において、有機溶媒中に5重量
%以上のアルコールが含まれていることが最も重
要な特徴の一つである。Ti,Si等の金属アルコ
キシドはOH基を有する重合体と室温で容易に反
応するが、溶媒中に低分子量のアルコールを5重
量%以上存在させると、保在中における金属アル
コキシドと重合体との反応に基づくゲル化が抑制
可能であることを見出した。しかも、塗装後、溶
媒としてのアルコールが蒸発すると、金属アルコ
キシドはOH基を有する重合体と反応し、常温で
強固な三次元網目構造を形成する。溶媒のアルコ
ール含有量は合成樹脂の溶解性を損なわない限り
多い方が好ましく、10重量%以上が望ましい。ま
た、アルコールの炭素数は1〜8が適当であり、
更に好ましくは1〜4である。アルコールと共に
併用される有機溶媒としては、エステル、ケト
ン、芳香族など、ほとんどすべての溶媒を、塗装
性などの点を考慮して、自由に選択することがで
きる。 次に実施例について述べる。 実施例 1 テトラフロロエチレンとイソブチルビニルエー
テルとヒドロキシブチルビニルエーテルとを50:
40:10のモル比で共重合させて、分子量4万、
OH価60のヒドロキシル基を有するふつ素樹脂を
得た。このふつ素樹脂50gとテトラブトキシチタ
ン10gをブタノール50gとキシレン50gよりなる有
機溶媒に溶解し、本発明による被覆組成物のクリ
アーワニスを調製した。この組成物を3ケ月にわ
たり室温に保持したが、増粘及びゲル化現象は全
く認められなかつた。 この組成物を厚さ0.8mmのアロジン処理済アル
ミ板に、アプリケーターにより塗布し、室温にて
3日間放置し、クリアー塗膜を形成した。 塗膜の特性を測定した結果は第1表の如く極め
て良好であつた。本測定法はJIS K5400に準拠し
た。
【表】
【表】
実施例 2
アクリル樹脂(アクリルポリオール、商品名オレ
スターQ−161−45三井東圧KK製)(OH価70)
100g キシレン 100g n−ブタノール 100g テトライソプロポキシチタン 25g 以上の原料によりクリアーワニスを調製した。
このワニスも3ケ月放置しても増粘、ゲル化等の
変化はなかつた。このワニスをガラス板上にアプ
リケーターにて塗布し、室温にて3日間放置後、
塗膜物性を測定したところ、鉛筆硬度はHB、キ
シロールラブテストは200回合格であつた。 実施例3,4 比較例1,2 実施例1において使用したふつ素樹脂及び有機
溶媒を実施例1におけると同量使用し、硬化剤の
みを次の如く代えてクリアーワニスを調製した。 実施例3 メチルトリメトキシシラン 10g 実施例4 テトラブトキシチタン 15g 比較例1 テトラブトキシジルコニウム 25g 比較例2 イソプロポキシアルミニウム 10g 各クリアーワニス共3ケ月にわたり増粘、ゲル
化等の変化はなかつた。アルミ板及びガラス板に
塗装し、塗膜の物性値を測定した結果は第2表の
如くであつた。
スターQ−161−45三井東圧KK製)(OH価70)
100g キシレン 100g n−ブタノール 100g テトライソプロポキシチタン 25g 以上の原料によりクリアーワニスを調製した。
このワニスも3ケ月放置しても増粘、ゲル化等の
変化はなかつた。このワニスをガラス板上にアプ
リケーターにて塗布し、室温にて3日間放置後、
塗膜物性を測定したところ、鉛筆硬度はHB、キ
シロールラブテストは200回合格であつた。 実施例3,4 比較例1,2 実施例1において使用したふつ素樹脂及び有機
溶媒を実施例1におけると同量使用し、硬化剤の
みを次の如く代えてクリアーワニスを調製した。 実施例3 メチルトリメトキシシラン 10g 実施例4 テトラブトキシチタン 15g 比較例1 テトラブトキシジルコニウム 25g 比較例2 イソプロポキシアルミニウム 10g 各クリアーワニス共3ケ月にわたり増粘、ゲル
化等の変化はなかつた。アルミ板及びガラス板に
塗装し、塗膜の物性値を測定した結果は第2表の
如くであつた。
【表】
【表】
比較例 3
アルキツド樹脂(商品名バーノツクD−120−50)
(OH価60) 100g キシレン 100g メタノール 100g テトラ(2エチルヘキシルオキシチタン) 30g 以上の原料によりクリアーワニスを調製した。
保存中変化がないことは実施例1〜4と同じ。こ
のワニスをガラス板上にアプリケータにて塗布
し、室温で5日放置し、得られた透明な塗膜の物
性を測定したところ、鉛筆硬度HB、キシロール
ラブテスト50回合格であつた。 比較例 4 実施例1における溶媒にブタノールを含ましめ
ず、キシレンのみ(100g)としてクリアーワニ
スを調製したところ、10数分で粘度上昇し、ゲル
化を起し、塗料として使用できなくなつた。 比較例 5 実施例1においてテトラブトキシチタンを使用
せずに、ふつ素樹脂、ブタノール、キシレンのみ
でワニスを調製して塗布した場合は、キシロール
ラブテスト10回以下、鉛筆硬度2B以下の未硬化
塗膜しか得られなかつた。 [発明の効果] 以上の如く、本発明の被覆組成物は、増粘、ゲ
ル化等の変化を起すことなく長期間保存可能であ
り、塗装に際しては、新たに添加剤を加えること
なく、常温で保持したまま、乾燥させることによ
り、金属アルコキシドとOH基を有する重合体の
反応がはじまり、強固な三次元の網目構造を形成
することができるので、塗装作業も簡単に行うこ
とができ、優れた特性の塗膜とすることができ
る。よつて、本発明による被覆組成物は産業上の
利用価値が極めて大である。
(OH価60) 100g キシレン 100g メタノール 100g テトラ(2エチルヘキシルオキシチタン) 30g 以上の原料によりクリアーワニスを調製した。
保存中変化がないことは実施例1〜4と同じ。こ
のワニスをガラス板上にアプリケータにて塗布
し、室温で5日放置し、得られた透明な塗膜の物
性を測定したところ、鉛筆硬度HB、キシロール
ラブテスト50回合格であつた。 比較例 4 実施例1における溶媒にブタノールを含ましめ
ず、キシレンのみ(100g)としてクリアーワニ
スを調製したところ、10数分で粘度上昇し、ゲル
化を起し、塗料として使用できなくなつた。 比較例 5 実施例1においてテトラブトキシチタンを使用
せずに、ふつ素樹脂、ブタノール、キシレンのみ
でワニスを調製して塗布した場合は、キシロール
ラブテスト10回以下、鉛筆硬度2B以下の未硬化
塗膜しか得られなかつた。 [発明の効果] 以上の如く、本発明の被覆組成物は、増粘、ゲ
ル化等の変化を起すことなく長期間保存可能であ
り、塗装に際しては、新たに添加剤を加えること
なく、常温で保持したまま、乾燥させることによ
り、金属アルコキシドとOH基を有する重合体の
反応がはじまり、強固な三次元の網目構造を形成
することができるので、塗装作業も簡単に行うこ
とができ、優れた特性の塗膜とすることができ
る。よつて、本発明による被覆組成物は産業上の
利用価値が極めて大である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂、硬化剤及び有機溶媒を含有する被
覆組成物において、該合成樹脂がヒドロキシル基
を有するふつ素樹脂あるいはヒドロキシル基を有
するアクリル樹脂で、硬化剤がチタンおよびけい
素から選ばれる金属のアルコキシドであり、該有
機溶媒が5重量%以上のアルコールを含有し、金
属アルコキシドの量が、合成樹脂のヒドロキシル
基1モルに対し、該金属アルコキシドのアルコキ
シル基のモル当量が0.1〜10となる量であること
を特徴とする被覆組成物。 2 前記金属アルコキシドのアルコキシル基の炭
素数が1〜12、好ましくは3〜8である特許請求
の範囲第1項の被覆組成物。 3 前記有機溶媒のアルコール含有量が10重量%
以上である特許請求の範囲第1項の被覆組成物。 4 前記アルコールが炭素数1〜8アルコールで
ある特許請求の範囲第1項又は第4項の被覆組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23494883A JPS60127373A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 被覆組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23494883A JPS60127373A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 被覆組成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3277735A Division JPH0692555B2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 被覆組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60127373A JPS60127373A (ja) | 1985-07-08 |
| JPH0257832B2 true JPH0257832B2 (ja) | 1990-12-06 |
Family
ID=16978765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23494883A Granted JPS60127373A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 被覆組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60127373A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5009688A (en) * | 1988-09-28 | 1991-04-23 | Asahi Glass Company, Ltd. | Process for producing porous glass |
| JP3395048B2 (ja) * | 1994-06-24 | 2003-04-07 | オキツモ株式会社 | 金属表面への密着性にすぐれた非粘着性耐熱性被覆組成物 |
| JP2945949B2 (ja) * | 1994-06-28 | 1999-09-06 | 工業技術院長 | 常温硬化可能な塗布用ゾル組成物とそれを用いた含フッ素共重合体・シリカガラスハイブリッド体の製法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5147726B2 (ja) * | 1974-01-29 | 1976-12-16 | ||
| JPS5359726A (en) * | 1977-08-05 | 1978-05-29 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | Coating compsitions |
| JPS5825370A (ja) * | 1981-08-10 | 1983-02-15 | Dainichi Seika Kogyo Kk | ラベル用金属蒸着紙用アンダ−コ−ト剤 |
-
1983
- 1983-12-15 JP JP23494883A patent/JPS60127373A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60127373A (ja) | 1985-07-08 |
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